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こちらのブログにコンサートの案内と記録をまとめてみました。今後はこちらのブログに移行します。http://blog.livedoor.jp/cantoima/
December 26, 2017
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復活祭のこの日に・・・コンゴ民主共和国の伝統的な音楽で彩られた教会音楽を聴いています。
April 16, 2017
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神戸や芦屋に住んでいるときには直ぐに行けたこの場所。大阪に住む今となってはコープ神戸生活文化センターの窓から眺めることの方が多くなっています。ブログとSNSとのリンクの確認のためアップしました。
April 15, 2017
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大阪南YMCA ライブラリコンサート 2016年2月27日(土) 15:00開演 当日・前売り共:1000円 出演:タコタコシンガーズ 主催&お問い合わせ:大阪南YMCA 06-6779-8370 <高山右近列福記念> "Ave Maria" グレゴリオ聖歌 「がらさみちみち」右近領茨木市千提寺のおらしょ "Tantum ergo""Veni creator spiritus" サカラメンタ提要とT.L.de Victoria <映画音楽とポップな日本の歌> "Gabiriel's Oboe" エンニオ・モリコーネ 「小さな空」武満徹 「となりのトトロ」久石譲 「ほたるこい」小倉朗 <マドリガルから昭和歌謡への旅> ~イングランドのマドリガルからブルーコメッツ迄~ Fyer! Fyer!,、Scarborough fair、Can't buy me love、ブルーシャトー ~スペインのマドリガルからザ・ピーナッツ迄~ Din dirin,din dirin、Cucu cucu、Moliendo cafe、コーヒールンバ、Las vacaciones para nuestra amor、恋のバカンス などを全編アカペラで演奏します。 これまでのタコタコシンガーズで取り上げたレパートリーが中心、 ということもあり今回は創設時の縮小メンバーにてお送り致します。
January 21, 2016
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<英国とケルト>教会音楽とキャロルとフォークソングによるクリスマスコンサート2015年12月16日(水)7:00pm開演(6:30pm開場)前売券3000円 当日券3500円日本聖公会川口基督教会歌は今回四人です。平井さんの英国モードを中心に・・・進元一美(ソプラノ)平井満美子(メゾソプラノ)岡本雄一(テノール)今泉仁志(バウロン、バス)佐野健二さんや吉田文夫さん、笠村温子さんに加え今年はイーリアンパイパーの松坂健さんも参加されます。◎主催:Cantoima ◎後援:大阪市<お問い合わせ・ご予約>cantoima@mac.com, 090-3652-0125(今泉)cphmn700@hct.zaq.ne.jp, 090-3726-8743(小松)1."Procedenti puerto"13c,~"Veni,veni,Emanuel"13c,~ "Nova!nova!"15c, 2.Robert Carver(Scotland c.1546~c.1586) "Gloria"Missa l'ohmme arme"3.William Byrd(England c.1543~1623) "o magnum mysterium"4.Lute solo5.Thomas Ravenscroft(England c.1588~1653)"Remember, O Thou Man"6.“Carolan’s cottage” & “Carolan’s welcome” Turlugh O’Carolan(Ireland 1670~1738)7.“Lord Galway’s lament”& “Carolan’s quarrel with the landlady “Turlugh O’Carolan(Ireland 1670~1738)8.“Annie Laurie” Lady John Scott(Scotland 1810 - 1900)9.“Scarborough Fair” (English folk song)10.“Water is wide(False love)” (English folk song)11.“Sí Bheag, Sí Mhór” &“Fanny Power” Turlugh O’Carolan(Ireland 1670~1738)12."Coming through the rye"(Scotish folk song)13."Sally garden"(Irish folk song)14.“Christmas eve”(English carol)~“Christmas eve”(Irish reel)15.“Irish Polkas”16.“The wren”(Irish carol)17.“Wexford carol”(Irish carol)18.“Angelus ad virginem””Donny brooks fair”“I saw three ships”賛美歌1.まきびとひつじを2.もろびとこぞりて3.きよしこのよる今年演奏するSally garden
December 11, 2015
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一昨日の 高槻公演、音楽はとても良かった。期待通りのほんとうに良い音楽だったと思います。ですが、舞台として一つのイベントとしてみたらほんとうに大失敗だったと僕は思っています。客観的に舞台全体を見る人間が居ないまま前日のリハーサルから本番にかけて進めてしまったのです。(企画書作成の初期の準備段階から必要な仕事だったかもしれません。)特に講演の部分を見た時に、まず音響の問題がありました。そして構成の問題。しかし、音響に問題があったからといって、次回から音響をどうこうしましょうということが適切な解決策だとは思いません。露見した穴のひとつひとつを埋めていこう。という対処では今回の問題解決にはならないと思いました。音楽の方も結果オーライでは済まない事前の準備での不備が多々ありました。専門の音楽ホールや多目的ホールは既に設備や専門家としての訓練を受けた人員が用意された場所です。しかし、教会のようなイベント用の空間で無い場所を使いその場を『舞台』として作って行く場合、専門の音楽ホールや多目的ホールと比べて設備の何が足りないのか。今、目の前のキャストに、お客さんに、スタッフに、そう、今、目の前で何が起こっているのか。誰がどういう気持ちでこの舞台を捉えているのか。舞台技術を把握しイベントとしてキャストと客席を如何に繋ぐかを瞬時に察知し動くことのできる人間が舞台袖には必ず必要です。しかし、いませんでした。特に講演時がそうでした。音楽は演奏者がプロであれば自分たちで客観視し対処する経験と方法を持ち合わせています。今回は特に良いメンバーばかりだったと思います。その上で今回は音楽監督というポジションと最上の人材もしっかりとありました。また今回のメンバーにとって教会はホームグラウンドといっても良い場所です。スタッフにも音楽のプロは居ました。そのことはちゃんと結果にも現れました。僕自身、音楽の経験をそのまま講演も含めたイベントに応用してしまおうとしたところに最大の問題点があったと思います。しかも、講演時舞台を客観視することのできる人間が袖に誰もいませんでした。多種多様な会場、キャストに対応できる人間が居ませんでした。つまり、舞台監督も居ない、ステージマネージャーすら全く居ない状態で講演という未知の分野に臨んでいたことになります。「舞台監督」「ステマネ」という名前をあてがって誰でも良いからいれば良いというわけでもありません。素人仕事では「舞台ごっこ」になってしまいます。恥を忍んで言えば今回の講演時はまさに主催者が「舞台ごっこ」をさらしてしまった時間だと思います。キャストやスタッフの顔見知りである場合は許容できたかもしれません。音楽マニアであれば後半の演奏で満足できたかもしれません。ですがそのどちらでも無い方にとっては今回の催し自体全てが「舞台ごっこ」でしかなかったと思います。その方たちのお時間を「舞台ごっこ」で無駄にしてしまった、と思うと本当に胸が痛くなります。今度の芦屋公演では僕はキャストになる瞬間は一切ありません。舞台監督の視線とステージマネージャーとしての動きこの二つに専念することが可能になります。音楽と歴史と宗教とを繋ぐ言葉では言えても実現することは容易ではありません。内容だけに囚われていては舞台として世に出すことは出来ないのだ。そう、改めて痛感しました。
September 29, 2015
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高山右近と畿内キリシタン遺物に纏わる演奏会です。昨年の公演<今甦るセミナリヨの調べ>に続き、今年も開催いたします。概要が出揃ってまいりしまたのでお知らせいたします。高山右近と南蛮音楽安土桃山時代、南蛮(ルネサンス音楽)の響き高山右近列福祈願——————————————————————————————————————————————————2015年9月27日(日)【会場】カトリック高槻教会・高山右近記念聖堂【開演】14:00pm、【開場】13:30pm【入場料】前売:3000円、当日:3500円、プリンチピ・ヴェネツィアーニ友の会会員2500円【主催】cantoima、アンサンブル・プリンチピ・ヴェネツィアーニ【共催】ユスト高山右近列福運動推進委員会【後援】高槻市、公益財団法人高槻市文化振興事業団、在大阪ポルトガル名誉領事館、カトリック大阪大司教区【制作】今泉仁志——————————————————————————————————————————————————2015年10月4日(日)【会場】カトリック芦屋教会・聖堂【開演】13:00pm、【開場】12:30pm【入場料】前売:3000円、当日:3500円、プリンチピ・ヴェネツィアーニ友の会会員2500円【主催】cantoima、アンサンブル・プリンチピ・ヴェネツィアーニ【共催】ユスト高山右近列福運動推進委員会【後援】芦屋市、在神戸ポルトガル名誉領事館、神戸新聞、ラジオ関西、サンテレビ、カトリック大阪大司教区【協力】カトリック芦屋教会【制作】今泉仁志——————————————————————————————————————————————————<講演>9月27日高槻公演【講師】井藤暁子(キリシタン遺跡研究家、元大阪文化財センター)10月4日芦屋公演【講師】川邨裕明(カトリック芦屋教会主任司祭、大阪大司教区ユスト高山右近列福運動推進委員会委員長)——————————————————————————————————————————————————<演奏>●アンサンブル・プリンチピ・ヴェネツィアーニ音楽監督:笠原雅仁進元一美 ソプラノ田内 愛 アルト清水俊徳 テノール藤野 豊 バス上野訓子 コルネット松田洋介 サクバット和田健太郎 サクバット淡島宏枝 ドゥルツィアン(9月27日高槻公演のみ)頼田 麗 ヴィオラ・ダ・ガンバ(10月4日芦屋公演のみ)吉竹百合子 オルガン●聖ソフィア・バラ合唱団 聖歌唱(10月4日芦屋公演のみ)——————————————————————————————————————————————————<プログラム>“O gloriosa Domina”「栄えある聖母よ」1.グレゴリオ聖歌 (長崎生月島隠れキリシタンおらしょの原曲 )2.A.ガブリエーリAndrea Gabrieli(1532~1585)3.G.クローチェGiovanni Croce (1557 ~1609) 千提寺の“おらしょ”「がらさみちみち」を皆さんとご一緒に!“Ave Maria”「アヴェ・マリア」1.グレゴリオ聖歌2.T. L. deビクトリアTomas Luis de Victoria(1548~1611)“Veni Creator Spiritus” 「聖霊に対する賛歌 ヴェニ クレアトール」1.T. L. deビクトリアTomas Luis de Victoria(1548~1611)“Tantum ergo sacramentum”「聖体をたたえる聖歌 タントゥム エルゴ」1.グレゴリオ聖歌2.『サカラメンタ提要』(1601年 長崎にて出版)に収められたグレゴリオ聖歌3.T. L. deビクトリアTomas Luis de Victoria(1548~1611)「さんちいしもさからめんとのらたにやす」“Litaniae Sacrosanctae Eucharistiae”「聖体の祝日の連祷」1.G.P.L.daパレストリーナGiovanni Pierluigi da Palestrina(1525~1594)“Pater noster"「主の祈り」1.G.P.L.daパレストリーナGiovanni Pierluigi da Palestrina(1525~1594)ほか——————————————————————————————————————————————————【アクセスご案内】<カトリック高槻教会>〒569-0077 大阪府高槻市野見町2-26高槻現代劇場(市民会館)隣り●JR京都線「高槻駅」から徒歩12分●阪急京都線「高槻市駅」から徒歩5分●京阪バス「阪急高槻」(京阪枚方発)から徒歩5分●高槻市営バス「阪急高槻駅」から徒歩5分*駐車場はございません。お車でのご来場はご遠慮下さい。<カトリック芦屋教会>〒659-0065兵庫県芦屋市公光町5-15芦屋川東側川沿、芦屋税務署北隣り●阪神本線 「芦屋駅」から徒歩3分●JR神戸線「 芦屋駅」から徒歩約12分●阪急神戸線 「芦屋川駅」から徒歩12分●阪急バス「阪神芦屋」から徒歩3分*駐車場はございません。お車でのご来場はご遠慮下さい。——————————————————————————————————————————————————【お問い合わせ・ご予約】●Cantoima<TEL>090-3726-8743(小松)、090-3652-0125(今泉)<E-mail>cantoima@mac.com、cphmn700@hct.zaq.ne.jp<FAX>06-7494-9956●オフィス・プリンチピ・ヴェネツィアーニ<TEL&FAX>075-493-5262<E-mail>principi-venetiani@hotmail.co.jp——————————————————————————————————————————————————
