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2006/07/19
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


「出来る限り…俺も手助けするけど…悲魔ちゃんよろしく頼むわ♪」

焔はそう言って悲魔の肩をポンポンと叩いた

「あぁ…わかってる…引き受けた以上、責任持って預かるよ」

悲魔は焔にそう言った
しかしどこかでまだ何かが引っかかってるようで…歯切れは悪い

「そんじゃぁ…アイナちゃんもがんばってな♪」

焔は笑顔でそう言ってアイナに手を振った



アイナは深々とお辞儀をしてそう言った
そして二人は…外に出た
時刻は午後3時を回った頃だろうか…日も傾きかけていた
(※ この物語では…大陸には夜があります…)

「じゃあ…アイナさん…うちのアジトに案内するよ」

悲魔はアイナの方を見てそう言った

「よろしくお願いします♪」

アイナはやはり深々と頭を下げて悲魔にそう答えた

「アジトに着いたら…この街の地図でもう一度説明するけど…この建物が…焔のギルド『†KIWAME†』のアジトで…『HOTEL・ラピス』」

悲魔は振り返り出てきた建物を指差しアイナに説明する

「ふ~ん…宿泊施設もあるんですね…この街…」



「宿泊施設って言うか…なんて言うか…まぁ…そうだな…そんな感じ」

悲魔はうまく説明できず…苦笑いでそう言う
アイナは…首を傾げて入り口の看板を見る
『ご休憩(3時間)…550K』
『ご宿泊(22時以降)…850K』


「この…550Kとかってなんですか?」

アイナは…看板の文字を指差して悲魔に質問する

「あぁ…お金の位だね…1Kが1,000クロ…1Mが1,000,000クロって意味」

悲魔はそう答える…

「うわ…よくわかんないけど…高いんだ」

悲魔の答えを聞いて…アイナは驚いてそう答える

「うん…まぁ…けして安くはないけど…まぁ…必要だし…妥当かな?」

悲魔は苦笑しつつそうアイナに答える
2人は建物の間の路地を抜け広い道に出る

「この道が、ぐるっと1周街を回ってるメインの道…で、ココを右に曲がってそこの階段を下りると『ゲート』のある街の中央に出る」

悲魔が指差しながらそう説明す
アイナは黙ってうなずく

「で…今日はこっちから行こう…」

そう言って悲魔は左に曲がる
アイナはその後を付いていく
しばらく行くと道が右に曲がっている
そして…曲がり角の建物の前に…ヒゲ面のおっさんが立っている

「ここが…武器屋で…この人が…フレドリック…ちょっとムサいけど…腕は確かだから…武器の事で困ったら相談するといい…」

悲魔は…ヒゲ面のおっさんをそう紹介した
アイナはペコリとお辞儀する

「おいおい…ムサいはひでーな…悲魔、今日はデートか?」

フレドリックは豪快にそう笑いながら悲魔に言う

「そんなんじゃない…うちに入った新人に街を案内してるとこだ」

悲魔は表情を変えずにそう答える

「そっか…お嬢さんが新人さんね…武器の事なら俺に任せな!修理もやってるから何かあったらすぐに来るとイイ!」

フレドリックは…そう言ってズボンで手をごしごしと拭いて…アイナに握手する

「はい♪よろしくお願いします♪」

アイナはそう笑顔で答えた
フレドリックは悲魔にそっとよって…なにやら耳打ちをする

「いい子じゃないか…焔んとこから出てきたみたいだが…さっそく食ったのかぁ?」

どうやらフレドリックは遠目に悲魔たちを見ていたらしい

「フレドリック・・・・」

今度は悲魔がフレドリックの耳に近づいてそう呼びかける

「なんだ?」

フレドリックはそう答える

「・・・・・そんなに凍りたいか?・・・」

悲魔は穏やかな声で…そう一言だけ言う
フレドリックは、まぁまぁ…っていうジェスチャーをしつつ悲魔からパッと離れた
アイナは…何を話してたかは理解できなかったが…なんとなく状況を察して…見てみぬフリをした…
そして二人は道なりに右に曲がっていった
どのくらい歩いたか…正面に大きな建物が見えてくる…

