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「あぁ、ええっと」「誰?」「あ、私?ギターの神様」「え!?そうなんですか!じゃ、丁度良いところに現れてくれました。このさぁ、Fコードってのが上手く押さえられないんですけど、どうしたら押さえられるようになりますか?」「うん、いいよ」「はい」「うん、いいよ」「え?」「うん、いいよ」「え、だから、どうしたらF押さえられるか、コツとかあるんですかねぇ?」「うん、いいよ」「、、、、はぁ。。。。じゃぁですね、コードって本読むと、いくつも押さえ方が書いてあるじゃないですかぁ?ダイアグラムっていう図の」「うん」「これ、どれを選べばいいんですか?」「うん、いいよ」「どれ選んでもいいんですか?」「うん、いいよ」「この、今、ディープ・パープルの曲練習してるんすけどぉ、これこっちのFでもいいんですか?」「うん、いいよ」「あ、やっぱそうですか。なるほどぉ~」「うん、いいよ」「これのリード・ソロでは、やっぱ、少しチョーキングしたほうがいいすかねぇ?」「うん、いいよ」「そうなんだ!」「うん、いいよ」「で、右手のピッキングは運指っていうんですか?それの、、、、」「うん、いいよ」「あ、はい、運指っすか」「うん、いいよ」「で、その運指通りの」「うん、いいよ」「あ、そうっすか」「うん、いいよ」「でもですね、この指使いだと自分、少し押さえにくいんで、他の指使ってもいいっすかねぇ?」「うん、いいよ」「いいんですね!よっかたぁ」「うん、いいよ」「俺、あれっすねぇ、こんなところでギターの神様と会っちゃって運いいなぁ~」「うん、いいよ」
2011.01.31
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我が輩が使うメインの機材。アコースティック・ギターでもウクレレでも併用(エレキ・ギター除く)。まぁ、楽器本体には、色々なピックアップを入れてますので、(そっちは、次回に書く予定でございます)そこから先という話なんですけども、逆に、色々なピックアップ仕込んでいるから、こういう機材が必要であり、このプリアンプが、凄く良い。 Crews Maniac Sound DPA-2Aというのは、この機材には、ピエゾと、マグネット(ピックアップ)の2個の入力ジャックがあり、それを、音量バランス取ることができる。となると、実は、色々なセッティングが可能。例えば、(1)「ピエゾとマグネットピックアップを、 これは当たり前なのでが、(2)「ギターとウクレレ」で(3)「2本のギター」を(4)「2本のウクレレ」を(5)本来はそういう仕様ではないが「ピエゾとコンデンサー」ピックアップを」繋ぐことが可能です。で、音量バランス取れるので、それぞれの楽器からの音量出力が違っても調整できる。もちろん、1本のギターで1個のピックアップ使用でもいいんですよ。でもって、イコライザーにON/OFFが有るんだけども、OFFの状態のままで、結構良い音するんだよねぇ。暖かみがあるサウンドで、直接的でない。高音が五月蝿くない、という。なので、例えば、我が輩が(2)「ギターとウクレレ」でステージを行う際には、メイン・ギターからの2系統の音ミックスで、イコライザーOFFで音作りして、それから、ウクレレにケーブルを差し替えて、ONで音作りします。つまり、(1)と(2)、(2)と(5)、ちゅう混合も可能であります。この状態で、実はケーブルも1本しか使っていない。なのに、ピックアップ2個と、ウクレレとで3個の入力を可能にしております。(それにはステレオ・ケーブルというのが必要なのですが売ってないんだな、これがw)で、一応、ウクレレは(ヴォーカル用の)マイクロフォンでも生音を拾ってステージはやります。ウクレレも2系統のマイクを使っているということです。でもまぁ、色々な繋ぎ方ってのは、長年かかって構築してきたものでもありますが、基本的に、このDPA-2Aってのの良さは、「OFFの状態のままで暖かみのある良い音する」ってことだけでも充分です。これは、何を意味するか?ちゅうと、本当はさぁ、よほどのステージ経験と、耳が無いと、(&サウンド・チェック時間のある出演じゃないと)音の設定なんて、そう簡単にはできないのですよ。だから、「設定がたくさんできる」機材ってのは、本当はウルトラな耳を持っているか、リハーサル時間が1時間以上もてるアーティストじゃないと、そう簡単には、セッティングできない、っちゅうことがある。(自宅使用は、充分に時間かけられるだろうけども)その点、「繋げばOK」ってこの機種は、リハ無しでも、まぁ、凄い耳を持ってなくても、とりあえず、繋いで音が出りゃ、良い音しちゃう、という。まぁ、我が輩でも、サウンド・チェック無しの出演なんて有りますから。ましてや、飛び入りとか、オープン・マイクとか、まぁ、そんな時は、プリアンプも使わないでやるけども、自宅でギター音をライン録音するとか、そういう時も、重宝する奴です。ただし、咄嗟のトラブル用に、電池作動できればもっといいんだけども。。。=============さらに、リバーブはセンド/リターンで繋いで「元音に加えていく方式」なので、音痩せすることはない。我が輩としては、リバーブなんて、そんなに強くかけないので、高級なリバーブなんて使わないしぃ。で、リバーブは、 ALESIS Sound Processor 24Bit PicoVerbというのを使っているのだが、これはすでに販売終了している。なぁ~んでかぁ?なぁ~んでかぁ?知りませんけども、なんででしょうねぇ?良い物作っちゃって、安く売りすぎちゃったのかねぇ、、、?それとも、、、、欠陥があるのか!???で、18Bit NanoVerbってのしか売ってないんだけども、内容はあんまり変わらない。24Bitと18Bitの違いなんて、ステージ音で人間の耳で、そう判断できるとは思えないので、やっぱ、規格の割に安く売っちゃった?ってのと、結局、耳じゃ判断できないんだから、18Bitでええんちゃうの、ってことでもあるのかも。。。
2011.01.29
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えぇ、毎度バカバカしいお噂で、一席お付き合いを願います。 えぇ、イソップ物語という童話に湖には神様が居るなんて~お話がございました。正直者は得をする教えではあるものの、落としてしまった斧が神様に刺さっちゃうんじゃないかと、子供心に心配しながら聞いた話でございます。しかし、これが日本の落語となりますってえぇと、大抵はよからぬ考えで、わざと物を落として金銀財宝をせしめようなんて~ふてぇ野郎が出てきそうなものでありますが、昨今の世の中、不況から怒りっぽい人が増えております。「うわぁ!しまった!ウクレレを泉に落としちまった!まいったなぁ、こりゃ大変だ。急がないと、、、、ととと、お!なんて運があるんだオイラぁ。うまいことウクレレのサウンドホールが上を向いて泉に浮かんでらぁ。これなら、なんとか拾えそうだぞ」その時、突然、湖からザバーッ!と水しぶきが立ち、泉の中から神様が現れたってんだから驚いた。神様「そこの者、お前が落としたウクレレは、この金のウクレレか?」男「誰?」神様「私は湖の神様じゃ」男「ってか、こら。てめぇ、なにが、そこの者、お前が落としたウクレレは、この金のウクレレか、だ。聞いてあきれるねぇ、もちろん、おいらは今ウクレレをこの湖に落としたよ。だが、かろうじで浮かんでた。こりゃ運がいい、拾えるぞ、ってときにザバーッ!てめぇが出て来た、その瞬間に、せっかく表面は濡れずに済んでいたウクレレが、ビショビショじゃねぇか!どうしてくれるんだ!」神様「あ、そう?そうなった?あ、そう感じてる?」男「なにが、あ、そう?そうなった?あ、そう感じてるだ!てめぇのせいでウクレレが使い物にならなくなったら、どうしてくれるんだ!」神様「そうじゃなくって~、知らない?イソップ物語。最後、結末」男「なぁにぃ?イソップだぁ?なんだ、そりゃ、ジャパユキさんを好きだったんだけどラクビー部でいじめられて自殺した小太りの男か?」神様「あ、違う、違う、それ。違うのよ、惜しいけどね、微妙に混じっちゃってる。スクールウォーズがイソップで、自殺未遂はしたけど、仲間によって救われてね、それでも最後は脳腫瘍で亡くなったのね。で、愛という名のもとにのチョロってのがルビー・モレノに恋してたんだけど、職場のパワハラで自殺しちゃったの」男「あれ?そうだっけ?ルビー・モレノだっけ?ユンソナじゃなくて?」神様「ルビー・モレノ」男「そうかそうか、ユンソナは電車男の最後に劇団ひとりが恋した相手か」神様「あ、それは、六角精児さん。で、女性はソニン、ソニン。ティファニー役」男「あ、そうか!牛ィ島ァさん、ってやつか」神様「そうそう、それでね、」男「ウクレレ返して」神様「あ、、、、、、、、」男「人のウクレレ、ずぶ濡れにしといて、なぁにが、ソニン、ソニン。ティファニーだ」神様「じゃなくってぇ、イソップ物語で、金の斧と銀の斧を差し出して、正直者が得をするっていう話があるじゃない」男「オイラは正直者だから、正直に言うと、今、あんたにウクレレをずぶ濡れになれて怒ってます」神様「、、、ですよねぇ、、、、、」男「あんたが神様だって言うから、多少の敬語使ってますけどぉ。水に浮かんでらっしゃるから手出してませんけどぉ、あんた、地上に居たら、殴り掛かってます」神様「で、、ですか、、、」男「です」神様「でもさぁ、一応、段取りとしてさぁ、やってみてよ、後から、ひょっとして元のウクレレと金のウクレレと銀のウクレレ、3本手に入るかもしれないよ?」男「あんた、本当に神様?」神様「一応、そうだけど、、、」男「じゃぁ金や銀のウクレレなんて良い音しないことくらい分かってるよね?」神様「え?、、、そうなの?」男「当たり前じゃん。それに第一、重いでしょ。そんなの30分も持ってたら疲れちゃうよ」神様「そう言われると少し重いかもしれないけど」男「それ100%の純金なの?」