カテゴリ未分類 0
全86件 (86件中 1-50件目)
脳梗塞で要介護5になった母のトイレ介助をご参考になれたらと書いておきます。細かい部分も参考になると思うのでできるだけ具体的に書き長くなるので分けて書いています。今回はトイレ介助1に続いてトイレ介助2 トイレの中での介助についてです。立ち上がってもらい方や、歩行のサポートについては、トイレ介助1に書きましたのでご参照ください。トイレのドアは、車椅子や補助が必要な方はドアの開閉が導線の邪魔になるので、介護の時に困らないように、最初から引き戸にしておくという話を聞きなるほどと思いましたが、家の場合は構造上、引き戸へのリフォームは無理でドアは毎回閉めなければ洗面所が使えませんでした。なので、一旦トイレのドアの前まで母を抱えるように介助しながら来たら、ドアが開く側の50センチ位前で一旦立ち止まり、左手で母を抱えたまま、右手でドアを開けて、半開位のところで母を抱えながら入ってもらいました。抱きかかえるように支えていれば母は立っていられたので、ドアを開けてトイレに入ってもらいました。そしてトイレに入ったら方向を変えて便座の前に立ってもらい、私も母と向き合うように立ちます。その方向転換は母を抱っこするような形で少しずつ向きを変えていくので割とスムースにできました。そして母の両手で私の体につかまってもらったまま、私は片手で母を支えながら母のズボンと履くパンツタイプの使い捨ておむつをパッドごと下ろして、便座に座ってもらいます。座るときは足に力の加減が入れられないためすとんと尻餅をつくようになってしまって、衝撃もあるし、痩せ細ったおしり(4ヶ月くらい絶食だったので)が便座にぶつかるのは痛いと思うので、厚さが2センチ位あるふかふかの洗える厚手の便座シートを貼って、母が座るときに衝撃をあまり感じないようにしてありました。この便座シートは洗濯機で洗えますが、パッドをあててたりおむつを履いていると尿がパッドやおむつに広がるのでいくら進んだ素材のさらさら感触のよいおむつでも、お尻の広範囲が尿で濡れています。便だとおしりに便がついてしまいます。なので座ると便座シートがそう見えていなくても汚れてしまっているわけで、雑菌が繁殖してしまいますが、トイレには一日何回も行くので毎回洗うのも洗い物が多すぎて大変です。そこでその上から使い捨ての流せる便差シートを母をトイレに連れて行く前にかけ母がトイレから立つ時に流し、布の便座シートは1日1回洗うだけにしていたのでいつでも清潔だし楽でした。この流せる使い捨て便座シートは、外出時や旅行時にも活躍していて足りないと困るのでまとめ買いしていて今でもあるのでコロナ禍でも安心でした。ここまでトイレで座ってもらうまでの介助方法を書きました。長くなったのでトイレでの介助の続きはゆっくり書いていきます。下:厚さが通常のふかふかタイプの2~3倍あります。載せるだけで張り付き、剥がして洗えます。お尻が薄くなった高齢者にお勧め。私が母の為に用意できて良かったなあ、と思うものの一つです。下:使い捨てシート。抗菌でずれないタイプなので類似品よりずっと使いやすいです。下:家では容量が多いタイプでも、安心のメーカー品がお薦め。下:現在この商品を扱っているお店がとても少ないのですが、他の商品より断然、水(私はぬるま湯を入れていました)が沢山入れられ=綺麗に洗い流せる、押しやすく、シャワーも当たりが良くて沢山出てとても使いやすいです。とても良かったので2個購入し、一つにはボディソープとぬるま湯を入れお尻を毎回、泡で洗ってお湯で洗い流していました。おむつをつかっていると、尿がお尻についてしまうので1日数回綺麗に洗い流すと、肌がかぶれることなく快適に過ごしてもらえてとても良かったと思います。画像をクリックすると詳細が見られます。
2024.04.02
コメント(0)
母の妹である叔母と法事で出かけた際、お寺迄の往復はタクシーだったんですけど、お天気も良かったのでお寺からは少し散歩することにしてしりとりをしながら歩きました。叔母は80代過ぎて物忘れが出てきているので、少しでも良い刺激があればいいかと気が付いた事をサポートをしています。それでしりとりをしよう、と話しかけました。叔母は、私が叔母の状態を心配してしりとりをしようと持ちかけたのはわかっていて、そんなに世話をやいてもらうほど落ちぶれちゃいないという気は多々あるのですが、まあ、姪の相手をしてあげようと思ったのでしょう、私が「しりとり、り」と言うと「りんご」と答えてくれました。このあと「ごりら」「らっぱ」「ぱいなっぷる」と定番のやりとりが続きました。「りんご」と答えて「ごりら」だったら次は「らっぱ」がお約束だよね、みたいな、そのやりとりも遊びみたいな。そして「ぱいなっぷる」の後に「るびー」が来てからはそれぞれ思いついた言葉を返していたんですけど、叔母はぱっと単語が思いつかなくてももともとの頭の回転の速さが出る返しで「せ、せいけいげか」「ね、ねるまえにいちじょう」とか「れ、れんこん・・のはな」とかお互い大笑いしながら歩きました。「れんこんのはな」は「なすのはな」「なしのはな」「なのはな」「なっぱのはな」「なんてんのはな」と「な」のはな地獄に突入かと思いきや「なんでもあり」と返されて脱出でき、気が合うやり取りって楽しいなと思いがけずに良い一日でした。本当はこの日、雨の中をお寺迄遠出しなくちゃいけないし、ちょっと寒いし、大変だなって思っていたのに、その時だけすっきり晴れて、気持ち良い散歩ができ、叔母の姉である母が、ご苦労様ってにこにこしながら見守ってくれたのかなと思いました。叔母は義兄の父とも仲が良かったので父も笑って見守っていたのだと思います。画像をクリックすると詳細が見られます。
2024.02.29
コメント(0)
前回からの続きです。クリスマスイブに烏賊と大根の煮物だった私、25日のクリスマスも何にも予定がなかったんですが友人と話していて、クリスマスなんだからとローストチキンとか、オードブルとかその位は用意しようかなと、ターミナル駅のデパートに行ったんです。エスカレーターで降りていると下のフロアに杖をついた80代のご夫婦らしい方が歩いてきたのが見えました。先に男性が来て、少し遅れて女性が来たのですが体が曲がって、歩くのも大変そうでしたが、こうやってクリスマスにお出かけされてお幸せだなと思い、エスカレーターが着いたらそのまま通り過ぎようとしました。でもそのご夫婦が、下りのエスカレーターに乗ろうと乗り口のところで戸惑っていたので、「エレベーター、そこにあるのでそちらをお使いになりませんか」と案内し、女性に、私の腕に寄りかかるように捕まってもらい補助をしました。「いつもはもっと歩けるけど、今日は調子が悪くて」とおっしゃるので、・2本の杖を両手に持って歩くと楽ですよ~・デパートでは車椅子が借りられますよ・ケアマネに連絡すればシルバーカーが借りらます・転んでしまうと歩けなくなるので気をつけてください・大変な時はタクシーを使った方が良いですよ~等をエレベーターを待つ間お伝えしました。こういう話って、経験がないとわからないので他の人にお伝えするって大事だと思うんです。何度もいろんな人から聞いて、それじゃあってやっと行動に移す事も多いので。それで他の方にも伝えてほしくてここにも書いています。そして駅に向かっているけどわかりにくいというのでそのまま改札の近くまで介助しながら30分位かけてご案内しました。本当は、その日、早くお店に行きたかったんですが、たまたまクリスマスに何かお役に立てて良かったとは思いました。するとその最中に翌日会う予定の友人から電話があり映画も見にいきましょうとお誘いが。そして翌日、友人と出かけた先で初めてお会いした方と美術展の話になり、何と、行こうと思っていた美術展のチケットを頂きました!思いがけないクリスマスプレゼントになりました!映画と美術展はとても良く、お勧めなので次回はその話をそれぞれ書きます。ノーベル賞授賞式晩餐会で初めて採用されたノンアルコールワインのセット。フランス産、無添加、お値段も1本1000円台でさらにミニボトルプレゼントで送料無料って試すしかないかも。画像をクリックすると詳細が見られます。
2023.12.28
コメント(0)
時々ネットに、散歩から帰りたくないワンちゃんの動画や写真が載ってますよね。散歩が楽しすぎて、いやだ~🐾まだいるう~、と地面に寝転がったり、踏ん張ったり、それを飼い主が必死で引っ張るので地面に平たくなったり、寝転んだままずるずる引っ張られていったり(!)大丈夫かと心配になりますが、痛かったりすればすぐ立ち上がると思うので大丈夫なんだと思います。わざと引っ張られて遊んでいるのかも。今日は踏ん張りすぎて丸っこくなってまるで木彫りの熊のようになった可愛い茶色の子犬の画像を見ました。可愛いなあと見ながら、そういえば母も脳梗塞で要介護5になってからデイサービスの帰宅の車からなかなか出ようとしなかった事が何度かあったのを思い出しました。右麻痺なだけでなく、朦朧としていることが多く体を上手く動かすことができなかったのに(まっすぐな線も、丸も、勿論字も書けなかったしスプーンを口元に持っていくこともできなかった)そういう時は体に力をいれられて降りる介助をしても体が動かないんです。足もふんばってました。動く部分を全て強張らせていたのだと思います。いつもは介助されるままに降りるのでなぜその時降りたくなかったのかは全くわかりません。そういうときの母は受け答えもできずに話しかけても「う~」とかしか言わず、かといって苦しそうとか体調が悪そうではなく子供がだだをこねているような感じでした。運転手さんに聞いてみると、そういう日は道路が混雑しているうえに他の利用者さんを先に降ろすので1時間以上位車に乗りっぱなしだったそうで疲れてしまっているのだろうという事でした。もう動きたくない、このまま椅子に座っているそんな気持ちで一杯だったのかもしれません。言葉で説得しようとしても理解してくれないしなだめすかしながら10分以上かけて降りる介助をしたことが何度かありました。脳梗塞で退院後、デイサービスに通い始めて数ヶ月から半年位の時、一度だけ降りるのに50分位かかった事がありました。そのときは送迎してくれたのが母の通所を受け入れてくれたとても感じの良い所長さんで、母が降りてくれずに焦る私に、「一番最後の送迎だからゆっくりで大丈夫ですよ~」と言ってくれました。母に降りてもらおうといろいろ声かけしていたのですが、覚醒してもらい、気分を変えるために説得を一旦やめ、車の中に一緒に乗って母の手をとりながら「一緒に歌おうね~」と何曲か歌を一緒に歌を歌って、少しおしゃべりしやっと降りる気持ちになってもらってほっとした事がありました。散歩から帰りたくないワンちゃんの動画を見るとどのワンちゃんも飼い主に甘えてそんな態度をとっているだけで、つらそうとか、痛そうには見えません。きっと母も、延々と車に乗って疲れちゃってだだをこねてただけだったんだろうな、その後家に帰って、いつものように大事に足をマッサージしたり、食事をしたりしたから大丈夫だったよね、と思います。あのだだをこねていた聞き分けのない母もどうしようと困り果てた時間も宝物だなあと思います。電子ブック画像をクリックすると詳細が見られます。
2023.12.17
コメント(0)
家の中で何か日常的なことを母と会話しながらしているちょっと長い夢を見ました。話の流れで、母をキッチンのほうから居間の方まで移動させるために歩行介助したのですが、それがとてもリアルな感じで、ああ、ちょっと忘れていたけど、こういうふうに介助していたと思い出して目が覚めました。忘れないように書いておきます。まず母を後ろからぴったり腕で抱きかかえながら「立ちますよ~」「いち、に、のさん!」と言いつつ着衣のウエストの両側部分を手でつかんで引っ張り上げて立ち上がってもらい、その後、「はい、歩きま~す」と言いながら体を後ろから抱きかかえたまま足を母の足の後ろにぴったりつけて私の足の動きを利用して母の足も動かしてもらい「右あ~し」「左あ~し」と順番に言いながら動かしてもらって前に進んでもらいます。こうすると私の体全体で母を支えるので、母が多少ふらふらしても、安全に歩いてもらえました。(介助する相手の背の高さや体重によって変わってくるかもしれません)立ち上がりのコツはリハビリ病院で教えてもらい、抱きかかえるように後ろから支えるのと声かけはリハビリ病院で退院前に自主練習をしている時自分で工夫して看護師さんにOKをもらったコツですが、介護の方法を沢山書いた本が出ているのでその中に参考になる方法が他にも出ていると思います。下にその本を載せておきます。声かけはあえて明るく聞こえやすく丁寧に言うために介護スタッフさんのようなかけ声になっていましたがそれで良かったと思います。声かけは「歩きま~す」「歩いてくださ~い」等その時で多少変わりました。夢の中ではこのかけ声はかけていなかったのですが忘れないように一緒に書きました。夢の中で、歩行介助しながら、「上手く歩いてもらえている、良かった」と安堵し、それからそうそう、こうやって歩いてもらっていたと母の背の高さや体格や肌の感覚と一緒に思い出しました。母は朦朧としてしまうと立ち上がるのも大変で、そうなってしまうと私が力尽くで立ち上がらせるのは無理でした。でも大抵は母が協力してくれようとしてくれたのでどうにか介助することができ、時々調子が良いときには、そうやって割とスムースに介助つきで十メートル程度歩行もできたのでそれが幸せでした。とても調子が良いときは手引き歩行も出来ました。二度と立ち上がれない、寝たきりのままだと医師に言われ寝返りも出来ず三角クッションで体位交換をしていたので幸せを感じながらの介助でした。なので夢の中でも介助できて良かったし久しぶりに母に会えたようで嬉しいです。電子ブック
2023.12.15
コメント(0)
突然気がついた事があります。この6年、法事と実家の片付け以外何も手につかなかったさぼってばっかりいたと思っていたのですが、考えてみたら、人の世話ばかりしていたのを思い出しました。これはたぶん、自分の辛い状況からの現実逃避と母を助けたいけど出来ないから他の人をという無我夢中の思いが重なったからだと思いますが、道理でやけに忙しかったし大変だったんですね。何もしないでさぼってたと自分を責めてたけどそうじゃなかったんですね。一つ一つのことは、手助け後は次のこともあってすっかり忘れていたのですがざっと思い起こしてみてもこれだけありました。1.叔母2人の補聴器調整同行、使い方サポート等2.親族2人のお見舞い時のリハビリサポート、体拭き3.別の親族2人と知人への訪問見舞い4.叔母、叔父、遠縁の親族、知人、計8人の介護保険の説明とケアマネをつけるサポート5.遠縁の親族2人と知人家族の施設探しや入居のサポート6.叔母と叔父の施設入居中のお見舞いとリハビリサポート7.叔母、叔父、4人の介護関係用品や食品購入&送付8.親族や知人3人の先祖供養のサポート9.親族2人と知人の実家関係の問題のサポート看護婦さんに介護業だと思われる位の体を拭いたりマッサージしたり足の運動したり、散歩したりの介助とか(すべて病院や施設側に確認して行ってました)、何週間もかけてデイサービスに行くのを説得したりケアマネさんをつけてもらう手続きをしたり、時間をかけていろんなサポートをしてました。なぜかっていうと、介護保険とか補聴器とか担当する方の説明が充分じゃないことがあってさ~っとした説明だと本人にちゃんと伝わってないことが多いし本人もおっくうだったり、具体的にどうしていいか分からなかったりすることが多いんですよね。その人達の子供や家族は、介護したことがないとか仕事で忙しいとか親の状況がピンとこない場合が多く、例えば補聴器だと買ったからそれでいいだろうとしか思わず、使いにくい、使えない理由を考えることができずに何で使わないんだ!と苛つくだけ、怒るだけ、介護や入院だと、忙しい自分が大変だという自分優先の考えが先に出てしまっていたり、ただ顔を見るだけ、少し話をするだけの場合が結構ありました。具体的に何か役に立つことをしたことで母と仲良かった、母を大事にした親族を大切にできたのは良かったと思います。数えてみると母が亡くなってから手伝った親族と知人は18人。他にちょこっと手助けは数十人以上でした。自分の事が出来てないのはこれが大きかったかもです。つじつまが合いました。手伝った方の半数はこの6年で亡くなっていて親族はとても良い人達だったので少し役に立てて良かったと思います。これからは人のために時間をかけるのはとりあえずやめて(誰か大事な人が困っていたら別ですけど)これからは自分のために頑張ろうと思いました。画像をクリックすると詳細が見られます。
2023.06.20
コメント(0)
今回の話は、おむつ介助をして初めて気がついた、介護ではとても大切なお通じの話です。ご参考になることもあるかと書いておきます。母が6か月の入院生活からやっと退院し私の家に戻ってきた時の話です。リハビリを頑張った結果、退院時には退院時にはとろみをつけた舌でつぶせる柔らか食が食べられるようになっていました。食事ができるようになるまでの道は簡単ではなく、脳梗塞で倒れて最初の2か月ほどはスプーン半分の嚥下訓練用ゼリーも呑み込めないほど意識が朦朧としていたため医師は胃婁を勧め、急性期病院に入院中は鼻からの栄養チューブがとれませんでした。発症後2か月半位でリハビリ病院に転院し、脳の腫れが引くタイミングと充実した理学療法士チームと工夫した家族側の声掛けが反映したからだと思いますが、やっと嚥下機能が少し回復し、ほぼ水分の重湯から食事を始めました。そして徐々に器の数が増え、重湯、ムース食数種、胡麻豆腐など5~6皿が並ぶようになったのが入院4か月目位。母は美味しいともまずいとも言えず、「う~」位しか返事ができず、食事をするとぐったりして感情も表せず、にっこりすることもありませんでした。でも私が話している内容は最初から解っていて、朦朧としていても、体が動かせなくても出来るだけ頑張ろうとして食事も頑張って食べようとしてくれたんです。結局入院中は2ヶ月位の経鼻栄養食の後、3ヶ月半位お粥とムースやゼリー食しか食べていません。入院中は意識が朦朧としていることが多かったのでトイレに行く事も出来ずに、テープ式のおむつを使用しておむつ替えはベッドで行っていましたが柔らかいものしか食べていないので軟便のおむつ替えでした。3人部屋だったのでわかるのですが他の患者さん達も寝たきりで下痢状の軟便だったと思います。匂いで予想できました。軟便のおむつ替えというのは初めて見るとかなりショックですけど、赤ちゃんのおむつ替えも最初は軟便ですし、軟便でも出るということは食事がとれている証なのでそういう考え方をすると幸せな事だと思えました。入院中はおむつ替えは病院の方が行いますが、できるだけ見学させてもらったりやり方やこつを教えてもらったりして退院時に自分ができるようにできるだけ慣れて心の準備や練習をしておくようにしました。この部分はとっても大事だと思います。この件についてはまたいつか別に書きます。そして退院し、自宅介護を始めました。退院後の食事は柔らかご飯に舌で潰せる介護レトルト食をかけたもの、とろみ入りのスープやシチューゼリーやヨーグルト、果物などの食事になったのですがなぜか、3週間近く、お通じがありませんでした。入院中は軟便でも毎日お通じがあったのになぜないのか医師もケアマネもわからずとても心配しました。退院当初からラックビーという整腸剤を飲んでいたし食事も栄養を考えてきちんとしていて軟らかく煮た野菜、肉、魚も、果物もとっているしヨーグルトも食べているし、なぜお通じがないのか。母はお通じがなくても、お腹が痛いとか食欲がないわけではなかったのでそこは救いでしたが、医師に相談してもラックビーを1日2袋に増やす位しかとりあえずないと言われて様子見していましたが、さすがに3週間は長かったです。ケアマネやデイサービスとも連絡をとりつつ原因も解決策もわからないまま一月近くたってからやっとお通じがありました。その後お通じには問題がなかったのですが、理由が何だったのかは不明のままです。2ヶ月以上絶食してその後数ヶ月重湯やゼリー状のものしか食べていなかった母が、自宅介護&デイサービスで食事の内容が代わり、やわらかご飯ややわらか野菜や果物を食べ始め、介助歩行や車椅子の時間がぐっと増えたために吸収が増えたり腸内をゆっくり移動していたりしたのかもしれませんね。原因はわからないけど、退院後そういうことがあるかもしれないので、ご参考に書いておきます。追記:もう一度思い返して気がついた事があります。4ヶ月入院していたリハビリ病院では寝たきりの患者さん達のおむつ替え時にはすごい軟便の匂いが充満していました。母も軟便だったのに、なぜ急に1ヶ月近くもお通じが出なくなるのか。食事内容が急に変わってより固形に近い物になったから、とか生活が急に変わって椅子に座る時間や運動量が増えたからとか薬も医師が変わったから、変わったからとか、いろいろ考えましたけど、もしかしたらあの軟便は、下剤によるものかもしれないと思いました。この病院、リハビリ医は素晴らしかったんですけど、担当医や看護の部分は?なところもあって母が覚醒して家に帰りたがった翌日に急に朦朧としてしまっているので、おかしいと思っていろいろ確認したところ、なんと、睡眠薬などを連絡なしに処方していたんです。なので、食事量も運動量も少ない患者達が深刻な便秘で問題がおこらないようにと下剤処方もあったのかもしれません。あの病院中に漂うおむつ替え時の軟便の匂いは確かにちょっと変でした。もし何ヶ月も下剤に慣れていたのに急に下剤がなくなれば、腸の活動が整うまで、一ヶ月位かかってもおかしくなかったのかしれません。今となってはわかりませんけど、母の場合は一ヶ月でお腹の調子が整ったので良かったです。ちなみに自宅介護の2年半は、入院時のような下痢状の軟便は一度もありませんでしたし、トイレに介助つきで座ることができたので、おむつ替えの苦労は最初の慣れない頃のおむつ漏れでシーツが濡れる事だけでした。それも別に書いていますが半年くらいで改善策が見つかったので母のトイレ介助は毎回幸せでした。なぜ幸せだったかというと、ちゃんと食べて出しているという元気にやっている証拠だったからです。意識が朦朧として寝たきりの時から思うと夢のような状況でした。なのでおむつ替えを苦痛に思ったことはなく幸せだったなと思います。下:とても美味しいとろみ食のレトルト。いろいろ試して、このメーカーが一番美味しいしバリエーションも豊かで重宝しました。以前は和光堂が作っていましたが今はアサヒ傘下のようです。味も香りもしっかりしているので美味しく食べてもらえました。ふかひれ雑炊とかちらしとかかに雑炊とかなかなか介護中に食べてもらえないような食事が食べてもらえて幸せでした。他にも沢山種類があります。今日は○○だよ、香り嗅いでみて、美味しそうな匂いでしょうって話しかけながら食べてもらってました。ドラッグストアなどにおいてある他の大手メーカーのものと食べ比べてみるとわかります。画像をクリックすると詳細が見られます。
