Tapestry

SECRET WINDOW

そんなに悪くもなかったけど、主演がジョニー・デップじゃなかったら、どうだったろう？

微妙なところだ。

モート（ジョニデ）はミステリー作家。奥さんとは離婚調停中で、

奇麗な湖畔にある別荘でひとりで暮らしている。

ある日、シューターと名乗る男から、突然「You stole my story・・・」と

身に覚えのない言いがかりをつけられ、その日から執拗に追い回される事になる・・・。

ってのがメインのサスペンスなのだが、あんまりドキドキハラハラする怖さを感じなかった。

斬新さがなかったせいかもしれない。モートの住む別荘は、とてもいい感じで、

多分あの家やら周辺の環境が爽やかすぎたのも、恐怖感が少なかった理由かもしれない。

あまりネタバレを書きたくないので、細かい事は書かないでおくが、

起こる事件一つ一つが、なんとなく予想がついたっていう事もあるし、

後半に入って来ると、大体筋書きも読めてきたのも一つ。

でも原作はスティーブン・キングだし、この手のスリラーは好きなんだよね。

読んでないけど、話しはやっぱり原作の方が面白いかもしれない。

数ある映画化された彼の作品の中では、残念ながら決して上位には入らないだろうな。

でもねぇ、やっぱりジョニーが素敵なんだよ。だから、ジョニデファンは観るべし。

一粒で５度美味しい場面がたくさんあるから。

UPS（宅配便）の受付嬢が、荷物を取に行ったモートにあれこれと世間話をし、

別れ際に思わず「Cute！」とつぶやく場面があるが、

思わず「うん、うん。」と頷いてる自分が。（笑）

恐怖と混乱におびえるオトコを演じてるジョニデって、もぅサイコー。

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