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対巨人戦2試合目。今年初の「生虎観戦」をしてきた。本当は3連戦全部の切符を取りたかったのだが、わが虎の藤浪投手が、3連戦の頭に投げるのではないかと開幕前に予想していた。そうなると、開幕戦でのドラゴンズとの試合で、開幕投手が藤浪にはならない。という風に予想し主張していたのだが、周囲は「開幕は藤浪に決まっているじゃん!」と口をそろえる。結果的には開幕がメッセンジャーで、巨人戦の初戦が藤浪という予想がドンピシャだった。で、なぜ藤浪先発を言い当てておいて、エースの試合を観に行かないかというと、私が藤浪先発の試合を生で見たときには敗けるというジンクスがあるから(笑)もう10試合以上見ているのだが、一度も勝ったことがない。藤浪が裏目なのか私が裏目なのかはわからないけれど、とにかく相性が悪いので、先発予想をして、その試合は外して観るようにしている。まぁ、一種の願掛けみたいなものだ。明日も切符を取ってあるので観に行くので、今から気分ルンルンである。ただ、試合中は昔だったら虎グッズで「キメて」、メガホンをガンガン叩いてヤジ…じゃなかった熱心な応援もしていたのだが、最近は気になったシーンでメモを取っていることが多い。ナンバージャージも来ていないので、非常に地味で、傍から見たら巨人のファンなのか、阪神のファンなのかはわからないんじゃないかと思う。試合を分析しながら真剣に見る機会が多いので、ビールを呑まずに観戦。昔とすっかり観戦スタイルが変わってしまった。試合自体は先発の阪神・岩田投手が菅野の打球をうまく拾えず、ヒットにしてしまったところから、岩田の悪い癖の「独り相撲」が始まり、これで試合は終わったと思ったら案の定だった。3対0で虎に黒星がついたが、試合内容的にはそれ以上の点差の開きがあったように感じる。自分の分析を裏切るくらい、タイガースが活躍してくれることを願っているのだが、どうも最近裏切ってくれないのがちょっと悲しい。ところで、今年から東京ドームの椅子がリッチになって、ただのプラスチックの安い椅子だったのが、クッションがついた。「ふかふか」になって、試合をくつろぎながら観ることができたので大満足である。一方で残念なのが、ビールの売り子のサービスが落ちたこと。芸能界入りの登竜門になっていることが知られ、顔の可愛い女の子が激増したのだが、その反面、観客にぶつかっても無視するとか、ビールを注いでいる間は歩いているお客さんの通路をふさいでも無視する(というか気づかない)娘が増えた。愛嬌のない方も多く、「人に好かれるのは、顔の良し悪し以上のことがあるのだぞ」と諭したくなるのは、おばさんになりかけているからなのだろうか。<お酒メモ>4月4日月曜日宗玄 にごり生 2合マス・サン・ローラン(フランスの白) 1/2本 ※これ、かなりコスパがいいです。お薦め。ミネラルがあるので、魚貝類とあわせると尚よし^^福寿 純米吟醸 1合半
2016年04月06日
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3月25日からプロ野球が開幕した。金土日はお客さんが呼べることから、今年は早めにペナントレースがはじまったのだろう。というわけでまだ2試合しか消化していないのだけれど、阪神タイガースの試合の結果を見ていて感じているのは「鳥谷が6番で大丈夫なのか」ということである。まだヒットが出ていないことが気になってしまった一番の原因なのだが、鳥谷自体が「6番バッターという役割」をよくわかっていない状態で、打席に立っているのではないかと感じるのだ。野球というのは、打順によって求められることが違う。6番というポジションは第2の3番バッターとも言われる役割で、塁上に溜まっているランナーを返す役割や、ファウルで粘ってカウントをいっぱいにさせることなどを含め、ピッチャーにプレッシャーをかけて、後続につなげるようなプレーが期待される。故に出塁率や打率などがそこそこいい選手が座ることが多い。確かに、鳥谷という選手は出塁率や打率に関して、6番バッターの要素を満たしているが、それは天性の資質から出した結果であって、求められて達成した結果ではない。言い方が悪いことを承知で言えば「頭を使っていない」のである。むしろ「○番バッターの役割を考えろ」などと言われると、頭で考え込んでしまって、うまく打てなくなってしまう場面が多い。チームキャプテンに就任し、そういう仕事を求められるようになってからは、以前の様な「すごいな」と思う打席が減り、成績が悪くなっているのが気になる。まぁ、先ほども書いたようにまだ2試合なので何ともいえないが、私は鳥谷6番は適切なポジションではないと考えている。
2016年03月26日
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先日、松岡修造が、フィギュアスケートで322点という史上最高得点をたたき出した羽生結弦くんにインタビューをしているのをテレビで観た。以前から顔に似合わず「肉食」といわれていた羽生くんの喋りが「オラオラ」系だったので、結構びっくりした。と同時に、この喋り、以前聞いたことのあるパターンだなと思った。しばらくして「あ、全盛期の北島康介と一緒だ」と気付いた。北島康介は200m平泳ぎのレジェンドだが、彼も最初にオリンピックで金メダルをとったときに、似たような「ビッグマウス」で、世間をにぎわせた。今の羽生くんよりはちょっとBraveで多少粗野だった印象があるが、羽生くんのインタビューを観ているとデジャブだった。いちど山の頂に登ったものは、他の人には見えない山、あるいは山の登り方を模索していかないと、モチベーションやメンタルがもたない。まだその人間が、自分自身の限界まで来ていないと思ったときは「オラオラ」するのも仕方ないのかな、と思う。だから羽生くんは、私が想像もつかないくらいすごいことを、まだまだこれからやるのだろうと思った。これと対極的に、能力があるのに、その前に「自分自身が壁」となり「自分と闘ってしまう」ことで、パフォーマンスが出せずにいるのが、女子フィギュアの浅田真央さんだろう。野球で言うと、メジャーに行ったマック鈴木や退団した阪神のマートンなんかが当てはまると思う。自分のやり方や型に対して、ものすごく神経質すぎるが故に、いったんセットポジションやフォームが悪くなると、首を捻りながら試合に望んでいる。対戦相手を見て、戦っていないのである。スポーツだとわかりやすいが、仕事の現場でも(わかりにくいけれど)同じことは起こっている。自分の場合は「この仕事は1回しかない。同じ仕事のように見えても相手は違う。やりなおしは効かないのだ」と思って挑むのだが、これは北島・羽生的発想で、「自分に圧をかけてパフォーマンスを引き出す」やり方である。「1回1回が一期一会で、二度と同じものはないのだから」というシチュエーションで「だから精一杯やろう」と攻めの方向で考えられるタイプに向くやり方である。そういう考え方をしたときに「ミスしたらどうしよう」とか、悪いイメージばかり浮かんで、そっちのイメトレに傾いてしまう人には、向かない。真央さタイプは自分に圧をかけないほうがよいし、周囲のこともそんなに気にしないほうがいい。第一、(真央さんはちょっと違うだろうが)自分が思っているほど、世の中は自分のことを観察していない。潜在意識にある自らの視線を意識しすぎなのだ。自分自身にかける「圧力」がプラスに働く人もいるし、マイナスに働く人もいる。どっちのタイプか考えて、日常あれこれ考えるのが一番利口だと思う。<お酒メモ>12月1日火曜日シャルドネワイン フランス2013 グラスで3つギネス 生5パイント
2015年12月03日
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日本シリーズが終わってから、スポーツ新聞のネタがなくなったせいか、阪神タイガースのキャンプ報道が例年になく熱い。というか熱すぎてちょっと心配になっている。と批判しつつも、ついつい記事のほとんどに目を通してしまうのだけれど(笑)。ただ金本新監督を筆頭に、一所懸命やっているのはわかるが、来年のシーズン開幕前にバテてしまうのではないかと危惧している。ノビノビ打たせて柵越え連発、というけれど、実戦ではノビノビ打たせてもらえないわけで。今は感触を掴むためにはいいのかもしれないが、「頭でやる野球」とか「カウントごとで打席での対応を変える」とか、そういったことを選手に仕込んだほうがよいのではないだろうか。それができないことが今年の貧打につながったのだと思う。「打つ意識を強く持つ」ということと「打つための具体的なイメージを持って打席に立つ」ことは異なる。前者はひとつ間違えば「ヤマを張る勘違いのフルスイング」に陥る。金本監督は現役時代のバッティングセンスと鍛えた身体があったからきちんと打てたが、それを感覚でできない選手には後者の「頭を伴った野球」を教え込む必要がある。そこが足りないまま開幕に行ってしまうのではないか、という懸念がある。投手のほうも心配だ。報道どおり抑えられない呉が来季も抑えを任され、金本監督と同じ釜の飯を食った球児が帰って来ても、なんの戦力強化にもならない。立ち上がりでコントロールが定まらない日は首を捻ってすぐに降板する、「ボラティリティの高い」藤浪を、金村コーチが「頭がいい」と絶賛しているのも心配である。頭がよければ、調子の悪い時でもそれなりに組み立てができるのだが、それができないのが藤浪の課題。それを見抜けないコーチというのは先行きが不安である。メッセンジャーに教えてもらったほうがよっぽどいい。一番怖いのはタイガースが強そうだ、という「おべんちゃら報道」を選手が新聞で確認をして、気が緩んだり、過剰な自信を持って、チーム自体が「自爆」することである。タイガースは人気球団だから、他チームで2流3流の選手が、本当にちやほやされる。勘違いしてしまいやすい土壌が元からあるので、心配の種が尽きないのである。<お酒メモ>11月3日火曜日山本 雄町 紫ラベル 生原酒 1合小布施 9号酵母 1合蒼空 美山錦 1合半鳳凰美田 生 1合半11月4日 水曜日白ワイン グラスで2つ
2015年11月04日
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クライマックスシリーズ1stステージ第3戦を観てきた。スタメン発表は通常、プレイボールの30分前になされる。今日は14時開始だったので、13時半少し前に東京ドームに到着し、3塁側に着席して阪神のオーダーを聞いていた。それを聞いたときに正直、なんでこんなオーダーにしたのか?と不思議に思うと同時に、今日勝つことはものすごく困難だと思った。和田監督は、シーズン中もそうだったが時々相手投手が左投げの時に、右打ちの打者ばかり並べる打線を組むことがある。セオリーから言えば左投手に対して右打ちを並べるのは正しいことだが、現状の阪神選手の打率の低さから考えれば、唯一3割を超えていた左の今成を外してまで右打者を並べるというのは、首をかしげざるを得なかった。しかも、引退表明をしている代打の切り札の関本を6番サードでスタメン起用。負けてしまえばラストゲームなわけだ。和田監督は現役時代、関本と一緒に戦った時期もある。個人的にも気遣いを見せたかったのだろう。だから関本を引退試合としてはなむけでスタメン起用したとしたら、それは公私混同だと思う。美談どころか、「監督として、あなたは何をやっているの?」と言いたい。「今日負けたら、俺もセキも最後だから、一緒に最初から最後までプレーをしよう」。そういう感覚は、同僚だったら許せるが、指揮官としては大間違いである。もともと関本はユーティリティプレーヤーだが、年齢のこともあり、近年は代打1本。集中力や体力のことを考えれば、短期決戦で「ここぞ」というときに起用するのが、関本の良さを引き出し、チームの勝利に一番貢献できる方法だったのではなだろうか。呼吸が合わない能見と鶴岡のバッテリーの組ませ方も間違っていたし、途中交代した岩田と梅野のバッテリーという選択も最適な組み合わせではなかった。早めの代打攻勢で、7回に入った時には、巨人と比較して、阪神の打順はすでにめちゃくちゃになっていて、つなぐ野球ができない状態になっていた。最初にどういうオーダーを組むか、チャンスが巡ってきたときに、誰を代打で選び、その後の打線もつながるようにしていくか…そういう方策を考えるのが監督の仕事なのに、今日の和田豊はそれができていなかった。監督としての技量は、残念ながらやっぱりその程度だったのかもしれない。結局、和田監督にとっても関本にとっても、そしてマートンにとっても、阪神タイガース在籍最後のラストゲームだったのに、試合自体は自滅パターンだったのは残念だった。試合前の準備の段階で、すでに間違っていたように思う。でも、これが野球なのだ。負けに不思議の負けなし。負けは必然の結果なのである。私は今日、15年以上前に買った和田豊のナンバージャージを着て応援していたせいか、試合後「お疲れ様」と周りの阪神ファンから声をかけられた。「今日が私のラストゲームでした。私の采配が悪かったせいで、今日はファンの皆様にご迷惑をおかけしました」と言うと、巨人ファンも阪神ファンも「わはは」と笑っていた。試合後(そこにいた人はすべて初対面だったのだが)、写真を一緒に撮ったり、ビールをごちそうしてもらって試合の総括をしたりで、阿部選手のヒーローインタビューが終わっても1時間近く、東京ドームにいた。警備員さんにも「今日が阪神タイガース在籍最後の日なので」と背番号を見せると「もう少し居ても大丈夫ですよ」と笑顔でフォローしてくれたおかげで、消灯した東京ドームの姿も見ることができ、今日はいろいろ面白い経験をさせてもらったように思う。和田豊のナンバージャージも今日で着納めである。来シーズンから別の選手のを新調しないといけないなぁ。
