January 17, 2008
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カテゴリ: そのほか
今日は震災の日です。
あの地震の日に感じたそのままの思い、
を書いてみようと思います。

最初の一週間は、
自分の事は全く考えもしなかった。
人の事しか考えられなかった。
家族も家も一応無事だった。

直後の街は、その被害の様相に比べると、
まだ何が起こったのか認識出来ていない様子だった。

時折、斜めに傾いた家の窓から
人が這いずりだして来る位だった。
ぺしゃんこの家ほど何の物音もせず、、
ただ、薄暗く静まり返っていた。

夜があけて事の理解が出来ると、
埋まっている見ず知らずの人を掘り出し、
友人や友人の家族の安否を確認し、
友人の荷物を運び、

100リットルのリュックを担いで大阪に出て、
持ち合わせのお金でミルクをカートン毎買い、
山道具屋でガスボンベやガスカートリッジを買い、


また、荷物を運び、、
マウンテンバイクで三宮まで走り、
ポリタンクに水を汲み、
また、マウンテンバイクで走り、
食料を集め、運び、走り、、、


1月25日。
阪神電車も芦屋駅まで復旧し、、
荷物運びも一段落し、
崩れかけたマンションの部屋で、
ほっと一息つこうと座ったとたん、
もの凄い悪寒が襲って来た。

この日は僕の誕生日だったので忘れもしない、、。

そのとき、自分が病人であった事を思い出した。
地震の前日僕は40度近い熱を出していた事をすっかり忘れていた。
40度の熱があっても一週間は踏ん張れる事をそのとき初めて知った、、。

でも、、、
リバウンドはその高熱以上に凄まじかった。
生まれて初めて目眩というものを経験した。
凄まじい目眩だった。
立てない。歩けない。
何もかもが廻っていた。

今度は助けた人たちに助けられる側になっていた。





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Last updated  January 17, 2008 07:09:29 PM
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