「ここが…ギルドセンター…メンバーを登録したり…ギルドを作る時に申請に来たり…まぁ、そんな所かな?」

悲魔は建物を指差してそう説明した

「明日…登録しに来るから…詳しくはその時に…」

悲魔はそう補足してまた歩き出す

「で…ここが…みんなの憩いの場…この街のシンボル…噴水…」

そう言いながら…悲魔はアイナを公園の中に案内した

「うわ~…キレイだね…お弁当とか持ってきたら楽しいだろうな…」

アイナはそう言ってウットリする
しばらく2人は公園を散策し…またアジトに向かって歩き出す
橋をくぐると…左手に大きな建物が見えてきた

「ここが…この街の倉庫…住民の登録が済めば…アイナさんも使えるようになるから」

悲魔はそう説明しながら…アイナを倉庫の前に案内する

「イートン…この子が今度うちに入った新人のアイナさん…また面倒見てやってくれ」

悲魔は…倉庫の前に立っている男にアイナを紹介した

「悲魔の旦那…わかりました…」

イートンは悲魔にそう返した

「お嬢さん…私がこの街で倉庫を管理しているイートンです。大切に保管しますんで…なんなりと…」

イートンはアイナの方を向き深々とお辞儀をして…そう挨拶してきた

「あ・・・はい、よろしくお願いします♪」

アイナもつられて…深々とお辞儀をする…
そして…2人は倉庫を後にする
大きな道は倉庫の前で…右に曲がっている

「で…やっと到着…倉庫の目の前にある…この建物が…俺たち『SSD』のアジトで…俺たちの家」

悲魔は建物の前に立ちアイナにそう紹介した
そして…右足を1歩引き…深くお辞儀をして

「ようこそ…我がギルド『SSD』へ…」

と…アイナに言った…
そのしぐさが…スマートで…また絵になってたので…アイナは照れ笑いをした

「そろそろ誰か帰ってきてると思うけど…誰かいるかな?」

悲魔はそういって…入り口のドアを開ける
中からは…煌びやかな鎧と…妖しく輝く大きな弓を持った女性と
光り輝く剣を持った男の人が出てきた

「この子が今日から…うちのギルドに入った…アイナさん…」

出てきた2人に悲魔はそう紹介する

「こっちがアルテミス…」

悲魔は大きな弓を持った女性を紹介する

「アイナちゃんヨロシクね♪」

すかさずアルテミスが間に割って入り笑顔でそう言った

「アイナです…よろしくお願いします…」

アイナも笑顔で返す

「で…こっちがモネ…」

次に悲魔は…剣を持った男の人をそう紹介した

「モネです…ヨロシク!」

モネがそう言った

「アイナです…」

アイナはモネの方を向いて…ペコリと挨拶する

「う~ん…他にもメンバーはいるんだが…アジトにはまだ戻ってないみたいだな…」

悲魔は…少し困った顔をしながら腕組みをしてそうつぶやく

「まぁね…どこにいるやら…めったに顔出さないのもいるしね…」

アルテミスも苦笑いでそう言う
モネも無言で大きくうなずく
悲魔は真剣に悩みだす

「歓迎会!歓迎会しようよ♪…シェリルのとこで…」

悩んでる悲魔に向かい…アルテミスがそう叫ぶ

「歓迎会か…俺たちだけでやったらまずいだろ…」

悲魔はアルテミスにそう言う

「じゃあ…夕食♪…ゆっくり話したいじゃん…美味しいものを食べながら♪」

アルテミスは大はしゃぎでそう提案する

「アルの場合…美味しいものじゃなく…美味しい酒!だろ?」

悲魔は苦笑いでそうつっこむ

「いいじゃん…お酒も会話の潤滑剤♪」

アルテミスはどうにも…出かけたいらしい

「アルさん…今日…二日酔いで…狩りになってなかったじゃん…それに…今朝だって…もう私はお酒なんかやめる!って言ってたし…」

そう…モネも笑いながらツッコミを入れる

「やめたわよ…半日…」

アルテミスはそう2人に言い返した
アイナはそんなやり取りを見ながら…胸をなでおろした…
かなり緊張していたし…正直…どんな人達か…怖かったから
結局…話し合いの結果…4人で夕食を食べに行く事になったらしい

夕日が街を染め始めていた…

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/07/19 09:20:02 AM
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