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『記者ハンドブック』から『記者半端ブック』などという申し訳ない言葉が飛び出てしまいました。いえいえ、半端なんて、そんなこと考えておりません。ただ、テープ起こしの表記辞書として使う場合は、「足りない」と感じることはあります。でも、記者ハンは記事を書くための辞書で、テープ起こし用の辞書ではありません。漢和辞書の用例が少なくて、国語辞書として使うには半端だと言っているようなもので、違う用途に使っておいて半端だと言うのは辞書に失礼というものです。いったいどんなふうに半端かといいますと、二つの理由があると思います。■ どっちやねん「書き分けに迷う場合は平仮名書き」とか、「文脈によっては平仮名書きを活用」など、どっちでもいいというものが結構あります。記者ハンその他報道関係の用字辞書は、文字媒体での報道を理解してもらうことを第一の目的としています。そのため用字に関しては、読みやすいほう、誤解のないほう、わかりやすいほうを選べという揺れが許されているのです。一冊の辞書としてのボリュームはありますが、完全な表記の統一を図るには、揺れが多すぎます。■ 欲しい言葉が見つからない例えばこんな言葉。 うんじゅうまんえん(ウン十万円) ににんがし(二二が四) ごろっぴゃくからせん(五、六百から千)数字ばかりですみませんが、こういう書き言葉にはあまり出てこない言葉が、話し言葉にはごっそりあります。これらは新聞に載るとき、この表現を残す特別な理由がなければ、「数十万円」「九九の二の段」「1000弱」などに書き換えられます。こういう話し言葉独特の表記が、記者ハンには当然載っていません。----かくもテープ起こしには半端な『記者ハンドブック』が、なぜ用字辞書として広く使われているんでしょうか。使われるからこそ文句も言われるわけです。報道用の用字辞書は各新聞社から出ているものなど幾つかありますが、なぜその中で記者ハン?テープ起こしを発注するクライアントさんで、「記者ハンの用字で」と指定する方がいったいどれほどいるんでしょう。テープ起こしを発注する仲介業者で、「記者ハンの用字で」と指定する業者がいったいどれほどいるんでしょう。実は私はここのところをほとんど知りません。聞いたことがない。私の直接取引のある企業など限られていますから、業界全体の動向はほとんどつかめていません。わかっているのは、テープ起こし個人事務所から下請けに出される場合は、記者ハン表記が圧倒的に多いということです。----表記辞書と表記の統一についてはもう少し書きたいですが、日を改めて……。
2005年05月31日
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お仕事関係のMLで、「あれが欲しい~」という雑談を書きました。仕事関連のものじゃないの。期間限定の地方のおみやげなんだけど、なんと買ってきてくださると申し出てくれる人がいたのよ。どうしても欲しいってほどじゃなかったので、リサーチもしていなかったものだから、そこから慌ててネットで調べてみたら、東京にも支店があるじゃない。買おうと思えば自分で買えるんだ。でも、仕事でお付き合いしている友人に、仕事以外のお遣いをお願いするってのがなんだかうれしくて、ちょっとおかしくて、ご厚意に甘えることにしました。着払いの宅配便で品物が届き、代金は銀行振り込み。ここのところだけ仕事モード。在宅ワーカーはこういうやり方で仕事をすることが多いです。宅配便に幸せもいっぱい入っていました。
2005年05月30日
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少し低音で張りのある声なんだけど、ちょっとモワッと聞こえる。これは会場の反響のせいだな。聞こえないことはないけれど、ちょっとイライラする。試しにイコライザーソフト経由で聞いてみた。1kHzあたりをプラスにして、低音と高音をマイナスにすると、声が平板になる。でも、今回はそこそこ浮かび上がってくれた。イコライザーソフトを通して、聞こえない声が劇的に聴き取れるようになった経験はない。例えば、咳は人の声の高さだから、もちろん話し手と同程度の周波数なので、咳をカットすると話し手の声もカットされる。イコライザーソフトを通そうと通すまいと、咳の向こうで話している声は文脈と抑揚で推理するしかないのだ。だけど、こういうモワモワッとした声は、何となく浮かび上がってくることもある。イコライザーを通すのは、よりよい原稿をつくるためというよりイライラ感を減らすのが目的かな。