2023.06.09
コメント(0)
昨日もでしたが、今日6日も風が強い日でした。朝、夢を見ながら遅くまで寝ていると風の音がして、その音で祖母が杖をついて隣の居間を歩いていると思って目が覚めました。遅くまでだらだら寝ていたのできちんと暮らすのが信条だった祖母が注意しにきてくれたのかもしれませんね。家事などしてから、夕方、散歩ついでに空のエコバックを持って出かけました。するとエコバッグの口が鯉のぼりの口のようになって風がエコバッグに入り、歩いている間中、まるで鯉のぼりのようにたなびきました。5日は昨日だったけど、これで私のこどもの日が楽しめたってちょっと楽しくなりました。ピンクのエコバッグなので丁度私の好きな緋鯉になるかな、と思い、そういえば、緋鯉はお母さんだったっけ、と鯉のぼりの歌を思い出そうとしました。でもなぜかあやふやにしか思い出せなかったので調べたら理由がわかりました。『こいのぼり』作詞・近藤宮子、作曲不明やねより たかい こいのぼりおおきい まごいは おとうさんちいさい ひごいは こどもたちおもしろそうに およいでるあれ、緋鯉はおかあさんだったんじゃない?とさらに調べると、この歌は1931年に1番だけ作られたのですが、東京オリンピックの頃、お母さんも、と2番が他者によって作られたのだそうです。やねより たかい こいのぼりおおきい ひごいは おかあさんちいさい まごいは こどもたちおもしろそうに およいでる1931年は一家で一番偉いのがお父さんの時代で1960年代になると、家族仲良くとおかあさんの地位が上がってきたわけです。2番は他にもいくつか別の歌詞があっていろいろな歌詞で歌われているそうでそれではっきり覚えてなかったんですね。ちなみに、季節ごとの童謡・唱歌は母とリハビリの一環として毎晩寝る前にかならず8曲以上手を動かしながら一緒に歌っていたのに、なぜかこいのぼりの歌はあまり覚えていません。下の『鯉のぼり』は、私には古くてなじみがなかったので本の歌詞を見ながら一緒に歌った覚えがあります。『鯉のぼり』 作詞不詳、作曲・弘田龍太郎甍(いらか)の波と雲の波、重なる波の中空(なかぞら)を、橘(たちばな)かおる朝風に、高く泳ぐや、鯉のぼり。開ける広き其の口に、舟をも呑(の)まん様(さま)見えて、ゆたかに振(ふる)う尾鰭(おひれ)には、物に動ぜぬ姿あり。百瀬(ももせ)の滝を登りなば、忽(たちま)ち竜になりぬべき、わが身に似よや男子(おのこご)と、空に躍るや鯉のぼり。春によく歌ったのはひな祭りの歌やチューリップの歌だったのでその印象が強くてこいのぼりの歌のことは忘れてしまったのかも。端午の節句の頃は歌ったはずなんですけど、歌詞が上に書いた理由ではっきりせずにこれでいいのかなあとあやふやに歌ったから覚えてないのかもしれません。この季節に出るこいのぼりの絵のついたお菓子は近所に小さい子がいたので、母があげられるように毎年母にプレゼントしていたので今年も少しお供えしました。ささやかだけど、それができて良かったけど、でも、毎日、あれもこれもしたかったな、一緒にいて楽しんでほしかったなと思ってます。さっきは、入浴剤入りのお風呂に入りながらいつも入浴剤を買ってきてくれたことを思い出して、本当はお母さんに入ってもらいたかったなと思いました。きりがないですね。下:この本でいろんな歌をリハビリを兼ね歌っていました。発声練習、頭の体操だけでなく、嚥下訓練にもなるし、歌を歌う時は半身布団から体を起こしてもらい後ろから私も布団の上に座って支え(座椅子の背のように)母の両腕を後ろから持って腕や上半身を後ろから動かしながら歌も歌っていたので軽い運動にもなりました。歌を8曲以上歌ってから眠ると少し運動になってぐっすり眠れたようです。こういった本、今探すとなかなかないのですが200曲の歌詞が入っています。9年前、本屋さんをはしごして内容の良いものを選んだので、これはお薦めです。こちらはCD。意識不明の時も少しでも覚醒してもらいたいな、子供時代を思い出して幸せな気分でいてほしいなと聞いてもらいました。画像をクリックすると詳細が見られます。
2023.05.07
コメント(0)
使用済みおむつの臭いを漏らさずにゴミの日までゴミ袋に入れて置ける方法をあれこれ工夫して見つけた話です。母の自宅介護が始まって、困った事の一つは使用済みおむつの臭いがゴミ袋を2重にしても漏れるということでした。使用済みおむつって、替えたときはあんまり匂いがしないものでも、ゴミの日まで置いておくとアンモニア臭が出て来てすごく臭ってきます。そこでおむつ専用ゴミ箱があるはず、と探したのですが、介護用のおむつ専用ゴミ箱は大きすぎて小さな私の家ではトイレにも洗面所にも置けませんでした。子供用のおむつ専用ゴミ箱なら置けそうでしたが、小さいので大人用の夜専用大容量のおむつは入りそうにありません。おむつの防臭方法を調べてみるとレジ袋に2重にくるむというのがありました。でも100円ショップのレジ袋は薄すぎて2重にくるんでも匂いが漏れましたし、普通のゴミ袋を2重にしても匂いました。臭いって小さな隙間から漏れ出てしまうものなんですね。おむつ用の消臭ゴミ袋は効果がありましたが、当時1枚あたり80円位したので、毎日おむつ替えのたびに使うと1日500円以上でゴミ袋に毎日その金額はかかりすぎでした。でも1枚に数回分のおむつをためて使うと、おむつを入れるたびに開け閉めするので匂いが漏れ出てしまいます。おむつの防臭対策でさらに調べたら新聞紙で包んで、レジ袋で密閉が効果的とありやってみると確かに軽減はしたんです。しかし新聞紙って水分が広がって表の方まで染みるので置いておくうちに臭ってきます。加えて、毎日何度も新聞紙でおむつを包んでいると何だか気分が下がるんですね。そこで広告紙を使ったりしましたが染みないけど気分は上がらないままです。ある時、いつもおむつやおしりふき、介護食等定期的に購入していた楽天の荷物に梱包材として大きな綺麗な色紙がぐしゃっと入っていた事がありました。梱包材としてそういう紙が入っているのは時々あっていつもだったらすぐに折りたたんで捨てるのですが、これはおむつを包むのに利用できると思って使ってみたら、染みたりもしないし綺麗な紙で包むと何だか明るい気持ちになったんです。狭いトイレの中で母が少しでも不快な思いをしないようにあれこれ考えながらトイレ介助をして、汚れたおむつを処分するのは気も張っているし、気分的にも良いわけがないので、そこでちょっとでも綺麗なものがあるとなんだか肩に入っていた力がほぐれてほっとした気持ちになれたんだと思います。梱包材として入っている紙は通常は再生紙なんですが、白い綺麗な紙や、ピンクや薄紫、たまに金銀紙が散らしてあるものや素敵な花模様等の包装紙もなぜか入っていてそういう紙を使うときはささやかな楽しさがありました。もともとは梱包材として入っている紙なのでぐちゃっと突っ込んであり皺になってますが、ざっと平らに伸ばして、適当な大きさに切って畳んでおしりふきが置いてある棚に重ねて置けば惜しげなくさっと使えました。他にも包装紙やカレンダーも使いました。包んだおむつはほとんど匂い漏れしないので、防臭効果のあるおむつ用のビニール袋に数日分ためてゴミの日まで保管していました。場所も取らずに経済的で見た目も良く気持ちが楽になりとても良かったです。綺麗な再利用紙でおむつを包むと見た目が綺麗で、ほっとするひと時でした。尿管チューブを使い、食事も全く出来なかった母がおむつを使えるようにまでなったのはとてもとてもありがたく、おむつ交換や、汚れたおむつに拒否感はなかったので綺麗な紙で包まれたちょっと暖かいおむつにはありがとう、という気持ちしかありませんでした。新聞紙や広告で包んでいた時はそこまで気持ちのゆとりがなかったので梱包紙や包装紙の再利用はお薦めです。介護って、こんなささかな事で気持ちが違うんだな、それからおむつ=臭うって決めつけて諦めないでいろいろ工夫すると良い解決法が見つかるんだなって何度も気づきながら、たった3年間ですが密度が高い要介護5の介助ができました。母が要介護5になったのは、もう9年近く前の事なので今はもっと便利なものが沢山あるかもしれませんが同じ状況の方の参考になればと書いておきます。下:防臭効果に優れて安価なおむつ用ゴミ袋。これはSSですが、サイズはいろいろあります。画像をクリックすると詳細が見られます。
2023.02.08
コメント(0)
今日から寒波だということで厚着で出かけると、道の途中で建物の敷地に座り込んでいる70代後半から80位の男性がいました。まだそんなにお年寄りではない感じの方ですが座り方や座っている場所が大げさに言うと行き倒れみたいな感じだったので「大丈夫ですか?」と聞くと手をあげて「大丈夫」と言います。仕事に向かう所だったので大丈夫なら、と通り過ぎようと一瞬思いましたが、寒さの中座り込んでたら、体が冷えちゃうし「大丈夫」という言葉は鵜呑みにしてはいけないと母の事を思い出して一歩引き返して見ると地面にはファストフード店の袋が二つ置いてあり一つからはドリンクカップが3つも見えました。これが重いのかな、このままだとテイクアウトが冷え切っちゃうな、と「これお持ちしましょうか」と言うと「疲れちゃっただけだから大丈夫」と言います。座り込んでいる場合、貧血とか高血圧とかもっと重大な事とかいろいろ理由があるから急に立ち上がったり、動いたりは良くないので少し状態を聞いてみましたが、疲れて歩けなくなっただけのようなので「持ちますよ」と言うと「あそこに自転車がおいてあるから、そこまで」と数百メーター先を指し立ち上がって歩き始めました。でもとてもとてもゆっくりなので、「少し休みましょうか」と聞いたり「調子が悪かったら病院で診てもらいましょうか」とかいろいろ聞いてみましたがゆっくりしか歩けなくなっているけどやはり緊急事態ではなかったようです。荷物を持つのが大変になってきているのに3つもドリンク付きセットを買われたのはご自宅に外に出られない方がいらっしゃるのかそれとも寒波が来るから多めに食事を買われたのかわかりませんが、このままだとすぐ同じ事が起こりそうです。なので余計なお世話は重々承知ですが、「杖をお持ちになると楽ですよ」「タクシーも短距離でも遠慮しないで使った方がいいですよ。節約したって倒れたら意味ないですから。」とお伝えすると「そりゃそうだ。」と同意してくださいました。「これからタクシー使ってくださいね。」と自転車があるところで別れましたけど、本当は介護保険のサポートが必要じゃないかと思いますが、全くの赤の他人だとこれ以上の事をするのが難しいですね。ここ1週間ほど続けて荷物を持つのがやっとの高齢者を見てちょっとだけ手助けしているのでいろいろ考えてしまいました。画像をクリックすると詳細が見られます。
2023.01.24
コメント(0)
母の為に購入してとても良かったものの一つに携帯用のトイレシャワーがあります。最初これを知ったのは、脳梗塞を発症し一人で寝返りも打てない寝たきり状態の母のおむつを替える時に、看護師さん達がこういった簡易シャワーでおしりを洗ってくれていたのを見て良いものがあるんだなと思いました。テープ式のおむつを替える時に使用済みのおむつを少しずらしてこのシャワーをかけると汚れがとれやすくなるし、汚れのついた水分はおむつが吸い取ってくれます。シャワーをかけたあとに介護用おしりふきでお尻を拭いてからおむつを替えます。汚れがひどい場合や綺麗に洗いたいときは使用済みおむつを新しいおむつに替え、その上からたっぷりシャワーをかけて洗い流しおしりふきで拭いてから水分を含んだおむつを新しい乾いたおむつに替えます。おむつを吸水シートのように使うわけですが、おむつの吸水力は大容量なので寝たきりの母のおしりをたっぷりの水で毎日洗えるのはありがたかったです。幸いな事に、熱心なリハビリで母はトイレに座る事ができるようになりましたが、尿意のコントロールはできなかったので尿とりパッドとリハビリパンツを使用し、トイレで交換時におしりもあらっていました。パッドやおむつを使うと広範囲が汚れるのでウォッシュレットよりも広範囲が洗えこれは私の工夫ですがボディソープも温水も入れて使える携帯シャワーが便利でした。綺麗に洗い匂いも取るためには石鹸水とすすぎ用に2つ購入し、1つにはボディソープを入れた温水、もう1つにはすすぎ用の温水をいれて尿とりパッド交換の際におしりを洗っていたので、肌があれることもなく冷たい思いをすることもなく気持ちよく過ごせてもらえたと思います。ボディソープは、ベビー用や介護用だけでなく、敏感肌でも使えるのを「今日は薔薇の香りだよ~わかる~?」とか「イタリアの修道院で作ってるんだって~」とか言いながら香りも楽しんでもらいました。この携帯シャワーですが、いろんな形状がありいろいろ検討して下のタイプを選びました。大容量でたっぷりの水で洗い流せ押し方で水圧がコントロールできシャワーが良い感じで広がりあたりが優しく、とても良いです。類似品は見た目は良くても、容量が少なかったり押しにくかったり、水が残ってしまったり、水がピンポイントすぎて痛かったりして意外と使いにくいのが多いです。このタイプ、扱っている店舗が少なくなっているのであるうちに購入をお勧めします。とても軽いので、通院、外出、旅行にも重宝しました。こういった商品は大きな専門店にしかないしあっても1種類位だし、どれが使い勝手が良いかわかりにくいので、気がおけない方へ差し上げても喜ばれます。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.11.14
コメント(0)
脳梗塞で右麻痺・失語症になった要介護5の母の食事を介助していた時の話です。母は脳梗塞発症当初、意識が朦朧として寝返りも自分でうてないしゼリー状の嚥下訓練食も全く呑み込めず医師から匙をなげられていたのを、毎日のお見舞い時のオリジナル声掛けやオリジナルリハビリで意識が戻り、発声もでき介助で食事もできるようになりました。それでも考えて物を言う事ができなくなり簡単な会話しかできなくなりました。「何か飲む?」と聞かれて「はい」とは言えても「喉が渇いている」とか「お茶が欲しい。」とは言えません。なのでいつも困った事はないのか、食事に関しては、とろみつき水分を充分にとっているか食べ物の量は充分か柔らかくて呑み込みやすいか栄養は足りているか味は良いか熱すぎないかデザートや果物も楽しんでもらえたかできたら美味しい匂いも楽しんでもらえたか等を毎食確認しながらスプーンで食事介助していたので、母が何か困っているようなことはありませんでした。しかし、ある時、少し調子が良い時だったのでしょうね、私が夕食の食事介助をしていたら、「あのね、」と母が言い出しました。そんな風に母が話せるのはあまりないので、一言も聞き逃さないように手を止めて聞きました。「こういうのをもっと欲しいの。」母が食べていたのはとろみ付きのスープでした。食事時、母はいつも黙ってスプーンで口に運ばれるものを食べていました。食べる事、呑み込む事に精一杯だったからでしょう。「今日はすき焼き(の介護食レトルト)だよ~」とか「炊き立てご飯の匂い、吸ってみて!」とか「美味しい?」とかいろいろ話しかけながら、食事介助していましたが、母は食べるのに一生懸命なので短い返事で、通常会話はほとんどありませんでした。それなのに、もっと汁物が欲しいと言ったのはきっと、呑み込む時に汁物が助けになっていたんでしょうね。その話はその日のデイサービスとの連絡ノートに嬉しかった事(会話があった)&本人の希望としてデイサービスでも宜しくお願いしますと書きました。失語症になっていない方でも高齢になると、自分の希望がなかなか説明できなかったり、遠慮して言わない事が沢山あると思います。食事の際の水分補給、汁物の充実はこちららが思うよりも十二分に用意したほうが良いのだなと思いました。とろみ付き飲料は急ぎの時は作るのがちょっと大変なので(よくかき混ぜ、少し時間をおかないととろみが出にくい。味もとろみ剤によっては変な味になる事も)下の商品を買い置きして、家でも外出先でも便利に使っていました。まず先に嚥下食のすき焼きレトルト。一番上が、見た目がどろどろではなくて食欲が上がる、舌でつぶせるタイプ。下の2点は、以前は和光堂が出していて美味しくて香りも良く重宝したレトルト食。最初のタイプのものは柔らかい御飯にかけて毎日いろんな味で食べてもらっていました。30種類以上の味があります。嚥下の状況によってはこちらのタイプに変えました。スムースで咀嚼しなくても大丈夫。こちらも味や香りがちゃんとすき焼きです。あっさりしたレモン風味の水分。レモンは高血圧の薬でもOKだそうです。お水がわりに、口直しに。蓋付なので、外出時のこまめな水分補給に。母は自分では押して飲めませんでした。飲ませる時、ぎゅっと押すと大量にでるので一口分づつ、少しづつ押して飲んでもらったりスプーンに出して飲んでもらっていました。1回使い切りの少量のとろみつきイオン水。一番ただの水に近い味なのですっきり飲めます。蓋はできませんが、飲み切りサイズなので外出時1~3本、時間に応じて他の飲み物と一緒に持ち歩きました。夏場は凍らせて、ひんやり溶けたのを飲んでもらいました。フルーツ味がいろいろあるゼリー飲料。食事のあとのデザートに。勿論外出にも。美味しく飲んでもらっていたと思います。朝等、呑み込みが悪い時はスプーンに出して、嚥下状況を見ながら少しづつ食べてもらっていました。母が最後に飲んだのもこのゼリー飲料で、緊急入院になった時もいつものようにバッグにぱっと入れて行き車中で飲んでもらいました。母は喉が渇いていたようで、最後まで吸って飲んでくれてこれを持ってきて良かったと今も思っています。本当はもっと飲んでもらいたかった。あと1本飲んでもらいたかったと思っています。こちらは甘さのないコーヒー味でブラックコーヒーが好きだった方に是非お勧め。最初に母に飲んでもらった時、まさか苦みがあると思わず母が顔をしかめて、まずいと言ったのでびっくりしました。私が飲んでみて、まさにコーヒーでびっくり。こちらは大量に入ったパックですが開けたら1日で使い切った方が良いと思うので一人だけ介護の場合は、上記の使い切りが便利だと思います。介護って介護食にもお金がかかりますけどネットでまとめ買いすることで指定日にまとめて届けてもらえるし(結構重いので配送が楽)ポイント等ついて割安に購入できて良かったです。注意:とろみ付き水分補給用と似て非なるものに下のようなとろみ付き高機能食品補助剤があります。こちらは栄養価が足りていない患者さんに医師が処方したり、奨める事が多く、飲むだけで栄養価が取れる高カロリーとろみ飲料ですが、既に栄養価が高い食事をとっている方がドリンク代わりに飲むと、栄養過多、カロリー過多で問題が起こるので、きちんと栄養価を確認して使用してください。栄養が足りているかどうかは、病院での血液検査ですぐにわかります。母は嚥下食が充分に取れていて、出来る範囲の運動も行ない血液検査も問題がなかったのでこの商品を薦められる事はありませんでしたが。体調が悪い時や非常食として買い置きはしていました。あると便利な商品だと思います。しかし、こってりもったりした粉をどろどろにしたようなプロティンのような食感で、味も自然な味ではなく、いかにも添加物と言う味で1パック飲むのも大変な感じがしたので食感的にも水分補給とは違うのでご注意ください。これを飲んでもらった時は、併せてとろみ付き水分も摂取してもらいました。介護食は、一口自分も食べて確認するのが大事だと思います。せっかく良いものだから全部大事な人に食べて欲しいとは思いますけれど。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.11.06
コメント(0)
母の歩行が不安定になってきて気が付いたのは靴下を履くとフローリングが滑りやすくて危ないということでした。特に高齢者は足を上げて歩かずにすり足になりやすいので滑りやすくなるんです。そこですべり止めがついた靴下を探したのですが意外とないということと、あっても、口ゴムがきつくて足がむくんだり化繊素材で蒸れそうだったり分厚すぎて靴が窮屈になったり可愛い柄の編み込みに見えるけど実は裏側に糸が沢山出ていて肌が痒くなったりとこれという靴下が意外とないんです。特に高齢者向けの靴下売場には、一見とても配慮された商品=緩い口ゴム可愛い柄の編み込み、ふかふか厚めで滑り止めつき、が売っていますが、・口ゴムは緩いけど丈が短いから足首が寒い・可愛い柄の裏側は糸がでてゴロゴロして痒い・ふかふかしてるけど化繊で吸湿性がなく蒸れる・暖かい素材だというけど毛は痒い・厚めの靴下は靴が窮屈で転びやすくなる等、あまり深く考えて作られていないものも多いいんです。企画する人が若くて介護を表面的にしか捉えていないからかもしれません。なので介護用品として売られているものが完璧と思わずに、介護される側の立場になってできれば自分で使ってみたりして、また、自分は大丈夫でも齢を取って薄くなった肌や脂肪や筋肉が落ちて弱くなった体にはどう感じるのかなということを考えて選ぶといいと思います。話戻って、これという靴下が見つからなかったので私は口ゴムが緩い、綿やシルクの靴下で足首の長さもあるものを購入し、探してすべり止め加工ができるものを使って滑り止めをつけました。ボンド状のものですべり止め加工がつけられます。つけすぎるとすり足だとつっかえるので薄く一部につけるのがコツです。星型に塗れる型付で楽しくできますよ。なかなかない商品なので通販がお勧め。下は何度もオーダーした名入り靴下。デイサービスでも好評でした。このお店には履口ゆったりすべり止め付靴下がありとても優秀なんですが、コロナ禍のせいか在庫がないようです。時々チェックすると出てくるかもしれません。スクールソックス等はあるようです。裏がシルクでガサガサかかとや蒸れ予防になる履口ゆったりソックス。冬は靴下が厚くなるので、靴もサイズが大きいものを冬用に用意しました。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.11.04
コメント(0)
