なんちゃって妄想ワールド(Repetition)6


「今からスタンド議長のところに行くから・・・」
バレィは元気がなかった。
「分かりました。行きましょう」
ショーイは少々気を使いながらバレィを連れてスタンドの元へと向かった。

「お疲れ様でした、議長。今日はもうお休みになられた方がよろしいのでは」
スタンドはバレィの体を気遣うように云った。
「えぇ。だがまだ話をしたいことが」
「明日は空けてありますので」
スタンドにそう云われ、個室へと向かった。
「大変ですね、最近は」
ショーイが何気なく云った。
「あぁ」
そして、個室で就寝した。

翌朝、バレィはショーイに起こされた。
「議長!!連合がこの基地に攻めてきています!!」
バッと起き上がり、
「分かった。とりあえず議長の所へ行くぞ」
バレィとショーイはスタンドの元へと急いだ。

「スタンド議長、これは・・・」
バレィはスタンドの元へ来るや否やそう云った。
「気付かれましたな。安全な場所へ移動しましょう」
スタンドに連れられ、シェルターへと向かおうとした。
「エクアル最初の仕事ですよ」
「は?」
バレィが唐突に云った言葉の意味がスタンドには分からなかった。
「万が一の為にと私の側近が領海内に艦を配置しておけと」
ショーイの助言でバレィは基地のそばにエクアル軍戦艦を待機させていた。
「流石、ですな」
「彼も頃合を見計らって出そうと思っているのですが、シェルターではなく前の艦へ案内してくれませんか?」
バレィはスタンドにモノトーンへと連れて行ってくれと頼んだ。
「確かにあの艦はここに停泊していますが、何故?」
何故バレィはそこに向かいたいのか尋ねた。
「すぐに出れるでしょう」
一言そう答え、了解したのか、スタンドはシェルターではなくモノトーンへと向かった。

「さぁ、行くわよ。君たち準備はいい?」
トミィが3人の少年に訊いた。
『はいはい、いつでもいけるゼィ』
フルが答えた。
「じゃ、3機を出して」
トミィの号令と共に3機は飛び出した。

「この前のあいつら、出てくっかな?」
「さぁね。まぁ出てきたらぶっ殺してやんよ」
「冗談はここまでだ、来るぞ」
SIRNの戦闘機が束になってかかってきた。
だが、3機には歯が立たず無常にも海中へと消えていった。

モノトーンからも2機が出て、3機の迎撃へ向かった。
「またあいつらか。1隻と3機ってことはないよな」
マサキがクシィに尋ねるように云った。
「増援が来るのだろう。それまでに決めるぞ!」
そこに例の3機が突っ込んできた。
「きたな。きたきたきたー!!!青いのぉぉぉ!!」
フルは前の恨みを晴らすかのように叫びながらマサキを狙ってきた。
「クッ、前より動きが上がっている?!」
敵機の動きが以前より良くなっていることにマサキは気付いた。
動きだけではない、機体も少々変わっていた。
リンジはクシィ機と戦闘をしていた。
「こいつは・・・前のヤツか」
クシィはふとそう思った。
「前の借りは返させてもらうぜ、白いの!!」
リンジは機関砲を連射し、クシィはそれに応戦した。
『おい、こいつら強くなってやがる』
クシィはマサキの声を訊いた。
「少々辛いが・・・増援は?」
『まだみたいだ』
意外な苦戦に2人は少し焦りの色を見せていた。
フライドはSIRNの戦闘機を次々に落としていき、SIRN側は敵機の厄介さに手を焼いていた。

モノトーンは敵の増援を確認し、ジンの乗っている艦『セピア』と共にそれの迎撃に向かっていた。
そこに、通信が入ってきた。
「こちらエクアル軍所属艦『セイント』。私は艦長のアイ・ナカクラです。これより貴艦の支援を行います」
「来たか」
バレィは自国の増援だとスタンドに云った。
「私と同じで彼らは戦う事を拒み続けてきた人たちです。説得するのに時間がかかりました」
少し悲しげにバレィは云った。

『頼んだわ。ショーイくんが居ないけど』
アイが少し不安げに云った。
「俺たちに任せてください」
パイロットの1人が云った。
「では、出撃してください」
アイの号令がかかった。
それと同時に、
「イースト・トオル、いくぜ」
「スゥ・ウィンリン、出ます」
と2機が出た。
そして、漆黒に光る大き目の機体に乗るパイロットが2機が出たのを確認し、
「シュウ・カナザワ、出る・・・」
と云い、青い空へと飛び立った。

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