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長い間 放置していたこのブログ 久しぶりに来てみたらまだ置いててくれた 楽天さんに感謝 生活がだいぶ落ち着いたので 再開しようと思います。今の楽しみは家庭菜園、猫のいや雀の額ほどの小さな庭にトマト きゅうり オクラ 落花生など植えています。わからないことだらけなので 高齢者対象の園芸講座に入門したけれど、すぐに役立つ訳でもないので、先輩方を見っけては質問攻めにしています。先日はトマトの葉っぱに石灰の粉を振り掛ける 技 後 トマトに網を巻きつけて鳥から守る技(これは遅すぎて今朝は2個も食べられてしまった!)加齢により脳力が相当劣化したみたいで日々失敗ばかりだけれど、庭の手入れはいい刺激になりそうまた写真なども載せたいけれど、やり方忘れたので少しづつ勉強します。
Jun 26, 2018
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きのう、和歌山の友人に連れられて竜神温泉まで日帰りで行ってきました。生憎の曇り空でしたが、高野山がすでに紅葉が始まっているのにはびっくりしました。 高野山はまたの機会にゆっくり出直すとして、さっと通りすぎ、曲がりくねった高野龍神スカイラインを走りました。いつも大阪の町を運転していますが、昨日ばかりは終日助手席でした。途中「何度も運転代わろうか?」と申し出ましたが、「運転する方が楽だから気を使わないでいいのよ」と断られました。ちょっと物足りない気持ちになったのは、私のわがままでしょうか?毎日混雑する大阪の町をびくびくしながら運転していて、助手席に乗るのが夢でしたのにーー。 九州の狭くて曲がりくねった山道に慣れているので、少々の悪路には驚きませんが、谷が深いのがとても印象的でした。 温泉はぬるりとした感触でとてもいいお湯でした。体がぽかぽかとしていい気分でした。以前すんでいた大分県はいたるところに温泉があり、源泉かけながしは当然で、ちょっと車を走らせれば毎日のように温泉に入れていましたので、「大阪のおばちゃん見習い」の今、それだけが物足りないです。とはいえそんな欲張りなことをいってたら罰があたります。 ひさしぶりに助手席でドライブでき、本格的な温泉に入れた昨日はとっても幸せでした。 立ち寄り温泉で和歌山の男性合唱団が練習していました。時間がなかったけれどぎりぎりまで周りをうろうろしながら、聞いていました。とても上手で、「男性合唱団っていいねぇ」と友人と喜びあいました。「ふるさと」が印象的でした。確か男性合唱団「ホエール」とあったようです。
Sep 13, 2009
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いかなる人にかいひ侍るいとどしく物ぞかなしきさだめなき君はわが身のかぎりと思ふに 和泉式部集悲しくて 切なくてならない本当に 気まぐれなあなたわたしにとって全てだというのに・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 金曜日から東京にいってきました。帝国ホテルのバーでの打ち合わせに私も同席させてもらいましたがそのとき、びっくりしたこと シャンペンを全員が注文していたこと。男性4名はみな40代 銀座の画廊の経営者も2名おられました。葉巻をすってシャンペンを飲んで盛り上がっておられました。最後は美術論でもめてたりして、口論になったりしていたけれど、これが今風なんかとおばさんは密かに感心しておりました。 大阪に戻ってリーガロイヤルのリーチバーにこれまた上司のお供で行ったときには、ビールはやめて、シャンペンをつい注文してしまいました。ビールはどうも私の体形を崩れたままにするようですので、極力避けることにします。お洒落なバーでは焼酎は似合いませんからお洒落でない私もシャンペンにかんぱぁい・・
Apr 20, 2008
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この世にはわすれぬ春の面影よおぼろ月夜の花のひかりに忘れないほど美しいこの春の面影よ・・朧月夜に夜桜がほのかにうかんでいるこの大都会でも荒んだ駐車場の片隅に桜の木が一本満開の花をさかせている。隣は汚れた小さな2階建てであるのだけれど、いったいこの桜花に気づいている人はいるのだろうか?おぼろ月夜どころか、あかあかとした街灯に照らされ排気ガスにまみれながらもけなげに咲いている桜花よ、私は買い物袋を車に積み込みながらあなたを見つけた。こんなところに咲いている ひっそりと咲いている・・美しい桜花よ・・忘れてはうちなげかるる夕べかな我のみ知りて過ぐる月日を 新古1035私の深いこの想いはあなたはしらないはずそれを忘れてしまっていた悲しみに胸が引き裂かれそう・・・私だけが知っているこの想いあなたを恋し続けた過ぎ去った日々よまた春がきて桜の花の季節になりました。でも私の心は凍ったまま・・・凍りついた心を溶かすものは何があるのだろう?満開の夜桜を見にいきたい・・月夜のもとでみてみたい。ひとり静かに眺めていたい。
Mar 30, 2008
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君に恋ひ甚(いた)もすべ無み奈良山の小松がもとに立ち嘆くかも 万葉集巻四 五九三番あなたが恋しい いてもたってもいられない程恋しい・・奈良山にのぼり、小松の下に佇むと恋しいあなたのお邸がみえるのですお逢いできないなら、せめて・・もうすこし・・・ここに佇んでいよう・・笠女郎は奈良朝後期の代表的歌人です。29首のすべてが大伴家持に贈った歌です。情熱的な彼女の歌には心ひかれますが、なかでもこの歌が一番好きです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大阪では台風は案外たいしたこともなく去っていきました。私の方は色々心配事があって、暗い休日を過ごしていますが先日書いた肩の痛みは、いつの間にか治っているようで驚いています。整骨院の方はなかなか忙しくて通えなくなっていました。関節が固まっているので、リハビリに通わないとこのまま、腕が上がらなくなる など脅かされているのですが・・・痛みが止まれば、通うのがついつい億劫になります。喉元過ぎれば熱さわすれる のことわざ通りにならないようこんどこそ運動を始めようと思ってます。ぎっくり腰や五十肩の痛みや苦しみはもうこりごり!なんでも体験してみないと分からないんでしょうけど本当に大変でした・・・ところで、笠女郎は奈良山(平山とも)に実際行ったのでしょうか?どんな程度の山かは調べていませんが、もし自力で登ったとしたら男性側からすれば、怖いものがありますね。現代のストーカーみたい・・それに彼女は20代から30代位で若くて健康だったから一途な恋心をエネルギーにかえて、登山(?)ができたんでしょうが・・ぎっくり腰や五十肩とは無縁の若さがうらやましいです。
Jul 15, 2007
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長い間更新がままならなかったのは、次から次へと続く、体調不良のせいでもありました。新たな仕事も勿論大変ですが、一番こたえているのが、腰、肩などの痛みです。肩凝りは若いころからのもので、驚きませんが、肩が痛い!なんて体験してみないとわかりません。痛みで眠れるない夜があるなんて・・・・恋歌どころではありません。そのうち直るでしょうと・・甘く見ていたのが去年の末あたり、ぎっくり腰がやっと治ったら、左肩も妙に痛いじゃないですか~いつもの肩こりとはまた違うかんじです。そのうち治るかも?と我慢していましたが、痛みはひどくなるばかり・・・ 整形外科に思い切っていったら、五十肩という、あまりうれしくない病名をつげられました。痛みどめと湿布をくれるだけなんで、物足りず、ぎっくり腰を治してくれた、整骨院にいっています。今日は3日ぶりに整骨院に行き、テーピングをやってもらいました。炎症を抑えるためアイスマッサージを続けるよういわれました。もう一ヶ月近く毎日通っているのにたいした変化がないので、憂鬱です。・どなたか経験談をお聞かせください。
Jun 24, 2007
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題しらずはるる夜の星か川辺の蛍かも我がすむかたにあまのたく火か 新古今集1591星か蛍かそれとも海人が焼く火なのか。・・・・・・・・・・・・・・・・海辺にいけば、こんな光景もみられたのかも?今度の週末には、どこかに行きたい。だいぶ運転に慣れてきたので遠出もできるようになっし、子供が前から行きたがっていた比叡山延暦寺にいってみようかな・・・・