May 20, 2015
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都構想。政治的な大局では正直、良いのか悪いのか・・僕は良くわからず、迷うところ多いにあります。ですが、大阪市民となってまだ僅か二年ですが、その間利用した図書館から都構想を考えました。市立中央図書館はワンフロアで数種類の辞書と関連書籍を何冊もテーブルで閲覧が出来る貴重な場。市立中央図書館を持たない東大阪市に府立中央図書館はあるが、大阪市立中央図書館ほどの構造には至っていない。中之島の府立図書館は司法・建築など事業者向けの資料に特化されている。少し前のこと。探していた本が洋書ではあるけれど、大阪の歴史が記されているその本が大阪府内の図書館の蔵書には無く、三重県立図書館から相互貸借で生野図書館から借りて貰うことがあった。また、同テーマではあるが別の本で僕の求める内容の本があるのは大阪市内では中央図書館に一冊あるのみ。大阪府立図書館にも一冊あり、府内の他の中央図書館の蔵書にも無いところがいくつもある。大きな府や市の財政だからこそ整えられる図書館の内容はおそらくある。希少書、専門書で見ると無駄な重複があるとは考え難い。府内の蔵書の数もまだ少ない方だと言って良いかもしれない。一般書籍に比べ利用者数が少ない。無駄な蔵書を抱えすぎ。と、橋下府知事時代に切り捨てられた大阪府立児童文学館の前例がある。しかし、あらゆる事業者、経営者の事業内容は専門職であり、そこが一般職も含めた雇用を生んでいる。事業展開、経営努力、研究・開発に携わる人たちにとって希少な専門的資料は新たな閃きの糧の一つにもなる。他ジャンルの資料も新たな閃きを生み、新たな事業を生む可能性もある。閃きは芸術家や学者や研究者のみのものでも無い。二重行政による重複を無くす。利用者数や稼働率で考え、新たな閃きや発想の生まれる可能性を秘めた知の財産を現在よりも貧困な状況に進めて行く可能性がある。都構想からは人の知や心の財産や文化と、経済的な財産を繋ぐ「人」が見えてこない。故に明日は「反対」に投票です。ただ、賛成にした方がきっと良い効果があるかもしれない、という部分も無きにしもあらず。なのです。現状全てが良いとは決して思いません。どの利を選び、どの我慢を選ぶか。だと思います。しかし、やはりこの都構想ではやって欲しく無い。ということになります。以上、拙い考えではありますが、投票前に僕なりの一意見、少しでも読んでいただけたら、と思い書きました。
May 16, 2015
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古楽ファンの方には今更ご紹介する必要も無いお二人。ですが、今回は民俗音楽と古楽の共演ということなので、普段は古楽とは縁遠い異ジャンル方面の方のために。さて、関西ローカルだと思いますが、尼崎ボートのCMです。1990年代にオンエアされていたCMですが、このCMの歌声を覚えていらしゃる方も多いと思います。この歌声の主が平井満美子さんです。曲は“The Water is wide”ギターは佐野健二さんが演奏されています。この“The Water is wide”、朝ドラ「マッサン」でも歌われていましたが、前回の朝ドラ「花子とアン」でも歌われていて、朝ドラ連続出演となりました。今回のコンサートでも歌われます。もちろん、平井満美子さんの歌、佐野健二さんのリュートで。この歌、“False Love”というタイトルが本来のものの様です。関西で、否日本で英国古楽のスペシャリストといえば、平井満美子さんと佐野健二さん。今回参加して頂くIrish Traditional Musicの演奏家お二人も、平井さんと佐野さんの演奏には古くから親しんでおられたとのことです。平井さんと佐野さんの主宰されるEarly music companyCome heavy sleep / John Dowland by Mamiko Hirai & Kenji Sano 平井満美子 & 佐野健二Londonderry Air by Mamiko Hirai & Kenji Sano 平井満美子 & 佐野健二以下"Early music company"より転載します。平井満美子さん幼少より母にピアノを学び、キリスト教会にて讃美歌に親しむ。声楽を畑きみ子、斉木幸子の両氏に師事し、神戸女学院大学音楽学部声楽科卒業。卒業後、オペラ、教会バロック音楽、ルネサンス時代の音楽、と様々なジャンルの音楽活動を始める。その後、音楽的興味は徐々にルネサンス後期から初期バロックに絞られてゆき、1990年より佐野健二とのデュオ活動に演奏活動の中心を置く。数少ない古楽の歌い手としてのその活動は新聞、音楽誌等にて高く評価されており、特にイギリス音楽における理解度の深さは常に注目されている。現在までに発売された佐野健二とのデュオCD全ては「レコード芸術」「音楽現代」等の推薦盤に選ばれ、デュオリサイタルに対しては「大阪文化祭本賞」を受賞している。 EMC主宰、NHK文化センター大阪「リュートで歌うはやり歌講座」講師。佐野健二さん両祖父は西洋音楽学者と箏大検校、母はピアニスト、叔母はオペラ歌手、父はアマチュアながら清元の優れた演者、幼少時はピアノを学び、ギターは10歳より独学で始める。高校卒業後、岡本一郎氏に師事し同年九州ギターコンクール2位、翌年なにわ芸術祭新人賞を受賞する。師の勧めで英国・ギルドホール演劇音楽院に留学、ギターと古楽全般を学び、学内で「ジョン・ペティカン・クリフォード音楽賞」を受賞、首席にて卒業する。演奏活動に対し「ロンドン芸術協会選出新人音楽家」「大阪文化祭賞奨励賞」「クリティッククラブ新人賞」「神戸灘ライオンズクラブ音楽賞」「大阪文化祭本賞(2回)」等の賞を受ける。2007年、リュート音楽に特化したEMCluteRecordsレーベルを設立、自ら演奏、録音、編集、ジャケットデザインを総合的に行い、発売されたCDは専門音楽誌において優秀録音盤、推薦盤等として評価されている。EMC主宰、相愛大学非常勤講師。
November 29, 2014
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今回のクリスマスコンサートで以前から歌いたかった曲を一曲歌います。“The Wren in the furze” です。「ハリエニシダのミソサザイ」アイルランドではクリスマスの翌日26日は聖スティーブンス・デイというお祭りの日らしいです。この歌によればその日にはミソサザイを捕まえどうも食べる様です。この日は大人も食べ物や飲み物をねだって回る様ですが、その代わり歌を歌い楽器を奏で、音楽とダンスを一緒に楽しむみたいです。“The Wren in the furze” The Chieftains song:Kevin Coneffどうやらこちらの旋律の方が古くからのものの様です。先の曲はひょっとすると歌い手自身のオリジナルであるかもしれません。“The Wren song” Liam Clancyしかし、どちらの曲も英語が母語の人にとっては普通に話しているのと同じかも知れませんが、日本語のみを母語とする者にとって、これらを歌うことは「早口言葉」になってしまいます。また、聴き手がパッと聴いても意味も聞き取れ無いというのが一般的なところだと思います。が、母語で無いが故にまるでリルティング(lilting=敢えて言うなら「口三味線」)の様な面白さを感じる事が出来ます。また、リルティングの楽しさに加え、何かお話が進行しているらしい、そんな雰囲気もこの曲の面白さです。“Irish lilting”“The Wren in the furze”と同じ様に語るスピードで歌われる歌。「フィネガンズウェイク(フィネガン氏のお通夜)」“Finnegans wake”ドイツ歌曲でもレーヴェのこんな曲もありました。やはりドイツ語を母語とする人の喋る速度で歌われます。また、レーヴェのいくつかの歌曲ではケルトの世界が歌われています。“Kleine Haushalt”これらの歌を歌うことは西洋語の歌を歌う者の端くれとして、他の曲に比べたら練習の時間はすごくかかりますが、そのボーダーラインをちょっとは超えてみたいものです。歌っていても聴いていても、人の体に備わった可能性や言葉という文化の多様性に触れて行く様でもあり、その分非常に面白いものです。(歌の中身とはちょっと違いますけど・・)しかし、意味も何もわからずにノリだけで歌ってしまうと面白さがほとんど伝わらない・・・というのもまた歌詞を伴っている歌の面白いところです。
November 25, 2014
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“Star of the County Down”1990年頃に初めてアイルランドの伝統音楽というものに出会いました。衝撃的な出会いを与えてくれたのがこのCD1988年に発表された“the Chieftains”とvan Morrisonが共演したアルバム”Irish Heart beat”でした。それがドイツリートの源流の一つであるヘルダーの詩、その元となったパーシーの詩集、そして更にまたその源流に辿り着くことにもなりました。また、何よりもアイルランドの民族楽器のありかたにそれまで西洋音楽に抱いていた固定概念がひっくり返されました。このときに衝撃を受けた曲“Star of the County Down”を12月10日の川口教会のコンサートで改めて歌う事にしています。一時期アイルランドの伝統音楽にのめり込んでいましたが、十年ぶりにその活動を新たな形で再開する事にもなります。今回この曲を歌いながら、改めて実感している事は『明治期の西洋文化の移入以降、われわれ日本人もその伝承の流れの中に今、明らかに居る。』ということです。イギリス民謡と呼ばれる民謡の殆どはその出自ははっきりせず、歌詞が新たに付けられる度に新たなアイデンティティーを吹き込まれ、アイルランド民謡、スコットランド民謡、イングランド民謡などとされ、様々なジャンルに股がって、その歌唱スタイルや伴う楽器と共に今日も変化し続けています。これこそ"traditional(伝承・伝統)"の醍醐味だと思います。そして、イギリス民謡の何曲かは日本でも唱歌、賛美歌、歌謡曲として姿形、内容を新たにその伝承がこれまでも受け継がれて来ています。安土桃山時代に次ぐ二つ目の西洋音楽の波が押し寄せた明治時代。いずれの時代もキリスト教と共にその波は訪れました。今回は、その象徴的な存在の日本聖公会川口基督教会での開催です。この演奏会もその伝承の流れの中に居ます。I heard the voice of Jesus say - Songs of PraiseLed By the SpiritCome, Let Us Use The Grace DivineO Sing A Song Of Bethlehem - Chicago Metro Presbytery MusicFive Variants of 'Dives and Lazarus,”1939“Kingsfold"My Love Nell“Star of the County Down”Van Morrison and the Chieftains(この演奏がこの曲の今日の演奏スタイルの発信源になっていると思われます。)The PoguesOrthodox CeltsThe King’s singersFrom the New Country/Star of the County Down(へんてこりんな編成だけどおもしろい)賛美歌120番「いざ歌えともよ」聖公会聖歌528番「主のみ手はかつて」
October 27, 2014
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阿波座の日本聖公会川口基督教会でコンサートを聴いたり、また出演したり、この聖堂に身を置く度毎に、ふつふつと以前から取り組んでいたアイルランドの伝統音楽を交えたクリスマスコンサート「ブリテン諸島のクリスマス」をこの教会でやってみたくなって来ていました。そして今回、英国古楽のエキスパート平井満美子さん、佐野健二さん、そしてアイルランド伝統音楽のエキスパート吉田文夫さん、笠村温子さんを交えて「英国とケルト」と題して開催することになりました。英国のキリスト教の歴史は良く知らなかったのですが、ケルト民族抜きではあり得ないものの様です。川口基督教会の屋根の十字架、以前から『ケルティッククロスに似てるな〜』と思っていましたが、ずばり「ケルティッククロス」そのものだったことを教会の岩城聰牧師のブログで知ったばかりです。明治期の日本が洋楽を導入する際に一役買ったのも、賛美歌や芸術歌曲の衣装を身に纏ったケルトの旋律たちでした。その明治初期の川口居留地の名残を残しているのがこの日本聖公会川口基督教会です。
October 15, 2014
