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先日、止水パッキン材のセラミック・カートリッジの不具合で、水栓金具そのものの交換をお勧めしますという記事を書きました。デザイン的には、輸入水栓のスタンダードと言っても過言ではありませんので、アメリカのメーカーのものをいろいろ探してみました。でも、最近はこうしたクラシックなデザインのものは、少なくなってきました。色的にはサテン・ニッケル(少しくすんだいぶし銀)やブロンズ(こげ茶)、形状としてはレバー・ハンドルが、トレンドなんです。今回探していたものは、色はポリッシュド・ブラス(ツヤのある金色)で、ハンドルはクロス・ハンドル。トレンドとは、全く違うのがお分かりでしょう。水栓メーカーによっては、こうしたファッションのものはラインナップから消えてしまっているところもある程で、いくつもメーカーを探しても同じデザインのものを見つけるのは至難の業でした。そうした中でも、写真のような水栓金具を見つけました。ただ、日本でも有名なコーラー(Kohler)やモエン(Moen)、デルタ(Delta)といったメーカーのものではなく、少しローカルなメーカーのもの。まあ、信頼性で問題はないとは思いますが、同じようなトラブルが将来発生しないとも限りませんので、予備のセラミック・カートリッジをいくつか購入しておいた方がいいかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年11月09日
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こちらは、輸入水栓のキャビネット内の配管です。昨日、止水パッキン材のセラミック・カートリッジを交換しに伺ったのですが、その際下から水漏れするのを発見しました。洗面キャビネットの中を覗いてみると、お湯と水の配管が長いばかりか、グニャグニャに曲がりくねっていますし、吐水本体の位置もボウルから離れていた為、ポップアップ・バーがピボット・バーに届かず、無理に曲げて付いている状態でした。配管が長いのは仕方ないにしても、これだけ配管が曲がっていると袋ナットと配管との接続部分が歪んでしまい、水漏れを起してしまいます。また本体のT字の配管も本来横向きになっているはずですが、縦向きになっているので、ポップアップ・バーにも干渉しています。今回、袋ナット内に仕込まれているリング状のゴム・パッキンを交換して、T字配管の向きを正しい位置にすることで、きれいに納まりました。10年前に施工された洗面水栓ですが、水道屋さんにはうまい下手が結構あります。輸入の水栓金具に慣れていない人もいるでしょうから、そういったことをしっかり確認してから、施工をお願いしなければいけませんね。是非皆さんのおうちの水道配管がどうなっているか、確認して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月07日
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先日、NETを見たというお客様から、輸入の水栓金具が水漏れしているので、修理をして欲しいという留守電が入っていました。状況を確認すると、ヤスダ・プロモーションのカリフォルニア・コレクションというシリーズの輸入水栓で、洗面の水栓金具の吐水口からポタポタと水が落ちるというトラブルでした。また、排水口のフタがうまく閉まらず、洗面ボウルに水が溜められないという不具合もありました。まず、水漏れですが、カートリッジ・バルブ(セラミック・カートリッジ)と呼ばれる止水パッキンが劣化している場合と、ゴミが付着して隙間が明いてしまっている場合の二通りの原因が考えられます。まずは、レバー・ハンドルの台座に内蔵されているカートリッジ・バルブを取り外して、それを分解・清掃して様子をみます。今回のケースでは、水側(向かって右)は直りましたが、お湯側では完全に水漏れを止めることは出来ませんでした。ですから、お湯側のバルブは新しいものと交換が必要です。そして、排水口のフタや排水口のリングを掃除して、再度取り付けをしてみましたが、ゴムのパッキン材が潰れているのか、ほんの僅かに漏れているようです。この場合、僅かな漏れですから、これをよしとして妥協するか、ポップアップのフタや排水のパイプセットを交換するしかありません。何れにしても、原因は明確ですから、解決策は見えています。そういう話をお客様に差し上げて一旦引き上げてきたのですが、実はこの方は11年前に私たちに相見積もりを掛けて、最後にはキャスケードホームという有名な輸入住宅会社を経営されていた設計士と契約されたお客様でした。でも、施工をした工務店はあまり上手に建築することが出来ず、今いろいろなトラブルを抱えていらっしゃいますし、契約した設計士が経営していた会社も倒産してしまい、専門知識が必要な修理をお願いする先もない状況となっていました。勿論、困って頼ってきている人を、昔のことで邪険にしたり、意地悪することは私には出来ません。だから、こうして親身になって修理・メンテナンスの相談に乗って差し上げようと思う訳ですが、家づくりにはお互いの心持ちや義理人情が肝心だということを改めて思い知らされました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年09月07日
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アメリカの水栓金具メーカーが出している洗面用の水栓金具です。ブラッシュド・ニッケルと呼ばれる色で、グレーがかった銀色を磨いたような感じがお洒落感を出していますね。また、お湯とお水をワン・ハンドで調整するレバー・ハンドルの形が、まるで井戸の手漕ぎポンプのようなデザインになっていて、レトロ感も満載といったところでしょうか。また、水道が出る吐水口のデザインもユニークでしょ。普通は、パイプ状の蛇口なんですが、竹を半分割ったような形をしていて、かけ流しの温泉が湧いて出てくるような感じがしますよね。洗面ですから、手や顔を洗う訳ですが、天然のわき水が出てくるような気がして、楽しいかも知れません。こういう水栓金具が洗面に付いていたら、お客様や子供さんの友達が遊びに来ても、きっと喜んで頂けること間違いないです。輸入の資材は、家への愛着というものを考えた商品が多いですから、金額以上の価値があるのではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年09月03日
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キッチンや洗面に付いている輸入の水栓金具であれば、パッキン材として必ず付いているカートリッジ・バルブ。壊れにくいと言われているが、経年劣化でセラミックで出来たパーツなどが欠損してしまって水漏れを起こすこともある。そんな感じでこの古い洗面水栓用バルブも交換が必要になったようだが、製造メーカーや品名・品番といった情報が何一つない。似たようなバルブは北米にも山ほどあるが、寸分違わず全く同じサイズ、同じデザインでなければ、またどこからか水漏れを起こしてしまうか、何かが原因で取付けが出来ないということになってしまう。そんなことを知らないお客様からは、似たようなバルブを私の記事で見たので購入出来ないかというご相談を頂きますが、バルブを特定出来る情報がない限り、適当な状況で調達することは出来ないと丁重にお断りします。だって。購入頂いたのはいいが、結局使えなかったということでは、お客様にとっても私たちにとってもいいことではないですもんね。こういう場合は、もったいないと思っても、水栓金具自体を新しいものに交換してしまうことが一番いいように思います。この時、お客様のみならず施工者もちゃんとメーカーや品番等を記録しておけば、メーカーのアフターサービスが終了しない限り、バルブだけの調達をすることは可能となります。急がば回れ。無理せず、正しい仕事をすることが大切ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年05月03日