神様「そ、そうそう!100%の純金なの」男「弦も?」神様「あ、、、弦、、、弦ね、、、」男「純金の弦なんて響くわけないじゃん」神様「鳴らない?」男「鳴らないよぉ」神様「あ、そう、、、でも、あげるよ、3本」男「ヤフオクで売るよ?」神様「え?ヤフオク?」男「そう、売っちゃうよ?」神様「それは、、ちょっと、、」男「なんでよ、俺が貰ったもん、俺がどうしようと自由でしょ」神様「自由だけど、、、売るってこと自体を、、、私に言っちゃう?」男「言うよ、正直者だもん。こんな鳴らない金や銀のウクレレにしておいても無駄でしょ、それだったらこの金や銀を粉々にして再利用する業者さんに売ってあげたほうが世のためでしょ」神様「粉々にて」男「知らねぇよ、粉々にするかどうかは落札者の自由でしょ」神様「あぁそうだよねぇ、、、どうしよう」男「どうしようじゃねぇよ、男が一旦、あげるって言った事撤回するのか?神様ってのは嘘付きか?」神様「いやいやいやいや、嘘はつかんよ、神様だもん」男「じゃぁ、くれるんだね?」神様「あげるけど、、、、そのヤフオクってのは」男「売るよ、これで売らなかった俺、嘘つきになっちゃうじゃん」神様「そ、、、そうなりますか」男「なりますねぇ」神様「、、、、、」男「ってかさぁ、あんたがずぶ濡れにしたウクレレも弁償してよね」神様「いや、これは、このまま」男「ずぶ濡れにしたの誰?」神様「、、、、、、、、私です」男「じゃぁ、金のウクレレと、銀のウクレレと、元のウクレレ代3000円ね」神様「え?これ3000円なの?」男「なんだよ、文句あんのか?嘘ついて10万円って言えばいいのか?」神様「いや、嘘は駄目だけど、、3000円のウクレレで金と銀のせしめて、、、、」男「せしめて、って何だよ、あんたがくれるって言うから、嫌々貰ってやるっつてんだよ」神様「んな、嫌々て」男「しょうがないからヤフオクで売るんだよ」神様「別に無理して貰ってもらわなくても、、、」男「それじゃぁ、あんたを嘘つきの神様にしちゃうだろ?いいのか?俺は正直者だから、言いふらすぞ?湖の神様は、本当は嘘つきの神様ですよー、金のウクレレくれるって言ったのにくれないんですよーって町中歩くぞ」神様「そ、、それは勘弁してください」男「だろ?だから、あんたも正直者でいたかったら、俺に2本のウクレレと3000円を渡すしかないんだよ」神様「はぁ、、、、」男「良かったなぁ、正直者で居ることができて、これがもし相手が俺じゃなかったら、黙って3本のウクレレを貰って帰って、ヤフオクで売っちまうかもしんねぇよ、それは悲しいだろ?」神様「まぁ、そうですけど」男「俺だったから、あんたは正直者でいられるんだよ」神様「正直者って大変ですね」男「大変だよ、正直者は。でも、良かったなぁ。俺が相手で。」神様「ううう、、、、、」男「ウクレレを落としたのが俺で、あんた、得したなぁ」神様「うぅううううううう、自殺したくなってきちゃった。。。」男「あんたはイソップか!ちゅうの」ポイント10倍〔1/29(土)9:59〕10P26Jan11【送料無料】ウクレレ上達100の裏ワザ 知ってトクする...価格:1,260円(税込、送料込)
2011.01.27
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♪トイレには~神様が居て~神様「おい、お前」男「誰?」神様「私はトイレの神様だ」男「誰?」神様「おまえが今、落としたウンチは、この金色のウンチか?それとも銀色のウンチか?それとも臭くて黄色いウンチか?」男「ってか誰?」神様「だから、神様だってば」男「どこから来たの?」神様「だからト・イ・レ!」男「ここ俺ん家だよ」神様「分かっておる。おまえは週に1度はトイレ掃除をしている」男「覗き?」神様「違う、ここに住んでる神様だってば」男「ここ俺ん家だよ」神様「か!み!さ!ま!分かる?」男「覗きの?」神様「トイレの!」男「トイレ専門の覗き?」神様「ち!が!う!ってば」男「だってここ俺ん家だもん。不法侵入じゃん」神様「そうじゃなくって~神様だから、この世の人間じゃないの!」男「人間じゃないの?」神様「神様だってば」男「人間っぽいのに?」神様「人間っぽいけど、、、人間だけど神様なの!」男「人間っぽいんなら人間じゃないじゃない」神様「じゃないの!いいから、おまえが今、落としたウンチは、この金色のウンチか?それとも銀色のウンチか?それとも臭くて黄色いウンチか?って聞いてるの!」男「誰だか知らない人に、そんなこと答える義務ないじゃん」神様「だから神様なの!知らないの?トイレの神様の歌」男「なんか聴いたことはあるかもしれないけど、それが何の関係あるの?」神様「ふふふ、やっと分かったか、実在してるんだよ」男「誰?」神様「トイレの神様!!!」男「どこに?」神様「ここに!」男「ここ俺ん家だよ」神様「じゃぁ、分かったそれでもいい、ここはおまえの家、そのおまえの家に、私が不法侵入している。でも神様なの、おまえが今、落としたウンチは、この金色のウンチか?それとも銀色のウンチか?それとも臭くて黄色いウンチか?」男「なんで不法侵入者に、そんなこと聞かれなきゃいけないの?」神様「あんたをベッピンさんにするために出てきたの!」男「ウンチ出したのは俺だよ、あんたじゃないよ」神様「そうなの!で、そのウンチが金色か、銀色か、それとも臭くて黄色いウンチか?って聞いてるの!」男「ってかさぁ、ここに住んでるんだったら、かぶったの?」神様「かぶってなーい!ここって言っても便器の中じゃないの!」男「だって、さっきまで居なかったんだから、便器から出てきたんでしょ」神様「違うの、このトイレの空間に住んでいるの!」男「不法侵入じゃん」神様「だから、私は、いい?ちゃんと、よく話を聞いて、私は、かー!みー!さー!まー!」男「ってか、男をベッピンさんにしてもしょうがないじゃん」神様「そうだけどー」男「それよか、もっといいお願いとか実現してくれればいいじゃん、金持ちになるとか」神様「う~ん、残念ながら私は金運の神様じゃないんだよ」男「神様じゃないの?」神様「神様なの!」男「ウンチの?」神様「トイレ!」男「そうだよ、ここは俺ん家のトイレだよ」神様「そうじゃなくってー、おまえは週に1度はトイレ掃除をしている。感心な奴だ。だから、ベッピンさんにしに出て来たの」男「覗いてたの?」神様「じゃなくってー、知ってるの!神様は何でも」男「何でも知ってるんなら、おいらがさっきしたウンチは金色のウンチか?それとも銀色のウンチか?それとも臭くて黄色いウンチかも知ってないとおかしいじゃん」神様「、、、、、、、」男「おいらの勝ち?」神様「じゃなくって、おまえが正直者かどうかのテストをしてるの!」男「おいらは正直だよ、だってさっきから言ってんじゃん、ここは俺ん家のトイレだって」神様「知ってるけどぉ」男「覗き?」神様「ちがーう!」男「ってか明日も、明後日も覗くの?嫌だなぁおいらw」神様「覗かないけど知ってるの!」男「なんで?」神様「神様だから!」男「ってか別にベッピンさんにならなくてもいいからさぁ、じゃぁ、そんなにトイレの神様って言うんなら、明日からこのトイレの掃除やっといてよ」神様「なんで、私がおまえの家のトイレ掃除しなきゃいけないんだよ」男「あっれ~?神様のくせに、そんな事言っちゃうんだ、へぇ~、そんなんだ、度量が少ないっていうか、優しくないっていうか、やっぱり神様じゃないんじゃないの?」神様「神様だってばぁ」男「じゃ掃除してね」神様「わ、、、、分かったよ、、、明日から掃除するよ、、、」男「毎日ね。歌詞にそういうくだりがあったでしょ」神様「わ、分かったよ、、、毎日掃除するよ、、、」男「そしたらさ、あんたもベッピンさんになれるかもよ」神様「ま、、まぁ、俺がそう言った手前、それはしょうがないけど、、」男「おいらもガンバって毎日、臭くて黄色いウンチするからさ」神様「もう~~~~誰か助けて~、神様ーーーーーーー!!」♪だから毎日 キレイにしたら 神様も~ べっぴんさんになれるんやで~
2011.01.25
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(ルーター1)友人から貰ったダイソーで800円くらいのミニ・ルーター。800円にしては使えるんだけども電池式(単3、4個)で、電池が切れた瞬間に、ちょっと面倒かも、と。で、次に紹介する物より、五月蝿いです。芯はぶれるか? ぶれますよ、そりゃw800円だもの。トルク(ねじりの強さ)が、あまり無いので、穴開け作業をすると、途中で、「ンガググ」とサザエさんの喉のように止まります。でも、ぶれても平気な場所では使える。研磨なら使える。ただ、やはりパワーが無いので、長時間使うには、、、、ということで次。(ルーター2)これは、最近買ったルーターです。小型ペンタイプ/ミスターマイスター「Mr.Meister PT-α」さまざまなホビーユースに対応!ミスターマイスターMr.Meister 小型ペンタイプツール [PT-α/...価格:5,980円(税込、送料別)彫刻ということではなく、楽器部品などの角の面取りをする時などに使っている。できばえが完璧じゃなくても、そこそこで汚れが取れるという場合は、これくらいの値段のでも使える。まっすぐじゃないと嫌だ、とかもっと削りたいって場合は、他の商品を探すべし。穴を空けるための工具じゃないんだから、まっすぐである必要はない商品である。しっかし、もっと安い物だってあるわけでな。充電式ホビールーター 60点セット価格:950円(税込、送料別)1/6ですわ。で、この違いってのは、●「充電式」利点)ケーブルが無いので作業はしやすい欠点)作業中に電気が切れたら、充電するまで使えない●「電源式」利点)連続使用の時間(ちょっと休憩もしようね)ってのはあるが、充電はしなくていい欠点)ケーブルが邪魔になる場合もある。ベランダ作業だと延長コードなど必要ということになり、どっちがいいかは使う人の好みですので、「こっちのがいいに決まってんじゃん」なんて話ではない。