母が私の家に来た時に着替えを手伝うと、足がむくんで、靴下の跡がはっきりとつき冷え切っていることがあり、洗面器にお湯を汲んできてそれに足を入れてマッサージしながら暖まってもらってたんです。デイサービスに通うようになると1日をデイサービスで過ごして戻ってくるとひどい時は足がうっすら紫色になっていました。それに気が付いた時はびっくりして、できるだけ足湯はするようにしていました。その位じゃむくみや紫色は消えなかったけど少しは楽になるのかなと足湯用のバケツも買いました。本当はそれ、気持ちよさそうだから普段は私が使いたいなと買ったんですが忙しくて自分は1度も使う暇がなく母のにばっかり使っていたけどそれで良かったと思います。最初に足湯をしてあげた頃、母はいつものように遠慮して「(しなくて)いいよ~」と何度も言っていたけど、気持ちいいのか、それとも少しづつ会話ができなくなってきたせいか亡くなる4年位前からは黙って足を揉んでもらってました。足揉みは、以前から寝る前に布団の上で背中のマッサージと共に時々していたので慣れていて、気持ちが良いようで私の数少ない、ちょこっと親孝行の一つで出来て良かったなあとしみじみ思います。私が使っていたバケツタイプのもの。深さがあってマッサージ機能もついているもの。このお店はいろんなタイプがあるので見ると参考になると思います。下はむくみにくい靴下。このお店の履口ゆったりすべり止め付靴下が優秀なんですが、コロナ禍のせいか在庫がないようです。時々チェックすると出てくるかもしれません。スクールソックス等はあるようです。裏がシルクでガサガサかかとや蒸れ予防になる履口ゆったりソックス。フローリングは滑りやすぐ危ないのですがこれをつければ靴下にすべり止め加工ができるので便利に使ってました。つけすぎるとすり足だとつっかえるので薄く一部につけるのがコツです。星型に塗れる型付で楽しくできます。なかなかない商品なので通販がお勧め画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.10.24
コメント(0)
寒くなってきて室内で履く暖かい靴下を引出の中から探しました。これが良いかな、と出したのは裏がシルクの二重ソックスで履口は締め付け感がなくゆるゆるしてるもの。これ、母の為に買って母用の箪笥に入れてたものだと思います。他にも母のデイサービス用にオーダーした名前刺しゅう入りの物とかも思い出しながら大事に私が履いています。どれも履口がゆるゆるで大抵は滑り止めつきのものです。高齢になるにしたがって母の足がむくみがちで靴下の跡がすごくついていたので気になって履口がゆるゆるなものを見つけては母の引き出しに入れてました。母がデイサービスに通うようになってからは最初は左右がわかりやすく履けるように後になってからは失くさないように名入れ刺繍を私がしたり、オプションで入れてもらったり、忙しい時は名前用ペンで書いたりしてました。靴下だから、そのうち、履きこんで穴が空いたら繕って履くけど、あと1~2枚しかなくなったらそれは大事に取っておこうかなと思いますが20足以上あるから今はどんどん母の事を思い出して感謝しながら履こうと思います。このお店の履口ゆったりすべり止め付靴下が優秀なんですが、コロナ禍のせいか在庫がないようです。時々チェックすると出てくるかもしれません。スクールソックス等はあるようです。裏がシルクでガサガサかかとや蒸れ予防になる履口ゆったりソックス。フローリングは滑りやすぐ危ないのですがこれをつければ靴下にすべり止め加工ができるので便利に使ってました。つけすぎるとすり足だとつっかえるので薄く一部につけるのがコツです。星型に塗れる型付で楽しくできます。なかなかない商品なので通販がお勧め。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.10.22
コメント(0)
母は80代で脳梗塞になり栄養は最初の2か月は鼻からチューブで入れ嚥下訓練のゼリーも朦朧として呑み込むことができませんでした。体も最初の4か月ほどは寝返りも打てず医師達は2度と歩けないし食事もできない言い切っていました。しかし理学療法士と母と家族の毎日のコツコツとしたリハビリで要介護5ながらも、抱え込めば少し歩け、嚥下食を食べられるようになりました。どうやって食べられるようになったかについて、そしてどんな食事をしていたかについて私のように、何の情報もなく大切な人に良くなってほしい一心で無我夢中で暗中模索している方のために今までも少しづつ書いていますが、今回は脳梗塞後の食事について書きます。脳梗塞や嚥下の問題、食べられるタイプの介護食については人それぞれ状況が違い、リハビリも合う合わないがあるし効果もそれぞれなので、ここでお話することが全て当てはまるわけではないですが、こういう事例が実際あったということで参考になったり、ヒントがもらえたり気持ちが強く持てたりすると思うんです。私自身、母が脳梗塞になった時、そしてリハビリを始めた時、何の情報も事例もなくてとても心細く、どうしていいかわからず、励ましてくれる人も、励みになる情報もなく暗闇の中で手探りをしている感じでした。私と同じように困っている方は沢山いると思うのでここに書くことで、誰かの助けになったら私も嬉しいし、母も喜ぶと思うので書いています。ただし、必ず担当医に確認してから参考にされてくださいね。まず脳梗塞後の食事について大事な点を書いておきます。1.嚥下状況の確認医師や言語聴覚士(嚥下のリハビリも行います)等病院を通して、嚥下の状況や注意点、食べられるもの、だめなものについてしっかりと確認をとっておきます。お薦めの介護食やメーカーなどについても質問しておきます。素人判断は非常に危険ですのでここで指示された事を守ってください。嚥下状況は常に変わりますので定期診察時の相談や検査、体調が悪い時は医師に相談して状況に応じて対応してください。2.必要な水分量と栄養を確認これも病院で教えてくれます。その人によって必要な水分量と栄養(栄養素と量)が違うので、必ず確認し、一日の食事回数・時間で大雑把に配分します。3.水分の種類を選択水分をとる=水を沢山飲むと思いがちですが、水中毒と言う言葉があるように水だけ大量に飲んでいると危険です。かといって、スポーツ飲料や経口保水液も飲んで良い量が決まっていますので上手に組み合わせます。また、病気や薬によって飲んで良いもの良くないものがありますのでそこも確認してください。嚥下障害がある方は普通の飲料はさらさらしすぎてむせやすいので必ずとろみをつけます。とろみがついた介護用飲料も多数あり手軽に利用できるので常備しておくと便利です。4.食事の内容を選択介護食と言ってもその方の状況で裏ごしスープのようなものからムース状、舌でつぶせるタイプ、刻み食などいろいろあります。共通して言えるのはとろみがついたものが呑み込みやすくて良いということです。手作りも良いですが介護食として販売されているもの冷凍食品、宅配食、レトルト品といろいろあるので臨機応変に使い分けると便利です。5.食器の選択持ちやすいもの、軽いもの、洗いやすいもの、いろんな食器やカップやスプーン等が出ていて使いやすさもいろいろです。こればっかりは使ってみないと使い心地がわからないし介護ショップで売っていても、良くないものもあります。介護はいろんな専門用具を買わなくてはならずつい、無駄なものは買わない、出費を抑えようと考え期待して買って良くなかったらがっかりしますが、頭を柔軟に、良さそうだったら使ってみる、他に良いものがあれば変えてみる、と考えないと良いものに出会いにくいです。それ位、介護用品は発展途上なんです。デザインも何だかな~と言うものが多いです。良いデザイン=使いやすいとは言えないけどいかにも介護食器の見た目=使いやすいわけでもないです。6.食事時間の確保嚥下食は時間がかかります。介護をしているとやる事が多くて忙しいのでゆっくりしっかり食事してもらうように食事時間=食事介助時間の確保をしておきます。7.嚥下を向上するための工夫嚥下を向上するための食事時の姿勢がありそれは病院で教えてもらえます。その姿勢を保つため、椅子等にいろんな工夫をしました。これは後日詳しく書いておきます。介護の本などにもご参照ください。8.美味しく楽しく食べてもらう工夫これは私が母の嚥下リハビリを介助するために工夫を凝らして作りあげたオリジナルです。脳梗塞で失語症でも朦朧としていても心の中、頭の中は変わらずその人のままなので、嚥下食になってしまっても、美味しい食事を楽しんでもらうためにいろいろ工夫しました。その内容は、後日詳しく書きますね。以上、脳梗塞後の食事についてまずは基本の部分をまとめました。とても広範囲に渡るので細かい事は後で詳しく書いていきます。下:とろみ剤と言っても使いにくいもの飲んでみるとびっくりするほど変な味のものがかなり沢山あります。こちらはさっとすぐ溶け、だまにならず味が変わらず、変なえぐみがなく、匂いもせずとても使いやすいです。下:同じメーカーの持ち運びに便利で計らずにさっと使え、湿気ないスティックタイプ。デイサービスでお昼やおやつ用に持たせたり、外出や旅行に持って行ったりととても便利でした。これを混ぜるだけで普通のお水や暖かい紅茶がとろみ飲料になるので楽でしたし冬場は暖かいものを飲んでもらえて幸せでした。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.08.31
コメント(0)
未だに、母がよくいた場所や人混みの中に母に似た人がいるのではないか、と母の姿を探すことがありますが、母が杖をついて歩き方が遅くなって来た頃は「駅で歩き方が似ていた人見かけたよ~。」なんてよく話していたのに亡くなってからは母の姿を感じる人はなぜか見かけません。たまには似た人がいたっていいのに。母だって人混みに紛れて歩いていたっていいのに。ところが先日、見た目は母と違うけど杖のつき方とか所作が晩年の母に似ている女性を見かけました。杖をゆっくり、少しぶれながら前に出し、ゆっくり確かめるように地面につけ、小さく一歩を踏み出し、顔を上げて前を見ながら息を吐くそんな動きです。今考えると、杖をついて歩くのも大変だったんですね。もっともっと大事にすれば良かったなあ。もっと何かサポートできなかったのかなあ。そう何度も思うけど、よく考えると、当時は当時なりに考えられる事や出来る事はほぼしていたんですよね。杖もいろんな杖先を調べて替えたし膝サポーターも腰ベルトも磁石入りマットレス布団とか下着とか出たての頃のファイテンとかEMとか少しでも楽になればといろいろプレゼントしました。それでも、もっと何か出来なかったのかって思いますけど。杖先って気がつかない方も多いようですけど簡単に変えられて使い心地に差が出るものです。下は杖が自立する杖先。これに変えるだけで普通の杖も自立するようになります。室内で使う杖にも便利です。下は坂道や不安定な場所でもしっかりグリップしてクッション性にも優れた特殊な杖で10年位前から作られているしっかりした商品です。私も母のために購入しました。使い心地は広告通りのもので、優れていますがこの杖は杖はサポートとして使いどんどん歩きたいまだ元気な人向けです。母はその当時は、杖にすがるように歩いておりこの杖だと全角度にフィットするように傾斜するので母には不安定でした。一人で立てる方、杖を使ってどんどん歩きたい方にはお勧めです。EM靴下を扱うお店。男性用、5本指などもあります。EM理論はわかりにくいですけど履いていると楽なことは確かです。ピップが長年作っているソックスで20年位前に最初のシリーズが出た時から母と一緒に愛用していました。むくみを抑えて土踏まずをきゅっと抑えて歩きやすいし疲れにくいです。デスクワークにも、旅行にも、庭仕事にもいろんな場面で頼りになります。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.04.23
コメント(0)
昨日、たまに連絡している叔父(父の弟)から電話が来ました。どうも最近歩く事もあまりできなくなったというのです。叔父夫婦には以前からデイサービスで運動するように勧めているのですが高齢者にありがちで、何かと言い訳をして手続きをしようとしません。叔父夫婦は私とは離れた場所に住んでいるので今まで会ったことは冠婚葬祭で1~2度程度です。親しいわけではないのですが、ほおって置けないと思いました。まず必要なのは介護支援を手配してくれるケアマネージャーをつけてもらうことだと思い叔父に確認したら、今はいいと断られました。しかしそれを鵜呑みにすると近いうちに問題が起きると思われたので、地域包括センターに連絡して叔父宅の状況を知らせ徐々にでも介護支援が受けられるようにコンタクトを取ってほしい旨お伝えしました。方法はこうです。1.介護が必要な方の住所がある役所に電話し、担当の地域包括センターを教えてもらう。2.担当の地域包括センターに電話し自分と介護が必要な方の関係性なども伝えながら当人と連絡をとってもらうように依頼する。3.その際、自分がこの介護にかかわれる立場にあるかないとしたら、かかわれる人がいるかいないかの情報をはっきり伝える。今回私は、叔父夫婦には別居している子供がいるが体調が良くないようで介護に関われるのかよくわからない事、私は距離的にも関係性的にも関われないが、叔父にこまめに連絡を取る位は協力できることをお伝えしました。こういったケースは最近は多いと思うのではっきり伝えた方が良いと思います。当人がケアマネの訪問を嫌がる事も多いと思いますがそこはプロの方たちなので、最初はゆっくりと軽く話をして、無料の防犯ブザーなどを渡すという目的で訪問し、徐々にサポートをしてくださるようなのであとはお任せしようと思います。高齢者が面倒をかけてと思われる人もまれにいますが、叔父夫婦だって定年過ぎまで仕事をして社会に貢献し社会保険も税金も年金もずっと納めてきて高齢者になったわけですから、高齢者向けサービスを受けるのは社会のシステムとして問題視されるべきではありません。ただ、高齢になって、そういうシステムの事がわかりにくいうえに行動を起こしにくくなっているから私がしたような簡単なお手伝いが必要な方は沢山いらっしゃると思います。これを放置していたら、急に倒れたり、救急搬送されたりかえって大事になって手間がかかります。リハビリやデイサービスに通えば刺激も受けて明るく元気に過ごせ周囲も幸せになる、結論のないぐちぐちとした電話を何度もかけたり受けたりするよりもずっと良いと私は思っています。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.04.11
コメント(0)
ここ数年、用事で時々お会いしている頭脳明晰でないとなれない職業の方が二人います。仮にAさんとBさんとさせていただきます。Aさんは20年ほど前に一度ご一緒した方で今回はAさんとの仕事の際Bさんもご一緒することになりました。お二人の年齢がどのくらいなのか私にはさっぱりわかりませんがAさんは70代Bさんはもしかすると80近いかもしれません。年齢には関係ない職業の方です。お二人とも非常に優秀で話をしていても理解力に優れた方です。Aさんは20年前は穏やかな方でしたがここ2年ほどでなぜか急に攻撃的な言い方をしたり物事の取り方がとても偏ったようになり用事も非常に進みにくくなりました。ご本人は全くそれに気が付いていないようです。最初は何だろうこの状況はと思っていたのですがこれはお年のせいではないか、もしかすると初期の認知の問題なのかと感じています。私は母を大事に全介助していたので年寄りだから認知症だとか、すぐに認知と馬鹿にするような考え方はしませんが、Aさんの件についてはやはり認知に問題があるように思えています。しかしそれより問題なのはBさんで私は数年前からしか存じ上げていませんが、大変温厚で、仕事面でも非常に理知的な理解と説明をされて、とても頼りになる方です。お会いした当初から、こちらが説明する内容を数回反復して確認されていて、それはBさんがじっくり物事を考えるための仕事の仕方なのかなと思っていました。ところが先日お会いした際、1度行われた事を、1時間後にすっかり忘れてもう一度されようとして、すでにされましたとお伝えしても思い出せず何かが確実におかしいのだと感じました。仕事自体は、以前よりも時間はかかりますがとても的を得た助言をされてとても頼りになるのです。特に一方的で妙に反発的なAさんとの間に入りAさんを説得して下さいます。しかし今回も、私がお伝えした状況を5分おきに初めて聞いたことのように10回ほど聞き直すのです。認知に問題が出ると言ってもその原因はいろいろあり、認知症ではない場合もあるので一概には言えませんが、高齢になると認知の問題は出やすくまた、非常に几帳面で優秀な方も認知症になりやすいという説もあります。誰でも、どんなに賢い方でも物忘れや認知に問題が出る可能性があるということ、そういったときにどう対応していくのかそれを考えたいとこの話を書きました。誰もが直面する可能性があるので、早めに自分で気が付き、問題があればそれを意識すること対応策を考えることが大事ではないかと思いました。私の周囲でも遠縁の親戚や知人の親御さん等に加齢による物忘れ以上の問題が出ていらっしゃる方がいらっしゃいますが、大抵は・年寄りだから仕方ない・何を言っても聞かないからどうしようもない・とりあえず生活できてるから問題ないだろう・あの人もついにボケたか、もうだめだね・話をするとイライラするから近寄らない・どうしようもないからほおっておくというような対応の方(家族含め)が多いです。認知症になっても心の中はもとのまま、単に表に出せなくなっただけ、まだらのようにもとの自分が残っている、治療や投薬、運動や良い刺激で認知症は遅らせたり改善できる、なので放置や馬鹿にした対応が一番いけないんですね。Bさんは仕事上の付き合いの私にはどことは言いませんでしたが、最近奥様と引っ越しされました。たぶん高齢者向け住宅なのではないかと思います。Aさんについても私とは仕事上の付き合いなので何もわかりませんがもし認知の問題だとしても初期だと思われるのでこれから対応されるのだと思います。下にあげた本は認知症についての理解を含め当人も周りの人も楽になる考え方が書いてあるとても頼りになる本です。自分自身のためにも知っておくと役立つ情報が沢山書かれていると思います。認知症を発症した著名な認知症専門医が書かれた大変有名な本。親にイライラする方はこういった本をお勧めします。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.04.10
コメント(0)
叔父に頼まれて遠縁の親戚のサポートをする事になった話の続きです。具体的な要介護認定手続きの前にしなくてはいけない大事なことがあると母の介護や周囲の高齢者介護状況を通して感じていました。それは要介護認定について安心できる話し方でわかりやすい説明をすることです。誰だって「要介護認定」を受けるようにと言われたら、ショックだし躊躇するでしょう。「まだ必要ない」「介護されるほど耄碌してない」「介護されはじめたらあとは悪くなるばかり」「ついに介護されるような齢になってしまったのか」「私の事を年寄り扱いしたいのか」「邪魔だから施設に入れたいと思っているのか」そんなネガティブな思考が次々浮かんで不安になったり疑心暗鬼になったりするかもしれません。介護は介護する側とされる側の両方が協力し合うととてもスムースに進みます。それには介護される側に何が必要か理解していただき前向きになっていただくために説明が大事なんですが、介護する側に力が入るあまりにされる側の気持ちをあまり考えずに「介護」「齢」という言葉をガンガン使って相手を傷つけたり萎縮させてしまうことがあります。それを避けるために、私は極力『年寄り』『介護』という言葉を避け、ご姉妹に「今は国がいろんなサービスを提供していてお金もそんなにかからないし安心だから利用すると便利ですよ。」「お家に来てくれるサービスもあるし体操や書道やお花なんかを楽しくできるデイサービスというところもあるんです。」「見学にも行けるし、合う合わないもあるから、気兼ねなく他に変えることもできるし試してみて合わないと思ったらやめたっていいんですよ。」「母も利用していてとっても気に入って毎日楽しいって言っていたからよかったな~って思ってるんです。」そして「母の時にいろいろしていて勝手がわかるので良いサービスを探すお手伝いをさせてください。」と相手側のお話を聞きながら少しづつお伝えしました。勿論最初に、ご姉妹のお兄さんである私の叔父から頼まれて電話していることや私が誰なのか(母とご姉妹は旧知の仲)は紹介済みです。私はご姉妹とお会いしたことはありませんが、母が亡くなったときのお礼で何度が電話でお話しし、私が母に購入して新品のままだったブラウスやショールをもらって頂いたりと交流はあったのでご姉妹にとって全くの知らない人ではありませんでした。ただ、ちょっとした誤解でも起きないようにするため、ご姉妹との会話内容と私がしている事は叔父と従妹(ご姉妹が可愛がっている姪)に毎回連絡しておきました。次回に続きます。介護の詳細はその道のプロが書いた本をご参照下さい。評判の良い介護初心者向けの本。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.02.17
コメント(0)
叔父(母の妹の夫)から電話で頼まれ事をしました。叔父の80代になる妹達が入るホームを探して欲しいとのことです。妹さん達は定年まで会社勤めされお二人で暮らしておられます。私はその方達に直接お会いしたことがなく母の供養のお礼の際お話したことがあるだけですが叔父の頼みなので出来る事は全部しようと思いました。本来はその方達に子供の頃から可愛がってもらっている叔父の娘(私の従妹)が対応する話なんですが仕事と家事で忙しく細かい事は出来ないみたいなのが私も判っているので、とりあえず従妹に連絡・確認の留守電を入れましたが2日ほど連絡がありませんでした。だから叔父(従妹の父)が思いあまって私に頼んできたんですね。叔父は入居するホームを探してくれと言っていたのですが、実際そこまで必要なのかはわからないので、そのご姉妹にお電話してみました。するとお姉様のほうが物忘れが多くなり最近不安で仕方がないようですが介護認定は受けていないとのことです。介護認定って、初めての方にはシステムも複雑だしどうやっていいのかわからないしどこへ行ったらいいのかわかない、とハードルが高いと知っていたので、このサポートからしようと思いました。この話は参考になることもあると思うので少し細かい事までわけて書いていきます。内容が幅広いので少しづつ書いていきますね。評判の良い介護初心者向けの本。画像をクリックすると詳細が見られます。
2022.02.15
コメント(0)