2005年05月27日
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あまりに眠いので、「あとは明日♪」と5時半に目覚ましをセットして寝た。起きたら(正確には子供に起こされたら)、7時半だった。ぐうぇぇぇぇぇぇ。 偉いぞ、よく起きた、息子。学校はまだ余裕で間に合う。何で私の目覚ましは鳴らないの? それより、印刷して原稿チェックして納品するまで何分かかるかな。どうしよう、ブローする時間ないから、髪型は? 何着よう。いざとなったら、お稽古は遅れていけばいいけど、遅れたくないけど、何着ていこうかな。と、ここまで頭の中を駆け巡るのに5秒。そして、次の瞬間、あ~あ、よく寝た(^O^)いついかなるときも、寝坊してしまったらとりあえず、「いやー、2時間も余計に寝られた。うーん、すっきり」と思ってしまう。悔やんだって時間は戻ってこない。どうしてだか理由はわからないんだけど、寝坊に対しての開き直りは異様にある。っていうかさ、たくさん寝るのって気持ちいいよね。← 威張ってどうする!結局、原稿チェックして9時には納品して、お稽古も遅れないで出掛けられたし。ほーら、何とかなるんだよね。(諦めたのはブローと洗濯)----宅配便を開けたら、フロッピーみたいなもんが出てきた。「んっ、フロッピー? げっ、MOじゃん。640~!」別に驚くことはないんだけど、あまりに久しぶりだったんでちょっと動揺した。最近とんとMOは使いませんね。でも、無事に動きました。よかった。
2005年05月26日
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ネットを文章を公開していると恥もかくわけですが、そういうことにいちいち落ち込んだりはしなくなりました。「自分はこんな不格好じゃないのに」と思うから落ち込むわけで、間違いもするし、勘違いもするし、浅学を披露することもあるし、見境のない行動もします。ネットではモザイクなしに映し出されるので、身の丈がわかってきたというか、わかってしまったというか。それに、少し格好悪いあたりにポジションを置いたほうが楽みたいです。そういう力の抜き方もわかってきました。昨日は、世界のどこかにあるテープ起こし虎の穴のことなど考えていました。落ちたら這い上がれない恐怖の訓練道場。そこから這い上がってくる者は、めらめらと燃える目をしているか、影のある憂い顔をしている。そうか、影の組織も必要だな。テープ起こしの裏の組織。何のため? 何の得があるんだ!虎の穴式テープ起こし訓練装置も当然あります。通販で売ったら売れるかな。大リーグボール養成ギプスみたいなやつとか。って、あるじゃん。「巨人の星 タイピング養成ギプス」いまいち発想が貧困だな。具体的イメージが湧かないのは、『タイガーマスク』をよく知らないからか。ああ、そこからスタートか。----「ヂ」を使う例として、このはづくさんと日本ぺんぎんさんが、「ビルヂング」を挙げてくださいました。私の場合、ビルヂングと聞いて思い出すのは丸ビルです。旧丸ビルの入り口には「丸の内ビルヂング」という真鍮のプレートが張ってあって、古き良き時代の香りを漂わせていました。2002年に建て直したあと、この「ヂ」はどういう扱いになったのかと思って調べてみましたら、所有者の三菱地所やニュースサイトでは「新丸の内ビルディング」という表記になっていました。当の丸ビルサイトは、buildingと英語表記で、あとは「丸ビル」オンリーでした。いろいろ調べていると、お隣に新丸ビルというのがあるんですが、これが新丸の内ビルヂングなんです。あえてカギ括弧で書くと、新「丸の内ビルディング」と「新丸の内ビルヂング」です。ややこしい。新丸ビルも取り壊し・改築予定です。これを建て直したら、「新丸の内ビルディング」というビル名にするんでしょうか。
2005年05月25日