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9月28日のカトリック高槻教会のコンサート「今甦るセミナリヨの調べ」で今回特筆すべき点は近年発見(2007年)された、日本で唯一のキリシタン祈祷文をそのルーツとなるパレストリーナの音楽と共に聴く事が出来るところだと思います。大阪府茨木市千提寺の東(ひがし)家で1920年(大正9)に、有名な『聖フランシスコ・ザビエル像』や『マリア十五玄義図』と並び、一冊の手帳大の古写本が発見されました。その後東京に渡ったその書物は新村出によって『吉利支丹抄物』と名付けられましたが、実に百年近くその内容が吟味される事なく、なんと原書は失われてしまいました。しかし、影印本は1928年に出版されていたのです。2006年、千提寺を訪れた当時枚方在住のラテン語の研究者である原田裕司先生が東家の東満里亜さんから、その影印本の写しを託されます。そして、キリシタン遺物の発見から百年近い時を経、実に94年ぶりに日本で唯一の安土桃山時代の史実が原田先生の手により改めて発見されました。それが『さんちいしもさからめんとのらたにやす』“Litaniae de Sanctissimo Sacramento”です。安土桃山時代のキリシタン遺物でフランシスコ・ザビエル像が数多く残っていたのが日本国内ではこの千提寺のみです。引き続き、日本で唯一の祈祷文がこの千提寺に遺されていたのです。『さんちいしもさからめんとのらたにやす』「さんちいしも」=Sanctissimo=「聖体」「さからめんと」=Sacramento=「秘跡」「の」=de=「の」「らたにやす」=Ladainhas=「連禱」この祈祷文の表題には「らたにやす」という言葉だけがラテン語”Litaniae”ではなくポルトガル語の発音で書かれています。ここにポルトガルの宣教師が自らの口で日本人に伝えたということ、つまり当時のイエズス会の宣教師の存在を確かに感じる事が出来ます。その宣教師とは一体誰だったのでしょうか。そして、誰が聞き取り、誰が筆を持ち、紙に記したのでしょうか。コンサートの当日、高槻の聖堂で、その息吹を少しでも感じて頂ければ、と思います。この祈祷文発見の経緯は『新修 茨木市史 年報 第6号』 平成十九(2007)年十一月 茨木市発行『新修 茨木市史 年報 第7号』 平成二十(2008)年十二月 茨木市発行『洋楽渡来考再論(事とキリシタンとの出会い)』 皆川達夫著 日本キリスト教団出版局上記の三点に原田先生が寄稿されており読む事が出来ます。また、『キリシタンと出版』 豊島正之編 八木書房で原田先生のコラム「キリシタン版のラテン語」を読む事が出来ます。
September 23, 2014
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<フロイス「日本史」第二部三十章(松田毅一訳、中央公論社「第五十二章」)より>『毎朝教会はミサに与りに来る人たちで溢れ、夕刻にもふたたび教会を訪れて、聖母の連禱および平素の祈りを唱えた。一同はミサ聖祭の後、主禱文(パーテル・ノステル)と天使祝詞(アヴェ・マリア)を三回、日本の改宗のために声高々とラテン語で唱えた。午後の連禱の後でも同様の祈りを唱えた。 四旬節の金曜日には、我らの主キリストの御受難の玄義についての説教がなされた後、男女を問わず全員が鞭打ちの苦行を行った。この苦行はミゼレレ・メイが歌い終えられるまで続けられた。』<フロイス「日本史」第二部百章(松田毅一訳、中央公論社「第六十一章」)より>『司祭らを乗せた二隻の船は室を出てから寄り添うようにして航海を続けたが、ある人影のない浜辺に一同は降り立つと、夕刻、一所に集まって聖母の連禱を唱え、その後で日本の習慣に従い、主禱文(パーテル・ノステル)と天使祝詞(アヴェ・マリア)を三回ずつ祈った。』「三回」というところからロザリオ(コンタツ)と関係するかどうか、良くわかりませんが、”Pater noster””Ave Maria”が唱えられているところから右近領のキリシタン遺物のコンタツとの繋がりはある、と感じてしまいます。また鞭打ちの鞭も千提寺の遺物の中にあります。また、”Miserere Mei Deus”を「歌った」とあり、”Pater noster””Ave Maria”は「唱えた」とありますが、これらのフロイスのポルトガル語原文(P.José Wiki:編)を見ると、どちらも”rezão”(rezar)という単語で書かれています。なぜ一方は「歌った」で一方は「唱えた」と訳されたのか。フロイスの使っていた400年前当時のポルトガル語の語彙にその手掛かりは隠されている様です。
September 13, 2014
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安土セミナリヨの生徒の一人で後に26聖人の一人として殉教しました。高山右近の父高山友照と同じく、パウロ三木の父三木半太夫も三好長慶に仕える戦国武将でした。三好家と同じく阿波徳島の出身とする説と、摂津の国出身とする説があり、摂津・神戸の住吉教会、阿波・徳島の徳島教会の守護聖人になっています。高槻の教会の高山右近記念聖堂にも26聖人の一人としてその姿を見る事ができます。安土桃山時代のセミナリヨを象徴する人物の一人といえます。 安土山と安土 安土セミナリヨ跡安土セミナリヨ跡の碑文カトリック徳島教会のキリシタン灯籠 カトリック徳島教会 カトリック住吉教会の三木パウロ像 カトリック住吉教会の三木パウロ像 カトリック住吉教会の五島椿 カトリック高槻教会の26聖人殉教の碑 カトリック高槻教会の26聖人殉教の碑右から四人目がパウロ三木
September 6, 2014
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ここ数年、お盆の時期の鳴門への墓参りと徳島の阿波踊りがセットになりました。阿波踊りのお囃子を聴くと体の奥からムズムズしてきます。そして踊りを見ると徳島県板野郡藍住町の母方の実家で祖父、祖母、叔父、伯母に囲まれて、阿波踊りを踊っていた(踊らされていた?)子供のころの記憶が蘇って来ます。その時の皆の嬉しそうな笑顔が見えて来ます。その家族の中に「連」に入って演舞場で踊っていた人は居なかった様に思います。演舞場ではなくとも、衣装は身に着けなくても、阿波踊りは本当に身近にありました。祖父や祖母、父や母がこの世を去って、何故か阿波踊りをじっくり見たくなり、墓参りを済ませ、徳島の町を歩くと、お囃子の音が聞こえて来ます。それだけで、体の中の血が一気に流れ出す様な感じがします。そして、踊りを見ると子供のころのシーンが甦って来て、あの世に旅立った家族の笑顔や笑い声が聞こえて来ます。「あ、盆踊りなんや・・」四百年間、こういう思いがずっと受け継がれて来たのだ。と、初めて気付いた様に思います。阿波踊りの「連」にはそれぞれお囃子や唄の名人や、踊りの名手、重鎮やスターが居ます。踊り方も時代とともに変化して来ました。それは四百年紡がれて来た人の想いがあってこそ。その流れの中にあってこその名手の技や名人の芸なのだと思いました。これが伝統とちがうのかな。こうした想いが、お囃子や踊りの技や芸にのせて、淡々と紡がれて行くことなのかもしれません。
September 5, 2014
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今甦るセミナリヨの調べ安土桃山時代、南蛮(ルネサンス音楽)の響き2014年9月28日(日)カトリック高槻教会高山右近記念聖堂■開演■ 3:00pm■開場■ 2:30pm●アンサンブル・プリンチピ・ヴェネツィアーニ音楽監督:笠原雅仁進元一美 ソプラノ田内 愛 アルト岡本雄一 テノール時宗 務 バス上野訓子 コルネット頼田 麗 ヴィオラ・ダ・ガンバ淡島宏枝 ドゥルツィアン吉竹百合子 オルガン笠原雅仁 バリトン、コルネット、リュート栄えある聖母よ“O gloriosa Domina” 1.グレゴリオ聖歌 2. G.クローチェ:作曲 3.A.ガブリエリ:作曲アべ・マリア“Ave Maria” 1.グレゴリオ聖歌 2.T.L.de ビクトリア:作曲がらさみちみち(アヴェ・マリア) 千提寺伝承来れ創造主なる精霊よ“Veni Creator Spiritus” 1.サカラメンタ提要より 2.T.L.de ビクトリア作曲かくも尊き秘跡“Tantum Ergo” 1.グレゴリオ聖歌 2.サカラメンタ提要より 3.T.L.de ビクトリア:作曲聖体秘儀の連祷 "Litaniae Sacrosanctae Eucharistiae" G.P.L.da パレストリーナ:作曲ほか■入場料■□前売り・ご予約4000円□当日4500円□プリンチピ・ヴェネツィアーニ友の会会員3500円□高校生以下1000円【主催】Cantoima【共催】アンサンブル・プリンチピ・ヴェネツィアーニ【後援】公益財団法人高槻市文化振興事業団、カトリック大阪大司教区【制作】今泉仁志【お問い合わせ・ご予約】Cantoima<TEL>090-3652-0125(今泉)、090-3726-8743(小松)<E-mail>cantoima@mac.com、cphmn700@hct.zaq.ne.jp<カトリック高槻教会へのアクセス>〒569-0077 大阪府高槻市野見町2-26高槻現代劇場(市民会館)隣り●JR京都線「高槻駅」から徒歩12分●阪急京都線「高槻市駅」から徒歩5分●京阪バス「阪急高槻」(京阪枚方発)から徒歩5分●高槻市営バス「阪急高槻駅」から徒歩5分*駐車場はございません。お車でのご来場はご遠慮下さい。
August 30, 2014
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ライブラリへぶらり。クラシックをマンスリーで聴く大阪南YMCA 第40回ライブラリコンサートTaco-taco singers (タコタコ シンガーズ)<日時>2011年7月16日(土)15:00開演<会場>YMCA学院高等学校<料金>¥1,000<出演>Taco-taco singersソプラノ:進元一美、伊藤由美アルト:下村美穂、安宅留美子テノール:岡本雄一、向井正宏バス:今泉仁志<プログラム>ルネサンス・マドリガル1.「こんにちは愛しの人よ」オルランド・ディ・ラッソ “Bonjour; et puis, quelles nouvelles?” Orlando di Lasso 1532-15942.「穏やかで澄んだ目」カルロ・ジェズアルド “Luci serene e chiare” Carlo Gesualdo 1560-16133.「動物たちの対位法」アドリアーノ・バンキエーリ “Contrapunto bestiale alla mente” Adriano Banchieri 1568-16344.「マトナよ愛しの人よ」オルランド・ディ・ラッソ “Matona mia cara” Orlando di Lasso 1532-1594サカラメンタ提要とビクトリア1.「かくも偉大な秘蹟」 サカラメンタ提要 “Tantum ergo Sacramentum” Manuale ad Sacramenta Ecclesiae ministranda 1605 Nagasaki2.「かくも偉大な秘蹟」 トマス・ルイス・デ・ビクトリア “Tantum ergo Sacramentum” Tom?s Luis de Victoria 1548-16113.「来たれ創造主なる聖霊よ」 サカラメンタ提要 “Veni Creator Spiritus” Manuale ad Sacramenta Ecclesiae ministranda 1605 Nagasaki 「来たれ創造主なる聖霊よ」 トマス・ルイス・デ・ビクトリア “Veni Creator Spiritus” Tom?s Luis de Victoria 1548-1611日本の歌1.「ほたるこい」 秋田地方わらべうた 編曲:小倉 朗2.「いつも何度でも」(映画『千と千尋の神隠し』主題歌) 作曲:木村弓 作詞:覚和歌子3.「小さな空」 作詞・作曲:武満徹4.「瑠璃色の地球」 作詞:松本隆 作曲:平井夏美 編曲:向井正宏ポピュラーソング1.「イエスタデイ」(唄:ザ・ビートルズ)“Yesterday” 作詞・作曲:ポール・マッカートニー、ジョン・レノン 編曲:ボブ・チルコット2.「星に願いを」(映画『ピノキオ』主題歌)“When you wish upon a star” 作詞:ネッド・ ワシントン 作曲:リー・ハーライン 編曲:向井正宏3.「キャント・バイ・ミー・ラブ 」(唄:ザ・ビートルズ)“Can't buy me love” 作詞・作曲:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 編曲:ケイト・アブス4.「ブラックバード」(唄:ザ・ビートルズ)“Blackbird” 作詞・作曲:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 編曲:ダリル・ランズウィック5.「恋のバカンス」(唄:ザ・ピーナッツ) 作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰 編曲:今泉仁志<主催>大阪南YMCA<後援>YMCA学院高等学校<お問合せ>大阪南YMCA(TEL)06-6779-8370〒543-0054大阪市天王寺区南河堀町9-52
June 9, 2011
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先日のタコタコシンガーズ定期演奏会で東日本大震災への義援金の募金活動を行いました。会場としてお借りした福音ルーテル教会の震災支援への協力として行いました。全国の福音ルーテル教会が救援本部を立ち上げています。1.教会員同士の被災地、被災者支援。2.教会員以外の一般被災者の支援。3.教会員以外の一般のボランティア希望の方の受け入れマネジメント。4.支援物資の配分配給マネジメント。5.教会という特性を生かした心のケア。東日本大震災 救援ボランティア募集要項以上の支援内容は教会員の皆さんの献金など福音ルーテル教会の資金や教会員の皆さんの労力で運営がまかなわれています。今回お借りした教会も教会員の皆さんの資金や労力という志によって建てられ維持管理されている教会員の皆さんの大切な財産です。日本赤十字社に寄付をするのとはまた違った即効性のある支援を寄付によってお手伝いしたいと思い、当日お越し頂いた皆さんに募金への御協力をお願い致しました。タコタコシンガーズのメンバーに福音ルーテル教会の教会員が居る訳ではありません。宗教活動への協力としてでは無く被災地支援の一環として行いました。その結果49,720円集まりました。教会からの募金も加えて下さり併せて50,000円をルーテル教会の仙台支援本部に送金させて頂きました。御協力頂きました皆様への感謝と共にここに謹んでご報告させて頂きます。本当にありがとうございました。受領証写し後援公共団体への報告書写し