ただ、物は考えようで、充電式のでも、1個買って気に入ったら、2個買っておけば、ある種の連続使用もできるわけで、2個買っても大した金額ではない、ってことも言えます。どちらが壊れやすいか、なんてのも、それを使ってたまたま壊れたことがある人には、その商品のイメージが「壊れやすい」だけの話で、たまたま壊れなかった人には、「壊れないよ」って話です。ただし、よ~く見ないといけないのは、サイズと重さです。前者はこれ。日本製です。http://www.toyoas.jp/products/category/kogata/detail.html?p=4090分使ったら、少し休憩ね、と。140g 139×φ24mm後者の、中国製のこれほど安い物だと、なかなか重さは書いてませんが、写真を見ての想像で言えば、太くて重そうに見えますな。あと写真で分かるのは、前者はスピード・コントロールが付いてて、後者はON/OFFスイッチだけです(この点が安さの意味)。金額が6倍違うんだからねぇ。こういう差はあって当然。で、使い心地としては、前者しか買ってないんだから、こっちしか分かりませんが、意外に静かですし、結構使いやすい。夜の23時過ぎでも、(マンション)最低スピードで作業してて全然、平気。簡単な話、コンセト近くにゴミ箱を置いて、その上で作業してます。昨日は、バンジョーのペグを少し削りました。芯はぶれるか? ダイソー商品よりは安定しています。穴開け作業では、最初、スピードを遅くして始め、だんだんスピードアップしていくコントロールが指先で可能なので、その点もいけてます。========もちろん、精密な絵を書く彫刻とか、1ミリもズレたくないなんて場合にはもっと高額な物を買えば、そっちのほうが使いやすいでしょう。同じメーカーの上位機種http://www.toyoas.jp/products/category/kogata/detail.html?p=45&pg=0こんなんのが良いのは当たり前。でも、安い物は使えない駄目商品かといえば、用途と使い方次第だと。================追記と、ここまでブログ記事を一度アップしたんですけど、あれ?あれ?なんじゃ、これ?写真では、ほぼ同じじゃね??ルーター リューター 工具 収納 ビット セット 電動 17%OFF SALE セール 研磨 切削 先端工具 ...価格:4,179円(税込、送料別)先端工具85個付きで、1500円ほど安いがな、、、、、、ortしかも、レビューを読むと、我が輩の好きなオレンジ色。。あ、でも、ブルーのじゃなく、オレンジのが届くということは、、、そして、中国製だから、ぶれちゃう可能性が高いな。と納得してしまおう。。。。
2011.01.15
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●成田空港、ゲート出口耕造、おみやげを持って出てくる妻達も出てくる最後に靖司がうつむきながら付いてくる耕造、止まる「な、、、、なんだ?、、」靖司、顔を挙げる潤子も出てきて足を止め安田に目くばせ安田も出て来て気がつく「やっぱり」という顔バンドステージが組まれているドラム、キーボード、ギターアンプ、ベースアンプ耕造「が、、楽団屋か?」安田の持っているパソコンにズーム(パソコンが開いているわけではない)インターネットの書き込み画面///////////238.何言ってんだ!おまえら、これが日本人だと誇れ!239.これが恥ずかしいと書き込むオマエが恥ずかしいわ>145240.素敵!オジサン!オバサン!241.いいね242.うん!いい!243.笑顔だねぇ~244.ラジオ体操って素敵!245.大変なのに、オジさん達、笑顔!すてきー!247.オジサン達!最高!日本人の鏡!247.俺、明日から体操するよ~248.あ~夏休み思いだしちゃった~ガンバッてくださいね!皆さん249.MOVE最高~!素敵~250.覚えてるもんだなぁ~。パソコンの前で一緒に体操しちゃったよ~251.これが売名行為なら、もっと巧くやるてばステージ脇に立つ竹内252.え?誰?>251253.たとえ売名行為でも許すぞ!MOVE!254.これギターとドラムとキーボードだけ~?ベースと宮内はぁ~?255.オジサン、ひょっとしてMOVEと友達?だったら紹介して~256.ねぇ、そろそろこのオジサンたち日本に帰ってくるんでしょ?成田に行ってみない?>ALL257. >256行く!私絶対行く!でもいつ?258.俺も行く!でも、体操するの?259.体操したい!体操で、このオジサン達を迎えてあげたい!260.オバチャン!可愛いよ!日本に帰ってきたらデートしてほしいッス!それには、まず成田に行くッス!261.俺、行かれないーーーー悲しい、、、262.もまいの分も体操してきてやるよ!263.うぃ!頼んだぞ!>262264.MOVEの宮内です。皆さん、ありがとう265.マジ!?本物??>364266.うわぁ、、、間違えた、宮内さんと会話したかもしれないのに>264だった、、、orz267.警備大丈夫ですか?本物だとしたらだけど268.ってか、偽物だったら、逆にまずいでしょ安田の笑顔769.うわぁ~当日になっちまっただよ~、俺、とりあえず行く!770.どこに行けばいいの?771.出口ってあるの?772.>771 国際線到着ロビーの北か南ウィングのどっちか?773.>772ありがとう~!現地着いてもよろしく~774.もまいら、MOVEが来るかもしれないから行くのか?俺も行くけど775.それもあるけど、、、オジサンの顔も見たいかも~776.よくやった!って言いたいよね777.体操で迎えてあげたい~唖然としたままの靖司の顔1205.成田なう1206.マジー!楽器セットできてる!1207.嘘~~~!行けば良かった、、まだ間に合うかな、俺埼玉だけど1208. ヒント:自転車>12071209.本当?本当にステージあるの?1210.とりあえずドラムとアンプとキーボードはあるぞ成田空港の通路に若者がたくさん早足で1211.隊長!到着したであります!ステージ確かにあります1212.間に合ったみたい。飛行機はもう到着したんだよね?1213.私も居ます!ここです!誰か私を探してーって言っても、100人は居るお1214.すげぇ=!100人!1215.いや、150人は超えてると思われ1216.誰だよ嘘ついてるの~もう~。100とか150とか。っていうかぁ~200人は居るじゃん!!!!1217.すげ!なんか緊張~1218.あ!あれ!体操のオジサン達、見つけた!!出てきたよ!あのオジサン1219.ってか、、、、、誰かきた、、、み、、、、宮内さん?1220.キターーーーーーーーーーーーー!MOVEキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!1221.宮内さん、キターーーーーーーーーーーーー!1222.キターーーーーーーーーーーーー!来て良かった!1223.キターーーーーーーーーーーーー!マジだった!1224.キターーーーーーーーーーーーーー!!!!!(キターーーーーーーーの連続書き込み越しシーンで)ステージにMOVEの宮内が立っている周りの日本人達が歓声をあげる空港に居合わせた外人はキョトンとした顔他のメンバーも出てくるマイクロフォンではなく、メガホンマイクを手にした宮内が、「あーあーチェックチェック、え~、日本人観光客の皆様!、おつかれさまでした。ロンドンでは次の日に参加しようと思ってたんですけど、お先に帰ってこれちゃって、ごめんなさい、、でも、待ってましたよ。東京に行かずに成田で待ってました」拍手と歓声あがるが、すぐに静まり(キターーーーーーーーの連続書き込み終わって)電子ピアノが鳴りだす来栖が弾いている宮内「ラジオ体操第一!腕を前から上に挙げて大きく背伸びの運動から~!」成田空港の出口に集まった人達がラジオ体操を始める驚く靖司、だんだん笑顔になる耕造カメラひきになると、200人が一斉に体操をしている警備員が多少慌てるも、なんとか対応サウンドが、ややバンド仕様なアレンジになっているもののテンポやメロディーはラジオ体操まま耕造、おみやげを置き、足早に集団に近寄っていく妻達体操に参加する宮内「手足の運動~!」飛行機から降りてくる日本人達も笑顔で荷物をそこそこに置くどんどん飛行機からゲートが出て来ては参加する宮内「足を開いて胸の運動~!」靖司、唖然としつつ、荷物を落とす(周りはもう皆、体操している)宮内「足を戻して手足の運動~!」200人の腕が上に伸びる靖司、つられて徐々に腕をあげはじめる靖司、笑い出す宮内「両足飛びの運動~!」皆、ジャンプする竹内、ステージの脇から笑って見ている来栖と淵野辺が顔を合わせて笑っている川田と岩城も乗っている妻達、ジャンプしているところに、俊介がやってくる(声なしで)「かぁさん」の口の動き靖司、泣き出して「耕ちゃん!俺が5枚受け持つ!俺もこの人達のCD買うよ~」●エンドロール、スタートラジオ体操の音楽にかぶる形でMOVEによる井上陽水の「夢の中へ」のカヴァー曲:探しものは何ですかー見つけにくいものですかー♪耕造、ステージにあがって淵野辺の隣で踊りだす妻達、耕造を笑って見ながら体操している横で俊介も体操260人が体操している安田が鞄を置いて体操する潤子、体操する耕造とバンドのスローモーション何にも恥とも思わず、顔を前に向けて泣きながら体操している靖司のスローモーション裕子、君枝と顔を見合わせて笑っているスローモーション曲:ウフフー夢の中へウフフー夢の中へさぁー♪「夢の中へ」音楽フェイドアウト
2011.01.13
