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実は来週から外で働くことになりました。今まで子供とそばにいたかったし、帰るときには家にいたいから、ずっと家で仕事していたんですが、そろそろ自分のやりたいことを見つめなおしてみようと思い、3月くらいから仕事を探してました。資格を持っているので、その資格を生かして、できれば週2,3日で、3時くらいまで・・・なんて条件を望んでいたんですが、実績がないのであえなく却下。4月に勉強しながら実績積みながらお給料ももらえる!という神戸市の緊急雇用対策求人があり、応募して面接とかも受けてたんですが、なんと採用してもらいましたー。時間も正社員と同じ時間帯で月~金と勤務なので、迷ったんですけど、やりたいことだったので決めました。フルタイムで働きながら、家のこと、子供のこと、体力的なこと・・・いろいろ心配や不安はあるんですが、がんばりたいと思います。今までしていた在宅での仕事も今年になって減ってきているので(不況・・・)続けるため、土日も休みなし・・・という、おいおい大丈夫?って自分でつっこみたくなるほどですが(笑)。しばらく勉強でその後実践で仕事しながら、資格取得に挑みます。合格率48%以下という厳しい資格らしいので、合格できたらご報告します。というわけで、これからは今までみたいに本が読めないと思います。活字中毒の私なので、勉強本で我慢しよう(笑)このブログの更新もほとんどできないと思うけど、たまーーーーに本が読めて書けそうだったら書くので、忘れないでくださいねー!!
2010年06月10日
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トワイライト(3 上)トワイライト(3 下)「トワイライト3(上下)」 ステファニー・メイヤー著内容(「BOOK」データベースより)「運命の人は“刻印”されている。ひと目ぼれよりももっと強烈で決定的に」吸血鬼エドワードと禁断の恋に落ちたベラは、すべてを捨てて自分もヴァンパイアになろうと決意していた。しかし、ベラをあきらめきれない人狼のジェイコブが「吸血鬼になるな、おれが幸せにする」と情熱的にひきとめる。ふたつの愛、ふたつの未来のあいだで、揺れ動くベラの心の行方は…?さらに、カレン一族のロザリーやジャスパーの哀しく壮絶な過去があきらかに。全世界の女性を夢中にさせるヴァンパイア・ロマンス、シリーズ第3弾。一気読みです。まさに一気(笑)よくぞここまで、ベラはバケモノ系に好かれますね(^_^;)そして不運(^_^;)吸血鬼と人狼の2人から情熱的に愛されて、運命の人は吸血鬼エドワードと分かっているのに、人狼のジェイコブにも魅かれて、2人とも失いたくないベラ。よくある三角関係だけど、男2人が敵同士でなんとも両極端。今回は、ベラを他の吸血鬼から守るために、エドワードたちカレン一族と人狼グループが手を組むんですが、一触即発ですよ。いやー、面白かった!!ベラの優柔不断さとどっちとも・・っていうとこ、女性から見るとほんと腹が立つんだけど、こういうところも許してしまうエドワードの愛はすごすぎ。この世のものとは思えない絶世の美男子で(吸血鬼だから当たり前?)、自分一人を永遠に愛して、守ってくれるエドワード。そりゃー、映画でエドワードを演じるロバート・パティンスンがロブ様と呼ばれて、人気絶頂になるのもわかりますね。さて、あとは4巻と最終章のみ。楽しみだー。
2010年06月10日
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楊令伝(13(青冥の章))「楊令伝13(青冥の章)」 北方謙三著内容(楽天ブックスより)交易の富により民の安寧な暮らしを実現した梁山泊。しかし張俊と手を結び、急激に力をつけた斉が背後をうかがう。南宋の李富、禁軍残党の岳飛、誰が敵になるかわからぬ状況下、水面下の闘いは続く。 最後の戦いの前の静けさ・・といったところでしょうか。梁山泊は誰もが信じられないほど豊かな生活が送れる土地になりました。なぜ天下を目指さないのかといった論議はいまだにされており、楊令を行く末が案じられます。岳飛は自分の土地の民たちに恨まれ、裏切られ、何のためにいるのか自問自答し、富み、栄えている梁山泊を見物にきます。そこで、楊令と会い、ともに肉を食い、語り、南宋の禁軍に戻ることにしました。今回は梁山泊軍として大きな戦いは張俊との戦いと、青蓮寺の李富の片腕・赫元を捉えた致死軍の戦いが大きかったかな。15巻完結と決まっているので、あと2巻。一体どうなるんだろう。梁山泊。そして楊令・・。
2010年06月09日
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走れ! T校バスケット部「走れ!T校バスケット部」 松崎洋 著内容(「BOOK」データベースより)中学時代、バスケ部キャプテンとして関東大会二位の実績を残した陽一は、強豪私立H校に特待生として入学。だが部内で激しいイジメに遭い自主退学する。失意のまま都立T校に編入した陽一だが、個性的なクラスメイトと出会い、弱小バスケ部を背負って立つことに─。連戦連敗の雑草集団が最強チームとなって活躍する痛快ベストセラー青春小説。口コミで話題となりシリーズ化している青春小説。内容は面白かったよ。キャラクターも個性的だし、最後は優勝しちゃうし。でも、文章がうまいとはいえないなー。なんて素人が言うのもおこがましいのだけれど、これ素人さんが書いたんでしょ?って感じの文章なんだよね。これがデビュー作らしいんで仕方ないのかな。最後の健太(超高校級の巨漢で全く走れない)がダンクするシーンは結構感動したけど、全体的に、あまりにも軽くて、流してる感じで続編を読もうとは思わなかったな。
2010年05月27日
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パレード「パレード」 吉田修一著内容(「BOOK」データベースより)都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。映画化されて話題になった本。映画配給会社に勤める健康オタクなビジネスマン・直輝。雑貨屋で働いている酒癖の悪い未来。無職で恋人からの連絡を待つだけの日々を送っている琴美。先輩の彼女を好きになりよからぬ仲になってしまう大学生・良介。4人の若者がルームシェアをして暮らしているところに、男娼のサトルが加わる。そしてそのころから近所で連続女性暴行事件が起こる。一見仲良く暮らしている5人。だがそれぞれ秘密を持っており、しかし、隠しているはずのその秘密は実は誰かが知っていた・・・という話。なんかねー。不思議でした。5人それぞれの目線で描かれた5章からなるお話なんだけど、それぞれが普通じゃないっていうか、なんか歪んでる。その歪みの最大のものがラストにくるんだけど、どうもなんともいえない読後感でした。
2010年05月27日
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プロメテウス・トラップ「プロメテウス・トラップ」 福田和代 著内容(「BOOK」データベースより)かつて天才ハッカーと謳われた“プロメテ”こと能條良明。今は平凡な一プログラマーとして生きる彼に、謎の男からICチップ解析の依頼が舞い込んだ。一見簡単に思えたその仕事が、彼を米国を脅かすサイバーテロ組織との闘いに導いてゆく。パスポート偽造、ソーシャル・ハッキング、スーパーコンピュータでのチェス対決、政府機関へのハッキング等、半神の名を持つ男が強大な敵に次々と挑む連作ミステリ。目次プロメテウス・トラップ/プロメテウス・バックドア/プロメテウス・アタック/プロメテウス・チェックメイト/プロメテウス・デバッグ/プロメテウス・マジック面白いと評判のこの本。著者の名前が整形逃亡していた犯人の名前に似ていますが(犯人は福田和子です)、別人。著者の経歴を見たら、同い年で神戸市生まれというところに親近感が(笑)さて、この本、かなり面白かったです。サイバーテロ相手なんですけどね、ちょっと他のとは違うかも。主人公のプロメテこと能條良明は天才ハッカー。MIT在学中にFBIのシステムに侵入して逮捕され、3年間投獄された後は、日本でプログラムの請負をして退屈な日々を送っている。ある日、村岡と名乗る男から偽造パスポートのICチップ入れ替えを頼まれる。高報酬に加え、大きな力に巻き込まれてしまった能條は仕方なく行うが、トラップをしかけていた。その後、MIT時代の友人で現在FBIの特別捜査官であるパンドラから誘われ、アメリカを脅かしているサイバーテロ組織を突き止めるという仕事を依頼される。彼らのミッションは成功するか。サイバーテロの犯人は?展開も早く、次はどうなるのかと気になって一気に読めます。かなりできすぎのような話ですが映画のように楽しめました。登場人物メモ能條良明:ハンドル名「プロメテ」、天才ハッカーポール・ラドクリフ:ハンドル名「パンドラ」FBI特別捜査官村岡俊夫:ICPO出向中の日本人テロ対策官レンレン:FBI
2010年05月22日
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廃墟に乞う「廃墟に乞う」 佐々木譲著内容(楽天ブックスより)北海道警察捜査一課仙道孝司ー現在、休職中。道警の敏腕刑事だった仙道孝司は、ある事件をきっかけに療養中の身。13年前に札幌で起きた娼婦殺害事件と、同じ手口で風俗嬢が殺された。心の痛手を癒すため休職中の仙道は、犯人の故郷である北海道の旧炭鉱町へ向かう。他にもやっと回復してきた仙道に、次々とやっかいな相談事が舞い込む。持ち込まれた事件を解決していくという連作短篇集。目次(「BOOK」データベースより)オージー好みの村/廃墟に乞う/兄の想い/消えた娘/博労沢の殺人/復帰する朝警察もの・・・とはちょっと違った刑事の話。ある事件でPTSDとなり現在療養中で休職中の仙道孝司警部補が、その優秀さから、北海道のあちこちの町から助けを求められて、事件に迫っていく6つの短編集。面白かったです。休職中なので、私立探偵が調査しているような感じもあるし、範囲外なので捜査の邪魔をしないでくれよという所轄の刑事たちからの情報をうまく引き出したり、逮捕に導かせたり。PTSDで休職中なので新聞やニュースも見るな、事件にかかわるなと担当医から支持されているにも関わらず、ひっきりなしにヘルプの声がかかるので、これでPTSDが治るのかーと突っ込みたくもなりますが、最後の「復帰する朝」では復帰の兆しが見えてきます。この最後の短編で、仙道のPTSDの元となった事件も明らかにされます。6編、どれも秀逸な短編でした。が、この人の作品、どうしても違和感がぬぐえないのがあるんですよね。それは、女性の話し方。「~だった。」「~はある。」みたいな言い切り口調なんですよね。みんな。あんまりこういう風にしゃべる人っていないから違和感あって。まぁこれも佐々木さんの作品の特徴の一つかな。