2015年10月12日
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シルバーウィーク中に東京ドームで巨人×阪神を観たのだが、良くも悪くも今の阪神を象徴するかのような試合だった。3塁まで進むが、あと1本がでない。「E」がつかないヒューマンエラーがたくさん発生する。投手対策で左打者をそろえるが、右打者でチーム髄一の打率を誇る今成がスタメンから外される。急速が早いだけの呉の石直球で、ムダに塁にランナーが貯まる(起用しなければいいだけなのだが)。15時をちょっと過ぎた頃だっただろうか、ネットのニュースで中村GMの急逝を知った。中村GMといえば、90年代の阪神タイガース暗黒時代を作った張本人なのだが、監督だった92年にタイガースが一瞬強くなった記憶が鮮烈で、「さえない監督」なのに、球団内部では評判がよろしかったようだ。私はあの92年、2位の野村ヤクルトに4ゲーム差をつけていた9月、突然失速し、優勝を逃したことを今でも鮮明に覚えている。タイガースが今年優勝したら1985年の日本一の年と同じように景気もよくなるに違いない、バブルがやってくるぞ~と妄想する一方、この92年パターンで優勝が無理になれば、好景気の空気感だけひきずって、奈落がやってくる直前の92年と今が同じになってしまうのではないかと不安に感じていた。ゲンかつぎというのは、しすぎるのは「アホ」だが、歴史は似たような弧を描く。だから多少は時代性みたいなものを勘案しながら、世の中を感じるのは大切なことだと思う。さて、どうやら野球はBad Endの92年シナリオに着地しそうだが、アベノミクスはどうなりますことやら・・・。話を元に戻す。東京ドームにいた日、私は和田監督が現役時代につけていた「6」のナンバージャージを着ていたのだが、ふと「和田監督がユニフォームを脱ぐ日が着たら、さすがにもうこれを着て野球観戦をすることはないだろうな」と思った。その昔、和田監督が監督になることが決まった後、本人にお会いしたことがあるのだが「監督というのは最後のポジションで、それを辞めたら、もう2度と阪神で何かをやるということはないだろうな」と話していた。和田監督がユニフォームを脱ぐとき、私の「6」も、役目を終えるということをそのときからなんとなく意識していたけれど、よもやそれを着ている球場でふと思い出したのも、虫の知らせと言うか、予兆だったのかもしれない。今回の終盤のタイガース失速で、本日(25日)退任が決まったようだ。和田監督は、現役引退した後はすぐコーチになり、ずっと阪神と一緒に生きてきた。けれど、今年で「阪神」を本当に引退するわけで、どんな心境なのかな、と思ったのだった。それは現役引退よりも、重たい何かがあるのではないのかな?と類推している。
2015年09月23日
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一応会社が休みなので「ちょっとした旅くらいしないともったいない」と思い、青春18きっぷで甲子園まで行ってきた。さすがに鈍行で1日を使って関西に行くというのは忙しないので、お友達のご厚意に甘えて、初日は名古屋まで行って、夜は宴をし、翌日名古屋から甲子園までと、片道2日間かけて甲子園へたどり着いた。前年は年1200万人だった訪日観光客が、インバウンド政策で今年は半年で900万人も訪れているため、ハイシーズンの今は宿をとるのも絶望的。泊めてくださった各地の友人に感謝するばかりである。甲子園に行ったのは、知人の学校の試合の応援のため。夏の甲子園に初出場し、1回戦は甲子園常連校を撃破し、せっかく会社が休みのはずなのだから足を運ぼうと思って出かけだった。今年はいちど阪神戦を見ようと試みたのですが、当日は試合が雨で流れて叶わなかったので、今回はちょうどよかった。甲子園100周年ということもあり、その節目の年に高校野球を観るなんて、なんて人生で思い出深い経験なんだと、試合前からワクワクしていました。高校野球のチケットは「1日通し券」と「試合ごとの券」があり、当日券は基本、見たい試合の前の1時間くらいから、球場周辺に立つ席ごとのプラカードの後ろに並んで購入を待つ。前の試合が終わって出てきたお客さん分の枚数だけ次の試合の入場券を発行するのだ。甲子園はもちろん関西圏にあるので、関西勢のカードになると、見に来るお客さんも増えるから、早めに並ばないといけない。人気カードもそう。15日の第1試合の早実戦は清宮選手が出ていたから、朝6時40分にチケットが売り切れたという。幸い私が見たい試合は、関西の人にとってはマイナーなカードで、かつ第2試合までは関西勢同士の試合が続いたので、割とすんなり入れた。運のいいことに試合前に知人と再会し、写真を撮ったりはしゃいだりもできた。メガホンなど応援グッズもいただいたので、3塁側のアルプススタンドに陣取って試合観戦。ひょっとしたら勝てるかも、と思ったが、点をとるべきところであと一本が出ず、残念ながら2回戦敗退。ただ、素敵だと思ったのは、相手チームがマウンドに集まって相談しているときに、知人の学校の吹奏楽部が演奏をフェードアウトしてものすごく小さい音で演奏を続け、試合再開になると元の音量に戻す。そういう相手への配慮をしながらの演奏に「おもてなし」みたいな心遣いを感じた。勉強やスポーツだけではなく、ちゃんとした人間教育をやっているんだな、と思い、なんだか嬉しくなった。暑さ対策をしていたけれど、試合中は風が吹き、屋根の位置の関係で途中から日陰に覆われたので、そんなに日焼けもせず、のんびりと観戦できた。心に残る1日になった。
2015年08月14日
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しばらく会っていないけれども、大切な知人が学校法人を経営しているのだが(要は校長先生)、県大会で見事優勝し、今年初めて夏の甲子園に出場することが決まった。春のセンバツでは1度だけ出た経験があるのだが、「実力」で勝ち取った切符である。今回こそ、甲子園で初勝利を決めて欲しいなぁと思う。可能であれば、甲子園まで行って生観戦できたら…と考えているが、もっか(←中日ドラゴンズの選手ではない)お盆休みも仕事がちらほら入ってきているので、自分の予定がまったく見えない。いつもこういう感じ。たまたま休みになれば、予定がないので、昼酒をするしかない。私がいつも酒を呑むのは、こういう合理的(?)な理由からなのだ(笑)せめて試合のときくらいは仕事を中断してビール片手に・・・とやりたいなぁ^^それにしても、今年は夏の高校野球が始まる前から、テレビで高校球児の特集が多い。地区大会の決勝をテレビ中継するのも結構あったように思う。おそらく理由は2つあって、ひとつは早実の清宮選手などの大物高校生が今年は多いこと、もうひとつはセ・リーグが締まらない試合をしていることで混戦になっていることなのではないか。これがプロ?と目を覆いたくなるような采配やプレーが目立つのだ。一方で今年の高校野球はゲッツーがあったり、走塁などで「ほぉ」と思う印象的なシーンをよく見かける。そういうわけで私は今年に限ってはセ・リーグの試合より高校野球をウォッチしている時間が長いので、これからが楽しみである。<お酒メモ>8月1日土曜日アサヒスーパードライ 瓶 コップで1つ半明鏡止水 純米吟醸 1合黒龍 1合半初亀 純米大吟醸 生 1合こんな夜に… 中取り純米大吟醸 生 1合半風の森 1合半開運 1合白ワイン イタリア 1/2本8月2日日曜日生ビール タンブラー1つ
2015年08月01日
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昨晩、仕事でドハマリして23時過ぎに帰宅。その時点ではまだ朝食を食べていないという状態だったのだが、ストリーミングのラジオをつけ、とりあえず何かを口にしようと思ってメニューを考えていたが、突然思考停止した。まだ阪神タイガースと広島カープの試合(長野)が、繰り広げられていたからだ。結局、互いに決め手がなく、グダグダのまま引き分けで試合が終わったのだが、終了時刻時点で23時45分くらい。23時半を過ぎたあたりから解説者が昔話しかしなくなり、時に沈黙する始末。実況担当だけがかろうじて時々喋っていたが、「球場にはコウモリががたくさん飛んでいます」「先程よりもコウモリの数が増えています」と謎の「コウモリ中継」を行っており、なんだか異様であった。阪神・上本の応援歌のメロディはなかなか歌として難しいのだが、これもファンが力尽きたのか、それともトランペットの先導がなくなったせいなのか(22時以降は鳴り物禁止)はわからないが、とにかく聴くには香ばしい感じになっていた。阪神が引き分け、巨人がDeNAに負けたせいで、試合終了時点で阪神と巨人が同率首位。タイガースは開幕以来の首位返り咲きである。しかし、喜べない。貯金はないからだ。つまり、セ・リーグがすべて貯金なしという珍事が起こっている。原因は混戦ということも挙げられるが、そもそも交流戦でセ・リーグはパ・リーグに負けまくった。近年セパの実力差がどんどん開いているように感じるし、野球自体が面白いのはパ・リーグだと思う。セ・リーグは何でもセオリーどおりだし、野球自体が小さい。力勝負というのはなく、すべてコースをついてアウトをとろうという「セコい野球」に陥っているように感じる。さすがにこれからは交流戦はないので、これからはセ・リーグ内で貯金を作るチームは出来てくるのだが、今日私がわくわくしているのは阪神×広島→阪神が負ける巨人×DeNA→巨人が負けるということになると、全チームが借金を持つことになるわけで、もしそうなったら翌日の新聞のスポーツ欄は、切り抜いて一生とっておこうと思っている。多分人生でこんなことはないだろうからな~(^^;阪神ファンなのに何考えているだろう、私・・・(爆)
2015年06月24日
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開幕から阪神タイガースの試合結果が「出来すぎ」である。ほぼ毎日のようにテレビで試合の流れを見ている。先日早速生観戦もしたのだが、どうも、・勝てる流れのないときはひたすらこらえ・相手のミスを促すように守備でも「ふり(捕球できないのに捕球するしぐさをして相手のスタートを遅らせる」などをし・(走塁やダイビングキャッチトライなど)うまくいくためのリスクテイクを可能な限りとる・選手を信頼しすぎず、ダメなときには早めに次の策を取るといったことが、「勝てるはずのない試合」でも勝ち星として取っている要因なのではないかと感じている。これは相場にも通じることだと思う。元来ハートが弱い和田監督は数年前に愛人問題で物議を醸したが、それを糧に随分ふてぶてしくなった、というか監督業と家族のために生きると腹を決めたのではないか。逃げるのをやめて、勝負に出ると決めた人間が、「こつこつと努力する」ことと「地頭のよさ」があると、パフォーマンスは劇的に変化する。周辺には監督業はやりたくない、と漏らしていたときとは打って変わって、随分聡(さと)く、味のあることをするようになったなぁと感じている。勝ちが続けば調子に乗って夜遊びする選手もいるだろうが、そこも選手に媚びず、適宜手綱を締められるようになれば、もしかしたら和田監督は長期政権をとるかもしれない、そんな風に思う昨今である。<お酒メモ>ヱビスビール 生 プラコップ2つ弱小布施 エロティック 日本酒 3号酵母 生もと 2合
2015年04月02日