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ドイツの大手水栓金具メーカー、グローエ(GROHE)のシャワー水栓が取り付けられていたのですが、吐水の切り替えスイッチがゴムで出来ていたので、劣化して破れてきていました。先日、ロジェールのオーブン・レンジの温度調節つまみを交換しに伺った際に、キッチン水栓の調子もよくないので交換したいという相談を頂きました。そこで、今日水道屋さんを連れて、新しいシャワー水栓に交換することとなったのですが、グローエの水栓の取付け方法は北米や国産のものとは違って、結構大変でした。普通は、シンクの裏側に水栓金具を固定するナットが付いていてそれを外せばいいのですが、グローエの水栓にはナットがありません。上からシャワー・ホースを引き抜くと、そこに固定の為のナットが仕込まれていました。ヨーロッパの水栓金具って、みんなこのように独特な取付け方をするのでしょうか。いい勉強になりました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年04月08日
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先日、ホームページからのお問い合わせで、水栓メーカーが不明の洗面水栓用カートリッジ・バルブ(止水パッキン部品)に不具合があるので、交換部品が手に入らないかという相談を頂きました。輸入水栓であることは分かるのですが、品番や品名すら分からないといった状況で、私が以前書かせて頂いた記事の写真と似ているということで、部品を分けてもらえないかということでした。でも、こうしたカートリッジ・バルブは、北米では種類が五万とあり大きさや形状が少しでも違えば水漏れして使いものになりません。ですから、似ているからと言って安易に注文してしまえば、結局問題解決が出来ず、無駄なお金と時間を費やすだけになってしまいます。こういう場合は、もったいないかも知れませんが、水栓金具ごと新しいものに交換して、将来のメンテナンスの為にメーカー名や品名・品番、交換時期を記録しておくことをお勧めします。急がば回れ。偶然に賭けるのではなく、ちゃんと直せるという確信が持てるものを調達してこそ、輸入住宅のプロだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年03月25日
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これは、輸入の洗面水栓金具のポップアップ用ピボット・ロッド。ポップアップとは、洗面ボウルの排水口のフタを上げ下げする為の仕組みのことを言うのですが、そのフタを直接上下させる部品がこのピボット・ロッドです。ピボット・ロッドは、一部が排水管の中に入っていますから、水やお湯の他に常に洗剤や漂白剤などの化学物質にも曝されます。また、髪の毛などがこの棒に絡まることもありますから、過酷な環境に置かれているかも知れません。ですから、強い洗浄力のある洗剤やパイプクリーナーを使うと、ロッドの先端が錆びてしまい、排水管の中で折れてしまうことがしばしばあります。写真は、新品のピボット・ロッドと先が欠損した同じ部品です。このお客様は、16年お使い頂きましたから、よくお使い頂いた方だと思います。ただ、ポップアップのシステムは国産と輸入とでは全く異なりますから、万一の場合、こうした部品の調達は輸入住宅のプロでないと難しいかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: ここんとこ、メンテナンスの問い合わせが多いなぁ~ (2014年5月16日)
2016年03月11日
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輸入住宅にお住まいのお客様から、また水栓金具のカートリッジ・バルブの調達が出来ないかという相談がありました。今回は、クラシック系ではなく、モダン系。ドイツなどのヨーロピアン・デザインといった感じの水栓金具ですが、メーカー名も品番も何も分からないといった状況です。デザインが近いものを販売している業者さんにも問い合わせなどしていろいろ調べてみたのですが、製品を特定することは出来ませんでした。いつも申し上げる通り、水栓のメーカーや品番、製造年代が分からないとバルブの特定も出来ません。残念ながら、この不具合を解消するには、水栓金具を交換するしか方法はありません。新築時の設計図面や仕様書、見積や打ち合わせ記録などが重要だということは、こうしたことでもよく分かって頂けるはずです。是非、当時の書類は大切に保管して下さいね。但し、メーカーが廃業したり、部品在庫を既に持っていなかったりする場合もありますから、そういう時はご容赦下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年02月21日
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先日、お客様のおうちを訪問させて頂いた際に、輸入の水栓金具の蛇口から水がポタポタ落ちるので、見て欲しいという相談を頂きました。配管のバルブが閉めてあったので、開いて確認したのですが、水が漏れる気配がありません。何故だか正常な状態に戻っていました。水栓金具で水漏れが発生する原因ですが、基本的にはレバー・ハンドルの下に内蔵されているセラミック・カートリッジと呼ばれる止水パッキンに不具合があると考えていいでしょう。水道管の工事などで水道に小さな砂が混じったりして、それがセラミックで出来たバルブ部品に噛んで、欠けてしまうケースやセラミック以外の部分の劣化や腐食などのケースもありました。セラミック・カートリッジは、半永久的と水栓メーカーは謳っているようですが、様々な原因で水漏れは起こります。あと、国産のゴムのパッキン材と違って、レバー・ハンドルをきつく閉めすぎたり、開けすぎたりするのもよくありません。セラミック・カートリッジのバルブは、軽く動かすだけでちゃんと開閉するのですが、日本人はしっかり強く閉めないといけないと思い込みがちです。ですから、セラミック・カートリッジに無理な力が掛かってバルブが破損してしまうなんてことも多いようです。特に、力の入れ具合が分からない子供さんやお年寄りなどにはその点を説明して頂いた方がいいかも知れません。洗面やキッチンに使われる輸入の水栓金具は結構デリケートなものですから、注意してお使い下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年01月07日
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今週末に豊明市にある輸入住宅のお客様の洗面水栓を交換しにお伺い致します。お客様からご依頼を頂いたのが、コーラー(Kohler)社製の金色の水栓金具。昨日、それがメーカーの日本販売会社から入荷してきました。箱のフタには開封検品済みというシールが貼られ、これを破かないと中身が確認出来ないようになっています。つまり、破れていれば出荷途中で誰かが中身を開けたことが分かってしまうという仕組みです。欠品や不具合等がないか、取り敢えず箱を開けて確認しましたが、特に何も問題なく美しい洗面水栓の部品が並んでいました。そこに添えられた保証書のシート。シートには黒いプラスチックで出来たカードが1枚挟んであります。何と、このカードが保証書なんです。普通は紙切れ1枚なんでしょうが、コーラーのロゴがデザインされたきれいなカードです。そこには、今回の商品の取引きIDのようなものが裏書きされていて、これをたどれば出荷時期や品番、補修部品などの情報が分かるという仕組みなのかも知れません。並行輸入品などを安く買う方法もありますが、正規輸入の純正品という安心感を与えてくれるちょっとした気遣いが嬉しいじゃないですか。但し、正規品だから壊れないとか、並行輸入品は品質が悪いとかいうことはありませんから、過度な期待は禁物です。輸入住宅の新築や修理・メンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年11月04日
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昨日の記事をご覧頂いても分かりますが、輸入住宅の水栓金具と言えばツヤのあるブラス(ゴールド)カラーのものでした。今でも新築をされるお客様の多くが、こうした色のものを選ばれる傾向があるかも知れません。ただ、輸入住宅の本場?であるアメリカやカナダでは、ブラス色はオールド・スタイルという捉え方で非常にマイナーなものになっています。今の北米市場では、ツヤ消しのシルバーやいぶし銀(ニッケル色)、黒に近いブロンズといったものが主流です。だから、金色のものを探すのが、結構大変なんですよ。それでも、少数ではありますが、ブラス・カラーのものもクラシック・デザインということでラインナップされています。その一つが、このコーラー(Kohler)社製 デボンシャ(Devonshire)K-394-4-PB。ツヤのあるシルバーと比べると少し価格が高めですが、金色のデザインは美しく豪華ですよね。きっと、運気もよくなるんじゃないでしょうか。このメーカーは、日本では高級水栓で有名ですが、アフターサービスの体制もしっかりしていますから、将来の修理やメンテナンスを考えると悪くない買い物かも知れませんね。こうしたデザインの商品や輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年10月21日