仕事と介護を両立するために行っていたいろいろな工夫と使ってよかった便利な物を同じ状況で戸惑っている方の参考になればと書いておきます。定時出勤しながら要介護5の母の自宅介護はいかに時間を無駄なく行動するかが大きな鍵でした。特に朝の時間は1分1分が貴重でしたが、介護が必要な人というのは日々状態が違うしいろんなアクシデントがあり、対応に思わぬ時間がかかる事が多々あります。それに上手に対応しスムースに一日をスタートさせるために、無駄を省いた手順や小さな工夫を以下のようにルティーン化して行っていたので、介護に慣れない最初の頃は2時間半とって朝5時起床だったのがバタバタで、狭い家を走り回ってですけど1時間半で支度できるようになりました。6:00 起床母が眠ってから事務手続きや母の病状や治療方法などについて調べ物をしていたので、毎日眠るのは夜中2時近くでした。睡眠時間が4時間位しかとれなかったので(睡眠時間を補う方法は別に書きます)目覚まし3個使用で寝過ごしを防止しました。使っていたものの一つ。メロディが30曲以上入っているので音に慣れて寝過ごさないし楽しく起きられます。シンプルだけどメロディ入り。母の様子がわかるように母とは同じ寝室で寝ていました。私が寝るのは夜中2時頃になってしまうので、その時母の枕を当てなおし布団をかけなおすのですがそれから熟睡してしまうので、もし夜中母が動いて布団がめくれても脳梗塞の母は自分でかけ直す事ができません。寒い思いをしないように冬はオイルヒーターで寝室は一晩中、居間はタイマーで起床の2時間前から春の暖かい温度に設定しておきました。こうすることで母が布団から出やすく、着替えしやすくなり、ヒートショックを防ぐだけでなく朝の支度がスムースに行えるメリットもありました。優しい心地よい暖かさを求めるなら空気をじんわりと温め風を出さず空気を乾燥させないオイルヒーターが一番ですが電気代はかさみます。広めの部屋対応6畳の寝室はこちらを使っていました。もっと小さい部屋用ですが一晩中使うので、丁度よく暖まりました。小型で場所をとらず有名メーカー品なので安心して使えました。電気代を抑えてすぐに暖かくするにはガスファンヒーターがお勧めです。上から都市ガス用、プロパン用、木造19畳用大手国内メーカー品が安心。夏はエアコンのドライモードやゆらぎ運転の扇風機を母に直接風が当たらないようにかける事で熱中症対策をしました。プラズマクラスターで除菌・消臭機能もあるゆらぎ風の扇風機。6:01 母に声かけ (30秒)目覚めたら2度寝を防ぐためすぐ布団から出、同じ部屋でぐっすり寝ている母に「おはようございます。朝ですよ。起きてください。」と声掛けして目覚めてもらいます。布団から出る5分位前に声掛けすると目が覚めやすく立ち上がりやすいように思います。声掛けははっきりと聞こえやすくするので、きつく聞こえないように、気持ちよく目覚めてもらえるようにできるだけ明るく丁寧にしていました。6:02 自分の支度 (10分)電気ポットのスイッチを入れてお湯を沸かす間に自分の支度(洗顔~着替え)を10分以内で先に済ませます。形が気に入ってずっとこれです。早く沸くし洗うのも楽です。夏はリビングのエアコンをドライモードでつけ、冬の特に寒い日は居間のガスファンヒーターもつけました。トイレには人感センサー付きのヒーターを置き私が先に入る事でヒーターが作動して温まるのを利用していました。このタイプがサイズ的にも使いやすくずっと使っています。6:12 とろみドリンクの用意 (2分)電気ポットで沸かしたお湯でフレーバーティか果汁飲料にとろみをつけます。(脳梗塞の薬ワーファリンは緑茶厳禁です。)50年近くの歴史がある有名ハーブティ会社のノンカフェインフルーツハーブティ。いろんな果物味がセットになっています。母も気に入って調子が良い時はしっかりと飲んでました。粉上のとろみ剤は溶けにくいのでお湯を使うと溶けやすくなります。先に準備しておくと熱いお茶も冷めてごくごく飲みやすくなります。夏はお湯を水で割って熱くないようにしました。とろみ剤って、溶けにくいしすぐとろみがつきにくいものが多いだけでなく、生臭い感じになったり、飲み物の味が変わるものがあるので一見どれも同じに見えますが選んだほうが良いです。自分で味見してみると不味くてびっくりするとろみ剤もあります。要介護状態の方は自分で好き嫌いを言えなかったり理由をきちんと説明できない事が多いので介護するほうが気持ちに余裕をもってなぜ食べないのか、なぜ嫌がるのかどうしたらいいのか自分で食べたり体験したり工夫する必要があります。こちらは味がかわらないしすぐ溶けるタイプ。下は1回分ずつ個包装になっているので持ち運びができ、通院、外出、旅行時に購入した飲料やレストランの飲料に混ぜてとろみ飲料ができるのでとても便利です。とろみ飲料がないデイサービスに持たせることもできます。介護食に不慣れだった最初の半年は病院で薦められた麦茶ばかり朝煮だして入れていて、(最初の半年はとろみ飲料をデイサービスに1リットル水筒で持参していました)作る時間も10分位かかっていましたがそのうち、母の好きなレモンティやフルーツジュースを薄めたもの、フレーバーティなど味に変化をつけて美味しく飲んでもらいました。上は介護用で倒れにくいけれどちょっとおしゃれなデザインなので楽しく使えました。下は吸い口付きでストローでも吸い口でも飲めます。軽くて小型なので、旅行にも持参しレストランで注文した紅茶やオレンジジュースをテーブルの上でこれに入れてお湯で薄めとろみ剤を入れて飲んでもらっていました。お砂糖も少し入れて飲みやすいようにしました。調子が良い時は上手く嚥下ができ年に数回でしたけどごくごく飲んでくれたなあと嬉しく思い出します。下はたぶん世界一軽く洗いやすい水筒。とっても便利です。こちらは名入り無料。6:14 母を起き上がらせる (5~15分)駆け足で寝室に戻り母を起こす介助。一人では起き上がることが出来ない母をまず背中側から支えて上半身起こしてから、背中から抱えて押すようにしてマットレスの端まで少しづつ移動してもらいます。褥瘡ができにくい耐圧分散のムアツマットレス。褥瘡はとても痛いし、感染症のもとになるのでできないようにすることが介護の基本だそうです。もともとは母が家に滞在している時用に折りたたんでおける寝心地の良いものを探して購入したものですが、2層重ねで9センチの厚さがあるので底つき感がなく、へたらず、立ち上がりやすく母が要介護5になってもとても便利でした。マットレスの端まできたら両側に置いてあるつかまり立ちの支えに母の左右の手をそれぞれおいて、掴んでもらい、「立ち上がりますよ。いち、にの、さん!」と元気に声掛けして、後ろからパジャマのウエスト部分を持ち上げ力業で抱きかかえるように立ちあがってもらっていました。母の介護で指先に無理な力を入れることが多く指を痛めてしまいましたが4年たってかなり良くなってきました。母は脳梗塞右麻痺と大腿骨骨折で要介護5になり、最初は意識も朦朧として、寝返りもうてず、車椅子に座らせてもずり落ちてしまい、ベストのようなベルトで固定しなければなりませんでした。医師達は二度と歩けるようにならないだろうと皆匙を投げていました。それを毎日少しづつ、最初は意識を覚醒するところから病院側に相談した上で自己リハビリを根気よく行って抱えれば少し歩けるようになり、とても幸せでした。リハビリ病院の理学療法士、患者家族、そして患者本人、皆で頑張ったからできた事だと思います。抱えて立てるようになるのは難しい事もあるかもしれませんし患者一人一人状況は違いますが、指が動かせる、意識が少しでも覚醒するだけでもとても幸せなので、根気よく、工夫を重ねてリハビリを続けることが良かったと母の場合は思いました。類似品で藤製のものもあるのですが、ささくれが出るというレビューを見たので軽金属製のこちらにしました。持ち手と足に柔らかいウレタンが巻いてあり持った時冷たくも硬くもなく、滑り止めにもなり思ったよりもよくできていて重宝しました。これを3個購入しマットレスの両側やリビングのトイレへの導線に置きました。足の部分はマットレスの下に入れたりドアの下に挟んだりして工夫して半固定しました。買ってよかったものの一つです。母が調子が良い時は母も「いち、にの、さん!」と言いながら2ー3回位チャレンジして立ち上がれたのですが、母が眠い時や調子が悪い時は立ち上がれるまでに5~10分かかるのでこの時間は余裕をもっておきました。最初のころはおむつの当て方の問題や母がよく眠れず動き回ってオムツ漏れが頻繁にあり、シーツやパジャマを洗濯機にかけたり母を浴室に連れて行ってお尻や足を洗ったりに30分位余分にかかるので余裕をもって起床は5:00だったのですが2年目位から落ち着いて6:00起床で大丈夫になりました。冬は、母に立ち上がってもらう前にさっと履きやすい滑り止めつきの短い靴下を履かせました。これでフローリングでも暖かく安全に歩いてもらえました。☆☆☆昔からあるロングセラー商品ですが名前を忘れている上になぜか見つからないので思い出した時に画像を貼っておきます。6:30 母のトイレ介助 (20分)母を抱きかかえてトイレに連れて行き母のオムツ交換、トイレ介助、お尻シャワー、お尻を保護するクリームを塗ってパジャマの下半分を着替え。トイレ介助と便利な物については沢山あるので別記します。パジャマ上半身は暖かい居間で着替えしますがトイレではオムツ交換時にズボンを下すのでついでに着替えもすませると時短になりました。靴下も口ゴムゆったりで滑り止め付きの外出用の靴下に履き替えます。上のお店には綿混滑り止め付きでしめつけないとても履きやすい靴下がありオプションで母の名前やイニシャルをカラフルな色で刺繍してもらっていました。デイサービスのスタッフさんに間違えずにわかりやすい&綺麗と好評でしたが新型コロナの影響か、靴下が売り切れ中です。しばらくすると入荷するかもしれません。下はなかなかない綿混のゆったりソックス婦人用と紳士用。柄が入っているものは一見可愛いのですが裏側に糸が出ていて痒みが出やすいです。6:50 母を居間へ移動 (5分)抱きかかえるようにして、居間の椅子に移動補助。時計をチェックして7時を回っていないか確認。7時を過ぎ過ぎていると遅れ気味なので支度を急ぎます。6:55 母の顔ふき(2分)お湯で絞ったタオルで顔と手を拭きます。朝覚醒しきっていない時に洗面台に立つのは難しいし石鹸で顔を洗うのは時間がかかるので、朝はおしぼりで済ませました。週に3~4回お風呂に入って洗顔・洗髪し、夜は洗面台で毎日顔を洗っていたので朝はおしぼりで充分でした。暖かいおしぼりで気分もすっきりしてもらっていたと思います。おしぼりタオルはふかふかの大判ハンドタオルを使っていました。6:57 水分補給 (1分)とろみドリンクで水分補給脳梗塞再発防止の一環としてまずは水分補給を心がけていました。母は自分ではストローや吸い口を口に当てることができませんでした。嚥下障害がありゆっくり飲まないといけないのでまず二口三口飲んでもらい、残りは以下の支度をしながら時々ストローを口にあてて少しづつ飲んでもらいました。6:58 簡易マッサージとブラッシング (5分)簡易マッサージャー数種類で頭、顔、背中、足、腕を軽くマッサージし、髪をとかし、綺麗な髪留めで結ぶ。簡易マッサージャーのおすすめは別に書きます。綺麗な髪留めは目につきやすく介護スタッフさんにも楽しんでもらえるし褒めてくれやすいので母の刺激になるかといろいろ揃えていました。7:03 朝食介助しながら自分も食事 (15分)ヨーグルト、果物、おかゆ、雑炊、蒸しパン、スープ介護食、離乳食等柔らかく栄養価が高い食事で朝食。離乳食はオーガニックベビーフードのデザート用など良いものが沢山あるので薬をまぜて食べてもらっていました。上 有名ベビーフードメーカーのもの。瓶入りではないので扱いも持ち運びも楽です。下 こちらも人気メーカー。味がいろいろなので介護食にプラスして、変化をつけ栄養を取ってもらっていました。食事介助しながら母が咀嚼中に私も食事。朝は急いでしまいがちですが、母がしっかり咀嚼して飲み込む時間があるように口元、喉元を見て気を配っていました。7:10 デイサービスの連絡対応 (10秒)食事中にデイサービスのお迎え時間連絡の電話連絡が入るので、その対応。たまに私が寝過ごしたり、母の支度が遅れている時はこの時点で送迎時間を10~15分調整してもらいました。7:18 服薬介助 (2分)ゼリーや離乳食のデザート等に薬を混ぜて服用してもらう。その日の母の調子によって問題なく飲み込んだり、錠剤をポリポリ噛んだり、飲み込めなかったり、種のように唇から錠剤だけ上手に出したりといろいろでそんな時は言葉で説得して飲み込んでもらったり、パン等にとろみ飲料をしみこませてそこに紛れ込ませたりベビーフードやヨーグルトに混ぜて食べてもらったりとあの手この手で服用してもらいました。7:20 着替え介助 (5分)冬は暖かくした室内で、上半身の着替え。冬は下着はシルクかユニクロのヒートテック上は肌に優しくとても暖かいカシミアセーターと温度調節のためのお揃いのカシミアカーディガン等。下は座りっぱなしなので、ウエストが普通のゴムではなく締め付け感のないパンツ。夏は同様の綿素材のもの。春秋は上はシルクニット、夏は上質綿のアンサンブルで体温調節ができるようにしていました。齢をとると脂肪が少なくなり寒さを感じやすくなるようです。真夏でもクーラーで寒いので5分袖や7分袖が良いとの事です。色は綺麗なものを選んでいました。7:25 補聴器をつけ玄関へ移動 (5分)抱えながら階段を降り玄関に移動。要介護5で寝返りさえできなかった母が抱えながらですが、何と階段を上り下りできるようになったんです!リハビリ病院退院の時期ぎりぎりまで階段どころか歩くのもままならず階段昇降機を介護保険で借りようと手続きをしていた位だったのですが理学療法士さん、母、私と皆でがんばって退院直前に階段を使えるようになりました。病院のスタッフさん達は奇跡みたいだと驚いていました。このリハビリの詳細は後日脳梗塞のリハビリのカテゴリーに入れておきます。朝は内階段を下りるのですが、狭い階段なので、母は両手で壁に手をついて体を少し安定させられました。私は片手で母の服のウエスト部分をしっかり掴み、片手で母を後ろから抱きかかえて「階段降りま~す。危ないからしっかり降りてね。はい、右あ~し。左あ~し。右あ~し。」と声をかけながらゆっくり降りました。傍から見ると何もできない老人でも母がしっかり歩こうという意識を持って努力してくれたから出来た事だと思います。抱えてでも少しでも立ったり歩いたりする事で筋肉がつくので、体調も良くなり、楽だったと思います。階段を降りたら、立っていることはできなかったので玄関に置いたスツールに座ってもらっていました。収納も兼ねている簡易椅子。安価ですが丈夫です。7:30 出かける準備 (3分)靴を履かせ冬は手袋や帽子装着。デイサービスの車待ち。母の覚醒が悪く起きられない時等を考え5~10分の余裕をもって行動していたので早く支度が出来て2分でも5分でも時間があればデイサービスの送迎が来る前に絵本を一緒に読んだり柔らかいボールを30㎝位の距離でボール投げ(ボール渡し)したり抱えるように支えながら玄関前を歩いたりして自己リハビリをしていました。7:33頃 (2分)デイサービスの送迎到着。母に手を振って見送り。母も調子が良い時は手を振ってくれました。7:35頃出勤 これだけの内容を1時間半で行うのは結構大変で、毎朝狭い家のキッチン・寝室・トイレ・リビング・ベランダをバタバタ駆け足で駆け回って分刻みで支度をしていましたが考えられる事、できる事はすべてやっていたし母も少しは楽だったんじゃないかと思うので良かったと思います。いろいろ工夫して行っていた事なので介護中の方の小さなヒントになれば嬉しいと書いておきます。これを書き始めたのは1年位前ですが少しづつ書いていったのでやっと書きあがりました。思い出したことがあれば追記します。母の介助夜編は後日ゆっくりと書きます。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.08.02
コメント(0)
片付け物をしていたら母の杖に付けていた鈴が出てきました。耳が遠く、歩行がしっかりしなくなった母は杖をついてゆっくり歩いていましたが周囲の歩行者の中には、歩きスマホや横に広がって歩く人など周囲のことをあまり気にしない人が結構います。とっさの反応が出来にくくなっている高齢者は、急に人が横切ったり、すれすれに通ったり軽くでもぶつかったりするとよろけたり転んだりしやすいですし、身体が曲がって小柄になって目立ちにくいので、杖の鈴が鳴ることで「ここにおばあちゃんが歩いてますよ。」と周囲に気付いてもらおうと思ったのです。母と一緒にデパートに行って混雑した物産展会場で別行動になった時も(私が買物している間に他の物を見に行ってしまう)鈴の音がするので安心だし見つけやすかった事があります。背中が曲がって小柄になったから見渡しても人影にかくれてすぐ見つけられずに、不安だったのが鈴の音でほっとできました。母が一人で歩けていたから、あれは10年位前の話だったかもしれません。鈴は周囲にうるさくないようにできるだけ綺麗な音色で小さくても良く聞こえる澄んだ音のものを探しました。安全に歩いてもらうために役立ったと思うので小さい事ですが、やって良かった事の一つです。下:昔から厄除けになると言われている五色の紐と、長寿の意味を持つ梅柄。下の2種は特種な構造の澄んだ音色の鈴です。観光地などでは他の鈴の倍の値段で売られています。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.07.13
コメント(0)
私の家に血圧計は3個ありました。一つはまだ母が元気な時買い替えた手首で測るタイプ。説明書を見ると、10年位前に購入したようなので母と本格的に同居する際に血圧計も買い替えたのだと思います。しばらくそれを使っていたのですが測って5秒後に再度測りなおすと数値が大幅に違うので心配になり腕で測るタイプに替えました。腕で測るほうが測定値が正確に近いようです。ちなみに医師に聞いたところ血圧が5秒後に大幅に変動するのは高齢者にはよくある事なので何回か測って安定したものを記録すればよいとの事でした。もう一つは旅行先で急遽購入した手首で測るタイプでこれは実家に置いてあります。先日、仕舞いこんでいた最初に購入したものが出てきたのでしばらくぶりで使ってみました。電池は5年位入れっぱなしでしたが問題なく使えます。説明書を見ると、過去10回分の測定記録が自動的に記憶されているとあります。それって、母の測定記録が残っていること?とどきどきしながら見てみると直近の4~5回分は数値から私の記録ですが、その前のものは、母のもののようです。母のいた時のままのものが出てくるのは久しぶりで、気持ちが落ち着かず、この血圧計を使うと過去の記録が消えてしまうのでもう使えないと思いまた仕舞いまこみました。母の数値も当時はそれがいつもの母の数値で特におかしいとは思わなかったのでしょうが、私の数値と比べると、明らかに違うのでどきどきしてよく見ることが出来ずに早々に閉じてしまいました。ここにあるから、あとでゆっくり見られるから大事に保存しておくから大丈夫、と思いながら。母の過去の血圧の記録があってもどうしようもない事ですし、それを保存しても意味はないし、血圧計があるなら使わないと無駄だし母だって、私が使うのを喜ぶのはわかっているのに、母のいた時の気持ちをそのまま持っていたいんですね。しばらくこのままにして気持ちを落ち着かせたら使うようにしようと思います。血圧の記録はたぶん画像に残すと思います。あっても仕方ないし記録はデイサービスのノートとかにも毎日記録してあるのに残しておきたいと思うのはまだ気持ちが落ち着いてないんでしょうね。当分それでいいんだと思います。使用していた正確に測りやすい腕で測るタイプ。国内大手メーカー製。立てておけ、後ろポケットからさっと出し仕舞えて簡単に使え、表示も見やすいので高齢者に喜ばれると思います。巻く手間いらず。本格血圧計がお手頃価格に。こちらも使っていましたが、腕にはめるだけなので巻くことが上手く出来なくなった高齢者に喜ばれます。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.06.25
コメント(0)
赤ちゃんのオムツもそうですが使用済み介護オムツの臭い漏れに困っている方は多いと思います。母が脳梗塞と大腿骨骨折で要介護5になりオムツを一日中使用する状態でリハビリ病院を退院する事になった時、自宅介護準備の大きな懸念の一つは使用済みオムツの処理方法でした。と言うのも、母が入院していたリハビリ病院は付属病院に高名な脳外科医が所属していてリハビリも充実していたのですが、ローカルな病院だったせいか意識が低いところもあり、オムツ交換時に使用済みオムツを大きな空き箱に入れてベッドを廻っていたので臭いが病棟中に充満していたからです。自宅介護でこの状況は避けたかったので母が退院する前に使用済みオムツの処理方法をいろいろ調べると、とにかく密封して臭いが漏れないようにするのが一番だとわかり、効果的な候補を以下のように絞りました。1.オムツ専用の使用済みオムツ入れを使用メリット・専用のビニール袋で密閉しふた付きオムツ用ゴミ箱で更に密閉。デメリット・それでも臭うという口コミも多い。・介護用のものは種類が少なく高価。・赤ちゃん用を使う場合が多いがオムツのサイズが違うので容器に入らない事もある。・特に長時間用の介護オムツで使用済みのものはかさばる。・ゴミ袋は専用品なのでコストがかかるし、入手しにくい。・赤ちゃん用でも容器が大きいので家のトイレや洗面所には置けない。・オムツ専用は内袋をねじって臭いを防ぐためゴミ捨て時や袋のセット時に簡単な操作が必要で、高齢者が一人で使うには複雑すぎる場合がある。2.ゴミ袋で2重に梱包メリット・手軽に処理できるデメリット・袋で包んだオムツをどこにまとめておくかが問題。・普通に縛った位では臭いが漏れる。3.新聞紙等でくるんで、ゴミ袋で2重に梱包メリット・コストがあまりかからない。・ビニール袋に入れるだけより臭いが漏れにくいデメリット・手間がかかる。・新聞紙などのストックに場所を取る。・袋で包んだオムツをどこにまとめておくかが問題。最初は1の専用のオムツ入れを探しましたが大きくて置き場所がないため断念し、とりあえず手っ取り早い、2のビニール袋でしばらく対応しました。しかし臭いが漏れるので、3の新聞紙でくるむをやってみたところ臭い漏れがかなり押さえられました。それでも臭いがするので場所を取らない密閉ゴミ箱があればと探していましたが見つかりませんでした。つい最近、オムツ専用ではありませんが、パッキンがついて密封でき生ゴミにも対応するという画像のゴミ入れを見つけて、これなら場所をとらずに、臭いも漏れにくくとてもいいと思いました。母のように大きめのオムツやパッドやリハパンを1日何度も交換する場合はゴミの日までの3~4日分をここに入れっぱなしは無理ですが、朝の忙しい時間、さっと紙で包んで袋に入れとりあえずここに入れておいて、夜まとめてビニール袋で密閉すると臭い漏れがかなり防げると思います。パッドだけ使用の場合等は週2回のゴミ捨てに対応出来ると思いますし、簡単な作りなので、高齢者が一人で使う場合も問題なく使えます。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.05.27
コメント(0)
