雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2005年12月05日
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カテゴリ: その他
考えてみてください。


学生時代の話だが、悪友に好きな女性ができ、卒業式の日に告白することにした。
お相手の女性は私の家の近所に住む小学校時代からの後輩。よくうちに遊びに来ていて、本を貸したりした仲だった。中学も高校も一緒だった。

話を戻す。
悪友は口は悪いが、根は純情で、見た目よりもロマンチックな男だった。
星の名前とか、天文台で使う専門用語をよく知っていたり、暗室で写真を焼いたり、(未成年だけれど)学生の割には酒に一家言のあるヤツだった。
知識のあるヤツだと評価をしていた。…女心以外は。

彼は女性はロマンチックなシチュエーションに弱い、と信じきっていた。



そう、
バラ100本

10年前くらいの話だが、バラ100本の値段は当時1万円以上もした。
高校生のバイト代なんて高がしれている。
肉体労働で彼は一所懸命稼いで、その花束を注文したのだ。

卒業式の前の晩、いつもの麻雀の溜まり場である友人宅で麻雀中、彼はやってきた(※ちなみに雅も卒業式だったのでセーラー服を持参していた)。
バラの花束を持ってやってきた。
最初、周囲の友人たちは囃していたが、次第にいつものように卓を囲み、朝になった。

で、卒業式。

そろそろ学校へ行こうと思ったとき、そいつが言った。

「おい雅、オレちょっと家に服取りに行ってくるわ。
だからさ、花、学校へもってきてくれないかな?」



呆けている間に、ヤツは立ち去っていた。

バラ100本は意外に重い。冗談で体重計に載せたら、4.5キロもあった。
根元の胴囲はバットよりも太い。
私はセーラー服…

冗談じゃない(><)

でも、周りは笑っているだけ…


途中、人の視線が痛いほど突き刺さって、それはもう、恥ずかしかったです。
バラのとげに、何度も指を刺しました。

学校到着後、悪友がタキシード?かなんかで正装していて
「お、サンキュー」といった。

サンキューじゃない!!!

卒業式が終わって、意気揚揚と告白しに行っていました。

数時間後、悪友が好きだった女の子に呼び出された。

「あの、雅先輩。私、ずっと貴方のことを尊敬していて、でもいつか超えてやるって思って、高校までおっかけてきました」

へっ…? これって、何?

目が点になったとは、このことです。

訳もわからず、その子に「バラどうしたの?もらわなかった?」と問い掛けました。そうしたら
「恥ずかしいから、あんなの持ち帰れません。あのセンスどうにかしてます。
先輩、欲しいんなら、分けますよ。持ってかえってください」
と、キッパリ。

そう、ロマンチックな悪友は玉砕したのです。

先日、学生時代の友人に久々に会い、思い出した青春のヒトコマです。









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最終更新日  2005年12月05日 21時10分39秒
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