Jun 21, 2007
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沢水に空なる星のうつるかと みゆるは夜半の蛍なりけり 後拾遺集217番川べりの水面に ひそやかに瞬いているのは星の光? 夜空の星が映っているの?闇の中 めをこらして眺めていると光の環がキラメキながら舞い始めたあれは星ではない 蛍よ・・・ 蛍の群れが舞っている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・故郷での 散歩中に出会った幻想的な光景です。先週 一年ぶりに田舎に戻りました。猛烈に忙しい日々の中でばたばたと決まった帰省でしたので、今が田植えの時期だとか、蛍やアジサイの季節だとかは全く忘れておりました。暑くもなく寒くもなく、梅雨も遅れていて未だだったしで、爽やかでとても好い気分でした。 ただし、残してきた家の管理が頭痛の種です。売るのはなんだしで困っています。誰か借り手がいれば、格安でお貸ししたいです。 今流行の古民家であれば、都会の人にも人気ですが、残念ながら築?十年のあばら家です。しばらく空き家にしていたので、庭は草ぼうぼう・・台所の床はぶかぶかしています。家は結構広く、庭もあり、畑もあります。結構住みやすいと思うのですが、地元の人にとっては水洗ではないというのがネックになってて、家賃は安くしないと借り手はいないといわれています。家具なんかも結構置いているし、布団もあるので身一つでも贅沢をいわなければ即生活ができます。ただし車は持っていたほうがいいです。車も二三台は置けます。近くに温泉がたくさんあります。いいところですよ。・・・・あれあれ、久しぶりの日記だというのに、「田舎暮らし希望者大募集!」なってしまいました。はたして 借り手が現れるか? 。今後もご報告をいたしますね。
Jun 20, 2007
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鉄線蓮 てつせんは、詩にも歌にも遺《わす》れられて、物のもやうにのみ用ゐらるゝものなるが、詩歌に採らるべきおもむき無きものにはあらじ。籬などに纏ひつきつ、風車のようなる形して咲き出でたる花の色白く大なるが程よく紫ばみたる、位高く見えて静に幽《かすか》なるところある美はしきものなり。愛で悦ぶ人の少きにや、見ること稀なり。心得ず。 幸田露伴 「花のいろいろ」 花が終わった後の藤の草盆栽は 「ジャックと豆の木」の木のように毎日すさまじい勢いで葉っぱが伸びています。この先どうなるのか、些か不安です。大阪の町では、藤の花が満開だとテレビでいってましたので、あれれ?と思いました。先月の末ごろだったか、「あなたの庭の藤の花が満開で綺麗よぉ、帰っておいでよぉ」と時鳥さんから電話があっていたので、大阪の今頃なら当然「ピークは終わっているはず」と勝手に思い込んでいたのです。マンションのような人工的な箱の中に住んでいると季節感が希薄で、ついつい錯覚をおこしてしまいます。上の写真の鉄線(てっせん)はビルの屋上庭園に咲いていた花です。私の大好きな紫の花・・・・・・ てっせんは和のイメージが強く、幸田露伴も書いているように模様や絵ではよく描かれているのですが、絵の中のてっせんは何故か好きではありません。でも実物は魅力一杯、ほれぼれと眺めてしまいました。今年のてっせんは特に見事なのだそうです。柿なんかは当たり年とかいう言い方があるけれど、花の場合はどういうのでしょう? 毎日、雨ばかりでうんざり、私の部屋からは梅田などに出るには、殆ど雨にぬれずに外出できます。そのため、「傘がない状態」がしばらく続いていたのですが、さすがにこれだけ雨が続くと、困ることが多く、ついに昨夜傘を買いに出かけました。早速、近くの商店街で見つけました。なんと200円と300円の超激安傘がありました。見かけもまずまずで、さすが大阪!と感動してはしゃいでいましたら、今日になって、いざ開こうとしたら、ボタンが作動せず、ずぶぬれになったとの報告がありました。「安物買いの銭失い」の戒めは日本全国共通だと猛省した次第です。 この部屋の草盆栽はだんだん数が増えて、初夏を迎えた今、新しい芽がどんどん出てきています。さてこれをどうお手入れしてあげればいいのでしょう? 苔玉や山野草の草盆栽などは無機質なマンションのお部屋にはよく似合いますし、案外育て易いし・・自分でも作れそう・・・田舎には材料はただで、そこらじゅうに生えてますし・・・いいことづくめただし、技術だけではなく、センスも大いに関係あるでしょうね。やはりその道のエキスパート、それなりの先生につくのが一番手っ取り早いと思います。新大阪駅付近の方で、一緒に草盆栽を習いたい方いませんか?先生をおよびして教えてもらおうと思ってます。心斎橋のそごうでは苔玉教室を月一回やってますが、5.6人でも集まればこのマンションでも十分やれるでしょう。ここは500軒くらいの大型マンションで共用スペースには、お教室として格安で貸してもらえる設備の整ったお部屋もあります。ビラでも作って募集してみようかと思案中です。、
May 19, 2006
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飛香舎にて、藤花宴侍りけるにかくてこそ見まくほしけれ万代をかけてにほへる藤浪の花 新古今集一六三この見事な様をいつまでも見ていたい万代までも咲き続けて欲しい匂うようにうつくしい紫の藤の花房よ・・・ またまたいろんなことがあって、復活宣言をしたものの、いきなりお休みをしてしまいました。写真だけは撮っておいたので、ちょっとばかり時期おくれだけれど、藤の花の草盆栽をご紹介します。この花は珍しいピンク色の花房でした。紫の雲とはいかないけれど、満開のころはそれはそれは見事なものでした。白い小さな花は姫うつぎ、まんてま 赤い花は タカネ撫子 つぼさんご 紫の花はふうりんおだまき などがいっせいに足元に咲きそろってその艶やかなこと!舞妓さんか、花魁道中をみてるようで、今までの草盆栽へのイメージがひっくり返されました。今は花も終わり、また違った風情を感じさせています。さて、私が大阪に引越してきたことで、転居の案内を送りました。まだ届いていない方にはだんだん送っていますので、お待ちください。電話番号やメルアドを載せているので、メールや連絡が旧友たちから入ってきます。その第一声がみんな揃って、「なんで大阪なの?」一体どうして?と続きます。私はにやにやしながら、お相手してますが、そりゃ不思議でしょうね。自分でも不思議ですから・・・でも、ご無沙汰してた皆様とまた交流が復活してうれしくなりました。遊びにきたいって人も多いです。ここだと神戸や京都、奈良どこへでもいけるし、私の仲間は身軽な人が多いので、大阪に興味津々!というより「私がどうなってるか」を見たいってのもあるようです。さて今日の私は、腰が痛く戸惑っています。こんなことははじめてなので、運動不足を激しく後悔してます。これからはなるべく歩くように努めましょう。大阪はスーパーが多いせいか、すごく安いお店があります。「安値日本一を目指す」とかいうお店が近くにあるので、今からそこへ買出しです。私は「1円スーパー」って呼んでいます。お肉なんかとても安いので、子供の「ドカ弁」作りにふうふういってる私には助けの神です。日中は日焼けが嫌なので、夕方出かけることにしますが、これまた大阪発見ですがよそ者の目でみれば、自転車に乗って日傘をさしている人が多いこと!あれは、なんとかいう呼び名があるようですね。確かに便利でしょうが、なんだか、たくましさを感じてしまいます。今のところ、敬遠していますが、もうしばらくしたら、案外私の自転車にも装着してるかもしれません・・・・
May 14, 2006
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花の中の花・真紅の薔薇がなによりも好きです。花瓶は人間国宝 伊勢崎淳氏の作。この「備前角花入れ」 の風格に太刀打ちできる花はそうそう多くはないでしょう。次は箱根ゆり もいいかな?と思っています。・・・・・・・・・・・・・ずいぶん久しぶりにパソコンに向かっています。この一年というもの、本当に目の回る忙しさでした。ついに!ついに大阪に越してきました・・・・・・本当に感慨深いものがあります(;_;)多くの友人たちや学校の先生方に助けられて、やっとこの日がきたのです。それこそ大騒ぎ!本当にお騒がせな私たちでした。ご迷惑をおかけしました。皆様本当にありがとうございました。「無謀なことは止めなさい。田舎でこのまま静かにくらしたら?」等と、忠告してくださった方々「都会に出てもう一度がんばりなさい」と励ましてくださった方々「泣いて帰ってきなんなぇ」と心配してくれる友人たちなどなど色々な声を背に・・・・3月3日・卒業式の終わったその夜 故郷の小さな駅を発ち寝台特急「那覇」に乗って子供と大阪へ出てきたのです。旅情をかきたてる列車の揺れに身をまかせ車窓をよぎる夜の景色を眺めながら色んな想いが溢れ出て、胸が一杯になったものです・・・・あれから2ヶ月近くが過ぎた今正に「生まれ変わったような人生」を送っています。もう満天の星は見ることはできません。マンションのベランダから仰ぐ空にはかすかに星が一つ、二つ・・・・ビルの谷間にのぞいています。この目には見えないけれどあの星たちは夜空とおく遥か遠くいまも確かにきらきらと輝き続けているのですよね・・・