一昨日の薬を自分で飲める方向の工夫に続き、今回は自分で飲めない方向けの工夫です。介護が必要になった高齢者は沢山の薬を処方される事が多いのですが、介護者はとても忙しく同時にいくつもの事をこなしているので、間違えず、時間通りに飲んでもらうにはいろいろな工夫が必要です。私も自分の出社支度をしながら脳梗塞で要介護5の母のトイレ、洗面、朝食等の介助とデイサービスに行く支度を同時に行っていたので、とても気を付けていたのに送り出した後、薬を飲んでもらったかどうか思い出せない事が1~2回ありました。薬を飲み忘れて再発したら大変なので飲み忘れ防止&飲んだかすぐ確認できる方法を工夫してそれがとても便利だったので書いておきます。ちなみに、母が一人で薬を飲める時は一昨日に書いた方法をとっていて母も薬が開けやすい、飲む薬がとても分かりやすいと喜んでいました。自分では薬が飲めない方の場合は忙しくしている介助側が一目でわかりさっと取り出し、間違いなく飲んでもらえるような薬の仕分けと置き方が重要なのでそこを中心に考えました。1.薬は薬局で「分包」などと言う呼び名で一回ごとに飲む薬を纏めてパックしてもらいます。薬局によっては、分包された袋に朝・昼・晩と飲む時を印刷してくれる所もあるので最初にそれができるか問い合わせ、やってくれる薬局を利用するようにします。これをやってもらえれば仕分け時間の大幅な節約になります。ただし、分包は機械がするようで、たま~に錠剤が1個抜けていたり錠剤が半分に砕けていることもあります。私は1年間でそれぞれ1回づつ経験しました。分包された袋を1回分ごとに切り分けている時と母に薬を飲ませる時に気が付いたので、できれば確認しながら切り分けたほうがいいと思います。近くに分包をしてくれる薬局がない場合は1回分ずつ小さなファスナー付き袋に入れて仕分けしておきます。朝昼晩、飲む薬が違う場合は朝・昼・晩ごとに仕分けし、袋に朝は赤・昼は緑・晩は黒のマジック等と決めてはっきりと色線をひいておけば一目でわかります。自分がわかれば良いので朝昼晩と書くよりも、色線を引いたほうが簡単で早いです。仕分けには時間がかかりますが、しておけば、毎回薬を切り分けたりこれで全部かと確認したりの手間がかからず時間の節約になるし、飲み間違いも防げます。2.日付と曜日が明記された一か月単位の透明の壁掛けポケットに1回分づつまとめた薬を入れておきます。1日に1ポケットなので、一つのポケットに朝昼晩に仕分けしたファスナー付き袋を3個入れることになります。薬が多めの方は大き目のポケットのものを選んでください。薬が自分で飲める高齢者向けならこの方法よりも、混乱を避け、飲み忘れが一目でわかるようにポケットが朝昼晩に分かれているタイプをお勧めしますが、介護する方向けなら1日分が一度に取り出せるほうが便利だと思います。薬用の箱もあり、どちらを使うかはお好みですが、壁掛けポケットは蓋の開閉なしで一見してすぐわかり、すぐ取り出せ一か月分が省スペースですっきり整理できます。薬は大抵3か月分を出してもらうのでかなり場所をとりますが、このポケットに三分の一を入れてしまえるので残りの薬がかさばらずにすっきりします。壁掛けタイプ、箱のどちらを使うにせよ、適当に購入せずに飲む薬の量が入る大きさの仕切りのものを選んでください。また、長年使うものなのでできるだけしっかりして安定感があるが重くないものを選ぶと気持ちよく使えて良いです。3.1か月分の薬を入れたカレンダーポケットをいつも薬を飲んでもらう場所の手が届くところにかけておきます。私は、母が食事するサイドテーブルの近くの壁にかけました。介助される方がさわったりする場合はさわれない高い場所や食事を用意するキッチンなどにかけます。4.毎朝、食事を介助する際にポケットからその日の分の薬をすべて出し、テーブルの小鉢等に入れ、朝の分だけ飲んでもらいます。小鉢の中にはその日の昼と夜の袋が残るので朝飲んだかどうかがすぐわかります。同様にその日、お昼の分、夜の分を飲んだかどうか一目でわかるので飲み忘れがありません。また、食後(または食前/食間)にいちいち立って薬を取りにいったり薬を探したりせずにさっと小鉢から取れて便利だし時間の節約にもなります。仕事をしながら本格的な介護をしていると大袈裟ではなくて、1秒1秒が貴重ですし、一度にいろんな事を考えて行動しなくてはならず頭も体もフル回転中なので薬を飲ませたか忘れる、というありえない事がたま~に起こるのでこの方法はとても便利でした。小鉢は小箱でも小皿でも何でも良いのですが思い出のもの、気に入っているもの等使うと毎日気持ちよく使えます。今までしまい込んでいたような旅行のお土産の小皿とかカップとかオルゴールの小箱でもいいかもしれません。ただし、軽い空き箱などはテーブルから落ちやすいので安定感のあるものにします。私は綺麗だと思って購入したものの持て余していた北欧のガラス鉢に入れました。テーブルの上に置くと綺麗で安定感もあり使い勝手が良かったです。時計とか髪留めとか朝の支度に必要なものを入れておくのにも役立ちます。下に画像を入れておきます。介護される方が触ってしまう場合は手が届かないところやキッチンに置きます。5.薬は服薬用の専用ゼリーを使っても良いのですが、私は食後のデザート用のヨーグルトや果物ゼリーとからめて飲んでもらっていました。それができる薬かどうかは先に主治医にご確認ください。飲む前に、私の場合は、「お薬飲もうね~。がんばって良くなろうね~。」「はい、飲み込んでください。ごっくん。」「よくできました~。」などと声掛けをしながら飲んでもらうと、嚥下や意識の問題があっても薬だということはわかっていて大抵問題なく飲んでくれました。なぜこんな幼児言葉のようになっているかと言うと、母は耳が遠い上に脳梗塞で朦朧としていたので、よく聞こえるように、大きな声でもきつく聞こえないように、単純な短い言葉でわかりやすいようにと工夫してこういう言葉遣いが一番わかりやすくにこにこしてもらえるとわかったからです。人それぞれなので介護する方が喜ぶ言い方を工夫されてみてください。朦朧としている時は、薬を果物の種のようなものと間違えているのか唇まで上手に出すことがあって、そんな時は多めのゼリーに混ぜたり果物や柔らかい蒸しパンの中に入れたりしてどうにか飲んでもらっていました。6.薬が飲みやすくなるゼリーはいろんな種類があり、味もいろいろなので、いくつか購入して試し本人か好むものを選ぶといいと思います。7.昼間出かける場合は、薬用のポーチに昼用の小袋を入れておくと、薬が迷子にならずに他の介助の方もわかりやすいです。まとめて数日分入れる場合は、袋に飲む日付を書いておくと飲み忘れがわかりやすいと思います。8.デイサービスなどで薬を飲ませてもらう場合はデイサービスと相談の上、連絡ノートのその日の欄に薬の小袋をテープで前日貼っていました。連絡ノートは毎晩読んで、いつもありがとうございます。等何かしら書いていたので、その時に貼れば手間がかかりません。6.万が一薬を飲み忘れた時や間違って2回飲んでしまった時はどうしたらよいか予め主治医に聞いておきます。かぶってもいいのでもう一度飲んだほうがいい薬と余分に飲むと良くない薬があります。7.残りの薬の近辺に、血圧計・体温計パルスオキシメーター・記録手帳湿布・緊急連絡先等、体調管理用の物をトレイなどに入れて置いて置くと便利です他に思い出した工夫があれば、後日追記します。一か月分一度に仕分けできるカレンダータイプ。しっかりした作りで使い心地が良いです。画像は絵ですが、クリックすると商品画像や詳細が出ます。1週間用。これはポケットが比較的大き目なので数種類の薬が入ります。右は薬を入れたところ。飲み忘れるとそこだけ残るので一目で飲み忘れがわかって便利。こちらはありそうでなかなかない、2週間分の薬が分けられる箱タイプ。忙しくてこまめに薬の仕分けができない方やたまにしか実家に寄れない方に便利。1週間用のコンパクトな箱。引き出しにも入ります。こちらは大きめの1週間用でかさばりますが、上部に仕分けしてない薬や湿布等が入れられます。引き出しも1日1段なので沢山薬があってもゆったり入り便利です。外出される方に便利な引き出してその日の分だけ持ち運べるタイプ。デイサービスに持って行く時にも予め仕分けしておけばさっと持てます。下は北欧のガラス小鉢。小さ目で少し重さがあり安定感があるので食器としてより小物入れとして重宝しました。左は、発売当初からとても人気があって入手困難な限定色の赤。画像はオレンジっぽさもありますが、実物は濃い赤です。クリスマス用に購入しましたが落ち着いた色で1年中違和感なく使えます。他にもグレーやモスグリーンもあり、どれも素敵です。ファンが多いシリーズでレビューもとても良いです。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.05.24
コメント(0)
高齢の方は沢山の薬を処方される事が多いのですがそれを間違えず、時間通りに飲める工夫を母がまだ元気で、一人で薬を飲むことが出来た時からいろいろ行ってきました。その工夫を、自分で飲める方向けと自分では飲めない方向けの2つにわけて書いておきます。今回は自分で飲める方向けです。自分で飲めるといっても、80代位になると沢山の薬の管理がなかなかできなくなったり一部飲み忘れたり、飲んだのかどうか忘れたりときちんと飲めなくなることが多くなるので一番重要なのは薬の仕分けだと思いました。1.薬は薬局から持ち帰ったら、すぐに1回分ずつ小さなファスナー付き袋に入れて仕分けします。朝昼晩に飲む薬の種類が違う場合は朝・昼・晩ごとに仕分けし、袋に朝は赤・昼は緑・晩は黒のマジック等と決めてはっきり朝・昼・晩と書いて混乱を避けました。薬局によっては「分包」などと言う呼び名で一回ごとに飲む薬を纏めてパックしてくれる所もあるのでそれができる薬局で購入すると上の手間がはぶけてとても便利です。やはり薬局によって、分包された袋に朝・昼・晩と印刷してくれる所もあるので薬局は選んだほうが良いんだなあと思いました。2.1の作業の前に、薬の袋1つ1つに開けやすいように切り込みを入れておきます。高齢者は指の力が弱くなっていることも多いので切り込みを入れたら喜ばれました。切り込みは目が悪い人にもわかりやすいようにできるだけ同じ場所に入れるようにします。3.日付や曜日・飲む時間帯が明記された薬用のケースや壁掛けポケットに1回分づつまとめた薬を入れておきます。薬用のケースはかさばりますが、立ったまま何かをしにくい方には手元で見られて便利です。壁掛けポケットは蓋の開閉なしで一見してすぐわかり取り出しやすくすっきり整理できます。キッチン、居間等、かならず見える場所にかけておくと飲み忘れがありません。どちらの場合も、適当に購入せずに、飲む薬の量が入る大きさの仕切りのものを選んでください。また、長年使うものなのでできるだけしっかりして安定感があるが重くないものを選ぶと気持ちよく使えて良いです。4.昼間出かける場合は、薬用のポーチをご利用ください。ポーチの色柄は本人の好みを考えて選びます。一緒に出掛けて選んだり、お孫さんからプレゼントしてもらったりしたほうが忘れないで飲もうという気持ちになります。まとめて数日分入れる場合は、袋に日付を書いておくと飲み忘れがわかりやすいと思います。5.最初は慣れないので、こまめに飲み忘れがないか声掛けと確認をします。整理して入れてあるので、飲み忘れは一目でわかり薬を管理する側にとってもとても便利です。6.一度に2週間~ひと月分の仕分けができるので慣れれば仕分けするのも楽です。7.薬の近辺に、血圧計・体温計パルスオキシメーター・記録手帳湿布・緊急連絡先等、体調管理用の物をトレイなどに入れて置いて置くと便利です。8.万が一薬を飲み忘れた時、間違って2回飲んでしまった等、どうしたらよいか主治医に聞いておき、説明しておきます。9.もし薬を飲み忘れたり、せっかく整理したのをごちゃごちゃにしてしまっても、怒らずに、整理されていたほうがわかりやすいと説明しながら再度仕分けしておきます。できればごちゃごちゃにした理由を聞いて何か使い勝手がわるければ、改善します。持ったまま転んだり、落としたり、本人は整理するつもりでごちゃごちゃになった可能性もあります。10. 薬が飲みやすくなるゼリー等もいろんな種類があるので、いくつか購入し使い方を実演しながら試してもらうと本人や周りが思っていたよりも呑み込みが楽になるかもしれません。他に思い出した工夫があれば、後日追記します。次回は自分で薬が飲めない方を介護している時に飲み忘れを防いだり薬を飲みこんでもらう工夫を書いておきます。壁掛けタイプ。これはポケットが比較的大き目なので数種類の薬が入ります。左は薬を入れたところ。飲み忘れるとそこだけ残るので一目で飲み忘れがわかって便利。一か月分一度に仕分けしたい場合はこちらのカレンダータイプのポケットが便利。1日1個しかポケットがないので、薬は朝昼晩それぞれ明記した小袋に入れるとわかりやすいです。立って作業しにくい方やテーブルなど手元に置きたい方向けの箱タイプ。こちらはありそうでなかなかない、2週間分の薬が分けられるタイプ。忙しくてこまめに薬の仕分けができない方やたまにしか実家に寄れない方に便利。1週間用のコンパクトな箱。引き出しにも入ります。こちらは大きめの1週間用でかさばりますが、上部に仕分けしてない薬や湿布等が入れられます。引き出しも1日1段なので沢山薬があってもゆったり入り便利です。外出される方に便利な引き出してその日の分だけ持ち運べるタイプ。デイサービスに持って行く時にも予め仕分けしておけばさっと持てます。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.05.21
コメント(0)
電動歯ブラシは広く使われていますが強く細い水流を出す機器で歯間や歯周ポケットの汚れを落とす方法はあまり知られていません。虫歯予防の先進国では30年位前から一般家庭でも使われていましたが、日本では最近人気が出始めたようです。最初のモデルは水を入れる小型タンク付きでやや場所をとるものでしたが、ここ20年ほどはサイズや価格が電動歯ブラシと同程度になりますます使いやすくなりました。ただ、タンク式のほうが水流が長く出てより綺麗に洗えます。細く強い水流で汚れを洗い流すと聞くとしみるのでは、痛いのではと心配になりますが、そこまでの刺激はなく、使った後のすっきり感がとても気持ち良いです。どんなに丁寧に歯を磨いていてもこの爽快感は感じられません。特にお勧めなのは、歯周ポケットの汚れ等が気になる歯に食べ物が挟まりやすい歯磨きが下手歯茎が弱くて歯ブラシが痛い、血が滲む口臭が気になる高齢で歯磨きが上手くできない歯磨き介助が必要な要介護者等ですが、老若男女にお勧めです。使い方は簡単で電動歯ブラシのようなものに水を入れて歯茎に向けるとスイッチを押すだけで強い水流が出て汚れを掻き出してくれます。歯茎や口腔内を綺麗に洗う事で歯茎を丈夫にしたり口腔内の汚れによる口臭を予防する効果もあります。使うとかなりすっきりしますが歯ブラシはまた別に必要ですので歯ブラシの後に使って2段階で汚れを落とします。口コミも良い人気モデルを載せておきます。このタイプで世界的にも一番有名な老舗メーカーの左:タンク式 右:コードレス。品質的にも機能的にも安心して使えます。電動歯ブラシもそうですがこういった商品は安価なものや長年の経験を持たない専門メーカーではない製品は歯茎を傷めたり、衛生的でなかったりの可能性もあるのでお勧めしません。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.04.07
コメント(0)
高齢になると上手に歯ブラシが使えなくなったり洗面所の前で数分真っ直ぐ立っているのが難しくて歯磨きがきちんと出来なくなっていることがあります。でも本人はその意識があまりなく、家族側も気がつきにくく、知らないうちに歯周病や虫歯になる事が多いようです。自分では歯磨きが出来ない要介護者の場合は歯磨き介助で何分もブラッシングされるのは不快感や疲れが出てしまうのでこちらも綺麗に磨くことが難しいです。そんな時、電動歯ブラシだと1.片手で操作でき2.力を入れず、手を動かさずに細かく振動し3.短時間で4.力を入れないので歯茎や口腔を傷つけにくく5.歯磨き粉をつけてもつけなくても綺麗に磨けるのでつかまり立ちや支えが必要で細かい動きが出来ない高齢者や歯磨き粉をつけるとうがいが大変な要介護者にとても便利です。短時間で済むし、軽くあてれば良いので磨く人にも、磨かれるほうにも負担になりませんし何かあったとき、スイッチを押すだけですぐ止められるので安全です。又、舌のクリーニング用ブラシや専用モード等便利な機能がついているものも多いです。私は自分用に購入して使っていたのですが、母を自宅介護することになった際、使ってみたら歯ブラシ介助がとても楽になりました。最初は要介護5になった母に椅子に座ってもらったまま介護用うがい受け等を使用し歯ブラシで歯を磨いていました。しかし抱えこむように支えれば少しの間は立てるのがわかり、洗面所の前に立ってシンクに両手で捕まってもらい後ろから私が体で母を抑えながら、左手でかかえるようにして支え右手で電動歯ブラシを持ち洗面台の鏡を見ながら母の歯を磨けばそんなに時間をかけずに母の負担にもならないことがわかりました。やはり洗面所でうがいをしてもらったほうが気を遣わずに気持ちよくうがいできるし、立って歯磨きする事は運動も兼ねて丁度良かったのです。ちなみにうがいは、母は自分で上を向いてうがいはできなかったので「うがいしてくださ~い。お水で~す。」とコップで水を少し口にいらてもらい、「うがいしますよ~。がらがら~」と身体を支えながら肩を後方に抑えて顔を上げるようにし「はい、出して下さい。」と身体を軽く前屈させ顔を下にむけるのを3回繰り返してうがいしてもらいました。母はがらがらとうがいすることはできませんでしたが、歯を磨いている、うがいをする、というのは理解していたので口に水を含んで出すことは支えればやってくれました。高齢者に使うコツ:電動歯ブラシは音もするし、最初は振動が慣れないと思うので使う前に、「歯をきれいに磨こうね。電動歯ブラシだからぶるぶるするけど痛くないし、すぐ終わるからちょっと我慢してね。痛かったら手をあげてね。すぐやめるから。」と、断りを入れてからだと驚いたり拒否したりが少なくて済むと思います。使った後は「よくがんばりました~。歯がつるつるになって気持ちいいでしょう?痛くなかったでしょう?明日も磨こうね~。」と楽しく褒めながら相手の気持ちも確認します。注意点:磨く際の注意点は、軽くあてるだけにして歯にブラシを押し付けないこと。押し付けると歯茎を傷めるし、痛いです。特に初めて使う時は軽~くあてて痛くない事をわかってもらってください。種類と選び方:電動歯ブラシは基本振動式、回転式、音波式に分かれそれぞれメリットデメリットがあります。1.振動式ブラシ部分を振動させて汚れを落とします。振動だけなので綺麗に落ちにくく強く当てて歯茎を傷めることもあります。一番単純な仕組みなので低価格です。2.回転式複雑な形状のブラシとの相乗効果で汚れが落ちやすく軽く当てるだけでしっかり磨けます。音は大き目ですが、音波式のキーンという音ではありません。価格は機能によって大きく差があります。3.音波式&超音波式音波の微振動で磨くのでこびりついた汚れがとれやすく歯茎や舌を傷めにくい上位機種です。価格は機能によって大きく差があります。音自体は静かなほうですが音波のキーンという音が苦手な人も多いです。他に振動式と音波式を組み合わせた音波振動式もあります。また、別に記載しますが電動歯ブラシとは違うタイプの細く強い水流を歯茎にあてて汚れをとる方法のものもありこれも高齢者に効果的ですが歯みがきは別に必要です。私の体験ですが電動歯ブラシは耐久年数が3年位だと思うので始めて使う方は最初はお手軽なものを試して電動歯ブラシの良さがわかってから高性能モデルに買い替えるのも良いですし、高齢者の方には、口腔内を痛めにくい超音波式を最初から使うのも良いと思います。ちなみに電動歯ブラシのほとんどはブラシ部分の交換ができるので1台あれば家族で使えます。下に評判の良いタイプを載せておきます。低価格なのに品質が良くレビューも良い回転式。軽くて持ちやすく、充電しておけば持ち運びもできます。電動歯ブラシのトップ3人気メーカー品です。音は大きいのですが、キーンという音ではないので歯医者さんのドリル音が苦手な方にもお勧め。上の画像のお店は口コミが沢山あり参考になりますが下の小さな画像の店舗のほうが価格が安いです。こちらは最近購入しましたが使い心地は良いです。一つ上の上位モデル。大量の口コミがあります。スリムで軽くて使いやすく低価格の人気モデル。音波振動式。音は静かなほうですが、キーンとします。私も母と使用していましたが使い易かったです。人気の超音波タイプ。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.04.04
コメント(0)
2週間位前の話ですが介護をしている友人と話したからかしばらくぶりで割とはっきりした母の夢を見て母に会えたようで嬉しかったので書いておきます。母と旅行に行くため空港にいます。母は車椅子で係員の方に押していただいています。ここまでは以前よく母と旅行した時の事を思い出したのでしょう。母は怪我予防の銀色のおしゃれな宇宙服のようなスーツを着ています。頭部分も銀色の雫型のふっくらしたヘッドギアのようなものでガードされていて快適そうですがなんか変わったものを着ているな、頭が尖った妙なフッドだなって思いました。私は通路のこちら側、母は穏やかな笑顔で向こう側を係員のような人に押されながら進んでいるのですが、エレベーターに乗るために車椅子を倒したり母を逆さまにしたりするので驚いて様子を見守ると、分厚いヘッドギアでガードされ母は快適そうにしています。係員の方も慣れた感じで逆さまにしています。車椅子で斜面を下りる時には背のほうを進行方向にしたり、方向転換する時は乗っている人が前に倒れないように少し車椅子を傾けたりするので、そういう事を思い出してそんな夢を見たのかもしれません。お風呂のリフトも嫌がらずに気持ちよいと入浴していたそうだし母はこういう事よくわかっていてくれたものねって思い出しました。要介護5になってもちゃんといろんな事がわかっていて協力的だったから介護が精神的に楽だったんですね。ありがたかったなって思います。母は宇宙のようなどこかで係員のような方にお世話してもらっているのでしょうか。どこもつらくなさそうで、幸せそうだったのでほっとしました。とても良い人だったからいつもがんばっていたからきっと幸せにしているのだろうとそこは安心なんですがでも、いつまでも私のそばにいてほしいとどうしても思ってしまいます。折り畳み車椅子用の、そのまま折り畳めるクッション。車に積んだり、旅行したり、折り畳んで収納したりする時、外したり忘れたりがなくなり便利です。画像をクリックすると詳細が見られます。