2010年05月11日
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「結果を出す人」はノートに何を書いているのか『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』 美崎栄一郎著内容(楽天ブックスより)●仕事はメモする段階で差がついている!なぜ同じことを経験しているのに、きちんと身につく人と、そうでない人とで違いが生まれるのでしょうか。これは頭の良し悪しとも、記録力の良し悪しとも関係がありません。結果を出せる人と出せない人の違いは、ずばり「ノートの使い方」にあるのです。学んだことを確実に成果へとつなげるには、ノートに「経験」を「記録」し、ためていくこと大切です。たまった経験から問題が見える化したり、改善点も明らかになります。●仕事ができる人の「ノートの中身」を公開経験をためようとしない限り、同じ失敗を繰り返したり、学んだ気になっているだけで、いつまでたっても自分の実力にすることができません。本書では、メモノート、母艦ノート、スケジュールノートを組み合わせた「3冊ノート術」や、「予想・実行・結果」の3段階記録法など、成果につながる実践的なノート術を、読んですぐマネできるように、多数の写真や図版を掲載しながら紹介します。会議・企画・時間管理・出張などの「仕事ノート」から、勉強・読書・セミナーなどの「自己投資ノート」まで、すぐに使えるハックが満載です。・同じページに色分けしながら追記する「プロジェクトノート」・競馬と同じ、予想と結果の「会議ノート」・オリジナルシール&付箋で簡単「スケジュール管理術」・メモノートを持って移動しながらネタを出す「アイデア術」・タスク管理も自由自在な「付箋『超』活用術」・必ずアクションにつなげる読書ノート「A書評」・最も簡単でシンプルな「読書スクラップ術」・何よりリターンにこだわる「セミナーノート術」・ノートと名刺を使った「人脈管理術」・資格を取るための「勉強ノート術」・面倒くさがりやのための「イメージ検索」・iPhoneを活用した「データベース術」花王(株)にお勤めの著者のノート術。いろいろこの手の本は読んできましたが、皆さん工夫されていますねー。「セミナーノート」「会議ノート」「A書評」は使えそうです。
2010年05月11日
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オー!ファーザー「オー!ファーザー a family」 伊坂幸太郎著内容(「BOOK」データベースより)みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこか変わっていて。俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。そして、今回、変な事件に巻き込まれて─。久々に面白かった伊坂作品。どうやら3年前に連載されていたものの単行本化で、ご本人いわく、第一期の集大成的な作品とのこと。ははん。だから面白かったのね。最近の作品は第二期ということで、あんまり好きでないものばっかりだったもんね。これは、「砂漠」や「陽気なギャングが地球を回す」に似てる(笑)高校生の由紀夫をとりまく個性的な父親4人(悟、勲、鷹、葵)と、母の知代、同級生の多恵子、鱒二、小宮山らとの刺激的な毎日を描いたもの。バスケがうまく、勉強も出来てケンカもそこそこ強く、女にも人気のある由紀夫。4人の父親の影響か、大人びて冷めたものの見方をするけれど、何かあるとほっとけない性分。この由紀夫のキャラはいつもの主人公キャラですね。由紀夫が巻き込まれていく事件はそんなに面白いものではないけれど、それに対する周りの関わり方が面白い。例によってセリフもGood。大学教授の物知り・悟、中学教師の勲、賭博好きで彼が行ったら嘘もほんとに聞こえるような鷹、バーの店長で女にモテモテの葵。この4人が揃ったら、向かうところ敵なし!って感じで、読んでいて気持ちいいです。似たような作品ではあるけれど、伊坂さんはこういうのがやっぱり好きだな。
2010年05月07日
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1Q84 BOOK3「1Q84 Book3 (10月~12月)」 村上春樹著内容(「BOOK」データベースより)そこは世界にただひとつの完結した場所だった。どこまでも孤立しながら、孤独に染まることのない場所だった。これで完結・・・なのかな?前作までの細かい話を覚えていなかったので、ちょっと読み込むのに時間がかかったけど、最後はハッピーエンドでしたねぇー。しかも「え?そのまま大丈夫なの?終わっちゃうの?」って感じでした。詳しいことはあまり明らかにされないままだし。あー、でも牛河の視点から青豆の名前や育ち、天吾くんの両親のことなども明らかになった部分がありました。 *以下、ネタバレあり。読んでもかまわなければドラッグしてみてください。青豆雅美と川奈天吾。いろいろな点で気にかかることはあるんですが、青豆と天吾くんのラブストーリーとしては一応の決着がつきました。天吾くんを待ち続ける青豆の強さは私にはないもので、少し憧れる部分がありますね。あ、でも前作までの青豆の強さとは全然違う気がする。「さきがけ」のリーダーを殺して隠れている状態で、偶然見つけた天吾くんを探し待ち続ける中、妊娠したことによって、より強さがましているというか。青豆が性交渉なしに受胎する・・・というしかもそれが、青豆がリーダーを殺したとき、そして同時刻にふかえりと天吾くんが交わったときに授かった命という驚きのストーリーでした。しかもその子供を「さきがけ」が狙っている?ふかえりが青豆と天吾くんを結び付けてくれたというのはわかるんだけど(ふかえりを通して天吾くんの精子が青豆の中に運ばれたってことでしょ?)その子供はいったいどういう子供になるんだろう。それが2人の子供で、「さきがけ」のいう「声を聴くもの」になるのなら1Q84年から1984年に戻ったらどうなるんだろう?そしてタマルや老婦人は1984年にもいるはずなんだけど、リーダーを殺したのが1Q84年なら、1984年ではいったいどういうことになってるんだろう?「さきがけ」に依頼され、青豆を探していた牛河はタマルに殺され、その遺体の口からリトルピープルが出てきて「空気さなぎ」を作っていたけど、あれはどういうこと??あの高速道路の階段が1984年と1Q84年の出入口になっているということが明らかになったけど、青豆はそこから1Q84年に来たとして、天吾くんはいつ、どこから1Q84年に来たんだろう?もういろいろ疑問があるんだけど、これらは解決されないままなんだろうな・・。続編があるのかどうか知らないけれど、青豆の子供が生まれたら、何らかの理由で1Q84年に戻らないといけなくなるかもしれない。それが続編かも・・・。何はともあれ、面白かったですね。何度も読み返してみたい作品かも。村上作品は深い・・・と言われるのもわかります。読み込まないと理解できない(笑)
2010年05月06日
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凍土の密約「凍土の密約」 今野敏 著内容殺人事件の捜査に呼ばれた公安部の倉島警部補は、日本人ではありえないプロの殺し屋の存在を感じる。捜査を進めるうち、第三、第四の殺人も起こる。実行犯は元極東ソ連軍の特殊部隊に所属していた人物と推定されたが、はたして犯人の目的は何なのか……。 読みやすくて面白かったです。今野さんの作品はとても文章に特徴がありますねー。どれもちょっと離れたところから見ている感じだし、非常に読みやすい(笑)内容は「えぇっ?そんなものがある?」っていう驚きもありましたがまぁパターンとしてはこういう公安ものと同じです。公安の外事一課の倉島をリーダーとして、白崎、西本2人と殺人犯の目的を探っていくのですが、あんまりどきどきしないー(笑)それにしても公安ってほんとに普通の企業とかにも潜入しているのかな。
2010年04月28日
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ダブル・ジョーカー「ダブル・ジョーカー」 柳広司著内容(「BOOK」データベースより)結城中佐率いる“D機関”の暗躍の陰で、もう一つの秘密諜報組織“風機関”が設立された。だが、同じカードは二枚も要らない。どちらかがスペアだ。D機関の追い落としを謀る風機関に対して、結城中佐が放った驚愕の一手とは─。表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、“魔術師”のコードネームで伝説となったスパイ時代の結城を描く「柩」など、5編を収録。吉川英治文学新人賞&日本推理作家協会賞W受賞の超話題作『ジョーカー・ゲーム』シリーズ第2弾、早くも登場。面白かったーー!!!前作よりも面白かった気がする。ちなみにこの本、図書館で予約したのは11月・・ほぼ半年経ってるわ(^_^;)今回は結城中佐率いる“D機関”を面白く思わない阿久津中佐主導により、“風機関”という別尾諜報組織が設立されます。ライバル意識を燃やして頑張っていますが、結城中佐にとっては歯牙にもかけない・・・といったところかな。5編の短編からなっているんですが、どれも面白かった。この本の特徴は、“D機関”内部をほとんど描かず、“D機関”に見張られてる人とか周りからアプローチしてるんで、よけいに謎めいて読めるんですよねー。一体誰が・・?どうやって・・・?って気になってしょうがないし。結城中佐が若き頃、魔術師”のコードネームで暗躍していたエピソードもあり、片手を失った経緯も明かされます。テンポもよく、読みやすくて面白かった!!