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平成8年に新築した洗面所の輸入水栓金具の蛇口から水漏れしているので、部品が手に入らないかというご相談を頂きました。写真のように、ご自身で水側のハンドルを外して状況を確認しようとされたようですが、ねじ切りがしてある部分が錆び付いているようで、これ以上部品を外すことが出来ないといった状況です。この水栓金具は、昔のイナックス(INAX)が販売した輸入品のようで、相当昔に廃番となった製品のようです。でも、無垢の真鍮で出来ているようで、古ぼけた金色の感じがアンティークさを出していて、かなかなの味わいを感じます。部品が外れない状況で断定することは難しいですが、ハンドルの台座になっている部分にセラミック・バルブと呼ばれる止水パッキンが仕込まれていて、そこに何らかの不具合が生じたことが原因だと思います。ですから、このセラミック・バルブを新しいものに交換しさえすれば元通りちゃんと機能するはずです。そう、部品さえ交換すれば長く使えるのが、美しい輸入水栓なんです。ただ、国内のメーカーでこうしたバルブをいつまでも在庫で持っていてくれるかは、神のみぞ知るといった感じでしょうか。何れにしても、少し調べてみなきゃダメですね。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、お問い合わせ下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年10月20日
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洗面の水栓金具から水が漏れるという相談を頂きました。レバーハンドルを外したりして状況を見たようですが、どこが悪いのか分からないとのことでした。こういう場合、その多くが止水パッキンの部品が悪くなっていますので、それを交換すれば直ります。また、キッチン・洗面に北米の輸入水栓をお使いでしたら、カートリッジ・バルブ(セラミック・バルブ)と呼ばれるパッキン部品を交換することとなります。但し、こうした部品は、その水栓金具専用であることが多いですから、メーカー名や品番、商品名、取り付け時期の記録をどこかに残しておかないと、代替え部品の調達が難しくなります。家の設計図の仕様書や新築時の見積など、ご自身の家に使われている資材の詳細を把握しておくことは、長持ちの秘訣かも知れません。輸入住宅の修理や調整でお困りの方は、お問い合わせ下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年10月14日
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輸入住宅のキッチンや洗面の蛇口に使われる輸入水栓金具。こうした水栓には、ゴムパッキンの代わりに、セラミック・バルブ(カートリッジ・バルブ、セラミック・カートリッジ)というパッキン部品が使われる。この部品は、半永久的に使えると言われていますが、長年使っていると金属の部分がどうしても錆びたり、劣化したりしてきます。また、バルブの部分に異物が噛んで、バルブが破損したり隙間が出来るとどうしても水漏れを起こす原因となります。輸入の水栓金具は、デザインも美しく長く使えるものではありますが、こうした止水バルブは定期的に交換した方がいいかも知れないですね。人間の作るものに、ノーメンテナンスで永久に使えるものなどありません。日頃から調子をみながら、おかしいと感じた時は早めに対処するようにしたいものです。ただ、このバルブは、メーカーや製品によって様々な形や大きさのものが使われますから、水栓に合ったバルブを確認しましょう。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。
2015年08月31日
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カナダ モエン(Moen)社製の洗面水栓。鏡からニョキッと出てきたようなデザインは、クラシックなようでもありますが、逆に新鮮で新しいと感じます。また、鏡があると奥行きが感じられますから、鏡の向こうでも水が出ている感じがして不思議です。ただ、鏡に穴を明けて取付けをしなければなりませんから、施工者側としてはそこがちょっと不安です。また、水垢や水が垂れた時の鏡の汚れなんてことを考えてしまうのは、やっぱり貧乏性なんでしょうかねぇ。いつもちゃんと綺麗にしていればいいだけなんですが・・・。でも、鏡は繊細ですから、水栓金具に強い力を掛けるのは以ての外。ガラスに割れが入ったり、鏡の中が曇ったりする恐れがありますから、気を付けて下さい。緩やかなアーチを描くこんな水栓金具は、国産ではなかなかないでしょうから、お好きな方は楽しいでしょうね。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。
2015年08月04日
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輸入住宅の洗面水栓やキッチン蛇口には、セラミック・カートリッジ(カートリッジ・バルブ)と呼ばれる止水パッキンが装着されている。ゴムパッキンのようにゴムの劣化による水漏れがなく、半永久的に使えるということらしいが、実際には水道に砂が入ってきたり、強く締め過ぎたりして、セラミックの部品が割れて水漏れを起こすことがある。だから、輸入住宅にお住まいの皆さんは、セラミック・カートリッジの予備を少し持っていた方がいいと思います。でも、この部品は、水栓メーカーによって使っているものが全然違うんです。また、同じ水栓メーカーのものでも4” Centerと8” Centerの洗面水栓でデザインや大きさが変わります。また、写真にある2つのバルブですが、これらは同じメーカー、同じ8” Center(ワイド・スプレッド・タイプ)の洗面水栓用なんですが、製造年代の新旧で微妙に形が違うんです。こうなるとどんだけいろんなセラミック・パッキンが世の中に存在することか?こうしたことから、輸入水栓メーカーが倒産してしまったりすると、水漏れしたパッキン部品と同じものを探すのは至難の業。でも私たち ホームメイドは、こうした部品を探し出すノウハウがあります。(勿論、探せない場合もありますよ)まあ、最悪取付け可能な輸入水栓金具を新しく調達することも出来るのですから、諦めないでお問い合わせ下さいね。
2015年05月23日
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国産のゴムパッキンと違い、輸入住宅の水栓金具に使われる止水パッキンは、この写真のようなセラミック・バルブ(カートリッジ・バルブ)が使われます。金属製ですから、結構ごつい部品に見えますが、それ程大きくはないんです。このバルブは、洗面水栓やキッチンの蛇口(水栓)に使われているものなんですが、メーカーや製品、製造時期によってバルブの形状が全く違います。実は、この2つのバルブは、同じメーカーの同じ製品に使うものなんですが、水栓の製造時期が古いか新しいかによってこれだけ形状が変わってしまいました。ですから、水栓によっては、新しいバルブが水栓金具にうまく納まらないなんてことになってしまいます。現在、この水栓メーカーは廃業してしまいましたので、製造していたバルブ・メーカーや販売店に古い在庫がないか問い合わせをしています。国産のものでも製造中止で部品が手に入らないなんてことはよくありますが、何とかしてあげたいものですね。輸入水栓の水漏れやメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2015年03月17日
