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ゆうゆうきかく

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2006.08.19
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【鹿島槍ヶ岳】


朝4時にセットした目覚まし時計が鳴っている。ボタンを押してセットを解除。安心して再度寝る。ときおり意識は目覚めるが身体は起きられない。

鳩時計が鳴る。耳を澄ませば「ポッポ」の音が5回。
「いけない、5時だ!」
あわてて飛び起きて準備に取りかかり、車に乗るとすでに5時半を過ぎていた。今日は鹿島槍ヶ岳。前回通りのタイムでも10時間の行程、これ以上遅くなると予定を変更しないといけない。

大谷原駐車場にはすでに7台の自動車。ここから登山口の西俣出合まで約1時間。ときおり鹿島槍の穂先がのぞき、爺ヶ岳がのぞく。登り始めた段階では山がはっきり見えていた。

緩やかな砂利道の林道を2本のストックを頼りに黙々と歩く。ダムの下をくぐればすぐに西俣出合。20数人の男女のパーティが先を歩いていたがここで追い越した。

山と高原地図「鹿島槍・五竜岳」のコースタイムによると大谷原駐車場(1132m)から鹿島槍ヶ岳(2889.1m)までが8時間半。そして下りは5時間40分。あわせて14時間の行程。一般的に100m登るのに30分かかると見て、1750mの高度を上がるのには8時間弱。しかし、それだと帰りが夜になってしまう。


「鹿島槍ヶ岳は、後立山連峰の盟主といってもよいだろう。穂高もさることながら、双耳峰をいただく独特の山容が、見るものを魅了するのだ」

そうなのだ。長野に来て最初に覚えた山は、北信五岳(飯縄山、黒姫山、戸隠連峰、斑尾山、妙高山)。そして河原に行くと見える双耳峰の鹿島槍ヶ岳を手始めに爺ヶ岳、常念岳などの北アルプスの山を覚えていった。鹿島槍ヶ岳はワタシの初めての北アルプスなのだ。

「赤岩尾根から鹿島槍ヶ岳へ」の項には「鹿島槍ヶ岳に向かう最短距離のコース。縦走の下山路として利用されることも多い。別名は「長ザク尾根」。道はよく整備されているが、ハシゴや木段のかかる急な箇所が多数あり、稜線直下には鎖のつく岩場もある」とあった。

前回の登山を思い返してみたが、ハシゴや鎖場の印象が希薄だった。変わりに布引岳と鹿島槍ヶ岳に登る石に覆われた急勾配の登山道が鮮明にインプットされていた。


高千穂平までは展望のない登山道をひたすら歩く。このあたりをかつての修験者は懸命に歩いたのだろうか。解説に書かれていたハシゴはよく管理されており、注意して歩けば大丈夫。やせ尾根が多いのでそちらへの注意がより必要だろう。

冷乗越にたどりつけば剣、立山が目の前に姿をあらわす。赤岩尾根ではほとんど人に出会わなかったが、冷乗越につくと爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳をいききする多くの人に出会った。

しばらく歩いて振り返れば爺ヶ岳の3つの峰。お花畑にはハクサンフウロ、ウサギギク、トリカブト、マツムシソウ、コオニユリと様々な花が迎えてくれた。

布引岳に登る頃、山はすっぽりガスに包まれる。しかし、登山道の脇には白いリンドウ。ときおり青い本来のリンドウも見かけるが圧倒的に白が多い。

布引岳を越え、砂利道に足音をきしませながら鹿島槍に登る。冷乗越から冷池山荘、そのすこし向こうまでにかけてたくさんの登山者と出会ったが、その後はほとんど出会わなくなった。

一面のガスに不安になった頃に上方から人の声。見上げれば頂上。東京方面から来た人たちが標識を背に記念写真を撮っていた。ついでにワタシも携帯のカメラで2889.1mの木の標識をおさめた。

頂上にはいくつかのザックがおかれたままになっている。ここにザックをおいて空身で北峰に行った人たちだ。時間は12時過ぎ。ここから北峰まで往復すれば約1時間。後の行程に支障が出るので北峰は次回へのお預けにした。頂上で休憩の後、布引岳、冷乗越へと急ぎ足で下る。




しばらく歩くと後方で物音。振り返ると2台の折りたたみ自転車に乗ったあのカップルが颯爽とワタシを追い越していった。大谷原から登山口までは約1時間。この時間を15分に短縮できれば、往復で1時間半の短縮。この効果は大きい。次回はワタシも取り入れてみたい。





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Last updated  2006.08.20 19:37:10
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