2010年04月27日
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【映画化決定!】ロスト・シンボル 上下巻セット著:ダン・ブラウン/訳:越前敏弥「ロスト・シンボル(上下) ダン・ブラウン著内容キリストの聖杯をめぐる事件から数年が経ち、ハーヴァード大で教鞭を執る静かな生活を送っていたラングドンに、旧友から連絡が入る。フリーメイソン最高位の資格を持つスミソニアン協会会長ピーター・ソロモンからで、急遽講演の代役を頼みたいという。会場である連邦議会議事堂に駆けつけるが、そこにピーターの姿はなく、切断された右手首が……薬指には見覚えのある金の指輪。フリーメイソンの紋章をあしらったその指輪は、ピーターのものに間違いない。ピーターを人質に取ったというマラーク(悪霊)と名乗る謎の男は、ラングドンに“古の門”を探せと命じる。ピーターの右手の指先に施された独特の刺青が“古の門”の先にある“古の神秘”を指し示す図像であることにラングドンは気付く。誘拐犯マラークの目的は、この恐るべき力を持つとされる“古の秘密”を手に入れることにあるのは明らかだった。ラングドンは駆けつけたCIA警備局長サトウと共に、まずは、“古の門”の捜索に乗り出すのだが……。ロバート・ラングドンシリーズ第3弾です!読むのにすっごい時間がかかりました・・。序盤のめり込むまでに時間がかかり、ようやく上巻の3分の2くらいでやめられなくなりました。フリーメイソン、興味あるんですごく楽しみにしてました。フリーメイソンの教義や秘密めいた儀式など、詳しく描かれており、そのフリーメイソンが守り続けているピラミッド、古の門をめぐってのやりとりは非常に面白かったです。「古の神秘」である“失われたことば”を見つけるために、フリーメイソンの最高幹部であるピーター・ソロモンを誘拐し、ロバート・ラングドンをおびきよせたマラーク。マラークの欲しがっているフリーメイソンのピラミッドを見つけ、暗号を解読しなければ、ピーターの命はないと脅され、CIA保安局の局長サトウからも国家の安全保障にかかわる問題だと横やりを入れられ、ラングドン教授は今回も走ります。一体何をピラミッドは示しているんだろう、何が国家の安全保障なんだろうと気になって、下巻に突入。ピーターの妹・キャサリンの純粋知性科学研究の結果に驚き、“失われたことば”に唖然。え?さらにマラークの正体とは・・・。ワシントンDCにこういった秘密が隠されている場所があるなんて!私的には、あんまりすっきりしなかったんですけど、キャラリンの研究結果にはとても興味を持ちました。
2010年04月26日
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P.S.アイラヴユー プレミアム・エディション「P.S. アイラヴユー」 2007年アメリカ内容最愛の夫ジェリーを亡くし、絶望に打ちひしがれる妻・ホリーのもとに、ある日ジェリーからのメッセージが届く。それから次々と様々な方法でホリーのもとに届けられる“消印のない”手紙。最愛の夫を失った悲しみと、最愛の人に出会えた幸せをかみしめながら、友情、そして家族の愛に支えられ、ホリーは徐々に生きる力を取り戻していく……。 ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラーほかずっと見たかった作品。今週は映画weekだわ(笑)126分の間、ほぼ最初から最後まで泣き通しでした。だって、冒頭ケンカして仲直りしていちゃいちゃしてたと思ったら、もう死んじゃってるんだもん!!ジェリーファンの私としては、ショックです。あ、ジェラルド・バトラーの愛称をジェリーというんですよ。この作品では役名もそのままジェリーでしたね。で、ホリー(ヒラリー・スワンク)がショックでひきこもり状態になっているところに、亡くなったジェリーから手紙が届き、セクシーな服を買う、カラオケに行く、旅行に行く・・などのいろいろな指示があります。そのたびに、ジェリーとの楽しかった日々を思い出し、悲しみに暮れるホリー。でも指示に従って外に出ていくうちに、少しずつ心が前に向き始めるんです。初めて出会ったアイルランドのシーン。輝く笑顔で夢を語り続けたホリーと同時に恋に落ちたジェリー。その夢を思い出して一歩踏み出したら、新しい自分が待っていたという感じかな。ジェリーはいつもそばにいて、見守っていてくれる。ジェリーの最後の手紙「君は僕の人生のすべてだった。でも僕は君の人生の一部にすぎない」っていうところで、また号泣。脳腫瘍で死期を悟っていたジェリーが死ぬ前に、愛するホリーのためにたくさんの手紙を書き、多くの人にホリーを頼み、死後の手配をしていたっていう、それだけでも涙、涙なのに。セクシーで歌がうまくて優しくて自分だけを愛してくれたジェリー。こんな人を忘れられるわけがない。なのに、なのに。いくらジェリーが他の男を好きになるのを恐れないでと手紙に書いているとはいえ!亡くなって1年も経たないのに、寂しいのもわかるけど、あんなのって!!わからんでもないけど・・・(^_^;)ヒラリー・スワンクって決してきれいな人ではないと思うんだけど、ジェリーと出会った時とかのシーンではとてもかわいかった。人を愛する表情っていうか、内面が出てる感じで、よかった。ジェリーをなくしたホリーに男の人が惹かれるのは、あーいった表情からかな・・。いやー、しかし久々に号泣&号泣でした。ひげなしのジェリーも久々。やっぱりかっこいいそして、演技うまいよ!恋愛ものもすごくいい!!そういや、キャシー・ベイツがホリーのママ役で出てました。今週見た「レボリューショナリー・ロード」にも出てたわ。名脇役ですね。この映画はいいです!だんなを大事にしないとな・・と思いました(笑)
2010年04月23日
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神様のカルテ「神様のカルテ」 夏川草介 著内容(「BOOK」データベースより)神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。夏目漱石を敬愛し、ハルさんを愛する青年は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で、今日も勤務中。読んだ人すべての心を温かくする、新たなベストセラー。第十回小学館文庫小説賞受賞。 話題の本。主人公・栗原一止は長野県の地方病院に勤務する内科医。といっても24時間ぶっ通しで救急処置や3日間働くこともしょっちゅうという何でも医。夏目漱石の「草枕」を愛読書としているせいか、話言葉も古めかしい彼は、「変人」と呼ばれている。しかし患者に対して一生懸命対応する良いお医者さん。築何十年とたったぼろアパートで愛するハルさんと暮らし、人間として患者と接する彼の生活を描いた、ほの温かい作品。この奥さんのハルさんがまたすごくいいです。患者が亡くなって落ち込む一止を思いやる姿とか、「イチさん、雪ですよ。」みたいな癒し系の話し方とか。地域医療が崩壊しつつある現状を温かく描いた本ですが、著者はほんとに長野県の地域医療に従事するお医者さんみたいですね。この本を読んで、すごいあったかい気持ちになれました。良い本です。
2010年04月22日
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デュプリシティ 【DVD】「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~ 」 2009年アメリカ内容以前イギリスのMI6所属の諜報員だったレイ(クライヴ・オーウェン)は、フリーランスの産業スパイに転身する。彼はニューヨークでトイレタリー用品の新興企業エクイクロム社のために、宿敵B&R社を探るスパイ・チームの一員として働いていた。そこでライバル社に潜入中の情報提供者クレア(ジュリア・ロバーツ)と接触しようと試みるが……。ジュリア・ロバーツ 、クライヴ・オーウェン 、ポール・ジアマッティ ほかかっこいいスパイ映画だと思っていたら、全然違ったー。元MI6のレイと元CIAのクレアを軸に物語は回っていきます。クレアがレイを騙して資料を盗んだことから不確かな恋人同士になった2人。職業柄、どちらも相手を信じきれずに愛し合ってしまいます。現在と5年前、2年前、3か月前・・・との映像を交互に入れているので、あれ?あの2人どうなってるの?共謀?それとも仲たがいをして敵同士?みたいに見てる方も何がどうなってるのかわからないまま話は進みます。ともに産業スパイとなった2人は、ライバル社の新製品の秘密を盗むために血眼になり・・。いやー、最後は驚いた。いやね、絶対このままうまくいくとは思わなかったけれど、それにしても一体どこからだまされていたの?って感じ。タイトルの「デュプリシティ 」は“二枚舌”“裏表”という意味らしいです。タイトルそのままですね。エンドロールが終わっても、まだ何かあるんじゃないかと見続けてしまった私、すっかり騙されました。ジュリア・ロバーツはやっぱりきれい。クライブ・オーウェンはいつもと違って、ちと頼りない感じの色男。大人の恋愛映画でもあるかも。
2010年04月22日
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで スペシャル・エディション「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで 」 2008年アメリカ・イギリス内容高度成長期を迎えた50年代アメリカ、郊外の新興住宅地“レボリューショナリー・ロード"にある美しい住宅に住む結婚7年目のフランクとエイプリル。理想の夫婦に見えるふたりだが、夫は退屈な仕事に疲れ果て、妻はそんな夫への愛を見失いつつあった。喧嘩に明け暮れ、苛立つふたりはもう一度人生への情熱を取り戻すため、パリへの移住を決意する。ふたりはよみがえった希望に胸をはずませ、その生活は再び輝き始めたかに見えたが…。レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレットほかフランク(ディカプリオ)とエイプリル(ケイト)は皆に羨まれる特別な夫婦。自分たちは特別だと思っていた若い頃と違い、現実は2人の子供と郊外の美しい家に住み、夫は退屈な仕事をして、妻は愛も自分を見失っていた。きっと撮りようによっては、すごく退屈な映画なのだと思うのだけれど、この2人、すごいうまいです。ディカプリオも大人になりきれていない夫をうまく演じてます。エイプリルとのケンカ、仲直りしようとするシーン、誕生日に温かく迎えてくれた家族への嬉し涙とか、内に抱えているものなど、見ていてうならせますね。そして、ケイト演じるエイプリル。こいつは怖い。何が怖いって、自分が特別だと信じてやってきたのに、いつのまにか普通の生活にあまんじて、見せかけの幸せを演じている自分に気づいてから、どんどん壊れていきます。そう、壊れ方が半端じゃない。今のすべてを捨てて、パリへ移住し、新しい生活を始めることに生きる意味を見出そうとして生き生きと過ごす2人。そこへエイプリルの妊娠、フランクの昇進と続き、結局ここにとどまるんだけど、そうなってから、ますます狂気に満ちてきます。最後は怖かった。もう見てるのがいやだった。こんな母親に育てられる子供ってどうなん?子供のこと、もっと考えようよ!なんていうか、身勝手な親たちに振り回される子供のことは全く描いてなくて私はそっちも気になったな。にしても、ディカプリオ久々の普通の夫役かと思っていたら、全然違いました。話は見ていて、決して好きじゃないけど、この2人の演技を見るだけでもいいかも。
2010年04月20日
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デビルズ・キステンプル騎士団の少女「デビルズ・キス テンプル騎士団の少女」 サルワット・チャダ 著内容(「BOOK」データベースより)800年目の戦い、そして恐ろしい預言が少女を巻きこんでいく。700年前、悪魔崇拝者の汚名を着せられた総長が火あぶりの刑に処されて以来、歴史から姿を消したテンプル騎士団─彼らはしかし世を忍び、メンバーを減らしながらも邪悪なものと戦いつづけていた。少女ビリーはある日突然父親が騎士団の総長だと知り、800年の歴史で初めての女性入団者となる。騎士たる運命と恐ろしい預言を背負ったビリーを「十番目の災厄」が襲う。死の天使ミカエルが復活し、全土の第一子の命を奪うべく、戦いを挑んできたのだ。 テンプル騎士団が気になったので、読んでみました。が・・・なんとオカルトもの?!って感じで、テンプル騎士団の生き残り7人が、邪悪なもの(吸血鬼、狼人間、悪魔など)と戦う話。テンプル騎士団の初の女性・ビリーと死の天使ミカエルとの壮絶な戦いを描いています。続きがあるとしても、もういいわ・・・というほど、オカルト満喫しました。
2010年04月18日