June 6, 2011
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先日、イシハラホールで歌いました「冬の旅」気候も一段と暖かくなって来ました時期ではありますが、奈良フィルよりお声をかけて頂いて再演致します。今回はモダンピアノでの演奏です。---------------------------------奈良フィルサロンコンサートVol.96 「音楽の土曜日」 ~冬の旅~ 平成23年6月18日(土) 開場 13:30 開演 14:00 やまと郡山城ホール:レセプションホール全席自由 ¥2,000 ※飲み物付き 出演 : 今泉 仁志(バリトン) 織田 寛子(ピアノ) 曲目 : 冬の旅(全曲)/シューベルト <チケット販売> やまと郡山城ホール窓口 TEL.0743-54-8000 <主催、お問い合わせ> やまと郡山城ホール TEL.0743-54-8000 奈良フィルハーモニー管弦楽団 TEL 0743-57-2235---------------------------------
June 6, 2011
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キリシタン大名高山右近は戦国時代の武将です。摂津国に生れ、奈良は宇陀の沢城にてフランシスコ・ザビエルの弟子で琵琶法師のロレンソ了斎より洗礼を受けキリシタンとなります。このロレンソが一体どのような説法を説いたのか?琵琶法師の声で響き、戦国の世の人々の心に届いたであろうキリストの教え、聖書の言葉、そして祈りの歌声とは?大変に興味の湧く所です。右近は後に摂津国の高槻城主となります。右近の布教により城下の六割の領民がキリシタンとなりました。高槻は本能寺の変の後、安土からセミナリヨも移転されますが、それ以前に日本で最初にパイプオルガンが演奏された地でもありました。現在でも城下の千提寺は隠れキリシタンの里としても知られ、信長当時の高槻は日本でも最も栄えたキリシタンの町の一つでした。最も有名なザビエルの肖像画もこの右近の城下で描かれたとも考えられるもので、やはり、千提寺の民家で発見されています。現在は神戸市立博物館の収蔵品となっています。千提寺のキリシタン遺物資料館には「どちりなきりしたん」“Doctrina Christiana”「ぎやどぺかどる」“Guia de Pecadore”などの資料とともに、ローマ法王のメダル等、日本では長崎と摂津の二カ所にしかない遺物もあります。当時の日本のキリシタン達が全国各地で同じ祈りを捧げていた証拠にもなります。また、秀吉時代の長崎で殉教した26聖人も全てが京都や大阪など、信長と明らかに右近の影響の及ぶ範囲でのキリシタン達であった訳です。続く徳川幕府以降のキリシタンへの更なる抑圧と徹底した排除を考えると、当時の日本の中心に位置する都や摂津の地のキリシタンへの弾圧はそれらの及ぼす影響力を考えると相当に徹底されたものであった筈です。そのために消え失せてしまったキリシタンの遺物は計り知れない量にのぼる、、そう考える事の方が自然だと思います。ところで、日本で初めて活版印刷された書物はキリスト教の聖歌でした。1601年長崎で出版された「サカラメンタ提要」です。江戸時代初期の出版ではありましたが、地理的にも中央の地から離れていたこともあり、弾圧の目の届かぬ隙もあったのでしょうか?辛うじて出版された典礼の書でした。先の千提寺のキリシタン遺物資料館の例を見ても、日本各地でミサの際に歌われていた聖歌が納められている、と、いう可能性は十二分にあると考えられます。当時のミサの具体的な資料は秀吉、そして徳川幕府の手で、ことごとく焼き払われたことでしょう。この「サカラメンタ提要」のみが当時のミサの姿を残す唯一の手がかりなのです。
May 1, 2011
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バッハクライス神戸第5回定期演奏会2011年06月25日(土) 15:30開演東灘区民センターうはらホール(兵庫県)指揮:李善銘合唱&管弦楽:バッハクライス神戸客演ソリスト:頃安利秀(Ten)、今泉仁志(Bas)<プログラム>J.S.バッハ管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066カンタータBWV102「主よ、汝の目は信仰を顧るにあらずや」“Herr, deine Augen sehen nach dem Glauben”カンタータBWV110「笑いはわれらの口に満ち」“Unser Mund sei voll Lachens”モテットBWV227「イエス、わが喜び」“Jesu,meine Freude”入場料:1000円お問い合わせ:bach-kreis@nifty.com[未就学児童入場可能演奏会]入場条件:母子室あり(より詳細な条件は主催者へお問い合わせください)
May 1, 2011
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CELTSITTOLKE CD発売記念コンサート~てんこもりJAM~関西ケルト/アイリッシュ・コンピレーションアルバムの全ユニットが集結!総勢26名、一夜限りの大セッションが実現します。2011年5月15日(Sun)OPEN 16:00 START 16:30前売 ¥3.500 当日 ¥4.000※全席自由席(整理番号順にご入場頂きます会場 Sonic Hall (ソニックホール)神戸市中央区北野町1-1-8 神戸電子専門学校北野館 地下1F■MacFiddles笠村温子、赤澤淳、Jay Gregg、Felicity Greenland■Beats of Fairy稲岡大介、原口トヨアキ、大松聡子■Cheerful Eel band寺本佑太、豊浦雄介、沖田稔昌、井上博仁■Shanachie みどり、Aki、上原奈未、ほりおみわ■鞴座 金子鉄心、岡部亘、藤沢祥衣■Glencrosshatao、吉田文夫、kumi、Kana■Aisling菱川英一、Aingeal、今泉仁志、八木益栄吉田文夫、ほりおみわ、Felicity Greenland■CELTSITTOLKE オールスターズ (出演者全員)ナビゲーター CeltripRadio (吉田文夫/ 金子鉄心)主催 GLEN MUSIC 企画 有限会社ビートショップ 制作 神戸電子専門学校お問い合わせ 有限会社ビートショップ TEL:0797-25-5877 E-Mail:celtsittolke@beatshop.co.jp<前売り券ご購入方法>◆WebSiteオンライン販売(発売中!)beatshopのチケット購入フォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。お申し込み頂いた順にCELTSITTOLKE事務局より、折り返し整理番号及びご入金手続き等の案内メールを差し上げます。(お支払い方法は銀行振込のみとなります)ご入金の確認ができましたら、郵送にてチケットをお届けいたします。※WebSiteでの販売数は200席です。(満席になり次第販売終了となります)
April 15, 2011
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Taco-taco singersタコタコシンガーズ第1回定期演奏会2011年5月21日(土)日本福音ルーテル西宮教会開演4:00pm (開場3:30pm)入場料:2000 円(■前売り当日共 ■全席自由)進元一美 ソプラノ伊藤由美 ソプラノ安宅留美子 アルト下村美穂 アルト岡本雄一 テノール今泉仁志 バス●主催“Taco-taco singers” ●後援西宮市、西宮市教育委員会、西宮市文化振興財団、大阪音楽大学同窓会《幸楽会》●関西元気文化圏参加事業●お問い合わせ、ご予約taco_taco_sing@yahoo.co.jp 090-6965-9475(伊藤)Orlando di Lasso(1532-1594)オルランド・ディ・ラッソ “Matona mia cara”「マトナよ愛しの人よ」“Bonjour mon coeur”「こんにちは愛しの人よ」Luca Marenzio(1553-1599)ルカ・マレンツィオ “Vezzosi augelli” 「優雅な鳥のさえずり」Guillaume Costeley(1531-1601)ギヨーム・コストレ “Mignonne, allone voir si la Rose” 「愛しの人よ薔薇を見に行こう」Carlo Gesualdo(1560-1613)カルロ・ジェズアルド “Languisco e moro” 「私はやつれ死ぬ」“Luci serena e Chiare” 「穏やかで澄んだ目」“Sospirava il mio core” 「私の心がため息を」Orazio Vecchi(1550-1605) オラーツィオ・ヴェッキ“So ben mi c'ha bon tempo” 「私にはわかっている」<ルネサンスの宗教曲>Giovanni Pieru Luigi da Palestrina(1525-1594)ジョヴァンニ・ピエル・ルイージ・ダ・パレストリーナ “Sicut cervus desiderat ad fontes aquarum”「 鹿が谷川の水を求める様に」Missa “Aeterna Christi Munera” ミサ「キリストの永遠の恵み」Tomas Luis de Victoria(1548-1611) トマス・ルイス・デ・ビクトリア “Tantum ergo Sacramentum”「かくも偉大な秘蹟」“O magnum mysterium”「大いなる秘蹟」“O quam Gloriosum est regnum” 「おお、その王国はなんと栄光に満ちていることか」------------------------------------------------------明石は瀬戸内海に面した海の街です。古くは奈良時代から瀬戸内の交通の要所であり、かの大仏の建設を指揮した僧行基が明石に交易の港「魚住泊」を開いています。この淡路島と本州とに挟まれた海の要所を統治すべく、安土桃山時代には豊臣秀吉の命により高山右近が領主として高槻から明石に移封されました。右近にとって「キリシタン大名」としての生涯で最後の地となったのが他ならぬ明石の街でした。明石から九州博多へ、武将達がミサを捧げ出陣して行った様子が当時の宣教師フロイスの著作「日本史」にも細かく記されています。西洋の文化や音楽にキリスト教と共に初めて出会った戦国の世の私たちの祖先。特に農民等の領民とも祈りと共に音楽をも分かち合った右近、その領主としての最後の布教地で、"Taco-taco singers" は当時の合唱音楽を礎として取り上げ活動しています。------------------------------------------------------
April 14, 2011
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--------------------------------------------------受難日讃美礼拝式4月22日(金)夜7時より日本キリスト教団「南大阪教会」礼拝堂にて十字架刑の、その日をふりかえり、心に刻みます 合唱団「大阪コーラルソサエティ」とともに<合唱>大阪コーラルソサエティ <独唱、指揮>今泉仁志 <奏楽>津村和泉<曲目>J.S.バッハ「マタイ受難曲」より アリア「わが心よ、自らを潔めなさい」賛美歌311番「血潮したたる」(“O Haupt, voll Blut von Wunden”)小川正:作曲「十字架に付けろ」「バラバを許せ」他<説教>岩河敏宏牧師「私たちの思いを超えて」--------------------------------------------------今年は4月22日が聖金曜日キリストの受難日です。大阪コーラルソサエティに在団していた教会員の呼びかけで始まった受難日讃美礼拝式です。バッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」等の名作を通じ広く一般音楽愛好家にも知られるキリストの「受難」教会員のみなさんの祈りと一般合唱愛好家の音楽で主の受難を共に賛美する礼拝です。教会員でない方も是非ご参加ください。
April 7, 2011