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●4月18日 空港入り口安田のパソコンを勝手に触っている靖司最初は動画を喜んで見ていたが、少しスクロールして、顔色が変わる靖司、パソコンを閉じて泣きそうな顔安田が気がついて「あ、靖司さん、僕のパソコン!」耕造も気づく「なんだよ、また動画見てんのかぁ?何度見ても同じだぞ。どうせフランスのには写ってないんだ」冗談まじりにパソコンを開いて見るネットの書き込み////////145.ロンドン空港で足止めをくらったおばちゃんたち、ラジオ体操でBBCに出るの巻146.こういうユルさって日本ぽいよね。147.ユルイ感覚だから荷物を駅のホームに放置とかできるんだろうな148.こういう事すると奇異な目で見られるからやめろよな149.ちょっとマテ、これMOVEのメンバーじゃね?150.あ、本当だ淵野辺さんと岩城君と、もうひとりはサポート・メンバーだお151.なんだよ、売名行為かよ、ガッカリだ152.っていうか誰よ、これ始めたの?かんべんしてよねぇ、ジジイババぁが海外で恥曝すなよぉ、日本でおとなしくしてろっつーの////////耕造「なんだよ!これ!どういうことだ!」安田も見る、妻達、近寄ってくる安田の携帯が鳴る安田「はい、、、、はい、いやでも、、、、そうですか、、、」耕造「どうした?あんちゃん」安田「あの、、会社からです。皆さんのツアー期間は終わっているので、延長に関する保証はできないって、、、、でも、空港側に交渉してみます。なんとか、、、」安田、走り去る皆、黙る靖司、うなだれてる●空港別場所耕造「すまねぇな、あんちゃん達、有名なグループなんだってな」淵野辺「いや、、、、」耕造「まさかなぁ、こんなことになるなんて、俺たちゃ、これっぽっちも想像してなかったんだよ」来栖「僕もです、、、」耕造「それをよぉ、売名行為だとかなんとか、、、、俺は知ってるぜ、あんた達も俺達と同じに足止めくらっちまってるんだし、俺たちを元気つけようと楽器まで持ってきてくれてよぉ、それをよぉ、日本でノホホンと暮らしてる奴らに、何が分かるってんだ」淵野辺「僕たちはいいんです。でも、僕たちが出てきたから、こうなっちゃったんじゃないかって」耕造「それは違うよ、俺は知ってるよ、俺、なんなら日本に帰ってから本当のことをちゃんとインターで喋ってやるよ、ちゃんとよぉ」来栖「野島さん、、、、でしたっけ?どうしてますか?」耕造「あいつは大丈夫だ。今は少し落ち込んじゃってるが、あいつと俺は小学校からの同級生でよ、俺はあいつのことは分かっているから、後でちゃんと諭してやるから、あいつのことは心配ない。女房も若いし」竹内マネージャーが来る「あの、すみません、なんか、こんな時に」淵野辺「どうしたの?」竹内ー「あの、とりあえず、3日後なんですが、フライト予約は確保できました。あの、まず来栖さんだけ1枚早く確保もできそうですけど、、、」来栖「いや、僕、皆さんと一緒に帰りたいです。もう急ぎの仕事が待ってるわけじゃないし」耕造「飛ぶのか?」竹内「分からないんですが、予約受付もしているようです」耕造「ようですって、売ってんだろ?」竹内「はい、すみません、こっちは金額気にせず早く帰るしかないんで、、、ですから、原田さん達も早く観光会社に言ったほうが、、」安田と潤子が来る安田呼吸をしながら安田「原田さん、見通しでは、3日後から1便目が飛びそうです。それでも、ジャパン・クリエイト・ツアーとしては4日後のフライトなんですが」耕造「そうか!そりゃ良かった!よぉ兄ちゃん、俺達のチケット最後でいい。他の日本人を先に帰してやってくれ。なんか、妙に、まだこの空港を離れたくなくなっちまってよぉ。」安田「いや、あの、一陣目は正直申しまして、他の芸能、、(バンドの顔をチラッと気にして)政界とかの方達が優先されたようで、、」潤子「ジャパン・クリエイト・ツアー様の日本行きは全員一緒の飛行機になると思います」耕造「そりゃそうか、よし、靖司の野郎にも伝えてこなきゃ。じゃぁ、あんちゃん達が先に帰ることになるな。俺よ、東京に帰ったら、あんたらのCD買うからよ、忘れねぇで買うよ、全部、買うよ!」耕造、走っていく●ホテル宮内「曲作りどころじゃなかったね」淵野辺「でも、刺激はあったよ。なんか今回の仕事、仕事って言うか、足止め食うなんて事、今後も体験したくはないけど」川田「どうだったんだろ、おまえらと来栖さん、日本に帰って批難あびなきゃいいけど」淵野辺「来栖さん、元々、割り切ってた人に見えたけど、本当は割り切ってはいなかったのかも」宮内「え?サポート・メンバーってことを?」淵野辺「うん、でも良かったみたい。空港で演奏して」川田「そう」淵野辺「なんか、以前より明るくなったって言うと変だけど」岩城「そういやネット動画の来栖さん、始終笑顔だよねぇ」淵野辺「音楽ってね、音楽って、音を楽しむって書くでしょ」宮内「何を今更言い出すの」岩城「俺、分かるかも」淵野辺「うん」岩城「俺には宮内や淵野辺ほど曲作る才能は無いよ、でも一緒に演奏するだけでMOVEは楽しいよ、太鼓叩いてるだけで楽しいって気分、久しぶりに味わったっていうか」淵野辺「あぁ、曲作るとギャラになるとか、仕事だからとか、そういうじゃなく、、、、なんていうか、ラジオ体操に参加したらね、音楽って、人生って楽しくやろうと思えばできるんだなって」宮内、無理矢理押し付けてもしょうがなかったなという顔岩城「あのオッサン達、いいよね」淵野辺「そう、原田さん、それと野島さん、それに付き添ってる奥さん達も」いつのまにか、竹内が立っている「MOVEもね。だいたいね、もし売名行為なら、僕はもっと上手にやってるって」●4月22日 飛行機内耕造と靖司が並び、少し離れて妻達が並んでいる安田も乗っているアテンダントとして潤子も乗り込んでいる耕造「何辛気くさい顔してんだよ、結局帰りの飛行機代は空港が出してくれたんだからいいじゃねぇか」靖司「ホテル代は自腹だったじゃない」耕造「1割引きにしてくれたろ。意外に親切だったじゃないか、外人さん達。あれから少し余分にロンドン観光もできたんだし良かったじゃねぇかよ」靖司「、、、、」耕造「忘れろって、旅のカキは恥捨てだってば」靖司「、、、、」耕造「そういえばよぉ、あの楽団屋は凄いぞ、ヒースロー空港でもCD売ってたよ、国際的なんだな。ギブ・ミー・ムーヴって言ったら、ボインのねえちゃんが映画のDVD出してきて困ったけどよぉ」CDを1枚出す耕造「いやぁ、あれだよ、まずは1枚買って、後は日本でも買えるんだからさ、残りは日本で買うんだよ。嘘じゃねぇよ、、、だってよぉ、10枚もCD出してると思わないもの」靖司「、、、、」耕造「あ、あの時、靖司は居なかったか、、」●同・飛行機内 妻達の席君枝「良かったと思ってるわ」裕子「旅行?」君枝「うん。うちのは、下品でガサツで一緒に旅してくれてる野島さんには申し訳なかったけど」裕子「そんなことないけど、私達だけじゃ、一生イギリスなんて来ないわ」君枝「それは家も同じ。毎日、食事の準備して、スーパーに買い物に行って、炊事して、また次の日のメニュー考えて」裕子「そうね、1週間だけでも家の事は忘れられた」君枝「10日超えちゃったけどね。それと、お父さん、案外おじけついてなかった外国でも」裕子「、、、、、、、、、」君枝「ううん、靖司さんだって、こんな遠い国で、立派に声出してたわ」裕子「恥ずかしい声ばっかり、、、」君枝「思ったの、海外に来て、恥ずかしいって感覚、日本人って持ちすぎじゃないかしら」裕子「?」君枝「外国人って自分の主張をちゃんとするわ。でも、日本人って、分からないのに言葉通じてないのにYESって言っちゃうところある。でも、うちのお父さんと靖司さん、何でもYESじゃないわ、返事の言葉を探すわ」裕子「うちのは、、、、」君枝「見えなかったの、ううん、見てなかった。お父さん毎日仕事仕事って家庭のことなんて子供のことなんて考えてくれてないと思ってた。でも、ちゃんと私達を先導してくれてるわ」裕子「耕造さんだけだわ」君枝「ううん、ダンナがどうってことじゃないの、私達妻側がってこと。せっかくここまで暮らしてきて、子供も成人して、この先もあの人と暮らしていくんだと思うけど、あの人の悪い所ばかり見てた気がするの、良い所を見てあげようとしてなかったわ、私」裕子「そうかもしれないけど」君枝「見てあげたいの。探してあげたいの、お父さんの良い所」裕子「探す?」君枝「うん、探してなかった私。じゃないと、こっちも探してもらえないわ」君枝、自分の考えに入るしばらく間があって、裕子(つぶやき)「探さないと、、、探してもらえない」そこに耕造が来て、耕造「奥さん、変わってよぉ。いつまでも、俺じゃ駄目だ、やっぱり奥さんじゃないと、あいつをなだめるんでもおだてるんでも」裕子、少し笑って立ち上がる耕造交代して君枝の隣に座る裕子、去る。君枝「あ~あ、またお父さんの隣かぁ」耕造「バカヤロウ、俺が隣に座ってくれて嬉しいとか他に言い様があるだろ」君枝「嫌だとは言ってないわ」君枝、耕造の腕を両手でつかむ「お父さんが隣に座ってくれて嬉しい」耕造、少し照れて、「バ、、バカヤ、、こんなところで、、」腕を振りほどく様子も見せつつ、でもふりほどけず、歩いていた潤子に向かって「あの~乗務員さんじゃなくって、え~と、天井さんだっけ?まぁいいや、缶ビールちょうだい。500円だっけ?」財布を出す感じで君枝の手をふりほどこうとするが、ほどけず、かえって潤子に見られると思い、焦って「今、出しますから、今、払います」潤子「今回のフライトのみ無料になっております」耕造「あれ?そうなの?イキだねぇ姉ちゃん江戸っ子かい?」潤子「本社のはからいですので」少し間を置いて、潤子「浅草です」耕造「そうなの!俺んち錦糸町よ!」潤子「すぐにお持ちします」●飛行機靖司の席の斜め前に安田座っているパソコンを広げて安田「え?」ひとりごち、後ろを向きつつ安田「これ、、、靖司さん、これ見、、、」靖司「もう俺は一生涯パソコンなんて見ない、そんな文化クソくらえだ。他人を一方的に批判するだけして責任も持たないような文化、認めない。二度と見ない」ちょうど、ビールを持った潤子が通りかかり、藤木を見て、口元に人差指をかざす。安田「あ、はい」しばらくして「あ、そうか」と納得する安田裕子、靖司の隣に座り、靖司が認識する裕子「あなた」靖司、黙ったまま裕子「あなたってばぁ」靖司「なんだよ」裕子「少しカッコ良かった」靖司「何だよ急に」裕子「ラジオ体操のアイデアと先導」靖司「なんだよ、バカにしてんのか?」裕子「ほんと、少しだけどカッコ良かった。インターネットには映ってないけど」靖司「なんだよ。あれでこんなに(落ち込んでいるのに)」と思いつつも、ネット動画に自分が映らなかったことが良かったことかもと思う裕子「少しだけよ」靖司「そこだけ何度も言うなよ。そっちを何回も言うなよ。、、、、帰ってから辛い目が待ってなきゃいいけど」裕子「いいじゃない、日本中が批難してきても、私はあなたの味方なんだから」靖司「よせやい」と言いながら、まんざらでもなくなっている