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名探偵コナン「天空の難破船」オリジナル・サウンドトラック/大野克夫,大野克夫バンド[CD]【返品種別A】「名探偵コナン 天空の難破船(ロストシップ)」 映画内容 世界中を股に掛けて宝石を狙う怪盗キッドのところに、彼との対決に執念を燃やす大富豪・鈴木次郎吉からの挑戦状が舞い込む。世界最大の飛行船ベルツリー号の宝石“天空の貴婦人”を盗んでみろという次郎吉の申し出を知らされ、コナンや蘭、小五郎も駆けつけるが……。毎年恒例のコナンの映画を子供たちと初日の初回で見てきました!いやー、面白かった!!今回は怪盗キッドが鈴木財閥の次郎吉おじさんに挑発されて、世界一大きな飛行船「ベルツリー号」でビッグジュエルを狙います。東京から大阪までの飛行に、小五郎や蘭、コナンや少年探偵団たちも乗せてもらいます。飛行船には他に、カメラマンやテレビ局の人間、中森警部らが乗り込んでいますがなんと、「赤いシャム猫」を名乗るテロリストたちが細菌ウイルスを持ち込み、爆弾をしかけ、皆を人質にとります。コナンと怪盗キッドが連携したり、蘭がキッドを新一と思ったり、平次は陸地で活躍します。怪盗キッドファンの私としては、怪盗キッドの魅力たっぷりのこの映画、とっても面白かったです。コナンは相変わらず小学生とは思えない(まぁ高校生だけど)活躍ぶり。今回の映画はコナンとキッドにつきますね。途中退屈など1秒もないくらい、とっても楽しめた映画でしたー。
2010年04月18日
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イニシエーション・ラブ内容(「BOOK」データベースより)僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。 だ、だれ?読後、まっ先に思ったのがそれ。そこから、めちゃくちゃ考えました。で、結論は・・・。ネットで探して答え合わせしましたよ。いやー、わかった上で言わせてもらうと、よくわかる!(笑)面も2つだけじゃないかもね。しっかし、だまされたー。そして学生時代に戻った気分でした。
2010年04月15日
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ソロモンの犬「ソロモンの犬」 道尾秀介著内容(「BOOK」データベースより)秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。これは怖いとか気持ち悪いとかいういつもの道尾さんの本ではなく、まさにミステリーでした。同じ大学に通う秋内ら4人の男女。大学の教授の息子・陽介とは顔見知りだったが、陽介は交通事故で死んでしまった。飼い犬に引きずられてトラックにひかれたのだが、なぜ急に飼い犬が走り出したか?がポイント。それを探る秋内は一風変わった助教授の間宮に相談しにいき、真相に迫っていく。王道ミステリーという感じでした。
2010年04月15日
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パーフェクト・プラン(上)新装版パーフェクト・プラン(下)新装版「パーフェクト・プラン」 柳原慧 著内容(楽天ブックスより)かつて名を馳せた伝説的ホステスの小田桐良江は、現在、代理母として生計を立てている。ある日彼女は、自分が産んだ子供が虐待を受けていることを見かね、少年をこっそりと連れ出してしまい……。そんな時に偶然声をかけた老舗キャバクラ店の元店長・田代幸司は、事情を知り驚愕するも、誘拐を利用したある壮大な計画を思いつく。第2回「このミス」大賞受賞作。最初はよくわからなくて、途中投げ出しそうになったんですけど、結末が気になって、結局読み切ってしまいました(笑)虐待、代理母、ネットによる株価操作、万能クラッカーといろいろ盛り込んであって、ストーリーは結構面白いので、もっと登場人物を掘り下げて書いてあったらよかったかも、と思いました。女刑事・鈴村馨は続編期待できそうな感じなのに残念。
2010年04月12日
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海堂尊先生のサイン会に行ってきました!この間、大阪で海堂先生の「マドンナ・ヴェルデ」刊行記念サイン会があったので行ってきました!!サイン会経験は2度目。1度目は浅田次郎先生。それから10年以上たって、2度目の経験です海堂先生は、テレビで拝見するのと全く同じで、気さくな方でした。すっごい緊張しましたが、お話もできたし、写真も撮っていただいたし(当日写真撮影可だったんですー)、何より、私の運営している海堂先生のファンサイトを見てくれている(!!)と言ってくださって、めっちゃ嬉しかったですネットってすごいですよねー。ここでこうやってちまちま書いていることが、全国で(いや全世界か)見れちゃうんですもんね。なんか、すごいびっくりしました。あ、でも海堂先生も驚いていました。「大阪の方だったんですか」って。違うんですけどね(^_^;)でもちょっと怖い気もしました。書くとき、ほんとに気をつけないとって。どなたが見てるか分からないし、十分注意しないと・・・!!
2010年04月12日
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ガラスの巨塔「ガラスの巨塔」 今井彰 著内容(「BOOK」データベースより)「この小説を書くためにNHKを辞めました」巨大公共放送局を舞台に渦まく野望と嫉妬。会長の寵愛、出世と金、怪文書、元NHK看板プロデューサーが書き下ろす問題小説。1万人を超える社員を抱え、全国県庁所在地を中心に54の支局、海外に28の支局を構える全日本テレビ協会。ここに、三流部署ディレクターから名物プロデューサーにのし上がった男がいた。湾岸戦争時に作った1本のドキュメンタリ-をきっかけに、受賞歴多数の社会派ディレクターとして活躍。プロデューサーとして手掛けた無名の日本人の闘いに光を当てる「チャレンジX」を視聴率20%超の国民的番組に育て上げた。天皇と呼ばれる会長の庇護の下、2,000人に1人の特別職(エグゼクティブプロデューサー)に誰よりも早く抜擢され、野心を燃やすが、会長の失墜と同時に、やがて栄光は汚辱に塗り替えられていった。 新聞の書籍紹介を見て、面白そうだなぁと思って借りました。いやー、これはすごい。これって、小説?ノンフィクション?本の中で、全日本テレビ・・となっているのって、N○Kでしょ?「チャレンジX」って「プロ○ェクトX」でしょ?実名は出してないものの、あれでしょ?って想像できるのでこれって、本当の事だったらすごいわ・・・と思いながら一気に読みました。おそらく(いやそのままですが)主人公の西悟が、著者です。経歴もそのまままるで同じです。輝かしい栄光、その裏にある番組作りへの情熱と真摯な姿勢、信念に感銘を受けると同時に巨大テレビ局の腐った内情を知り、怖くなりました。これ・・・ひどすぎる。こんな会社、民間だったらつぶれておかしくない。それにこんな幹部がいるなんて信じられない。ひどいやつら。そして、嘘ばかり書いて傷つけるマスコミ。もしこの話が事実に基づいてるのなら、今井さんがこの“小説”を書いた気持ちがわかります。ぜひ立ち直ってほしいです。私たち視聴者は、マスコミの報道を鵜呑みにしてはいけませんね。新聞や信頼してるニュースサイトなんかの記事は信じちゃいますけど週刊誌やスポーツ紙とか・・ひどいな・・・。
2010年04月09日
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Nのために「Nのために」 湊かなえ著内容(「BOOK」データベースより)「N」と出会う時、悲劇は起こる─。大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。すべては「N」のために─。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。『告白』『少女』『贖罪』に続く、新たなるステージ。 絵文字が変わってる・・・ただの星だったのに・・(^_^;)さて、「告白」を読んで、ぅわー、何これ、気分悪いーと思ったので読むのをやめていた湊さんの作品。帯を見てちょっと面白そうかなと思い、読んでみましたよ。「告白」と同じモノローグ形式で(他の作品もそうなのかな?)ちょっとややこしかった。3人の登場人物の一人称で進むので、事実関係が正確につかめなくて、「ん?」と思いながらページを戻ることが数回。最後の最後で、やっと真実(?)が明らかになって。病んでいます。彼ら。湊さんの作品は人間の怖さ・残酷さがよく出てますね。結局、杉下が守りたかったのは2人のNなんだよなー。Nがたくさん出てくるから、誰がどのNのため?って思ったんだけど。この陰湿感、慣れないな・・。
2010年04月07日
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キケン「キケン」 有川浩 著内容(「BOOK」データベースより)成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。 有川さんの新作。どんどん出てますねぇ。これはすごく面白かったです!得意のベタ甘路線は全くなしで、理系の男子学生たちの無謀で無茶苦茶な部活動のお話。最後に、卒業して10年経った元「機研」の語り部が久々に学祭に行って、教室で見た黒板。見たとたんに、ぼろぼろぼろぼろ、涙が!!青春時代、誰にでもあって、いろんな思い出がありますよね。あの時代の、自分なりに無茶で楽しい毎日を思い出しました。この本は有川さんの作品の中で「図書館戦争」シリーズ、「植物図鑑」とともに文庫本になったら(笑)手元に置いておきたい本の1つになりました。登場人物メモ上野直也・成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」部長。2回生。 大学きっての危険人物。「成南のユナ・ボマー」大神宏明・成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」副部長。2回生。 通称「大魔神」空手の黒帯。迫力で右に出るものなし。元山高彦・1回生。常識の持ち主。そつなく裏方向き。池谷悟 ・1回生。1回生。大らかで冷静、多少のことでは動揺しない。
2010年04月05日
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トワイライト(2 上)トワイライト(2 下)「トワイライト2(上下)」 ステファニー・メイヤー著内容(上)(「BOOK」データベースより)「ぼくはきみにふさわしくない。きみは人間で、ぼくはヴァンパイアだ…」ベラが恋に落ちた相手は、100年近くも孤独な魂を抱えて生きてきた吸血鬼だった。人間を愛してしまい苦悩する吸血鬼エドワードと、愛のために自分も吸血鬼になることを決意するベラ。たがいの気持ちを確かめ合ったのもつかの間、突然エドワードが冷たい別れの言葉を残して姿を消した。ひとり残されたベラを支えるジェイコブからも驚くべき秘密が明かされ…。禁断の恋の行方から目が離せない、ヴァンパイア・ロマンスの第2弾。 内容(下)「いつだってぼくらは、そうして運命に翻弄されるんだな」エドワードが姿を消し、抜け殻となってしまったベラを温かい優しさで包んだのは狼の伝説を受け継ぐジェイコブだった。彼のひたむきな愛にベラの心は揺れる。一方エドワードは、ある決意をしてヴァンパイアの“王族”であるヴォルトゥーリが暮らすイタリアへ向かっていた。それを知ったベラは命がけで追いかけるが…。人間と吸血鬼の愛をつらぬこうとする二人に、究極の選択がつきつけられる。面白かったー!ティーン向けとはいえ、1作目が面白かったので次も読んでみました。今回も、かなりイラッとさせられましたし、ありえへん!と思うところ満載でしたが話の展開、面白すぎ!気になって気になって、どんどん読み進めてしまいました。主人公のベラ(人間・ドジでトロイ女の子、でも吸血鬼を惹きつける血の匂いを持っている)の身を心配するあまり、自分から去って行った吸血鬼のエドワード一家。ベラはエドワードを忘れられないが、幼馴染のジェイコブに癒されていく。ところが、ジェイコブにも体の変化が!な、なんと狼人間だったのですねぇ。(これはネタバレにもならないんで書いちゃいます)ベラは吸血鬼や狼人間といった変わった生物に愛される性質のようです(^_^;)で、吸血鬼と狼人間は敵同士・・・。ベラが死んでしまったと勘違いしたエドワード。自分で死ねないエドワードは、殺してくれるように吸血鬼の王族であるイタリアのヴォルトゥーリのところに行きます。それを知ったベラは、急いで追いかけるのですが・・・。もうねー、この本読む時は、とやかく言わないで、この世界に入り込むのが一番と思います。続きが楽しみー!
