January 13, 2008
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カテゴリ: そのほか
クラシックやバロックの歌の声は、

などの高声や低声、あるいは中声といった
概念で声を捉えていて種類を分けられている。

しかし、実際、 アイルランド民謡 を歌うために、
日本やアイルランドで「民謡」のフィールドワークをやってみたが、
そういったクラシックやバロックの声の高い低い、
という観点で声種を分けるという声の捉え方に出会った事がただの一度も無かった。


が予め存在しているのでは無く、
その人の声がどんな声なのか、、
ただ、それだけである。
これはどうも日本民謡、沖縄民謡も同様の様である。

で、結果的に、、、だと思うが、
アイルランド民謡では低声の歌声が少ない、殆ど出会った事が無い。
知る限り、 ダブリナーズ の歌声位である、、
ソロアルバムを出している人では低声歌手など全く知らない、、。

日本民謡では皆無と言っても良い。
日本民謡の場合は訓練で男声でもアルトの音域にまで


逆に言えばクラシック音楽系統の発声はその独特の発声法により
日本民謡的なそういった声の出し方はしていない。
その方法を用いれば低声歌手が存在しなくなってしまう。

ソプラノ、アルト、テノール、バス、、
といった声種の分け方も決して普遍的な方法ではない。


例えば 夏川りみ さんの歌声、
一緒に歌ってみれば判るが、
クラシックのソプラノの様な高い音域では決して歌っていない。
しかし、声の響きはソプラノといっても良い。

アイルランド民謡の歌手も同様な声質の歌手が多い。
バリトンやバスの様な豊かな響きは持っていないが、
音域はテノールには届かない、、
しかし、響きは敢えて言うならテノールのそれである。

バスやアルトの日本民謡の名人に出会った事があるだろうか、、?

クラシック系のソプラノやテノールの歌手で
沖縄民謡やアイルランド民謡をレパートリーにしている人と、
アルトやバスで沖縄民謡やアイルランド民謡をレパートリーにしている人、、
それぞれどれだけの割合で居るか、、、
ネット上で、CDショップで、コンサートで、、
一度調べてみては、、????

以上、、

藍川由美さんの
「アジアの唄声」
Camerata 30CM-562

を聴きながら、、、

低声歌手が思ったこと、、
でした、、。

音楽の種類の数だけ、
声の出し方も様々ある、、。





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Last updated  January 13, 2008 08:07:35 PM
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