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移動日を挟んで今日は日本シリーズ第3戦。敵地福岡ヤフオクドームで開催される。以下は私が2戦見たところで思ったこと。今後の対戦結果がどうなるかは神のみぞ知るところだが、留意して観戦したいと思う。1)上本の使い方セカンドを守る上本は今期セリーグで17失策で失策王となっている。日本シリーズでも、内川の球を危なげに補球したり、お手玉したり、今宮の球をトンネルしたり・・・と芸のバリエーションは多種多彩。ヒッティングでそれを挽回するタイプなのだが、日本シリーズに入ってから投手と合っていないので、エラーが目立ち、バッティングの調子が悪そうなら、早めに代打を送るべき(その場合セカンドに西岡を入れてサードに新井良太、あるいは今成などを入れて補填する)。2)鶴岡にマスクをかぶせるな第2戦で先発マスクを被った鶴岡。日本シリーズ経験者と言うことでの起用なのだろうが、配球の勉強ができていないキャッチャーで、打者に粘られるとすぐにアウトコースを要求し、単調に打たれるきらいがある。パリーグもそのへんは研究済みなので、避けたほうがよいと思う。ベンチを暖めて、スーパーサブとして座っていたほうが無難では。3)狩野はラッキーボーイになる?もともと捕手だった狩野。新井貴の腰痛に伴い、急遽1軍にあがったが、第2戦では代打で初ヒットを記録。もともと心理戦が得意なタイプで、研究熱心。金本と一緒に筋トレをはじめてから随分とパワーヒッターになったと思う。パリーグ向きの打者といえるので、日本シリーズでうまく起用すればラッキーボーイになれるかもしれないと感じている。4)福留の変調変調と書いて良いかどうかわからないが、日本シリーズがはじまって現在スタメンでドンケツの打率。身長以下の1割台の数字になっている。スイングを見る限りCSの神がかったバッティングと違い、シーズン中の福留さんに戻ってきている気がする。不振だったら不振でさっさと変えるべし。ギャンブルかもしれないが3)で挙げた狩野と、試合終盤で外野を交替するというのもありではないだろうか。・・・「女のくせに」と言われがちですが、いや、本当に野球とタイガースが好きなのです(笑)
2014年10月28日
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日本シリーズをはじめて生で観た。お金を奮発して、1塁側のちょっといい席に座った。しかし観たのが第2戦だったので残念ながら負け試合。今季、甲子園で観た3戦のうち初の負けとなった(ToT)先発ピッチャーの能見がストライク先行&球数少なめで投げていたが、ストライクを取りに行くところで球があまく入り、痛打されるといったパターンで、被安打も多かった。今シーズンの悪い能見がしっかり出てしまった投球だったと思う(><)公式戦も手に汗握る試合は多いけれど、日本シリーズはまた違った緊張感がスタジアムに漂っており、6回に狩野が代打で初ヒットを打つまでは、球場全体が御通夜みたいだった。ビールの売り子が必至に声をかけても、あまり反応がなく、売れ行きはかなり鈍かったんだと思う。だって私も8回表のソフトバンクの攻撃に入るまでは、ビールを呑む気すらおきなかったのだから(笑)手に汗握り、重苦しい雰囲気の試合だったので、胃が締め付けられるような気分のまま観戦し、何も受け付けなかったのだ。だから6回裏に狩野がヒットを打った後に西岡がタイムリーの2塁打を打って1点入ったときには思わず涙がでて、首に巻いていた虎のマフラータオルで涙をぬぐい、それはそれは大変だったのでした。9回裏のツーアウトから突然雨が振り出し、その後激しい雷雨に。何かの天罰が下ったと思うくらい、雨に降られて球場を後にし、なんだか「水分」によく縁のある1日だった。第7戦のチケットも確保しているが、もう一度見られるのだろうか?毎日すごい枚数の福沢諭吉が財布から出て行くけれど、人生でなかなかないことだから、懐のほうも腹を決めて、とにかく日本シリーズの推移を見守ろうと思う。使うべきときにはしっかりカネを使うべし。人生、カネばかり優先して、本当にやりたいことを犠牲にしてはダメなのよ( -_-)<お酒メモ>日曜日球場 アサヒスーパードライ 生 コップ半分ヱビスビール 生 中ジョッキ1つ奥播磨 生辛口 おちょこで2つ緑川 純米 おちょこで2つ美丈夫 しゅわっ!(発泡)1合風の森 1合月曜日蒼空 美山錦 半合寿喜心 生 (愛媛)※「喜」は七という文字を3つ重ねたもの 半合
2014年10月26日
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阪神タイガースが日本シリーズへの出場権を勝ち取った。うわー、どうなってるんだろう。先週月曜日に先行発売でクライマックスシリーズのファイナルステージのチケットがあって、そのときはまだ巨人の対戦相手が広島か阪神かわからない状況で、買おうかどうか迷ったのだけれど、買っておけばよかったなぁ(笑)とはいっても、昨日は大学で学生向けの講演をやったので、物理的には無理だったのだけれど。それにしても昨日のというか、クライマックスシリーズのファイナルステージ、すごすぎであった。まさかストレートで4勝するとは夢にも思わなかったし、あんな空中戦で勝てるとは思わなかった。「神がかっている」といっても過言ではない。実は昨日土曜日(17日)、日本シリーズ出場が決まった後の記憶がほとんどない(笑)興奮が過ぎて、大酒を呑んでいたことだけは「うろ覚え」している。呑んでいる人の中にははじめてお会いした人もおり、そういう意味で多少自制を効かせたつもりだったことは記憶の片隅にある。相手からあとで「また一緒に呑みたい」メールが届いていたから、粗相はなかったんだと思う。それにしても勝利が決まったあと、携帯メールに「おめでとう」メッセージがものすごくたくさん届いていて、それが幸せのレバレッジとなり、嬉しくて鯨飲してしまったのかもしれない。阪神タイガースと私のことを気にかけてくれる人がこんなにいるんだ、ということが心に強く伝わって、しみじみ呑んでしまったのだと思う。今朝は昼過ぎまで惰眠をむさぼり、少し重たい頭をようやくあげて、パリーグのクライマックスシリーズを観ている。日本シリーズのチケットをとれるあてはないけれど、会社には「仮に日本シリーズに行くことになったら何が何でも休暇をとらせてもらいます。休ませてください」と事前に宣言している。なんとかチケットを入手して、ぜひ生観戦したい。メールをくださったみなさま、本当に感謝しております。雅、いろんな意味で本当に幸せです(´Д⊂ヽどうもありがとうございます。゚・(ノД`)人(´Д`)人(Д` )・゚。<お酒メモ>金曜日生ビール 中2つ土曜日サッポロ生 中1つ黒龍三十八号 純米 半合開運 純米 生詰め 半合新政 6号酵母 半合山本 緑 1合半ギネス 生 2パイント
2014年10月19日
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野球好きが高じて、ここ数年は野球を観たり、野球のことを考えると、頭の中で野村監督がぼやく。曰く「脳内ノムさん」。昨日阪神戦を観戦している最中も「野球は3の倍数で考えろ」とか、いろいろ解説してくれる。昨日は先発のメッセンジャーが8回をぴしゃりと抑え、まだ113球だったことから(注:メッセンジャーは130球くらいまでは球威が落ちない)、そのまま9回も行くと思ったが、和田監督が逃げ切りシフトを図り、投手を呉、捕手を梅野から鶴岡に替え、さらに打撃好調のマートンを俊介に変えて守備固め。いやーな予感がする。「抑えの呉は1点差で出すのは危ない。この流れでメッセンジャーに完投させるべきだ」「呉を出すことは、巨人5番の村田にとって相性がよく、危険だ」「鶴岡は配球も単調だし、あいつは補球ができない」脳内ノムさんがぼやきはじめ、そのままの言葉が私の口をついて出る。まるでイタコである。隣の知らないお兄さんがこちらを凝視。でも、そんなのはいつものこと。もう慣れた。(ちなみに「代打に(高橋)由伸を出せ」と試合中そのお兄さんは叫んだが、私がぼそっと「由伸は昨日登録抹消になったから出ないよ」と言ったらひいてた)多分、仮に横にノムさんがいても、脳内ノムさんはぼやき続け、ノムさんをもうならせることがあるかもしれない(なーんちゃって(^^)そして「天王山」はご存じのとおり、哀しいくらいドラマティックなサヨナラ負けを喫し、私は東京ドームを後にしたのだった。<お酒メモ>ヱビスビール 生 カップで2つフランギーナ 白 イタリア ハーフボトル
2014年08月27日
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健康診断で医師と相談のうえでバリウム回避。よし、今日からしっかりお酒が呑めるぞ(爆)というわけで、本日から阪神×巨人の首位攻防戦が始まる。私も万難を排して野球観戦としゃれ込みたいと思う。わがタイガースと首位ジャイアンツのゲーム差は1.5ゲーム。全部勝たないと、この3連戦終了後=阪神首位が拝めないわけで、珍しく緊張モードである。なにせ、タイガースが死のロードで勝ち越した年はほとんどない。今年は辛くも5分近くでこらえているものの、昨年のこの時期に巨人に3タテをくらって、9月は負け癖がついた。そういう悪夢が私の頭をよぎるわけである。しかも今回のカードの3戦目の先発予想は藤浪。私は過去藤浪が登板する試合を4試合観ているのだが、すべて負けている。彼が入団して勝った試合を一度も生で観ていないのだ(ToT)3戦目のチケットを持っているのだが、行かないほうがいいのかな…。
2014年08月26日
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今シーズンは阪神戦を球場で観戦している回数が多い。今日も西武戦をこれから観に行く(^o^)/うちは能見が先発、西武は菊池雄星らしい。今月はあともう1試合チケットがあるので(←これはいただきもの。感謝)、6月末までで6試合観る勘定である。本来なら至極幸福なことだが、なぜか観に行く試合はしんどいものが多い。昨年あれだけお世話(?)になった西岡選手が出る試合はまだ1試合も観ていないし、できれば彼が戦列復帰したあとの阪神戦を(シーズン後半になるだろうが)ぜひ観たいなと思う。今日は内野なのだが、今シーズンは久しぶりに外野でも野球観戦した。外野だと、応援がメインになるし、攻撃回は立ちっぱなしになるが、声も出せるし、メガホンも力いっぱいたたけるから、それはそれで楽しい(し、運動量が激しいので、ちょっと痩せたりもする)。でも、1人でも球場に足を運んでしまうのが玉にキズ。女一人で球場に行って熱く応援するのは傍から見ると強烈に「浮く」らしい。そんなに変なのかな?確かに、女性一人で熱く応援しているというのは見たことがない。たいていは2人以上だなぁ…(苦笑)。では、行ってきます~♪
2014年06月14日
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久しぶりに甲子園で野球観戦。生で観戦する、ラジオ中継を聴く、テレビ視聴する、新聞やニュースなどでダイジェストを確認しながら試合を振り返る――どれも野球に触れるという点では同じだけれど、同じ試合でもどの方法でアクセスするかで視点が全く変わってくるから面白い。物事を「複眼」で見るということは全てのことに当てはまる重要なやり方だが、野球はそういう素養を養うのに適していると思う。それはさておき、おかげさまで観戦した試合は5点ビハインドを克服して逆転勝利を飾ったのだが、3つ気になることがあった。1)当日券が結構ある打線が好調である。これだけバカスカ打つタイガースは珍しい。なのに当日券が結構余っている。これは多分ファンがフロントや采配に対して呆れており、勝てそうにないという心理の裏返しなのだと思う。たまたま今は打てているが、そういう状態を素直に受け入れられないファンが増えているということが「チケット余り」という現象をもたらしているのではないか。2)打率セリーグ最下位・福留の応援対巨人戦で大けがを負った西岡との交錯後、絶不調の福留選手。年俸4憶円で打率1割台。「守備の人」というには高すぎる給与である。昨シーズンからタイガースの一員だが、ファンからかなり生温かい目で見られている。代打で出たときの応援歌が他の選手に比べて著しく小さいのに驚いた。3)抑えの呉の適性クローザーの呉選手は韓国で最多セーブ記録を持ち、奪三振率が高いという触れ込みで来た鳴り入りの投手。だが私が見る限り、球はさほど早く見えないし、球自体が軽いのですぐ見切られて打ち返されている。投げるテンポも悪く、ランナーを出しがちである。1回を抑えるのに30球近くかかるというのはどうも前評判と全く違う気がする。対戦が2順目、3順目に入れば研究されてすぐ打ちこまれる気がする。右の福原のほうがよっぽどいい働きをするように見えるが。タイガースがビジターで戦う試合と違って、やはりホームだとファンの声援の仕方や服装をはじめ、いろいろ違いがあるから勉強になる。そんなにしょっちゅう行けるわけではないけれど、やっぱり年に1度は甲子園で野球を観たいなぁ。<お酒メモ>土曜日球場生ビール スーパードライ1つ半、一番搾り1つアルゼンチン白ワイングラスで2つチリ赤ワイングラスで2つモンテプルチアーノ イタリア赤ワイングラスで1つ秋鹿 純米 カップ酒1つ福寿 シャーベット酒 カップ酒1つ萩の露 生原酒 1合日曜日蒼空 美山錦 2合弱七本槍 半合オーガニックソアベ イタリア白 1/2本
2014年04月19日