2010年03月29日
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5分で「やる気」が出る賢者の言葉『5分で「やる気」が出る賢者の言葉 「プチ鬱」から脱け出す33の技術』 齋藤孝 著内容情報】(「BOOK」データベースより)禁固5年の刑をくらう、お金も職もない、酒やギャンブルから脱けられない、事業を起こすたびに失敗…実はこれ、どれも功成り名を遂げた賢者たちの人生である。彼らは皆、人生の「どん底」を味わっていたのだ。では、なぜ彼らは逆境にあっても心が折れずに、這い上がることができたのか?それはモチベーションを上げる独自の知恵を“心のワザ”として身に付けていたからだ。厳選した古今東西33人の賢者の人生と言葉に触れることで、ちょっとやそっとでは消えない「やる気」の燃料を蓄えてほしい─。 目次第1章 どん底から這い上がるための技術(小林一茶/貧乏も死もぐっと飲み込みユーモアに昇華する/アルベール・カミュ/人生の「不条理」を自覚してこそ運命に打ち勝つ/釈迦/ストレス、怨み…忘れることで負の循環を断つ ほか)/第2章 もっとポジティヴに生きるための技術(坂本龍馬/「脱スル」意識を持てば大舞台でも緊張しない/バルザック/年を重ねても涸れない精気をプラスに変える/ナポレオン/妻が与える「不愉快な刺激」が夫を成長させる ほか)/第3章 人を動かし、仕事を成功させるための技術(ジョン・F.ケネディ/人々が「貢献したい」と思うミッションを与える力/手塚治虫/「嫉妬心」をクリエイティヴなパワーに転化する/マリア・テレジア/具体的かつ行動を伴う「助言」が成長を促す ほか) 別にプチ鬱っていうわけではないのです。齋藤先生の薦める賢者の言葉を読みたかったんですよね。なかなか面白かったです。33人の偉人の言葉が紹介されてるんですが、それぞれ「ほぉ」と感心したり。宮沢賢治の「ほっ、ほぅ」も良かったですね。教師時代、教壇で、生徒が良い意見を言ったりすると、こう言うんですって。それとか、散歩しててアイデアが浮かんだりすると、「ほっ、ほぅ」と声に出して書きとめたり。なんていうか、前向きに明るくなる言葉みたいで。齋藤先生もやってるそうです(笑)
2010年03月29日
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マドンナ・ヴェルデ「マドンナ・ヴェルデ」 海堂尊 著内容(「BOOK」データベースより)「ママは余計なこと考えないで、無事に赤ちゃんを産んでくれればいいの」平凡な主婦みどりは、一人娘で産科医の曾根崎理恵から驚くべき話を告げられる。子宮を失う理恵のため、代理母として子どもを宿してほしいというのだ。五十歳代後半、三十三年ぶりの妊娠。お腹にいるのは、実の孫。奇妙な状況を受け入れたみどりの胸に、やがて疑念が芽生えはじめる。「今の社会のルールでは代理母が本当の母親で、それはこのあたし」。 海堂先生、単行本13作目です。正直、この本は「ジーン・ワルツ」の続編ではなく、裏とでもいうべき話なので実は、あまり期待せずに読んでみたのですが、これがなかなか良かったです。山咲みどりを主人公として、みどりの目線で描かれた、妊娠から出産までです。「ジーン・ワルツ」を未読の方は、先に「ジーン・ワルツ」を読んだ方がいいでしょうね。みどりが理恵から頼まれて代理母を引き受ける経緯や、理恵や理恵の夫である伸一郎への思い、また、みどり自身についてや、なぜ双子を別々に引き取ることになった経緯などがよくわかりました。田口・白鳥シリーズとは異なり、この2作には違うトーンがあり、生命の重さや代理母制度などの問題が絡み合って、作品全体に重い雰囲気が漂っている感じがしますね。淡々とみどりの日常が描かれている(食事を作って食べる風景など)ことなどにも、作品のトーンが表れていますね。理恵とみどりの関係や曽根崎家のそれぞれのキャラクターが深く掘り下げられていましたし、伸一郎の合理的、論理的な考え方と性格。とても私には受け入れられないものがありますが理恵とはやはり似た者同士で、みどりがそこに危機感を抱いたのもわかる気がします。そして、同時期に出産する妊婦ユミとみどりがこんな関係にあったとは驚きです。最後のみどり、理恵、ユミのシーンはちょっと涙が出ましたね。代理母問題については、ニュースでも取り上げられていて、少し前には、素顔を出して会見に臨んでいた母子がいました。そのニュースを見て勇気があるなと驚いたものです。理恵の意見もわかるけれど、やはり子供までが好奇の目で見られてしまうのはつらいですね。この本を読んで、考えさせられた部分も多かったですが、プラス、曽根崎理恵としのぶがどうなったのかも、今後描いてほしいと思いました。かおるは「医学のたまご」で活躍しましたしね(笑)
2010年03月25日
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頂きはどこにある?「頂きはどこにある?」 スペンサー・ジョンソン 著内容(「BOOK」データベースより)谷間に住む不幸な若者。彼は、まだ見ぬ世界をもとめて必死で山の頂きへと登り、そこで不思議な老人に出会う。老人が教えてくれたのは、「山と谷の対処法」─仕事と人生における良い時期と悪い時期を思いどおりに操るスキルだった!世界的超ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』のスペンサー・ジョンソンが贈る、新たな人生の指針。 「山と谷の対処法」それは、山にいるときに驕ることなく、さらに山にいられるよう努力すること、谷にいるときに、そこから学び対処していくこと。人生山あり、谷あり。谷で不平不満ばかり言っていると、山へ上ることはできないんですねぇ。谷で学ぶべきことを学び、努力することが大切。そして、それを頭でわかっているつもりになっているだけでなく「実践すること」が大事。って、まぁ当たり前のことなんですけどそれが、面白い話として書かれているので、わかりやすいですね。
2010年03月25日
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2012 スタンダード版 / ジョン・キューザック「2012」 2009年アメリカ内容ディザスター映画の巨匠、ローランド・エメリッヒ監督が贈るパニックスペクタクル。2012年12月に世界が崩壊すると書かれたマヤ文明の終末説を元に、世界中で発生した未曾有の天変地異に人類が呑み込まれていく様を描く。滅亡の危機に瀕した地球、政府は密かに終末対策を進めていた。ジャクソンは偶然その事実を知ってしまい、家族を救うべく奔走する。製作総指揮・監督・脚本:ローランド・エメリッヒ出演:ジョン・キューザック/キウェテル・イジョフォー/アマンダ・ピート/オリヴァー・プラット/タンディ・ニュートン/ダニー・グローヴァー ほか地球滅亡もの2作目。見たかったんですよね。2日続けて地球滅亡ものを見たせいか、地球が滅亡する夢をみちゃいました。おぉこわ。映像はすごかったですねー。そして、こちらは定番ものの地球滅亡ものって感じ。まぁ監督が「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒ監督なんで、どうしても似た感じになってますが、今回、主役がジョン・キューザックだからか、窮地になってものんきな感じで、危機感半減。すごいことになってるのにね。こちらも太陽フレア関係で起こるんですが、あぁこういうこともあるんだなと恐ろしいです。そしてそれに対する世界各国の対応がまさか「あれ」とは!そしてジョン・キューザックが最後に活躍する?くだりではなぜ、あれほどまでに皆が泣いて、感動して、騒いでる??ってちょっと違和感。誰のせいやねん!でもまぁほんとに地球滅亡するかもしれないし地球滅亡までに心おきなく生きておこうと思いました。そしてその瞬間は、家族と一緒に笑っていたいです。
2010年03月23日
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ノウイング プレミアム・エディション(DVD) ◆20%OFF!「ノウイング」 2009年アメリカ内容小学生の息子・ケイレブと二人で暮らしている宇宙物理学・大学教授のジョン。ある日、ケイレブが持ち帰ったメモが目にとまる。そのメモは、50年前の小学校に埋められたタイムカプセルからでてきた、数字が羅列したものだった。それを読み解くと、これまで地球上に起きた大惨事とぴったり一致する内容が書かれていた。またこれから起こりうる惨事までもがそこには、記載されているのだった・・・。出演:ニコラス・ケイジ チャンドラー・カンタベリー ローズ・バーン ほか久々に休日に仕事がなかったので、新作DVDを借りてきました。で、地球滅亡もの2作借りたのですが、こっちはちょっぴり怖かったです。ホラー要素的なものが少し入ってて、しかも「ささやく人々」って誰??もしかして??って思っていたら、ほんとにそうだったんで、びっくり。最後はちょっと複雑。子供のことは、あたしにそれができるか・・・と。でも最後のあっけなさは、あぁこういうのもありうるな・・・と。太陽フレアの話、良く聞きますよね。映画にも良く取り上げられてるし、隕石がぶつかってくるっていうのもあるかもって思うけど、これもあるかも・・・っておもう。
2010年03月23日
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東芝EMI 高中正義/TAKANAKA The Brilliant best「The Brilliant Best / TAKANAKA 」 【収録曲】 01. BLUE LAGOON02. READY TO FLY03. 渚・モデラート04. ALONE05. SAUDADE06. SHAKE IT07. THE PARTY'S JUST BEGUN08. MY LOVE09. OH! TENGO SUERTE10. BLUE STRIPE11. CHINA12. GUITAR WONDER13. WOODCHOPPER'S BALL14. INTO THE SKY (ALBUM VERSION)15. JUNGLE JANE ひっさびさCD紹介です。音楽好きなんで、常に音楽が流れている環境なんですが最近好きなのが、これ。2004年に発売されたアルバムですが、ベストなんで好きな曲ばっかりでめちゃくちゃかっこいい!もともとTAKANAKAは大好きで、アルバムも持ってたんですが○タヤでこれ見つけて持ってる曲ばかりなのに(笑)借りちゃって。ノリのいい曲からしっとりした曲もあり、すんごいいいです。で、最近のBGMは常にこれ。子供たちに、「またこれ~」とうんざりされながらも「えぇやろ~。これ」とかけてると、ダンス大好きな下の娘は、曲に乗って踊ってる(笑)夜はジャズとかクラシックが多いけど、日中はこればっかり。天気の良い日に大きな音で聞いてると最高でーす!!
