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2006.01.31
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カテゴリ: 映画の話
着付けを習い始めてから、美しい着物姿を見られる機会は出来るだけ逃したくない、と思うようになりました。


何が“怖いもの見たさ”かと言えば、「がんばってるけど、やっぱりトンデモ描写の日本がいっぱい」という前評判を色々と耳にしていたので…

ただ、中国人女優が日本の芸者役を演じる、とか、日本の話なのに全編英語、とか、そういったことには、私は抵抗を感じなかったのですが。

ハリウッド映画で、そんな例を挙げたらキリがないですものね。
一例を挙げれば、あの名作「風と共に去りぬ」からして、アメリカ南部の女性を演じたのはイギリス人のヴィヴィアン・リーだったわけで…

さて、「SAYURI」の話。
とても丁寧に、そしてとーーーってもお金をかけて作られた映画だということはよく伝わってくるし、大きなスクリーンでチケット代を払って、まぁ損はしなかったね、というのが私たち夫婦の感想でした。

しかし…

「な、な、何ですかこれは??」
と目が点になってしまう場面が随所に…!

冒頭、コン・リーの「ゲイシャガール」スタイルが画面に現れた瞬間、飲んでいたジンジャーエールが鼻から逆流しそうになりましたよ、私(汚い話で申し訳ありません)。

主人公・さゆりの、花魁道中と“鷺娘”を足して2で割った珍妙な舞踊シーンとか…
日本の伝統芸を、ちゃんと研究して表現しようとしたがゆえのことなのかもしれませんが、はっきり言って笑いをかみ殺すのが大変でした。

「流れる」とか「おはん」とか「おもちゃ」とか、置き屋が舞台になった日本映画で好きな作品も数々あるだけに、やはり最後まで、どこか居心地の悪い感じを拭いきれなかったのであります。

「ラスト・サムライ」を観たときにも感じたことですが、“日本の物語”だと思うと、素直に楽しむ前に気持ちがあちこちつまずいてしまうので、もうこれはこの国とはどこか遠いところ、それこそ“ナルニア国”ぐらい異次元の世界でのお話だ…ぐらいのことを念頭におかないと、純粋にストーリーに入り込めないかも?なんて思った次第です。

ちなみに、わが家の夫は終映後
倍賞美津子ってまだまだ若いなぁ って思ってたら、あれがミッシェル・ヨーって人だったのか…」
と、大ボケ発言をつぶやいておりました。

【チャン・ツィイーは「2046」でもかわいかった。…けど、やっぱり「初恋のきた道」にはかなわないと思います】
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最終更新日  2006.01.31 20:40:13
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