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昨日は、いえいえ、昨日"も"校正漏れがありました。「記者ハンバブック」「記者~」というひとまとまりで見てしまうと、この手のミスを見落とします。文章や単語単位ではなく、文字単位で探すというのは校正の基本ですが、相変わらずやっちゃいますねえ。とほほ、お恥ずかしいです。本文のほうはコソッと直しておきましたし、あとは日本ぺんぎんさんのコメントを削除してしまえば、証拠隠滅できるぞ~。← ああ、悪魔がささやいてる。私は自分の校正能力をあまり信用していません。そこを認めて、なおミスのない原稿に近づけるにはどうしたらいいかを考えます。基本は、もともとのタイプミスを少なくすること。録音が悪かったり、話し手が乱れたしゃべり方をしている場合、紙校正をしていると紙が真っ赤っかになってしまいます。その真っ赤っかの紙で完璧な校正はまずできない。だいたい打ち直してから再度印刷して確認しないと、細かいところを見落としてしまいがちです。だから、真っ赤っかになりそうな原稿なら、私は最初は紙校正をしないで画面校正にしてしまいますが、それはさておき、ある程度間違いが少ない状態にもってこないと、見つかるものも見つからないということです。それにはまず、最初のタイプミスを減らすことです。タイプミスを減らす一つの手段として、単語登録を活用するというのがあります。「記者ハンドブック」という言葉はこれからも使う言葉ですから、いい機会なのでここで登録してしまいます。何にしようかな。 キハ 記者ハン/『記者ハンドブック』の二つを登録しておきましょうか。『』も付けて登録するのがミソかな。これで、もう「記者ハンドブック」という単語でタイプミスをする確率がぐんと減りました。明日は、コメントでこのはづくさんと日本ぺんぎんさんに挙げていただいた「ビルヂング」について書く予定です。
2005年05月24日
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みんなが知っている、ものすごく平易な言葉でも、一度も仕事で縁のない言葉はたくさんあります。最近出会ったのは dodge ball。これを「ドッヂボール」と書きたくなりました。 de なら ジ dge なら ヂのほうが英語の発音の近いと思いません? 『記者ハンドブック』では「ドッジボール」ですし、日本ドッジボール協会さんが「ジ」採用なので、「ドッジボール」に決定。英語でdgeがつく言葉を少し集めてみました。バッジ ブリッジ ケンブリッジ ジャッジ カートリッジ ロッジどれもこれも、「ヂ」と書かれているものも見掛けますが、どちらかというと「ジ」のほうが一般的です。あれれ~、dgeなら「ヂ」というイメージは改めたほうがいいみたいだな。原語に近い発音にしたほうが格好いいという感覚はあります。「デザイン」よりも「ディザイン」と言ったほうがインテリっぽい。← どうかな? 気障ったらしいと思われるかも。音はいいんですよ、真似できますから。でも、文字にするときは片仮名では表現しきれないので、結局半端になりますよね。英語を片仮名で表記しているんじゃなくて、輸入語として片仮名で書いているんだから、元の発音をあまり意識しなくてもいいのかもしれません。でも実は、話し手は「ドッチボール」と発音していました。← 私もそう言います。これは間違い。聞こえたとおりなんかには起こしていないという一例です。ぷぷぷ
2005年05月23日
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昨日はお見苦しいものをお見せしまして、誠に相済みません。さっさと更新します。土日は仕事が入りました。土日は休むのが今年の目標なんですけど、土日の仕事を断るとガクンと受注量が減ってしまいます。もう既にそういうサイクルになっているんです。平日に踊りのお稽古が入っているので、これを優先すると土日に仕事が入るというのもあります、主婦層が多いテープ起こしは、土日を休日にされている方も多いんでしょう。私はその分、平日休んでいるんですけどね。テープ起こしのメルマガやブログを書いていますが、「テープ起こしが大好き」「テープ起こしは天職」「テープ起こしが生活の中心」という感覚が薄いです。あまり仕事にそういう感情を持ちたくないと思っています。踊りの話をしているほうがずっと楽しそうに見えると思いますが、そのとおりなんです。フリーランスは時間の管理をしなければなりませんが、それは何を優先するか決めることでもあります。「子供の様子がおかしいから、ちょっと仕事を減らす」「仕事が忙しいから、掃除は後回し」「大切なお客さんだから、無理やりもう一つ仕事を詰め込んだ」「趣味の時間は仕事より優先させる」「寝る時間はずれ込んでも構わない」「飲み会は断らない」仕事より優先するものが幾つかあるというのは、ちょっと幸せなことだと思っています。
2005年05月21日
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すっ、すみません。29日の写真ができたのでアップします。静止画像で見ると、首の位置とか腕の位置とか腹の位置とか気になります。しかも、お友達が撮ってくれた写真をデジカメで接写したら、わが家の壁まで写ってしまいました。決して怪奇現象ではありません。来年はちゃんとアイテムにデジカメで撮ってもらいます。
