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7月4日の独立記念日にはメーシーズの花火が毎年打ち上げられる。イーストリバー沿いに暮らしている私はその恩恵をまともに受け、涼しい部屋の中から大音響と共に楽しめる。前のビルさえなければもっと……、という欲は出さず、今年もビルとビルの間から(丁度、その間に船が停泊する)遠慮がちに拝ませて頂くつもりだ。これらの花火、実は今夜も打ち上げられていた。イーストリバー沿いに住んでいる者にとっては「またか」という感じで、どちらかというと迷惑?と感じている人も多いと思う。多分、毎年ひと夏に10回以上は上がると思う。もちろんメーシーズのものとは時間的な部分で比較にはならないが(メーシーズが異常に長い)内容(種類)はほとんど同じだ。以前、誰かに聞いたことがあるのだが、これらの花火はサットンプレイスに住む資産家たちの酔狂で上がっているらしい。例えば、誕生日で一発!という風に。隣りのビルのペントハウス(屋上に平屋を建てている)に住んでいる人は、明るいうちから30人以上の人を招いてどこかのレストランからウエイターごとケータリングして毎年サービスしている。しかし最近、どうやら引っ越ししたみたいで一体今年はどうなるのか、とても気になっている。花火大会まで、あと1週間窓ガラス1枚磨いてもらうのに(自分では不可能)8ドル。合計60ドル近く払って見る花火はかなり美しい。
2002.06.28
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にわか、ここ1か月「浅田次郎」氏のファンである。そもそも、弊社で今秋企画されている講演会に浅田先生をお呼びする、ということから始まる。同僚の澤田くんが彼の膨大な蔵書の数々から浅田氏の文庫を次々貸してくれた。で、この「にわかファン現象」は社内に伝染し気の合うミカリンにも飛び火し、現在、先を争うように読みふけっている。今週澤田くんから借りたエッセイ「勇気凛々ルリの色」を3時間半かかって読破したのだが、中でも291ページに書かれてある「理不尽について」に目が停まった。この項を要約すると、明治43年の日韓併合によって旧朝鮮王族の李王家が日本の皇族として礼遇され、李殿下は日本の皇族として日本で生誕。学習院、士官学校、そして日本帝国軍人として来る本土決戦(大東亜戦争)にそなえ、西日本の防衛を担当されていたという。そして広島の原爆の犠牲になられた。この史実について、ほとんど記述がないこと歴史の中に完全に埋もれてしまっていることを浅田氏は理不尽だと嘆かれている。同著は1994年から95年に「週刊現代」に連載されていたものの文庫化されたものだが、気になった部分を引用すると――戦後50年を迎えた今年、話題と論議はほぼ2つに集約されたと思う。ひとつはスミソニアンの原爆展騒動とフランスの核実験に伴う、原爆の回顧である。もうひとつは、韓国の従軍慰安婦問題を初めとする、戦時賠償についてである。一見してこの二つは別問題のように思えるのだが、実は不可分の事実であることを、李●殿下はわれわれに教えてくれる。われわれは議論をしなければならない。しかし自己の正当性ばかりを主張する議論は無意味である。要するに、毎度口をすべらせる日本の政治家は、誰ひとりとして李●殿下の理不尽な死を知らない。原爆投下を正当な行為であったと主張し続けるアメリカ人も、その死を知らない。そして、もちろん一方的な被害者である韓国国民には、理不尽に殉じた日本軍人がいたことを、知って欲しいと思う。(中略)爆心地の橋脚の下でじっと蹲っていたという異国の王子は、そのときいったい何を考えていたのであろうか。よその国の軍服を着、よその国の落とした爆弾の熱にその背中を焼きながら――。「理不尽とは、道理を尽くさないで無理無体に押しつけることである」と注釈がある。理不尽なことは世を生きていく上に多々ある。私に限っては毎週ある。しかし、この李殿下のことを知ったからには少々の理不尽は我慢できる、しようと思う。明日から社内でキレることを慎もうと。
2002.06.24
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どういうワケか、私の作品群においてオイル・ラーディンの評価が高い。結局、みんな駄洒落が好きなんだろうか?みんなは作品の中に「笑い」を求めているんだろうか?アートは所詮「娯楽」なんだから、笑ってもらえるものこそ「大切」かもしれない。そんなことに気が付いた今日このごろ。少し、肩の力を抜いて気軽に制作しようと思う。このHPを開設してからというものは、早く、新作を掲載しなければ、というプレッシャーに苛まれ、通勤途中、地下鉄の中を撮影したり自分の足下を撮ってみたり、毎日、素材集めに苦労している。しかし、繰り返しの日常の中にも結構おもしろいモノが転がっていたりする。毎日同じ駅で降り、同じ景色をみて同じ構図を撮っているのだが、不思議と違いが出てくる。その中から「笑い」を見つけるのは難しいが「なぜ?」という素朴な疑問は結構見つかる。
2002.06.23