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弱い、弱すぎる。というか、投手がいない。というか、リードすべき捕手がいないから打たれる。今年の阪神タイガースは乱打戦ばかりで見ていて本当に疲れる。野球になっていない野球を見せられて「これがプロか!」と思うくらい情けない。捕手9人擁していても、1人前にもならない。野球は足し算ができない。2流、3流の捕手ばかり集めてもダメなのだよ( -_-)昨シーズンは対ヤクルト戦では大きく勝ち越していたわがタイガース。「お得意様」だったはずなのだが、今年は最初のカードで負け越した。そして昨日もDeNA戦で、4点のリードを守れず、敗戦した。こんなタイガースに背中を向けるファンが増えたのだろうか。今年はやけにチケットがとりやすい。5月の3~5日の対ヤクルト戦(神宮)のチケットは争奪戦だと思い、3日間全部申し込んだら、全部取れてしまった(汗)こんなこと、10年以上なかったので、寒いものを感じている。私もタイガースは好きだけれど、あくまで「野球」が好きで、その中でタイガースを応援している。だけれど今年のタイガースは「野球」すらやっていない。見えるのはフロントのドタバタと、稚拙なプレーの陳列。外野だって2000円くらいお金を払わないと観られないけれど、2000円払う気にもなれないプレー。これではお客さんもソッポを向くのも当然である。やるべきことは2つ。捕手と投手に手を入れることだ。まずは先発の立て直し。先発候補5枚のうち3枚は確実に勝てる要因を連れてくること。2軍や育成枠でイキのいいのを5番手としてローテに入れ、交流戦前に試すこと。そして、20代後半でも「若手」といわれている連中を、トレードで出して投手を獲得すること。外国人枠はパンパンだから海外スカウトする必要はない。次に中継ぎを左右各1枚増やすこと。配球の組み立てを考えられない榎田は、球に伸びがあるのだから中継ぎを任せるべきだと思う、捕手に関しては藤井のリードも見切られていると思う。梅野を将来の候補として時々マスクを被らせつつも、清水、日高あたりを投手との組み合わせで上手に使うしかない。外野手に転向した狩野は、普段も人のしぐさや癖など、細かいことに気づく人なので、私は捕手に向くと思っていたのだが、残念ながら腰を壊してしまったからなぁ。なんてぼやくあたり、私も「暗黒時代のタイガースファン」に逆戻りしてしまったかも(苦笑)。
2014年04月09日
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リビングに「阪神タイガースカレンダー」を飾って、暇があれば眺めているのだが、3月は大和たち4人が出ている。本来ならばキャキャー言うところだが、それを見るたびにため息が出る。今年はシーズン前から、ダメ虎の気配濃厚で、テンションが上がらないのだ。気がつくと上本、大和、俊介、柴田と、30歳直前なのに「若手」といわれている選手ばかり。捕手も中途半端な1.5~2軍クラスの選手ばかり。中軸はおらず、阪神OBオマリースカウトした外国人ゴメスは開幕前から問題児。オープン戦を見ても負けっぱなし。試合はちぐはぐで、どうも現場と指揮側の意思統一が図られていない。練習をちゃんとやらずに、ぶっつけ本番で踊ろうとする(能力の無い)プリマドンナを見ているようで、それはそれは物悲しい気分になるのだ。こういうときに中間管理職である監督が、フロントと現場の間でうまくバランスを取るのが腕の見せ所なのだが・・・。弱いタイガースをずっと見てきているけれど、90年代の弱いときも弱いときなりに選手に個性があった。けれど今はその覇気もない。新庄や亀山など、とんがった選手が見当たらないのである。これでは応援し甲斐もないというわけで、いつになくこのブログでもタイガースの話題が減っていることを自覚する今日この頃である(><)<お酒メモ>17日月曜日ソアベクラシコ 白 2/3本小布施ルージュ 2011 赤 1/2本蒼空 美山錦 1合くらい18日火曜日ひる麦とホップ 小さめジョッキ1つシャブリ 白 1/2本弱
2014年03月18日
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ソチ五輪が始まり、毎日どこかの局で中継が行われているが、なんだかつまらない。なぜか?と考えながら観ていてあることに気づいた。生中継→他局で録画を放送という種目が多すぎるのだ。放映権料の高騰もあり、高視聴率を狙えるリッチコンテンツを放送したいというテレビ局の思惑はわからないではないが、日本人が出る種目ばかり狙ってピンポイントで中継し、それを何度も流すというのは、視聴者を舐めている気がする。「あ、これ見た」という種目ばかりだと、視聴者はそもそもテレビを観ることを辞めるだろうし、自爆行為なんじゃないか。個人的には日本人が誰も出ていない男子アルペン滑降はとてもエキサイティングだった。単純なルールだし、非常に見ごたえがあったのに、日本人が出ていないというだけでカットしまくりの編集(スタートとゴールしか流さないとか)、稚拙な解説といった具合で、面白さが半減していたのが残念だった。競技自体が面白ければ、日本人がいなくとも、将来「やってみようかな」と思う若い視聴者がきっと出てくるわけで。もう少しスポーツ放送というのを、各局は大切に扱って欲しいなぁと感じる。野球も同じことが言えると思う。<お酒メモ>宗玄 生 2合ど辛 おちょこで1つ澤乃井 立春朝搾り 2合
2014年02月10日
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マー君こと田中将大投手がヤンキースと契約合意に達したというニュースを見て驚いた。7年契約、総額161億円だという。1年当たりの平均年俸は23億円となり、まさにアメリカンドリームだと思うのだけれど。マー君は今シーズンの成績が24勝0敗、防御率は1点台と抜群だが、仮にメジャーでもこの成績を残せるとして、単純計算で1勝1億円以上のギャラをもらうことになる。しかも、むこうは球数制限があり、ほぼ100球で交替だから、1球投げるごとに100万円もらうことになる。この金額が適正かと思うと、ちょっと違うんじゃないかと思う。メジャーは年間シートを購入する人も多く、観戦しない日はその球団のホームページのオークションにチケットを出品することも可能だ。つまり価格には自由競争が働いているわけだが、ワールドシリーズになると1試合10万~50万円。この金額を考えると、小さい頃に野球を観て、将来選手になることを夢見る、なんていうのは昔の話で、今はショウビジネス化しているのではないか。日本における野球観戦はこんなには高くはないが、それでも最近、年に数試合ほどしか球場で見ない私でも「チケット高くなったなぁ」と思うようになった。内野席のいいところで観ようとすると、平気で1万円近くかかるし、観戦中の飲食を考えると結構な金額がかかる。学生時代にアルバイトをして、それで外野自由席を押さえて野球観戦に興じたことが懐かしい。あのときのほうが、まだ野球は手の届く娯楽だったように思う。<お酒メモ>ソアベクラシコ 白 1/2本グラスマウンテン 2010年 カベルネ 1/2本
2014年01月23日
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クライマックスシリーズの1stステージは広島が勝った。9月から昇り鯉になった広島と、張子の虎になってしまった阪神との力の差は歴然としていて、阪神はとてもじゃないけれど、勝ち抜けるとは思っていなかった。特に、シーズン終盤から阪神はフォアボールや見えないエラー(捕球から投げるまでの時間の長さとか、どの位置で守備をするかとか、微妙なタイミングのタッチとか)など、アマチュアのようなプレーが本当に目立った。だから昨日13日の1stステージ第2戦は、観るのが本当につらかった。とはいえ、頑張ってテレビを見続けた。負ければ阪神・桧山の、現役最後の試合になるからだ。タイガースに勝って欲しいと思いつつ、今日が最後の試合になるんだろうなと思いながら試合を観ている私。虎ファンらしい、ねじくれた心理である。そして9回2アウト。4番マートンに代打は送られなかった。万事休す。マートンが打つかどうかはわからない。祈りながらマートンの打席を見守ると、幸いにもヒットを打ち、桧山がバッターボックスに立つ機会が巡ってきた。友人何人かも一緒に視聴していたので桧山の応援歌とフリをテレビの前で踊りつつ(笑)、打席を見守る。渋いセンター前ヒットでも打ってくれればと祈っていたら、桧山の身体とバットが、美しくひねった動きを見せ、球が打ち返された。観たことのない、桧山らしくないスイング。球は浜風が吹く甲子園で、最も深く、そこに入ることが難しい場所に入っていった。ホームランだった。現役最後の終えかたと言うのは人それぞれだけれど、こんな最高のシチュエーションで、最高の結果を出す選手はそういない。桧山自身にとってもちろん最高だろうが、それをライブで観ていた自分も、とても幸せだと思った。阪神ファンにとっては歴史に残る瞬間を観たのである。桧山はタイガースで「代打の神様」といわれていたけど、野球の神様って、本当にいるんじゃないかと感じていた。うわぁぁ…と私は思わず叫び声をあげて、めっちゃ泣いた。周りの友人もそれを許してくれているようだったので、久しぶりに大量に涙を流したのだった(その後の新井貴の三振は、「新井らしい」感じのプレーで、今年の阪神タイガースは幕を閉じた)。<お酒メモ>土曜日 ひるヱビスビール 中瓶 2/3本よるキリンクラシックラガー 瓶 コップで2つ鳳凰美田 ひやおろし 1合初亀 本醸造生原酒 1合ナパの赤ワイン グラスに半分蒼空 ひやおろし、おりがらみ、愛山 合計で3合弱シャンパン グラスで2つ赤ワイン グラスで3つ
2013年10月13日
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景気波動の1つにコンドラチェフの波というのがある。これは50~60年を1周期とするものだが、最近野球でこの波動のことを思い出すことが多い。昨日はヤクルト×阪神をテレビで観戦していたのだが、ヤクルト・バレンティン選手の56、57号ホームランは1周期ぶりくらいの記録だし、楽天・田中投手(マーくん)が更新中の連続勝利は101年ぶりの世界記録だから、2周期分ということになる。野球だけではなくてもこの波動のことを意識する機会が増えた。2020年の東京オリンピックは56年ぶりだし、日本が半導体を扱い始め、その技術による栄華が終ったような気がする昨今、指折り数えてみれば60年くらいになる。コンドラチェフの波は「ある世代が還暦を迎え引退し、新しい世代が台頭するサイクルの1表現なのかも」と言った投資家さんがいたが、確かにそうなのかもしれない。それにしても、バレンティンに打たれた榎田大樹投手は、一生VTRで背中が映し出されるんだろうなぁ…阪神が85年にバックスクリーン3連発を出したときの、巨人の槙原投手と同じポジションを獲得してしまった(汗)<お酒メモ>モルツ 生中 1つちょっと南 純米吟醸 1合鶴齢 純米吟醸 半合グリド甲州 白 1/2合黒龍 ひやおろし おちょこで1つセントピータースイングリッシュエール コップで1つ
2013年09月16日
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楽天の田中将大投手が西鉄の稲尾投手&巨人の松田投手が打ち立てた20連勝という記録を破り、本日の西武戦で新記録を打ち立てた(試合スコアは3-1)。今日は阪神戦をBSで観ていたのだが、本当は楽天戦を観たかったと思うほど興味があったカードだった。残念ながらCSの朝日2chが観れる状況になかったので1球速報で情報を追いながら阪神戦を視聴していたが、あきらかに気持ちはマー君の動向だった。あとでVTRを観たが、気迫がみなぎっていて、勝負としては最高のカードだった。それにしても「神様、仏様、稲尾様」を超えるマー君はすごい。ノムさんがその昔「マー君、神の子、不思議の子」とコメントしていたけれど、ノムさんは慧眼と類まれなキャッチコピーのセンスがあると思う。神の子が成長して、神になり、神越えを果たしたのだから^^高校野球で駒大付属苫小牧のエースとして活躍していたころから彼の投球を観るのが大好きで、当時はハンカチ王子のほうが人気があったことに私はどうもピンとこなかった。ハンカチ王子はどうみても高校野球が精いっぱいのレベルの球筋だったけれど、マー君のそれは重くて、力強さがあった。肩の強さも魅力的だった。だからタイガースの選手ではないけれど、ずっと応援していた。今はただ嬉しくて、先ほど祝杯でまたワインをつい空けはじめてしまった^^肝臓さん、ごめんなさい(^^;<お酒メモ>ヴェルテンブルガー 白ビール グラスで2つオルヴァル(ベルギービール) コップで2つヴューマネント グランレゼルヴァ カルベネール 赤 グラスで1つ目
2013年08月16日