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---------------------------------------------------------------4月16日(土) 午後2時開演 (開場1時45分) 東日本大震災“応援” チャリティーライブ in 西宮 主催: Bella Musica 企画制作:春日妙子 後援:西宮市 ------------------------------------------- <場所>西宮市大学交流センター <入場料>¥1000(小学生以下無料) 予約制 (入場料は当日受付にてお支払い下さい) 入場料 全額と、会場に設置する募金箱への義援金を合わせて 日本赤十字社を通じ被災地に寄付致します 第1部14:00~15:15 ●鳴尾牧子 (二胡) ●中野聡子 (ピアノ) ●山田恵範 (ギター) ●岡崎泰正 (ギター) 第2部 15:30~16:45 ●Taco taco singers 伊藤由美(ソプラノ) 下村美穂(アルト) 岡本雄一(テノール) 今泉仁志(バス) ●久保比呂誌 (津軽三味線) ●西尾知子 (マリンバ・パーカッション) ●後藤ミホコ (アコーディオン) --------------------------------------------------- [ご予約] 先着 145名様 で受付終了となります。 ● 4月16日 チャリティーライブ 希望 ・mail info@mihoko-goto.com ・TEL 0798-31-0121 ・FAX 0798-31-0100 にて Bella Musica までお申し込み下さい。 1.4月16日 チャリティーライブ 希望 2.お名前 3.入場者人数 4.ご連絡先 (電話番号、メールアドレス 等) 必ず上記4項目をお知らせください。 ---------------------------------------------------------------
April 7, 2011
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------------------------------------------------2011年4月23日(土) 開場14:30 開演15:00神戸新聞文化財団 アンサンブル・神戸東日本大震災チャリティコンサート会場で皆様からの義援金や被災者へメッセージを受け付けます。義援金は神戸新聞厚生事業団を通じて全額被災地に届けます。●入場無料往復はがきにご住所、ご氏名ご記入のうえ、神戸新聞文化財団(〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1-5-7)宛に、4月15日(当日消印有効)までにお申し込みください。ご入場者は先着700名様とさせていただきます。松方ホールチケットオフィス tel.078-362-7191<曲目>J.S.バッハ作曲 マタイ受難曲 BWV244 抜粋(字幕スーパー付)<出演>老田裕子(ソプラノ)橋爪万里子(メゾソプラノ)千代崎元昭(テノール)小玉晃(バリトン)今泉仁志(バリトン)矢野正浩(指揮)神戸21世紀混声合唱団神戸市中央区の小中学生有志(少年少女合唱)アンサンブル・神戸関西在住の音楽家有志(管弦楽)字幕スーパー:藤野明子 ミチヤシステム------------------------------------------------
April 7, 2011
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18年ぶりの冬の旅の全曲演奏です。久しぶりにいざ取り組んでみると曲の深さ、大きさに戸惑っていました。そんな訳でこのリサイタル終了までは通常業務さえもままならず、、という所に起こった東北関東大震災。地震のみならずかつてない規模の津波と原子力災害、と阪神大震災を遥かに超えた規模と範囲での災害です。阪神大震災を否が応でも思い出し、そこに留まらず一気に色んな事が沸き上がって来ました。果ては父や母、祖父祖母の人生と、その終焉の日まで、その人生を大きく支配していた戦争の事にまで、、被災地の状況を見聞きする度、あらゆる事が脳裏をよぎり、冬の旅も震災の事もどちらにも落ち着かない状態が続きました。大変にもどかしい思いで毎日を過ごしています。そんな毎日の中ではありますが、下記の様にリサイタルを開催致します。今回のリサイタルは大阪コーラルソサエティの元マネージャの大西昌三さんを発起人として数名の有志の方のボランティアで進められて来ました。こういった今であるからこそ、関西の一個人としては各々、日々の目標を果たし、現在可能な場所で日頃の様々な活動を一つずつ見直し、可能性を広げ更に活発にし、力を充分に蓄えておく事も阪神大震災よりも更に長期化するであろう復興の基盤作りとなると考えます。もし、その中の一端を担えるのであれば大変幸いです。もし、お時間がございましたら。どうぞご来場くださいませ。今泉仁志---------------------------------------------------------------------------------------------イシハラホール・チケットセンター 06-6444-5875お問い合わせ・チケット TEL 090 3613 2820(大西昌三)---------------------------------------------------------------------------------------------今泉仁志バリトンリサイタルシューベルト冬の旅(全曲)フォルテピアノ:織田寛子 使用楽器(伝)マテウス・シュタイン 1820年 ウィーン2011年 3月26日(土)14時開演(13:30開場)会場:イシハラホール 大阪市西区江戸堀1-3-15当日:¥3,500 前売り ¥3,000 チケット販売 イシハラホール・チケットセンター 06-6444-5875お問い合わせ・チケット TEL 090 3613 2820 協力:フォルテピアノヤマモトコレクション、コウベレックス---------------------------------------------------------------------------------------------
March 22, 2011
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今回の震災を機に改めて考えている事。合唱団や講座等、数十人とはいえ複数の方が集まる場所で、今回の震災の事に触れるかどうか?随分考えました。いま、他の同じ立場のみなさんも同様の事で多少の差はあれ、労力や気を使われていると思います。触れずに音楽にだけ向き合っていたい人もあるだろうし、様々な事情から音楽どころではない人もいるだろうし、震災の事に触れて、気持ちを解いてから音楽に接したい人もいると思います。音楽どころで無い人は自発的にお休みされたと思います。お休みされなかった方の中にも、テレビを一切見ない人。固唾を飲んで見守っている人。どんな事にどう対応されているか、本当に様々な様でした。結局はどの合唱団や講座でもどう対応するか?その瞬間まで結論が出ないまま臨みましたが、全て内容や言葉数の多さ少なさの差はあれ、皆さんと直接顔を合わせ、その時の自分の状態を確かめた上で、世間話や挨拶程度以上にお話しさせて頂きました。話題に出す。話題に出さない。両方を実行する事は正に物理的に矛盾していて不可能な事です。どちらかの選択の結果の上でしか普段の練習も始められません。話す。という結論を出したとしても、それは、あくまでも私自身の出来る事でしか無く、拙さもありましたし、反省もあります。が、絶対もしくは普遍的な選択をしたという誤認をしない様に、言葉を発する以上はその場の方達に応じて不用意に話さない様に、と、今回は特に心しましたし、かつ非常に考えさせられました。お話とは別に、黙祷するか?それともしないか?の選択もありましたが、これは最初から黙祷しない。という判断以外には考えられませんでした。その理由は明確にありますが、長くなるので、また別に書ければ書きます。もっと社会的に公の立場に立てば当然その場に準ずると思います。いずれにせよ、被災地内外で様々、デリケートな対応が要求される事も増えて来ていると思います。その中で普遍的結論、絶対的な具体的方策を導き出す必要は無いと思っています。自分の言動への意見や評価も出て来ます。また、他の人の判断や行動や意見にも出会い、見聞きします。それらのお陰で気付かされることと、惑わされる事も違いますし、また、惑わされる事も精査や気付きに結びつくこともあると思います。そういった事を認めた上で、自分の出来る事をやる。それが、今の私の選択です。普段だと些細としか思われない様な事をメモとして日記にあげてみました。
March 18, 2011
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今日と昨日、合唱団の指導に行きました。音楽活動そのものも、ライフライン含め様々な仕事、多くの方々の労力の上で初めて成り立っています。ですので、前に立たせて頂いている立場として合唱団でも今回の東北関東大震災と義援金の事は話題にあげさせて頂き、合唱団の方からも義援金の送金の考え方等聞かせて頂きました。その結果、合唱団としては特に何もしませんが個々人で送りましょうね、というお話と、義援金の宛先についてのお話をさせて頂きました。皆さんからもお教え頂き、下記の2つの方法がベストでは無いか、というところに行き着きました1.日本赤十字社へ送る。2.被災地の各地方自治体へ直接送る。私の現時点で選んだ最初の方法は日本赤十字社への入金です。---------------------------------------------------------------------------------日本赤十字社は社員という構成員の出資金と外部から寄付された募金によって団体運営資金が賄われている。救援活動への義援金は別枠が儲けられている。よって、日本赤十字社に送った義援金は全額現地の被災地に入る。---------------------------------------------------------------------------------また、被災地各地にも最寄りの支部があり、全国各支部とのネットワークが既に確立されている。義援金は、全額、各都道府県に設置された義援金配分委員会に送金し、そこから、同委員会で立てられた配分計画に基づいて、被災者の方々へ届けられる。---------------------------------------------------------------------------------公式ホームページ等から得た情報を纏めるとこの様になりました。また、送金者の居住する地元の地方自治体へ送る。という方法も考えましたが、結局は各自治体から日本赤十字社に集められます。各企業等の義援金も日本赤十字社に集まる様です。被災地各県の自治体に送る方法は、まだよく調べていないので憶測の段階ですが、被災者の方々への避難生活のインフラともなって届くでしょうし、また直接被災各県の行政にも充てられるものではないかとも考えられます。私も日本赤十字社に義援金を送りました。その額からすれば少額にはなってしまいますが、各県のHPをリサーチし考慮して結論を出した後、送ろうと考えています。また、個人的な所縁で個別に被災地への送金先を判断する事も色々と調べて行きたいなと思っています。病気、事故、障害、自分や自分の家族と同じ問題を抱えている人ならばそういった方々が被災者したときに困る事は具体的に見えて来ると思います。何を必要とされているか、というリサーチも一般の方よりも可能な筈です。ケアーをされていた方々や団体も被災されていますので、時期が来てお声があればこちらにも支援をするつもりです。本当に一人としてお送り出来る額は微々たるものですが、無駄無く誠意が届く様に、ちょっと考えてみました。また、更に個人的に所縁の深い所からの支援活動(?と言えないとも思いますが)無縁化問題が全国的に深刻化して来た所への東北関東の震災でしたから、阪神淡路を被災しその後一人で暮らしていらっしゃる私自身の地元のお年寄り(だけでなくても良いのですが)に音楽を聴いてもらう事も、考えています。今回の地震で自分の出来る事の方向もやっと定って来ましたので、さあ、、3月26日まではリサイタルに集中!!です。
March 16, 2011
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明日ハ晴レカナ曇リカナ(谷川俊太郎)昨日ノ悲シミ今日ノ涙明日ハ晴レカナ曇リカナ昨日ノ苦シミ今日ノ悩ミ明日ハ晴レカナ曇リカナ---------------------今だからこそ、「私」の目の前にあるささやかなもの小さなもの弱いものひそやかなもの佇んでいるもの見えないものしっかり守りたいです。
March 15, 2011
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本当に久しぶりにリサイタルを開きます。というか、正確には開いて頂きます。なのですが、、先ずは情報を。---------------------------------------------今泉仁志バリトンリサイタルシューベルト冬の旅 全曲フォルテピアノ:織田寛子 (伝)マテウス・シュタイン 1820年 ウィーン2011年 3月26日(土)14時開演(13:30開場)会場:イシハラホール 大阪市西区江戸堀1-3-15当日:¥3,500 前売り ¥3,000 チケット販売 イシハラホール・チケットセンター 06-6444-5875お問い合わせ・チケット TEL 090 3613 2820 ---------------------------------------------冬の旅を歌うのはこれで三度目です。以前に歌ったのは1993年。西宮の福音ルーテル教会でした。。事の発端は僕のリサイタルを聴きたい、と、言って下さった方の声。これまでのリサイタルは全て自分のモチベーションが高まり、コンセプトを固めて、、という、自分自身の内側から、が事の起こりでしたので、ちょっと、勝手が違います。もちろん、声をかけて下さるのなんて!とてもとても、実にありがたい事なんですよ!!でも、初めての事なので正直、戸惑う事もいくつかありました。事が決まってからモチベーションを高めるには、、冬の旅は手強かった。。。(?、過去形で書いた、ということは??)でも、フォルテピアノでの練習も楽しくなって来ています。。フォルテピアノは「フォルテピアノ・ヤマモト・コレクション」の山本さんの所蔵される楽器をお借りします。でも、怖いな、、18年ぶりの暗譜。。。うっ、、
March 10, 2011
