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2004年04月07日
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カテゴリ: Essay
 わたしは、もう何年も書くことで自分の内面と対峙してきた。どんなに内面が怒り狂っていても、じっと己と向き合えば、いつしかそれが鎮まるのだ。

 書くことで、悶え苦しんだ問題の答えが簡単に出たことも、一度や二度ではなかったと思う。  
 書くことは、ある種、わたしにとっての『癒し』であると言っても過言ではないだろう。

 ところが最近は、その書くことがすごく億劫になっていた。書いても、書いても、言葉の羅列に過ぎなくて、少しも癒されなかった。むしろ、書くことで傷ついたり、居心地の悪さを思い知ったのだ。なぜだろう、どうしたのだろう。自問自答を繰り返しながら、わたしはひたすら立ち竦むばかりであった。一歩も前に進むことができなかった。
 多分それは、心に遊びがなかったのだろう。柔軟に対応できる想像力も、現実を事実として体内に取り込むゆとりのようなものも、何もかも持ち合わせていなかった。ある日、突然、どこかに置き忘れてしまったような、まるでわたしの中を、わたしではない誰かに乗っ取られてしまったような、そんな居心地の悪さや、違和感を感じていたのだ。

 あるがままに、何でも受け入れて、わたし流にアレンジして愉しむことをスタイルとして、生きてきたと思うのに、それが全くできなくなったとき、わたしは書けなくなっていた。いえ、書きたくなくなっていた。

 でも、少しずつ、書いてみようとここに辿り着いた。
 まだまだ、試行錯誤ではあるけれど、こうして書き始めたことで、何かが解け始めた気がする。

 それをわたしはじっと待っていたのだろう。






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最終更新日  2004年04月07日 10時06分30秒
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