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お恥ずかしい話なのだけれど、昨晩Yahoo!ニュースのトップに「阪神和田監督不倫」の文字が躍った後、ショックで眠気が吹っ飛んでしまい、今日はすこぶる寝不足。和田豊監督が日大から阪神に入団した時からものすごくファンだった私。結婚したことを新聞のベタ記事で知ったときには、ショックでショックで、その夜本当に枕を濡らしてしくしく泣いたくらい好きだったのである。なので、今日仕事の終わりに『週刊新潮』の4ページの記事を読んだあと、あまりの記事のリアリティに驚き、奥さんの気持ちや不倫相手の星さんのことをあれこれ思うと、その凄惨さにおののいた。ついには立てなくなってしまって、その場にへたり込んでしまったのである。「おいおい、たかだか元プロ野球選手だった地味なおっさんの話じゃん」とか「慰謝料が原監督の浮気騒動よりも少額だったから、女がリークしたんだろ」とか「下半身タイガース元帥、私生活は一足早く死のロード」とかあれこれ周囲に言われたのだけれど、何の返事もできなかった。ものすごく衝撃を受けていたらしく、記事を読んだあと、友人に電話している自分の声は震えているわ、うまく歩けないわで、ちょっと様子がおかしいのである。多分、私が見知った時からすでにそういう状態が始まっていたし、そういうことが「あるわけない」と信じ切っていたからこそ、ダメージがでかかったのかもしれない。信用していたものが崩れ落ちることに、私は多分弱いんだと思う。だから慎重に、自分の「信頼のテリトリー」に入れるまでは用心に用心を重ねる。だからまだ信じていないものに対しては、常に2重3重どころか、もっともっと網を張る。そうしてリスクとか裏切りとかトラブルの準備をしておくのだけれど。一度輪の中に入れたものの信頼が毀損することにめっぽう弱い。まだまだ人を見る目がないなーと思う雅であった。
2013年07月05日
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交流戦のさなかに、セ・リーグ首位に躍り出た阪神タイガース。だけれど安心はできない。「ああ大丈夫だ」と思った瞬間にコケる点では、相場と非常によく似ている。そう、阪神タイガースが強い年は、株価も強いのである!!(なんのこっちゃ)さて、話は戻るのだけれど、首位でいながら安心できないのは不安材料が目白押しだからだ。 開幕スタメン4番を張っていた新井良太は打撃不振で2軍落ち。扇の要、藤井も足の違和感を訴えて9日のロッテ戦で交代している。2番の大和も、投手に球数を平均6球以上投げさせるいやらしいバッティングはしているが、いかんせん2ストライクまで追い込まれると、ボールかどうかを見極めずにファールでカットに走る。だから出塁率は下がり、ヒットが減っている。新井貴浩のバッティングも少しずつ崩れてきていて、下り坂なのが見える。 投手も安心できない。少し前に2軍落ちした抑えの久保は、2軍の試合でも失点を重ね、ピリッとしない。代わりに安藤と筒井が継投で頑張っているが、安藤も疲れが見えてきている。最近勝ち投手=先発投手という試合が減ってきているタイガースは、「先発が僅差で踏ん張れない」ということを示している。かろうじて当たっている打者に一発が出たり、相手チームのエラーに救われている状況だ。 「勝ちに不思議の勝ちあり」とは野村克也氏の言葉だが、今のタイガースは幸運の女神に救われている時期だと思う。 巨人が少しスランプに陥っているため、タイガースが首位に躍り出ることができた、くらいに思っていたほうがよい。慢心は禁物である。でも、優勝しそうになったら、また会社をずーーーっと休んで甲子園周辺で泊まり込むかもしれない(←前科あり)。
2013年06月12日
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相場のことではない。巨人のことである。17試合を終えて12勝3敗2分けで勝率8割。2位のチームはちょうど勝率5割なので、それはもうぶっちぎりなのである。敗戦を喫したのは対阪神だけで、あとのチームは巨人にまったく勝てていないのである。過去の記憶にないくらい、強いのだ。最多安打のタイトルを昨季とった長野や坂本は、今シーズンはまだ調子が悪そうだし、阿部も故障その他で波がある。ボウカーが日本シリーズから急に打ち出して、打率の割はそれほどではないが、勝負強さを発揮している。でも、「強すぎる」決め手がなかなかみつからないのに、結果として強いのが今年の巨人。うーん、いったいなぜだろう…。 <お酒メモ>どピンク 2合弱飛露喜 特別純米 2合弱蒼空、澤屋松本純米大吟醸をそれぞれちょっと。
2013年04月19日
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開幕から2カード連続で負け越しした阪神タイガース。今日も精彩を欠いた野手の守備と打線のつながらなさで、プロ初先発で好投した榎田を見殺しにした。個人的には以下の2つの改善をすべきだと思う。1)打線の組み替え1番、2番と打撃好調な西岡と大和はそのままにしておくとして、中軸以下を入れ替えたほうがよいと思う。3番鳥谷の出塁率はシーズン当初は低調なことが多いので目をつぶるとして、決勝点を献上することに貢献した4番の新井良太は、精神的にも参っていると思うので、打順を下げたほうがよい。またチャンスに初球に手を出して得点圏打率を下げる福留も同様である。個人的にはコンラッドを4番にし、以下マートン、良太、福留の順で打線を考えてみるのも一手である。代打では関本の調子が非常に良い。バッティングフォームが整っている。グリップエンドが見える鳥谷や良太の調子の悪さとは対象的だ。関本はユーティリティプレーヤーなので、良太の調子が悪ければ、しばらく内野スタメンで関本を起用してもよいと思う。2)捕手の見直し正捕手・藤井の配球が変わった。一口でいえば「悪くなった」。引退した城島と同じ、同じコースに重ねて球を要求する。藤波の初先発の時もそうだった。そのことで配球が単純になり、狙い球を絞られて打たれてしまう。選手に応じての、球の組み立てができていない。元阪神で捕手だった山田がコーチとして帰ってきたが、山田とのコミュニケーションがあるのかどうか心配になる配球である。打撃も緩慢で期待ができないので、今季は終盤の7回をすぎて負けていると、8番藤井、9番投手のところにそれぞれ代打が入る。和田監督がバッティングに関して信頼していないどころか、配球に関しても首をかしげているのではと思う一場面である。今日の中日戦で先発のマスクをかぶらなかったのは賢明だ。小宮山や日高をもっと起用して育ててもよいのではないか。なんてことを考えてしまうのである。野球はもともと好きだし、タイガースも昔から好きなのだが、ここ数年野球の見方がどんどん変わってきており、ついついタイガースが不調だとあれこれ「自分だったらどう対応するか」という思考に耽ってしまう。タイガースファンの方は、どう思っているのか、気になるところである。
2013年04月05日
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知り合いが校長をやっている高校が、春のセンバツ高校野球に初出場することになった。今日、その組み合わせが発表されたのだが、初戦は仙台育英 Σ(・∀・|||)ゲッ!!プロ野球が注目しているエース・上林率いる優勝候補じゃないですか・・・。仮に勝ったとしても、2回戦は早稲田実業の可能性が高い。うーん、ガチで大変なところばかりと当たる…。4月に一緒に呑もうと約束しているのだが、その前に甲子園にかけつけて、せめて一緒に応援したいなぁと考え始めている。甲子園というのは結構お金のかかるイベントである。応援をする学生も含めて、敗退するまでは周辺の宿泊所を抑えなければいけないし、関西圏周辺でなければ移動費もばかにならない。3回戦まで出場するとなれば約2000万~3000万円はかかるという。甲子園に近い県の高校に強豪が多いのは、「ホーム」が近く、金銭的に余裕があることも影響しているのかもしれない。ただ、仙台育英に慢心があれば勝機はあるかもしれない。知人は「勝つためにどうするか」という奇手奇策に長けているからだ。ビジネスとか、ケンカに通じるところもある話だが、要は目的を達成するために必要な方策は何か、それを身につけるためにすべきことは何かという、思考のブレイクダウンがきっちりとできる人物なのだ。番狂わせが起こるといいな。
2013年03月16日
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昨日の大忘年会で、阪神タイガースカレンダーをいただいた^^リビングには毎年阪神タイガースカレンダーを掛けているので、とても嬉しいのだが。開いてみてびっくり。「ずれっぷり」がひどいのだ。表紙からしてイタい。中央にはMLBに行った藤川球児が鎮座している。めくった次には引退した金本知憲のプレー集が載っており、過去のスター選手のオンパレードである。(楽しみだからまだ各月は見ないようにしているのだが)このままだと、オリックスに行った平野も出てきそうな気配である(^^;若手などが活躍していれば、カレンダーの編成はこうはならないわけで、まさに、今の「暗黒時代」を象徴するかのような混迷っぷりなのだ。2013年のトラッキーを組み合わせたロゴマークもなんだかパッとしないし、見ていると暗澹たる気持ちになってくる。ううううう。<お酒メモ>昨日の大忘年会にお越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました。黒を基調とした縞のマフラーをお忘れになった方がおりまして、お預かりしています。お心当たりのある方がいらっしゃいましたら、メールをいただければ幸甚です。庭のうぐいすスパークリング 発泡ピンク コップ1つ庭のうぐいす おうから 1合十四代 純米吟醸 1合飛露喜 うすにごり 純米 生 1合半蒼空 美山錦 純米吟醸 2合黒龍 吟醸 半合小布施ブラン、小布施ルージュ赤、高畠ワインシャルドネ無添加白、小布施限定赤(山梨産マスカットベリーA使用)あわせてグラス3つくらい多摩自慢 純米 2合
2012年12月30日
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FA宣言した阪神の平野恵一内野手が、正式にオリックス入りすることが決まった。もともとは、打率が2割5分にも満たないのに、作季年俸1億9000万円から提示された出来高2億円の年俸提示を「評価されていない」とゴネたことから、阪神とすったもんだした末の結末である。公正な目で見れば、シーズン後半に出場機会が減り、ラフなプレーからのエラーも多出、それを他人のせいにするにつけ、「小柄で献身的な枝葉の選手」というイメージががらっとかわってしまった。そういう結果の上で銭闘をする平野を見て、個人的には「彼は終わったな」と思ったのだった。だから阪神から去っても仕方ない。組織の和を乱す人間は、捨て駒同然のピンポイントで用いられるか、その集団を去るか、どちらかの選択肢しかないからである。ところで、平野の年俸が高額すぎたために、阪神はオリックスから人的あるいは金銭保障を受け取ることができる。阪神は人的保障を示唆し、しかも投手を欲しがっているから、おそらく「井川あたりはどうだ?」と打診くらいしているのかもしれない。よくよく考えると、平野を獲るのは、オリックス的にはリスクの高すぎる買い物である。そこでひとつ思うのは、「この一連の取引は、一企業の循環取引ではないか?」という点だ。オリックスと阪神は、阪神阪急ホールディングス傘下の会社、つまり関連会社である。オリックスに井川がいるより、阪神に来て話題性が高まれば、低迷していた阪神ファンが観戦に来て、興行収入も上がり、連結決算としてはプラスの効果が見込まれる。残念ながらオリックスは、よっぽどの選手が来ない限り、動員増は見込めないから、阪神のほうのコンテンツを高めたほうが、ホールディングスとしての総和は大きくなる。それゆえ「循環取引≒人事異動」をさせたのかなと思っている。まぁ、この読みがあたっているとしたら、これは偽の売り上げを高めるわけではなく、リアルな売り上げを高めるためにやっている施策だから「循環取引」とは厳密には異なるが、お手盛り感は満載である。そもそもNPBでは、同一企業の複数球団保有を禁じているのに、阪神とオリックスに関しては、1)親会社が持ち株会社の下に統合している、2)古くからそれぞれが球団を保有していたという経緯から、うやむやになっている状態なのだ。「平野限り」だったら目をつぶるけれど、今後こういうのが目立ってきたらいやだなと思う虎女であった。
2012年12月26日