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9月26日、、モーツァルトの「戴冠ミサ」。Taco-taco singersのテノール岡本雄一さんからお声をかけて頂きました。指揮の橋本徹雄先生はテレマンの大先輩、かつ私に取っては、、大変おせわになった音大時代の演奏部の先生でした。20年ぶりの出会いでした。また、泉州高石の気質や風土も私に取っては大変に新鮮な物でした。前日のリハーサルから泊まり込みでお世話になりました。。。何よりも、些細な事を振り切り、潔くのびのびと音楽される姿が実に素敵でした。大ホールでの迫力在る皆さんの音量にお応え出来ましたかどうか、如何でしたでしょう?更に、、二次会での合唱団の皆さんの玄人裸足のカラオケの上手さには圧倒されましたし、既知の範囲では捉えられなかった力やキャリアをお持ちの方々にお出会い出来た事は大きかったです。。。9月30日、クレオ大阪でのそう楽舎の公開リハーサル。。そう楽舎初。支援事業を超えそう楽舎初の大阪市の委託事業。。そして市の事業を請け負う組織のリーダーとなった赤坂氏のプレッシャーは想像を凌ぐものだったと思います。至らぬ舞台監督、ナビゲーターではあったと思いますが、ワークショップも公開リハーサルも素晴らしい結果だったと思います。そして、本日(昨日)10月4日。中之島公会堂中集会室でのそう楽舎「邦楽deバロック」の本公演でした。。赤坂放笛氏の台本に目を通してはいたものの、、初めてその本意を咀嚼出来たのが前々日の事でした。。赤坂さん。計画の運び方に難が多々ある。。そう思いましたよ。。。自分の事を棚に上げれば、オーボエのクオリティも伸び代はまだまだある様ですね。。でも、企画と志が今日の公演の客席には確実に届いていたと思います。こちらのクオリティの伸び代もまだまだあると思いました。。が、是非とも命懸けでも応援させて頂きたい企画です。よろしければ、またかかわらせてください。。。。以上、久方ぶりのブログでしたが、、、。。あと、まだまだ、、、奈良で郡山でのジョイントサロンコンサート(10/9)東大寺の鏡池コンサートの出演、企画、オーガナイズ(10/17)大阪コーラルソサエティの定期演奏会の指揮とオーガナイズ(11/6)そして、関西音楽界史上初の本格的ヴェスプロ公演に参加(11/19)と、続きます。。。荒波に漂う小舟の如き心境です。が、皆様のお声を励みに年内一杯望んで行きたいと思います。そんな訳で、、また、暫くブログもご無沙汰する事になります。が、11月下旬、もしくは12月初旬には更新したいと思っております。どうか、今後ともよろしくお願い申し上げます。今仁拝
October 4, 2010
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怒濤の九月から十月初頭が過ぎ、漸く今日の本番のお手伝いも終了致しました。分不相応なスケジュールとなってしまったのですが、、大過は無く(??、一応?)終えることが出来ました。。これも、一重に微力の私を周りで支えてくださった皆様のお陰です。心より感謝申し上げます。9月3日は奈良郡山城ホールでのビートルズでした。。奈良フィルの大原末子さん、いつもありがとうございます。至らぬ点、多々ありましたが、、如何でしたでしょうか????9月12日バッハアンサンブル名古屋でのバッハのカンタータ3曲とミサ1曲。この日の舞台、至福の時でした。李先生はじめ皆さんに感謝です。また、身に余るご感想を頂いていた様です。驚きでもあり、ブログ主さんには感謝で一杯です。本当に報われました。ありがとうございます。9月14日は西宮の学文女声合唱団の本番でした。この秋の色んな予定が決まってからのお話でした。「え!こ、ここは、無理です!」と、当初はお断りしていたのですが、、、。八十歳を超えた方もいらっしゃいます。一期一会。皆さんの瞳と向き合い、、、この機会も唯一の機会として考え、決めました。結果、先日のバッハの本番に劣らぬ至福のときを与えて頂きました。世間的に云えばたかが「ママさんコーラス」かもしれません。芸術性、クオリティー云々を云えば難は山の様に限りなくあります。しかし、何よりも!!私が今日歌い手、音楽家としてあるのはこの様な場の皆さんのおかげなのです。この様な場の皆さんが糧を与えて下さって生き存えたお陰なのです。大げさではなく、自らの今の命の根幹を悟らせて頂いたひと時でした。西川さん。素敵でした!!!こんな私を支えて頂いて、感謝以外の何ものもありません。梅田さん、田中さん、阿久津さん、前田さん。。。また、是非是非、一緒に歌いましょう。Ave Mariaの最後の一言一句までお付き致しましょう。。そして、9月18日!!一昨年。フランスより帰国された笠原雅仁さん、上野訓子さん。。お二人の主宰されるアンサンブルでの共演でした。。これまで関西では望んでも果たし得なかった音楽性とキャリアをお二人は兼ね備えています。私自身に取っては、これまで手探りでやって来た「なんちゃって初期バロック」とは全く別物です。しかし、これこそが初期バロック。。そう確信します。新しい風を是非とも吹かせて頂きたいと思っています。私自身、20年ぶりの松蔭のチャペルでの本番でした。しかも、何と、、、、緋田芳江さんとの松蔭での共演は初めてでした。。。後半に続く。。
October 4, 2010
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お久しぶりです。。本日のコンサートの告知、、って意味があるのかどうか、、。という気もしますが、もし、お時間がある方はいらして下さい。今日、奈良の郡山市で歌います。オールビートルズプログラムです。「私の好きなビートルズ」クラシック演奏家によるビートルズナンバーやまと郡山城ホール小ホール18:30開演入場料:3000円 ペアチケット:5000円<弦楽四重奏>袴田さやか、桑原謡子、氏橋良子、永野恵子<トロンボーン四重奏>日生貴之、松田洋介、富永玲、織田貴浩<声楽四重唱>大原末子、下村美穂、岡本雄一、今泉仁志<ピアノデュオ>織田寛子、岡野弥生因に、"Imagine"のソロも織田寛子さんのピアノで歌います。ima-gine(今仁) sing Imagineです。PDFではこちらから、、
September 2, 2010
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"Taco taco singers"タコタコシンガーズ、歌います。先ずは以下のインフォアメーションをどうぞ。。-------------------------------------------------------------------------------------- 第57回ときのまちの小さな音楽会5月22日(土) 開演17:00(開場16:30)会場:明石市生涯学習センター8階・みなくる 出演:タコタコシンガーズ with ピアノ建部礼子 "Taco taco singers" 進元一美(ソプラノ)、伊藤由美(ソプラノ)、安宅留美子(アルト) 白石愛子(アルト)、岡本雄一(テノール)、今泉仁志(バス) 入場料:無料/当日直接会場へお越しください。 演奏曲目 <ふるさとの四季>(源田俊一郎:編曲) 故郷、こいのぼり、朧月夜ほか <ポピュラー音楽> ハナミズキ(一青窈:作詞、作曲) 瑠璃色の地球(松本隆:作詞、平井夏美:作曲) コーヒールンバ(Jose Manzo Perroni:作曲) ショートケーキのサンバ(小島麻由美:作詞、作曲) <ピアノソロ> トルコ行進曲(Wolfgang Amadeus Mozart:作曲) <ルネサンス音楽> "Il bianco dolce cigno" (Jacob Arcadelt:作曲) "Matona mia cara"(Orlando di Lasso:作曲) <船上城城主高山右近ゆかりの音楽> "Tantum Ergo"(サカラメンタ提要より:1605年長崎出版) "Tantum Ergo" (Tomas Luis de Victoria:作曲) ご来場者多数の場合は、入場を制限する場合もございますのであらかじめご了承ください。 ※5月22日(土)子ども図書館「みなくる」は、午後2時に閉館いたします。 お問合せ:明石市生涯学習センター(078)918-5603 --------------------------------------------------------------------------------------今回は先日淡路島で共演したピアニストの建部礼子さんをお迎えし、<ふるさとの四季>の再演ほか、アラカルトでお届け致します。<ふるさとの四季>ではなじみ深い唱歌や童謡をメドレーで歌います。また、神戸まつりでおなじみのサンバなど、南米のリズムも歌います。。そして、特に今回初めての試みとして<高山右近ゆかりの音楽>と冠したコーナーを設けました。安土桃山時代に豊臣秀吉の命により、明石の船上城城主となった高山右近。秀吉に従い博多へ出兵したのも明石の地からです。その出陣の日の様子はフロイスの記録に細かく残されています。兵士は皆、ミサを行い、祈りを捧げ、クルス(十字架)の旗を掲げ、クルスを身につけ九州へ向かいました。残念ながらどういった祈りの歌が歌われていたか、、その具体的な曲目などの記録は残っていません。しかし、長崎で出版されたサカラメンタ提要には当時、日本のミサで用いられていた聖歌が楽譜として記されています。そのほか、右近が高槻城主であった頃、オルガンに合わせラテン語の聖歌でミサを行った記録もあります。右近当時の明石の武士達や領民にとって、、つまり、私たちの祖先にとって、ルネサンスの歌が身近なものであった時代があったのです。。<ルネサンス音楽>のコーナーの二曲も、、ひょっとすると、右近の城下で当時の日本人が口ずさんでいたかもしれません。。
May 14, 2010
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先ずは、、 5月16日(日) 第50回 西宮市民コーラス大会西宮市民会館出演:学文女声合唱団(11団体目)ピアノ:中村文美"たのしいエチュード"から「くじら」松下耕:作曲「ほたるこい」小倉朗:作曲"優しい歌"から「ひばり」木下牧子:作曲この「学文女声合唱団」とは、もう二十年以上のおつきあいをさせて頂いています。最初は50歳代の方も、、もう70歳代、、。平均年齢も高く、80歳代で歌われている方も何人もいらっしゃいます。しかし、60歳代後半からトレーニングを始めても、音域が広がり歌いたくても歌えなかった曲が歌える様になった事。また、70歳代に入ってからでも声は良くなる事。という事を具体的に自らの体で示してくれた合唱団です。「高度なアマチュア」では決してありません。それに、日本語以外の歌詞への対応は殆ど出来ません。しかし、そんな中でも基礎練習はしっかり、みっちり体のどの部分をどうやって使って声を出すか、という発声練習も、移動ドのソルフェージュや音程練習などのトレーニングにも、前向きに取り組んで積み重ねて力を付けて来られました。「歳だからもうダメ」は無い。。「素人だから」音楽に別の方法がある訳でもない。その源はこの合唱団のメンバーの人間力の成せる技だと思います。指導者ではありますが、、それは音楽の事、、それ以外のとても多くの事を教えて貰っています。もう一つは、、枚方のいずみコーラスのホームページが出来ました。。学文女声合唱団と同じく女声合唱団です。こちらです。また、ブログも開設されました。いずみコーラスの皆さん、IT化の波に乗りましょう!これらは、WEBデザイナーの宮脇由紀子さんの作品です。やはり専門に勉強された方の技術は素晴らしいですね。宮脇由紀子さんのブログはこちらです。もしよろしければ合唱関係の皆さん。。お仲間に入れてあげてくださいませ。。相互リンクなどのお付き合いなどなど、、是非盛り上げてやってください。。よろしくお願いします。
May 14, 2010
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この五月の頭にバッハとヘンデルを歌います。是非お越し下さい。。バッハとヘンデル、、同じ歳に生まれた同じ盛期バロックの作曲家でありながら、歌う為に対処する方法はまるで違って来ます。体の中で楽器を持ち替えている様な作業を行いながら現在、練習に取り組んでいます。そして、最終的に心に訴えかけてくるものもまるで違います。どちらが是、どちらが非。とは決して言えませんが、取り組んでいる間はどちらの音楽にも魅かれます。ヘンデルは客席に喜怒哀楽を魅惑的な旋律で降り注ぎます。バッハはまず、内なる声に耳を傾け、その声をあるときは高らかに、厳かに、語りかけます。。今回のどちらの作曲家のどの曲も実に良い音楽です。。。-------------------------------------------------------------バッハクライス神戸 第4回定期演奏会-------------------------------------------------------------2010年05月02日(日) 16:00開演 <会場> 東灘区民センター うはらホール〒658-0052 兵庫県神戸市東灘区住吉東町5丁目1-16TEL(078)822-8333 FAX(078)822-8181<入場料>1000円<お問い合わせ>バッハクライス神戸<主催>バッハクライス神戸<後援>神戸バロックの会<出演>指揮:李善銘合唱:バッハクライス神戸管弦楽:バッハクライス神戸客演独唱:頃安利秀(テノール)、今泉仁志(バス)<プログラム>J.S.バッハ 教会カンタータカンタータBWV70 目を覚まして祈れ!"Wachet! betet! betet! wachet!"カンタータBWV78 イエス、汝わが魂を"Jesu, der du meine Seele"カンタータBWV133 われは汝にありて喜び"Ich freue mich in dir"カンタータBWV192 いざもろびと、神に感謝せよ"Nun danket alle Gott"-------------------------------------------------------------ピッコロ室内楽サロン 124劇的カンタータ「アポロとダフネ」~ヘンデルの知られざる名作~-------------------------------------------------------------2010年5月8日(土)18:30開演<会場>兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 小ホール(〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8)TEL(06)6426-1940 FAX(06)6426-1943<入場料>一般2,000円・中高生1,500円 <主催>京都バロック楽器アンサンブル<後援>大阪音楽大学同窓会≪幸楽会≫、リコーダーJP、そう楽舎<出演>京都バロック楽器アンサンブル進元一美(ソプラノ)、今泉仁志(バス)森本英希(バロックフルート)、赤坂放笛・松本剛(バロックオーボエ)松原優子・中川敦史(バロックヴァイオリン)淡島宏枝(バロックファゴット)、亀井貴幸(リュート)、吉竹百合子(チェンバロ) <プログラム>ヘンデル ソプラノリコーダー協奏曲ト長調HWV314ヘンデル カンタータ「アポロとダフネ」HWV122ほか
