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仕事帰り電車の中で
一心不乱に、携帯画面を見つめている人
夢中で、メールを打っている人
きっと、、、、恋をしているんだろうな
ずっと、ずっとその昔、、、
携帯電話がない頃は
夕方の駅前の公衆電話には、長蛇の列が出来ていた
愛する人の声を、早く聞きたくて
10円玉を握りしめ、もどかしそうにダイヤルする人達がいた
今はとっても便利になって、、、
いつでもどこでも、携帯で話しが出来る
電話が出来ない時は、メールで連絡すればいい
だから、常に相手とつながっていられるような気がするのだけど・・・
でも、いつの時代も恋すると不安になるのは同じだね
少しでも電話が来ないと、何かあったのかな?
しつこく電話すると、嫌われるかな?
勝手に自問自答をくりかえし、、、
ますます、不安になってしまう
やっと電話がかかってくると、嬉しいはずなのに
「今頃、電話くれるなんてどうしていたの?」
なんて、詰問口調になる
「ごめん!公衆電話が見つからなくてさ~~」
なんて、のんびりした様子に拍子抜けする
そんな、時代がなつかしい
「あまりメールを送るので、うざいと思われるのではないかと・・・」
「ふと、時々心配になるのです」
「すぐに、返信するので、よほどヒマな人間なのでは?」
「仕事をサボってメールばかりしているのでは?」
「そう思われてしまうのではないかと・・・」
「小心者の僕は、不安になるんです。」
「あなたは笑うかも知れないけれど・・・」
夕暮れの街角で、携帯を握りしめ
みんな、誰かを待っている
携帯の画面を見つめている
あなたの携帯には、きっとたくさんの想いが
毎日、毎日、刻まれてゆくのだろう
小さな不安、喜び、ため息と共に・・・