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昨日NKH杯のフィギュアスケート女子のフリー(FS)が行われたが、結局前日のSPとの合計点で、浅田真央が優勝した。ただ、浅田真央のFSのジャンプは失敗も多かったし、『白鳥の湖』の音楽から演技が半テンポ~ワンテンポずれていたので、「え?これで優勝?」というのが正直な感想だった。FS自体の点数は技術点よりも構成点でかなり稼いでいたようだが、それもなんだか採点として怪しいなぁという印象だった。なんだか、浅田真央を無理にでも優勝させて、復活の印象を与えたいというバイアスが、あったのではないかと思うくらいだった。選手の反応も不思議だった。既に競技を終えた男子の1位の羽生弓弦と2位の高橋大輔が、浅田真央のFSの点数が出て、彼女の優勝が決まった瞬間、高橋「おい、今日は『あきこる』ぞ」羽生「あきこる~」と興奮しながら叫んでいる声を、マイクが拾ってしまっていた。おそらく、FRで126点超というダントツ1位の点数で、総合2位に食い込んだ鈴木明子のお祝いを今晩やるぞ、という意味なんだと思う。確かに鈴木明子の演技は見事で、摂食障害から立ち直った後、徐々に力を付けていた時代の「顔の怖さ」は今はなくなり、芸術的な雰囲気を醸し出す演技が目立つようになった。今回テーマ曲に選んだ、シルク・ドゥ・ソレイユの『O(オー)』というプログラムを私は観たことがあるのだけれど、あのエレジーのこもった、「うたかた」のような奇妙な世界観を、音楽に合わせて見事に演じ切っていたように思う。27歳と言ったらフィギュアではベテランなのだが、彼女は今もまだ進化していて、すごいなぁと感じている。話が脱線してしまったけれど、男子たちの「あきこる」は、今回の試合は文句なく鈴木明子が実質優勝したみたいなもんだ、という気持ちがあったように思えた。と同時に、男子が鈴木明子を慕っている一方で、浅田真央との間にはふだん、距離があるのかも、とも感じられた。浅田真央は昔から注目され過ぎたが故に、良くも悪くも特別扱いされていて、ちょっとかわいそうに思う。彼女に何の罪もないのだけれど、神格化しすぎたことで、ちょっと辛そうな印象を受ける。<お酒メモ>黒龍三十八号 1合半
2012年11月25日
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日本ハムの陽岱鋼(ようだいかん)。茶髪ちょいロン毛で、赤いリストを巻いていて、外野を守る。ライトスタンドに投げキスや手を振ったり、ちょっとチャラい感じが、新庄剛志を髣髴とさせる。バッティングフォームや打球の飛ばす方向も似ているし、肌や唇周りの少し薄い色という身体の特徴もダブる。その陽岱鋼選手、来シーズンから背番号を「24」から「1」に変更するという。これは森本の前に新庄が3年間つけていた背番号である。うーむ、陽岱鋼の新庄化が止まらない。もともと陽岱鋼は新庄を尊敬していたという。人間は尊敬する人のマネをしたがるものである。親の癖を子供がいつの間にか真似るのも、この作用からである。そういうわけで陽岱鋼は新庄になりたい、なりたいと思っているうちにプレースタイルも、雰囲気もそっくりになっていったんだろう。それだけではなく、今や、打率は新庄を追い越している。世阿弥が説いた「守破離」(しゅはり・師匠の教えを守り、次にそれを超え、最終的には独自の新しい型を身につけること)のようだなぁと感じている。私?ええ、新庄が好きだったから、陽岱鋼も好きですよ(^^;顔は私好みではないけれど・・・(←聞いてない)<お酒メモ>くどき上手(出羽櫻) 22%磨き 純米大吟醸 1合蒼空 美山錦 純米吟醸 3合鳳凰美田 生 2合半
2012年11月22日
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昨日から日本シリーズが始まった。もちろんタイガースは出ていないのだけれど、楽しく観ている。日本ハムの糸井選手が個人的に好きで、どうも日本ハムの試合が中継される時にはチャンネルを合わせてしまうのである。あのスイングのヘッドスピードの早さ、そして強肩による華麗なる守備。どれをとっても素晴らしいと思う。もともと投手だったのだが、バッティングの良さを買われて野手に転向。3割以上を打ち続け、ゴールデングラブも連続で獲り続けている、本当にすごいバッターなのだ。ところで、日本ハムの試合は、純粋に野球として楽しめるコンテンツである。伸び伸びやっているし、各選手が自分のできる役割を考えて、能動的に動いている。またそれが企業組織のいいお手本みたいで、観ていて飽きないのだ。一方で対する巨人は、個人的にはアンチなのだが、選手層が厚く、本当にいい球団だと思う。原監督が長期政権で、生え抜きを目利きで選び、育てた成果が出ている。この両者が激突する試合が面白くないわけがない。昨日は一方的なワンサイドゲームで、巨人が勝利したけれど、今日はどうなるか楽しみである。久しぶりに野球の試合自体を心ゆくまで堪能している。<お酒メモ>宇州ワイン 勝沼の菱山の 白 グラスで2つ →地元の人たちが自分達用に作っているワイン。本来非売品、ラベルなし。蒼空 美山錦 純米吟醸 3合菊姫 ねかせたの 純米 1合弱飛露喜 ひやおろし 1合半山本ブルーハワイ あたためて おちょこで2つ
2012年10月28日
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このところ野球エントリーが続いておりますが、ご容赦を。昨日は鉄人・金本知憲の引退試合。たまたまだが、完全生中継をBS-1でやるということで、それが観られる場所に何人かで居たものだから、おもむろにスイッチを入れ、試合を眺めていた。この試合の見所は4番レフト・金本が長嶋茂雄氏が持つ歴代7位の1522打点の記録を抜くかどうかだった。しかし、3番ショート・鳥谷がチャンスを作るたびに凡退という有様だった。「なんで長嶋、長嶋って、長嶋ばかりを引き合いに出すんだ。ワシのほうがもっと打ったぞ」と、横にいる人が言う。「長嶋さんは各部門でそこそこの記録を残したから、名前が挙がりやすいんですよ。あなたの記録はもっと上だから、名前をテレビで言われるのはそうないことでしょう」と、向かいに居る人がナイスツッコミを入れる。確かに、長嶋茂雄氏の記録は、どの部門でも5位~10位くらいのレンジに入っていることが多い。なのに王・長嶋と両並びで称される。「記憶の長嶋」といわれるゆえんである。もっとよい記録を残した人がぼやくのは、当然かもしれない。和やかな雰囲気の中で、野球を見続ける。金本の第3打席、結構大きい当たりだったが、バットの芯で捉えていなかった。身体が開いてライトポール際のファールになる。「数年前でしたが、2006年と2007年の金本のバッティングフォームの写真を比較したときに、大きく変わっていました。そこから金本のバッティングはおかしくなった。それまでは身体のセンターに体軸がすっと通っており、身体が開いていないのでボールを最後まで見ながらバットに当てることが出来た。しかし、改造したといわれるバッティングフォームは身体が開いていて、それをかばうかのようにひざを曲げ、軸がまっすぐではなくなった。金本のピークが過ぎたのは、その頃からだったと思うんです」と私は言う。「だからコンマ2秒、ふり遅れて、今みたいなファールになる」と答えが返ってくる。「そう思うんですけれど、違いますかねぇ」「雅のお仕事は虎番なの?」「いいえ。ただ好きなだけ」「よく見ているなぁ」「そんなこともないですよ。ただ、タイガースに愛情を持ってるからこそ、そういうのが気になるだけです」ぼんやり見ているうちに試合は9回表、2アウト。最後の打者が打ったフライがレフトに飛び、金本がそれをつかむ。「現役最後の試合のウイニングボールを捕球するなんて、出来すぎだよ。ワシは引退試合もやってもらえなかったのになぁ。贅沢だなぁ」笑顔でベンチに下がる金本の姿を見ながら、横にいたその人は再びぼやく。そのとき、「もしかして私も、ずいぶん贅沢なことを経験しているのかも」とわれに返った。というのも、アニキ・金本の引退試合は雨で3度にわたって延期され、本来昨日やるはずではなかったのである。だのに、期せずしてその引退試合を、不思議な空間で、不思議な人と隣あわせで観たことに、ただただ感謝したのだった。
2012年10月10日
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昨日、たまたま巨人の最終戦を観ていた。相手はDeNA。今季の最多安打のタイトルは巨人の坂本と長野が争っていた。その差はこの試合までで3安打だったのだが、この試合で坂本が4打数3安打と気を吐き、ここまで最多安打数を誇っていた長野に並んだのだった。7回、二塁打を放った坂本の次の打席は長野。ここで1本打ってタイトルを獲得するかどうかという場面。巨人ファンならずとも興奮する場面だったのだが、巨人ベンチの様子がおかしい。「ん?」気が付くと、長野はベンチでうなずき、代打が送られた。直後、二塁に居る坂本が大映しになり、涙ぐんでいた。「原監督の温情ですね。二人にタイトルを獲らせたいと。長野はその判断を支持してうなずき、ベンチに戻ります。美しいですね」と、解説がしゃべった。なんなんだ、この八百長みたいなタイトル争いは、と正直思った。野球好きとしてはガチンコで誰がタイトルを獲るかを見たいわけであって、こんなかたちの試合を観たいのではないのである。「おててつないで、徒競走は一緒でゴール」みたいなものを見せられて、ちょっと嫌な気持ちになった。チーム内といえど、これは個人成績の争いであり、監督が打順を変えたり、代打を送って差配するものではない。スポーツマンシップと遠くかけ離れた「社内力学」。こんなことをしていては、野球人気は落ちていく一方だろうし、原監督のジャイアンツ愛とは、スポーツを一所懸命真剣にやる組織に対する愛ではなくて、ただ、忠誠を尽くした会社の後輩たちに配慮する内向きの愛なのだろう。あほらしくなって、テレビを消したのであった。原監督はピッチャーの杉内に最多勝のタイトルを獲らせたくて、シーズン終盤、生え抜きのドラフト一位の投手、内海の登板機会に、打てないバッターを多く入れて試合を厳しいものにしていた。まったくお客さんや、選手を馬鹿にしている采配だなと思った矢先だった。世界のスポーツ視聴の中で、野球というのはサッカーに比べてものすごく小さい。競技人口と観戦者を増やそうというわけでWBCを開催しているという状況の中で、日本のプロ野球が、力vs力の勝負ではなく(消化試合であろうと)お手盛りで試合をしている。その傲慢さが私には許せないのであった。国内のプロ野球人気は低下している。このままではまずいのに、当事者意識がないんだろうな。<お酒メモ>明鏡止水 秋上がり 1合
2012年10月08日
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阪神タイガースの両キャプテンである鳥谷敬と藤川球児。どちらも投打の看板選手であり、揃って今年、FA権を取得した。そのふたりが、今、全く違う動きをしている。野球選手として盛りはすぎているだろう球児は、「何が何でもメジャーに行く、金は関係ない。自分の力を米国で試してみたい」と言って、夢を押し通して阪神を出る。ただ、自分がやりたいことに対する意識が強すぎて、シーズンが終わらないうちに「故障」と称して、さっさと仕事を放棄してしまった(本人はブログでそうではないと言明したが、それは方便だろう)。一方で鳥谷はメジャーへの夢はあったものの、残留が濃厚である。鳥谷は意外と堅実派で、阪神に居たほうが年俸が高いのだったら、メジャーに行かなくてもいい、と考えているらしい。普段から自分の感情を表にほとんど出さないと言われている鳥谷。私は彼はすごいなぁと思っている。阪神関係者の話によれば、彼はウェイトトレーニングをどの選手よりもきちんとやり、身体を維持するために、きちんとサプリ等を決まった時間に摂取しているという。試合でも出塁率はセリーグでトップクラス。打率は今シーズンは芳しくないが、選球眼の良さで四球を選ぶことで、塁に出ようとしている。三塁にランナーがいれば、右方向へヒットを打とうと計算したりする賢さもある。それができるだけでもすごいのに、彼はそれが選手として当たり前のことだと思っているから、それを達成しても表情を変えない。鳥谷は岡田監督がドラフトで獲得し、阪神に入団した。早稲田の後輩ということもあり、入団当時から岡田監督は、ショートで鳥谷を起用し続けた。当時、選手のタイプとしては似ている藤本(現ヤクルト)が非常に活躍していたが、その藤本を控えに回して、まだプロの世界の球に不慣れな鳥谷をスタメンにした。そのため、鳥谷は結構、いじめられたという話も聞く。けれども、文句を言わず、淡々と身体を鍛え、結果も残していくことで、次第に周りの評価が高くなっていった。今回、鳥谷が阪神に残れば、間違いなく、引退した後も阪神ファンにとっては「史上最強の3番打者」として記憶に残るのではないか。そんな風に思っている。一方で球児は、最後が「美しくなかった」ことで、後世、ファンの記憶では悪くいわれるような気がする。
2012年10月07日
