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サリィ斉藤

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テーマ: カフェ話。(2098)
カテゴリ: お気に入りの話
私の住む町は、今は石垣が城跡公園に残っているだけですが、江戸時代には城下町として栄えた、古い歴史のある土地です。

武家屋敷や、商人の大きな家がまだ残っているところもあり、時折、観光客がガイドブックを片手に散歩しています。

でも、きっとその人たちは、誰もが知る観光名所のついでに、時間があるからここも行っておくか…ぐらいの気持ちで立ち寄っているのだと思います。
とても小さな町で、名所は小一時間もあれば回れてしまいますから、京都とか箱根みたいな旅行の「目的地」にはちょっとなりにくい、そんなところです。

古い町並みが残る、駅からほど近い一角に、先日、小さなカフェがオープンしました。

めがねと髪型が、某韓流スターによく似ているご主人と、とっても小柄で、くるくるとよく動く目をした奥さん。若いご夫婦が経営しています。

自宅から歩いて行ける範囲に、ゆっくりくつろげる場所がほとんどなくて哀しい思いをしていた私にとっては、とてもうれしい出来事。
散歩と買い物のついでに、足繁く通っています。

カフェオレとレアチーズケーキ


洗いざらしのリネンを敷いて、飲み物には小さな焼き菓子を添えてくれます。


白い漆喰の壁に、古びた木製の机と椅子を並べた室内は、まるでモランディの絵画のような、静謐な落ち着きに満ちています。

古い木の家具


小さなボリュームで流れる、ジャズやボサノヴァを聴きながら、本を読んだり時折ご主人とおしゃべりしたり。
居心地の良い場所を見つけた幸せに酔っている、陽だまりの猫のような最近の私です。





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最終更新日  2005.12.01 20:01:24
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