Apr 26, 2006
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思ひいづや人めなかりし山里の月と水との秋のおもかげ 玉葉1989思い出してくれますか人目のない山里で一緒に眺めましたね月と水との美しい情景をあの秋の面影を・・・・・・・・・・・毎日あわただしく動いているうちにいつのまにか秋は過ぎ去り冬が訪れている。盆地の朝は、冷え込みが厳しくお布団にくるまっていても明け方はしんしんと冷え込み寒くて目が覚めるほどだ。今朝は外は真っ白に霜がおりていた。寒いはず・・・大阪は床暖房でもあり、外は寒くても部屋の中は半そででも平気なほど。冬は絶対大阪に軍配が上がる。私は寒いのが、なによりも苦手なんだもの。我が家は壁もうすいので、外と同じぐらい寒く観葉植物などは凍りつき溶けてしまって育たない・・・今からフェリーで大阪へ出発します。海の上からお月さまを眺めることにしましょう・・・
Nov 23, 2005
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よそへつつ見れど露だになぐさまずいかにかすべき撫子の花 新古今和歌集・1494撫子の花をあなたに擬え、朝な夕な眺めています。けれど、心は露ほども慰められません。一体私は、どうすればよいのか?教えておくれ撫子の花よこの歌は私が勝手に恋の歌に読み換えさしてもらいました。実は恵子女王が息子の少将義孝を撫子の花になぞらえて詠んだ歌です。それにしても、自分の息子を撫子の花にたとえるとは・・・なんとうらやましい。うちの坊やは何の花に喩えられるかな????思いつかない・・・・可愛い女の子ならまだしも、むくつけきにきびだらけの、大男のわが息子よ・・・ぴったりの花がみつかりました。金鯱(きんしゃち) 巨大な球状のサボテン、花が咲くのに20年かかるとか・・・・恋歌のはずが、わき道にそれてしまいました(^^ゞ掲載している画像は、大阪のマンションに最近届いた、秋の山野草の植え込みです。かなり大きく見ごたえがあります。前回と同じく有名な作家のものです。九州からお友達が泊まりに来たので、歓迎の意味で急遽届けてもらいました。野紺菊、つわぶき、すすき、河原撫子、西洋南天などですが、秋らしくさびしげなはかないかんじがします。それでも、無機質のお部屋が見違えるように素敵にかわりました。朝日だけあてて、お水は二日に一度など、山野草とは思えないほど、手がかかります。河原撫子のつぼみがもうすぐ開きそうで楽しみです。田舎の家付近にはいくらでもある雑草たちが、とりすましてお嬢気分で我が家でお披露目です。
Nov 10, 2005
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落葉 上田敏「海潮音」秋の日の ヴィオロンのためいきの 身にしみてひたぶるに うら悲し。鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。げにわれは うらぶれてこゝかしこ さだめなくとび散らふ 落葉かな。「海潮音」訳詩集。上田 敏訳。明治38年 本郷書院より刊行ヨーロッパの訳詩57編を収める。ブッセの「山のあなた」、ブラウニングの「春の朝(あした)」など----------------------------------------------------上田敏のこの訳詩はあまりにも有名まだまだ純真だった乙女のころ、授業の合間に口ずさんではうっとりとしていたものだ。授業中よく、ボーッとしてて、先生に注意されていた。一体何を夢見ていたんだろう・・・・大年増と化した今となっても、依然として心ひかれる詩の代表である。というより、中年を過ぎた今だからこそ、より共感できる。「うらぶれて 定めなく 飛び散る」落葉を我が身をなぞらえたりして・・・「ひたぶるに うら悲し」の世界にどっぷり浸かっております。「バイオリン」ではなく「ヴィオロン」とあるからまたいいようだ。「バイオリン」と換えて読んでみると全く情緒が感じられなくなる。それはさておき我が家では炬燵にフアンヒーター。ホットカーペットなどを出して、冬支度も準備万端。九州なのに、兎に角、寒い。寒がりの私にとって、恐怖の冬がもうすぐやってくる・・・
Oct 30, 2005
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あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月 上人集明恵上人は鎌倉時代の高僧月をこよなく愛し「月の歌人」ともいわれた。今夜の空には、まさにこの歌のような月が出ている。秋歌とてあはれしれとわれをすすむる夜はなれや松の嵐も虫のなく音も 玉葉集今夜の月の光のもとではもののあわれを感じとることができそう松を吹く嵐にも、虫の鳴く声にも・・・・
Oct 17, 2005
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秋田見わたせばはるかにつづく小山田の色こきかたは刈りそめにけり 延文百首はるかとおくまで美しい棚田の風景が広がってみえる田んぼの色が濃いところはもう刈り取りを始めたのだろう・・・進子内親王は伏見院の皇女、幼くして両親に死別し伯母の永福門院内侍に育てられた。・・・・・・・・このところ、大阪と九州を毎週往復している。やむにやまれぬ家庭の事情によるもの・・・フェリーでは片道14時間の大移動である。新幹線も飛行機も一応使えるけれどなんといってもフェリーの場合は超激安ですから・・・今や関西汽船やダイヤモンドの常連となっております。「家庭の事情」という言葉は非常に曖昧で意味不明であるが、便利な言葉でもある。私の場合も、詳しく内容を語れば長くなるし、理解を求めるとなると些か無理があるようなので何故にこのような、ハードな暮らしをしてるか?と問われた際には、この言葉を使ってみる。わかったようなわからないような狐につままれた顔をしながらも相手が引き下がってくれれば、いいのだが・・・たまには、納得しない詮索好きなタイプがいるそういう場合は厳しい尋問にしどろもどろで罪人になった気分で弁明に努めることとなる。従って、閉店間際のスーパーなんかを好むようになる。買い物も遠くの町で済ましてしまうとか・・昨日も大阪から戻ってきたけど、まだ外には出てない。荒れ庭には四方竹の竹の子がによきにょきと育っていて慌てて折って廻っている。食用だから少しは食べるけど何しろ数が多い、毎年数が増えてきているのも怖い気がする。ほっておくと竹林に家が飲み込まれていたりして・・我が家の田んぼも無事稲刈が終わっていた。上の歌のように、たんぼがモザイクのようになっている。新米をもうすぐ貰えるのが楽しみである。
Oct 16, 2005
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ほのかにも風はつてなん花薄むすぼほれつつ露にぬるとも 斎宮集秋風よ伝えてそーっと・・・あの方の耳元に囁いてこの花薄は冷たい風に靡きもつれ涙の露にしとどに濡れていることを・・・地味な薄に寄せて村上天皇に贈ったつつましい恋の歌です。薄の原は黄金色となってみごとですが・・・・・・・・・・・・・数ヶ月ぶりの楽天日記。7月以来更新できていませんでした。パソコン自体にゆっくり向かう時間がなく慌しい3ヶ月でした。はやいもので季節は変わり、10月となっています。恋歌選びにはぴったりの秋が訪れている。月に薄に、秋の七草、秋の(飽き)ひんやりした風等など・・・実は仲秋の名月の時こそ、楽天復帰の絶好のタイミングだと心に決めていたのに、チャンスを逃してしまっていた。ぴったりの歌も選んでいたのだけれど・・・それでも3年ぶりという、名月を眺めることができたのは幸運だった。月灯りの下、子機をかかえ庭に出て長話しながら遥か遠い大切な人とお月見ができたなんて、万葉・古今集時代の歌人たちにはとても想像もつかないだろう。今日久しぶりに、ログインし、管理ページをみると数人のお友達が、訪問してくださっている。懐かしいしうれしい。今までも色んなことがあって、心が落ち込んだとき、この日記はいつも私を支えてくれたもの・・・大切にしょう。皆様よろしくお願いします。