2011.01.13
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●ロンドン・レストランメンバー川田と岩城も居るレストランでテーブルを囲んだ夕飯後のひととき川田「じゃぁ、最初っから見てたわけでもないんだ」淵野辺「そう、途中から」来栖「気がついたら第2やってるところでした」宮内「それで、俺に電話してきたの?」淵野辺「うん、単純に面白いと思ったから」宮内「よく分からないけど」淵野辺「意図なんか無いよ。面白いと思った、お前に聴かせようと思った。ただ、音は無いから、よくは伝わらなかったかもしれないけど」宮内「出たら拍手だった」岩城「嫌いじゃない、そういうの」淵野辺「うん」来栖「ちょっと恥ずかしかった気がしないでもないけど」川田「同じ日本人として?」来栖「いや、まぁ、、」言わなきゃよかった的に宮内「(ギタリストに)おまえ、まさか、明日は俺にそこで何かやれって言うんじゃないだろうなぁ?勘弁してくれよ?」淵野辺「そんなことは言わないさ。飛行機飛ばないって足止め食って、どうなってんのかと空港に行ってみたら、日本人がラジオ体操やってた。俺はいいなぁって思った」岩城「俺も好きだなその日本人。何人で?」来栖「20人くらいかな」岩城「俺、明日見に行ってみようかなぁ」川田「岩城にしては積極的だなぁ」宮内「太鼓持ってくなよ?一応は、顔は知られている身なんだからな」岩城、「あ、いいこと聞いちゃった」的な顔だが、宮内には見せないように竹内、テーブルに参加して、「テレビ報道では、まったく予想が立たないです。空港にも電話してますが、ヨーロッパ中の空港が止まってます。1週間は覚悟しなきゃいけないかも」来栖、え?という顔岩城は、少し喜んでいる●4月16日 空港入り口付近岩城「付いて来てとは言ってないぞ」川田「まぁいいじゃん、お前見に行ったら、俺だけ見てないことになるだろ」岩城「宮内が見てないよ」川田「あいつは、顔は出せないよ」岩城「有名バンドのヴォーカリストだからか」歩くと、日本人が居ない川田「日本人、全然居ないね」岩城「どうしたんだろ?帰っちゃたのかな?」川田「どこによ」岩城「あのぉ~」潤子が振り向く潤子「あら?場所が分からないんですか?2階です、今、2階で集まってます。夕べから増えちゃって、上からおとがめが出るかと思ったけど、この自体だからって、2階のほうが少し広いんです」岩城「はぁ」潤子が先導してくれるかのように歩きだし、付いていく●同・2階日本人が60人ほど丸く集まって耕造「それでは行くかぁ~」岩城と川田唖然とした顔耕造「ライジョ体操第1~」岩城「20人じゃねぇぞこりゃ3倍は居るぞ」耕造「よ~いハイ!」靖司「まずは腕を前から回して背伸びの運動~!」無音でラジオ体操が始まる皆、笑顔●ロンドン街中昼宮内、街の電気店でテレビを見ている。テレビ局が、日本人を撮影して、インタビューをしている。靖司が得意げに答えている「いやぁ、何もすることが無いってのもありますが、身体がなまっちまう。ホテルに泊まれない人たちで、体操でもしようじゃないかって。僕が言い出したんです、僕が」テレビは、靖司の訳はせず、アナウンサーが英語で解説している靖司の言葉切るように日本人が体操しているシーンになる宮内、何も意思は無いように見ていたが、少し微笑む●空港ロビーの椅子裕子「ちょっと恥ずかしい」君枝「あらそう?そんなことないわ」実は、少し恥ずかしく思っている君枝「旅の恥はかき捨てって言うじゃない、そんなこと言い出したら、うちのお父さんのほうが、よっぽど大声出してるわ。日本で報道されたわけじゃなし、気にしない、気にしない」安田が走ってきて、靖司と耕造にパソコンを見せる「凄いです!凄いですよ!話題もちきりです」耕造「何よ?」靖司「何?何?さっきのテレビ?」安田「インターネットです、フランスのテレビ局の映像がYoutubeという動画サイトにアップされたんです」靖司「フランスのテレビ」耕造「何だよ?チューブだのアップだの、俺はイギリス語は分からねぇんだよ」安田「アクセス数がすでに1万近いんです」靖司「さっきの撮影隊じゃないの?イギリスじゃないの?」安田「フランスのテレビ局も撮影してたみたいです」靖司「あ、そう。フランスまで」喜んでいる●4月17日 空港空港で、来栖を追いかける竹内来栖アコーディオンのバッグを持って歩いている竹内「どうしようって言うの?」来栖「いいじゃないですか、ちょうどアコーディオン持ってるんだし」竹内「でも、それって、MOVEでってことじゃないですよね」来栖「名目上、僕はMOVEのメンバーじゃないです、個人です」竹内「でも、事務所としてはどうかな、何も起こらなきゃいいけど」来栖「何か起こっても僕の自己責任ですよ」竹内「それって、あれですよ。その、、、言い方が難しいけど」来栖「分かってます。雇われミュージシャンなんて言い方はしたくないけど、もし何かあっても別のキーボーディスト探してもらってかまいません」竹内「そうだけど、、、、そりゃ、そういう契約だけど。なんか、あれですか?正式メンバーじゃないってこと感じちゃってますか?」来栖「違います。MOVEってのは、大学の同級生同士のままバンドでデビューしてて、僕は僕でひとりでなんとかここまでミュージシャンとしてやってきてる。なんかね、ここで足止め食っちゃって、佐藤さんのレコーディングをキャンセルして、焦っちゃって、もう佐藤さんから呼ばれなくなっちゃうんじゃないかとか。この先、仕事が減ったらどうしようとか考えちゃったけど、ほら、あの人達見てください」竹内、目を向ける日本人が70人ほど集まって、笑顔で時計を見ているそこに来栖混じるケースを開く耕造が覗き込む靖司も見ているアコーディオンが出てくる耕造、笑顔になる「あんた、楽団屋か!?」「俺達もいいかい?」淵野辺がアコースティック・ギターを、岩城が小さな太鼓を持て立っている竹内が気がつくMOVEのメンバーだとバレないことを祈っている演奏シーンは無い
2011.01.13
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●ちょっと位置、遠くなって靖司「カッコ良すぎやしないか?」耕造「あ?」靖司「耕ちゃんばかり、ずいぶんカッコいいじゃないか。こっちは不安がって怯えて何もできない羊みたいだ」耕造「何だよ、羊って?」靖司「分かってるんだよ、さっきの添乗員の毛布、あれ、耕ちゃんが頼んだんだろ、そんな感じだったよ、あの人」耕造「何言ってんだよ?」靖司「見りゃ分かるよ、毛布探してきたの耕ちゃんで、空港とも率先して掛け合って、食堂からダンボール貰ってくるの思いついたのも耕ちゃんでさ、、、」耕造「あぁ?スチュアーじゃなくって、乗務員が毛布貸してくれたのを自分が探してきたみたいに言っちゃったのはおまえだろ」靖司「俺だって食事のことくらい考えてるよ」耕造「当たり前だろ、おまえだって腹減るだろ」靖司「不安がっててもしょうがないから、女房の前で大丈夫だって言いたいじゃないか」耕造「言ってやれよ」靖司「そうじゃないよ、カッコいいじゃないか、ズルいよ、耕ちゃんズルいよ」耕造「おまえがイギリスに来たがったんだろ」靖司「あ、俺のせい?飛行機飛ばないのイギリス選んだ俺のせい?火山の噴火、俺のせい?ズルいよ、俺カッコ悪いよ」耕造「(妻達が)こっち見るよ、泣くなよ」●ロンドン街バンドのメンバー、各自自由気ままに観光している様子●ビルの屋上宮内は紙と鉛筆を持って、アップルビルに似た屋上に座っている竹内マネージャーは携帯で電話しながら、宮内に付き添っている●空港夜が来て、耕造たち、他の日本人、外国人達、が空港の椅子や、隅に毛布やダンボールをしいて寝ている。目が覚めてトイレに立つ者、空港会社の社員達は多少作業や見回りもしている、空港は夜でも多くの警備員や社員が居る耕造、ダンボールの上で毛布をかぶらずに口をあけて熟睡妻達も熟睡とまでは言わずとも毛布をかぶって目を瞑っている椅子の上で寝ることのほうが自由がきかないから地面にダンボールになったよう椅子には主に外国人の男性が毛布無しで寝ている靖司、耕造をチラッと見つつ、眠れない。しまいにイラだって毛布を蹴飛ばして目を瞑るBGM;泉谷しげる「眠れない夜」●4月15日 空港空港内に多くの人が寝泊まりした様子もなく、混乱の人数は昨日より増えている淵野辺「空港に来てどうするの?」来栖「いや、だから、どうなってるのか見てみたいだけですけど」淵野辺「無理でしょ?」来栖「え?」淵野辺「間に合わないでしょ?」ギタリスト淵野辺は来栖の性格を知っていて、まだ電話していないことを感じている淵野辺「電話しなよ、明日でしょ、電話したほうが、逆に今後に繋がるよ」来栖、何もかもバレているようで恥ずかしながらも、それが最善だと思い、来栖「ごめんなさい、ちょっと、行ってきます」と、電話のあるほうへ小走りする淵野辺「今なら、あっち、昼時間だから」ギタリストが、夕べは時差の関係で来栖が電話できなかったことにしてくれた言葉に、来栖は少し感謝の気持ちを持つ●同じ空港内耕造「だからよぉ、こいつが言い出したんだけど、悪くないと思って」それは、20人の日本人に向かって言う声靖司、耕造にだけ聴こえる声「俺のせいにするなよ」耕造、ある程度の大声で続ける「いいと思ったんだよ。いやね、こいつが今何時だ?って聞くんで、時計見ろって、6時25分だって言ったんだけど、違う日本のことだって。あそうかと思ったんだけど、日本時間なんか俺にも分からねぇ、空港ならどっかに日本時間も表示してあるんじゃねぇかって言ったんだけど、こいつが、日本で6時25分ならラジオ体操の時間だなんて言うんだよ」裕子「6時25分?