2010年03月19日
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カポーティ(期間限定)(DVD) ◆20%OFF!「カポーティ」 2005年アメリカ内容1959年にカンザスで4人を惨殺し、死刑判決を受けた被告人ペリー・スミスに6年間に及ぶ取材を経て、衝撃の作品を書き上げた作家トルーマン・カポーティ。しかしその後、彼は一冊の本も完成させることはなかった…。天才作家トルーマン・カポーティの最高傑作「冷血」の誕生の陰に隠された衝撃の真実を描いた衝撃のドラマ。出演:フィリップ・シーモア・ホフマン キャサリン・キーナー クリフトン・コリンズJr クリス・クーパー BSでやってたのを録画して見てみました。あんまり興味なかったんですけど、いきなり引き込まれました。そう、フィリップ・シーモア・ホフマンに。一風変わった風貌と柔らかい高い声と独特の話し方、他の映画で見ているフィリップ・シーモア・ホフマンじゃないっ!トルーマンは「ティファニーで朝食を」などの作品で有名な天才作家。彼が、ノンフィクション・ノベルという新たな分野に挑戦するために選んだ題材がカンザスの田舎町の一家4人惨殺事件。犯人はすぐにつかまり、トルーマンは獄中取材を続ける。2人組の犯人の一人、スミスに“何か”を感じたトルーマン。幼いころの不幸な境遇や差別を共有する2人は友達のような感情を持っていた。友情を感じながらも作品のためにスミスからすべてを聞き出そうとするトルーマン。話を少しでもたくさん聞き出すために、できることはなんでもやる。腕のいい弁護士を雇い、死刑判決を伸ばそうとしたり。他人の前で虚勢を張り、華やかな社交界で人を笑わせているトルーマンが心を開けるのは、友人のネル・ハーパー(キャサリン・キーナー)とジャック(ブルース・グリーンウッド)だけ。作品を出版するためには、彼らが最後どうなるかを書かなくてはならないが死刑執行は延期され、出版のめどは立たない。友情を感じるスミスを死刑にしたくないけれど作品のために早く死刑を執行してほしいというジレンマ。フィリップ・シーモア・ホフマンは本当に見事に演じてました。あの人はあんな人なんじゃないかと思ってしまう。できあがったのはノンフィクション小説「冷血」。彼の最高傑作とうたわれています。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンは、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞してます。映画を見て「なるほど納得」ですね。静かで余韻を引きずる映画でした。
2010年03月17日
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ハリー・ポッターと私に舞い降りた奇跡「ハリー・ポッターと私に舞い降りた奇跡」 松岡佑子著内容(「BOOK」データベースより)運命の糸に導かれるように巡り合った1冊の本。それが人生を変えてゆくまるで魔法のように…日本にハリー・ポッター現象を巻き起こした松岡佑子の愛と涙あふれる人生の旅路。 ハリー・ポッターシリーズ全巻の翻訳者であり、出版した静山者の社長である、松岡佑子さんの自伝です。実はこの本読むまで、松岡さんは本来黒子であるべき翻訳者なのに、ちょっと出すぎでは?なんて思っていたんですよね。いろいろなサイトで、翻訳について言われてましたし。でも、この本読んで、印象変わりました!松岡さんの努力と熱意、それに翻訳に関しての悩みや苦労、徹底ぶり、ハリー・ポッターシリーズへの愛情など伝わってきて、何度か涙しました。そして本の表紙や挿絵にほとんど注意を払っていなかった自分に気づき、改めてじっくり見てみましたよ・・・。ファンタジー小説で著者ローリングの言葉遊びを取り入れたネーミング、存在しないものに対する翻訳など、本当に苦労したようです。物語に夢中になって読んでる時は気付かなかったけれど、今度は1つ1つの言葉に注意を払ってじっくり全7巻、読みなおしてみたいと思いました。最終巻が出て、もう随分経つのに、まだこれほどわくわくドキドキさせてくれるハリー・ポッター。今年の11月の映画の最終章の前篇もすごい楽しみです。
2010年03月16日
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HOLES(A) [洋書]「Holes」 ルイス・サッカー著内容(「BOOK」データベースより)「まずい時にまずいところに」いたために、代々、イェルナッツ家の人々は辛酸をなめてきた。スタンリー(イェルナッツ四世)は、無実の罪で、砂漠の真ん中の少年院にぶちこまれ、残酷な女所長の命令で、くる日もくる日も不毛の地に“穴”を掘る毎日。ある日、ついにスタンリーは、どこかにあるかもしれないイェルナッツ家の“約束の地”をめざして、決死の脱出を図るのだった。五代にわたる不運をみごとに大逆転する少年。ニューベリー賞、全米図書賞ほか多数受賞。おなかの底から元気がわいてくる冒険文学。 久々の洋書ペーパーブックです。とても評価の高いこの本。洋書の中でも読みやすく簡単だし面白いというので読んでみたのですが、噂にたがわず、面白かった!!英語もそんなに難しくないし(わからない単語はたくさんあったけど)同じ表現が多いので、読み進めるうちに覚えてしまうような感じです。無実の罪で少年院に放り込まれたスタンリー。毎日毎日、灼熱の炎天下、ひたすら穴を掘るんですねー。現在のスタンリーの話の合間に、百年以上も前の話が挿入されていたりスタンリーの先祖の不運が語られたりして「なに?」伏線?とか思いながら読んでると・・・。残酷な女所長は、一体何のために穴を掘らせているのか、少年院から友人ゼロを追って、脱出したスタンリーはどうなるのか?友人のゼロは生きているのか?最後まで読んで、すごく気持ち良かったです。すっきり。日本語版でも読んでみようかな。(確認のため・・・(^_^;)
2010年03月15日
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どうしても叶えたい夢がある人の時間術「どうしても叶えたい夢がある人の時間術」 藤井孝一 著内容(「BOOK」データベースより)1日2時間、夢のためだけに使いなさい!ここまでやる!“目標必達”の時間術。 目次1章 1日2時間、夢のためだけに使いなさい!─なぜこの「大事な時間」に気づかなかったのか?(あなたの人生のための時間をどうつくるか?/時間がないからこそ一度立ち止まる ほか)/2章 自分を燃やす「仕組み」をつくる─夢を夢で終わらせる人、絶対終わらせない人(今日1日に「小さなハードル」を用意する/夢を「チャンクダウン」し、「まずやるべきこと」を見つける ほか)/3章 仕事ができる人の「マトリックス術」を盗め─今日1日の「充実度」「成果」が劇的に変化(4つのマトリックスで時間を「視覚化」する/「自分のための時間」はどこにある? ほか)/4章 「やらなくてもいいこと」を見つけなさい!─失っている「貴重な時間」を取り戻すテクニック(「自分のための時間」をどんどんつくる/「他人のペース」に振り回されない ほか)/5章 夢には絶対、日付を入れる!─やりたいことを100%実現する「時間計画」(やりたいこと、やるべきことを書き出す/ムダをあぶり出し、時間の「器」をつくる ほか) 週末起業を提唱した著者の時間管理術の本。こういう本ってよく手に取るんですよね。で、やっぱり同じようなもんだわ。とパラパラみただけで終わっちゃうんですがこれは一応、最後まで目を通しました。非常に合理的な方で、理解できる内容でした。スキマ時間を作らない・・・とか。私も同じでスキマ時間には読みたい本を読み、単語帳を使って単語を覚えたりしてるのでそこは共感。あとは、私はやらなくていいことをたくさんやってるかも・・・と思いましたよ(^_^;)それを徹底的に削れば、時間ってめちゃくちゃあるやん!私。ははは・・・。情報の集め方とかね、夜時間があればお酒飲んでたりね。朝、ついつい情報番組をつけてて気になるニュースがあればそのまま別に見たいわけでもないのも見てしまってあぁ、時間もったいないことをしたとか。その時しなかったから忘れちゃって2度手間になったり、アイデア浮かんで、結局忘れちゃったりすることとか。その時書いとけよ!その時動いておけよ!ってね。結構思うことがあって、家で仕事してると、時間の使い方もなおさらきちっとしないとなーと思わせてくれた本でした。
2010年03月11日
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楊令伝(12(九天の章))「楊令伝12(九天の章)」 北方謙三著内容(楽天ブックスより)日本の砂金を遠く西域越えてペルシャまで運ぶ「黄金の道」が完成した。楊令率いる梁山泊は租税の低い民のための理想郷へ向けてますます躍進を続けている。しかし、四囲の国、軍閥はそのままにしてはおかなかった。岳飛戦、金の一部との局地戦、張俊戦。それぞれに犠牲も出すが勝利を続けていく。金は傀儡国家の斉を建て、さらに親金完官僚の秦檜を南宋に送り込む。南宋も青蓮寺の指導のもとに国家再建が進んでいた。梁山泊では、さらに版図を拡げようとする宣賛らと楊令の間に、未来のありかたについての亀裂が走る。 古くからの同志が死んでいったり、傷ついたりして、個人的に好きな登場人物がもう読めないかと思うとさみしいですね。2世たちは力をつけ、秦明の息子・秦容は騎馬を500騎任せられ、非凡な戦の才能を見せます。金、南宋、西夏、梁山泊とさらに岳家軍、張家軍とまさに乱世。梁山泊では、楊令の国のあり方に、非難の声があがります。楊令を頭領としたことが間違いだったのか?天下統一を行い、大きな国を作りたいという声が上がる中、楊令は自分の考えを話します。うーん、15巻完結に向けて、動き出した感があります。小競り合いのような戦の中、梁山泊内部に亀裂が入り、どうもこれはやばい・・・。まぁ元々歴史の表舞台に出てくる話ではなくて、小説なのですがこれはどうも・・・・。あと2巻、どうなるんでしょう。楽しみです。
2010年03月09日
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十字屋敷のピエロ「十字屋敷のピエロ」 東野圭吾著内容(「BOOK」データベースより)ぼくはピエロの人形だ。人形だから動けない。しゃべることもできない。殺人者は安心してぼくの前で凶行を繰り返す。もし、そのぼくが読者のあなたにだけ、目撃したことを語れるならば…しかもドンデン返しがあって真犯人がいる。前代未聞の仕掛けで推理読者に挑戦する気鋭の乱歩賞作家の新感覚ミステリー。 とうとう、東野さんの小説完全読破です!エッセイは読んでないんですけど、小説は全部読みたかったんですよね。で記念すべき完全読破作品はこの「十字屋敷のピエロ」昔から東野さんはいろんな作品を出してますよね。この本もびっくりです。きっとこの人だ・・・って目星をつけていて、あれ違う・・・とひっくり返されて、さらに「え?そうだったの?!」驚き、最後の最後で、そうだったのね・・と納得。十字屋敷と呼ばれる邸宅に住む人たち。頼子社長とその夫・宗彦。車椅子の一人娘・佳織。頼子の母・静香。居候の大学生・青江。静香の専属美容師・永野。家政婦。頼子の妹と夫。さらに佳織のいとこの水穂。そしてピエロを探しにきた人形師・悟浄。話は水穂の目線で進み、頼子が自殺をしてから、四十九日して宗彦と秘書・三田理恵子が殺され、内部犯人説で捜査が進む。青江は独自の推理で犯人に迫るが・・・。不幸を招くといわれるピエロの人形が犯行の一部始終を見ていて、独白する部分があるんですけど、そこにヒントが隠されています。もちろんそれだけじゃわからないけど。全く関係ない人形師・悟浄の鋭い洞察力と推理力に、またこの人どこかで出てくるんじゃないかと思わせるものがありました。っていっても、今まで他のどこにも出てきてない・・(^_^;)なかなか面白かったです。
