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稲葉忍

稲葉忍

Aug 25, 2022
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カテゴリ: テレビ番組
今回のThe・プロファイラーのお題は水木しげる。(再放送)
「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」の作者で知られるが、妖怪にまつわる漫画を書くきっかけなどを分析していく。
ゲストは戸田恵子(アニメ3期の鬼太郎役)、田中麗奈(実写版のねこ娘役)、泉麻人(コラムニスト)。

 1922年に鳥取県・境港で誕生。今、境港は鬼太郎や妖怪にまつわるスポットや鬼太郎たちの銅像が立ち並ぶ等ある種の聖地と化してるが山陰地方ではかなり狭い場所だとか。
 幼少時にのんのんばぁと呼んでた人から妖怪にまつわる伝説を聞いて育ったことから妖怪に、境港にあるお寺に飾られていた地獄絵図を見て「死」関心を持つように。5歳の時3歳の弟を海に突き落とそうとするが、近所の大人に見つかり事なきを得た・・・ということも。
 水木さんは子供の頃から絵を書くのが得意で童話などに自分の絵をつけていたことも。
・戸田さん・田中さんは水木先生に会った時のエピソードを紹介。泉さんは水木先生に会ったときの不思議な体験を紹介している。
のんのんばあと水木さんの話について戸田さんは水木さんは好奇心旺盛な子だったのでは?と分析。
・1943年に招集を受け、太平洋戦争の激戦区・ラバウルに送られ壮絶な戦争体験を受けることに。従軍経験の話は水木氏の著書の場面を引用しつつ紹介。所属していた部隊は敵軍の機銃掃射を受けて全滅。水木さん自体は咄嗟の判断で海に飛び込んで九死に一生を得たが、その後武器なしの状態でジャングルをさまよい不思議な経験をした・・という話を紹介。なんとか友軍の陣地にたどり着いたが、今度はマラリアにかかる、爆撃機の攻撃で左腕を負傷し、延命のため左腕を切断。周囲から「死ぬのではないのか」と思われたが奇跡的に回復。戦争で壮絶な経験をした漫画家って珍しい。

泉さんはトライ族との交流は軍国主義に嫌気が差していた頃に人間性を回復した切っ掛けだったのでは?とコメント。
・終戦から半年後に故郷に戻ったがその後東京で様々な職を渡り歩いたもののうまく行かず神戸へ。住んでいたアパートの住人の中に紙芝居作家がおり、最初は紙芝居作家として活動。住んでいたアパート「水木荘」からPNを「水木しげる」に。その後は上京して貸本漫画作家になり「ロケットマン」でデビューしたものの、極貧生活の上で漫画を描いていた。38になった時に見かねた両親のススメでお見合い結婚をしたがお見合いして5日後に結婚・・・とスピード婚だった事が判明。結婚してからも水木さんの生活態度は相変わらずで、水木さんとの思い出話を奥さんの布枝さんがコメントしている。
・水木さんは1965年『週刊少年マガジン』で「SF物」の連載を依頼されるが、自分の得意分野ではないため悩んだ末に一旦辞退。半年後にまた連載を依頼されたけどその時は「テーマは自由」という条件なら・・・ということで商業誌デビュー。『別冊少年マガジン』に掲載した『テレビくん』が第4回講談社児童漫画賞を受賞したことを切っ掛けにアシスタントを雇うことに。
 この後「ゲゲゲの鬼太郎」を連載するが、貸本作家時代に書いていた「墓場鬼太郎」が原型。編集者に「わかりやすく」注文されて鬼太郎が悪い妖怪をやっつける勧善懲悪物となったが、水木さんはもともと勧善懲悪に疑問を持っていたみたいで、それに対する疑問を述べる映像が紹介されていた。
 水木氏の死後雑記帳がいくつか見つかったが、出版社が望んでることと、自身が書きたいことに狭間で悩んでいた事が描かれていたことが判明。そういう葛藤から「鬼太郎」に権力に媚びたりするねずみ男を出すことになったとか。アニメ版は悪い妖怪と戦う話を書きつつシーズンごとに形を変えて社会風刺も書いてるからなぁ

 連載を11週分抱えていた時期だけはほぼ徹夜続きで、目眩や耳鳴りの症状も出る程。妻のすすめで病院に行ったら過労であることが判明。休養を取ることに決めた水木さんはトライ族の集落を訪れ、久しぶりに牧歌的な生活を見て自身のペースを失っていた事に気付き、帰国後仕事をセーブすることに。連載を多数抱え、「仕事の鬼」状態だった手塚氏とは正反対。水木さん、手塚先生共々お互いを意識している箇所があったらしいが。
 自分の仕事量をセーブしつつも従軍経験を題材にした「総員玉砕せよ!」を執筆したり、エッセイを多数書いていた水木先生。彼の座右の銘(?)は「怠け者になりなさい」。そうは言いつつも結構多忙だったよう。仕事の合間を縫っては妖怪研究もしていたので

最後は水木先生のプライベートを紹介。
・スクラップ集をよく作っていて300冊ほど作っており背景作成の資料として役立った。
・リフォーム魔で住み込みのアシスタントがいるということでアシスタント用の部屋を作ったりと家の増改築を繰り返した
・趣味で連合艦隊の模型を作っていた。


 水木先生は食べるのと寝るのが好きだったとのことであるパーティーで石ノ森氏と手塚氏が徹夜自慢をしていると水木先生は「睡眠を馬鹿にしてはいけません」と一喝。さらに「睡眠を削って頑張るのを良しとする風潮が日本中を覆っている。実に嘆かわしい。」とも言ってたそうです。





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最終更新日  Aug 27, 2022 12:46:08 AM
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