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とあるお客様から輸入の洗面水栓のレバーを締めても蛇口からポタポタと水道が漏れるので、止水パッキンを交換したいという相談を頂きました。カートリッジ・バルブとも呼ばれるこのパッキン部品は、キッチンや洗面用の輸入水栓金具に付けられています。この部品は半永久的に使えるとは言え、水道内での異物の混入やレバーを強く締め過ぎるなどの問題で、破損してしまうケースがよくあるようです。このお客様は、関東方面の方で私共がご自宅にお伺いして調査するには少々費用が掛かってしまいますので、部品の取外しや写真撮影をお客様自身にお願いして、メールでのやりとりで対処しています。今回のこのセラミック・バルブは、私共が今まで取り扱ったことのない形状の部品ですが、該当しそうなものの目星をつけることが出来そうです。ただ、大きさ等が微妙に違っただけで、取付けすることが出来なくなりますから、調達までは慎重に作業を進めていかなければなりません。水栓金具や部品の品番、メーカー名などの情報があれば、もう少し的確な調査が可能なんですが、古い輸入住宅にお住まいのお客様では分からないことばかりで、仕方ないですよね。商品が特定出来ず、徒労に終わることもありますが、輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2015年02月23日
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憧れの輸入住宅に欠かせないのが、美しい洗面やキッチン。そして、そこに付けられているのが、輸入の水栓金具。モダンなデザインのものもありますが、何と言ってもクラシックな洗練された水栓金具が付いているだけで、お客さんを家に呼びたくなるものですよね。今回、ご相談頂いた方の洗面の輸入水栓も、ご覧のように素敵なデザインをしています。ただ、最近少し問題が生じてきました。それは、蛇口からポタポタと水が漏れるようになってきたというトラブルです。以前にも別の記事でご紹介した通り、レバーの台座の中にあるカートリッジ・バルブの不具合が、原因と考えられます。セラミックで出来たバルブが欠けてしまったりして、バルブに隙間が生じると、そこから水やお湯が漏れるようになります。セラミック・バルブは、半永久的に使えると言われていますが、堅い素材であるが故に脆くもあります。まあ、人間が作るものには、絶対大丈夫というものはありません。今回ご相談頂いた方は、建てたビルダーさんから、バルブの輸入を断られ、別の水栓金具にまるごと交換するように言われたそうです。ただ、愛着があるものですし、まだそれ程古くなっていないことが引っ掛かって、どうにかバルブだけの調達が出来ないかと私たちに問い合わせ頂きました。どういったバルブが使われているかなど、詳細をチェックしなければ調達の可否は分かりませんが、まずはやってみましょうか。家の修理やメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2015年02月13日
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こちらは、カナダ製の洗面用水栓金具です。デザインがクラシックで美しいでしょ。こういう感じが、輸入住宅にはピッタリです。今回、愛知県日進市の輸入住宅 T邸のリフォームを行うに当たり、洗面カウンターもやり直すことになりました。現在洗面に付いている蛇口は、ちゃんと機能していますが、20年近く使ってきたものですから、新しいカウンターにはちょっとどうかなと感じていました。そこで、会社に在庫があったのを思い出して、探してみた処この水栓金具を見つけました。何かの為のバックアップ用として持っていたものが、役に立つ機会を得たことは素晴らしいことです。勿論、お客様が気に入ってくれたらのお話ですが・・・。こうしたデザインの資材や建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2015年02月03日
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今日、名古屋市のとあるおうちへメンテナンスの予備調査に行ってきました。それは、ホット・ウォーター・ディスペンサーと呼ばれる機器で、キッチンの蛇口のようにカウンターの上に設置してそこから熱いお湯が出てくるという機能があります。つまり、カウンター埋め込み式ですから、電気ポットを置いておく必要がないということなんですねぇ。北米のお宅では付けていらっしゃることもあるようですが、日本では滅多にお目に掛かれないものを見せて頂きました。ずっと、使っていらしたようですが、壊れてしまい新しいものに取り換えがしたいというご希望です。(写真は新型のものです。旧型は廃番となっています)私は使ったことがないですが、お客様曰く、一旦これを使ったら、ポットなんて面倒で使えないそうな。アメリカには、日本人の知らないいろんなものがあるんです。いや~、マニアックですねぇ。ホームメイドで交換工事をすることになりましたら、また詳細をレポートさせて頂きますね。
2014年07月14日
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アメリカ ピフィスター社の水栓金具、Sonterra 。日本ではあまり馴染みのない水栓メーカーですが、品質もデザインも価格もお手頃なところが魅力です。最近、北米で人気なのが、ブロンズ色のアイテムです。洗面以外でもキッチンの蛇口やタオル掛け、ペーパーホルダーなどもありますから、おうちのデザインに統一感も生まれます。やはり、中世ヨーロッパ的なアイアンチックなデザインはトレンドなのかも知れません。写真の水栓金具の色は、Tuscan Bronzeというカラー。ところどころに配置されたリング状のアクセントは、少し色が変えてあって少しお洒落な印象を与えます。また、吐水口の鶴首(Spout)は、アーチが高めに作られていますから、洗いやすくなっているのも気が利いています。そして、この鶴首は首も振ります。(普通は、固定式ですね)ただ、逆に言えば、バシャバシャ洗うと水が飛び散る恐れもありますから、小さな子供たちは要注意かも・・・?(子供は水が好きですから、遊びたくなりますよね)止水パッキンは、当然の如く耐久性のあるセラミック・バルブ。美しさと機能性、品質や耐久性を兼ね備えた北米の水栓金具って楽しいですよね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
2014年07月08日
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連休が明けてから、毎日のようにホームメイドにメンテナンスの問い合わせが来ています。勿論、輸入住宅に使われている輸入資材・輸入設備に関することなんですが、ほぼ全国から、それもいろいろな案件が舞い込んできます。今回紹介するのは、輸入洗面の水栓金具。輸入の蛇口ってデザインがクラシックで可愛らしいですよね。愛着も出てきますから、長く使っていきたいというのは人情です。でも、長年使っていると、水量を調整するセラミック・バルブ(国産だとゴム・パッキン)が悪くなったり、排水系が傷んだりします。今回もそのひとつ。輸入の水栓金具にはポップ・アップと呼ばれる排水口カバーを開閉させる機能が付いています。それは、写真のピボット・ロッドという長い金属棒を動かすことで、右に写っている排水カバーの部品を上下させられるのだが、ロッドの先が腐食してしまい、カバー部品まで届かなくなるというトラブルも多い。これは、強い洗剤を排水ドレンに流してきたことで、金属のロッドが錆びてしまったことが原因だ。以前にもこうしたトラブルを書いたことがあるが、水栓金具のメーカーによって、使われている部品に若干の違いがある。だから、その部品を特定して調達するということは、結構大変なことが多い。つまり、時間も掛かるし、経験や知識がないと手も足も出ない。このお客さんも10年近くこの状態に悩んできたらしいのだが、誰も相談する先がなかったようだ。幸い私共では、この部品のセットの在庫がありそうだし、この水栓金具のメーカーを特定することが出来た。相変わらず、もの持ちがいい会社ですよねぇ(笑)多分、これで問題は解決するだろうが、それにしても修理(リペア)といったメンテナンス案件が多いですねぇ。それくらい多くの人が困っているが、相談する相手が全国には殆どいないということでしょう。いれば、遠くの見ず知らずに問い合わせする必要はないですもんね。それにしても、こんなことばっかりやってたんでは、新築が仕事の輸入住宅ビルダーにとって仕事やお金になりませんよね(笑)
2014年05月16日
