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2016年01月02日
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 今年は申年。

 申年の年明けにふさわしく「北限に生きる」という青森県脇野沢でのニホンザルの生態をおったドキュメント番組。

 日光でも高知県でも長野県でもニホンザルの猿害についてはここ十数年しばしば報道される。広葉樹林を広域に伐採して森林面積が減少するとともに、観光資源として餌付けがされた結果としてサルの生息数が増えて農作物を荒したりすることが増え、 その結果人間に対する被害を減少するために捕獲して殺処分するサルが一年で日本全国で2万頭を超えるという。サルを退治する犬「モンキードッグ」を養成したり、農地を広くして電気策で畑を囲ったり。

 ニホンザルの研究は京都大学をはじめ進んでいるはずの日本が、北限のサルとして観光資源にしたこと自体、生態系を無視した無策だとしか思えない。野猿公苑と称して(なんと株式会社)餌付けをすることに、どのような政策的根拠があったのだろうか、と疑問に思えて仕方がない。

 動物園で飼育することと、野生の動物に対して餌付けをする違いを全く考えもしなかったのだろうか。

 狸やリスにえさを与えたりすることも結果としてその動物が自然の力で生き続ける力を奪うだけのことだと思う。何万年も自然環境の中で生き抜ける力があるのに人間の気まぐれで一時的作為的な「保護」は、結果としてその動物種の生存を脅かすものにつながってしまう。

 人口が増えると人間が住む場所を拡大しなければならないために、人間以外の生物種の生存を脅かす。日本でもアジアでもアフリカでも。それぞれの縄張り(国家という枠組み)を守り発展させるために無くならない戦争。

 文明も文化も人間の欲望と、それを支える知恵と知識(科学の進歩)の集積で成り立ったものに違いないが、誰もが必要以上の富を得ようとするとしたら地球資源の枯渇は目に見えている。かといってどこで線引きするかという問題は非常に微妙で困難だとも思う。

 「北限の生きる」は、ニホンザルの生態を24年間も追跡した報道で、サルの社会の階層性とか人間により生存を脅かされる実態とか非常に考えさせられた。








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最終更新日  2016年01月02日 21時39分40秒
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