Oct 3, 2005
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あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲はむ 万葉集巻二十・4448 あじさいが八重に咲くように八代にわたって咲くといわれるように末永くお栄えくださいね あじさいの花を見ては、あなたのことをいつも想い出しながらお慕い申しております・・・・::::::::::::::::::この数日は九州地方は大変な大雨であった。そのせいか、雨上がりの野山の木々は緑がいっそう深まり、濃い緑が美しい。盛りを過ぎたはずの紫陽花さえもすっかり元気を取り戻し、うす紫の花をみずみずしく咲かせている。紫陽花は不思議なことに、万葉集には2首しかみあたらない。花言葉は「移り気」とか「浮気」などあるかと思えば「忍耐強い愛」「元気な女性」「一家団欒」とかさまざまで、よくわからない。鉢植えの紫陽花は好きではないが、庭先の雨にぬれた 紫陽花には心ひかれる。大輪の花が一株に同時に咲きそろうのは、美しいだけではなくかなりの迫力だ。我が家の八重葎と化した庭や畑・・・雨が降るとがちがちだった土も柔らかでふかふか大地にしがみついて鍬で削るしかなかった強面の雑草たちもするするとあっけなく抜けてしまう。面白いほど、草むしりがはかどる。白い長い根っこまで見せて、まさに完全降伏というかんじ・・・そういうわけで、妙に楽しく面白いので傘をさしながらの奇妙な草むしりがやめられない。いつのまにか、顔を虫に(この地方では「ぶと」といいますが・・)刺され目を腫らしたりしながらも、懸命に精進しております。
Jul 11, 2005
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朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけれ (朝顔=桔梗) 万葉集巻八 1538 桔梗は秋の七草のひとつ桔梗と呼ばれるようになったのは、平安時代からで万葉集では朝顔と呼ばれていたとか・・・・写真の草盆栽は作家もので結構大きいものです。飾り棚の中央に置いていますが、部屋中が爽やかな高原の雰囲気に一変しました。桔梗の紫って、どこか涼しげで夏の暑さも忘れさせてくれます。桔梗の 花の紫 活ければ 朝の霧の したたりにけり 安田 稔郎::::::::::::::::::::昨日までの大阪くらし・・・・今回の大阪若葉マークは、難波行きでした。平日だったせいか、案外混んでいなかったので、なんとか無事に到着しました。堺に住んでいた大昔は、子供もいなくて、暇してましたので、高島屋や大丸などにはしょっちゅう来ていました。非常に感慨深いスポットです。(いろんな意味で・・・)スイスホテル南海大阪 の駐車場に車をとめて10階の日本料理「花暦」でお食事です。前回はお鮨だったので、今度は天ぷらにしました。桐コースで海老を追加・・・・京風の上品なお味でした。すっかり様変わりをした高島屋のあたりを今浦島の気分で歩きました。通販生活のカタログハウスにも足を伸ばしましたが、あまりにも蒸し暑く、疲れて早々に退散。やはりカタログ見て注文するほうが楽ですね。ビルの中なら、まだしもコンクリートの上を歩くのは疲れが倍増します。それに、足元は履き慣れないパイソン革のパンプスだったので、状況は更に過酷でした。実は私 へび皮大好き・・・・ 若い頃、履いてたイネスのパンプスを引っ張り出していたのです。でも、悲しいかな、一回り膨らんだ貫禄ボディには折角の靴もぎゅうぎゅう・・・靴も本体にも無理じいしてしまいました。若い頃は博多の街を、タイトスカートにヒールの高いパンプスはいて颯爽と歩いていたつもり・・・・なんですが 今は倍に増えた体重がそれを許してくれません。とはいえ あの夢よ再びとついつい高島屋では モード・エ・ジャコモ の新しいパンプスを購入してしまいました。勿論パイソンです。女っぽくて凄く素敵・・「マダム・グレコ」このブランドはもうすぐなくなるそうで、昔から好きだった私は大ショック・・・・お洋服ではゼルダ(二コル)の物が好きでしたが今はもうありません。とても雰囲気のある服でした。デザイナーの甲賀マリコさんは今はフォーマルドレスを製作してるようですが・・・・時代は流れ、変わっていきます。子育ての長いブランクの間に私の好きだったお店もずいぶんなくなってしまった・・・・私の体重も倍になって、昔は痩せていたと一人呟いても、誰も信じてくれません。寂しい限りです・・・・・
Jul 1, 2005
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五月雨の 雲はひとつに 閉ぢ果ててぬき乱れたる 軒の玉水 式子内親王集やっと梅雨らしく降り始めた五月雨の空雲はぴったり 空を閉じきり軒先に落ちる水の雫は乱れ散る玉のよう・・・:::::::庭先でごみを焼こうとしていたらぽっぽつと降ってきた。久しぶりの恵みの雨だ今日は昼から、友人のところへ出かけた。ここより更に山深い山中に住んでいる彼女の家は十代続く医家なので、山に囲まれた高台に建つ家は、蔵や昔の診療所などが母屋を囲んでいて、なかなか見ごたえがある。周りの山は私が欲しがってる山苔の宝庫なので、今日はバケツを持参し、頂きに出かけたのだ。迷い易い道だけど、何度も来てるし大丈夫とたかをくくって車を走らせていた。しかし、走っても走っても緑が一杯、緑は深くなるばかり・・・細道に入り込み、ここだろうと、坂道を強引に進むと・・なんとそこは行き止まり先のほうに見知らぬ家の庭先が見える・・・戻ろうにも両脇は崖と田んぼ、車の幅がやっとの心細い泥の路肩 顔がひきっる・・立ち往生とはこの事ね!、青ざめて回りを見渡すと鶏小屋のそばに少しばかりのスペースがある。必死で突っ込み、何度も切り返し、田んぼに転がり込まないように何度も降りては後ろを確認する。「あと50センチはいける・・・」とか視線を感じて屋敷のほうを振り向くと、おじいさんとおばあさんが訝しげな様子で、私を眺めてる。鶏泥棒とでも思われてるのかな?「怪しいものではありません ただの迷い子です」っと独り言をいいながら、ものすごい音をだして木の幹を擦りながらも、バックに成功。鶏たちに衝撃を与え、冷や汗を拭き吹きそれこそ、スタコラサッサの雰囲気で逐電してきたのです。いったい誰が、こんな極端な運転環境にいる?落差が激しすぎる。つい2日前は JAGUARにのって大阪の真中を走っていた。それが、今日は泥だらけの車で、田んぼに転がり落ちかけちゃった。本当に私の人生って前途多難なようです・・・・
Jun 21, 2005
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欲望に身をゆだねる美学もある。自分自身のほとばしる感情を怖れない理性だけで計られた生き方など退屈だから。美しい大人には奮いたつ時間がある。 A thrilling Life英国車jaguarの最近のキャッチコピーです。この続編も2種類あります。なかなかのキャッチコピーだと感心して書き留めていました。どんな人が書いてるんだろうと興味がわきます。私の住まう山里では信号もほとんどなく、10分ほど走れば まわりは山又山 そして山また山人家はもちろんも離合する車もないそんな田舎でのんびり、ゆったりと運転していたこの10年でした。博多時代は車ひしめく天神なんかにも平気で乗り込んでいたけど最近はすっかり田舎モード・・・たまに出て行く博多・熊本では一方通行に入り込んだり、バスやタクシーからは警笛鳴らして叱られたり・・・おろおろと小さくなって走っていますそんな私が 大阪@大都会で車を乗りまわせる日は来るのか?果たしていつ?もしかして永遠に無理では?などなど・・・と密かに心配していたけれど今回の大阪行きでは、あっけなく解決したのです。 「案ずるより産むが易し」 の言葉どおり私の大阪運転デビューは大成功に終わり、今は得意の絶頂かしら?なんといっても、梅田の駐車場に車を置いて、阪急デパートでお買い物までしてきたのですからね。勿論、親切な気の長いナビゲーターのアドバイス付でしたが想像以上に楽でした。無事到着して、広い屋上の駐車場に降りたつた時は感激屋の私の感激度は最高潮でした。梅田の真中にあれほど広い駐車場があるなんてのも驚きでした。周りのビルは全部阪急の持ち物だとか・・・もうこれで電車を乗り継いで、疲れてこなくてもいいんだという 「楽したい願望」も満たせるし・・・(田舎暮らしでは、どこへ行くのも車なので、足力が退化しておりますので)3時間無料券もちゃんともらい、意気揚揚と戻った次第です。ただしマンションの駐車場では、jaguarは長いし大きいので何度も切り返し、結構苦労しました。あの日は空には朧月夜でもない、不思議な月が出てまして忘れられない夜となりました。