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洗面に使う輸入の水栓金具は、デザインも素敵で輸入住宅では必修アイテムと言える。でも、お客様から排水のポップアップのフタが最近動かなくなったとか、排水管から水が漏れるとかいったトラブルが発生したという連絡をもらうこともしばしばある。水漏れと思って調べてみると、室内の暖かく湿った空気が冷たい水道管に触れて、結露を起していることが一番多い。ただ、稀なケースではあるが、何年も使っていると排水管の部品として使われている金属が腐食して、そういった不具合を起こしている場合もある。写真では、排水ドレン(ドレイン)内でフタ(フランジャー又はストッパーと呼ぶ)とピボット・ロッドが連動しなければならないのだが、ピボット・ロッドの先が腐食して欠落している。そして、ドレン・ボディと一体になっているはずのテール・ピースも腐食によって脱落している。こうなったら、水漏れしてしまうのは当然だ。日本では、髪の毛も溶かしてしまうクリーナーをPRする洗剤メーカーも存在するが、そんな強い洗剤を流したら排水管の金属はたまったもんじゃない。写真のようにならないうちに、もっと優しい石鹸や洗剤を使うように心掛けて欲しいものだ。勿論、こうした排水ドレンの部品は交換可能ではあるが、多くの輸入住宅ビルダーでは余分な部品を在庫していないし、部品だけ購入することが困難なところもある。ホームメイドではこうした部品をいくつかは持っているが、全国から一度に問い合わせを頂いてもすぐに対応することが出来ないのが現実だ。どうか皆さん、いいものは大切に使って下さいね。但し、困ったら早めにご相談下さいませ。
2014年02月16日
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先日室内ドアのレバーを交換したという記事を書いた春日井市のN邸ですが、メインでご相談頂いた問題は、洗面にある輸入の水栓金具(蛇口)。お湯を出す為のクロス・ハンドルの下から水漏れを起こしてしまい、お湯側の水道が使えないということでした。こういう場合疑うのは、カートリッジ・バルブ(セラミックバルブとも言う)と呼ばれる水道パッキン。ここにゴミが付着したり、部品が欠けたりして、水がポタポタ落ちてきてしまうというのが、一般的だ。こんな時は、カートリッジ・バルブ自体を交換すれば、問題は解決するんだが、メーカーや製品、製造年代によって使用されるバルブの形状が異なるというのが厄介なんだなぁ。施工したビルダーからそういった情報をもらっておくか、施工したビルダー自体が対処してくれれば、水栓を特定してバルブだけを注文することも可能なんだが、私たちに相談頂くお客さんの全ては、情報も業者も当てがない状況に陥っている。勿論、丹念に調べれば、そういうことも判明するんだろうが、こと水漏れとなると悠長なことを言っている時間はない。仕方がないが、すぐに取り付けられる輸入の水栓金具のセットを調達して、洗面水栓毎交換する他はない。こういう相談を頂くお客さんは、どの方も輸入水栓に思い入れを持っていらっしゃるので、私たちも出来るだけ今までのイメージに近いデザインのものを調達するように心掛けているのですが、如何でしょうか。修理するのではなく、おうちを更に美しくパワーアップすることこそ、私たちが理想とする家づくりだと思います。それが、リノベーションなんでしょうね。
2014年02月04日
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レンガ積みの外壁、内装のドライウォール、無垢の木製ドア、輸入キッチンやバスタブ。輸入住宅と言えば、こうしたものを想像するのが一般的ですよね。でも、こうした基本の部分は、当たり前のことで言ってみれば空気のようなものなんです。輸入住宅を輸入住宅たらしめるこだわりの部分は、実は写真のようなペーパーホルダーや水栓金具、タオルバーやソープディスぺンサー(液体石鹸入れ)といったアクセサリーにあるような気がします。それは、細かな部分にまで気を遣っているという、施主(お客様)の熱意に通じているからなのかも知れません。住まいへの愛着って、本当はこういうところから湧いてくると思いませんか?最近は、写真のようなブラス(真鍮)の金色デザインのものは少なくなってきましたが、輸入住宅と言えばゴールドを意識する日本人の方はまだまだ多いと思います。やっぱり、こうしたデザインは、アメリカの豊かさに対する憧れなでしょうねぇ。私たち ホームメイドでは、こうしたアクセサリーも輸入しますよ。
2013年10月26日
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洗面やジェットバス(ワールプール)、キッチンに取り付ける北米の美しい水栓金具は、輸入住宅を夢見る人には憧れであるかも知れません。メーカーもいろいろ、種類も豊富、仕上げの色まで自分の好みで選ぶことが出来ますから、そりゃ目移りしちゃいますよね。私たちが家づくりをしているここ名古屋(東海地方)の皆さんも画一的な国産品よりも北米メーカーの輸入水栓を選ばれる方が殆どです。さて、皆さんは、輸入水栓のデザインには、大きく分けて2つのバリエーションがあることはご存知でしょうか。それは、「4インチ」のタイプと「8インチ」のタイプ。(尚、1インチ=25.4mmで計算して下さいね)「4インチ」のタイプは、本体のマウント・ベースに蛇口(吐水口)と水・お湯のレバー(ハンドル)の全てが一体となって載っているデザインのものを言います。このタイプの利点は、カウンターに明ける配管用の穴の位置が4インチの一定の幅で決まっていれば、どの「4インチ」タイプの水栓金具でも簡単に交換することが可能だという点です。また、形状が一体型ですから、水垢が付いた時の掃除が比較的簡単なことと、価格が「8インチ」のタイプよりも少しお値打ちだということがあります。次に、「8インチ」のタイプですが、蛇口(吐水口)を中心にして水・お湯のレバー(ハンドル)の位置を幅8~16インチであればどこでも規定することが可能というのが、メリットとなります。つまり、自分の好きな場所にレバー(ハンドル)を持ってこられるという訳です。これを「widespread」と呼びます。部品がそれぞれ別々となりますから、掃除する範囲は広がりますが、「4インチ」タイプのように狭い場所にギュッと詰まった感じはありません。ですから、少しゆったりした豪華な感じを受ける方もいらっしゃるでしょうね。機能的にはどちらも同じですから、あとは好みや予算でお考え頂ければ結構です。それから、輸入水栓の注意点ですが、止水弁として各レバーの根元にはセラミック・バルブ(止水パッキン)が付いています。このバルブは非常に長持ちしますし、あまり力を入れなくてもちゃんとお湯(水)が止まります。でも、慣れていない人は、国産のゴムパッキンのようにギュッと締めてしまうんです。そうすると、レバーの位置がずれてしまったり、セラミック・バルブ自体が損傷する場合がありますから、注意が必要です。特に、子供さんは力の入れ具合が分かりませんから、使用に際しては、大人からレクチャーしてあげましょう。
2013年10月12日
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早朝より工務の三上と営業スタッフの松葉が、三重県津市にあるY邸へ輸入サッシのガラス交換の作業に行ってしまいました。また、その家の1部屋をウォーク・イン・クローゼットに改造する計画もあるので、その詳細検討をしてくるはずですから、帰りは遅くなると思います。私は私で、随分前にお願いされていた輸入の洗面水栓のセラミック・バルブ(カートリッジ・バルブとも言う)が手に入ったので、名古屋市守山区の輸入住宅C邸に一人で伺ってきました。新築して4年になるのですが、内装・外装どちらも新築当時の美しさのまま。大切にお使い頂いているなぁと思いましたが、バルブの不調で洗面の吐水口からお湯がポタポタ漏れてしまう。そこで、カナダの水栓メーカーにお願いして、バルブの部品を調達しました。でも、少し錆びついてきたのか、それとも工場で組み上げた際に強く締め付けすぎたせいか、バルブが固くて外すのに苦労しました。ようやく外して新しいバルブに交換し、お湯を流してテストを実施。バッチリ直りましたぁ!水道屋じゃないのに、よくやりますよね。まあ、零細企業は社長も職人もありませんから・・・。輸入住宅は、面倒をみてくれる人がちゃんとしていれば、長持ちしますよ~。さあ、次のメンテナンスは、東海市F邸のバルブです。
2013年08月20日