2010年03月09日
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ソウル・コレクター「ソウル・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー著内容(「BOOK」データベースより)科学捜査の天才リンカーン・ライムのいとこアーサーが殺人の罪で逮捕された。自分はやっていない、とアーサーは主張するも、証拠は十分、有罪は確定的に見えた。しかしライムは不審に思う─証拠がそろいすぎている。アーサーは罠にかかったのではないか?そうにらんだライムは、刑事アメリア・サックスらとともに独自の捜査を開始、同様の事件がいくつも発生していることを知る。そう、姿の見えぬ何者かが、証拠を捏造し、己の罪を他人になすりつけ、殺人を繰り返しているのだ。犠牲者を監視し、あやつり、その人生のすべてを奪い、収集する、史上もっとも卑劣な犯罪者。神のごとき強大な力を持つ相手に、ライムと仲間たちはかつてない苦戦を強いられる…。 リンカーン・ライムシリーズ最新作(と言っても発売は去年ですが)!やっと図書館で回ってきました。映画「ボーン・コレクター」のイメージがあるんで、リンカーンはデンゼル・ワシントン、そのパートナーであるアメリア・サックスはアンジェリーナ・ジョリーが浮かんで、ずっと映画を見てるようでした。ものすごく分厚くてしかも上下段のこの本。読みごたえは十分です。いとこのアーサーが殺人の罪で逮捕され、アーサーの奥さんから頼まれたリンカーンは真実を探ります。証拠は揃いすぎていてアリバイもなし。しかも目撃者通報あり。リンカーンとアメリアは証拠がそろいすぎていることから、疑いをもち、なんと真犯人は連続殺人犯の可能性があることに気が付きます。そこから、真犯人捜しが始まるんですが、面白かったですねー。あんなに分厚い本ですが、スリリングで誰が犯人か全くわからなくて、先が気になってしょうがなかったです。それと、リンカーンの過去を知る部分があります。兄弟のように仲の良かったアーサーと10年以上も音信不通の理由。リンカーンとアメリアとの関係。四肢麻痺で車いすのリンカーンだけど、筋肉を鍛えるリハビリをしてたり、脳と四肢を動かす神経が切れていても女性と関係を持つことができる・・・アメリアとパム(捜査で知り合った高校生の女の子。保護者が割になっている)の関係など、いろいろ話が進んでいます。さらに、この連続殺人犯を追うのと同時に、前作「ウオッチメイカー」で登場したウオッチメイカーという殺人犯をロンドン警視庁と合同で追っかけてたり。今回は、データマイニングというデータを収集、蓄積し、利用するアメリカの大会社が登場します。そこには市民のほとんどの情報が蓄積されていて、まるで丸裸にされているようです。こんなのが日本にもあったら恐ろしい・・・とは思いますが、あってもおかしくないと思います。自分がいつ何を買って、いつ旅行して、いつどこを通って・・・。その人の情報を盗み、家や物を買ったり借金地獄にしたり、日本人なのに違法で入国した中国人にされたり、麻薬使用で逮捕したり、なんでもできてしまうのはこの本で言われているとおり、データを信じるからなんでしょうね。こういう小説とか映画ってたまにあったと思うんだけど、ほんと怖いわ。
2010年03月03日
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夕暴雨「夕暴雨」 今野敏 著内容(「BOOK」データベースより)湾岸地域の巨大イベントに爆破予告があり、安積班と相楽班は、警戒警備にあたるが…。TVドラマ「ハンチョウ」原作の安積警部補シリーズ。うん、面白かったです!安積警部補シリーズ、実は初めて読んだりして(^_^;)今までの分署からお隣の敷地に新しい広いビルが建てられ、引っ越したようです。それに伴い、強行犯係も2つになり、どうやら今まで反目してた相楽という人が係長としてやってきました。(今までの読まないとやっぱりその辺わからないですよね(^_^;))巨大イベントへの爆破予告が相次ぎ、須田が本物だと直感した予告は本物だった。捜査本部が敷かれ、犯人を捜す。安積が自分の班のメンバーを信頼している様子がよくわかります。特に須田の直感や洞察力に一目置いていることが、今回の事件の捜査のカギになります。とても読みやすくて、楽しめました。 *現在、バンクーバーオリンピック女子フィギュアSP真っ最中。 実はテレビで観戦しながら、これ書いてます。真央ちゃん、現在2位。 安藤美姫はどうだろう・・・。がんばれ!ニッポン!!
2010年02月24日
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転落「転落」 永嶋恵美 著内容(「BOOK」データベースより)ホームレスになってしまった「ボク」は、食料を探していた神社で、小学生の麻由から弁当を手渡される。巧妙な「餌付け」の結果生まれた共犯関係は、運命を加速度的に転落へと向かわせる。見せ掛けの善意に隠された嫉妬・嘲笑・打算が醜くこぼれ落ちるとき、人は自分を守れるのか!?驚愕の心理サスペンス。 いやー、まさに「転落」ですよ。人生転落。人生転落して、ホームレスになった人の話、最近いくつか読んだ気がしますが、これは、またひどいですね。そして、隠されていたことが1つ1つ明らかになるたびに、「え?!」「そうなの?!」と驚きました。前半は、ホームレスになってしまった「ボク」と小学生・麻由の餌付関係と犯罪。後半は、「ボク」が逃げ込む中年女性との心理戦です。そして最後にきっかけとなった事件が語られ、すべて納得いきます。今週3冊目ですけど、伊坂幸太郎の「SOSの猿」道尾秀介の「球体の蛇」よりもこの「転落」の方が面白かった。心理描写も物語の構成も、面白かったです。
2010年02月23日
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球体の蛇「球体の蛇」 道尾秀介著内容(「BOOK」データベースより)1992年秋。17歳だった私・友彦は両親の離婚により、隣の橋塚家に居候していた。主人の乙太郎さんと娘のナオ。奥さんと姉娘サヨは7年前、キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。どこか冷たくて強いサヨに私は小さい頃から憧れていた。そして、彼女が死んだ本当の理由も、誰にも言えずに胸に仕舞い込んだままでいる。乙太郎さんの手伝いとして白蟻駆除に行った屋敷で、私は死んだサヨによく似た女性に出会う。彼女に強く惹かれた私は、夜ごとその屋敷の床下に潜り込み、老主人と彼女の情事を盗み聞きするようになるのだが…。呑み込んだ嘘は、一生吐き出すことは出来ない─。青春のきらめきと痛み、そして人生の光と陰をも浮き彫りにした、極上の物語。 いつものように、ちょっと気持ち悪い話とは違ってたけど、後味は良くなかったです。誤解が人の残虐さを生み、さらに人を陥れていくという恐ろしい話。友彦という若者が主人公。友彦は、憧れていた隣人のサヨとその母親が死んでしまったことで、抱えてしまった秘密があった。両親の離婚をきっかけに、残った隣のおじさんと娘のナオと一緒に暮らすことになるが、サヨに良く似た女性・智子に出会い、智子にのめりこんでしまう。智子には秘密があり、その秘密を知った友彦は・・。こういうこと、あるんでしょうね。あの時言ってくれれば、こんなことにはならなかったのに・・。ってこと。読後、どうも気分が陰鬱です。
2010年02月23日
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SOSの猿「SOSの猿」 伊坂幸太郎著内容(「BOOK」データベースより)ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空─救いの物語をつくるのは、彼ら。 な、なんだ、これは。うーん、うーん、難しい。家電販売店に勤務しながら、副業でエクソシスト(悪魔払い)をしている遠藤二郎。辺見のお姉さんにひきこもりをしている息子に会ってくれるよう頼まれる。二郎は誰かがSOSを発しているのに出合うと、助けなくてはという気持ちになってしまう体質。システム会社に勤務し、品質管理を担当している五十嵐真。全ての物事に対して論理的に考えてしまう彼は、その性格から適職と言われ、妻には離婚されていた。この2人の周りの出来事が交互に進んでいくのですが、や、や、ややこしい。しかも途中から夢?の話や半年前の話など絡んできて、ややこしい。結局、なんだったんだろう・・・というお話でした。私の好みではなかったなー。
2010年02月22日