2021.02.18
コメント(0)
新型コロナ感染予防もあって友人知人とのランチはキャンセルし一人で年末を過ごしています。用事で外でお昼を食べることになって昔ながらの洋食レストランに入りました。こんな時期ですが、結構混みあって、でもマスクのまま会話するなど皆気を使っているようです。お昼時間はとっくに過ぎていたためか喫茶利用の人が多いようで、座って待っていると、目の前を、カラフルなケーキが二つ銀のお盆に乗せられて通り過ぎ、斜め前のカップルのテーブルに置かれました。そしてすぐ、今度は鮮やかな透明グリーンのクリームソーダが運ばれてきて、これも先ほどのカップルのかな、と思ったら、私の前の、シルバーカーを押してきたご婦人のテーブルに置かれました。こうやって見ると、ケーキもクリームソーダも、夢があふれていてそれを楽しく食べられるって幸せなんですね。今はそういうの頼む気になれないけど、母とよくお出かけしてフルーツパフェやケーキを笑いながら食べてもらったな。幸せだったなって思います。母との思い出があるからどうにかやっていける気がします。久々に見て懐かしく思い出しました。嚥下食になってからはこのシリーズのフルーツ味のゼリーを毎日デザートで食べてもらってました。私も味見しましたが、水分多めで適度な甘さがあって、さっぱりして母も気に入っていたようです。薬の後に食べてもらったり、薬を飲みにくい時には混ぜて食べてもらったりもしました。味がいろいろあるので、飽きなかったと思います。持ち運びもできるので、病院に行ったり出かけたりの時軽食替わりに持ち運んで、出先で食べてもらったり、デイサービスに持たせたりしました。こちらはレビューの良いコーヒー党の方向けドリンク。コーヒー味のものは、甘さが全くなくて苦い本格派や甘さがあるものなどいろいろなのでレビューを参考にしてください。画像をクリックすると詳細が見られます。
2020.12.31
コメント(0)
高齢の母の介助の中でもより快適に過ごしてもらうためにいろいろな工夫を積み重ねシャワーのかけ方は上手くできたと思います。介護の本などいろいろ読みましたがこういう細かい配慮について書かれているものはなかったように思いますのでもし参考になればと、詳細を書いておきます。湯船の入浴介助については後日書きます。母はもともとはお風呂好きで一人で入浴できていたので、最初はタオルや着替えの用意だけして入浴については何の心配もしていませんでした。15年以上前だったと思いますが母がコンディショナーを上手く使えず髪が絡まりがちだったのに気がつき、私の家に滞在する時は洗髪してあげるようになりました。さらに気をつけて見ていると石鹸などもほんの少ししか使っていないので前もってたっぷり泡をつけた絹やミルク繊維のボディタオルを手渡したり、お風呂を楽しんでもらえるようにちょっと贅沢なバスソルトや石鹸を用意したりバスタオルはフェイラーや厚手のふかふかなものを使ってもらうなど、徐々にサポートを増やしていきました。徐々にしていったので、元気な頃は人に頼りたがらなかった母のほうも介助されることに違和感や拒否感をあまり感じずに介助を受け入れられたのかもしれません。その時していた色々な工夫が母が要介護になった時の入浴介助に役立ち、寒い思い、痛い思いをさせずにとても良かったと思うので書いておきます。1.浴室と椅子を温めるまず、よく言われているヒートショックを防ぐため、脱衣所は温めておきますが、浴室もシャワーでお湯を床や椅子にかけて温めておきます。その時に自分の手にもお湯をかけて手も温めると、脱衣介助やお風呂への介助で冷たい思いをさせずにすみます。椅子は以前書いたように座りやすい座面が広く、高さのある椅子を用意します。(下に使用していた椅子を載せておきます)安定して座れない方は介護用の背もたれのついた椅子をご利用ください。2.体を温める椅子に座ってもらったら、寒さ予防のために、肩にタオルをかけておきます。そして、シャワーの温度が万が一熱すぎたり冷たすぎたりした時の用心の為にまずシャワーを床、つまり足裏にかけ、温度の確認をしてから足元、ふくらはぎとゆっくりかけていきます。「お湯かけま~す」とか「お腹を温めま~す」「お湯加減はどうですか?」「もう少し暖かい方が良いですか?」と声をかけると安心できると思います。少し他人行儀のような声かけですが、はっきり聞こえるように命令するようなきつい言い方にならないように明るく感じるようにいろいろ考えて、こういう声かけになりました。急に体にかけないで、先に腰をよく温め、お腹や腕、それからかけてあったタオルの上から背中、胸とゆっくりかけて温めていきます。3.髪を濡らす首筋にお湯をかけて温めてから「頭にかけま~す」と伝えて後頭部にかけ「目をつぶってくださ~い」と言って頭全体にお湯をかけます。かける時に気をつけるのは、ザーザーかけるのではなく、息継ぎしやすいように一定の間隔を開けながらかけます。シャンプー剤が目に入ると大変なのでシャンプーハットを使ったり乾いたタオルを手元に用意して顔が濡れないようにこまめに拭いて気をつけていました。どちらも大人用です。シャンプー前に頭皮を指で軽くマッサージすると汚れも落ちやすくなるし、気持ちが良いようです。4.シャンプーシャンプーの容器にもお湯をかけておくとシャンプーのヒンヤリを少し解消できます。高齢者は肌が敏感になっている人も多いのでおむつかぶれする場合はシャンプーやリンスも敏感肌用を使いましょう。左は泡になって出るシャンプー右は長年敏感肌向け製品を作っているメーカーのもの柔らかいシャンプーブラシを使うと気持ちが良いし、すっきり洗えます。左は毛穴までしっかり洗う細かいブラシ。右はシリコンで柔らかいので頭皮のマッサージや髪が絡む方へシャンプーの際の注意点は大きく分けると3つあります。一つは泡が顔に流れないように気を付ける事。流れてしまうと、お湯をかけても目にしみるので極力顔につかないようにするのが一番です。乾いたタオルを用意して顔回りを拭き取るなど、気をつけてください。二つ目は流す際に、耳にお湯が入らないように「耳抑えるね~」と言ってから右耳を優しく抑えて、右側をよく流し、次は左耳を優しく抑えて、左側を流すと上手く洗いやすいと思います。三番目の注意点は、洗い流す際のシャワーのかけ方です。ザーザーシャワーをかけると、息継ぎができないので、「流しま~す」等と声をかけてからシャワーをかけ、3秒位かけたら、3秒位間をあける、また3秒かける、等一定の間隔で繰り返すと、相手もわかりやすいです。3秒位の間隔だと呼吸に合って無理がなくていいと思います。間隔を開けている間、シャワーは肩や足にかけてあげると体が冷えません。5.体洗いナイロンは弱い肌を傷つけるので自然素材のボディタオルによく泡立てた石鹸をつけこすりすぎないようにやさしく体を洗うように心がけます。足の指の間等見逃しやすい場所も丁寧に優しく洗います。お湯で絞った綺麗なハンドタオルを手に持っていただくと、ご自分でも手を動かして洗おうとしたり顔をぬぐったり、何もしなくても手に何か持っているだけで少し安心されると思います。高齢者は皮膚が弱くなっていますからお湯加減、使用する石鹸類やタオルの素材、安定やサポートのため抑える時の力加減、こすりすぎ、そして血圧も上がりやすいのでふらつきや転倒などに充分注意し、こまめの声掛けや表情の変化の確認をしてください。国産シルクのボディタオル同時に本人にも泡をたっぷりつけたハンドタオルを渡して自分でも洗ってもらうと運動になるし自分でも何かできるので嬉しいようです。ボディタオルは長いので、渡すのは扱いやすいハンドタオルや自然素材のスポンジをお薦め。左は泡立ちのいい自然のスポンジ右は自然素材で手にはめて洗うタイプ。その後、シャワーでよく洗い流します。浴槽に入る場合はこの後入りますが、長くなるので入浴介助についてはこの次に書きます。6.拭き取り脱衣所に出てしまうと温度差があるので浴室内でバスタオルで髪と体を拭きタオルで頭と体を包んで脱衣所に出て服を着せます。浴室から脱衣所に出る際にふらつかないように手すりがあると便利です。私はお風呂から出てすぐの所にある広い洗面台の縁につかまってもらっていました。洗面所は入浴の1~2時間くらい前から温めておけば洗面台がひやっと冷たくなっているのを防げます。冷暖房費に関しては、母の介護中は度外視することにしました。自分なら寒くても我慢できますが母にはとにかく快適な状況でいてもらおう、暖房費がかさむ分は自分用に使う何かを節約して調整すれば良いと思っていました。お風呂から出たらすぐに頭や肩にバスタオルをかけ湯冷めしないようにしながら体を拭き、下着やズボン等の着替え中も頭や肩に乾いたタオルをかけて冷えないように気をつけます。入浴についての他の点は別記しますが、シャワー介助についてまとめると、1.こまめな声かけ2.シャワーのかけ方に注意3.冷えないように周囲のものを温めるという事かなと思います。母に寒い思い、痛い思いを全くさせずに入浴・シャワー介助をして好きなお風呂を楽しんでもらえた事は本当に幸せな事だったのでご参考になるならと書いておきます。私が購入したタイプ。41㎝あります。ここまで高さがあるのはなかなかありません。画像では大きく見えますが、高さは気にならずシンプルなデザインなので浴室になじみます。座面が広いので、母も安全に座れました。同シリーズで低い椅子も洗面器台として購入しました。底にシリコンがついていて安定しています。銀イオン加工付きで7~8年問題なく使っています。画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2020.05.25
コメント(0)
初めて歩行補助車(シルバーカー・手押し車)を使う場合、使うまでのハードルが高いと感じたので、選ぶポイントや注意点を書いています。前回、選び方・注意点1では前向きに使えるように1.使う時期を見極める2.気持ちの問題をクリアするという事について書きました。今回は3.選ぶポイント4.購入場所5.借りるという選択について書いていこうと思います。3.選ぶポイントシルバーカーは使う人や用途によって選ぶポイントが違うので、以下のチェックポイントを確認しましょう。シルバーカーは大きく分けて、A.座面が大きな椅子型タイプとB.小型軽量タイプがあります。Aタイプ安定して座りやすいので小さな座面では安定して座れない方に向いています。また、車輪が大きめなので多少のでこぼこ道も押しやすい物が多いです。数は非常に少ないのですがAタイプには車椅子として押してもらえるし、シルバーカーとして押して歩くこともできるタイプもあります。車椅子兼用タイプとして販売していない物はいくら形が似ていても、車椅子として使うと大変危険ですのでご注意ください。Aタイプの欠点は大型で重く場所をとる事とデザインや色柄があまり選べない事ですが、使う方がすぐに疲れて座って休む場合や安定して座れない場合は、大きさや重さよりも安定、安全性をとってAタイプをお薦めします。Bタイプ小型軽量でコンパクトに折り畳めます。色柄も豊富です。洗練された感じもあれば、可愛らしい花柄も。ゼブラ柄もあれば落ち着いた柄も華やかな色も。小型なので街中でも邪魔にならずおしゃれに楽しく出かけられます。車やタクシーにも積みやすく公共機関にも持ち込みやすいのでよく出かける方、旅行される方に向いています。玄関が小さくても折り畳めるので外に出しっぱなしにせずにすみます。注意点はコンパクト・軽量タイプだけを追求すると車輪が小さ目になり、少しのでこぼこ道でもガタガタ押しにくくなる事と座面や物入れが小さくなる事です。車輪はできるだけ大き目で、座って休む方、座りやすい方が良い方、買物に使いたい方は、座面が大き目で物が入れられ買物袋等を載せられるタイプを選ぶといいと思います。こちらは小型タイプにしては車輪が大き目で押しやすく、座面も大き目で座りやすく、下に大き目の収納があります。レビューにも書かれていますが青は明るい空色で緑はちょっと渋い色でどちらの色も高齢者に好まれるようです。こちらは少しの段差なら押して乗り越えられる補助輪付きの物です。上の2種類を母に購入しとても重宝しましたがどちらもレビューも良くて今も人気があるようです。A・Bタイプ共通の注意点どちらのタイプにも共通する大事な注意点があります。それは、座る時は必ずロックする事です。しないとしりもちをついて骨折などの大けがの元です。しかし高齢者はうっかりロックし忘れたりロックの仕方を忘れたりすることがあるので、定期的にロックができるか確認したりロックする事を忘れないように話したりまたは見守りしながら一緒に散歩したりが大事だと感じました。ロックの仕方や畳み方は機種によって違うので初めての方にはやり方がわかりません。デイサービスや旅先で使う時などはその方法を説明したメモをシルバーカーに付けておくと便利です。また、ロックする取っ手のところにマジックで「ロック」みたいに書いておくのもありだと思います。4.購入場所購入する場所は大きく分けると実店舗かネット通販でそれぞれメリット・デメリットがあります。実店舗介護コーナーが充実しているデパートや大手スーパーだと実物が見られますし、使ってみる事も出来ます。デメリットとしては定価販売であることと店員さんによって知識や購入サポートの意識に差がある事です。もしお店の方が、とても親切にサポートしてくれたり参考になる話をしてくれたのなら迷わずそのお店から購入して、その店員さんに、他の物のアドバイスも受けるとあとあと助かると思います。介護用品というのは、初めての人にはわかりにくく使い勝手、使い方等の知識があるとないのとでは快適度が大幅に違ってくるからです。もし店員さんがただいるだけの店員さんなら他のお店に行くか、ネット通販で購入した方が良いと思います。私の場合は、最初デパートで購入する予定だったのですが店員さんがあまりにもやる気のない、知識も全くない人で何にもサポートがなかったのでネット注文する事にしました。ネット店舗シルバーカーをネット注文しても大丈夫???というのが私の最初の感想でした。半信半疑検索してみると予想に反して取扱いの種類が多く、丁寧で詳しい説明がついています。お店を確認すると、大手の介護専門店で他の介護用品も豊富に取り扱っていました。しかも価格も定価より数割安くなっています。実店舗代のかからないネット通販なのでできるのかもしれません。それでも届くまで、配送の途中で壊れないか、とかいろいろ心配はありましたが、実際はしっかりした箱に入って出してそのまま使える完成品でとても良かったので信頼できる店員さんが実店舗にいない場合はネット通販をお薦めします。5.借りるという選択シルバーカーは平均1~2万円位の価格ですが、介護保険に入っている場合は月平均300~500円で借りることもできます。問題は、地域の介護サービスによって変わりますが、手続きや書類の記入などが煩雑である事と借りられる種類に限りがある場合がある事、また、借りられるのは中古が多い事です。毎日使うものなので、新しい素敵なシルバーカーのほうが使い勝手もいいし、テンションもあがりますができるだけ費用をかけないほうがいいとか試しに数か月使ってみたいと言う場合は介護保険を利用して借りるのもいいと思います。シルバーカーは母に使ってもらってとても良かったので使って感じた事や便利な使い方等またゆっくり書いていこうと思います。画像をクリックすると詳細が見られます。
2020.05.20
コメント(0)
高齢者の歩行が遅くなったり、大変そうになった時、歩行補助車(シルバーカー・手押し車)を使うべきかどうか迷われると思います。私も母のために購入する時いろいろな疑問点があってとても迷いました。初めてシルバーカーを使う場合、使うまでのハードルが高いと感じたので、選ぶポイントや注意点を書いておきます。1.使う時期を見極めるシルバーカーを使う時期はかかりつけの医院等で相談するのが一番ですが、杖をついても足元がふらつく、よく転ぶ、すぐ疲れてしまう、そんな時はシルバーカーを使うと、歩く距離も伸びて気持ちも明るくなると思います。普段は杖を使って、散歩や買物、旅行時に使うという方法もあると思います。2.気持ちの問題をクリアするシルバーカーを初めて使う場合意外と大事な事の一つが使う人と介護している側の気持ちの問題を解決しておくことです。使う人は、「自分はまだこんな物の世話になりたくない」と機嫌が悪くなったり、「手押し車を使う事になってしまった」と落ち込んだりする可能性があります。なので、本人が前向きに使えるように明るく話をしたり、一緒にお店に見に行って使い心地を試したり、本人が気に入る色柄のものを選んだりすることが大事です。また、介護や見守りする側としては「使うと運動機能が衰えるのではないか」「当分は使わなくても大丈夫ではないか」「こんなもの使うようになって、恥ずかしい」という気持ちになる事があるかもしれないので、周囲の意見をまとめる事が大事です。せっかく使う気になったのに、誰かが「こんなの使わないでいいよ」と言い出して使う気が失せてしまう事があるからです。続きます。母に購入したもの。10年以上のベストセラーになってます。車輪が大き目で押しやすく収納部分も大きくしっかりしていて畳むと小さくなる軽量タイプ。レビューもとても良いです。3店舗分のレビューが読めるので同じ画像ですが載せておきました。デザインや色柄いろいろあります。真ん中のタイプはゼブラ柄も。こちらも母に使ってもらっていましたが段差が乗り越えやすい補助車輪付のもの。画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2020.05.18
コメント(0)
災害のニュースでご家族やご近所の高齢者を守ろうと声をかけたものの返事がなかったり、断られたために声だけかけてそのまま帰ってしまい残った高齢者が被害にあったという話が沢山ありました。高齢者と身近に暮らしていると、相手を思って何か言ったりしたりしても嫌がられたり、かたくなに断られたり、文句を言われたり、喧嘩になったりわけのわからない対応をされて困り果ててしまったり、嫌になってしまう事が多々あります。私も母がまだ元気な時は、母のためを思って行った事の多くを母は気に食わなかったようで、言い合いになった事が沢山沢山ありました。今思うと、母のほうでは、遠慮だったり母の世話より自分の事をしなさいという思いやりで私の事を先に考えるあまりに頑なに断っていたのではないかと思います。またある時は、耳が遠くなっていてよく聞こえなかっただけだったり理解力が悪くなってよく意味がわからなかったりでとりあえず断っていた事もあると思います。高齢者が拒否する時、サポート自体がすごく嫌なのではなくて遠慮だったり、サポートの内容がよくわからなかったり単に耳が遠くて聞こえなかっただけだったり今までと違う事をするのが面倒とか不安なだけということが結構あるのではないかと思います。でも断られた私の方はせっかく母の事を思って言っているのに!断る意味がわからない!とむかっとして、時には強い言い合いになっていました。これは単に私が未熟なだけだったんだと思います。サポートする側は未熟ではいけないのですがやっぱり最初は介護する側も介護1年生なんですね。でも、私は未熟ながら諦めずに喧嘩になっても母に一番いいと思われる事を通したので後で後悔しなくてすみました。やらずに、母の大丈夫、しなくていいという言葉をうのみにしてほおっておいたら、その場では波風立たずに良いでしょうが、それでは母にとって良くないのは明らかな事が沢山ありました。これは高齢者の見守りや初期介護には起こりがちの問題だと思います。先の災害で、気をくばっていたからこそ声をかけたものの断られたり返事がなかったから、そのままにしてしまった、それも気をくばっていたからこそ、そのままにしてしまったのも同じ問題だと感じました。自分にとって大切な高齢者を守るためには波風立てずにやり過ごす事を第一に考えずに波風を恐れずに、相手を第一に考えて守る事が大事だと私の場合は実感しました。気をつけるのは高齢者は耳が遠かったり早口で言われると意味がわからなかったりきつい口調だと怒られていると思う事があるので、はっきりと、大きな声で、優しく、丁寧に、敬語で分かりやすく説明する事だと思います。幼児言葉になるのではなく、相手を敬う言葉が大事だと思います。それでも理解してもらえない場合は「○○だからこういうふうにするね」と問題と解決策をわかりやすく説明してから行動に移しました。たとえば地震があった時、母には揺れがよくわからず、別の部屋に避難しようと立ち上がってもらおうとサポートしようとすると母は急な動きを嫌がる事がありました。そんな時は「地震だから一緒に避難しよう」と大きな声で言って話しかけながら移動のサポートをしました。母が元気な時はサポートしようとすると拒否される事が多かったのですが、文句を言われようがして良かったと思います。遠方のご両親の確認にとても便利。勿論隣の部屋にも使えます。小さいので棚の上等に置けば、邪魔にならず、嫌がられません。立ち上がりしやすく、軽くて動かしやすい介護用の椅子。折りたたみ式車椅子に重宝する折り畳みできるクッション。画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2019.12.27
コメント(0)