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名古屋市守山区C邸で輸入キッチンのシャワー水栓を見て欲しいということで、先日お邪魔した。写真にある通り、スイッチ・カバーのゴムらしきものが劣化してちぎれてしまい、内部の部品が露出した状態になっている。カバーの問題ということで、見た目が悪いということだけなんだがこのままにしておくには、ちょっとみっともない。で、カナダの水栓メーカーにゴム・カバーの部品だけないか確認した処、カバーだけの供給はしておらず、このシャワー水栓自体も生産されていない為、これと類似したシャワーヘッドだけなら供給出来ると回答があった。ただ、またカバーが同じように劣化するのでは、問題解決にならないので、素材の改善がなされたものかを聞いた処、特に改善されたものではないが、普通に使う分には遜色がないという。また、今回の原因は、洗剤そのものや洗剤の垢が付着した状態のままになっていると劣化しやすいので、洗い物をした時は、カバーを水で洗うよう勧められました。新築して3~4年でこうなってしまった現状からすれば、メーカーの言い分も分かるんだけど、カバーの素材の改善も考えていかないと、昨今の洗剤事情への対応は難しいんじゃないかなぁ。それにしても、キッチン洗剤の化学成分って大丈夫なんだろうか。カバーだけならまだしも、人体の健康への影響のようなものも考えさせられる問題です。いくら家そのものを自然に近いもので造っても、そこに持ち込まれる家具や生活用品、食品などが問題であったら、意味がなくなってしまいますからね。まあ、あまり気にし過ぎもいけませんが・・・。
2013年04月21日
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国産の水栓金具は、ゴムの止水ゴマのパッキンで蛇口からの吐水をコントロールしますが、北米の水栓金具は、カートリッジタイプのセラミック・バルブを使っています。それは、キッチン用も洗面用も全て同じ構造のものなんです。ゴムと違ってセラミックは劣化しないと言われていますが、水道の管の中に混じった細かな砂粒や異物などが、このバルブに引っ掛かるとセラミックが傷んでポタポタ漏水することがあります。最近、うちのお客さんのおうちでもそういうトラブルが、度々発生するので、最近の上水道は本管の劣化や取り替えがあるのかも知れないですね。いずれにしても、この部品を交換しないといけないですから、カナダのメーカーに問い合わせして部品の調達手配をします。ただ、この部品は、大きさや種類も豊富で製造時期によっても違う部品が使われているようですので、安易な調達は危険です。こういう小さな部品の調達って、面倒ですが大切なことですよね。
2013年04月10日
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こちらは、カナダ Moen社のキッチンFaucet、Wetherly。少し太っちょなデザインは、安定感やしっかり感を感じさせます。また、カウンターから突如にょっきり生えたような感じは、竹のようなイメージにも見えるから不思議です。シンプルでフラットなカウンターは、丁度バーカウンターにも見えますから、何やらビール・サーバーの口をも連想させます。カウンターと蛇口との接点が、あまりにもきれいなので水垢が気になるという人には、台座として使用するプレートカバーも用意されています。蛇口の隣に鎮座しているのは、シャワー水栓。こちらのデザインも手のひらにフィットするような感じのシルエットです。シンプルな中に、楽しくデザインされた製品は、キッチン全体だけでなく、おうち全体をも素敵に見せてくれるものです。私たち ホームメイドがデザイン・コーディネートをしますので、こうしたカナダの輸入建材でおうちを造りたいという方は、ご相談下さい。
2013年03月02日
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会社を興してすぐですから、もう10年以上経ちますが、相変わらず美しいレンガ積みの外壁を見せる東海市 F邸。外観だけでなく、内装も相当気合を入れて作りましたから本当によく出来たおうちだと我ながらしみじみ思う年の瀬です。さて、今回、毎年恒例の年末のご挨拶にお伺いした際に洗面の水栓金具の蛇口から、水道がポタポタ落ちるというお話を伺いました。カナダの水栓金具は、ゴムパッキンでなく、セラミックバルブを使用していますので、半永久的に交換する必要はないと言われていますが、水道に異物が混入しているとバルブに挟まってセラミックを傷つけてしまうことがあるのです。そうなると、蛇口から洩れてしまうことがありますので今回もそういった原因かも知れません。カナダの水栓金具は、デザインも美しく、耐久性もあると思いますが、一生メンテナンスが必要ないということはありません。どうぞ大切にお使い頂いて、少しでも長くその美しさを楽しんで頂きたいものです。その為の努力こそが、メンテナンスだと思います。因みに、この写真に写っている洗面ボウルは、コーラー社製アーティスト・エディションのプレーリーフラワー・デザインです。
2012年12月29日
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私たちが輸入するカナダのキッチン水栓は、いろんな部品が付いています。北米で暮らしたことがある方なら、よくお分かりだと思いますが国産のように全てをオールインワンにまとめてしまうようなことは、あまりしないです。では、この写真の水栓部品を右からご説明しましょう。まず、一番右は、ソープディスペンサー。頭の部分を押すと液体洗剤が針金のような部分から出てきます。次が、水のハンドルレバー。そして、吐水口、お湯のレバー、ハンドシャワーと続きます。吐水口から水やお湯が出ている時に、シャワーの頭に付いているレバーを押すと、吐水が切り換わってシャワーから出てきます。その時、通常の吐水口からは水等は出てこなくなります。勿論、シャワーはホースが内蔵されているので、引き出して使うことが可能です。皆さんは、国産とカナダ製とどちらを選ばれるでしょうか。個性と機能とのせめぎ合い。メンテナンスの面倒を考えますか?それでも、こちらがいいという方もいるでしょうね。私たちなら、そのどちらにでも対応出来ますよ。
2012年11月08日
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10年近く経つといろいろなものにガタが生じます。それは、家電でも車でも建材でも同じです。今回は、輸入洗面水栓のハンドルレバー。可愛らしいデザインのクロスハンドルは、国産の水栓にはない温かみを感じますが、こういった白いハンドルは陶器やポリエチレン樹脂で作られています。破損したものは陶器だったのですが、ハンドルは常に稼動する場所ですから、本体側の金属部分と陶器の部分との間に力が加わるのです。その為に、そのうち何らかの具合で割れが入ることがあるんですね。そういう場合交換が必要となる訳ですが、水栓金具全体丸ごと交換というのは、愛着があると躊躇してしまうものです。ただ、放っておけば、みすぼらしいのでよくありません。輸入水栓の場合、いくつかの海外メーカーでは、こうした消耗部品を長く在庫してくれているところもあるのです。勿論、全てが全てそういう訳ではないですが・・・。今回は、運よく破損部品だけを調達することが出来ました。こうやってメンテナンスしながら、長くおうちを維持していく。住宅が本来あるべき姿ではないでしょうか。勿論、住宅会社としては全交換して施工費も頂かないと、全然儲かりません。だって、数千円の部品だけでどれだけの利益があるというのですか。でも、そういう自分本位のやり方が、まだ使える住宅をもゴミにしてしまう消費社会にしてしまったのです。住宅メーカー自身が変わらなければ、社会は絶対変わりません。
2012年09月13日
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最近、北米のトレンドは、ツヤ消しのデザイン。ヨーロッパでもアルファロメオが、ツヤ消し塗装のスポーツカーを発表したから、世界的なデザイントレンドと言っても過言ではない。で、写真の洗面用水栓金具をご覧あれ。シルバーホワイトと呼べる程の輝きがありますが、これはニッケルを用いているんですねぇ。英語では、Brushed Nickelと言います。ニッケルは、銀に少しグレーを混ぜたような落ち着いた色合いを見せるので、高級感を感じさせてくれるのです。また、この水栓のデザインもいいですよねぇ。産業革命の時代を思わせる機械的なクラシックなデザインは、シンプルモダン一辺倒の国産品とは、一線を画します。この水栓金具には、白い大理石や白い陶器の洗面ボウルがお似合いですよ。あくまで、エレガントに拘りたいですね。