Jun 20, 2005
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五月雨(さみだれ)に物思ひをれば時鳥(ほととぎす)夜ぶかく鳴きていづち行くらむ 古今集153五月雨の降りしきる夜静かに物思いにふけっていると、ホトトギスの鋭い鳴き声が聞こえてきたこんな真夜中に あの鳥は一体どこに飛んでいくのだろう・・・・・・・・・・・・今年はどうも空梅雨らしいのだが今夜は静かな雨が降っていてしっとりと、心が落ち着く。いい夜だ・・・物思いにふけるにはぴったりの夜・・・薫風香るさわやかな季節での恋歌探しは気がのらない。更新をさぼっていた言訳になるかなぁこのごろ、着物の着付けを習い始めたので、ほとんど毎日着物で過ごしている。着付けの先生を捜していたら、顔の広い時鳥さんが、すてきな先生を紹介してくれた。ありがたいことに我が家まで お稽古にきてくださる。とにかく、なれることが一番だそうで、可能な限り、着物でいることにした。買い物にはまだ、勇気がないが、今朝なんか遅刻しそうな子供を送るため、着物姿で運転してしまった。帯が邪魔だったけれど、そう違和感はなかった。割烹着をきて、台所仕事をやっているとこれぞ、日本のお母さん!という気分になる。身のこなしなんかも気をつけるし、なんとなく女らしくなったようだと自画自賛。着付けの先生は、同じ年ということで共通の友人もたくさんいるし趣味なんかも、よく似ていてすっかり意気投合したのだが、一番びっくりしたのが、彼女もまた、楽天仲間だってこと(まだ教えてもらっていないけど、そのうちリンクさせてもらいます)こんな過疎地にも密かにネットに向かう同好の士がいたなんて、うれしくなってしまう。彼女には、ついでにお茶も教えていただくことになり俄然私は忙しくなった。若い頃にお茶とお花、着付けはそれぞれ短期間囓ったまま、全く遠ざかっていたけれど、今度こそ、やり遂げたい。あこがれの「和のくらし」へと じょじょにちかづいている・・・明日は別の友人とここよりさらに山深い地にある骨董品や古民具、古布など山積みのお店にドライブの約束をしている。一度行ったきりなので、迷わず行けるか心配だけど楽しみ・・・・
Jun 14, 2005
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山路蛍五月闇(さつきやみ)おのが光をしるべにて山のかけぢを行く蛍かな 治承三十六人歌合先日から何度か更新をしたけれど、新しいノートパソコンになれていないせいで、せっかく書いた日記が消えてしまう。(@_@)今日もワードパットに残して置いた歌だけはなんとか、残ったけれど、後は全部消えてしまった。もう続ける気力がわかないので、今日は一旦中断します。上の歌の蛍のような鬱々とした心細い気分です。
Jun 6, 2005
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私の髪は猫っ毛で、細くて、少なく、ぺちゃんとしてて白髪が出たのも30代前半と同年代の人に比べても、染毛歴長~く髪に関しては。それはそれは、とても苦労してます。「数年後はいよいよ かつら かなぁ」とうら寂しい思いで、テレビのイブサーラなどの宣伝みつめていたりしてましたぁ。おまけに生え際が気になるタイプなので、3週間おきの美容院での、染め以外に自宅で 市販の染毛剤を使って染めていました。お金がかかるのは、勿論、髪にもいいことないし・・・ということで、時々ベルジュバンスもやってみましたが根元が染まらないのと、地肌に染がついたり値段が高すぎたりでいつの間にか遠ざかっています。大体ベルジュバンスの美容室というのは、カットがうまくない気がします。でもトリートメントなんかは、本当に気持ちがよく、髪も元気になるのは確かですが・・・ヘナに関しては、数年前より、自分で買って試していました。ヘナの本ももっています。生協でも売っているし。このごろは興味をもってる方も多いようです。けれど、体に優しいことは、わかっていますが、赤く染まってしまうだけなので、とても実用性はありません。で、いきつけの美容院でのヘナでの染めをやっていましたが、なぜか、いまいちの出来上がりで、いつの間にか元の染めに戻っています。何故、この方面の研究は進まないだろう?(大袈裟ではなく、実感です)とじりじりしていたところやっと見つけました。すばらしいヘナを!使ってすぐわかる凄い効果です。会社の宣伝みたいですけど本当なんですよ。色もいいし、安心だし、染めやすいし・・・みんな感激しています。だいいち、私の髪がふんわりつやつや、 常に美容院帰りのような、状態をキープしてて本当にいい気分。私に教えてくれた人は、60代の薄毛の女性ですが、見違えるように変化したので、周りはみんな騒いでいます(昨年の12月から使用)本当にかわいそうなほどだったぁ、今だからいえるけど・・・ なんていわれています。クイーンズ・ヘナつていう会社です。九州では割合盛んでみたいです。ホームパーティでお試ししてもらい、気に入ったら、ヘナを購入し、自分で染められるようになるまで指導してくれます。私はトリートメントや、生え際の染めは自分でやって、全体は友人とお互いに染めあっていますが、この数ヶ月で美容院代が何万も浮きましたし、なんといっても、髪が劇的に変化したことがうれしいのです。紹介システムなのでビジネスにしたい人は、おこずかいになるようですよ。「ヘナ教室」とか、普通の家で、看板だしてたりしてます。手書きのへんな看板なんで怪しいなぁと思っていましたが、お試し2500円でできるので、気軽に行けるでしょう。私だって、来年大阪にいったら、サロンを開きたいって思うほどです。髪に悩んでる人は本当に多いんですから・・・ヘナだと3日に一度、生え際を染めたとしても、かえって髪にいいんです・・・クイーンズ・ヘナの伝道師となったかのように、うんちくは止まりません・・・本当にお勧めです。ぜひぜひ試してみてください。
May 17, 2005
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黒すみれ喪の色なして咲き出でぬ彩ある花の中の拗ねもの 「まらうど・幻の華」なぐさめて共に泣くかと黒き花この荘園に咲けば嬉しき 「仇なる花・幻の華」暗い喪の色をした小さな花黒すみれが咲いている・・・色とりどりの美しい花々が咲き誇る中拗ねもののように たった一輪ぽっんと咲いているまるでこの身のよう・・・私をなぐさめて一緒に泣いてくれているのか・・・私の花園にいつの間にか黒い花が咲いてるなんて・・・この胸に密かな喜びが広がる::::::::::::::::::::::連休は大阪で荷物の整理で大車輪で働いていた。たいして持っていかなかったつもりでも整理するとなると、大変だった。ダンボールをごみ捨て場に運ぶだけでも一仕事子供と二人でがんばって働いた。細々した生活用品も殆ど揃っていないので、一つ一つ歩いて数分のスーパーまで買出しに行かねばならない。田舎暮らしは、どんな近場でも、全て車なので殆ど歩かない、そのせいか、疲れること疲れること!!スーパーの数は大小取り混ぜて多いようだが、たどり着いたときはくたくたで買い物への意欲は失せている。それでも、商店街を歩いていて、感じたことはお好み焼き屋さんが多いこと。子供が一人で買っていく姿や、店先で大人がぱくついてるのには驚いてしまった。それと占い屋さんが目立つ。九州ではイベントのとき位しか、お目にかかれない。四柱推命などの占い師がちゃんとしたお店を構えていて結構お客さんが入っている。安心したのは、生鮮食品の値段が田舎と大差がなかったこと。九州産の野菜もたくさんあるし、果物も安い。田舎では出前がないので、子供はピザの宅配や中華の宅配などに、はしゃいでいた。都会は凄いねなんていって大騒ぎしている。私もついつい手抜きで出前のお世話になってしまった。疲れているし、なべもお皿もないし・・・と弁解しながら電話をかける。「電話一本で持ってきてくれるなんて、なんて便利なんだろう」と田舎ものはつぶやく・・・二人で目をくるくる回しながら、「凄いね!ああだこうだ」とひそひそ話しながら、連れ立って付近を探索。私たちが「おのぼりさん」っていうのは一目瞭然だったに違いない。面白いことが沢山あって書きつくせない。来週からは九州で、着付けの特訓を受けることになった。暑くなるまでの5月6月に集中して教えて頂くことになった。とても楽しみ・・・慣れるには日常を着物で過ごすのが一番ということで早速実践してみるつもり・・・
