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神秘家の庵

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2009.01.24
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カテゴリ: 心理学と神秘学
写真の花は「レンギョウ」
レンギョウ


 最近はミカンの缶詰って食べなくなりましたね。あの缶詰のミカンは皮も筋も綺麗に取れているけど、不思議に思いませんか。どうやって取り除くのでしょうね。実はその方法は、昭和の初めに日本で開発されたんです。外の皮を剥く方法は何となく分かりますよね。内側の皮は、酸につけて剥がし、果肉と、セルロースやペクチンでできている皮の細胞構造の異いを利用して、アルカリ溶液に漬けると、果肉は溶けずに内皮だけが溶けるんです。
 何だか栄養分が消えてしまいそうですね。生のミカンと全く異う味の缶詰ミカン、私は昔から好きじゃなかったけどね。


C・G・ユングの心 8

 我々の夢の中には、頻繁にコンプレックスが出てくる。
 何度も繰り返して、見知らぬ人物が夢に現れたりするのは、コンプレックスが人格化したものである。
 意識とその抑圧が眠っているため、そうした人格化の登場が可能になるのである。それは様々な形で現れ、歓迎されたり、されなかったりする。
 夢が終わり覚醒すると、我々は夢に責任はないと考える。またコンプレックスは、ある種の精神障害では声として観察されることもある。耳に聞こえるわけだ。同様に幻覚では目にも見える。

 ユングが知りたかったのは、その患者がどうして病んでいるかということだった。個々の患者は、それぞれ一個人として研究する必要があった。ユングの考えでは、病気は身体の全ての器官が関係しているのであり、したがって身体だけではなく心も調べなくてはならなかった。
 彼は、情動の影響は心理的だけではなく、生理学的にも現れることもあるということを示すことができた。
 言語連想検査において、刺激語に対する反応を記録する際、被験者の脈拍、呼吸、精神電流計の数値を別個に記録した。
 精神電流計は、情動の変化にともなう皮膚の伝導の量的変化を記録するために考案された機械である。
 被験者は両手に電極を持ち、電流計が置かれた回路の中に居る。結果的に電流の変化は明確に現れる。
 刺激語がコンプレックスを直撃すると、記録に変化が起きる。反応時間は長くなり、呼吸量が減り、脈拍数が増え、電流計の示度も変化する。
 現在ではその種の結果には驚かないが、20世紀初めには事情は全く異なっていて、情動の心理的、病理的影響や、無意識の影響力は、全く気づかれていなかった。
 ユングは、肉体と精神が決して別物ではないという事実を指摘し、利用したという点で時代に先んじていた。
 デカルトが、肉体と精神は互いに独立して機能していると主張して以来、多くの人々はそれを信じていた。ユングは、それが事実に反していることを示したという点でも時代に先んじていた。
つづく

「ラ・ソレリーナ」はこの前にあります





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最終更新日  2009.01.24 11:44:08
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