くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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アップルパイ専門店… New! マロングラッセ♪829さん

2008.01.02
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カテゴリ: BL小説
さくやが明るい(生きることと愛情が根底から光の場所にいる)攻めの中で

でもこのシリーズは受けの弘も大好きなので、ふたりともこころが真っ直ぐで
小説の中の人たちですが、人間として大好きなんです


「許可証をください!」
烏城あきら先生(イラスト・文月あつよ先生)
二見シャレード文庫



これから喜美津で働いていく俺とお前が、なんで寝ちゃいけないんだ。

中小化学薬品製造業・喜津美化学の品証部に勤務する阿久津弘は

そんな弘が社命でフォークリフトの免許を取ることに。慣れない乗り物の
操作に難儀する中、指導係として遣わされてきたのは
製造部の若頭・前原健一郎。弘と同い年であるにもかかわらず同僚からの
信頼も厚く、独特の迫力と風格を持ったこの男に、
弘はとある出来事がきっかけで苦手意識を持っていたのだが、
意外にも前原のほうは―――。


多分ネットでかな?評判を知って「許可証をください!」を購入したのですが
当時はキラキラした男子校らぶ!とか可愛い感じのBLを好んで読んでいて、
今では絶対ダメな悲恋ものとか、興味のまま何でも読んでいましたが
買った当初は、弘も前原も男性とか上品な言葉じゃなくて「男!」という感じで
ちょっと見てもリフトやら専門的な名称やら、しらみ問題とか(苦笑)


数年間本棚の奥に読みかけのまましまっていました(汗)
最初は何回も読もう、読もうと頑張ったんですけど...。

それをふとある日...一昨年かな?一番お仕事中心の生活の頃で
BL復帰の前(笑)、何故か目に入って読んでみたら...すーっと読めてしまって。
さくやが実生活で仕事の仕組みや流れを知って、営業さんと接したり

生き生きしてみえたんです。弘や前原に憧れを持つほどに。

あらすじの印象通り、薬品で汚れていたり、受けがフォークリフトに乗ったり
工場業務は男性ばかりなので仮眠用の毛布にしらみがいて、
弘が背中を噛まれたり...昔はこの場面も
苦手だったのよね...受けにしっ...ええーっ!?って(笑)
今は、どんどん読めますが♪

弘は「品証の美人さん」とお話の中では呼ばれていますが、読んでいると
普通の人なんです。意識して綺麗にしているわけでも全然なくて、
それどころか泥まみれになったり、品証部で忙しくて帰宅できないまま
作業着でごろ寝していたり。

少しの変化で結果が良くも悪くにもなる仕事と真剣に、毎日立ち向かいながら
前原は目の前に現れた弘に想うがままに、難しい事を考える前に
掴まえてしまいたくてちょっと強引に愛情をぶつけて、
弘は前原に流されそうになったり、困惑しながらも仕事が出来る前原に、
男として嫉妬を覚えながら意識してしまいだんだんと...。

という感じで、すごく仕事もして、失敗もして自然の恋愛なんですもん
日常で、お互い同じ職場で働いていたら意識してしまった...という感じで。

前原の弘へのアピールも姑息なものから(笑)、大々的なのもあって。
バイクに乗ったことのない弘が乗り方を聞いたら、腰にぎゅーっ!と
しがみつかせたり。
痒がっている弘の背中を心配して掻きつつも、脇をさわさわしていたり(苦笑)

弘も...多分、ふたりともBLじゃなくて今までのでも女性と恋愛してるのが
想像つくからかな?
ノーマルなふたりが、初めて同性に愛情を覚えて、初めて抱きたいと言われて
戸惑いながらも相手を(特に前原が)逃がしたくないのが、真剣さが
読んでいて心地よくて、それはまだ前原は愛情になっていても
急に言われた弘は前原の仕事への姿勢への憧れからなのか、
部下から慕われている前原への羨ましさなのか、恋なのか
はっきりしませんが...天然ちゃんだし(苦笑)

休憩室で仮眠中の前原に寝ぼけて?キスされて、気持ち良いのにむっとして
意表返しにキスし返したり(攻めを煽ってどうするんだか・笑)
しかもまだおつきあいの時じゃないし(笑)
焦った弘が近くにあったお弁当箱で前原の頭を「パコン!」と思い切り
殴る場面とか、所々可笑しいシーンもあって...好きだわ、弘!

前原の、何が何でも相手が欲しい!と迫るのが潔くて格好良いなぁと...。
言葉も飾っていなくて、全然作ってなくて。
ここまで全部を求められたらすごい嬉しいな、なーんて(苦笑)

弘が前原の想いにパニックを起こしている時、押し倒されて
どんどんされちゃっている時にも関わらず前原が昂ぶっているのに気付いて
「男だからこそわかる今の前原のやるせなさ...」と無意識に膝で
刺激してあげたり......ええっ!?そういうものなの?(同情?・苦笑)

そんな時、前原に電話が来て我に返った弘が
「いいわけないじゃないか!!」と結局逃げ出すのですが、
このシリーズは大体そういうシーンは、強い想いが止められなくて
ふたりともばたばたしていますが、すごく相手が欲しい衝動のまま
突き進もうとする感じが...ドキドキしました!(笑)

でも男同士なんだよ!?と、戸惑う受けに「何が悪いのか言ってみろ!」と
怒鳴る攻めは前原くらいしか見たことないわ(苦笑)
何が悪いも...開き直りとは全然違う「好きになったんだ」というのが
素直に相手にぶつけていて...
カッコイイな、と...こころから思います

あと、お話の中でクレームの四苦八苦があって、考えさせられました。
まぁどう考えても物語は結局は良いほうに結果はなるのですが、
それまでの全部門の対応とか、品物に懸ける信頼とか、
証拠を探して(文字や見える物)尚且つ言葉で誠意をつくして
全て揃わないと相手を納得させられないことが、ある程度現実的で。

こういう真面目な部分と、でもお約束の部分があったりして
BLと気楽に読むのは設定が細かくありすぎて難しい本で、
たまにお説教ではないけど悟らせる様な文もあって、それが最後は全部
良い方に解決してしまうのでちょっと社会人としては違和感があっても
しまうけど、このお話の登場人物の立ち位置と喜美津化学が好きになれたら
本当に素敵なお話だと思います♪

今までにない、これからも多分ここまで仕事に入り込んだBLストーリーは
ないと思うなぁ...うん。(ちゃんと一日として筋が通っているもので)
同じ職場で仲間で好きだけど仕事が関われば負けたくないっという気持ち。

...でも今日は何番休みだとか、何番入りとか未だによく解らないのも
あるけど(苦笑)
まだこれは一作目なので恋のはじまり?、これからという感じなお話です

あと書き下ろしで前原視点がもう...もう、さくや大好きで!!
本編の弘から見ても、前原からの熱い想いがぼーぼー!燃えてすごいのに
前原視点で読むと、射止めるために必死なのがおもしろ...ごほごほっ(汗)
心も身体も熱くして本当に真剣なのが伝わってきて...!
毎回書き下ろしで前原視点があるのですが、大好きですっ。

うーっ、さくや前原みたいな人に会いたい~!!
それでもって、弘になりたい(笑)
仕事にも想いにも真剣に、失敗しても間違えても全てを前進に考えられる
弘みたいになりたいよ~!

ちなみに陰の雰囲気の、受けを病的に溺愛な一番好きな攻めは
渓舟(もう二度と離さない・樹生かなめ先生)です!


...なんでこんなに好きな攻めタイプが明暗で違うのだか(笑)





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Last updated  2008.01.02 19:21:16


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