May 16, 2005
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山吹の咲きたる野辺のつぼすみれ この春の雨に盛りなりけり 万葉集 巻八 1444 山吹の花が目立つ野の辺りですが・・・可憐な菫の花もこの春の雨のなかを今を盛りと咲いていますね わが庭に ただ一株のすみれぐさ 常そろひて今朝一つ咲けり 若山喜志子::::::::::昨年まで、庭に群生していた、可愛い菫たちそれがなぜか 今年は、殆ど消えている。若山貴志子の歌のように、ただ一株、残っているだけ・・・ひ弱に見えた、春の雑草たちもいつの間にか根を張り、太くたくましく変身している。今の間に、草むしりをはじめないと、また八重葎となり手の施しようがなくなるかも?スカイプはやっと友人のパソコンにインストールできたので、長電話を楽しむことができた。インストールに何度も失敗していたようだが、インターネットセキュリティの設定を変えたことで、うまくいったとか・・・・音声通話と同時にチャットもできるので、非常に便利・・・両手があいているのでいろんな使い方ができる。ついつい長電話になって、寝不足気味もうすぐ、家庭訪問なので、がらんとした家を大掃除している。荷物が少ないととても、掃除しやすくて楽だ。昔の武家屋敷のように、広々したお部屋はすがすがしい。荷物を思いっきり捨てて、本当によかった。これからは厳選したものだけに囲まれて暮らしたい。大阪に送った荷物は、連休に行ったときに片付ける予定ほんのちょっとだけ送ったつもりなのに一部屋を完全に占領し他の部屋にもあふれているとのことマンションは収納が少ないのに・・・もう少し減らせばよかったかしら?29日にはJAZZのレコードが200枚ほど届くので、また更に片づけが大変となる。これは、義姉よりのプレゼント。亡き兄の形見なので大切に聞きたい。神棚の下にレコード棚を作ってもらったのでそこに入れることになっている。大阪へは、今度は彗星で行くことになっている鉄道マニアの息子の希望で、私もそれなりに楽しみ。写真なんかとって、この日記にも載せてみたい。家庭訪問が終わって、3時間後の出発なので、あわただしい
Apr 25, 2005
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Skype とは?すでに全世界で一億人がダウンロードした無料電話のこと今、爆発的に全世界で広がっているらしい。YahooBB同士だと、無料で話せるそうだが悲しいかな、私の住む山里は、局から遠すぎるとの理由で、開通しなかったのだ(__)あれから2年、泣く泣く元のISDN生活に甘んじていたのだけれど、「せめて電話ぐらい、無料で思いっきり話したい」と・・・あれこれ調べていたら、先月の朝日新聞の特集で「スカイプ」なるものを発見あのライブドアからもダウンロード出来るらしい ロートルながら、好奇心だけは旺盛な管理人は早速挑戦してみた。「案ずるより産むが安し」の言葉どおりあっけないほど簡単に接続できたのだった。時の人・ホリエモン,の留守電メッセージを聞いたりコメントを入れたりして遊んでみたりもして・・・さて、誰にかけようかな?そう誰もいない、かける相手も、かかってくる相手もいない。即効でお相手を探す掲示板もあるけれど、なんとなく怖いし・・・そこまで焦る必要もないし・・・ということで、急遽お友達にスカイプご招待メッセージなるものを送ってみた。・・・・・・・・・・・・・・・・そして、先ほど、許可を求めるメッセージが届いたのだ。大喜びで、OKボタンを押すと・・・呼び出し音が鳴り始める。あわててマイクイヤホンセットを探す。あれれ?確かにあるけれど、マイクだけが消えている?どういうこと?昨日まではセットであったのに・・・よくよくみれば、マイクのところの線が綺麗に千切れてしまっている。これは、我が家の息子・半獣半人たろん君の仕業に違いない。昨夜も遅くまで勉強もせず、遊んでいたものね。まさか、噛み千切ったの?あの子ならやりかねない・・・先ほど訪問したHirokochanの日記/April 17, 2005を読んで、がみがみ母さんは卒業しょうと改心したばかりだったのに怒りがむくむく・・・本当にこんな時に限って、なんて子だろうと・・混乱しているうちに、呼び出しは4回続き、ついには携帯に直接電話がはいってきた。事情を説明し・・・詫びをいれ、また明日にでもということになる。まあ、楽しみは明日にということに・・・驚異の無料IP電話ソフト「Skype」についてアソブ研調査レポート
Apr 20, 2005
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春の雨傘にきゝよくふりそゝぐ君に逢ふとき鳴る胸のごと 「涙痕」春の雨は恋歌にふさわしいやはらかく降る雨は乙女の心を高揚させるのだろう春はよし/恋しき人の/かたはらによきことかたり/ほほえめるごと 「涙痕」原保美という渋い俳優がいたが、その人が原阿佐緒の息子さん(次男)だという。なかなかのハンサムで物静かな雰囲気の人だったと記憶している。波乱万丈だった阿佐緒も晩年は保美夫妻に引き取られて静かな幸せな暮らしだったそうだ。::::::::::今朝は雨寒さも戻り、上着を着込み、ホットカーペットで温まっている。このごろ、特に寒がりになっているので、春はうれしい。年齢をかさねると、春が好きになるらしいが、私も同じ昔は夏が一番好きだったのに、今は冬に次いで苦手だ。春秋夏冬の順かな?命の息吹をかんじさせる春が一番(^^)
Apr 12, 2005
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曙花をあはれしばしこの時過ぎでながめばや花の軒ばの匂ふあけぼの 玉葉集 197ああ、もう少しこの時を止めて眺めていたい軒端の桜が乳白色の靄の中朝の光に包まれ匂うように美しい花びらははらはらと静かに舞い落ち昨夜の夢の続きのような幻想的な曙の情景をこのまま ずっと 眺めていたい:::::::::::::::::桜は大好きな花桜を詠んだ歌は、数多いけれど、今年はあまりに忙しく、ゆっくり選べなかったのが残念。夜桜が一番好きただし、お花見で人がたくさん集まって、騒いでいるのは大の苦手なのでそういうところは避けたい。わずかな灯りのもと、人もまばらな中、ひっそりとかつ、あでやかに 凄味を帯びて、妖艶に咲いている桜がいい月夜であれば更に・・掲載歌は、夜の桜ではなく昨日の朝の情景。あまりにぴったりなので選ぶことになった久しぶりにラブちゃんをつれて散歩に出かけた。高台の桜並木での出来事白い靄のなか、舞い落ちる白いはなびら・・・早朝なので、周りは人影もなく、シーンとした静かな世界一瞬時が止まったような不思議な感覚を味わったらぶちゃんは、家庭の事情で飼えなくなるため、以前から養子先を探していたのだが、今回遠い玉名の方が可愛がって下さるというので、お願いすることになった。別れのつらさに、胸が痛い。散歩をさせながら、はしゃぎまわるらぶちゃんの姿につい涙ぐんでしまう。不安定な今の暮らしより、継続して可愛がって下さる、新しい飼い主にお願いするほうが、彼の幸せだ と心を鬼にする今回の大阪行きでは、事情があって急遽、九州に戻ることになり、大阪でのお花見は実現しなかった来年を楽しみにしておこう戻ってきても、いろいろあって、花見どころではなかった。本当に「人生色々」という言葉がぴったりため息とともに、いろんな思いが駆け巡る・・・・気を取り直して、また前進延期していた、大阪への荷物を今週中に発送できることになった。親戚のおばあさんが「いい日柄にしないといけない」というので、ネットで調べると、大安に次いで友引がいいとある。20日がちょうど友引なので、その日に決定。私は行けないので、荷物だけ先に送ることになった。荷造りの作業はあるとはいえ、また日記もかけそうなのでお友達のところにも、色々回ってみたい。トラックバックってやってみたいけど、どうもうまく出来ない。先ほども、天の羽衣さんの夜の桜で、試してみたけど、失敗してしまった。次回再挑戦します。
Apr 11, 2005
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うす紅に葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山桜花 「山桜の花」 「木草の芽に降る春の雨のような心持ちでわたしは歌をうたいたい。木草は自分の心である」牧水酒と恋と漂泊の歌人・若山牧水はお隣宮崎県の出身です。情熱的なな恋の歌もたくさんありますが、次の歌は、5年間熱烈に恋した園田小枝子との別離の直後に出された歌集の巻頭歌です。海底に眼のなき魚の棲むといふ眼の無き魚の恋しかりけり 「路上」:::::::::この歌を選んだ後、急用が出来たので、車で出かけたのだが昨日まで、固かった桜のつぼみが一晩で咲き揃っていて、ピンク色の靄がところどころに広がり、景色が一変している。花見はもう少し先と思い込んでいたのでうれしい驚きであった。明日より上阪するので、戻ってきたころは九州の桜は終わっているかもしれない。新幹線の車窓から、猛スピードでの桜見物が出来るだろうと、とても楽しみ(^^♪