2005年05月20日
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以前勤めていた会社の友人とランチをしてきました。よく考えたら、向こうは昼間いる場所は決まっているんだし、私が「12時ごろ行くから、一緒にごはん食べよー」って誘えば、いつでも会えるんですよね。今回はビルの中に入って職場に挨拶する時間はなかったんだけど、「あれー、久しぶり。元気だった?」と言ってくれそうな人が確実にいる場所があるというのは、なんとなくホッとします。当時、その友人たちとは、「子供が急に熱を出したときは、夫とどちらが保育園に迎えに行くか」「子供の送り迎え用に、電動自転車は"買い"か?」「乾燥機は必需品」なんて話をしていましたが、今日は、「サッカークラブの送迎で土日がつぶれる」「進路がまだ決まっていない」とかで、当たり前だけど、子供の年齢も一緒に上がってるんだなあ。まあ、こんな話をテープ起こしのブログに書いてもしようがないので、今日配った名刺のことでも書きます。この前、QRコード付きの名刺を作りました。入れる情報は、名前・電話番号・メールアドレス・住所・URL等々。作り方は簡単。ここにソフトがあります。バーコード読取機能 「QRファクトリー」ダウンロードこれでQRコードの画像ファイルを作成できるので、名刺には簡単にレイアウトできます。友人3人ともカメラ付き携帯を持っていて、ピロン♪と読み込んでくれました。あれ、ちょっと楽しいんだよね。最近、雑誌や新聞でQRコードをだいぶ見掛けるようになりました。でも、まだ名刺についている人は少ないかな。営業ツールに、お友達との話題作りにいかがですか。
2005年05月17日
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今日、コメント欄に、 現在の限界を認めることと未来の限界をどう設定するかは別問題です。と書いたんですけど、何かをするときに、自分にはどの程度時間が与えられているかということから逆算して動くタイプです。1万円の仕事と3万円の仕事でも、仕上がり具合はあまり変わりません。そりゃあ、気持ちの上ではだいぶ違いますよ。これで完成!という段階で、1万円の仕事だから、このぐらいの出来でいいやと手を抜くわけではありませんが、3万円の仕事なら「もっかい見直しとこ」と思う。思うけれど、それで3倍の差が出るわけではありません。そんな器用じゃない。仕上がりの差が顕著に出るのは報酬の差ではなく、納期の長さです。どう考えても1週間はかかるという仕事を2日でやってくれと言う人は、たぶん"2日"という納期が大事な人です。「納期が長かろうが短ろうが、いつも一定ラインの納品をしています」 そうであれば結構ですが、納期が短いとどうしても仕上がりは粗くなりがちです。料金上乗せ派 納期に関係なく、いつもどおりの出来で納品します。 その代わり特急料金を上乗せします。料金値下げ派 特急で作業すると仕上がりが粗くなります。 その分値引きします。通常料金派 こちらも無理なところを2日で仕上げたんですから、 仕上がりが多少粗くなっても通常料金をいただきます。さてさて、どれがよいでしょうか。これ以外で、最もあり得る応対パターンはタイトル参照のこと。
2005年05月16日
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久しぶりに会議録。総じて私は会議録が好き。会議をするからには、何か目的がありますね。意見を聞く程度のグループディスカッションに近いものもあるし、白黒はっきりさせるものもある。そのどちらにしても、会議の主催者が目的意識を強く持って牽引していく会議は、聞いていて安心感があります。多分会議の主催者の視点で聞いているから面白いんだと思います。会議録が好きなんではなく、会議そのものが面白いんでしょうね。私に会議の主催者としての視点があるのは、会社員時代に議事録を作っていたことがあるからだと思います。テープ起こしとはちょっと関係なんですけれど、そのころの話をしましょう。当時の議事録は全文起こしではなく、要約です。メモ起こしですね。議事録を作るのは、会議の主催者側の小僧の仕事。初めて作ったときは、会議の内容についていけなかったこともあり提出が数日後になって、「今ごろ出してくるな」と嫌味を言われました。(しかも真っ赤に直された。