そうだった?お父さん、そんなこと覚えてるの」靖司、耕造に辞めてくれという顔君枝「私、全部覚えてるわ」裕子「覚えてるかなぁ」君枝「日本人特有かも、事情のある人以外は、覚えてるかどうかは別として、誰でも踊ったんじゃない?」耕造「踊りじゃねぇぞ?」君枝「あらやだ、私ったら、盆踊りみたいに」3人、笑う靖司、何が何やらの顔20人のうちの男性達が声を出す「あぁ、覚えてるよ、腕を前から上にあげて、ってやつでしょ?」「チャンチャラチャンチャー♪ってやるだろ」「そんな遅いテンポの曲だっけ?」「お~い、ヲジサンよぉ、どっちやんだ?第一か第二か」耕造「第二なんてあるんだっけ?俺達、歳だからよぉ第一しか知らねぇんじゃねぇかと思うけど、両方やってみるか」靖司、何が何やらの顔来栖と淵野辺が、歩いているとやや遠くで団体さんが何かしている何だろうと近づいてみると、日本人が20人ほどラジオ体操をやっている靖司、嫌そうな顔ながら、耕造に促されつつ、立って、それっぽくは身体を動かす外国人が珍しそうに立ち止まる「次は、小さく飛ぶんだっけ?」「1.2.3.4」ピアノのメロディを歌う者も居る「チャンチャラチャンチャー♪」淵野辺「ラジオ体操だね」来栖「ですね、日本人らしいのかな、らしくないのかな」●アップルビル屋上宮内「印税の話だけってわけでもないんだけどね」竹内「でも、現実、印税って作詞作曲にしか入ってこないから」宮内「うん、確かに、僕と淵野辺の収入は、他のメンバーよりも多い」竹内「もちろん、事務所としてはバンドなんだから、なるべくバランス取れるように、演奏料とか、アレンジ料とか作ってはいますが」宮内「ただ、それだけって話でもないんだ。昔、アマチュアの頃の結束力が懐かしいというか」竹内「はぁ」宮内「僕はソロ活動をしたいとは思わない。でも、今のメンバーだけとやっているのでいいんだろうか?と時々思うことはある。サザンをやってた頃の桑田さんみたいに、時々ソロで時々サザンって方法もあるだろうけど、奴らは僕に付いてきてくれた大切なメンバーだ。だけど、ここんとこ、どちらかと言えば安定収入があって」竹内「うちが給料を作るのがかえって、、」宮内「そうじゃない。収入があるからバンドもキープできているんだし、事務所や竹内さんには感謝している。ただ、奴らが曲を作ろうとしないというか、手伝えというんでもないけど、なんか、その、、、、、持ってきてくれたりとか、向上心って言うのかな」竹内「プロになる前の気持ちみたいなものですか」宮内「うん、そこを見なくなった」竹内「えぇ」宮内「演奏が変わらないんだ。いや、変わってほしくな曲もあるけど、何か、一定のところで止まっている気がする」竹内「僕には、皆が演奏うまくって一生懸命プレイしているように見えますが」宮内「演奏力じゃなくってね、もっと、こう精神的な」竹内には、宮内のほうが悩みすぎて心配だから付いてきている宮内の携帯が鳴る出る淵野辺からだ「お~い、何してんだぁ?まぁいいけど、これ聴こえるか?」ラジオ体操、深呼吸が終わって、20人が拍手する見ていた外人がつられて拍手宮内「何?手拍子?」淵野辺「いや、拍手」宮内「どこ?」淵野辺「空港」宮内「飛行機飛んだの?」淵野辺「いや、飛ばないまま。そうじゃくってね」
2011.01.13
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●空港・ロビージャパン・クリエイト・ツアーの客は、全部で20人ほど。やや後ろのほうで妻達裕子「意外と少ないのねぇ」君枝「ほんと。ツアーって言ってもバラバラだから分からなかったけど」裕子「1日に帰国する人数だと、これくらいなのかしら」君枝「そうね、毎日ですものね」裕子「日ごとに大勢になるってことかしら、、」安田の前には耕造耕造「ちょっと待てよ!それじゃ、俺たちゃ、今夜寝る場所も無いってことか?」安田「高級ホテルは空いているかもしれませんが、、」耕造「どういう意味だよ」靖司「野宿?」耕造「野宿なわけあるか、ここだろうよ」靖司「ここ?」耕造「ここだよ!空港だよ!靖司あれ見てないのか?あれ、トムなんとかの映画」君枝「トム・ハンクス」裕子「ユーガッタメール?」君枝「そうじゃなくて、ほら、あれ、空港で生活する、、(ターミナル)」靖司「それ見てないかも」耕造「どうだっていいんだよ!見てようが見てなかろうが!」靖司「耕ちゃんが先に(映画の話を)」安田「まことに申し訳ありませんが、皆さんの今夜の宿は確保できません。明日以降も賢明に探しますが、何ぶんアクシデントですので」靖司「(不安だらけ)明日も飛ばないの?明日もここで寝るの?いつ帰れるの?」耕造「よし、わかった。何も俺達だけが大変な目に合ってるわけじゃねぇ、ほれ、そこの外人さんも、あの外人さんも、、皆困っている。とりあえず、俺達は協力しあってくしかねぇ」靖司「探すってホテル?」耕造「この空港での寝場所と、くるむ物だよ!」靖司「布団?、、、、」潤子が、他の日本人へ説明しながらも、なんとなく耕造達のほうへ目をやる潤子と安田が顔で挨拶●ホテル・宮内の部屋やや広めの部屋宮内が机から振り返る形で背もたれのある椅子に座り林は、ベッドの上でギターを抱いてあぐら座り川田と岩城は、テーブル前の椅子川田「どういうこと?」宮内「無駄に過ごしてもしょうがないじゃない、曲作ろうよ」林「観光するってのも曲作りには必要だぜ」宮内「もちろん、それでもいいんだ。ただ、何も目的なく、この気分で観光しても何か乗らないっていうか」川田「目標もって観光するってこと?」宮内「うん、こう言っちゃなんだけど、これまでの曲はほとんど俺と淵野辺が作ってきた。メンバーが集まって曲を作るってことはアマチュアの頃以来やってない。もちろん、スタジオに籠って作ることはない。皆それぞれの観光を楽しんできて、何か、詞でもメロディーでも、とにかく皆で作る曲ってのを探してみないか」川田「俺にできるかなぁ」宮内「やってもみないで諦めるなよ、それなりに活動してきたんだから」川田「それなりって何だよ!ベースだって縁の下の力持ち的な意味はちゃんとあるんだぞ!」宮内(岩城に向かって)「わかってるって。で、どう?」岩城「いいんじゃない、できなきゃできなかったで観光で終わっても別にいいんじゃない。できればラッキーだと思えば」宮内「よし、決まり」林「で、どうする?どこか行きたいところとかあるの?」川田「俺は、もう決めてる。ポールに関連するところ。岩城もリンゴ関係だろ?」岩城「それはいいけど、、、、」川田「なによ」岩城「来栖さん」宮内「あ」メンバー全員、来栖氏のことを思い出す●空港、手続きカウンターの隅潤子、だいたいの説明は終わったものの、次にやらなければいけない事を思いあぐねて佇んでいる。耕造声スタート「よぉねえちゃん、ねぇちゃんはいけねぇか、スチュアーデスさん。これも今時は駄目か、添乗さん」潤子、振り向いて、構造がしゃがんでいるので、やや驚きつつ頭を下げる耕造「あれだろ?飛行機には毛布とか、色々積んでんだろ?あれは、貸してもらえねぇもんかねぇ?いやさ、まぁ、しょうがねぇんだ、危ねぇ飛行機を飛ばせなんて言わねぇ、こっちだって、まだ死にたくはねぇ。で、今夜は、いずれにせよ、ここらで寝ることになりそうだ。なんか布団代わりになるもん、後で貸してもらえねぇかなぁ?」潤子「そうですね。聞いてみます」耕造「すまねぇな。でもよぉ、俺たちだけが助かろうって気はねぇんだ、そこは分かってほしんだ。なるべく、たくさんの、まぁ、外人さん達も含めてよ、どうやったらいいか俺は学がねぇから分からねぇんだけど、みんなが風邪ひかねぇよぉによ」潤子「はい」耕造「正確な人数すら分からねぇけどね、その、どうしたらいいか、日本人は日本の航空会社でやったらいいのか、外人さん達だって、今夜は大変だろう、そういうの分からねぇんだけどさ、できるだけ、何かしてやってくんないか」潤子「やってみます。ありがとうございます」耕造「いやよぉ、俺は何でもいいんだけどよぉ、下町の生まれだからよ。あいつ、あいつってのは、さっき一緒に居た男、あいつは、俺の小学生からの同級生なんだけども、若い嫁さんもらって、まぁ、互いに結婚もして、家にゃガキが居るんだけども、なんていうんだニートだっけ、家でゴロゴロしてるばっかでよぉ。まぁ、それは関係ないか。でまぁ、近所の居酒屋で酒飲んで語っているうちに、靖司が外国に行ってみてぇなんて言い出してよぉ、外国ったって何も分からねぇ、どこ行くんだって聞くと、イギリスのバッキガムとかいうところに行きたい、そんなガム知らねぇって言ったんだけども、ガムじゃねぇって、まぁ、それもどうでもいいか。とにかく、俺達4人とも、初めての海外旅行でよ、こんなことたぁ初めてでよ」潤子「火山の噴火で飛行機が飛べなくなること自体、滅多にあることじゃないと思いますが」耕造「そういうこと言ってんじゃねぇよ、あんたのせいだとは思わねぇよ。そうじゃなくって、あいつ、不安がっちまってよ、昔っから臆病な奴で、自分で海外旅行を言い出したくせに、お膳立ては女房達で、先導は俺だよ。あっち行くにもこっち行くにも、俺が先頭を歩かないとしょうがねぇ。チップ払う勇気もねぇくせに、俺の払うチップには文句言いやがって。そこへきて、なんだってんだ、こんなことがあったんじゃ、まるで俺が飛行機止めちまってるみたいでよぉ」潤子、クスリと笑う。耕造「な?そういう訳ってことでもねぇが、なんとか頼むよ」潤子「分かりました。上の者に交渉してみます」耕造「おぉ、すまねぇな、ありがとうよ、さっきは怒鳴っちまって悪かったな。あいつの前でよ、俺まで不安がっていることもできねぇってもんだ」潤子「皆さん、不安です」耕造「まぁ、よろしく頼まぁ」●ロンドン街川田と岩城はすでにビートルズにゆかりのある街を歩いている映像入る●ホテルのレストラン来栖「僕はいいです、どうせやることないんで観光してきます」宮内「なんか、こっちだけ盛り上がっちゃったみたいで」来栖「僕は僕で、作曲とか繋がるかもしれないし、ロンドンには仕事で何度か来たことあるけど、よく考えたら観光をちゃんとしたことがないので」淵野辺「手伝ってはもらえないかな」来栖「え?」