雅の日記~お気楽生活をめざして

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2024年03月11日
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マーラーの交響曲第2番『復活』を知り合いが演奏するというので聴きに行った。1時間半の長尺で休憩なしの演奏。第5楽章は合唱つき。演奏するほうも聴くほうも体力がいるという、いわば「我慢比べ大会」だ。

マーラーを生演奏で聞くのははじめてだったのだが、以前から個人的にあまり好きではない。何をしたいのか作曲意図がよくわからず、しかもだらだらと長いというのがイメージだから。
でも、音楽界隈ではマーラの評論できる人は「すごい、かっこいい」みたいな雰囲気もある。インテリが愛好するのかもしれない。
たまにいいメロディが走っても、その部分だけであって、つながりがあるようでない、と感じる。
その割には演者は200人以上。マーラーが生きていた当時は第2次産業革命で、蒸気船とか鉄道とか発達したころ。金持ちがより金持ちになった時代だ。パトロンとして、マーラーに大金をはたいていたからこそ、こんな大掛かりなしかけができたんだと思う。第2番ではあまり歌わないソプラノとメゾソプラノが舞台に鎮座しているが、あれはきっとパトロンの愛人の歌手を飾りとして置く意図があったのではないか、とも思った。
構成自体はまるで音楽界の壮大な公共事業みたいだった。

音楽自体も、最初はビョークの『ダンサー・インザ・ダーク』を彷彿とさせる。もちろんマーラーのほうが制作年はずっと前なのだが、工場内部の音に聞こえるのである。ストンプみたいな感じ。自然界の音も含めて、この交響曲のパート、パートが「これに似てるな」と考えるのは楽しかった。でもまとまりはない。

私は食べ物が好きなので、マーラーを聴きながら、途中から「麻辣(まーらー)」のことを考えていた。麻はぴりりとした山椒・花椒のしびれの辛さ、辣は唐辛子のホットな痛覚を刺激する辛さのことだ。おおよそロマン派の系譜の旋律とは異なる感じで、マーラーを聴きながら麻辣タンメンが浮かんでは消え、次に麻辣醤が浮かんでは「これは違う」と消去し、音楽好きの人が知ったら怒るであろうことばかり考えていた。
経営の神様といわれたドラッカー同様、本は難しくてよく理解できないが、知ったかぶりすると「すごい」といわれる音楽なのかなぁ。まぁ私に教養がないからわからないのだろう。


3月9日土曜日
ピエロ・マンチーニ クカイオーネ ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ イタリア 白 ハーフボトル
産土 穂増(ほませ) 四條農 純米吟醸 1合 ※これ、かなり好きなシリーズです。
小布施 イリヤソントン 2023 1合半

3月10日日曜日
ギネス 生 3パイント





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最終更新日  2024年03月11日 16時54分25秒
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