October 8, 2009
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カテゴリ: 詩集 デイライト


寂しすぎるほどに何も無い空
濁りすら感じられない空を

あれだけ怒鳴っていた風も
あれだけ泣いていた雨も
今では僕の記憶すら疑わしいほどに
見つけることが出来ない

まるで歴史が塗り替えられたように
まるでまだ自分が存在しなかった日のように


僕は 居なかったのだろうか
実はあの日も そして今も

うつむけば足元から
真っ白い光を反射したアスファルトが伸びている
そのとき甘いキンモクセイの香りを
風がはこんでくる






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Last updated  October 8, 2009 06:59:37 PM
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