April 12, 2010
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さて、支倉ーfaxicuraの"x"と"i"の発音が気になります。安土桃山時代も「ハセクラ」だとした場合、、でも、"se"では無く"xi"な訳です。母音の"i"の方は現代語でも良くある現象なのでわかります。日本語の「イ」が欧米語の"i"と全く別の母音だということは歌っていれば尚更ですが、日常でも頻繁に体験する事です。(会話には支障の無い範疇ですが。)さて、"x"が勉強不足の僕には良くわかりません。「ハ」音の子音もスペイン語の場合だと、ときには、、この"x"を用いても良いと思ったからです。「セ」音にその"x"が用いられている。。。僕が合理的に考えられるのは此処までです。。。ファンタジーで無責任に考えれば、、「ファシェクラ」なんて可能性も考えたりも出来ますし、、ハ行の子音が全て「ハ」音と同じ、、なんていう妄想も出来ますが、、。。これだと、安土桃山時代の日本語はバイキンマンの「ハッヒフッヘッホ~」みたいな発音になる訳ですが、、、。とにかく、、子音や母音といった音素に関しては日本はずっと表記文字を一切持たないまま、、現代に至るまで口伝や口承文化のみでやってきている訳です。そして現代もそのままな訳です。ですので、所謂日本での「一般的」な範疇では海外の発音に関しての「一般文化」に触れる事は一切不可能な訳です。。。増してや過去なら尚更です。。江戸期以前の日本文化、、何かそこには洋の東西の文化の混乱を紐解く、、日本文化の素直な姿?、源流?、何かがある様に思えるのです。。。これも今の段階ではファンタジーですが、、。むしろ、この支倉常長が太平洋を航海で横断していた事の方が大きな驚きでした。。江戸末期の黒船でさえそのリスクを避けて太平洋横断では無く、寄港を繰り返しながら最終的には香港からやって来ていましたし、安土桃山当時の宣教師達もマカオ、インド、アフリカ経由で日本と往復していましたから、、。追記)以上の結論を出すまでには、安土桃山当時の「日葡辞書」を一度手にして読み込む必要がありそうです。
April 11, 2010
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「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」の支倉常長の項目に以下の文章がありました。「資料の中に名をfaxikuraとつづった部分があり、当時ハ行を唇音で発音していた証拠となっている。」最初はこの文章を読んで安土桃山時代の日本語の発音はそうだったのか、、と一瞬すばらしい発見だ、、と驚きました。が、、もし、現代日本語と同じ「ハ」の発音を既に安土桃山時代からされていたとしたら、、現代使われている日本語の「ハ行」の中の「は」「ハ」の子音は発音自体ヨーロッパ言語には存在しないものですし、ですので当然「ハ」の子音を表記する文字はアルファベットには存在していないのです。。ヨーロッパに渡った支倉常長の名字の「ハ」の音は、アルファベットでは"Ha"か"Fa"の表記が考えられます。しかし、ドイツ語圏でも英語圏でも無かった訳です。イタリア語もそうですがスペイン語の場合特に、現代でも"Ha"を用いれば「あせくら」になる訳で、その理由から"Fa"になるのは欧州側の言語の都合上当然の事でしょう。。スペイン語だと「ハ」に"Ja"を用いた可能性も考えられます。ということは、支倉ーfaxicura、という「ハ」を"Fa"としたローマでの表記は、全く現代でも同じ現象が考えられます。よって、安土桃山時代の日本語が「ハ」を"Fa"「ハ行を唇音で発音していた証拠」という断定はこの「支倉ーfaxicura」からは一切出来ません。「ハ」音だけを取り上げ、このように考えればむしろ、ヘボン式ローマ字に慣れ親しんだ現代の日本人からすれば、ローマのローマ字表記が物珍しい、、という現象と考えた方が理にかなっているとも考えられます。「支倉ーfaxicura? その2」へ続く、、、。
April 11, 2010
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「森のくまさん」という歌はおそらくみんな知っていると思われる。。アメリカ民謡だという事だが、アメリカ人がこの歌をどれほど知っているのかは、アメリカ人への聞き取り調査も行っていないし、アメリカ人ではないので良くわからない。。。。さて、少なくとも日本では以下の歌詞で有名である。。-----------------------------------------------------------------------------------------------------「森のくまさん」(作詞:馬場祥弘)ある日森の中 くまさんに 出会った花咲く森の道 くまさんに 出会ったくまさんの 言うことにゃ お嬢さん おにげなさいスタコラ サッササノサ スタコラ サッササノサところが くまさんが あとから ついてくるトコトコ トコトコと トコトコ トコトコとお嬢さん お待ちなさい ちょっと 落とし物白い貝がらの 小さな イヤリングあら くまさん ありがとう お礼に うたいましょうラララ ララララ ラララ ララララ-----------------------------------------------------------------------------------------------------先ずは聴いてみよう。見てみよう。「森のくまさん」しかし、この歌詞の意味をどれだけの人が真摯に考えた事があったであろうか?くまさん自らが「逃げろ」と、言い。。くまさんの言いなりに逃げる娘。。くまさんが落とし物を届けに追いかけて来たにもかかわらず、くまさんに向かって歌を歌い初めてしまう娘。どう考えても不条理でしかない。。これまで、一体どれだけの人がこの、不条理、矛盾と娘のバカさに気づきながら、無責任に、人任せにしてこの歌を放置し続けて来たのだろう?現代の日本社会の軽佻浮薄さはこの歌にしかけられた何者かのプロパガンダによるものだったかもしれないのだ、、。そう考えると音楽家として自責の念にかられてしまう。そう、、この「くま」とは、何者か?娘は一体どういう育ちをしているのか?それらの謎にあらゆるリスクを顧みずに果敢に挑み、そして、ついに解き明かした男(多分)が居た。これは快挙である。森のくまさんの謎(プロパガンダでは無かった事で「ほっ」としている。。)そして、何とその挑戦は、「やぎさんゆうびん」から始まり「おおブレネリ」へと至っていたのだ。そして、このHPの筆者は人生と生きる事についてもある境地に既に達している事がこのページからも良くわかる。。人生、人間、世の中、、まだまだ奥深い。。。。捨てたものでは無い、、。こういった人の偉業を目の当たりにし、、己の未熟さを思い知る今日この頃であった。。
April 6, 2010
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今日、一青窈さんのハナミズキのビデオを講座で生徒さん達と鑑賞。。バックは弦一徹のメンバーと武部聡志さんのピアノ。あれ、これってビートルズやん。。え~っと、ビートルズの曲って誰のアレンジだろう?ビートルズの四人のメンバーにそんなアレンジは出来ない様に思うし、、。サー・ジョージ・ヘンリー・マーティンという人のアレンジでした。一青窈さんには武部聡志さんというプロデューサーが居る様に、ビートルズには五人目のビートルズといわれる、プロデューサーのジョージ・マーティンさんが居ました。英国のプロデューサーから日本のプロデューサーへ、、。先日の日記の映画の話の様にオマージュは連鎖して行きますね。その内、作っている側も、それとは意識しないものになって行く。様式とはこういうものなのかもしれません。表に出る「歌姫」以上に技術と才能を持った裏方が必ず居ます。以前に夏川りみさんのコンサートを聴きに行ったときです。りみさんの歌は歌い手としての実力も高く、もちろんすごく素晴らしかったのです。が、、バックのギターには本当に参りました。吉川忠英さん。この人と一緒に歌いたい!こんな音楽をしたい!そう思ってしまいました。帰って手持ちの色んなCDを見ると、何度も繰り返し聴く程大好きなフォークルの「新結成記念 解散音楽會」にも吉川忠英さんの名前がありました。さて、明日は受難礼拝です。
April 1, 2010
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"CHITTY CHITTY BANG BANG"のテーマソングをコープ神戸の講座で取り上げてます。"uncategorical","fantasmagorical","spectacular","vernacular"など、"なんやら~gorical","なんやら~cular",何て言う勿体付けた様な言い回しが含まれる歌詞を生徒さん達の前で読んでると、自分の声が一瞬、ふと"Back to the Future"のエメット・ブラウン博士、つまり「ドク」の台詞に聞こえて来ました。。あれ?この雰囲気?もしかして、、と、思い、調べてみると、、。!!なんと!「バックトゥザフューチャー」「チキチキバンバン」どちらの映画も変な発明家の博士が居て、二人ともオールドイングリッシュシープドッグを飼ってます。そして名前もチキチキバンバンは「エジソン」バックトゥザフューチャーは「アインシュタイン」二匹共、凄い名前がついてます。そして、ヴァン・ダイク演ずる所の主人公のポッツ博士のモデルは実在の人物ローランド・エメット!この"Roland Emett"の名字、、、バックトゥザフューチャーの博士"Emmett Brown"のfirst nameになってます。そして、愛車「チキチキバンバン」と「デロリアン」どちらも実在の車の名前です。そして、どちらの車も映画も"uncategorical""fantasmagorical""spectacular""vernacular"ですしね。二つの映画の博士の研究室の風景もそっくりです。ビフと王様のキャラクターも、、。そうです。。「バックトゥザフューチャー」は「チキチキバンバン」のオマージュでした。だから、台詞回しや歌詞の雰囲気が似てたんですね。。バッハやヘンデル、大作曲家も似た様な事、オマージュの様な作曲、、良くやってます。。エメット博士の作品その一エメット博士の作品その二例のキャンデーもエメット博士の作品だったのですね!エメット博士が居なかったら二つの映画は存在してません。。さて、この「チキチキバンバン」という題名ですが、、"CHITTY CHITTY BANG BANG"なので、本当は「チティチティバンバン」になるはずですが、、では、歌ってみてください。。歌い難いです。。。タ行が"ta,chi,tsu,te,to"の日本語には"ti"の発音がありません。チケット、チーム、、なんていう和製英語も元の"ticket""team"という英語が日本語話者の一般では発音し難く、"ti"の発音を"chi"に置き換えている訳です。でも、「チチチチバンバン」だと、何か嫌ですよね。。。また、日本語話者が聞くと「チリチリバンバン」にも聞こえますが、これは"t"と"l"の発音の舌の動きがチやキの子音の時の動きと比べて似ている為です。でも、これだと何か、焦げ臭そう~。。で、実際の映画のエンジン音を聞いたら「チキチキ」にも聞こえる訳で、、日本の映画の配給会社が「チキチキバンバン」に、したのだと思います。この発音だと日本語話者一般にも歌い易いです。。でも、久しぶりに見ましたが本当に良い映画でした。オープニングの造りも最高です!フランス、ドイツ、、そしてイギリス、、そのお国柄がセット、エキストラ、、そして、何よりも、、国歌や伝統音楽を上手くブレンドした音楽、BGMで素敵に描かれています。。良い映画は細部にまで手間隙かけ、コストをきちんとかけて、行き届いて作っているからこそ、、誰が、何時、どんなときに何処から見ても伝わるんでしょうね。。ものを作る側の人間はその作業がしんどくても「楽」しみを忘れるべきでは無い。でも、絶対に、、「楽」したらダメだ!映画や音楽、、良い作品に触れるといつもそう思います。楽しくて、、もう、泣けました。。。この二つの映画を創った人たちはしっかりとエメット博士の「夢」を受け継いでます。。こんな仕事したいな~。。「夢」は受け継がれるんですね。。何か、文章、、長くなっちゃいました。。。お断り)文中の「博士」という表現は必ずしも正式な資格"Doctor"に基づいてはいません。。ファンタジーの世界の中の主人公のキャラクターを生み出すのはみんな博士(ハカセ)なのです!