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ジェネラル・ルージュの凱旋「ジェネラル・ルージュの凱旋」 2009年日本内容「チーム・バチスタ事件」を解決に導いた (と思われている)窓際医師、田口公子 (竹内結子) は、院内における諸問題を扱う倫理委員会の委員長に任命された。そんな彼女の元に、一通の告発文書が届く。その内容は『救命救急の速水晃一センター長 (堺 雅人) は医療メーカーと癒着している。看護師長は共犯だ』という衝撃的なものだった。時を同じくして、告発された医療メーカーの支店長が院内で自殺する、という事件が起こる。またもや高階院長 (國村 隼) から病院内を密かに探るように命を受ける田口。そこに骨折をした厚生労働省の切れ者役人・白鳥圭輔(阿部 寛)が運び込まれ、二人は嬉しくもない再会を果たす。実は白鳥の元にも同様の告発文書が届いていた…出演・竹内結子 阿部寛 堺雅人 羽田美智子 山本太郎 高嶋政伸 他高評価を受けていたので見ようと思っていて見てなかったのですが、これは良かったですね。映画化で堺雅人が速水を演じると聞いて「えぇっ?!」と違和感がぬぐえなかった私ですが、今回、DVDを見て、「あぁ、この速水なら」と納得。原作のイメージではないのですが、映像化したとき、そしてこの映画の中での堺雅人は速水部長でした。迅速な判断しかり、「佐藤ちゃん」と教育的指導をする表情しかり、花房との会話、救命救急への気持ちしかり・・この映画では田口・白鳥はおまけですね。やはり速水の映画です。堺雅人の速水につきます。いろいろな細かい人物描写や不要な部分を削ってこの時間でまとめたテーマのはっきりした作品です。現在の救命救急の現状、赤字をどうやって赤字に見せずにやりくりしているか、そしてそれは患者を一人でも救うため。速水が田口に「こうして1時間心臓マッサージを続けて2900円。あんたが患者の愚痴を1時間聞いて、いくらもらってる?2000円か?3000円か?」というシーン。驚きました。そうなんだ。緊急を要し、高い技術や迅速な判断を要し、消耗品を大量に使い、器具の充実が必要で、次から次へと患者が運ばれ、手を尽くしても亡くなってしまう患者からはお金を取れず、人員は不足、スタッフは疲弊・・・。「人の命を救う」という強い気持ちがなければ、やっていけない職場なんですね。ショッピングモールの火災後、ロビーに患者があふれて、トリアージタグをつけていく佐藤。あの黒をつけられた人の家族の気持ち。助けられる人を優先しないといけない辛さ。足りなくなったストレッチャー・・・。原作と違い、殺人事件が起こりましたが、それはテーマをよりはっきりさせるための布石でした。ただ、あんなんで殺したらあかんやろ!それと、前作であまりにも田口がぼーっとしすぎ・・・と思いましたが、今回の田口はほどほどで、これくらいならいいと思えました。田口の良さも出てましたしね。薬物中毒の女の子のそばにいるだけの田口。すごく良かったです。最後の「ししゃももバカうまです。」も。花房美和を演じた羽田美智子も良かったです。冷静で的確な対応や速水を思う気持ちが表れてました。そして・・・ラストは手じゃなくて、肩をぐいっと抱き寄せてほしかったなー。
2010年02月18日
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カッコウの卵は誰のもの「カッコウの卵は誰のもの」 東野圭吾著内容スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。緋田は、智代の遺品から流産の事実を知る。では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が……。さらに、風美の競技出場を妨害する脅迫状が届く。複雑にもつれた殺意……。超人気作家の意欲作! ふーむ。なるほど。オリンピックを見て楽しむ今の時期にぴったりの作品ですね。でも、もひとつ切れ味が。東野さんの作品だからこそ期待してしまうんですけど、いやー面白かった!と思えるほどではなかったかなー。スキーの元日本代表・緋田とその娘・風美。風美の身体能力は抜群で、スポーツ医学研究をしている柚木は緋田と風美の遺伝子を調べさせてほしいという。しかし緋田には絶対にその依頼にこたえられない事情があった。そんな中、風美への脅迫状が届き、さらに風美のファンだという上条という男性が事故にあう。風美が乗るつもりだったバス事故ということで、風美を狙ったのではないかと思われた。上条は実は緋田の元へある依頼をしにきていた。その依頼とは・・。最後は「そういうことだったのか・・・」とやはり驚くような展開でしたし一件落着なんですけど、ちょっと切れ味悪かったかなー。
2010年02月18日
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ハッピー・リタイアメント「ハッピー・リタイアメント」 浅田次郎著内容(「BOOK」データベースより)定年を四年後に控えた、しがない財務官僚・樋口慎太郎と愚直だけが取り柄の自衛官・大友勉。二人が突如再就職先として斡旋されたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。その体質に今イチ馴染めない樋口と大友は、教育係となった秘書兼庶務係の立花葵から、ある日、秘密のミッションを言い渡される…。 久々の浅田先生。久々の浅田先生の娯楽小説。プロローグでね、いきなりこの小説を書いたきっかけで、本当のことみたいなエピソードがのってるんです。しかも浅田先生の。これ、ほんまにあったことなん??って疑問を持ちつつ、本章へ。で、何も仕事をしなくても給料をたんまりもらえる天下り先、JAMS(全国中小企業振興会)に天下った元財務官僚・樋口慎太郎と元自衛官・大友勉が、秘書兼庶務係の立花葵から「仕事をしましょう」と言われ、秘密のミッションを遂行することになる。この秘密のミッションがプロローグにつながってるんですけどなんだか、あーこれ、盲点!みたいな。日本だからこそ「ありえる!」みたいな仕事で。この極楽天下り先に天下ったことが「ハッピー・リタイアメント」なのかと思ってたら違いましたよ。この3人プラスもう一人の、まさに「ハッピー・リタイアメント」」でした。浅田先生の文章の特徴に難しい感じ、難しい表現があるんだけどそれも相まって、とても面白い作品になってました。私的にはちょっと内容が浅かったような気もするんだけど、きっとこれはそういう作品なんでしょう。私の「ハッピー・リタイアメント」っていつでどうなるんだろう・・・。
2010年02月17日
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ターミネーター4 コレクターズ・エディション「ターミネーター4」 2009年アメリカ内容(楽天ブックスより)対抗軍の指導者であるジョン・コナーは、一人の少年を探していた。将来過去に送り込まれてジョンの父親になるという重大な宿命を担う少年、カイル・リースだ。ある日突然、マーカスという謎の男が現れる。彼は偶然出会ったかカイル行動を共にするが、<スカイネット>に襲われ、カイルを拉致されてしまう。抵抗軍に助けられたマーカスは、自分の正体をしって激しい衝撃を受ける。彼の体は、脳と心臓以外、すべて機械だったのだ。果たしてマーカスは、敵か味方か―――?記憶を失くした彼自身にも、それは分からない。しかし自分を殺しに来たと疑うジョンに、マーカスは<スカイネット>への侵入を手引きする。そこで二人が遭遇する、ターミネーター誕生の秘密とは?ジョンはカイルを保護することが出来るのか?遂に、人間と機械の最後の戦いが始まる――!!出演:クリスチャン・ベイル/サム・ワーシントン/アントン・イェルチン ほかT1、T2、T3と長年見続けてきて、やっとT4を見ました。時代的には1,2,3,4の順番で、T4では2018年が舞台。今回はジョン・コナーと彼の父親になる運命のカイル・リースの出会いや人間とターミネーターとの戦いがメインだと思っていたら、なんだか一体どういう役割なのかわからない人が出てきました。マーカス・ライト。自分は人間だと信じていたのに、2003年にサイバーネット社の研究で献体となり、脳と心臓以外はすべて機械という体の男。2018年にマーカスが永い眠りから目覚め、カイルと出会い、ジョン・コナーの元へ行こうとするんですが、カイルはスカイネットにつかまってしまう。マーカスはジョンの元へ行くが、ジョンを殺しにきたと思われる。しかし、カイルを助けたいジョンに、自分がスカイネットへ侵入させるといい、2人は共同戦線を組む。カイルはまだ少年で彼がジョンの父親になるとは、やはり不思議ですね。カイルが過去に行く前に死んでしまえば、ジョンはこの世に存在しないんですから。マーカスを半人・半機械にしたのは、サイバーネット社の博士。博士が2003年当時にある目的をもってプログラムしたんですけど、それはやはり未来のことを知っていたからなんですね。全体的にダークで戦争の怖さが伝わってきましたけど、抵抗軍(人間)に対してスカイネットはどのように機能しているのかがまだわかりません。機械だけど、どこかで誰かが指示・命令してるはず。それは一体どうなってるんだろうかと、気になります。さらにジョンの妻・ケイトが妊娠してるけど、物語の中では全く触れられてません。ただ、おなかが大きいだけ。ジョンの子供・・・キーマンとなるのでしょうか。本作は新3部作の1作目とのこと。T5、T6とどうなっていくのか楽しみです。
2010年02月15日
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史記(武帝紀 2)「史記 武帝紀2」 北方謙三著内容(「BOOK」データベースより)若き武帝・劉徹は、匈奴の脅威に対し、侵攻することで活路を見出そうとしていた。戦果を挙げ、その武才を揮う衛青は、騎馬隊を率いて匈奴を撃ち破り、念願の河南を奪還することに成功する。一方、劉徹の命で西域を旅する張騫は、匈奴の血で囚われの身に─。そして、激動の時代のなかで、若き二人の才が芽吹こうとしていた─。 1巻が出てから1年くらいたって、ようやく2巻です。もう、前の話忘れちゃってるやん・・・。と、忘れている割に読み始めたら、全然大丈夫でした。武帝の第一夫人の弟でありながら、奴僕の出である衛青が、その武才から将軍に取り立てられ、戦果を上げ続け、とうとう大将軍に任命されます。もう負ける気がしませんね。しかし、自分の軍だけを任せられて動きたいように動く戦ができなくなった大将軍・衛青に対し、衛青のおい・霍去病(かくきょへい)という17歳の若い戦才のある人も登場です。さらに匈奴でも、単干・伊穉斜(いちさ)(総大将)の元、新たな軍が作られ、18歳の頭屠(とと)が頭角を現してきます。武帝・劉徹も30歳となり、匈奴を攻める戦だけでなく、西に目を向け始めます。さらに司馬遷が登場です。「水滸伝」や「楊令伝」のようなわかりやすい面白さではないけれど、北方史記、楽しみです。
2010年02月10日
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ワイルド・ワイルド・ウエスト 特別版(期間限定)(DVD) ◆20%OFF!「ワイルド・ワイルド・ウエスト」 1999年アメリカ内容1869年。アメリカ陸軍のジェームズ・ウエスト大尉は、仲間を大量虐殺した”流血将軍”マグラス将軍を追っていた。一方、合衆国法執行官アーティマス・ゴードンもまた、高名な科学者誘拐の実行犯としてマグラス将軍を調査していた。そんな彼らに大統領から「将軍の背後に潜むラブレス博士の野望を阻止せよ」との密命が下る。将軍が単なる先兵に過ぎなかったことを知った行動派のウエストと知性派のゴードンは、互いにいがみ合いながらも決死の追跡を開始するのだった・・・。出演者:ウィル・スミス ケビン・クライン ケネス・ブラナー サルマ・ハエックほかなんと荒唐無稽な映画でしょう!西部時代なのにSFっぽくて、笑えます。大統領(ケビン・クライン)は、アメリカを乗っ取ろうとしているラブレス博士の野望を阻止するよう、陸軍の早撃ち男ジム・ウエスト(ウィル・スミス)と合衆国法執行官で発明と変装の名人・アーティマス・ゴードン(ケビン・クライン2役)に命ずる。合同捜査を開始した2人に、リタ(サルマ・ハエック)という美女が加わり、ラブレスを追いかけるが・・・。これまた単純に楽しめる映画でした。ウィル・スミスはこういう役、合いますねー。最後に女装して踊っていた姿は妖艶で、これもok!
2010年02月09日
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