こんなに真っ赤にするなら全部自分で書けと思ったな。直されたとおりに修正していくと、また赤が入って、前の表現に戻ったりした。クソ)社内の会議がほとんどでしたが、会議は、"誰が" "いつ" "何を" "どうやって"ということを明確にするために開くので、誰かの有利になって、誰かの不利になるようなことをあります。例えば「そのような場合は、うちのほうで対処する方向でさせていただいても構いませんが」などと言ったら、心では(よっしゃ、もらった)と思い、そのような場合 → 1日に100件の問い合わせがあった場合うちのほうで → A部で対処する → 社員を派遣しさせていただいても構いません → 責任をもって後始末すると読み取り、議事録では「1日に100件の問い合わせがあった場合は、A部の社員を派遣し、トラブル対応の責任を持つ」などと書いてしまう。この議事録は参加者(参加者の上部の責任を持つ人)に回覧され、サインされて初めて正式な議事録になります。録音はしていません。だから、言った言わない、決まった決まらないという最終確認は議事録で行われます。全文起こしである議会議事録の署名は、ある意味気軽にできる部分がありますが、要約された議事録はそうはいかない。要約は意訳に近いこともあるからです。すんなりサインされず、「いやいや、200件の問い合わせという話だったでしょう。あと、派遣できる社員は1名に限定して、期間は1週間が限度だというのが抜けていますね」などと修正をかけてくる。……議事録回覧段階でこんなに見解が違っていたら、会議自体の失敗ですけどね(笑)。会議主催者は最初からストーリーを持っています。そこに流れるように会議を仕切る。なんの目算もない会議は、時間切れで何も決まらず終わることもあります。参加者側にだって、それぞれ目算があります。そこのせめぎ合いが建設的だとよい会議。議事録だってスラスラ書けちゃう。テープ起こしで一語一語を拾っていると、参加者それぞれの思惑がうねりになっていくのが見えます。会議の直接の関係者ではありませんから、見えているうねりはすごく小さいんですけれど。なぜ彼はそこでそんな発言をするのか。なぜその発言はこちらの彼に制止されたのか。そういうのがもっと見えたら、もっと面白いのに。面白いか面白くないかということは、理解しているかしていないかにつながるから、原稿に反映されます。特に要約まで行う場合は、違いがはっきり出てくるでしょうね。小僧時代に議事録を真っ赤に直されたのは、ストーリーを理解せずに要約していたからです。会議の主催者が欲しいと思う会議録を作りたいです。
2005年05月11日
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テープ起こし者と○○○○と△△△、誰が一番チンピラか?なんて阿呆なことを書きました。オフ会なんて阿呆な話ばかりです。本気でチンピラという言葉を使っているわけではありませんし、チンピラという少し過激な言葉を使っておふざけをしているだけですが、世の中額面どおりに受け取る方もいらっしゃいますので、ちょっと補足説明など。最初、○○○○と△△△のところはちゃんと職業が書いてありました。しゃれのつもりですからうっかりネットに流しちゃったわけですが、アップして1時間程度で、「いや、冗談でもよそ様のことをチンピラ扱いはまずいか」と気が付き、○○○○と△△△に直しました。こういうメディア・リテラシーは気を付けているつもりですが、自分の周辺のことについては甘くなりがちですね。つくづく個人の情報発信の怖さを感じます。フリーランスとかSOHOとか格好いい名前が出てきて、実態が見えにくくなることもありますが、9時-5時でスーツを着て毎日出勤する人のほうが堅気な感じはします。組織の中に入っているわけですしね。報酬制の仕事は水商売だし、1000万稼いでも、2000万稼いでも、同じ年収のサラリーマンよりなんとなーくやくざな感じです。単にイメージの問題ですけどね。で、実際にテープ起こしはどうかっていうと、これが地味で忍耐力が必要な仕事なんですよ。だから面倒くさがって外注に出されるわけ。「テープ起こしは高いから外注には出せないけど、金額的な折り合いがつけば外に出したい」という潜在的な需要はたくさんあると思うなあ。そういう仕事を生業にしているテープ起こし者の方々は、実はすごく真面目な人が多いんですよ。だから、全然チンピラじゃないって話です。
2005年05月06日