高齢者の歩行が遅くなったり、大変そうになった時、歩行補助車(シルバーカー・手押し車)を使うべきかどうか迷われると思います。私も、母が膝を痛がり、歩行が遅くなり、杖があると楽だとわかってからシルバーカーの購入を何度も考えました。しかし調べてみるとシルバーカーを使うと筋肉が落ちてしまう、とか実際使っているお年寄りの「もうこれなしでは歩けない」というコメントをあちこちで見て、できるだけ自力で歩いて筋力を維持してもらおう、シルバーカーを使うのはいつでもできるからまたしばらくしたら考えてみよう、と先延ばしにしていました。ただ、母が安全で楽に歩ける事が大事なので必要な時はすぐ買えるように、とシルバーカー売場は母の杖等を探す際に時々見ていました。今から10年以上前の話です。母は膝の痛みから杖を使っていたのですが、歩くのがどんどん遅くなってきた頃でした。また、よく転ぶようになっていました。それでも、ゆっくりでもできるだけ歩いて筋力をつける事が大事と思っていたし、母ももともと歩くのが好きな人なので痛がりながらも歩いていました。ある時母とスーパーに行った時の事です。いつもは杖をついた母が自由に歩けるようにカートは私が押していたのですが、ふと、車がついているから楽かな?と思って母に押してもらったとたん、すごく楽そうな顔になってすいすい押して歩いています。こんなにスムースに嬉しそうに歩く母を見たのは数年ぶりでした。それにしてもすいすい歩いていると不思議に思い母の様子をよく見ると、腕をカートの手押し部分に載せ体をカートに預けるようにしています。カートを手で押すのではなくカートの車輪の力で歩いているのです。母はもうシルバーカーを必要とする時期に来ているんだ、楽に歩いてもらったほうがいいんだ、そう気がつき、すぐにデパートの介護用品売り場に行きました。しかし残念ながらそこにいる店員さんは移動で介護売場に配属されたような人で、シルバーカーへの知識も興味もないようでどれがどのようにいいのか説明ができません。2010年の頃で、当時は介護用品売り場があるお店は非常に少なく片隅に申し訳程度にある程度で店員さん達も「こんなところでやる気なんて起きない。数年で定年なんだから静かにやりすごそう。」そんな顔で奥に引っ込んでいるように見えました。当時の介護売場のシルバーカーは色柄も選べるほどなかったので仕方なくネットで調べることにしました。すると思いがけなくシルバーカーを扱っている通常街中で見かける事がない介護専門店舗が十数店舗も出店しており、値段もデパートより平均して3割程度安い上に介護専門店だけあって、詳しい説明が書いてあるのでネット購入しました。シルバーカーのネット購入のコツについては後日追記予定です。購入したのは、バスや電車によく乗る母が自分で持ち上げて乗れるように軽量で小型で点字ブロックや小さな段差をスムースに動ける大きめの車輪がついて荷物も入れられ座る事ができ見た目はすっきり見えるデザインのものにしました。又、色柄も、いかにも年寄りっぽく見えない柄で楽しく使ってもらえるように母の好きな色を選びました。結果、見た目が素敵なので他のお年寄りにちょっと羨望のまなざしで見られ、小型なので街中でも邪魔にならずバスや電車にも乗りやすいし、タクシーのトランクにも楽に入り新型なのですいすい歩け、楽しく外出できました。シルバーカーに頼り切らないように近所への散歩や、体調がいい時は杖を使い、遠出や腰を痛めた時にはシルバーカー等と使い分けをしていましたが、年々母の体力が落ちてきていたのでまだこまめに遠出できた頃にシルバーカーを使って沢山歩いてもらえた事は良かったと思います。大事に思うからこそ、まだ早いのでは、使わない方が体のために良いのでは、と考えるのですが、歩行が辛そうになった方にはとりあえず家においておくと体調が悪い時、急な怪我、緊急時にも便利だと思います。シルバーカーを使うと少し目立ちますが、すぐに動けない事がわかるので、雑踏で人や自転車がよけてくれやすいのもありがたいです。この2点は段差を乗り越えやすい補助輪付きのものです。画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2019.12.23
コメント(0)
母に少しでも楽にトイレを使ってもらうためにいろいろ工夫してきました。それができて良かったと思うのでトイレ介助を始めた方の参考になればと介護の段階に応じたコツを書いておきます。今回は一人でトイレが使える方の介助についてです。介護段階で言えば要支援1になる前から要介護2位まで、一般的な年齢で言えば70代後半位からでしょうか。この段階だと、介助がなくても問題ないし周囲が世話をやきすぎるよりも自分で何でもしたほうが頭と体にいいとも言えます。なので、あえて何もしない人は多いと思います。母の場合も自立していて何でも自分でできたので私が介助しなければならない事は当時は特になかったのですが、母の様子をよく見て、これが出来なくなってきているな、とかこれをすると楽だろうなという部分のサポートを少しづつ増やしていきました。この、ちょっとした気配り、サポートをし始めるタイミングの気づきと、実行に移す自分への一押しがまだ介護が必要になる前の方へのサポートに一番必要なんだと思います。ここを逃すと、気がついたら重篤な状態だったとか、急に介護をしなければならなくなって大変とかそんな状態になりやすいかもしれません。突然重篤な介護状態になると後悔したり、心の余裕をなくしやすいので、それを回避し、スムースに介護できるようにするにもサポートすることを早めに意識するのはとても良い事だと私は思いました。私の経験から具体的な内容をあげておきます。1.外出時のトイレへの声かけと案内。食事の後や電車に乗る前や、トイレの近くを通った時「トイレ行く?」と声をかけていました。高齢者はトイレが近いし、外出時は周囲に遠慮したり、知らない場所でトイレがわからなかったりするので声をかけることで、気楽にトイレに寄ることができてとても安心できたようで、声をかけると嬉しそうに感謝してくれました。これは簡単な事に思えますが実は、家族が介助する時ってここがハードルの一つになりがちだと思います。なぜかと言うと、介助する側が若いと・高齢になるとトイレが近くなる事がわからない・外出先で、トイレに行くと言う会話をしたくないという事が起こりやすいんです。それで高齢者は遠慮したりタイミングを逃してトイレに行きにくくなってしまうこともあるので、優しく促してあげると、行きやすくて楽だと思います。2.トイレに行く前に荷物を預かる。バッグ、帽子、上着などいろいろ持ってあげるとトイレに行くのが楽になります。3.ズボンやキュロットの裾がつかないように専用の裾ベルトを用意。手作りのものを愛用してもらいましたが、今は市販しているものがあるようです。4.便座シートやおしりふきを用意。最近はアルコールで除菌して使うタイプのトイレが多いのですが、高齢者は急いでいたり、上手にアルコールをつけたり拭いたりできなくて、除菌していない便座に座ってしまう事も多いです。使い捨て便座シートをバッグに入れておいて使う前に敷いてあげたり除菌ティッシュで便座を拭いたりして清潔に気持ちよく使えるようにしてあげます。用意ができたら、ドアを閉めて一人でゆっくり用をたしてもらいます。10年位前は使いやすい携帯用便座シートがなかなか売っていなくて、探すのが大変でした。普通の紙のものだと、置いただけだと座る時にずれてしまって高齢者には使いにくいんですが今はずれないタイプの携帯用が出ています。下に画像を載せておきます。場合によっては携帯おしりふきも渡してあげると喜ばれます。5.洗剤やアルコールスプレーを使うように案内。変わった容器等で存在がわからなかったり連れを待たせてはいけないと急いで使うのを忘れていることがあります。風邪の予防のためにもこれでよく洗って、と案内します。6.手を洗ったらハンカチを渡す。細かいことがしにくくなった高齢者はバッグを開けてハンカチを探すのも手間取るのでサポートをしてあげると喜ばれます。また、石鹸やアルコールスプレーって高齢者は特に手がかさかさになるのでハンドクリームも付けてあげてました。自分も使うから母にもついでにつけただけで手間にはなりませんでした。本人が自分で行動できるこの時期は本当にささやかなサポート=優しさ、気配りで充分ですが、それで本人が少し安心できるので大事だと思います。私は母とはたぶん私がいたらなくてなぜかしっくりいかなくてケンカも沢山したけどこの時期からささやかなサポートできたので良かったなと思います。便座シートはバッグに入れておくと外出時、旅行時安心です。ずれないタイプはとっても便利でお薦めです。一つあると便利です。男女兼用、ガウチョパンツにも。画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2019.10.13
コメント(0)
母はお風呂が好きだったので楽しんでもらえるように元気な時から小さな気配りをしていました。用意して良かったなと思ういろいろな物についてはまた別記しますが、その中でも良かった物の一つに高さがあるお風呂椅子があります。母が転んで、腰椎骨折した時、ギブスをつける事もなく、自然治癒で直すようにと骨折治療で評判の良い総合病院で言われました。高齢者の母は歩くのも杖をついてやっとだし動くたびに痛んで、一人で生活はできなそうだったので治るまでの2か月ほど、私の家に滞在してもらいました。起き上がるのも、座るのも痛がっていましたが寝たままだと筋肉が衰えてしまうし運動する事で早く治るとの事だったので日常の動作は室内用の杖を用意し、できるだけ動いてもらうようにしました。その一つが入浴だったのですが、入浴用の椅子は意外と低く、立ち座りが大変だと気がつき、高さと座面が広い風呂椅子に替えました。それまでは浴室にいかにもプラスチックの洗面器等を置きたくなくて、おしゃれなクリアアクリルの洗面器や風呂椅子を取り寄せて使っていたのですが、母の事を考えると、そんなこだわりはどうでもよくなり、プラスチックの大型椅子をお店で見て、これだと即決しました。その時に、同シリーズの普通サイズの椅子も洗面器台として購入したのですが、この台がある事でかがまずに体が洗えてとても便利になりました。今でもその椅子を使っていますが高さがあって立座りが楽で、洗面器も椅子の上に置いた方が使いやすく替えて良かったと思います勿論お年寄りだけでなく背の高い方にもお薦めです。私が購入したタイプ。41㎝あります。ここまで高さがあるのはなかなかありません。画像では大きく見えますが、高さは気にならずシンプルなデザインなので浴室になじみます。座面が広いので、母も安全に座れました。同シリーズで低い椅子も洗面器台として購入しました。底にシリコンがついていて安定しています。デパートで特別販売していたのを見つけその場で購入したのですがすぐ売り切れていました。今はネット注文でき、価格もネットなら半額位なんですね。でも実物を見なかったら買ってなかったかもです。銀イオン加工付きで7~8年問題なく使っています。浴槽用椅子も立ち上がりやすく便利です。半身浴にも。画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2019.06.28
コメント(0)
母が脳梗塞で急に要介護5になり、リハビリ病院からの退院が近くなった時、病院のソーシャルワーカーがここにこういうものがありますので、と渡してくれた数冊のカタログ。車椅子を始め今まで使ったことのない様々な介護用品の写真を前に戸惑いました。車椅子一つにしても、それぞれのカタログに何十種類も載っています。しかも、カタログによって扱っている商品が微妙に違い、さらに価格も微妙に違います。1冊のカタログの中から適当に選んでしまったら母にベストの物を使ってもらえません。それでは困るのでできるだけ母のニーズにあったものをと慣れないカタログを何十回も見比べ、細かい説明をネット等で一つ一つ調べ、やっとレンタル候補を絞りました。もともといろんな商品に興味がありカタログなどで注文なれしていたから出来た事ですが高齢の方などにはできない事だと思いました。本来はソーシャルワーカーやケアマネージャーが、良いアドバイスをくれるはずなのに、そういうサポートを全くしない人達もいるんだと思いました。それで、カタログを渡す事しかできないソーシャルワーカーやケアマネは頼りにはできないと思い自分でいろいろ検索しベストだと思われるものを探したので母は最初、3つのレンタル業者さんから介護保険を利用して介護用具を借りることになりました。介護保険を利用するとケアマネさんが数か月に一度三者会談の場を設け介護する方向性や方針を関係者一同で定期的に再確認します。三者会談には利用している介護サービスの担当者も参加するので、デイサービスの方や介護用具業者さんもいらっしゃいます。その時にお会いした業者さんの一人がOさんという女性でした。レンタル介護業界は一般的に男性の営業さんが多いようで、女性の営業さんはその方だけでしかも30代位の若い方だったのですが、明るくにこにこはきはきして印象が良い方でした。でもそれだけではなくて、私が話す、母の状況や、母への介護用具の要望をとても熱心に聞いてくれました。そして、私がその場で、これこれの状況なので改善するための提案があれば言ってほしいと言うと、他の業者さんは黙っていたのに、その方はさっと、介護用品の提案をしてくださったのです。その商品は、カタログにはまだ出ていない新商品で沢山の会社のカタログを見比べ、ネット検索していた私も見ていないものでした。早速母に使ってもらう事になりその手配も非常に早く、とても快適に依頼できました。その他にも、その方だけではなく他の業者さんも熱心にしてくださっていましたが母が借りていた介護用具の調整などもデイサービスに数か月おきに行って行ってくれたので助かりました。母が急に入院になり亡くなったのでレンタル品は急遽ケアマネが返却手続きをとってくださって私が法事で忙しくしている間に業者さんが回収に来たのでOさんとはその後電話で書類の手続きや未払い分の清算などしただけでそれっきりになってしまいました。先日、最近知り合った年配の方がご主人が以前通っていたデーサービスが1日旅行を企画されていたので、息子さんと参加されたら独身で内気で普段あまり出歩かない息子さんも大喜びだったからまた参加したいけれど、今のデーサービスではやっていないとお話されていてOさんの会社が、同様の旅行を企画していた事を思い出しました。Oさんはレンタル介護用品の営業職で旅行企画は違う部署がやっていると思うのでOさんは直接関係ありませんが、会社内で、Oさんがお客さんを紹介した方がいいかもしれないと思い一応聞いてみようと思いました。こういうのって、その人や会社で違うので人によっては面倒な話になるし人によっては社内で顔が広がることになるので一応先に聞いてみようと思ったのです。それでOさんと2年ぶりに話しました。Oさんは喜んで紹介をしてくれて早速その日のうちに相手先に旅行企画の方から連絡が入ったそうですが電話のついでに母の事を覚えていたらどんな様子だったのか教えてほしいと聞いてみました。すると、Oさんは母の事をよく覚えていてくださっていました。車椅子の調整で、5回ほど母のデイサービスに通ったそうです。普段母はテレビの近くの、部屋の端に座っていてじっとテレビを見ていたそうです。ぼや~っとしているのではなくてしっかり見ていたそうです。「車椅子の調子を見に来ました。」と言うとにこにこして、頭をさげ、「ありがとう。」と言ってくれるので仕事としてではなく会いに行くのが楽しみだったし母が座っていた場所まで鮮明に覚えているとのことでした。車椅子の調整が長引くと、脳梗塞の右麻痺だったので体の傾きが激しくなったそうですが普段はしっかりしていて体は弱っていても、こんなに早く亡くなるとはとても思えなかったとの事でした。そういう話を聞くと、母はしっかりして、他の方にも好かれて幸せだったんだなとわかって少しなぐさめられるような気がします。Oさんと話をした数時間後、夕飯を作りながら、母の状態を反復し、とても良い人だったのにもっと長く生きられたはずなのにと今までに何度も考えた事をまた考えていました。すると、もっと長生きしてほしかったのに急に亡くなることになるなんてという考えにかぶさるようにして「それでいいんだよ」と母が明るく言う声が心の中でしました。母とは心の中で会話しますが私が語りかけた事に対し母がこういうだろうなという事を想像して返事しています。でも今回は、私がまだ考えながら心の中で言っている時にかぶさるように答えてくれたので実際は私が自分で考えているのでしょうが、まるで母が本当に言ってくれたように思えました。でも、私はその答えは納得できませんけどね。母が言いそうな答えではあります。こういう事は、1年半前にも別の事であって、不思議な話に書いています。やっぱり母はいてくれるんでしょうか。「いるよ」って明るく言う母の笑顔が浮かびます。そうやって自分を納得させていくしかないですよね。まだずっと悲しいし常に母の事を考えているけど泣いていない日も多いこの頃です。脇がしっかりサポートされていると体が傾きにくくなります。安いクッションだとしっかりホールドできないし、良いものは高価なので、購入前のお試しとしてもレンタルはお薦めです。画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2019.05.21
コメント(0)
介護中の怪我や体調不良は在宅介護している多くの人の問題・悩みだと思うので書いておきます。大切な人が介護が必要な状態になった時、介護する側は、介護する相手の体調と感情、両方についてとても心配し、気をくばりながら介護します。経験や知識がある上に介護する相手に対して強い感情がない医療関係者や介護関係者とは反対に、在宅介護者は知識や経験がないのに大事に介護したい、少しでも良くしたいという思い入れがとても強いので無理をしがちになるかもしれません。介護する側は頭の中も心の中も常にフル回転しています。日中は生活のために仕事、朝晩は自宅介護、夜中は介護関連の事務手続き、病状や医療方法、今後の状況などについて様々な情報を集めるために本を読んだりネット情報を探したりを自分の睡眠時間を削って行います。気が休まる暇もないし、無理をしているので、疲れ切っているのですが介護している人はもっとつらいのだろうと思うと元気な自分ががんばらないと、と思うのです。さらに介護は体を使うので、腰や手に無理をかけがちで腰痛や腱鞘炎になる人も多いです。相手の体を持ち上げたり支えたりするために指にも無理がかかります。私の場合は、介護最初の頃母がバランスを崩しそうになり、咄嗟に私の手につかまろうと、私の指につかまり、そのまま指に力がかかって骨折直前までいったことが何度もあったのと、力を入れて母を持ち上げたり支えて指を酷使していたせいか、痛めてしまい今もその後遺症が残っています。他にも、仕事と介護でいつも急いでいたので家の中でも自分で気づかないうちに走り回って怪我をしたり骨折したりしました。母を持ち上げるようにして起こしたりするために腰痛にもなりました。それでも、自分の事はどうにでもなる、母が少しでも幸せで楽になればそれでいい、その一心だけで介護を続けてきました。痛みやつらさなんて、母の事を思えば何とも思いませんでした。せめて母へ恩返しをしなければ、私が守らなければ、そんな気持ちで一杯でした。同じ気持ちで介護されている方は沢山いらっしゃると思います。自分もそうだったから、そういう方にご自分も少し楽をしてくださいとは言いません。そんな事言われても、少しでも余力があれば大事な人のために費やしたいと思っているからです。ただ、体調不良や怪我は介護できなくなる状況に繋がりやすいので、そうなる前の自分のケアは心がけないといけないと思いました。具体的には、通勤やお昼休みを使った睡眠不足の埋め合わせや、栄養管理、時間をかけないでできる軽い運動や気分転換等です。オフィスなどでのお昼寝用枕自宅介護中って、孤軍奮戦が多くて一人で何でもやらなくてはいけないので似た状況の友人との連絡なども心の支えになるし、介護ブログなども支えになります。私が介護を始めた頃は高齢者の脳梗塞介護ブログは本当に少なくてその時心の支えのように感じたのが、津村彦行さんの十数年に渡る介護日記です。http://p.booklog.jp/book/13586前半は脳梗塞、後半は認知症介護の記録でかなり長いので、ゆっくり読まれることをお薦めします。希望の持てる介護情報を求めていた時に出合ったブログに助けられたので、私も参考になるような情報を載せておこうと始めたのがこのブログです。私の場合は介護中は毎日幸せを感じていたのでつらさはありませんでしたが、母を亡くしてからがとてもつらくどうしたらいいのかわからなかったので少しづつ前に進めている気持ちも他のつらい方のために書いています。誰かのためになる事があれば、母がにこにこしながら、良かったね~と喜ぶと思うからです。津村彦行さんはお母様を102歳で亡くされた後政治的な事をブログに書かれていたようですが今どうされているのか詳細はわかりません。津村さんのご健勝と美しく聡明なお母様のご冥福をお祈りします。
2019.03.30
コメント(0)
母が好きでよく行っていた漆器のお店の近くを通ったのでたまには寄ってみようと行くと素敵な漆塗の杖がありました。塗だけの物、金蒔絵が描かれている物、いろいろな色や柄がありますが、漆塗なので優しい高級感があってどれも素敵です。母に使ってもらいたかったなと思いました。軽くて綺麗で使いやすい杖を探して、デパートの杖コーナーや海外でも杖があると見ていましたが、当時は日本ではまだ実用的な杖の方が多く、海外には銀細工の持ち手のついた立派な杖がよくありましたがとても重く、漆塗のような、芸術的でかつ使いやすい杖は見た事がありませんでした。漆塗りですから軽く使いやすそうです。とても素敵だったので、プレゼントにもいいし母の好きなお店で見たのも何かの縁かと思い、あまり製造されていないと聞いて何本か衝動買いしてしまいました。私も以前、介護中に足を痛めたりしたので、杖はあってもいいかなと思ったのも理由です。杖って使っているうちにキズがついたり汚れたり、置き忘れて失くしたりと、意外と消耗品です。どうせ失くすから、なんて思って適当な物にしても間に合いますが、素敵な杖だと、持っている方もすっきり見えて素敵です。細い物なのに、意外と目立つんですね。もしどなたか杖を使っている方がいたら漆塗りの杖のプレゼントは喜ばれると思います。この杖、とても素敵で母に似合いそうだったので衝動買いしました。実家の押入れにしまっておきます。紫も優しい色合いで素敵です。男女どちらも使えると思います。男物の羽裏を思わせるようなラッキーモチーフの男性用も。イタリア製の杖画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2019.03.26
コメント(0)