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今日、阪神の金本選手が今シーズン限りの引退を表明した。正直言って、ほっとしている。本当は連続出場試合記録が途切れたシーズンに潔く退いていたら、赤星選手と同じくらい尊敬し続けたのだけれど、金本選手はそれをしなかった。いや、できなかったのかもしれない。「引き際の美学なんてものはいらない。いつまでももがき続けるんだ」――そういうタイプの選手もいる。サッカーの三浦和良選手とか、相撲の魁皇なんかがその類である。でも、それは、後身の人間にとってよい影響を与えるために行うならいいけれど、金本選手の場合は違った。フォア・ザ・チームを説いていたときのリーダーシップはすっかり影をひそめ、チーム内で派閥をつくり、監督以下、首脳陣や若手の成長を邪魔してはいなかっただろうか?「やっていなかった」としても、自身の存在がそういう影響を与えていたのではないだろうか。まさか、それに「気がつかなかった」のだろうか――金本選手とあろう鉄人が。自身の体力や打撃センスには自信があっただろうし「年齢の割にはまだいける、克服できる」。そういうエゴとかプライドが、あったのではないだろうか。晩年の野球人生を汚すとまではいわないけれど、ただただ輝かしいものとして全うすることを邪魔したのは、そういう「自我」だったのではないか。そんな風に思う。それにしても引退を決意したのが10日前だというから、おそらく掛布さんが「金本引退のススメ」をメディアに放言したことの影響が少なからずあるように思える。掛布さんは一時期の借金・裁判騒動からあく抜けしたような感じだし、また脚光を浴びるかもしれないなぁ。人間万事、塞翁が馬、ですね。♪打球がライトスタンドをひとまたぎそれゆけチャンスだ金本、もえろ金本♪<お酒メモ>生ビール 小さめジョッキ1つ鳳凰美田 2合ブルーハワイ(白瀧酒造 山本日本酒リキュール) 2合半
2012年09月12日
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眠い目をこすりながら、オリンピックの柔道を観ていたら、目が覚めた。57kg級で金メダルを獲った松本薫さんの眼光が「激しすぎる」からだ。怒ると怖い、といわれる雅だが、たぶん、彼女のほうがもっと怖い。ひとめ見て、迷いがないなぁとわかったので、心配しなくても優勝するだろうなと思った。決勝戦前に、横に並んでいたルーマニアの対戦相手が、彼女のほうを見ないようにしていたのに、気おされるような表情をしていて、コーチが目を塞いだほどだった。試合前に、勝負は始まっていたし、ある程度決まっていたように思う。それにしても松本さんはまさに「バーサク(byドラクエ)がかかっているような興奮状態」だった。仏教の世界だと五大明王の軍荼利夜叉明王(グンダリーニ)の目力を髣髴とさせる。日本に入ってくる前は女性神だから、イメージがダブるのかもしれない。軍荼利夜叉明王は超ひらたくいうと、蛇神さまである。神社でいうと、龍神や稲荷などの眷属(けんぞく)神に位置する。眷属神は基本、荒ぶる神であり、バランスの取れた一番えらい神様の長所の一部をさらに増幅させたパワーを持つこともある。彼女が試合をしているときに、何かそういうものを思い出したのだが、超人的な力を発揮していたあのときは、まさに神が宿っていたのかもしれないなぁと思ったのである。
2012年07月31日
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阪神ファン御用達新聞といわれる「デイリースポーツ」。私も長年、楽しくお世話になってきたが、ここ数年は「ちょっと違うんじゃ」という記事が増えてきた。CSやBSなどをはじめ、球場などで結構試合を見る回数が増えたというせいもあるが、試合でのプレー内容や勝った時のヒーローインタビュー、そして監督談話の切りとり方があまりにも歪んでいて、リアルとはかけ離れている気がするのだ。先日も阪神が8連敗して、その後連勝した日のこと。その試合は延長最終回の2アウトから連打でサヨナラ勝ちという内容だった。サヨナラ三塁打を打った阪神の鳥谷選手がお立ち台に上がり、インタビューに答えたが、それは非常に冷めたもので、淡々としていた。和田監督も「勝ててよかった」的なことをいつものように抑揚を抑えたいいかたで、談話を〆ていた。ところが、翌日のデイリーの記事では「興奮を隠しきれない様子で」などと書かれていて、そのトーンの落差に驚いた。鳥谷選手も和田監督も、ほとんど興奮はしてなかったよう見えたからだ。むしろ勝ってほっとしていた印象だった。生前の伊良部投手は「オレ、あの新聞大嫌い」とデイリーを苦々しげに見ていたが、最近のデイリーを見るとなんかわかる気がする。「阪神のことはオレたちが一番よくわかってんねん」とばかりに、記事をリードしているように見えるが、ちょっとお化粧のしすぎではないかと思う。なんか勘違いしているからデイリーとるのをやめた、という虎党を知っているが、私もちょっとそれに同意しつつある。マートンの舌禍「能見サン、キライデス」もデイリー発の記事だった。私はマートンにばったり遭遇したことが何度かあるのだが、彼の性格を思い起こすと、やっぱりあの記事はちょっと信用がおけないのだ。
2012年07月25日
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阪神タイガースが今季ワーストの借金8となった。最近の試合は打線がつながっていないし、選手たちの士気もかなり落ちているようにみえる。マートンが「能見さん嫌い」と発言した騒動や、藤川球児投手の登板回避、小宮山捕手の「ポロリ」でサヨナラ負け、そして昨日の平野のサイン無視の悪送球など枚挙にいとまがない。この原因は選手にあるのではなく、和田監督の決断力に問題があるのではないだろうか。和田監督は球団の意向を聞き、選手のいうことを聞き…と、誰にも嫌われないように、波風立たないようにと「調整役」に徹している。ご本人は「自分はリーダーではなく中間管理職」というつもりでいるのかもしれないが、野球の監督というのは、中間管理職ではなくて、中小企業の社長だったり、地方の領主という役割だと思う。だから時には、バランスばかり考えるのではなく、トップダウンで決断しなければいけない。和田さんは他人の癖を見抜くことや、流れを見分けることに関してはセンスがあると思うが、いかんせん決断するのが遅い。どの牌を切ったらいいか迷っているうちにゲームがどんどん進行して、悪手になっている気がする。阪神に今必要なのは「和田監督の決断力」なのだと思う。
2012年07月08日
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今年はなぜか東京ドームでばかり観戦している私。今日は巨人×ロッテに行ったのだが、試合を見ながらなぜか携帯で「阪神×ソフトバンク」の一球速報を逐次チェックしていた(^^;基本、阪神戦の観戦時以外は球場で生ビールを平均、2つくらい頼む。一杯800円。スーパードライだろうとプレミアムモルツだろうと、あるいはキリン、ヱビスだろうと全て同じ値段。なので、もともと価格が高い(そして、味が好みの)プレミアムモルツかヱビスをなるべく選ぶようにしている。今日もいつものように好きな銘柄を選んで呑んでいたのだが、生ビールが半額だという。サーバーを担いでいるお姉ちゃんに聞いてみた。「よく、こういうことってあるんですか」そのお姉ちゃんは5シーズン東京ドームでビールを売っているそうだが「こんなのは初めて」だという。売り子のバイト代は歩合制である。半額の日はビールが売れやすいから歩合の率も少し低めなのかどうか聞くと「いつもと同じなんですよ。だから今日はたくさん稼げて嬉しいです」という返事がかえってきた。思うに、生ビール半額ナイターが決まったのは4月中旬。この時期、巨人は最下位争いの真っ最中で、「読売新聞が優先販売していたドーム試合のチケットは全く売れず、拡販に利用していた」(by読売新聞販売員)という。それでも行く人がほとんどおらず、内野指定席Dという、指定で一番安いチケット(1700円相当)をもらって球場に行くと、「もっと高額の指定席に交換してもらえるという状態」(同)という話だった。しかしながら巨人は交流戦首位を走り、セリーグでも首位になっている。今日は立ち見すら完売。弱いチームの振興策だったかもしれない施策が相まって、球場はとんでもない熱気であった(笑)ちなみに生ビール半額ナイターは7月25日(水) 横浜DeNA戦で、もういちど実施されるらしい。興味のある方は、行ってみてはいかがでしょうか。かなりバリューな観戦ができると思います^^<お酒メモ>プレミアムモルツ 生 カップで1つヱビス 生 カップで1つ
2012年06月12日
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自他共に認める大の野球好きだが、実は野球のチケットを自分で買ったことがここ10年ばかりない。それでも年に1度は球場で観戦する機会に恵まれるのだが、これはいろいろな事情が相まって起こっている。ある意味ラッキーなので、周りのご厚意に感謝している。さて、多くは阪神タイガース戦がらみなのだが、今回はなぜだか楽天-巨人戦だった。タイガースファンにもかかわらず、なぜかずっと読売新聞をとっている。先日家に新聞屋のおにーさんが来て「好きなだけあげる」と、内野指定の席のきっぷをいろいろ見せられた。私はダルビッシュ有と楽天の田中将大(マー君)のピッチングが大好きなのだが、マー君は生で観たことがなかったので、ぜひ一度と思っていたのである。でも、マー君は前日、杉内がノーヒットノーランを達成した日に先発し、高橋良伸に被弾して破れていた。その翌日だったので、なんだか自分の中では気が抜けてしまった。とはいえ、交流戦を生で観るのは2度目。去年はナゴヤドームで日本ハム-中日戦を見た。そのときは絶頂期の浅尾拓也と、ダルビッシュ有のピッチングを傍で見ることができて、今から思えばなんと幸運だったのだと思う(それにしてもタイガースの交流戦をなぜに観られないのだろうか…)。ところで、わがタイガースの試合でないときの観戦スタイルは、きわめて静かだ。他人の庭にお邪魔して、端っこのほうで「ちょこん」と座っている感覚である。隣にいる観客が野次っているのを「みっともない」とか「うるさい」と思って観ているのだが、他人に言わせると「タイガース戦の雅はこんなもんじゃない」そうなので、何かみんな勘違いしているんじゃないかなーと自己弁護してみたりもする。借りてきた猫のように大人しいので、ほとんど声を発することもない。だからなんとなくビールやおつまみとか、お弁当などをほおばって、ただ静かに観ているので、贔屓でないチームの野球観戦は、どうも太りやすい。タイガース戦は、ビールを呑むのも忘れている(そもそも外野だと何も口に入れずにずっと応援してるか、観戦する)ので、体重が結構ダウンするのである。私は普段かなり喋るほうである。たぶん、それは興味の範囲が広いからなのだけれど、興味のないものにはなにも語らないので、らしからぬ沈黙となる。興味というものが、人間の「庭」のようなものなら、自分の庭(領域)に入ったときにはあれこれ言うけれど、他人の庭なら何も話すことはないのはごく自然なことだと思う。世間で大人しい人といわれる人は、興味の範囲が専門的で深いから、大人しいだけなのかもしれないなぁと、野球を観ながらふち思ったのであった。<お酒メモ>生ビール 中 2つ弱
2012年06月01日
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昨年セ・リーグのMVPをとった、中日のセットアッパー浅尾拓也が無期限2軍落ちとなった。原因は肩をいたわるために、コーチにフォーム変更を促され、それによって球の軌道が見えやすくなってしまったことだと思う。落合中日時代のヘッドコーチ・森氏は、現役時代投手だっただけに、浅尾のことをこう分析していた。「プロの投手は肩、ひじ、手首の3つのうち、どこかが弱くてどこかが強い。浅尾の場合は手首とひじが並みのプロより強く、肩は非常に弱い。手元だけであれだけの早い球を投げるわけだから、いつ故障するかはわからない。ただ、手元で投げることで投球時に手首が隠れて、打者は球が浅尾の手から離れるまでは見えづらい。それもあいつの強みだ」フォームを矯正すれば、10人並の投手でしかない。でも今のままでは故障する。だけれど、「いつか」の故障まで投げぬいたほうが、プロとしては記録や記憶に残る。森氏はそう考えていたようだ。森氏が浅尾投手にそれを言ったのかどうかはわからない。ただ一ついえるのは、森氏が中日を去って、浅尾はフォーム変更をし、どうも昨年のような結果がでなくなってしまったということだ。プロの世界は厳しい。太く長く生きるというのはかなり難しい。私も、森コーチの意見に同意したい。どんな業界でも、やっぱり「てっぺん」を目指すことは必要だし、そのチャンスがあるときはとことん「張る」ことが大事だと思うからだ。人生は一度きりしかないからこそ、上にトライするべきなのだ。<お酒メモ>ハイボール(シーバス・リーガル) 2/3本グレンモーレンジ そのままで1つ