Apr 3, 2005
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嘆くことありと聞きて、人の「いかなることぞ」と問ひたるにともかくも言はば なべてになりぬべし音(ね)になきてこそ見せまほしけれ 宸翰本和泉式部集口に出してもありふれた言葉にしかなりませんとても、私の思いを伝えるのは無理なこと声あげて泣くことで、この嘆きをお見せしたいものですいかにしていかにこの世にありへばかしばしも物を思はざるべき 新古今集・巻十五一体、私は・・・どうすればいいのか どうやって生きていけば一瞬でも悩みを忘れて過ごせるのだろう・・・::::::::::::半月もこの楽天から遠ざかっていたのは、掲載歌にあるような悩みに満ちた苦しい日々を過ごしていたから。思いがけぬ出来事が勃発し、すっかり人間不信に陥った。すぐ人を信じてしまう馬鹿な私本当におひとよし毎日、毎日たくさんの人々に会い、たくさん涙をながし走り回った結果なんとか人生最大(大袈裟すぎる?)の危機を乗り越えることができた。「なんとか」 というより、状況は却って良くなっているのが驚きだ捨てる神あれば拾う神ありの この言葉をしみじみ実感した半月だった。「泣いていても、仕方ない兎に角、動こう」と途方にくれながらも頑張った成果なのかなぁ。 その間、博多では、あの大地震に出会いテーブルの下にもぐり込んで難を逃れたり、(大濠公園のボートハウスのベランダで暢気にお食事中でした)天神の福ビルのガラスが砕け、散乱している様子なども運転しながら目撃したり、(式の途中の花嫁さんなども、歩道に出てて騒然としていました)熱を出して、倒れたり(ぐりママに看病してもらいました)十数年ぶりの中洲ですみれ会の集ひをやったり(最強メンバーが揃いました)阪急インターナショナルの素敵なBAR CERESでバンブーというカクテルを飲んだり(^^♪(竹のように爽やかでとってもおいしい)とにかく激動の日々でした('_')詳しい内容は書けないのが残念ですが・・・いつのまにか4月になってて、書き込みのお礼もする余裕がなく、また大慌てご挨拶に回りたいと思っています。はっと我にかえれば、春真っ盛り、桜も明日には咲き始めるかしらお庭は菜の花がいっぱい咲いています。今日より楽天復帰できますので、よろしくお願いしますね。
Apr 1, 2005
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白桃は散れどもちれどちり止まず我が愁ひにも泪にも似て 「幻の花」・春より秋へ白桃の花びらがはらはらと散る散ってもちってもちりやまない恋に愁ふ私の想ひもはれることなく泪は後から後からあふれて とまらない*麗人・白蓮の頬を濡らす泪は、白桃の花びらにも似て・・・もう一首 やはり「幻の華」よりやはやはと春艸萌ゆる野の末に誰か我がため泣く日とおもへる::::::::::::::::::3日前の夜中・突然モニターが真っ黒に変わり、どうにもならなくなった。原因は不明デルのパソコンでまだ、2年もたっていないのに・・我が家は、すべてパソコン中心に回っているので、どうすごしていいのやら、親子とも、うろうろするばかり何をするにも落ち着かないことこの上なしどうすごしたらよいのかわからない。勉強(子供は)読書・片付け・家事(私は)とやるべき事は幾らでもあるのにどうもおちつかない。いつも、のばしのばししている日記の更新さえ、気になって仕方がない。完全な、ネット中毒、電脳空間依存症・母子なのだ。禁断症状が出ていたかもしれない。時々気まぐれに現れる画面は正常に表示されているので、問題は、ディスプレイだろうと子供と相談し、土曜日の昨日、熊本市まで、買出しに出かけた。取りあえずノートでも買おうかとも考えたが、焦って買うと失敗しそうなので、市場調査?だけぐるりと回り、3万程度の品に決定5年保障のデオデオ熊本本店にて購入。決算大処分ということで、少しは安くなってるらしい17インチ、スピーカーつきの、モニターを購入した。土曜日の熊本の街は、大分市同様、大渋滞であった。おまけに、電車道が走ってるので慣れない私はびくびくで運転していた。阿蘇のあたりは、-4℃に下がっていて久しぶりに寒い。小雪がちらつくので雪を待ち焦がれている子供は、大騒ぎするのであまりにも幼い!と運転しながら苦笑い。21時過ぎ帰宅早速、つないでみると、なつかしい画面がなんなく現れた。よかったぁ。親子で硬く握手して喜びあう。大げさではなく二人にとっては死活問題なのだ。モニター画面は心なしか以前より美しい。感激しながらもまたもや、親子での激しい取り合いとなる。共有では、もはや限界。いいノートが欲しいなぁ。ノートをもって旅するすみれ想ってのにもあこがれたりする。
Mar 13, 2005
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梅の花を折りて人に贈りける君ならでたれにか見せむ梅の花色をも香をもしる人ぞしる 古今集・38貴方以外の誰に見て欲しいと想うでしょう匂い咲くこの梅の枝をこの花の色をも香りをも趣のわかる貴方だからこそ・・わかってもらえるだろうとお贈りするのですよ紀貫之の従兄弟で三十六歌仙の一人。小倉百人一首の歌は名歌として有名。さくらの花のちるをよめる久方の/光のどけき/春の日にしづ心なく/花の散るらむ桜の季節も待ち遠しくなるすばらしい歌・・梅もいいけど、やはり桜が好き、特に夜桜がいいさらに、山桜もいい・・・・・・・・・・・・・・我が家の梅の木は、昨年、剪定されすぎて、とうとう花芽がつかなかった。素人同然のシルバー人材センターのおじさまが、切り刻んだせいかと、不安な気持ち・・・来年は大丈夫かなぁ相変わらず、荷物の整理が続いている。もう悠長なことは言っていられない。パソコンに向かう時間も、惜しい毎日だ。いよいよ、古い手紙や日記、手帳などが続々、古いダンボールの底から現れてくる。日記に関しては、若かりしころの私が、なんやかやと書き綴っている。当時はそれなりに、悩んでいたのだろうが、読むに耐えない、粗末な中身なので、思い切りよく、ぽんぽんと、ゴミ箱行きとなる。きれいさっぱり、過去への執着はなくなっているのだ。それに引き換え、昔の手帳は面白い、まったく、記憶にない人の名前がところどころに出てくる。一体、どういう関わりがあった人なのだろう?日記のように、ぐだぐだとではなく、簡単に日々の行動をメモしているのが、わかりやすい。これは、捨てずに残しておくべきだ。冷蔵庫の中身も整理しているが、数年まえに、お隣の奥さんに教えてもらった桜の花の塩漬けが、その名のとおり塩漬け状態で発見された。八幡様の境内に咲いていた濃い色の牡丹桜を葉っぱと共に漬けたものそのまま、処分も考えたが大阪に、小分けしてもって行くことに決めた。手作りのさくら湯なんていいかも淡いピンクの色でほのかな香りも残っている。
Mar 7, 2005
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冬雲をこほるかと空さへみえて月のあたりむらむら白き雲もさむけし 風雅781今宵の空は氷るかと見え月のあたりにむらむらと群がる白い雲は寒々とした月の光を映している・・・・・・・・・・今日は、整理中の荷物の中から、母のウールの着物を引っ張り出して、ためしに着てみた。楽天日記のどなたかが、「冬こそ着物を、気軽に着てみようとても、暖かいし・・・うわっぱりを着れば、着崩れてもそう気にならないですよ」とこんな感じで書いてあるのに、刺激を受けてのこと堺に住んでいた頃ちょっとだけ着付けを習った。それっきりだったので悪戦苦闘したが、なんとか、ごまかし鏡に全身を写してみる。なんだか、母の若いころに似た人がいる・・誰? 私だった・・不思議な喜び、なつかしい人にまた逢えたかんじ・・・・近所のおばあさん達から「○ちゃんはますますお母さんに似てきたなぁ」と、よく言われる。これは悪い気はしないのだというよりほめ言葉ととれる。母は綺麗な人だったんだもの。いつも着物をきていた。素敵な人だった。ハンサムな二人の兄たちは母親似。私だけが、父親似だといわれていて多感な少女は結構傷ついていた。自分を「赤毛のアン」になぞらえて、せめてドレスの似合う、素敵な女性になりたいと夢みてた。「そばかすだらけ」「赤毛」っていうのと「スタイルはまあまあ」らしかったので、アンと自分をダブらせていたのだ。勿論ギルバート役の男の子も密かに決めていた。色白の頭のいい○○君に・・それから、「足長おじさん」「嵐が丘」「レベッカ」「風と共に去りぬ」なんかに続き、これがロマンス至上主義・勘違いの人生の始まりとなる。大阪の親友が着物の着付けの先生なので、田舎の着物は今回すべて運ぶことにする。猛特訓をしてくれるというので、楽しみ。とにかく、着慣れることが、一番というので、今日から重労働以外は、きておこう。割烹着も母の残したものが、たくさんあるし、着物を着ると、気分が変わる。しっとりと、女らしく変わったような・・・ジャージ姿で月を仰いでも雰囲気が出ない。着物姿のほうがすみれ想には似合うかも・・・なよなよとした着物姿は無理だけど、大正浪漫風が素敵、モダンで粋、銘仙の柄なんか、驚くほど、おしゃれだ。少女時代の愛読書、森田たまのエッセイなどこれを機に再読してみよう 、
