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かにゃかにゃバーバさん
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himekyonさんコメント新着
今日の午前中は雨。お昼過ぎに雨が上がった。

街には若葉が際立つ。

玄関脇にはクレマチスが。

今日の4件目の方は88歳の女性。東北の出身で中学校を卒業してすぐに上京。40代で焼き鳥屋さんを開業し、つい5年前まで女将さんをなさっていた。
私が就職した頃は、いつも髪の毛を結い着物姿で外来にいらしていた。いつも身奇麗にされていたので印象深い。
その方が年をとり自分の飲む薬も分からずお風呂にも入らなくなっていた。腰椎圧迫骨折をされ始めて介護保険の申請に踏み切った。お店のお客さんの勧めであったらしい。お風呂に入らなくても美容院に行って髪は綺麗にカットしているので一見何の問題もないように見える。
担当のケアマネージャーさんも当初は困惑され、主治医に相談をされていた。足のむくみがひどく、どうもお薬を飲んでいないことが分かってきた。それで訪問看護が始まった。外来の主治医にはもう数十年通っていて信頼が厚い。
訪問看護を受け入れてくださるか不安だったが、主治医に頼まれてきたと話すとドアを開けてくれた。血圧を測ったりするので看護師だと分かるようだ。この頃は少し世間話をしてくれるようになった。
今日も両足を洗面器に入れながら、手の爪切りをし、足をマッサージしながら洗っていると「気持ちいいね。私は幸せだね。パパさんがいるからね。、、、。昔は焼夷弾から逃げながら暮らしていたからね。今はいいね。」とぽつぽつ話してくださる。
詳しい話は分からないがご主人に守られて生活していることに一定満足していられるのかと思う。ただ足を洗う、それだけのことをとても喜んで下さる。

同じ年をとるなら、今の自分に満足をしながら年をとって行きたい。
この方のように、ささやかなことにも感謝を持ちながら生きていけるものだろうか。
そして、思う。戦争のない世の中が続いていくことを。

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