March 29, 2010
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今日はアレッサンドロ・ヴァリニャーノ(Alessandro Valignano、1539年2月15日 - 1606年1月20日)が、旧暦の1581年(天正9年2月23日)に黒人ヤスケを同道し安土の織田信長に謁見した日です。安土桃山時代の日本の西洋音楽史に大きな足跡を刻んだアレッサンドロ・ヴァリニャーノ。太陽暦の3月27日。つまり、今日この日から、、彼を中心とした宣教師達の布教活動が新たに始まった、という今日は記念的な日である訳です。時を同じくして大友宗麟、高山右近とも謁見しています。ヴァリニャーノは当時の日本地区の責任者であったポルトガル人準管区長フランシスコ・カブラルがアジア人蔑視の姿勢の上で布教している、との事で、1582年にカブラルを日本から退去させます。天正遣欧少年使節団を企画し、随行の後、インドのゴアに留まりインドでの布教活動を行います。1590年、帰国する遣欧使節団と共に再来日。1591年に聚楽第で豊臣秀吉に謁見。またヴァリニャーノは日本で初めての活版印刷機を導入し、日本初の西洋音楽の楽譜「サカラメンタ提要」の出版を行います。また、長崎の26聖人の殉教を克明に本国に報告したのもヴァリニャーノでした。今日はそんなヴァリニャーノが日本での宣教活動を公式に開始した日です。
March 27, 2010
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今日は叔父が取締役を務める会社に生まれて初めて行きました。「百聞は一見に如かず」という言葉が身にしみました。その会社で、亡くなった親父の存在がどういうものであったかも新たに知る事となり、また、その会社で働く人たちと直接言葉を交わし、その現場の空気に触れた事はとても大きな勉強でした。一階が事務所で二階が開発、三階が会議室と食堂、、という事で、、勿論一階の事務所のドアを先ず開いた訳ですが、コンピュータのシステム関係のベンチャー企業というところで僕がイメージしていたものとは異なり、意外にアットホームな明るい雰囲気で驚きました。叔父と共に起業をした創設者のお一人の常務さんと暫くお話をさせて頂きました。短い間でしたが、経営の現場の方の話には今後の参考になる話も多く感心するばかりでした。。いま、夜の合唱団の練習を終え、帰宅後改めて叔父の会社のHPを見ましたが、ナント、、、!自社工場があることに初めて気がつき驚いています。どっか、発注してるのかな~なんて、ぼんやり思ってました。。(会社のみなさん、、ホントに失礼ばかりですみません。。。)営業所が全国で本社も含め四カ所。。。(これは以前から理解出来てました、、。)ベンチャー企業としてはクォリティー勝負で、大手や老舗よりも果敢に攻め込んで行かないといけないでしょうし、、、そのための、研究と開発、製造、営業、オーガナイズも含めた運営、そして社員さんの生活の保障があってこその仕事。経営者の立場、、、?、、考えただけでも頭がこんがらがって来ます。。音楽第一、現場一筋(?)の僕としては、、脳味噌がラリってしまって、気が遠くなります。。僕は僕で自分の音楽、つまりは、歌う事、声、引き出しの数、、、を、充実させる事で日々手一杯な訳ですが、今、目の前の事を自営業の範囲で、研究と開発、製造、営業、経営、のバランスをきちんと保つ事だな、、と、思いました。。(しかし、あくまでもプライオリティNo.1は歌であり音楽ですよ!!!)でも、扱う商品が商品なだけに、、、市場の差は比べようの無いくらい大きなものがありますが、基本的には通じる部分もあるのでは無いか、、。そう、感じた、今日でした。。会社のみなさん、今日は突然お邪魔してすみませんでした。どうもありがとうございました。コンサートのご案内(ご招待!?)お送りしますので、是非、一度いらしてください。。
March 23, 2010
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愛する人を残して、自分の命が途絶える。そんな場面はこの世に、数少なくありません。そんな歌なんだな、、と、少しずつ気がつきました。一青窈さんの作詞したハナミズキ。この曲を世に送り出し、名曲に育てた武部聡志さんの名編曲をベースにしTaco-taco singers用に、Sp,Sp,Mz,Al,Tn,Bsの6声のアカペラで編曲しました。中国琴のサンプリングで音源化したものをお聴きください。実際のTaco-taco singersでの演奏は5月22日に明石の<ときのまちの小さな音楽会>でお聴きいただけます。また、ご報告致します。。一青窈さんの歌うハナミズキそのバックには必ず武部聡志さんのピアノやキーボードを弾く姿があります何と!パイプオルガンまで、、。(この企画の為にレジストも勉強されたんでしょうね。。)武部聡志さん尊敬出来る素晴らしいお仕事をされている音楽家の一人です。
March 19, 2010
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昨夜、ハナミズキを編曲中でした。<君と好きな人が百年続きます様に~>良い歌だなぁ。。そう感心しながら、、で、気がつかなかったのですが、ホット一息、ブラウザを開くと、ブログの新しい更新記事がありました。優月よしえさんのページです。「今までありがとうございました」え、、いつもの更新記事では無い予感。。息子さんからの投稿でした。その後ブログ仲間の方からもメッセージがある事に気がつきました。昨夜の最後の最後まで、笑顔で戦い抜いた優月よしえさんの足跡です。どうか、是非、ご覧になってください。数日前の事でした、明石のがんセンターでのコンサートを計画していながら、みんなの都合が合わず、延期となったのですが、そのときに、優月よしえさんの事がふと気になって、昨年のRFLでお友達になった方に問い合わせしたところでした、、。昨年、雨の中でしたが、、RFLで優月よしえさんは司会に運営に、フラダンスに南京玉すだれに、、、笑顔で駆け回っていました。その翌週、奈良のコンサートに歌いに行くと、なんと、、偶然にも隣のホールでよしえさんが南京玉すだれと司会を、、、喫茶でバッタリとお会いし、感激の握手をしました。そのときも「新しいガン友が見つかってん!」と、笑顔で明るく話されていた様子を思い出します。昨年のRFLでの”Amazing grace”は彼女からのリクエストでした。。何故か、風呂場で覚える練習を何度もしました。。このとき、日本語の歌詞の意味に初めて出会えました。Amazing grace, how sweet the sound.that saved a wretch like me.I once was lost but now I'm found,.was blind but now I see.'Twas grace that taught my heart to fear,.and grace my fears relieved.How precious did that grace appear,The hour I first believed.やさしい愛の てのひらで今日もわたしは うたおう何も知らずに 生きてきたわたしは もう迷わないひかり輝く幸せを与えたもうたあなたおおきなみむねに ゆだねましょう続く世界の 平和をAmazing grace, how sweet the sound.that saved a wretch like me.I once was lost but now I'm found,.was blind but now I see.ほんとうにありがとうございました。あなたの下さった笑顔をこれから是非大切にさせていただきます。。そちらで是非是非、、マイクとステージ用意しててくださいね。朗読と一緒にまた、"Amazing Grace"歌わせてくださいね。
March 13, 2010
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実はソロアルバム以外にも僕の歌の入ったCDが出ています。ソロアルバムとは共通するコンセプトもありまして、暮らしに寄り添う様にしてある歌、音楽、芸術、という意識の外にある「歌」という点では共通していますパレストリーナ、バッハ、ブルックナー、、と、いう様な芸術音楽とこういった「歌」を、混同して扱うと沢山の戸惑いが生まれますが、どちらも、大切な「音楽」であることにはかわりません。。喉が渇いた時に飲むお茶、友達とお喋りしながら飲むお茶、お茶会の席のお茶、、どれも「お茶」には違いありませんが、人の生きる営みの中で役割は全く別物で、どれも大切なもの、、、箱根八里と琵琶湖周航の歌の二曲を歌っています。伴奏は歌曲、室内楽、ソロ、合唱、、と多岐に渡ってしっかりと信頼が出来、かつあたたかな音楽をされる織田寛子さん。特に「琵琶湖周航の歌」では舟歌という事でバルカローレ風の伴奏にして頂きました。制作は末岡志麻さんです。ぜひぜひ、、ご一聴下さい。------------------------------------------------------------------------------20年にわたるミニデイサービスのリーダーとして、数々のボランティアを通じて培った、お年寄りとの遊び、昔の歌を集めた冊子「古時計」「続・古時計」(末岡和子編)。掲載のうたから23曲をCDにしました。日本民謡、俗歌などだけでなく、童謡、なつかしの唱歌などを収録。デイサービスや老人施設で好評。------------------------------------------------------------------------------懐かしの歌と遊び CD「古時計」末岡和子編(お年寄りへのプレゼントに喜ばれます)収録時間 : 55'46定価 1,200円(本体価格1,143円)企画:末岡和子、制作、販売:コウベレックス ------------------------------------------------------------------------------●演奏●今泉仁志(バス)、織田寛子(ピアノ)大西有紀(オルガン)、末岡志麻(オルガン)、木澤香俚(ソプラノ)崎元蘭奈(チェロ)、久保敦子(ピアノ)、児玉宝謹(三味線、弾き唄い)末岡和子(うた)、山合弘子(うた)ろう梅会出前娘[伊藤玲子、寺西栄子、中西慶子、橋下倫子、村木美枝子、末岡和子]藤井暁子(甚句)、藤田加代子(合いの手)------------------------------------------------------------------------------●収録曲目●箱根八里、一かけ二かけ、港、花嫁人形、朧月夜、茶摘、鳩とトンビ、春の唄、青葉の笛、叱られて、琵琶湖周航の歌、浜千鳥、大黒さま、お江戸日本橋(コチャエ節)美しき天然、ソーラン節、会津磐梯山、七里ケ浜の哀歌、安里屋ユンタ、三階節、デカンショ節、相撲甚句「白鵬」、椰子の実ご注意●「おじいさんの古時計」の曲は収録されていません------------------------------------------------------------------------------冊子昔懐かしの歌と遊び「古時計」もあります。
March 11, 2010
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コンサートのお知らせです。。~19世紀初頭のフォルテピアノ伴奏による~ シューベルト歌曲集 『冬の旅』 全曲 (シューベルト“心の旅”第1章) F.Schubert "Winterreise"Op.89 D911 バス:小笠原美敬 フォルテピアノ:伊藤深雪 2010年3月16日(火)開演19時(開場18:30) 千里阪急ホテル アイヴィーチャペル 入場料:一般3500円 ペア6000円 学生1500円 チケットご購入のご予約は私までご連絡下さい。このブログのメッセージにご連絡頂ければ結構です。お名前、ご連絡先、ご希望枚数をお知らせ下さい。 当日の受付にてお渡し致します。 -----------------------------------------------------小笠原 美敬 バス独唱 東京藝術大学大学院修了。平成14年度文化庁芸術家在外研修員。小笠原克美、高橋大海、ノーマン・シェトラー、ペーター・コーイの各氏に師事。バッハ・コレギウム・ジャパン、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、ライニッシェ・カントライ、リチェルカール・コンソート等の古楽アンサンブルに参加し、鈴木雅明、寺神戸亮、濱田芳道、渡邊順生、フィリップ・ヘレヴェッヘ、フィリップ・ピエルロー、ヘルマン・マックス各氏等と共演。国内外で演奏会や録音に参加している。ソリストとしての活動や声楽アンサンブルへの精力的な取り組みは幅広い分野に及び、バロック音楽やドイツ歌曲によるリサイタルは高い評価を受けている。 “ラ・フォンテヴェルデ”、“ヴォーカルアンサンブル・カペラ”、“コレギウム・アルジェントゥム”メンバー。声楽アンサンブル“オリエンス” 音楽監督。 伊藤 深雪 フォルテピアノ フォルテピアノのスペシャリスト。前古典派からロマン派の作品を主なレパートリーとし、リサイタルや協奏曲のソリスト、ドイツ・リートの伴奏者、および室内楽奏者として国内外で活発な演奏活動を行なっている。ドイツ国立ケルン音楽大学を最優秀で卒業。エッカルト・ゼルハイム、アンドレアス・シュタイアー、アマデウス弦楽四重奏団の各氏に師事。CDに「シューベルト:ピアノ・ソナタ」「モーツァルトの旅路:ピアノ・ソナタ集」(オクタヴィア・レコード)がある。また、ドイツの絵本の翻訳紹介も手がけている。東京コンソーツメンバー、古楽研究会嘱託講師、下野楽遊奏楽塾講師。
March 10, 2010
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フレンチレストランのシェフはフランス料理しか食べない。。そう思う人は居るだろうか?勿論、ある基準に従って食べるものを選んでいる、そういう、シェフは少なからずおられると思います。でも、一生和食を食べない訳では無いでしょう。。他の食べ物を食べるからニーズも見えてくる訳でしょう?逆に、、ドイツ料理からイタリア料理から、アンデスの料理から、インドネシア料理から広東から、四川から、上海から、スペインから、北欧から、、ベトナムから、インドから、タイから、、そんな料理屋ありませんよ。ドイツ、スペイン、イタリア、ロシア、南米、和食、中華、これだけ絞ってもそんなレストランありませんよ。。あったら、胡散臭い店、、と思われるのがオチです。。でも、家では作った経験、、おお!!全てありますね。。だって、レストラン開店して出す訳じゃないですし、、。生活も命もかかってませんから。。で、昨日、南米のリズムについて書いたので、、色んな、世界のリズム、、聴いた事があったり、やった事があったり、、ランダムに並べてみました。。。ブルース、スウィング、ルンバ、タンゴ、サンバ、マンボ、チャチャチャ、オルケディア、ブギ、ボサノヴァ、サルサ、チョクロ、ポルカ、ワルツ、メヌエット、マーチ、マズルカ、ジーグ、リール、サラバンド、バディネリ、シャコンヌ、ガリアルド、ホーンパイプ、ガヴォット、アルマンド、パッサカリア、カナリオス、ミュゼット、クーラント、ブーレ、ハバネラ、バルカローレ、シチリアーナ、パストラーレ、ストラスペイ、モリス、チャルダッシュ、サルダーニャ、ハイヤ、サノサ、追分、オケサ、サムルノリ、カチャーシー、阿波おどり、にわか、よさこい、、、、まだ、何かあったぞ、、??しかも、これはあくまでもおおざっぱな分類で、時代、地方、、などなど、、様々な因子で、まだまだ細かく分類され枝分かれして行くのです。。。で、、、これ、全部出来るのがプロの音楽家でしょうか??いや、出来ないのがプロでしょう!でも、少なくとも知っているのがプロではあります!「ジャンルにこだわらず」「ジャンルを超えて」さあ、こう言っているプロの音楽家がもし居たら、その人はどんな音楽を見せてくれるのでしょう?(俺も、、、?)でも、僕の場合はある基準があります。これは、またの機会に、、。
March 9, 2010
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