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久し振りにチケット先行予約の電話をしました。いつもはGLAYのライブのチケットを取るために頑張るのですが、今回は舞台のチケットです。IP電話は使えなかった経験があるので、携帯で。まず、アドレス帳0番に186をつけて、特電の番号を登録しておきます。気持ち10時ちょっと前から電話をかけ始めます。かかりません。それからかけつづけること30分、やっとつながったと思ったら、希望の日はすべて終了していました。「大変混雑しております。しばらく待っておかけ直し下さい。」これを何度聞いたことか。ずっと流れているであろうテープの声が途中から聞こえてくるので、タイトルのようなことにもなるのです。「くまって」って何なの!チャンスはまだあるので、あきらめません。運が良ければ行けるかな。「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」
2006年04月17日
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私はミステリ専門の本屋さんが作りたかったんです。でも、うまくいかなくて最初から泣き言を言っていましたね。こんなんじゃだめですね。かなり紹介することのできる本が限られてくるので自分の思うようなものは作れないかもしれないけれどどうしてももう一度チャレンジしてみようと思いました。今ちょうど猫は火事場にかけつける を読んでいるので猫ミステリ特集にしてみました。シャム猫ココシリーズは私にとって、ずっとそばに置いておきたい大切なものなりつつあります。主人公のジム・クィラランは元新聞記者。過去にはつらいことも経験していますが、今は小さな町で猫2匹と穏やかに暮らしています。そんな小さな町でも様々なとんでもない事件がおこり、そのたびにシャム猫ココは何か伝えたいことでもあるかのような不思議な行動をとるのです。町の住人とのユーモアあふれる会話や、愛すべき個性豊かな人々の姿が目に浮かぶように描かれておりこのシリーズを読み続けていると新しい本を手に取るたびに懐かしい町に帰ってきたような気持ちになります。シリーズの最初ではまだ都会に住んでいてある事件をきっかけにココと出会うわけですが読み返してみると、都会にいるときと性格まで変わっていることがわかって驚きます。もう一つ楽しいのは、必ず美味しそうな料理がでてくること。おなかが空いているときにはたまりません。アメリカでは料理本も出ているらしいです。作者のリリアン・ジャクソン・ブラウンさんはもうかなりの年齢のはずですが年1冊の割合で新作を発表してくれるのでとても楽しみです。お元気でどんどん書き続けていただきたいと思います。オリジナルの発表順と、日本での出版順が異なるのでできれば順番に読んだ方がいいのでオリジナル発表順に書いておきます。 猫は手がかりを読む猫はソファをかじる 猫はスイッチを入れる猫は殺しをかぎつける 猫はブラームスを演奏する 猫は郵便配達をする猫はシェイクスピアを知っている 猫は糊をなめる猫は床下にもぐる 猫は幽霊と話す 猫はペントハウスに住む猫は鳥を見つめる 猫は山をも動かす 猫は留守番をする猫はクロゼットに隠れる 猫は島へ渡る 猫は汽笛を鳴らす 猫はチーズをねだる 猫は泥棒を追いかける 猫は鳥と歌う猫は流れ星を見る猫はコインを貯める猫は火事場にかけつける 猫は川辺で首をかしげる猫は銀幕にデビューする番外編猫は14の謎をもつココシリーズではありません。猫は日記をつける
2005年04月20日
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町に 須黒魔術団がやってきた。宝飾店輝美堂 の店長は「彼らが訪れた町では必ず宝石強盗が起きる」という噂に怯え、石神探偵事務所に相談に来る。魔術団は 町に伝わる「百舌姫伝説」に材をとったショーを上演するが、後援の地元新聞・真実日報社からの圧力で 取り止めになってしまう。そんな折、輝美堂から ダイヤの指輪が盗まれた。さらに、商工会議所会頭の死体が 自宅庭の木に串刺し状態で発見された。それは伝説の中の「百舌の早贄」を彷彿させるものだった。町を揺るがす怪事件に、狩野俊介と野上探偵が立ち向かう!(出版社より)前作から3年半ぶりに出された 狩野俊介シリーズです。私はこのシリーズは 最初から読んでいるので、結構思い入れがあります。表紙の絵を描かれる方が変わったので、イメージが違いますが、中身の雰囲気はこれまでと一緒でした。中年探偵・野上英太郎と、彼の探偵事務所にやってきて、助手として共同生活をすることになった中学生探偵・狩野俊介が事件を解決していきます。野上さんは人柄がよく良識ある大人で、俊介君はガラスのような繊細さと、聡明さをもつ少年。不器用な二人は互いのことを知り、だんだんいい関係を築いてきました。今回の事件は 戦国時代の物語に関わる かなり陰惨なものですが、二人のおかげで どこかレトロで、落ち着いた雰囲気のミステリになっています。俊介君は、いい子です。傷ついた人の痛みを 一緒に感じられるような優しさを持っています。このシリーズは、俊介君の成長物語でもあるので、彼がどんな大人になるのか 楽しみに読み続けたいと思っています。17年かかって、まだ中学生なので、時間がかかりそうですが……。興味のある方は、ぜひ第一作『月光亭事件』からどうぞ。 残念、楽天ブックスでは品切れです。 古本はこちら百舌姫事件 :太田忠司
2008年10月21日
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