くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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アップルパイ専門店… New! マロングラッセ♪829さん

2008.04.01
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カテゴリ: BL小説
雑誌の「シャレード」が休刊になった時に掲載されていたお話で、待て次回!(苦笑)という


「愛と混乱のレストラン」
高遠琉加先生(イラスト・麻生海先生)
二見シャレード文庫


あんたが決めろよ、ディレクトール。
俺は別に、あんたの店がどうなろうとかまわないんだぜ?

赤字続きで休業に追い込まれたフレンチレストラン
「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」復活のため本社外食事業本部から出向してきた鷺沼理人は、

確かな腕を持ちながら暴力沙汰を起こし、今は実家に戻っているという久我は、理人の
依頼を「あんたが気に入らない」と言下に拒否する。
それでも通い続けてくる理人に久我が提示した条件は「言うことをなんでも聞く」という
とんでもないものだった。
しかし、ある理由から店の再興を失敗できない理人は、その崖っぷちの選択を呑むことに。
“夢の庭”の実現は果たして―。


えーっと...雑誌に載った分を丸々掲載ですね(苦笑)
主役のふたりである理人と久我の追加エピソードや短編を期待していたんだけどなぁ。
ちょっと焦らされた感じなので、主役CPよりもうっかり脇役CPに萌えました(笑)
このまま、主役が...だったらそのまま理人好きでいけたのだけどなぁ。

新しくオープンしたフレンチレストランで繰り広げられる、

それに反発を覚えながらも、ふとしたきっかけで理人の内面の弱さに気付き
何ともいえない感情を持つシェフの久我のお話ですが
まだこの本では、愛情どころか、友情もどうかな!?くらいの距離です(苦笑)

キスシーンはありますが、しょうがなくという感じだし
最初から終わり近くまで、ふたりして意見が合わず喧嘩をしているので、


でも、スタート地点ではなくても、ほのかに何かしらの想いがただよっているのと
レストランを軌道に乗せるという思いを持っていても、
仕事に対しての意見のぶつかり合いで、みんなしてどたばたしているのが
すごく読んでいて見守りたくなるというか、
どうなるのか気になってしょうがないんですよね~。

自分の「夢」の為に会社に入り、レストランを任されて支配人になった理人ですが、
幼い頃のショックから、味覚障害を自分で引き起こしている感じで、
食べる事に意義を持てないというのが、すごく読んでいてこころがズキズキします。

幼い頃、父親に煌びやかなレストランに置き去りにされて、保護されたとはいえ
施設などでも苦しんできた理人の「夢」は、味の解らない自分がレストランを大きくして
「レストランに来る人達」を嘲笑いつつ、
いつか自分が捨てられた場所のレストランを、自分のものに(買収)してやる、という
ある意味、方向を間違えた復讐なのですが、
捨てられたレストランを自分のものにしなければ、生きていけないと強迫観念のように
追い詰められている理人が、もう堪らなくやるせなくて。

父親がどうなったか判らない今、憎しみを持つには、当時幼くても一番記憶に残っている
「煌びやかなレストラン」しかなかったんだろうなと思うと、すごく痛いです。
絶対それは間違っているし、解放されて欲しいと強く思いますが
理人の、このエピソードの告白のシーンはすごくこころに残りました。

だから反感をもたれたり、悪意をもたれても、理人は意地を張って受け立つしかなくて。
(でも、内心では「捨てられたような俺では駄目なんだ...」と追い込まれているのがね...)

そんな理人に、土下座させるくらい真正面から強く反発していながらも
だからこそ段々と理人の弱さに気付いていく久我が、
もう、早くボロボロな理人を包んであげてーっ!!という感じで。
(でも今後このCPじゃ無かったらどうしよう・笑)

でも、一巻は全く平行線な、普通なレストランの職場でのお話なんですけどね(苦笑)
キャラ紹介と、雰囲気の紹介だけという感じで、
これから如何様にもお話は広がるような、今後がめちゃ期待ですね♪

でもちょっとしょうがないけど、たくさん登場して大騒ぎしている割には
久我の印象が無いというか、掴めないんですよね(汗)
ただの料理の腕は最高だけど、ガサツでいい加減にしか...。
正直言っちゃうと、「あなたに理人をまかせるのか...ううっ」ってさくやが
思っちゃうような(苦笑)
理人は淡々としているのに、告白の衝撃が大きい所為か
しかも、それもぽつりぽつり...という静かな告白なのが、余計に切なくて。
だからさくやは、理人に引き込まれてしまいましたが。

物語も人物も「これから」というイメージです。

ここまで、感想ともいえない文を書いてしまいましたが...一巻は本当に語るのは難しい(笑)
はじまりだからなぁ。
お話が次に進まないと、何ともいえないです(苦笑)
だからお話にちょっとでも引かれると、次もと思えるけど、興味がもてない方も
たくさんいる気がするなぁ(可能性がこれから過ぎて、とりとめが無いというか)

短編に理人と久我のお話かと思いきや、本編で出てくるパティシエの青年のお話なのですが
これも、よく説明が無いのが判り辛かったりするのですが、好きなお話です。
高校時代人を刺して、少年院に入っていた青年が、今はパティシエになり
「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」で働いているのですが、
高校生の時に、幼い子供のいる教師に「一緒に暮らそう」と言われてから
同居しているのですが......読んでいる時は気付かなかったけど、もしかして
刺した相手って、教師の奥さんとか...なのかな?
でもそれだと矛盾がありすぎるから、絶対違うだろうけど(苦笑)

どうも今後の為か深くは書かれていないので、判り辛いのよね(汗)

何故、教師の男性は青年に「一緒に暮らそう」と言ったのか。
「口に入れるもの、全て自分が作ったものにして欲しい」と思うほど執着があるのかとか。
どっちが受けなの!?とか(笑)
多分、教師の方かな?
でも子供と父親くらいの年齢の差がありそうだし...
絵柄もリアルに年相応に老けた感じで描かれているので
プラトニックでいて欲しいけど、やけに青年側の心情が欲に塗れてるというか(苦笑)
色々謎ばかりで、読んでいてもちょっともやもやするお話なのですが、
優しい雰囲気で好きです(表面的だとしても)

青年の愛情のかたち(意味)が解らないのですが、教師の子供にも惜しみない慈しみを
もっているので、キャラは理人が好きですが
お話としては、こっちの方が気になります(笑)

次のタイトルは「美女と野獣と紳士」という事ですが、「美人」は理人では無いとか。
だったら久我の彼女(一夜の相手)とか?(苦笑)

高遠先生といえば、さくやは「天国が落ちてくる」シリーズも
読みたいと思っていたのですが、ちょっと様子見かな。
文章がどうこうではなくて、書き方に慣れるのに時間がかかっちゃって(汗)
今回の「愛と混乱のレストラン」の書き方だけかもしれませんが、抽象的なのが...うーん。





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Last updated  2008.04.02 00:17:35


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