宮内も淵野辺に対して、何を言い出すのかという顔淵野辺「いや、無理にとは言えないけど、俺たち、音楽理論とか詳しいわけじゃないし、アレンジ的な事なら来栖さんのが断然上だし、というか、何か、仲間はずれにしちゃうようで、、、」来栖「いえ、仲間外れという気分はないですけど、僕でお手伝いできることなら喜んでやりますよ」淵野辺「そう?」宮内「それは助かるなぁ」(本当はバンド結束のために考えたことなので、来栖の参加は遠慮してもらったほうが良かったのだが、話の流れで)川田と岩城が街を歩いている映像入る●空港裕子「人、増えたのかしら、減ってるのかしら」君枝「減ってる?どこか宿、見つかって?」裕子「元々、イギリスの人は家に帰ったんでしょうけど」君枝「そうね。諦めて観光に行く人もいるのかしら」裕子「そろそろ夕ご飯の時間だもんね」君枝「そういえば、飲み物しか飲んでないわ」裕子「ねぇ、お父さん達帰ってきたら食事に出ましょうよ」君枝「そうよねぇ、ずっと、ここに居ても、どうせ飛ばないわけよね」裕子「あ、戻ってきた」耕造と靖司、多少の毛布を持って戻ってくる靖司「あの美人な添乗員さん、気がきくなぁ、あれはモテるぞぉ、いいよぉ、毛布」裕子「毛布?」靖司「そう、毛布貸してくれた。気が利くのよ、美人は」裕子、多少ムッっとするも焼きもち焼くほどの夫でもないさっきまで不安がってた夫が、今は美人美人と口走って浮かれている様子に少しのイラだち裕子「ねぇ、夕食は食べに出るんでしょ?」靖司「何?夕食?こっちが、こんなに汗かいて布団を探してきてるのに、女はすぐこれだ。女はまず食い物だ」(貸してくれた毛布が、自分が見つけたことになってしまっている)耕造「うん、俺も考えてた」靖司「でしょ?お前もそう思うだろ?女はすぐに、、、」耕造「そうじゃない。いずれにせよ飯も食わなきゃいけない。明日も明後日も3食は食べたい。」靖司「そりゃ、、、、そうだ」すぐに撤回する靖司耕造「カードがあるとは言え、いつ帰れるか分からない以上、残金も考えないと」君枝「来月の請求心配になっちゃう、いずれにしても寝る場所を確保したら、食事はしなきゃね」靖司「そう、そりゃそうだもの、飯は食わなきゃ戦も始まらないってね」少し笑うが、誰にも笑ってもらえなく、すぐ黙る裕子、若干不快だが、耕造夫婦の前で我慢君枝「そうだ!俊介!」耕造「俊介がどうした?」君枝「電話しておいたほうがいいんじゃない?」耕造「俊介なんざぁ、俺達が居なくてせいせいしてんじゃないのか。好きに生きているよぉ」君枝「そうだろうけど、一応私たちが帰ってくると思ってるんじゃないかしら。電話1本は入れておいたほうが、、、」耕造「うん、、まぁそうかな、じゃ電話してみるか、俺はあれだぞ、英語喋れねぇから電話は無理だぞ」君枝「英語なんて使わないわよ、自分の息子に電話するだけじゃないの」耕造「そうなのか?ハローとか交換手とか、、」●空港別角度君枝、電話し終わって裕子の元へ歩いて君枝「ニュースでやってるって」裕子「テレビ?」君枝「ローマもフランスもヨーロッパのほとんどの空港が閉鎖で、日本からもこっちに来れないらしいわ。成田も大変なんだって」裕子「そう」君枝「イタリア料理食べたいなぁ」裕子「そうね、ちょっとねイギリスはね」君枝「ね」裕子「これでも空港内はまだマシだったりして」君枝「空港でも外食よね」裕子「それ言えてる、ここで食べても外食」君枝「でも、やっぱり、」裕子「お米食べた~い」君枝「なんだか、こうなると早く家に帰って炊事したくなっちゃう」裕子「炊事が嫌で賛成したのにね、旅行」君枝「ほんと」二人、笑っている
2011.01.13
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『探し物は何ですか?』 脚本 山田大地(いちむらまさき) もちろん、山田太一のパロディです。。。役(イメージ)原田耕造(泉谷しげる)63原田君枝(倍賞千恵子)64原田俊介(山田孝之)27野島靖司(小野武彦)63野島裕子(市毛良枝)59観光会社社員/安田光司(藤木直人)客室添乗員/園田潤子(鈴木京香)ロックバンド(move)宮内/ヴォーカリスト林/ギタリスト川田/ベーシスト岩城/ドラマー来栖/キーボーディスト竹内/マネージャー●ロンドン ロックバンドmoveの音楽空港、飛行機の離着陸都会の町並み観光する人々おみやげ屋さん、ビートルズで知られるアビーロードで4人がCDジャケットのように写真を撮る日本人観光客の若者原田夫妻と野島夫妻がバキンガム宮殿の兵隊さんと撮影している様子などあり、ひとつのビルレコーディングスタジオの一室扉横に「4/14 move」と書いてありGBMと重なってmove4人の演奏シーン別ブースで宮内、かぶったヘッドフォンに手をかけながらマイクに向かって歌っているBGM終わり歌い終わった宮内がホッとしつつヘッドフォンを外す●ホテルの一室(朝)原田耕造(63)キョロキョロしながら「お~い君枝~」原田君枝(64)バスルームからタオルで手を拭きながら出てきて「はぁい」耕造「あれだ、その、、、、なんだ、あれ」君枝「なぁに?」耕造「パスポートって言うんだっけ?」君枝「やだ、お父さん、初日にパスポートだけはまかせろって」耕造「う~ん、それは覚えてる、、」君枝「無いの!?」耕造「いや、あるさ、あるよ、、、、どっかに、、」君枝「ちょっと、お父さん、飛行機まで時間ないわよ。ちゃんと探してよ。来る時も成田でチケット持ってるかなんて、あんな所で聞かないでよ」耕造「あれはだってよぉ、入る前に出したほうがいいんじゃないかって」君枝「ドキッっとするわ、あんなの」耕造「だから、今回は俺がちゃんと」君枝「ちゃんと、どこに入れたの?もう、、、探しましょ、部屋1個しか無いんだから(探せば出てくるわよ)」●同ホテル・廊下耕造、旅行カバンを転がし歩いて、君枝もカバンとハンドバックを持って後ろから付いてきて耕造「靖司ー」●同ホテル・靖司の部屋野島靖司(63)「はい、今!今行く!」野島裕子(59)もあわてているが、部屋の最後を整えているにすぎない耕造(廊下超しの声)「靖司ーパスポート持ってんだろうなぁ~」靖司(ドアを空けて)「何?パスポート?持ってるよ、あたりま、、、ちょっと耕ちゃん達のは持ってないよ!?」耕造「バーカ、俺のじゃねぇよ。自分のだよ。俺は俺のパスポート持ってるに決まってんじゃねぇか」君枝「野島さん、聞いてー、この人、パスポートずっと金庫に入れてたの忘れてたのよ、今まで」耕造「おい、言うなよ」裕子(カバンを持って)「(旅先では)使わないから」靖司「何よ!耕ちゃん自分で忘れてたくせに俺に忠告したの?やだなぁ」耕造、笑ってる●ロンドン・レコーディング・スタジオ ブース冒頭BGM曲のエンディング近い音ミキサーテーブルの前にイギリス人エンジニアがひとり、脇のボタンの前にイギリス人アシスタントがひとり、それを囲む5人の日本人ミュージシャン皆椅子に座っている曲終わる林「いいんじゃない」宮内「うん」林「GOOD JOB!」エンジニア、親指を立てて応える各自が満足そうな顔川田「お疲れさんですね」林「あ、これ、人数分(CDRを)焼いてくれるかな」エンジニア「OFF COURSE」徹夜の長時間作業を終えた疲れた感じアシスタントが準備してあったCDRの袋を破りだす●同・廊下ミュージシャン達、コーヒーなど飲みながら休憩林「いけたねぇ」川田「間に合ったね。明後日からは、しばらく東京でボーッとするかなぁ」バンドのマネージャー竹内が現れる。竹内「あ、トラックダウンも終わりました?」宮内「うん、完成、間に合った」竹内「おつかれさまです」疲れてはいるものの、多少の開放感あるメンバーの顔竹内「で、それがなんですけども、、、」宮内、何?という顔竹内「観光会社から携帯に電話があって、あの、、、明日は大丈夫かもしれないんですけど」川田「何かあった?」竹内「爆発が」川田「え!?」竹内「いえ、そうじゃなくって、火山がありまして」林「噴火したの?」竹内「すみません、紛らわしい言い方しちゃって」宮内「いいから、続けて」竹内「ここから近いわけじゃないんですけど、でも、遠いわけでもないんですけど、アイスランドのなんとかと言う氷河らしいんですけど、火山が噴火したらしくて、それで空港がストップしているらしんです」来栖「(え!)飛行機飛ばないんですか?」竹内「そう」宮内「アイスランドってどこにあるんだっけ?」来栖「イギリスから少し離れた島です」宮内「ビョークがアイスランド出身じゃなかったかな」林「でも、それがどうしてこっちの飛行機に影響するのよ?」竹内「活発化で、煙とか灰が」宮内「イギリス上空に煙が来てるってこと?」竹内「よくは分からないんですけど、明日もひょっとして飛ばないのかも」来栖、一番困った顔竹内「東京に帰ってからのスケジュールはしばらくオフにしてあるので、仕事が待っているわけではないですが、いつ帰れるのか」宮内「ちょっとテレビ見てみようよ」岩城、テレビを付ける●ヒースロー空港タクシー降り場(昼)靖司、トランクから最後の荷物を取り出している耕造、人目を気にしつつ、ドライバーに隠すようにチップを握らせる4人、空港に向かいながら歩き始める靖司「いくら渡したの?」耕造「いくらでもねぇよ」靖司「また余計に払っちゃったんじゃないの?」耕造「妥当な額だよ」靖司「じゃぁ、いくら渡したの?」耕造「妥当だってば、もう日本に帰るんだから大した問題じゃねぇだろ」靖司「本当かなぁ~耕ちゃんすぐ多めに出しちゃうんだから」耕造「妥当な額だっつてんだろ」裕子「ねぇ、そんなことより、さっきの運転手さん」靖司「何?」裕子「飛行機が飛んでないって」靖司「どういうことよそれ?」裕子「よくわからないけど、ラジオで言ってるって」耕造「飛行機、飛ばない?」靖司「どうしてよ?」裕子「私だって英語少ししか分からないもの、、」君枝「やだ、なんだか人が多い」空港入り口、人の混雑●同・スカイライン航空受付ロビー耕造達に他の日本人も少し加わって列は乱れてイギリス人受付(男性)と裕子が話していて振り返る耕造「何だって?」