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2007.05.27
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先日クラスで行われたミーティングでのいろいろ。

この年齢になると、子供達はけっこう隠れて悪い言葉を使いたがる。
彼等も悪いとわかっているので、ふざけてこそこそ使っているし、
親や先生の前ではできるだけ隠しているのだが、そこは子供。
ついポロリと出てしまう事もある。

親によっては自分の子がそういう言葉を使っているなどとは
思いもよらないだろう。
現に黒板にとても悪い言葉がかかれていて、
それを知ったあるお母さんは「うちのクラス、男の子が多いからね」と



親というのは案外自分の子供が見えないものだ。
人の子供のアラはよく見えるのだけど、
自分の子供を見る目にはフィルターがかかってしまう。
でも他の子供をよく批判する親の子供は
やはり案外批判的にものを言ったりするので気をつけたいと思う。
やさしさっていうのはやはり親から教えられるものなんだと思う。


ところで、その日のミーティングでは、
悪い言葉使いからはじまって、差別の話になった。
子供が小さいうちは人種や宗教、性差などを気にしない。
区別はする。
「XXの髪の毛はは真っ黒でくるくるだね」

「WWは変った言葉を話してた」

全然悪気はないのだけど、大人が聞くとひやっとするような事を
平気で口にしたりするけれど、本人に邪気はない。
逆に「そういうことは口にしちゃいけません」などと方向性を間違えると
そういうのが悪い事だという意識も植え付けてしまうので、



差別的なもの言い、というものがあって、
それを小学校にあがったあたりから、子供はだんだん学んで来る。
* 性差
* 人種
* 宗教
* 言語
* 文化
* 年齢
こういったもので人を区別し始める。
区別はいいと思う。
あって当たり前のものだからだ。
男の子と女の子はいろんな意味でやっぱり違うし、
人種や宗教によるおおまかな違いってやっぱりあると思う。


それが差別に変っていく微妙な段階で
私達自身も気をつけなくちゃいけないと思う。
大人はその辺の微妙な具合をコントロールできる人が多いので
別にそれほど問題にはならないけれど、
子供の場合はそのままズバリと思った事が出て来るわけで、
親はひやっとさせられる。(汗)


先日私の車に乗ったある男の子が、
イエスキリストを馬鹿にするジョークを言った。
うちの子をはじめ、他にクリスチャンの子もいたので、
そういうジョークは楽しめない子もいるんだよ、と注意した。

長男が仏教寺で聞いたお経のイントネーションが面白かったらしく
お経風にものを言っていたので注意した。
お経は仏教徒にとっては神聖な言葉だからだ。

次男が、女の子はどうしてあんなに意地が悪いんだと
怒っていたので話し合った。
意地が悪かったのはその女の子であって、女の子そのものが
意地が悪いわけじゃない。

あるクラスの男の子が中国語を馬鹿にしたように話したので
中国人のお母さんが本物の中国語でその子に話しかけた。
彼女は私の言葉は笑われるようなものではないと思うけど、どう?と
やさしく言ったのが堪えたようで一切言わなくなったそうだ。

食事などに関してもそうだ。
息子達の学校で今までもっていったお弁当などをとやかく言われた事はない。
おにぎりやお餅、海苔などをクラスで配ると大喜びだ。
それでも尾頭付きの魚などにはギョっとするようで
汚いものでも見るようにのぞく子供もいる。(うちの息子達の小魚スナック)
それはそれで仕方がないかなあとも思うけど。
日本人でも人によっては、豚の耳だの、羊の脳みそだの
アメリカで食べられるターキーの丸焼きなどに対して
嫌悪感をあらわにする人も大勢いるからだ。
ただ人は食べつけないものを嫌う傾向があるけれど、
食べ物は文化なので、少なくとも「人間の食べ物じゃない」
などと言う言い方はよくないなあと思う。
子供はそういうのを敏感にキャッチする。


私ももちろん、こういう場でつるっと人種を口にしてしまうので、
気をつけなくちゃいけないんだけど、
やっぱりそういう差別的な事を口にするのは、
「自分は正しい」
「自分の所属するものは優れている」
という気持から来ているんだろうなあと思う。



この間、別のブログでマナーの話になった。
イギリスの調査でマナーが一番良いのは日本人。
悪いのはフランス、インド、中国、ロシア人。
日頃、そのへんの人たちの行動を苦々しく思っていたので、
大いに賛同した記事だったのだ。


夕べ、スーパーに行った。
よるも遅かったわりにはけっこうレジに並んでいる人たちもいた。
その中でベトナム人と思われる若い夫婦が、
赤ちゃんを抱えて牛乳などを買っていた。
その若いお母さんは一生懸命小銭を数えている。
それを見た私は一瞬イラっとした。
「こんなところで小銭でものを買うなよー」と。
でもレジのお姉さんも辛抱強くニコニコして待っているし、
彼女の夫も赤ちゃんを抱えてニコニコしている。
私の後ろに並んでいる人たちも誰もイライラした様子を見せていない。


なんだかちょっと恥ずかしくなった。
マナーマナーって騒いでいるけど、
こんなところで2分3分遅れたところで、
人生に大きな影響が出るわけでもないし。
こういう時にたぶん「アメリカのレジってほんとに!」と
憤慨してしまう日本人の方は多いような気がする。
日本では滅多にないだろう光景だし、
「他の人に迷惑をかけない」というのが美徳だからだ。
でも時々、あまり目くじらをたてる日本人(私)って
もしかするとけっこう心に余裕がないのかもしれないなあって思った。


差別は自己愛の現れでもあるような気がする。
人をけなす言葉は醜いし、
それを口にする時のその人の表情も醜い。
自分の子供に本当の意味で美しい心を持ってもらいたければ
親の私もよその子や他人を批判したり、
差別的な発言をしたりする部分を改めなくちゃなあと思う。



ミーティングの最後に
「いつ芽生えるかわからないけど、子供達の心の庭に
毎日少しづつ良い種を植えていってあげるんだよ。
悪い芽が出て来たら、小さいうちにそっと抜く。
でも親自身もまた自分の心の庭をそうやってケアしていかなくちゃいけないんだ。」
そういったあるお父さんの言葉がとても印象的だった。







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Last updated  2007.05.28 01:49:29
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