2012年05月16日
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私は自他ともに認める阪神タイガースファン。よく、「タイガースが好き=巨人の人気が面白くないから、ライバルにつく」という図式で捉えられるけれど、そんなことはない。違う業界で表現するなら、70~80年代のなんちゃって中森明菜ファンみたいなものだ。当時、松田聖子の人気がすごかったとき、本当は自分も聖子ちゃんが好きで応援したいのだけれど、それではあまりにもベタすぎるので、通ぶって明菜を応援する、みたいな感じだろうか。以前は、カネにあかせて強い選手をどんどん獲得し、優勝する巨人が憎くて仕方なかったのだが、最近は気にならなくなった。21世紀に入ってから、阪神が同じような手段に出て選手を獲得する姿が目に余るようになったためだ。巨人を憎んでも仕方ない(でもそんな真似をするタイガースは情けない)と思うようになった。今年もソフトバンクにいた杉内をはじめ、いろんな強い選手をとった巨人。優勝候補の筆頭だと思っていたが、蓋をあけると勝てない。金曜日から甲子園でT-G戦をやっているが、これまた巨人は勝てない。阪神の能見投手が完封したのは嬉しい。けれどここまで巨人が勝てないと、本当に大丈夫なのか?と心配になってくる。ウチ(阪神)が3タテしたいけれど、巨人もそろそろ勝っていいんじゃないかとか、なんか可笑しな気持ちが自分の中にある。ちなみにこれを書いている今日(8日)はT-G戦の3戦目。デーゲームで只今試合中。巨人が1点リードしている…と書いていたら、3点取られた。ウチの岩田が打たれまくっている。世の中は面白いもので、他人になさけをかけると、やられてしまうものである。株の売買も、株価が面白い様にあがって調子をこいていると、あっという間に鼻をへし折られてしまう。コラ!タイガース勝たんかいっ!(゚Д゚)ゴルァ!!<お酒メモ>金曜日アサヒスーパードライ 350ml缶 2つ半土曜日花陽浴 ひやおろし 半合臥龍梅 純米吟醸 1合獺祭 純米吟醸 1合車坂 純米 1合半蒼空 山田錦や愛山などの米の純米大吟醸など計4合くらい
2012年04月07日
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2日前のこと。明後日空いてる?と聞かれて「はい」と答えたら、阪神×マリナーズのチケットをいただいてしまった。昨日はギネス友の会だったので、かなり痛飲し、朝もまだ酒が残っていたのだが、折角の機会。がんばって東京ドームへと足を運んだ。折角の記念試合だったのに、球場について気が付いた。イチローも岩隈も川崎(むねりん)もいたのにカメラを忘れた(><)酒が残っていたせいで肝心なものを忘れてしまったのだ。3塁側の内野席で観ていたのだが、チケットをくださった方が、私が酒好きなのをよく知っていたのでお酒を大量に持ち込んでくださっていた。「今日はお酒はいらない・・・」とはいえず、とりあえず呑み始める。こういうときの酒に限ってよい酒だったりする。ごくごく。ぐびぐび。もともとまだ宵の口状態なので、すぐに酔っ払う。バッターボックスには阪神の代打、桧山が立っていた。のんびり眺めていたのだが、気が付くと一緒に来た人が隣で立っている。周囲も立っている人がたくさん。「え?なんで?」と思っていると、がたん、ごろごろと変な音がする。左を向くと、球がころころ転がっている。人が群がっていたが、ボールはその間を抜けてこっちにやってきた。ん?フツーに拾ったら、周りで「あー」と悔しそうな顔をしている。桧山のファールボールだったらしい(ちなみに今日はスタンドに桧山のファウルボールは2球入った)。「今日はチケットをいただいたんで、折角ですからどうぞ」と、一緒に来た阪神ファンの人に渡そうとすると「記念なんだから持っていけ」と笑顔で返される。家に戻って気が付いたのだけれど、ボールには「2012opening series Japan」と銘打ってあった。「OFFICIAL MAJOR LEAGUE BASEBALL」とも印刷されている。調べてみると「MLBの投手が投げているときはメジャーのボール、阪神の投手が投げているときには日本の公式球」というルールだということを知った。以前バースからいただいたサインボール(日本)と比較してみると、取ったファウルボールは赤い糸を通す穴が等列ではなく、ちょっとよちよちしている。図らずもメジャーの公式球を得ることができて、ラッキーであった。タイガースも勝ったし、「当たり」はまだ強いようである。嬉しいな^^<お酒メモ>土曜日ギネス友の会、12名で楽しく開催しました。鳥取や名古屋など、遠方からもお越しいただきましてありがとうございました。ギネス 生 4パイント半鳳凰美田 半合どピンク 半合日曜日染井吉野ビール 小瓶で1つ香露 純米吟醸 2合プレミアムモルツ 生 コップで1つアサヒスーパードライ 中瓶 1/2本白鶴 生 450ml(2合半くらい)
2012年03月25日
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K-1の一時代を築いた、マイク・ベルナルド氏が死去した。まだ42だったという。最初ニュースを観たときには「まさか」と思った。高校時代の悪友たちは、格闘技に身をやつしているのが多かった。極真に通っていたのもいるし、ボクシングでプロライセンスをとったやつもいた。そのせいか、割と格闘技を見たり、真似事をしたりというのが好きだった。放課後に廊下の開いたスペースや、旧校舎で、ミットを持ちながらスパーみたいなことを、私自身もやっていた。血は嫌いなのだが、『クラップラー刃牙』とか『ベルセルク』といったマンガを何度も読んだのは、彼らとよく回し読みをしていたせいである(汗)。ある日、彼らがレンタルビデオ屋で借りてきたK-1のビデオを「観ようよ」と誘ってくれたのがきっかけで、私もK-1を観るようになった。大晦日でやゴールデンタイム、あるいは深夜放送というものがはじまる、ずっと前のことである。K-1の四天王といわれたアンディ・フグ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、ピーター・アーツ。実物にはピーター・アーツとマイク・ベルナルド、あとボブ・サップには実際に会ったことがある。アーツは学生時代に逢った。高田馬場の正道会館に誘われて行ったときにたまたまいて、ちょうど休憩をするところだからお茶をしよう、といきなり提案されて、しばし近くのカフェでお茶をしたことがある。ボブ・サップは社会人になってから。彼は結構投資などに興味があり、その縁だった。マイク・ベルナルドは飛行機の中であった。初めてアイルランドに行くときに、南回りを選択して(学生時代だったから、貧乏旅行である)、マレーシア航空でクアラルンプールに行くときのことだった。エコノミーの最前列で窮屈そうに、中央の一席に座るベルナルド。K-1の全盛期だったし、ファイトマネーも相当だったはずなのに、マネージャーも付き添いもいなかった。ケープタウンに帰るためには、マレーシア経由が安いし、割と融通がききやすい。だけれど、稼いでいる格闘家がそういうチョイスをするのは意外だった。すごくシンプルな服装だったし、とても不思議だった。質素、という言葉が一番マッチするかもしれない。私はその時、海外自体、行くのが初めてだったので、英語を試しておこうと思ったのかもしれない。声をかけて、しばし談笑した覚えがある。先ほど彼が「質素」と書いたけれど、白血病で早逝したアンディ・フグの意思をついで、ボクシングの世界チャンピオンになった後、そのファイトを押しやって、K-1に帰ってきたベルナルドは、非常に律儀で生真面目な男であったのかもしれない。そういう人が躓(つまづ)くと、自殺を選ぶことも、ないことはないなと思う。真面目すぎると、そういう選択肢を、人は選んでしまいがちだからだ。残念で仕方がない。ただただ、残念である。伊良部秀輝さんのこともそうだけれど、たまたま縁のあった人の訃報は、やっぱりつらい。だから、今日はお酒を呑む気にもなれないのである。
2012年02月16日
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携帯電話が鳴った。番号を教えていない人からの電話は、自分の場合、よくあることなのだが・・・。「★&%◇!*+◎?」電話の相手は、野球殿堂入りしている元プロ野球選手。監督経験もある人。本題に入る前に、なんだか雑談がはじまった。世界の盗塁王といわれた福本豊、南海の監督も務めた広瀬叔功(5年連続盗塁王)、赤星憲広(5年連続盗塁王/セ・リーグ記録)。3人の俊足の野球選手についての話になった。「足の速いやつ、っていうのは、どこか人と違うものの考え方をする。なんでだろうね」・・・TVで観るようにぼやいている(^^;「たぶん、盗塁って、感覚的にすぐれていないとできないものだからじゃないですか。常識とか非常識でわけるんじゃなくて、本能や感性でものごとを見分けるんだと思いますけれど。第一、理論とか分析してから走っていたら、スタートが遅れるから牽制されてアウトですよ。盗塁なんてできない」「ふふふ、そうかもしれんなぁ」こんな調子で、楽しいのだが、なかなか本題に入れない。何で私に連絡をくれたのかはわからなかったのだけれど、大変贅沢な時間ではある。その後もいろんな野球にまつわるエピソードをお話してくれる。相変わらず私は緊張ができない。気が付くと相手の話にツッコミを入れたりして、ウケてくれている。でも、別件の約束の時間がせまっていて、本題について早く話をしなければならなかった。電話の向こうからはTVのCMの音が聴こえる。くつろいでいる時間に連絡をくれたのだから、まだ話をしたい。うーん、悩ましい(^^;後ろ髪ひかれる思いで、本題についてお話してくださるようにお願いして、内容を確認をして電話を置いた。20分くらい話をしていたのだろうか。約束の時間を少し回っている。「急がなきゃ!」。書類を握り締めて、私は慌てて階段を駆け下りた。
2012年01月14日
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阪神の金本選手がつけていた背番号「6」が永久欠番になるという。球団では4つ目の永久欠番。「6」以外では「10」(藤村富美男)、「11」(村山実)、「23」(吉田義男)があるが、生え抜き以外では球団史上初である。そういえば、2009年に阪神を引退した赤星は「53」をつけていた。これは永久欠番ではないが、その番号の「重さ」から誰もつけたがらないのだという。松井秀喜が巨人時代、「55」をつけていて、その後あまりその番号を背負わないのと似たような感じである。話は脱線したが、個人的に金本選手の永久欠番6は、ちょっと複雑な気持ちを抱いている。というのも、私は今度阪神の監督になった和田豊の大ファンだからである。和田監督は1985年にドラフト3位で阪神に入団、以来2001年シーズン末まで(引退まで)「6」をつけていた。タイガース暗黒時代に唯一気を吐いていた生え抜きの選手がつけていた番号。それが今後は「金本の6」としてタイガースの歴史に刻まれるというのは、さびしい気にもなる。ちなみに雅が持っている阪神タイガースのナンバージャージはいまだに「6 WADA」。前も後ろも和田さんのサインを入れてもらっているのだが、お宝になるのかな^^<お酒メモ>黒龍 垂れ口 1合ちょっと黒龍 純米吟醸 2合
2011年12月26日
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あと1時間半で日本シリーズ最終戦。落合監督の文字通り「ドラゴンズ監督最後の最後」の試合である。そういえば、落合監督は来季の中日の指揮をとらないから、日本シリーズの試合は日割りで給料が支払われるそうで、その金額は1試合あたり300万円と、シーズンあたりの日割りより、ずっといい金額なんである。うがった見方をすれば「だから第7戦までひっぱったのかな~」なんて気もしてくる(←うがちすぎ)。ところで、今まで中日が優勝したり、日本シリーズで優勝した年は「日本経済が落ち込む」と言われている。2010年の日本シリーズは中日が優勝し、翌年は(たまたまだが)震災が起き、景気がさらに落ち込んでいる。星めぐりがたまたま合った、といえばそれまでなのだが、経済がここまで失速していると、神頼みでも、ジンクスでもいいから、良いほうのゲンを担ぎたくなるというのが、正直な感想である。中日ドラゴンズファンの方には、本当に本当にごめんなさいっっ!今日はソフトバンクを応援させていただきます・・・。<お酒メモ>サントリーモルツ 瓶 2本くらい黒龍 純米吟醸 2合伯楽星 純米 1合ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー(いただきもの) グラスで2つ
2011年11月20日
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