裕子「私達の乗る便だけじゃなく、全部みたい」耕造「で、飛ばないってか。どうなってんだ?」靖司「ホテルはチェックアウトしちゃってるしなぁ」耕造「ったりめぇだ!もう次の客が入ってくつろいでらぁ」靖司「俺に怒鳴らないでよ、、、、」客室乗務員の服を着た園田潤子、急ぎ足で歩いてくる(受付側)耕造「おう!あんた!日本人だな」潤子頭を下げる耕造「なんで、飛行機が1機も動いてないんだよ!」君枝「お父さん、、、(怒鳴らないで)」潤子(数人居る日本人全体に向かって)「スカイライン航空の園田です。ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。アイスランド噴火のため本日、全ての便が飛行を取りやめ」耕造「噴火、、、」潤子「火山灰による悪視界のほか、旅客機エンジンの破損点検も考慮すると、絶対安全を誇る当空港としましては、火山沈静化が確認されないうちは復旧のメドは当分立ちません」靖司「え?明日も飛ばないってこと?」耕造「じゃ、どうすりゃいいの!」潤子「わかりません」耕造「はぁ?わからないだと?」潤子「出来る限りのご協力はさせていただきますが、このような事は非常に稀なケースでございまして」靖司(耕造か潤子かどちらにでもなく)「ねぇ、観光会社の人間ってのはここに居ないの?」耕造「居るわけねぇだろ、昨日だって、日本語喋れない現地ガイドと話が通じなくて、あれほど苦労したんだぞ」靖司「まぁ、あれはあれで楽しかったから、、」耕造「今は楽しくねぇんだよ!」靖司「俺に怒鳴らないでよ、、、、」裕子、靖司の袖をひっぱる靖司、うなづく君枝、靖司夫妻に頭を下げ、「お父さん、もし本当に飛行機飛ばなかったら、今夜の宿を探さないといけないのかしら」耕造「あんたら、今夜の宿賃出してくれるんだろうな!」潤子困った顔をするものの、すぐに他の日本人客につかまって、先と同じ説明をくり返さずおえない●ロンドン・ホテル(やや高級)の玄関ロビーソファ竹内「とりあえず、ホテルの延泊は可能でした」宮内「あそう、良かった」川田「でも、いつまで延泊することになるんだろう」淵野辺「観光でもするか」川田「こんな気分で?眠くないの?」淵野辺「本当はこの時差のまま飛行機に乗れば熟睡できるんだけどねぇ。こうなったら、下手に寝て昼夜逆転しちゃうより、今日は我慢して夜に寝たほうがいいよ」来栖「あの、、、僕、三日後に他のレコーディングが」宮内「ロンドンで?」来栖「いえ、東京です」竹内「それは、早めにキャンセルしておいたほうがいいかもしれませんねぇ」来栖「そうですか」竹内「明日も飛ばない可能性あるし、明後日飛んでも間に合わないです」宮内「そんなスケジュールで仕事入れてたの?」淵野辺「しょうがないよ、来栖さん、サシのミュージシャンだし、飛行機飛んでりゃ普通にできる仕事だもん」来栖「(レコーディング仕事が)佐藤時子さんなんですよ」竹内「お時さんか、、」淵野辺「大先輩ですね」●空港・多くの椅子が並んでいる空間耕造「あれ?あいつ!あいつジャパンなんとか観光の奴だぞ?」君枝「あら、本当、申し込みの時の人」靖司と裕子も顔を知っている耕造「おい!あんた!こっちに居たのか」観光会社の若い社員(安田)振り返る安田(顔を覚えてないが、雰囲気でお客だろうと判断し)「あ、お客様」耕造「あんた!俺たちをほったらかして何してんだ!」安田「いえ、私、2日前にこっちに来て添乗してたんですが、こんなことになっちゃって、今朝、急に呼ばれまして、今、順番に、全てのお客様に説明して回って、、」耕造「だったら全員、集めて説明しろよ!そっちと、こっちで待遇に違いがあるんじゃ許さねぇぞ」(そっちの日本人達、耕造をいぶかしげに見る)君枝「お父さん!」安田「いえ、そのような事は決して、、すぐに集めます、、あの~!あの!ジャパン・クリエイト・ツアーのお客様ー」靖司が(不安がり)率先して安田に付いていく空港には、日本人よりも外人が多く、それぞれが困っている中、少しずつ日本人が集まりつつあるといっても、ジャパン・クリエイト・ツアーじゃない日本人は他の場所にたたずんだまま潤子の説明を聞いている者もいる●ホテルの玄関ソファ来栖、マネージャーとふたり来栖「他のメンバーは事務所の所属であれですけど、僕、その、、ホテル代とか帰りの飛行機代とか、、、」竹内「それはもう、これは不慮のアクシデントですから、うちの事務所も便宜はしてくれるとは思いますが、、、」来栖「それなら助かるんですけど」竹内「社長が何か言っても、私はできるかぎり説得にあたりますので」来栖「(確約してもらえない懸念は感じつつ)あ、ありがとうございます」竹内「お時さんのほうは?」来栖「キャンセルしないとですよねぇ」竹内「部屋からの電話は大丈夫ですので」来栖「あ、はい」竹内「かなりの予算オーバーになるなぁ」
2011.01.13
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人間ってのは、唯一、言葉を喋る動物なわけです。で、言葉ってさぁ、役者がステージ(舞台やドラマ撮影)で喋るセリフ以外は、全てアドリブなんだよね。貴方も、我が輩も(人と誰とも喋らなかったという日以外)毎日、アドリブで言葉を構築しているわけです。もちろん、噛むこともあります。キーワードを忘れて、「えぇ~~~と、あんだっけ?あれ、あれよ、ほれ」なんてこともあります。でも、基本的に「今、思いついた喋りたい事」を、主語とか形容詞とか述語とかを無意識にチョイスして、相手に伝えるために言葉を発声します。例えば、初めて喋った言葉が「ママ」だろうが「パパ」だろうが「ちょっと、どいて」だとしても、あるいは、3才だとか、小学3年生だろうが、主語とか形容詞とか述語とかそんな文法めいたこと教わることなく、喋り始めます。すなわちぃ、誰だって、アドリブの要素を持っています。ところが、それが同じ「音を出す」ことなのに、楽器を持つと、急に「方法が分からないから弾けない」なんつーことになります。======今は小学校からかもしれないけども、日本人、学校で英語を教わります。文法アリキで。This is a PEN.とかから。動詞がどうしたとか、三人称単数だの、代名詞だの、、、 我が輩が思うには、本当に英語を喋るようになるには外人を前に立たせて邪魔だなぁ、、、「ちょっと、どいて」(エクスキュ-ズ・ミーでええんとちゃうか)とかの日常会話優先のほうが、喋れるようになると思うんだけど。最近の学校の授業を知らないけども。っつーことはですよ、楽器のアドリブもね、いわば、名詞がルート音だとか、代名詞が代理コードだとか、三人称がコードだとか、そんなの(そういう学び方も認めますけども)よりも、とりあえず、何でもええで鳴らしてみぃ、っつー教え方があったり、それにトライしてみる精神ってのが本当は重要で、それに、何個も何個も(赤ちゃんが言葉を覚えるように)慣れていっちゃえば、生きた言葉が使えるようになって「人に伝わる」のではないか。「全ての論理を知らなくても、人は喋れる」ちゅうことです。だって、音楽って、理論上で合っているかどうかよりも、人に何かを伝えられることのほうが大切なんだもん。「これが指示代名詞で、これは助動詞で、、、」なんて考えながら喋る人なんて居ないでしょ。もちろん、紙の上で必死に勉強して英語は喋れるようになることもあるでしょう。音楽理論を学んでアドリブが上達することも可能でしょう。でも、それだけが方法じゃない。ジミ・ヘンドリックスが、理論を勉強したと思う?(注:ギターマガジン誌で、偉大なギタリストNo.1に選ばれた人です)っつーか、ロック・ギタリストの8割の人は、理論なんて学んでないでしょう。結局、「単語」は覚えないことには文法知ってても言葉を構築できないわけで、「単語」って何?かと言えば「フレーズ」なんですわ。それを、流暢に実践で使えるようになるってのは、あれ、あれは好きでしたね、SmaSTATIONの丸香取慎吾のベラベラ丸暗記英会話だっけ。日常会話を丸暗記してきゃ、単語もそこそこ覚えていくで、その単語を入れ替えれば喋れる幅も広がっていくというね。======さて、考えます。動物だって、まぁ、同じ動物同士は喋るって言えば喋るんだけども、「行動」だってね、アドリブです。たとえ、動物園の熊が、オリの中を何度も行ったり来たり歩いていても、自分で、そうしたいという欲求があって、動くわけで、飽きたら寝るわけで。ってことは、アドリブってのは、生きている動物、全ての基本と言っても過言ではないと。楽器を手にしてプレイする中でも、「ちょっと、どいて」を覚えたら、「すみません、後ろ通ります」とか、「あ、ごめん、はいはい、ちょっと、ごめんやしておくれやしてごめんやす」とか、ある程度、自由に操れるわけです。いくらでも「即興アレンジ」できる。ってことは、理論も大事かもしれないけども、「ありがとう」「ごめんね」「うれしいー」「あったまに来た」とか、結局、そういうキーワードを増やせばいいだけなんだよね。それが「いつも、ありがとう」「昨日ごめんね」「凄くうれしいー」「どえれぇ~あったまに来た」とかって、使っていく。これ、全部、誰でもできるアドリブなんですわ。
2011.01.12
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72時間限定!ポイント5倍〔1/8 00:00~1/10 23:59〕【送料無料】100個のフレーズを弾くだけで ...価格:1,890円(税込、送料込)売れているっぽい。http://ranking.webnavi.info/ranking30/ranking2/ranking1_69.htmlあり?先週まで一位だったが、今週ランクダウンか?これってこの店(楽器天国)だけのランク?じゃなく、楽天全部のランクで楽器天国がリンクされているだけ??まぁ、とりあえず、楽天ポイントは、2日間、ポイント5倍だそうです。
2011.01.08
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