2012年03月19日
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予備としてもう1つ購入しておきたいというお客さんからの要望でカナダから輸入した洗面用水栓金具 #F67-1112CH。鶴首の部分が若干高い形になっているのが、特徴です。また、レバーハンドルの形状も端部の留め具にほんのちょっとデザインされているのがクラシックで美しいですね。台座にレバー部分や蛇口が一体成型された4インチセンタータイプですから、比較的お掃除もしやすく値段も手頃。多分、日本でこうしたデザインの輸入水栓を国産メーカーから買うと、私たちと比べて3~4倍くらいの価格になるんでしょうね。私たちが輸入する水栓金具は、国産にはないデザインばかり。でも、こうしたデザインは欧米では伝統的なものなのです。だから、カナダで購入すれば、こんな美しいデザインのものでもお手頃に普通に買えるという訳です。ほんの少しの遊び心がちょっとしたことで感じられる。そういう家づくりって大切なんですが、何故か住宅メーカーは嫌がりますよね。特別なことをする手間が惜しいんでしょうが、それがお客様のことを考えた家づくりなんでしょうか、本当の顧客第一主義と言えるんでしょうか。まあ、でもそれでいいという方なら、大手メーカーのおうちでOKだと思います。同じ価値観で家づくりすることが大切ですから。
2011年11月25日
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以前からカナダの水栓金具を紹介する際に、国産のゴムパッキンと違って、カナダの水栓金具に付いているセラミックパッキンは半永久的に使えるというお話をしていますが、この写真の部品がそのセラミックパッキンです。丁度、蛇口をひねるハンドルのすぐ下あたりに取付けられているものなんですが、国産のゴムパッキンと比べてしっかりしていますでしょ。部品の中央部に開いた穴から覗く白い部分が、セラミックのようです。この部品は、水道水に問題がなければ、ずっと使える優れものなんですが、欠点が一つだけあるのです。水道水にごく微小の異物が混入していたりして、それがこのバルブの可動部分に引っ掛かってしまうと、セラミックが割れてしまう場合があるのです。そうなると、それが原因でポタポタと蛇口から水がこぼれてきてしまうのです。まあ、どんなものでも絶対ということはないから、仕方ありませんね。その時は交換が必要ですから、輸入住宅のプロ、ホームメイドに相談下さい(笑)カナダの水栓金具は、デザインだけが素晴らしいのではありません。見えないパーツにも工夫がされているからいいんです。
2011年11月23日
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お客様からの要望の高いイルカの形の水栓金具。今回、カナダから出荷されたものが到着しましたのでお見せします。全長は、20cmを越える大きなもの。重量もあるので実際に見るとゴージャスですよぉ。砂型という型に金属を流し込んで造られるものなのですが、この砂型は金属が固まったら、壊されてしまいます。ですから、一つひとつが一品物。贅沢ですねぇ~。でも、この人気の水栓金具も現在メーカーにある在庫限りで生産終了だそうです。何かもったいないですよねぇ。で、ホームメイドに届いたこの水栓金具は、既にお客様のところにお嫁に行ってしまいました。もう1つだけ追加で注文してありますが、多分これが最後になるでしょう。さてさて、これを手に入れることが出来る幸運なお客さんは、どなたになるんでしょうか。
2011年11月18日
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イタリアンテイストの都会的なデザインをした水栓金具。吐水口が高い位置にきているので、キッチンシンクに大きなものを入れたり、洗ったりするのに便利ですね。逆に、シンクの底から遠いとも言えるので、水ハネには気を付ける必要もありますよ。吐水口にはホースが仕込んでありますので、取り出せばシャワーヘッドとしても使えます。操作はワンレバーですから、簡単に水とお湯とで温度調整が可能です。あと、写真ではシンクをジュースを冷やすクーラーとして使っていますね。北米で一般的なダブルシンクであれば、片方を洗い物に、もう片方をクーラーや浸け置き場などとして利用することが可能です。アイボリーがかった白いキッチンキャビネットに、黒やステンレスのカウンター。そこにクローム色の水栓金具がくれば、デザインもピッタリ。何気ない日常でも、輸入のキッチンアイテムと一緒なら、毎日が素敵な非日常かも知れません。
2011年11月06日
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輸入のバス水栓や洗い場水栓には、シャワーが付属しているものが多くあります。シャワーは非常に便利なんですが、そのホースは通常金属メッシュが巻かれているのです。内部にあるゴム等で出来たホースを守る為や見た目をよくするという意味合いでステンレスメタルが使われているんですが、取り回しを無理にしたり頻繁に動かすことをやると、曲げの力が加わったところから金属が劣化してきてしまいます。要は、針金を同じところでグニャグニャ曲げているとそのうちちぎれてくるのと同じですね。国産のシャワーホースは、柔らかなプラスチックで出来ていますが、こちらは常にお湯や洗剤に晒される状況ですから、劣化によるホースの破れは防ぐことが出来ません。何れにしても、よく使うものは、悪くなるのも早いのです。あまり引っ張ったり、曲げたりしないようにして出来るだけいたわるようにしてあげて下さいね。そうすれば、いいものは長く使えるはずですから。
2011年08月01日
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朝日を窓から取り込みながら、朝の食卓の準備。少し窓を開ければ、小鳥のさえずりも聞こえてくる。そんな開放的なキッチンは、如何でしょうか。ダークブラウンのクラシックな木製キャビネット。開放感を出す為に、邪魔な吊戸棚はありません。ライトグレーの御影石のカウンターと白で統一された壁とが爽やかさを感じさせてくれています。ステンレスのアンダーシンクには、サテンカラーのキッチン水栓がよく似合う。水栓金具には、シャワーヘッドやソープディスペンサーも装備されているので、洗う楽しさを感じるはずです。そうそう、この素材は、水垢や手垢が付きにくいデザインになっているという点も見逃せません。水栓金具に合わせて、キャビネットドアの取っ手もいぶし銀のタイプになっているのも心憎い演出です。いろんな部材を自由に組み合わせてデザインする。それが可能なのが、直輸入するホームメイドの輸入住宅なんですね。
2011年06月07日
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カップボウル型の洗面ボウルが置かれた洗面キャビネット。ライトオークの柾目の木肌が、オーク独特の強さを弱めたデザインになっています。また、通常キャビネットドアを使うところですが、敢えてオープンシェルフとし、タオルやバスローブを見せています。また、深いカップボウルに対応する為に、洗面水栓もオプションの高い台座ボディを連結させてノッポで伸びやかなアーチを描くように設置しているのも面白いですね。石鹸置きやハンドタオルなども、全てカウンターの上に露出していますが、色やデザインコンセプトを合わせることによって、雑多なイメージでなく統一感のあるお洒落な空間に仕上がるのです。このオープンさによって、住み手のおおらかさやセンスのよさを意識するはずです。キャビネットの背面には、ベージュ系のモザイクタイルをお腹の高さくらいまで張って、デザインにメリハリを付けるのと同時に、水返しの役目をも担わせています。鏡は、額縁をわざと濃い目の色にして、主張のある感じに仕上げています。鏡を見る人は、選んだ人のこだわりをここに感じるのでしょうね。
2011年05月22日
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この輸入の水栓金具は、カナダ Moen社のCaldwell。色は、地中海ブロンズと呼ばれる重厚感のある色とクローム(銀)色の2つ。どちらもいい感じですが、個性的な感じを好まれる方でしたら地中海ブロンズはお勧めです。緩やかなカーブを描いた各部のデザインは、ディテイルまで拘っていますので、リッチさを感じさせてくれますね。洗面キャビネットにこんな美しい水栓金具が付いていたら顔を洗うのもどんなにか楽しいでしょう。形としては、お湯と水のツー・ハンドルタイプですからクラシックな感じですが、モダンな空間にも似合いそうです。ちょっとしたことですが、水栓金具一つをとっても妥協を許さないというセンスは、家づくりに必要です。
