青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2018.03.30
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カテゴリ: 介護・介護グッズ
補聴器が届いて受け取りに行くと
まずは聞こえの微調整を行います。

この調整で注意することは、良く聞こえるようにすると
当然雑音も大きく聞こえるようになってしまうことです。

特に物がぶつかるような音、バタン!ガチャン!という音が
響いて煩く、それが嫌で使わなくなる人も多いのですが
微調整する部屋は防音室のようなところなので
もともとは雑音がありません。

そこで多少物音をたてて調整しても、実際の生活環境だと


本当は、その人の生活環境にある雑音を除く調整を
しなければならないのですが
調整してくれる人には、その人の生活音はわかりません。

また、周囲の人の声のタイプも違います。
たとえば、家族や友人が大声で話す人ばかりだったり
低音で話す男性家族がいたり、甲高い声の女性家族がいたり。
その家族の声質は補聴器の調節者にはわかりません。

なので最初の微調整は、一般的な調整しかできません。

結果、補聴器が出来上がって、調整も丁寧にしてもらったのに
きこえが良くない、つけているとつかれる、ということになって
結局使わない人が沢山いるのです。


何か聞こえの不具合があれば調整ができるので来てください
と伝えてあっても、再調整をしてもらうこと自体に
抵抗がある人が多いです。

もうやってくれたのに、また行くのは申し訳ない。
時間をかけて調整してくれたから、これ以上よくならないだろう。


本当は、微調整というのは、
生活の中で使わないと気が付かない部分を調整するものなので
何度も行って調節するものなのです。
お店もそれはよくわかっているし、
調整料金は価格の中に含まれています。

だから何度も微調整に行くのは当然のこと、必要なことで
遠慮することはありません。
特に最初の1年は
数回以上お店に通って微調整するのは普通です。

高齢者が補聴器を快適に使うためには、
調整に行くことを理解してもらい
行ってもらう事はとても大事です。

理解してもらえない場合、一人で行けない場合は
家族や知人がそれを説明し
微調整に連れていく必要があります。
遠くに住む家族なら、
帰省時に微調整に連れていく必要があります。

次は、微調整の時必要なサポートを書きます。



補聴器が使えない場合に。耳元で音を出すワイヤレススピーカー。





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Last updated  2018.03.30 10:37:39
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