雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2020年07月10日
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カテゴリ: お酒を愉しむ
何で?と自分でも不思議に思うのだが、昔はワインが苦手だった。1杯飲むだけで翌日頭が痛くなったものだ。
それを克服できてから、たまに酒販店でもワインを薦められるようになり、買ったものの、消費するのは年に数本。ということで、赤ワインが特に家に溜まるようになった。

ずっと貧乏暮らしだったので、ワインセラーなどというものがない。ということで、ワイン運搬用の段ボールをもらって、それを横に倒してワインを挿し、セラーのようにして家の涼しいところに置いていた。「びんぼうセラー」である。
そこにワインは徐々に溜まっていった。ついには1ダース(12本)1箱だけではおさまらず、2箱となり、片方の「びんぼうセラー」には赤、もう片方には白、とすみ分けまで始まったのだった。

ところが、近年、家でもワインをたしなむようになり、古いものは保存が難しい。コンディションが悪くなるとせっかく過去に薦めてもらったワイン(せいぜい高くても3000円以下)もダメになってしまう。自分の老い先を考えると、ちょっとここでいったん全部呑み干してリセットしたほうがよいかなと思い、時々夜更けに「最後、ちょっと呑みたいな」と思うときに、「えいや!」とびんぼうセラーから赤ワインをランダムに引っこ抜く。

怪しい日本産のワインから、よくわからないフランスやチリ産まで、いろんなのがあるのだが、基本12年以上、瓶の状態で保存されていたものばかり。澱(おり)もすごいが、コルクの柔らかさ(要は腐りかけている)も半端ない。そーっと抜かないとコルクがワインに沈んでアレになってしまうので、緊張感満載である。

半ダースほど消費したところで気づいたのは、常温で保存して、かつ値段の割には「うまい」と感じるワインばかりなのだ。状態が良く、高級だなぁと思えるものが8割以上。なんかもったいないなーと思い始めてきた(ただし日本産は古いものほど醸造技術が未熟なので、危険度が増える)。

振り返ると2000年代は、同じブランドにしてもまだワインの値段が今ほど高くなかったし、特に海外のワイン醸造所は今よりも丁寧にワインを造っていたように思う。
このあたり、ウイスキーも同じような状況で、2000年代はスコッチのスペイサイドなんかは安かったのに、今は倍くらいの値段になっている。廃番になったウイスキーなんかも結構ある。2000年代に買って、未開封のウイスキーが家にまだ2ダースほどあるのだが(汗)、ネットで見ると数倍以上になり、結構いいお値段になっているものも多い。


ともあれ、なんだか最近、古いワインを呑んでいると、ちゃんとしたものは時間が経ってもちゃんとした味だし、造り手が責任を持って造っているものは、値段はちゃんと騰がっているんだな、それが経済の正常な状態だよな、などと感じるのである。昨日呑んだコートデュローヌのグルナッシュ100%の2007年ものなんかは、今の市価で4600円くらいになっていた(え~!)。

どうも美味しいので「最後に一杯」はついつい「いっぱい!!」になってしまう。…いかんいかん。





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最終更新日  2020年07月14日 15時51分40秒
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