雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2005年01月28日
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カテゴリ: その他
劇団四季の『エビ―タ』というミュージカルを観てきました。


『エビ―タ』とは実在していた女性の一生を描いたミュージカルです。
彼女は第2次世界大戦の時期にアルゼンチンの片田舎で私生児として生まれました。
幼年期は貧しく、私生児だったが故に近所の子からいじめを受けるなどの環境でした。
それゆえに金持ちを憎み、持ち前の美貌と負けん気で貧乏から脱出しようという決意があったようです。
ティーンエイジャーになって上京してからは娼婦→女優とステップアップしていきます。
ついには27歳で大統領夫人となります。権力を得た彼女は、労働者階級の支持をとりつけるために福祉政策を重点的に遂行します。
また、貴族階級から得た寄付金や搾取したお金などを元にエバ基金をつくり、労働者階級にお金をまくなどの人気取り政策で、政権への支持をとりつけさせました。しかし、一方でその基金を自分の銀行口座に入れたりといった「着服」もありました。


ローマの帝政に先鞭をつけたローマの父・ユリウス=カエサルと似ているような気がします。

しかし、エビータとカエサルの大きな違いは「国を創るというビジョンがあったかないか」という点にあります。
カエサルは帝政というビジョンを、自分の死語もなお継続させてゆく。それがガリアを制覇し、版図を広げたローマにとってもっとも良い統治のありかただと考えていたはずです。
それゆえに後継者に若いオクタビアヌス(アウグトゥス)を指名し、その遺志を貫いた。

しかしエビータは「理念さえあれば国民はついてくる。統治はうまくいく」と考えていた。
しかし金持ちから金を吸い上げ、労働者にばら撒いても、
金の使い方を労働者が知らなければ、金は無駄になくなっていくだけなのです。
みなが平等にお金を持てば皆が幸せになる。これはユートピア的発想なのです。
その結果、当時世界第2位の豊かさを誇る国が、わずかの間に、福祉政策によってデフォルト(国家破産)寸前においこまれました。

これって、今どこかの国で起きていることとそっくりではないでしょうか。
世界第2位の経済大国が、老人に金をばら撒いて・・・





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最終更新日  2005年01月29日 02時09分42秒
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