脳梗塞右麻痺で要介護5の母を自宅介護中、冬に暖かく過ごしてもらうため、ヒートショックを防ぐためにしていた事を参考になればと書いておきます。朝、布団から出て急に冷たい空気に接するとヒートショックを起こす可能性があり良くないので寝室には小型のオイルヒーターをつけておきました。オイルヒーターはつけてすぐに温まらないし広すぎる部屋や密閉されていない日本家屋等だと暖かさを感じませんが、サッシ窓で11畳程度の部屋なら数時間使うと春のような優しい暖かさで快適に暮らせます。家は寝室には小型のオイルヒーターを低設定で一晩中つけ万が一母の布団がはだけても、寒くないように快適な温度にしていました。母は脳梗塞の右麻痺だったので、寒くても布団を自分でかけられない時もありましたし、日によっては布団の上で寝相が悪い子供のようにぐるぐる動いて布団がはだけている事もありました。そんな時でも、部屋が暖かいと安心でした。オイルヒーターは中に入っているオイルを電気で温め空気を暖めるので、火を使わず、中のオイルも交換の必要がなく安全にスイッチ一つで使えるので、寝室などに最適です。唯一の問題点は電気代がかかる事ですが、低設定や、タイマーの活用、ガスファンヒーター等との共用で抑えることはできます。母の介護中は、電気代より母の快適度を優先したので電気代は問題ではありませんでした。節約第一の場合は向かないかもしれません。電気代がかかってもオイルヒーターを使った理由は、空気をじんわり温める方式なので、1. 空気が乾燥しない2. 喉が痛くなったり、鼻が乾燥したりしないので体調が悪くならない、風邪をひきにくい3. 温風を出さないので、埃が舞わない4. 空気がじんわり温まるので、暖房が当たるところだけが熱くなるという不快感がない5. 火を使わないので夜間使っても安全6. 付属のハンガーに乾ききっていないタオルや手洗いのセーター等かけておくと、安全にふんわり乾く7.ハンガーに母の着替えを10分かけると安全にふかふかで温かく着替えがしてもらえると、利点が沢山あるからです。寝室では小型のものを低設定で使い、居間では普通サイズのものを起床数時間前と帰宅数時間前にタイマーをかけて使っていました。起床時に暖かいので、着替えも楽ですし、起き上ってもらいやすかったです。寒いと介護されているほうも布団から出たくないですものね。そして居間も暖かいので移動しても寒くなくてよかったです。帰宅時も、寒い部屋だと温まるのに時間がかかるのでオイルヒーターのタイマーを活用し母がデイサービスから戻る1時間くらい前に設定して暖かい部屋に戻れるようにしていました。1時間くらい前につけると、リビングだけでなく廊下や洗面所の空気も暖かくなるので丁度いいし、もし早めに帰ってきたときも暖かくなっています。つけて最初の1時間位は部屋全体が暖かくならないので電気の無駄のように思えるかもしれませんが、消した時1時間位は暖かさが持続するので居間のオイルヒーターは家を出る1時間前に消すことができました。寝室のオイルヒーターは母が寝る1時間前につけておき、暖かい寝室に移動できるようにしました。冷え切った寝室の冷え切った布団にはいるのが防げて、良く眠ってもらえたと思います。そして低設定で一晩中使いますが、朝、私が先に起きたときに切り、私が仕度をしてから母を起こしタイマーで暖かくなっている居間に移動介助しました。寒い時は居間のファンフィーターも使いました。ファンヒーターはすぐに暖かくなるので便利ですが空気が乾燥しやすいのと、温風が強く出るので一番心地いいのはオイルヒーターです。他の暖房器具と違うので初めて使う方はとまどうかもしれませんが、使い慣れると、他にない快適な使い心地なので乾燥や温風、きつい暖房が苦手な方にお薦めします。介護や育児の場にはとても向いていると思います。他に利用していた暖房器具についてはまたゆっくり書いていきます。左は10~13畳用、中がそれより小さ目の部屋タイプ、右は小型なので6畳位の部屋向け。ちなみにオイルヒーターは大型で重いので収納はそのまま転がしてクロゼットや押入れに入れるのが楽です。小型タイプは簡単に持ち運びできます。私は最初日本製のトヨトミを愛用していましたが、7~8年ほど使って壊れたので、デザインがコンパクトで洗練されているデロンギに替え7~8年使っていますが問題はありません。現在トヨトミはオイルヒーターを作っていないかもしれません。検索しましたけれど、見つかりません。アフターサービスも充実し、とても良いメーカーだと思うので赤外線ヒーターを載せておきます。画像をクリックしてすると詳細が見られます。
2019.01.20
コメント(0)
母の介護が始まり、最初に心配したことの一つがおむつの匂いでした。調べてみると、大人用おむつ専用のごみ箱が売っていました。筒状の専用ゴミ袋をセットして、おむつを押し込むように入れ容器のダイアルを回すと、袋がねじれて閉じ、匂いがもれないそういう仕組みでした。購入しようと思ったものの、容器が大きすぎて家のトイレや洗面所には置くところがありませんでした。他に何かないか探すと、消臭効果のあるゴミ袋がありました。使ってみると効果はあるようですが、毎日何枚も使うと割高ですし1枚で何回も使うと、使うたび袋を開けるので匂いがするので使い勝手がよくありませんでした。念のために5~6セット買い置きはしたのですが外出用などにとっておいて、普段はあまり使いませんでした。最初は使ったおむつを100円ショップで購入した小さ目のレジ袋に入れ口をしばって捨てていたのですが、それでも匂いがもれます。100円ショップのレジ袋はペラペラなので匂いがもれやすいようです。それで、スーパーやデパートのビニール袋を使ってみたのですがそれでも匂いがもれます。デパート等の紙袋に入れてみると、がさがさして隙間があるせいかやはり匂いがもれます。ある日思いついて、捨てようと思っていた包装紙で包んでからビニール袋に入れると匂いがしませんでした。それ以来、新聞を取っている時は新聞紙、そうでないときは、包装紙や詰め物用の紙を適当な大きさに切ってさっととれるように畳んでトイレに常備しておくようにしました。特に楽天などで介護用品を注文した際に詰め物で入ってくるざらっとした再生紙は、水分や匂いを吸収しやすいので最適でした。今まですぐに捨てていた物が活用できるのも嬉しかったしもともとは綺麗な紙なので気持ちよく使えました。たまに綺麗な色がついているものがあるのも楽しく使えました。きれいな包装紙や詰め物の紙等を再利用しおむつも可愛く包んで捨てられるのはほっとできてささやかな楽しみでした。忙しいトイレ介助時に、いちいち包むのが面倒ではと私も最初は思いましたが、さっと使えるように置いてあるので母がトイレに座っている間に、パッド等をくるくる包んでやはり畳んで置いてあるビニール袋に入れ密閉するまで5秒位でできます。これでおむつの匂いがしなくなり、とても快適でした。母が亡くなって1年以上たちますが、注文品の箱の中にきれいな紙の詰め物があると今も、あ、これはおむつを包むのにちょうどいい!とっておこうって思ってしまいます。捨ててしまうのは何となく寂しいので使い方を考えてみました。吸湿・消臭用にゴミ袋に敷けば、1~2秒でできますし時間がある方は生ごみ用の折り紙の箱が作れると思います。詳細は画像をクリックしてください。楽天店舗に移ります。
2018.07.25
コメント(0)
10年ほど前、豪雨被害を身近に感じたことがあります。ごく普通のある夏の夜、最寄り駅で降り道路に出た途端に突然雨が強くなりました。私の家は駅からそんなに遠くないし、レインコートも着ているし傘も持っています。そんなに濡れることなく、家に帰れると歩き出したのですが大量の雨が滝のように吹き付けてきて5m位歩いたところですでにずぶぬれになっていました。いつも歩いている舗装された広めの歩道に雨水が濁流のように流れていて靴もびしょぬれです。その歩道は車道に向かって傾斜をつけて舗装され雨はすぐに流れ落ちるので今まで大雨が降っても水がたまっているのは見たことがありません。傾斜のある歩道なのに、数センチの深さで水が溜まっています。流れ落ちる量よりも降ってくる量のほうが多いからなのでしょう。とても違和感のある光景でした。びしょ濡れになりながらも家にたどり着いたのですがすぐやむとおもっていた豪雨は翌日まで降り続きました。川に近い家では1階が浸水し、知人宅も地下室があっという間に水没したそうです。地下室があるので、電動の排水ポンプを持っていたそうですが全然間に合わずそのうち電気が浸水で使えなくなったそうです。川は近くにないし、高台で平地で今まで浸水被害など聞いたことはない地区もゲリラ豪雨によって下水道が処理しきれなくなったそうで広大な範囲で10㎝~30㎝位水没しました。建物って地面すれすれではなくて大抵20㎝位は土台があります。私の家は20㎝位の土台がありぎりぎり浸水を免れましたがその位の土台があっても10~20㎝浸水した建物が多かったようです。浸水して数日営業中止になった店舗を改めて見ると普段は意識していなかったけれど30㎝位も土台があり、それでも浸水してしまったんだと驚く事があちこちでありました。その後この地域一帯は治水工事が数年がかりで行われそれ以来浸水は起こらなくなったようですが小さなことでも個々で対策をしておくことが大事だなと思うようになりました。母が年を重ねてきて、母を守らなくてはという気持ちが強くなってきたので、なおさらそう思ったかもしれません。防災用品は用意しても使う事がほとんどないのですが大雨の時でも歩きやすいレインブーツは普段でも重宝します。防水なのに湿気を逃す特殊素材で、むれにくく雨や雪にも滑りにくい素材を使っているので高齢者にも安心して歩いてもらえます。デザインもいろいろで、スーツにも合うデザインもあります。男性用もあります。詳細は画像をクリックしてください。
2018.07.12
コメント(0)
現在各地で豪雨が続いています。要介護家族を持つ方にとって避難方法を考えておくことは心の安心になります。私も母がいたとき、地震の時、火事の時、台風の時、母を連れてどうやって避難するか、いろいろ考え、避難用具を含む防災用品を用意しておきました。母は手引きで10メートルほど歩けたのですがいざと言うときは迅速な避難が必要です。がれきが散乱して車椅子が使えるかもわかりません。段差や階段も心配です。そんな時、心強い味方が専用のおんぶ紐でした。他に数社が類似品を出していますがこのメーカーは以前から作っていて定評があります。私は最初、割安な類似品を購入しましたが使えませんでした。こういうものは品質が大事なのでこちらをお薦めします。詳細は画像をクリックしてください。楽天店舗に移ります。女性でも使えますし、収納場所をとりません。長距離は難しいかもしれないけれどたとえば2階に避難するとかエレベーターが使えない時に等一時的な使用でも、あれば安心です。おんぶ紐なしでおんぶするのは力がないと難しいしおんぶ紐があれば両手が使えるので安定して歩けます。おんぶされたほうも、おんぶ紐のほうが楽です。購入したら数回練習しておくと安心です。まだ雨は降り続きそうです。どうぞ皆さまお気をつけてください。
2018.07.07
コメント(0)
イケアで、介助が必要な方むけの立ち上がりをサポートするクッションやシリコンが底についてすべりにくいシンプルな食器をオムテンクサムというシリーズで発売したとニュースで見ました。サイトを見ると健常者にもアピールできる商品構成ですがこれから需要が増えればもっと充実してくるかもしれません。4年前、脳梗塞になった母が使える食器を探して介護用品コーナーやカタログをずいぶん探しましたが良いものがありませんでした。ほとんどが、大きな持ち手がついた大きめの器か滑らないように重たく分厚い器でした。どちらも重たく大きく扱いにくくデザインも野暮ったいものやくすんだ色のものでした。イケアの食器は薄くて白く、使いやすそうなことは勿論、見た目が他の食器とあまり違いがありません。介護用品は形も色もいかにも介護用品の物が多くて目立つので家庭の中にあると、介護してる感が強いのです。介護用品を置くと、ただでさえも家の中に物が増えてすっきり片付きにくいのですが、色もデザインもバラバラな介護用品が多いので、見た目も家の中が散らかったように見えてしまいます。介護してるから好みのインテリアにこだわった心地よい暮らしは諦めなくちゃいけないそんな気持ちになりがちで、気分もめいります。イケアのオムテンクサムは、見た目は普通のインテリア用品です。こういう商品を日本のメーカーもこれから出してほしいです。ただし機能が第一なので、適当に作って出すのだけはやめてほしい。有名介護メーカー品でも期待して購入して、役立たなくてがっかりの介護用品は意外と多いです。消費者の意見を取り入れる事はとても大事ですが意外と少ないように思えます。ここの分野に力を入れられるメーカーさんに期待しています。一般的に販売している介護用食器系でこれがいい、と思ったものはあまりないのですが、このスプーンは角度が曲げられるしステンレスで清潔に保て、軽くて持ちやすく、大きすぎず使いやすかったと思います。持ち手が黄色なのが目立って嫌でしたが、ぱっと目に入るのでさっと取り出すのに役立っていたかもしれません。持ち手の色が何色かあればよかったと思います。介護用品だって、好みの色、気に入った物を使いたいですよね。長く使いたいものですし、気分も明るくなりたいですから。イケアのオムテンクサムのサイトはこちらhttps://www.ikea.com/jp/ja/catalog/categories/collections/39821/yuni
2018.04.27
コメント(0)
補聴器が届いて受け取りに行くとまずは聞こえの微調整を行います。この調整で注意することは、良く聞こえるようにすると当然雑音も大きく聞こえるようになってしまうことです。特に物がぶつかるような音、バタン!ガチャン!という音が響いて煩く、それが嫌で使わなくなる人も多いのですが微調整する部屋は防音室のようなところなのでもともとは雑音がありません。そこで多少物音をたてて調整しても、実際の生活環境だと想像以上に雑音が多く、まいってしまうことがあるのです。本当は、その人の生活環境にある雑音を除く調整をしなければならないのですが調整してくれる人には、その人の生活音はわかりません。また、周囲の人の声のタイプも違います。たとえば、家族や友人が大声で話す人ばかりだったり低音で話す男性家族がいたり、甲高い声の女性家族がいたり。その家族の声質は補聴器の調節者にはわかりません。なので最初の微調整は、一般的な調整しかできません。結果、補聴器が出来上がって、調整も丁寧にしてもらったのにきこえが良くない、つけているとつかれる、ということになって結局使わない人が沢山いるのです。特に高齢者は、何か聞こえの不具合があれば調整ができるので来てくださいと伝えてあっても、再調整をしてもらうこと自体に抵抗がある人が多いです。もうやってくれたのに、また行くのは申し訳ない。時間をかけて調整してくれたから、これ以上よくならないだろう。何度も行くなんて恥ずかしい、面倒だ、嫌がられるのではないか。本当は、微調整というのは、生活の中で使わないと気が付かない部分を調整するものなので何度も行って調節するものなのです。お店もそれはよくわかっているし、調整料金は価格の中に含まれています。だから何度も微調整に行くのは当然のこと、必要なことで遠慮することはありません。特に最初の1年は数回以上お店に通って微調整するのは普通です。高齢者が補聴器を快適に使うためには、調整に行くことを理解してもらい行ってもらう事はとても大事です。理解してもらえない場合、一人で行けない場合は家族や知人がそれを説明し微調整に連れていく必要があります。遠くに住む家族なら、帰省時に微調整に連れていく必要があります。次は、微調整の時必要なサポートを書きます。補聴器が使えない場合に。耳元で音を出すワイヤレススピーカー。
2018.03.30
コメント(0)
補聴器をきちんと耳にはめる事に気を付けて使い始め快適に使っていた叔母ですが、最初の1か月ほどはいろんな問題が出ると思われたのでほぼ毎日電話して、きこえの調子を確認していました。補聴器は使うのに慣れ、毎日使う事が大事なので初めが肝心だからです。最初の4~5日は快適に使っていた叔母ですが、使っても使わなくても同じ、と言いだしました。おかしいと思って聞くと、数日使ってないとのことです。使わないでいると、使わないのに慣れてしまうので良くありません。電池が切れて聞こえなくなっているのではないかと思い店舗に行くように伝えました。電池が切れそうになると、特殊な合図音がするようになっていてその音も受け取り時に確認して叔母は聞いているのですがそんな音は聞こえなかったそうです。テレビを見ているときに鳴って気が付かなかった可能性もありますし、鳴っても、雑音だと思ってしまい合図音だと思わなかった可能性があります。これが難関8です。高齢者が補聴器をつけると、電池が切れていることがわからずに、聞こえないから使わないになってしまうことがあると思います。電池の消耗は、使い方や使う時間で人それぞれ違うのでしばらく様子を見て、5日前後での交換を習慣づけるといいと思います。叔母の場合は切れてから交換よりも、電池が切れていなくても1週間に一度、定期的に交換してもらうことにしました。しばらくは電話でお店に行く時期を知らせてお店に行くことが習慣化しているか確認する予定です。耳穴式は時にこういった細かいサポートが必要だと思います。これからもまだ難関に出会うと思いますので叔母の補聴器については、また何か出てきたら追記していく予定です。補聴器についてはサポートした家族でなければわからない、初めての人には役に立つ話が他にもいろいろあるので、少しづつ書いていきます。使いやすい、ロングセラーの携帯電話型の集音器。有名集音器メーカーの日本製品で10年以上前母に購入しましたが、まだ問題なく使えます。折りたたみ式で、軽量で持ち歩きやすくいかにも集音器を使っているという感じがありません。使う時耳にあてるとスイッチが入り、話すとオフになるので細かいスイッチを操作する必要がなく、切り忘れもありません。
2018.02.12
コメント(0)
1~6の続きです。叔母にとっては難しいメンテナンスを簡略化し電池交換と乾燥剤入りケースの使用は諦め、お店で交換、乾燥してもらうことにしました。これでやっと補聴器を使うベースが確立しました。補聴器を使いだし、とても良く聞こえると喜んでいた叔母ですが、数日後訪ねると、テレビがまた大音量になっていました。補聴器をつけているか聞くと、つけているとのことです。本人はきこえが悪くなっていることにあまり気が付いていないようです。電池はまだ数日目なので切れてはいないはず。原因を見つけて対策をとらないと、また問題がおこります。何が問題なのか、補聴器をつけたままの耳をみてみました。すると補聴器がきちんとはまっていません。耳の中に入れてはいるものの、入れる角度が違うので、きちんとはまらずに隙間ができています。このようなはめ方だと雑音がしてとても聞きにくいはずです。でも本人はわかっていないようです。きちんと入れられないと、別の大きな問題があります。それはきちんとはまってないので落ちやすくなることです。数センチの大きさの補聴器は落とした時、音もしないので気がつきにくく紛失しやすいです。小さいので、落としてもみつけにくく、間違って踏んでしまったりどこかに紛れ込んで見つからないこともありますから落とすことは極力避けなければなりません。落とさないためにも耳にきちんと差し込むことが重要ですが、それがしにくい理由があります。耳穴式補聴器は耳穴の型をとって作りますのできちんとはめればぴったりはまるのですが少しでも角度をまげて入れるとぴったりはまりません。しかし、小さな補聴器を指先でつまんで自分で見ることができない耳穴に差し込むのはそれだけで難しいのに、角度もあわせなければなりません。こんな感じかな、と入れて、とりあえず入ったらこれでいいのかな、入っているし、と曲がったまま入れてしまうこともあります。見えないから曲がっていることに気が付きません。耳穴型の難関7です。ちゃんと入れているかは、周囲の人に確認してもらうといいのですが、補聴器の事を知らない人が見るとちゃんとはまっていないのがわからないので一人暮らしの方の場合は難しいです。叔母の場合は、入れる前の補聴器の持ち方を工夫して角度を保って入れる練習を何度も行いました。入っているかの確認は鏡で行うことにしました。また、電池交換で店舗を訪れた際、きちんと入れられているかを確認してもらうことにしました。細かい工夫をいろいろして、きちんとはめられるようになっているようですができない人もいると思います。これが耳かけ式補聴器だったらもっと簡単な話でした。耳穴式はオーダーメードなので購入前の練習では、きちんとはめられるかどうかは確認できません。作ってしまってから、指先が震えるなどできちんとはめることができないというケースも多いと思います。この問題は、補聴器の注意点を述べるHPやブログでも現時点ではほとんど書かれていないと思います。実際に使って直面してみないとわからない事ですし、文章で説明するのが結構難しい問題だからだと思います。耳にはめることはとりあえずクリアした叔母ですがまだまだ難関が続きます。安価で使いやすい充電機能付き集音器ならこちらがお勧めです。単4電池も使えるので、充電切れの対応もできます。
2018.02.11
コメント(0)
難関5の電池交換はお店に頼むことにしましたがまだまだ難関があります。それは、補聴器をはずした後のメンテナンスや保管です。補聴器は精密機械なので、日々のメンテナンスがとても大事です。と書くと、特別な難しい事をしなければいけないように聞こえますが実際は誰にでもできるような単純な作業です。問題は、そのメンテナンスが細かい作業だという事です。補聴器は精密機械なので、汚れや湿気が大敵です。汚れ対応は、毎日使った後は付属の布で軽く拭き、専用の小さなブラシを軽くかけて目詰まりを防ぎます。湿気対応は、毎日乾燥剤の入ったケースに入れて保管し、数か月に一度は購入店舗にある乾燥機にかけてもらいます。ここまでは簡単な話ですが、問題はこれからです。乾燥剤の入ったケースに入れるためには、小さなボタン電池を補聴器から外さなければなりません。ボタン電池と書いていますが、正式名は空気電池と言い、乾燥に弱く、乾燥すると電池が消耗するのだそうです。つまり、夜、補聴器を乾燥容器にしまう前に小さな電池を外し朝、電池を補聴器に入れなければなりません。その手間をはぶいて、電池を補聴器に入れたまま乾燥容器に入れると、電池がすぐ消耗してしまい、電池交換の頻度が増えるのでどちらにしろ出し入れの手間がかかります。乾燥容器の蓋には磁石がついていて、外した電池を乗せておけるようになっています。電池を出し入れする際に使うマッチ棒位の大きさの磁石棒もこの蓋にくっつけておけるようになっています。とてもよく考えて、使いやすいように工夫されています。でも、目が悪く指先が震える高齢者にはとてもできない事ばかりです。ここが難関6です。叔母にはできなさそうでした。今練習してできても、電池を入れる際+面を逆に入れてしまうことが予想されました。+面を逆に入れると聞こえなくなりますから、電池を入れているのに、昨日までは問題なかったのに、なぜ聞こえなくなったのかかわからない、面倒だ、そして結局使わなくなる、そんな問題が起こりそうでした。できるだけ簡単に扱えることで使うことに拒否感をなくす事、毎日使う事が最重要なので、難しいメンテナンスをどうやったら簡略化できるかを考えました。いろいろ考えた結果、電池交換と同じく乾燥剤入りケースの使用も諦めました。電池交換には5~7日に一度お店に行くことになるので、その折、月に1度程度の割合で、お店で乾燥機にかけてもらうことにしました。そして補聴器を使い始めた叔母ですが、最初はとても良く聞こえると喜んでいました。しかし数日後叔母の家に行くと、テレビがまた大音量になっていました。続きます。集音器がうまく耳に合わない方は、この部分を交換するだけで使いやすくなります。詳細や購入は画像をクリックしてください。楽天店舗に移ります。
2018.02.10
コメント(0)
全86件 (86件中 1-50件目)