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2012年05月07日
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カテゴリ: 米村豊先生の話
このGW中は、さすがに可哀想だから米村先生を解放して差し上げ、私なりに気ぃ使って連絡せずにおりました。
私自身のGW中はどうしてたかと言えば、途絶えることのないメールに目を通し、尚且つ、チビチビながらお返事をし、時に遊びにも出かけ。。。で終わりました。
で昨夜、久しぶりに米村先生に電話したら

おっ、ひっさしぶり~

先生は何してましたのん

お~そうかぁ、休みだったかぁ~

で結局、お互い連休という感覚がなく、当然のことながら 「連休なんかあるかいな」 と言う状況だったことが判明したのでした。
実際に 「連休」 なんかしたら、やることが溜まるだけで後が大変ですもん。

GW前、米村先生、「GWは論文書いてます」 って言うてましたけど、はかどったのかどうか。。。

よくよく考えてみると、医者って因果な商売ですよねぇ。
真夜中に呼び出されたり、日曜も祝日も病院に行っていたり、ケータイなんか広まってからはどこにいても「当たり前」に捕まってしまう。

米村先生なんて口うるさい私に捕まっては、何故か怒られ、何故か謝る羽目に陥り、ホントお気の毒

で「連休」だったから、そりゃ用件山積。

そんな中で、用件というよりも世間話に近いんですが、ある偽粘液腫の患者さんの娘さんと何度かメールのやり取りをしていましてね。
現在、某大学病院で治療を受けているようです。

1度手術を受けてますが、粘液腫瘍が広範囲に広がっていたようで取り切れなかったとのこと。
腫瘍は沢山残っているから、後は抗癌剤治療での対処となったようですが、この抗癌剤治療も、「効く」か 「効かないか」 はわからないとの条件付きです。

実際、全く効かない患者さんもいますし、それなりに、普通の癌のように効く患者さんもいて、それがこの病気の難しいところです。
「病気」 って書いてますが、実際は病名じゃないですよ、偽粘液腫というのはね。
症候群を指す言葉です。


「自分は虫垂癌なのでしょうか?偽粘液腫なのでしょうか?」

と質問される方もいて、患者さん本人が混乱することもしばしばです。

で話は戻って、この偽粘液腫の患者さん(女性)、抗癌剤治療にトライするも副作用強すぎて一旦、givu up。
テレビに出演された米村先生の存在を知り、手術を考えるも、主治医に否定されてしまったそうな。

 「初回手術であれば良いけれど、再手術の場合は、

 だから、お薦めしません」

と言われたそうな。。。
まぁ、当たらずとも遠からずってとこかしらん。

一理はあるけど、んな訳あるかと、突っ込める部分もある説明でんなこれでは。
で米村先生にこの話をまんま、世間話的に伝えたんです。

米村先生ってば、○○大学病院での評判、悪っ

はい、このまんま言いましたよ、米村先生にはね。
そしたら、


 僕もまだまだやね~もっと論文書いて治療を理解して貰らわんとね~


と笑ってましたよん。
場合によっては、臓器も一緒に切除することもあら~な。
それで、QOLが低下することもあら~な。
それでも、生きる時間が稼げるからやるんでしょ~が。

逆に手術で体力を落とし、時間を縮めてしまうこともあるってことは否定しません。
でも、効くかどうかもわからない治療に身を任せて、先が見えている時間を過ごすっていう運命を受け入れるならともかく、そうでない患者さんもいるわけですよ。

QOLを落とさずに、再発せず元気な患者さんもいるし、QOLの低下を受け入れて前を向いて生きている患者さんもいるし、再発しても再度、切除を繰り返しながらも懸命に生きている患者さんもいるわけですよ。

悪い話ばかりじゃなくて、こういった実在の患者さんの話も、一応、言うて欲しいところなんですけどねぇ。
だって、これは嘘じゃないもの。

100万人に1人とか言われちゃっている病状ですよ。
医師人生の中で、そんな患者さんと一体、何人出会いますかねぇ?
たまたま知りえた悪い結果が、良い全ての結果を消してしまうのはどうなのかなぁ。。。って単純に思うだけなんですけどね。











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最終更新日  2012年05月07日 21時11分40秒
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