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サリィ斉藤

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2005.11.30
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カテゴリ: お稽古の話
先月から始めた着付けのお稽古、地道に通い続けております。

お茶席の疲労を引きずったまま、今週もお稽古に行ってきました。
はぁしんどい…などとこぼすと、夫から「自分でやるって決めたことでしょ」と鋭い指摘をされかねないので(笑)黙々と怠け心を押さえつけます。

実際には、出かける前は(面倒だなぁ)と思っていても、いざお稽古に臨むと、新しいことを覚えるのが楽しくて、あっという間に時間が過ぎるのですが…

私が習っている先生は、ある着付けの団体に所属して資格を取られていますが、器具も使わず、テキストの購入も義務づけられていない自由な教え方です。
そして、本当に手ぶらで行っても、必要な一式をすべて貸していただけるというのも、超・初心者の私にはありがたい限り。

先生曰く、(固有名詞は明かされないものの)授業料に教室ごとの本部への上納金が加算されている…といった、大手の団体によくある仕組みではないそうです。
着付け教室の中には、無料で教えるという名目で、実際には展示会で着物を購入させられるようなケースもあるんだそうで…

「展示会といえば」

「やたらと、呉服屋さんで住所を書いたりしたらいかんよ」
とのこと。
その理由は、一度連絡先を教えたら最後、しつこく展示会の勧誘をしてくるお店も多いから…というのです。

先生は
「最初のうちは腰紐一本買わなくてよろしい。要るものはお貸しします。自分で着られるようになってからじっくり購入を考えればいいし、着物が好きです、って言っていると自然に“集まって”くるものなんだから」
というのが口ぐせ。
知識があまりないうちに、言われるがままにお買い物してたら大変よ!ということなんでしょうね。

実は、この話が出た後で、私はわけあって呉服屋ののれんをくぐることになりました。
着付けの際に、帯や襦袢がずれないように止める専用のクリップを使っている生徒さんがいて、(あれぐらいだったら自分で買おうかな、便利そうだし)…と考えたのです。

【ちなみにこういうものです。】
超便利 帯クリップ 超便利 帯クリップ


何も考えずに、駅前の百貨店に入っている某・有名チェーン店に入って

と、和服に前掛け姿の店員さん(男)に告げたところ、すぐに目当ての品を出してくれました。

ところが。
お会計を済ませて店を出ようとすると、商品とお釣りをなかなか渡してくれない。
レジ担当の人が奥へ引っ込んでしまって、仕方ないので待っていると、背後で先ほどのお兄さんが
「お客様、お待ちの間にちょっと、これご覧になってくださいよ!」


いや、私、あの、そんなステキなもの買えませんから!!
…しどろもどろになる私。でもお釣りもらえないし、きれいなお姉さんがお茶まで出してくるし。
そして何より、 目の前の帯は本当に綺麗だった。

もちろん、最後は少々ケンカ腰になりながらもキッパリと、受け取るべきものだけいただいて店を出ましたが。
店員総出の見事な(?)チームワークにしてやられました。
先生が言っていたのはこれか~、呉服屋ってなんて恐ろしいところなんだ…と、初めて知る世界に身のすくむ思いがしたのでありました。

着物上級者になるにつれて、こういう場もさらりとしのげるようになるのでしょうか…

先生からのプレゼント
金柑の枝を一輪挿しに
緑に囲まれた先生のお宅。

自ら摘まれた金柑の枝がお土産に。
早速、一輪挿しに活けてみました。

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最終更新日  2005.11.30 19:01:22
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