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立石 敬之

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2006/04/18
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 先月、フィレンツェで行われたイタリア対ドイツの試合は、ワールドカップを3ヵ月後に控え両国のチームとしての完成度を確認するための重要な試合になるはずだった。

正直な私の感想は、イタリアの強さよりもドイツの状態の悪さの方が印象に残った。
インテルへの移籍が噂されていたバラックも全くいいところがなく、クリンスマン監督のベンチ内での表情は「打つ手なし」という様にすら感じられた。
 では、イタリア代表は本当に強いのか。私の周りのサッカー関係者からは「ワールドカップ前に調子がいいと、いつも本番でダメ」だそうで、前回優勝国のブラジルもたしかそうだったような・・・。
 まあ、ジンクスはさて置き、私はドイツワールドカップにおいてのイタリア代表はブラジル代表に次いでの優勝候補だと思っている。
理由は2つ。1つ目は、中盤の選手(MF)の充実。イタリアは常に世界のトップクラスのGKとセンターバック、そしてストライカーに恵まれてきた。今回も例に違わずGKにブッフォン、CBにカンナバーロとネスタと、このトライアングルを切り崩すには他国のストライカーも苦労するはずだ。そして前線には今やアズ―リのエースへと成長した感のあるトニを筆頭に他にもインザーギ、デルピエロ、ジラルディーノにトッティと3トップでも2トップ+トップ下でも1試合2点以上取れるメンバーは揃っている。この中から、1982年のロッシ、1990年のスキラッチ、1994年のR.バッジョの様な大会中の得点王争いを演じるスターが出てくる可能性は極めて高い。
 ここで私が注目したのは、今までのアズーリと比べ今回のチームはMF陣のタレントが非常に充実していることだ。中盤の底にピルロ、左にデ・ロッシ、右にカモラネージ、また違ったタイプのガントゥーゾなど、優勝した1982年のアントニオーニ、ブルーノ・コンティ、タルデリ達を彷彿させるクオリティーの高さを魅せている。特に私のお気に入りはデ・ロッシ(ローマ)で、攻守に高い水準でプレーできしっかりした守備からチャンスと見るや長い距離を走り、相手の最も危険なスペースへ飛び出していく。その上決定力もあるから恐ろしい。これまでのイタリアの試合運びからはしっかり守ってカウンターで勝利を手堅く取っていくという印象だったし、中盤の選手にも正直世界のトップレベルの中で「違い」のだせる選手は見当たらなかったが今回は違う。こうった事から現段階におけるイタリア代表のチームバランスは十分に優勝候補に挙げられる。もう一つは、リッピ監督とイタリアサッカー協会そしてマスコミ、国民の関係である。勿論、一部には現体制やサッカー自体の戦術・采配に異論を唱える人もいるが、現在ワールドカップを1ヶ月半後に控え彼らの大会に挑む準備体制、精神状態は非常にまとまっていると言ったほうが最適な表現になるだろう。





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Last updated  2006/04/19 02:01:44 AM
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