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ぐちゃぐちゃなしゃべりを直しています。大学の先生。先生は最終的にはこの原稿を読まれるんだろうな。私は直接その感想を聞くことはないのだけれど。もし聴取不能部分が多い、穴ぼこだらけの原稿だったら、「録音が悪かったのかな」「マイクを通していなかったからかな」「しゃべり方がはっきりしていなかったからかな」と、チラとでも思ってくださるでしょうか。それとも、「なんだ、プロでも結構聞こえないんだな」と思うでしょうか。もし聞き間違いの多い原稿だったら、「こういう専門用語はさすがにわからないんだろうな」と思ってくださるでしょうか。それとも、「素人に任せると原稿の修正は悲惨だな」と思うでしょうか。そういう部分がクリアされていたとしたら、一番気になるのは文章そのものの出来だと思います。きっと100人が100人、「自分はこんなしゃべり方をしただろうか」と思うのではないかと思います。いわゆる素起こしだとしても、そう感じるだろうところが話し言葉の不思議なところですが、「こんなふうに自分はしゃべっていないはずだ」という違和感が真っ先に来ると思います。「こんな意味のことを発言したのはたしかなんだけれど……」できるだけ話し手の気持ちに寄り添えればよいと思います。話し手があとで原稿を読んで、できるだけ違和感を感じないような原稿を作れればいい。その前に、話し手のために原稿を作るのか、その原稿を必要とする人のために原稿を作るかというのも大きな問題ですけれど。「この人の気持ちにはどうしても寄り添えない」というタイプの起こしはつらい。思想の方向が全く違う場合もあるし、話し手の意識があまりに混沌としている場合もある。寄り添えるほど量的にしゃべっていらっしゃらない場合が一番多いでしょうか。----昨日は仕事仲間とのオフ会。29日にも若干名と夕食を食べましたが、またプラッと出掛けてきました。無断欠席ならぬ無断出席。今回の話題は「テープ起こし者と○○○○と△△△、誰が一番チンピラか?」ネットでは絶対流れない話題(笑)。
2005年05月03日
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無事にフラメンコの発表会が終わりました。今年は仕事仲間の方が見にきてくださいました。なんかもー、ありがとうというより、すみませーんという感じです。数えてみたらフラメンコ歴はもう4年になるんですね。会社員を辞めて、テープ起こしでフリーランスになって、半年たってスタートしました。テープ起こし歴とフラメンコ歴はほとんど一緒なんです。だいたいフリーランスを目指した理由の中に、「仕事以外のことをする時間が欲しい」というのがあったので、半年たって、「なんとかこの仕事でいけそう?」という検討がついたら、即教室探しを始めました。会社員時代は、給料も仕事の質も責任も男性並みにありました。そこからドロップアウトしてしまったというスタートラインは、私の職業に対する価値観を決定しています。女性の多くが結婚・出産等で退職し、「また仕事したい」というところからスタートされている。私の場合、「仕事以外のことしたい」と思ってテープ起こしを選んだ。逆ですよね。収入や仕事上での地位ややりがいと個人の人生は少し離れたところにあるということを、わりと実感として理解しています。私が手放したもの、手放したことで手に入れたもの、それを忘れることができない。今年はねー、ほっんとーに山ほどお稽古したので、発表会の出来は今のレベルではやり残したことがない。大変満足。そして、次の課題もはっきりしています。目が肥えたから見えるものもある。踊りにはまず基礎体力が必要で、次に技術。教科書どおりに踊れるようになって、その上でさらに自己を表現することが必要。テープ起こしはどうだろう。"教科書どおり"なんていう原稿があるのかどうか定かじゃないけれど、別な言葉で言えば、"可もなく不可もなく"なんていうのはどうかな? そこから、「やっばりあの人の原稿はちょっと違う」という段階にいけば、それが自己の表現なのかな。同じテープでも、仕上がる原稿に同じものはありません。まず技術の点で駄目な原稿というのがあるはずです。それを除いた上での違いがテープ起こし者の技量でしょうか。"技量"とか"スキル"とか"技能"とか"自己表現"とか、言葉なんかどうでもいいのですが、「あの人の原稿はちょっと違う」と感じるためには、発表会と同じく、自分の原稿を人前にさらし、ほかの方の原稿を読むことが必要ですね。恥をかくってことです。わはは。みなさん、一緒に頑張りましょう。
2005年05月02日
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