2011年01月16日
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以前、洗面の水栓金具のポップアップ・アッシーが腐食して交換しなければいけないというお話をしましたが、その交換部品がカナダより到着しました。当時、書いたブログ:洗面ポップアップ・アッシーの腐食(2010年09月19日)http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/201009190000/それにしても時間が掛かりましたねぇ。交換用にお願いしたスワロフスキーのクリスタル水栓レバーも一緒にオーダーしたからでしょうか?まあ、遅くなってもこうやってちゃんと供給してくれるだけ、よしとしなければいけないのが輸入材の難しいところ。さてさて、到着したクリスタルを見てみましょう。いや~、眩いばかりの美しさじゃないですかぁ~!これ、プラスチックじゃなくて、本物のクリスタルですよぉ~。面倒な手続きや掛かった時間を差し引いてもやっぱり美しいものを見ると、輸入材はいいなぁなんて思いますね。でも、普通の日本人の方が、欧米人の手続きの悪さや彼らの時間軸の違いを理解するのは大変ですよね。
2010年12月11日
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輸入の洗面用水栓金具は、水栓金具本体に付いているレバーを上げ下げすることで、排水口のフタを開閉出来る仕組み(ポップアップ)になっている。今回、西尾市のK邸でそのフタの部品が排水管の中に入ってしまったという連絡をもらったので、メンテナンスに行ってみた。ポップアップ・アッシーに繋がっているステンレスのSトラップを専用工具で外してみると、部品が大きかったせいか、運よく中に残っていた。何故この部品が脱落して中に落ちてしまったのか、詳しくチェックしてみると、ポップアップを可動させる棒が管の中で腐食して折れてなくなっていたのだ。奥さんが、時々フタを外して中を掃除するそうで、その際無理に外したことがあったそうな。その時に折れてしまったのだろうと思われたが、金属の棒が折れてなくなったということは、あまり記憶にない。まあ、取り敢えずフタなしでも使えるというので当分このままでいって、どうしても必要になったら交換しましょうということで、管を元通りに組み付けた。そうしたら、何故かパイプの上の方から水が漏れた。どうしたのかと思ったら、本来一体型だった銅のパイプが溶接のつなぎ目で外れてしまっている。工具で組み付けた際に、少し引っ張ったら外れてしまったようだが、通常ここはそれくらいではびくともしないはずだ。パイプの中を見てみると、パイプの口がボロボロになっているし、先程の棒もパイプの中に飛び出してきているはずなのに、何もなくなっていた。築4年のおうちにしては、少し腐食が著しい。よくよく奥様に聞いてみると、髪の毛がパイプに詰まらないように、市販のパイプクリーナーを排水管の中に入れたまま1日放っておくことを時々しているそうな。最近のパイプクリーナーは、金属をも溶かしてしまうくらい強いものがあるんですね。一般的に、輸入の洗面用水栓金具は、この部分が銅の合金で出来ていますので、クリーナーの表示をよく読んで腐食しないように注意をして下さいね。こうなったら、ポップアップ・アッシーは、全て交換しないといけなくなります。
2010年09月19日
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ホームメイドが、会社を興して最初に建てたおうちのキッチン水栓から、ポタポタ水が出て止まらないという話を頂いた。もう9年も経つから、メンテナンスが必要な時期かも知れません。蛇口から漏れるということなので、日本で言えばゴムパッキンのところが悪いということになる。輸入品でそれに相当するのが、セラミック バルブ。これは、何か異物が噛まない限り、半永久的に取替えの必要がないという優れものなんだが、何かの理由でセラミックが割れてしまったのかも知れません。部品をカナダから調達して、いざバルブのあるレバーの部分を外そうとしたのですが、これがなかなか外れない。どうしたら外れるのかを問い合わせした処、通常なら簡単に上に引っ張れば外れるから、まずは酢をレバーの周りに掛けて腐食部分を滑らかにして外してみてくれ、ということだった。で、数日お酢を掛けてもらって、今日外しに行ってみましたが全然外れない。やっぱり、メーカーの言っていることが違うのかと思いながら、もう片方のお湯のレバーを外してみた。そしたら、何と簡単に外れるではないか。こっちは、全然使わなかったから、新品同様だったそうな。やっぱり、錆の問題のようです。再度、お酢を掛けてもらって、少し置いてもらうようにお願いして帰ったのですが、輸入材は気難しいですねぇ。でも、そういうところがあっても、デザインや質感では代えがたいものがあるんですよね。多分、普通の住宅メーカーでは手に負えないですが・・・・。
2010年01月11日
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北米ではまだまだツー・ハンドルの混合水栓が多いのですが日本では、ワン・レバーしかなくなってきましたね。と言っても、北米でも使いやすさという観点でワン・レバーのキッチン水栓が増えてきつつあります。でも、本当にワン・レバーが必要かというとそうでもない。それは、給湯器自体に温度コントローラーが付いているので、いちいち水栓の方で温度を調整する必要がなくなってきているからです。まあ、それはさて置き、この水栓金具は、蛇口の中にメッシュホースが内臓されたシャワー・タイプ。蛇口の頭の部分にプッシュ・ボタンが付いていて通常吐水とシャワー吐水とに切り換えが出来る。蛇口の中央部に膨らみを持たせて、握りやすさとデザイン性とを意識しいるのが特徴です。国産でもシャワー水栓が出回ってきていますがもう少し豊富なデザイン・バリエーションがあってもいいですよね。当然、こちらは半永久的なセラミック・パッキンです。
2009年09月01日
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輸入住宅のキッチン蛇口と言えば、日本では金色が一番好まれます。でも、最近の北米の主流は、クローム。いわゆる銀色です。やはり、清潔感やシンプルさがうけているのかも知れないですね。Y邸でもクロームの水栓金具を選んだのですが、デザインは非常にクラシックな感じを受けるのではないでしょうか。白い輸入のホーロー・シンクと100mm角のタイル貼りキッチン・カウンターとを組み合わせると、更に清潔感が増して見えるのが不思議です。また、ロート・アイアンの照明器具ともよく合いますよね。この照明器具は、実はお客さんが今まで持っていたものを使わせて頂きました。この照明器具をベースに、内外装のデザインをコーディネートしたといっても過言ではありません。何か基準となるべきものがあると、素敵な家づくりが出来るような気がします。
2009年04月28日
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これは、先日知多のK邸でオープンハウスを開催した時に持ち込んだ展示品。後日、これをK邸で施工する予定です。デザインは、北米ではオーソドックスと言っていいでしょう。鶴首のような吐水口。左右に分かれた湯・水のレバー。それらを一体化する為のマウント・プレート。輸入住宅好きの方なら、こうしたデザインは大好きなんて人も多いんだろうね。全体的にツヤのある銀色のクローム・カラーを使うことで清潔さを感じさせ、吐水口の先端とレバー部分とにツヤありのブラス・カラーを用いて、ちょっとだけ豪華さをアピールしている。また、レバーを白にすることで、可愛らしさも忘れてはいない。国産品は、温度調整が一度にできるクロームのワンレバータイプが主流です。それは、片手で簡単だからだろうが全部同じ感じがして、楽しさは少ないのかも知れません。これを施工したキッチンの完成写真は、後日お見せしますがこうした単体を見るだけでも、楽しいでしょ。
2008年10月24日
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