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石川啄木の、「働けど、働けど、、、、、じっと手を見る」
ではないけれど、時々私も何となく、手を見ることがある。
啄木のような気持ちではなく、単に自分の手相を確認する為だけど・・・
啄木も感傷的ではなく、「俺の金運は悪いのかな?」って思いながら見ていたのかな?^^
占い好きな私なので、色々な占いを遊び半分でやってみたが、、、
ある占いの専門家の女性の言葉が耳に残っている。
「やはり一番わかるのは、人相だわね。」
「それと、手相。これで大体のことはわかるわよ。」
「手相は日々変わるから、悪いことを言われても落ち込んじゃだめよ」
「大きな線は変わらなくても、その人の生き方で変化するからね。」
「時々、チエックしてみるといいわよ~」
で、私も実行しているというのか、単に暇なのか?(^^;
時々、じっと手を見る、観ている。
確かに、大きな変化のあった時期は生命線にはっきり刻まれている。
私の生命線はそれほど長くない。
おまけに途中で切れている(><;
だから、10代の頃、占いに興味を持ち始めた頃から、「私は20代で死ぬのかな?」
と何となく思っていた。
切れた先にも生命線は繋がっているので、「九死に一生で生きながらえるかも?」
と、かすかな希望も持っていたのだが・・・(^^;
そして、今になってわかるのは、あの途切れた生命線の時期は20歳前後だから・・・
ちょうど日本を離れていた頃ではないかと。
切れた先に繋がる線まで、少し空白部分があるのだ。
異国での7年間、決して短い年月ではなかったと思う。
あの空白は7年の歳月なのだろうか?
それから繋がる生命線。
そして、また、もう一度途切れている箇所がある。
今ならわかる。
あっ、そうだった、あの頃だと・・・
そして、その後、私はNYに行った。
わずか1週間の滞在だったが、かつてのルームメイトの友人にも逢えた。
これから先、もう一度元気に生きていく為に、私は確認したかったのだ。
私はあの頃と変わってはいないと・・・
久しぶりに友人に逢えた夜、私は今までの事を話して泣いた。
友人は黙って聞いていた。
そして、言った。
「○○ちゃん、全然変わってないよ。」
人は年月と共に変わるのは自然なことだけれど、、、
私は何だか、すっかり元気を無くしていた。
この先も生きていけるのだろうか?
不安が心から離れずにいた。
1週間は貴重な時間だった。
私にとっての大人の出発地点、ニューヨーク。
何十年ぶりかで訪れたこの地で、私は「大丈夫!」だと思った。
あの9,11のテロ、悲惨な事件を経験したNYの街は少し疲れているように見えた。
やっと、あの日の事を泣かずに話せるようになったと、、、知人が言った。
世の中には信じられない事が起きる。
衝撃から立ち直れない人々の話しをたくさん聞いた。
私は今、ここに来て良かったと感じた。
そして、自分が帰る場所は家族の待つ、日本なのだと。。。
確かに、手相は変わる。
そして、、、語る。。。