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●DJ Spookyについて、私は彼を全く知らなかったため、同僚の河西さんが何かのサイトでわざわざ調べて教えてくれました。一応、彼を知らない人のために以下に情報を添付します。というのも、左の「ページ一覧」Graphics No.9に彼を使った作品が2点あるんで。何かの参考までに。******************************************************* ニューヨークにおけるアート革命“Illbient(イルビエント)”シーンを先導するアーティストの代表格かつ最前衛知性派・ターンテーブリスト・DJスプーキー(別名:That Subliminal Kid)ことポール・D・ミラー。 彼は、1997年に発表した『Viral Sonata』で、自らの音楽哲学と精神の根源を浮上させた。何層にも織り重なるミクロの電子音像が激動する過程を実況中継した楽曲群は、自らのDJ&ヒップホップに対する姿勢が、50年代に台頭し“ミュージック・コンクリート”の精神性を受け継ぐものだ……という声明のようにも聴き取れる。 ミラーは音楽だけにとどまらない芸術表現を模索し、DJのみならず美術&音楽評論の寄稿、また世界各地での講演を行い、ユース・カルチャーの壁を破壊している。またダンス・ミュージックを知的な方向に移行させ、評論家たちに認識させることに大きく貢献した。 彼の音楽は非常に都会的で、昔のグルーヴから生み出されるビートは、まるで生き残りを掛けた戦いに挑むように流行の音を切り刻んでいく。また、彼は教養がありすぎるために、常に難解な知識や音ネタを探求しているといえるだろう。彼が継承するのは、KRSワンといったヒップホップの教祖的ライム・スタイルや、ボム・スクワッドらのサンプリング技術であり、さらにバロウズのような小説家に影響を受けた世界も持ち合わせている。 彼の音楽はその名前同様に不気味で霊的であり、軽快なビートで人々をダンス・フロアに引き寄せておきながら、結果的には複雑怪奇な音や雰囲気でその期待を痛快に裏切っていく。POROFILE●本名Paul D. Miller。ワシントンDC生まれ。弁護士でハワード大教授の父を持つ(スプーキーが3つの時に他界)。亡き父の膨大なレコードコレクションをききまくって、あらゆるジャンルの音楽を吸収。メイン州の大学でフランス文学、哲学専攻。DJは在学中からラジオ局で経験。NYへ移ってから自らの音楽哲学を構築すべく、レコード契約を結び96年ごろから活躍、現在、サウンドメディア、音楽哲学について、各大学で講議を行う。また1998年、2年に1度開催されるホイットニー美術館のビエンナーレで、フイフイルム作品「slam」が選ばれている。彼の最新のサイトらしいです↓http://www.vh1.com/artists/news/1454100/05202002/dj_spooky.jhtml河西さん、どうもありがと!
2002.06.18
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もう知ってるかもしれませんが、Canon Digital Creators Contest 2002のご案内です。************************************************Canon Digital Creators Contest 2002キャッチ↓世界が舞台。デジタルイメージングの最前線へあなたにしかできない新しい映像表現、待ってます!全世界で作品受付中!!各部門ゴールドアワード20,000ドル応募部門↓●デジタルフォト(プリント)部門 デジタルカメラで撮影した写真、デジタル化された写真をストレートに、もしくは加工しプリントした作品●デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門 コンピュータを使用して制作されたイラストレーションやグラフィックなどをプリントした作品●デジタルムービー部門 デジタルビデオカメラにより撮影した映像を加工・編集して制作された実写映像作品やCGアニメーション作品●WEB部門 Internet Explorer 5.0 / Netscape Navigator 4.7以上で閲覧可能なインターネット上の映像/グラフィック作品 (インタラクティブ/ノンインタラクティブは問いません)作品募集期間↓2002年4月1日(月)~9月3日(火)主催↓キャノン株式会社協賛↓アドビシステムズ株式会社ベネトンジャパン株式会社マクロメディア株式会社キャノン販売株式会社(アメリカ、ヨーロッパ、中国、シンガポール、香港、オーストラリア)後援↓CG-ARTS協会財団法人デジタルコンテンツ協会問い合わせ↓日本語(東京事務局)03-3524-0015http://www.canon.jp/cdcc/英語(ニューヨーク事務局)212-261-4200http://www.canon.com/cdcc/てなわけで、詳細はネットで見て下さい。
2002.06.14
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