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サリィ斉藤

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カテゴリ: 着物の話
私が着付けを習っている先生は、ご自分の教室とは別に、講師として招かれて「一日着物講座」のようなクラスを時折受け持たれています。

こちら

この度、「夏に楽しむ着物のおしゃれ」と題した講座を開かれることになり、そこで私を含めた教室の仲間3人が、モデルとしてお手伝いをすることになりました。

講座の内容のメインは、タイトルどおり単衣や薄物の素材合わせや、涼しく見せる着こなしのポイントについてです。

会場には、先生が持参された様々な夏の着物( 絹芭蕉 小千谷縮 夏大島 etc.)や夏の帯が飾られ、素材の名称や季節を先取りした文様のことなど、レクチャーに受講生の方々はもちろん、お手伝いの私たちも(フムフム、なるほど)と聞き入ってしまいました。

【会場内に飾られた着物の一部。蚊絣と蜻蛉絣の単衣】

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【蜻蛉絣の着物に合わせた絽縮緬の帯は、前が花火、後ろに美味しそうなスイカ!】

080618yukata2.jpg


この他、暑い季節に、気軽に楽しめる和装のおしゃれということで、当然ゆかたの話も取り上げられました。
そこで、皆さんの前でゆかたの着付けや帯結びの実演コーナーがあり、いよいよモデルの登場…だったわけです。


【半幅帯で、かるた結びと文庫の二種類をご披露させてもらいました。】

080618yukata3.jpg


この日のために、いつか教わりたいと思っていたかるた結びを自分でもマスター出来たし、講座の内容も、拝見できた美しい着物・帯の数々も、素晴らしかったです。

特に印象に残ったのが、

「夏の着物は引き算」

というフレーズでした。
先生曰く、暑い季節の装いは、見る人にも涼やかな印象を与えることが大切(自分が暑いからといって、キャミソール姿で、露出した素肌に玉の汗を浮かべている様子などは、見る人に暑さを伝染させるでしょう?と…)。

だから色使いを抑えて、トーンを合わせた寒色系や淡い色使いの、すっきりした着こなしをおすすめします、と。
その先生の当日の装いは、高麗屋格子のモノトーンのお召し物に、グレーの、どくだみの花が描かれた染め帯でした。


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自分にはとても手が出せなさそうな、上布の高級品ばかりを見せていただいたので、そのお着物もさぞや…と思いましたが、講座が終わった後、先生がニッコリおっしゃるには
“これ、実はポリエステルなのよ♪着心地はあんまり涼しくないの”

…「涼しい」と「涼しげ」は、別のことなんですねぇ。
先生に一本取られました、という感じでした(笑)




有松絞り浴衣 ゆかた屋つゆくさ





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最終更新日  2008.06.18 17:24:15
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