Feb 28, 2005
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月やあらぬ 春や昔の春ならぬ 我が身一つはもとの身にして 古今集巻十五・恋この月は 去年のあの月とは違うのか春は 昔の春ではないのか私だけが 昔のままに 変わることなく こうして ここに 居るというのに・・・恋しい人の姿はみえない・・・・光源氏のモデルともいわれ 色好みで名高い業平のあまりにも有名な歌です。この歌をご紹介したくて梅の花が匂う満月のこの夜 を待っていました。とてもロマンチックで1000年前の貴公子の切々たる想いが伝わってきます。とはいえ、訳のほうは、女歌っぽく変わってしまいましたが・・・伊勢物語に「・・・又の年の春、梅の花さかりに月のおもしろかりける夜、去年(こぞ)を恋ひて、かの西の対にいきて、月のかたぶくまで、あばらなる板敷にふせりてよめる」悲しみにくれて歌を詠んだあと、夜明けになって泣く泣く帰っていったとあります。この後あっと驚く行動にでる、業平の話があります。また後日・・・・・・・・・・・・今日はうちのトイレを改装に来ていた、工務店の人が倉庫のスピーカーを見つけ家で使いたいからと 持っていってくれた。ジャズ好きだった長兄の形見なので、捨てがたく どうしたものかと迷っていたのでうれしかったのだが・・「音楽が好きなので・・・」というから、「どんな音楽ですか?」とつい聞きたくなるすみれ想・・・「ジャズです」ええっこんな山里にそんな人がいたなんて!「私も結構 好きなんですよ」と話が弾む何でも 東京でセミプロでやっていたそうです。楽器は色々・・・・今では家業をついで、作業着をきた社長さん山暮らし だから、ボリュームを思いっきり大きくできるのが良い と話が合う。都会のマンションでは、そうはいかないだろうここでは子供を叱るときは、大声でも、大丈夫、裏山にどかぁんと響く位かなおかげでストレスがたまらない。それに今の調子でどすどすと家の中を動き回れば、上下階の住人からも迷惑がられる可能性も大。少しづつ切り替えていかないと・・・つまり 上品に変身しないと・・・・・大丈夫かしら
Feb 25, 2005
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月前恋を恋ひうれへひとりながむる夜はの月かはれやおなじ影もうらめし 玉葉集・1485恋心に憂いながら一人で眺めている夜半の月光よ 変わって・・・・あの逢瀬の夜 空に輝いていた月の光と同じだなんて・・・逢うことも叶わぬ今となっては凍りつく蒼い月影が一層美しいのもそれさえも、ただ恨めしく、切ないばかり・・・・・・・・・・・・・・しばらく更新を休んでいたのは、大阪に出かけていたから、新居には来月は入居できるので、ホテルに泊まる必要もなくなるということで、人気の大阪のホテル回りを楽しんできたのでその御報告。今回は、ザ・リッツ・カールトンとリーガロイヤルの二つ。ザ・リッツ・カールトンのほうは、若い女性に人気があるのは無理もない。重厚なインテリアで、ロビーにも暖炉があったりして雰囲気が最高。日本ではまだ大阪にしかないとのこと。ティーラウンジでは、バイオリンとピアノのミニライブがあってたりして、とても楽しめた。お部屋は、角部屋だったので、窓が大きく、淀川が見えたりして居心地も最高。アメニティもかなりの充実度。但し、裁縫セットのはさみが、使わないうちにばらばらになったのには、あきれてしまった。100円ショップにも売っていないほどの粗末なものだった。リーガロイヤルのほうは、関西の玄関口とのことで、伝統と格式の歴史あるホテル。以前に、リーチバーには行ったことがあって、今度は泊まってみたいと思っていた場所。バスルームは、阪急インターナショナルなどの新しいホテルとは比べ物にならない程狭い。しかし、いいお部屋が取れていたので、居心地はよかった。夕食は東京竹葉亭での鰻づくし、かの斉藤茂吉がご贔屓にしていたお店らしく、ダイエット中だということも忘れ、もりもり食べてしまった。その後楽しみにしていた、リーチバーへ行く。バーナードリーチ設計の竹の壁や、椅子などどれをとってもこだわりの物ばかり、竹好きのすみれ想はそっと飴色の竹を触ったりもしてみた。BGMを一切流さないのがまた新鮮でこれぞ大人のバーという雰囲気、前回は、十代とおぼしき子供たちが多数入っていたので、残念だったが、今回は、一見大人ばかりの客層だったので、落ち着くことができた。民藝派の著名な作家たちの作品がづらり並んでいる。パンフレットを2冊もらってきて、今度、大阪ですみれ会を開くことがあったら、このホテルを候補にしょうと決めた。老舗の魅力か、底力か?すごく気に入ったホテルだった。朝出発前にお茶を飲んだ広々とした和風のティーラウンジも好きな場所になりそう大体、田舎者のすみれ想は狭い所は息が詰まってしまう。天井が高く、広々した場所を好むのだ。今、広々とした、田舎の我が家で日記を書いている。空気もきれい、空には満天の星。水も名水ときている。お米もおいしい。人情は濃いい(濃いすぎるところも?)しばらくは大阪とこの山里の二重生活。それぞれのよさを満喫できればうれしい
Feb 22, 2005
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朝雪といふ事をうすぐもりまだはれやらぬ朝あけの雲にまがへる雪のとほ山 風雅集・845薄曇りの今朝の明け方まだ晴れきらないに空に雲と見まがうように真白な雪に覆われた遠山がみえる徽安門院は花園院の皇女後期京極派の代表的女流歌人です。どの歌も、自然を素直に詠み込んでいてわかりやすくいい歌です。好きな歌人の一人です。昨日は熊本県小国町まで、さちこさんとドライブ。お勧めの、古布や骨董を集めているというお店にいってきた。民家を改造した店内は2階まで、ぎっしりと、古民具や着物が並んでいた。今から、また菊池市方面へおでかけ・・・小国のお薦め情報は、また夜にでも・・・・岡本豆腐店という、おいしい豆腐屋さんも見つけています。
Feb 12, 2005
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ねざめして誰かきくらん此のごろの木の葉にかかる夜半(よは)のしぐれを 千載集・202暗闇の中何故か目覚めてしまった庭の方より、かそけき音がきこえる・・時雨が降っているようだあれは今の季節の枯葉に落ちる雨だれの音か誰が聞いているかしら・・・いいえ、誰もいるはずがないこんな真夜中だもの・・暗闇に独り耳を澄ましている・・たとえようもなく寂しい音にかすかな音に・・・・・・・・子供が風邪をひき、学校を休んでいる。3日ぐらい前から鼻水をたらしていたので警戒していたが、ついにダウン。幸いなことに、高熱は出ないまま、快方に向かっているので、一安心。今年のインフルエンザは、熱が出なくてただの風邪のようだと、担任の先生が電話で話してくれた。そうなるとインフルエンザか否かの判定はどうやって調べるのだろう?今日は変に生暖かい。国道を走って熊本方面に向かっていた今朝のこと、はっと気づいた。ここはどこだろう???右折するべきところを、通り過ぎて暴走していた。その間、全く記憶がない。あわてて、ユーターンして戻ってみると、結構な距離を記憶がないまま走っていた。自動運転装置でも働いていたのか?ワープしたようで、怖くなった。高校時代、授業中、よくこういう事があったっけ。先生から指名されて、はっと気がつくと、何も聞いていない頭の中は真っ白になる。居眠りしているのとは、違う感覚なんだけど・・・
Feb 8, 2005
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いくとせの前の落ち葉の上にまた落葉かさなり落葉かさなる 翠渓歌集 「東の啄木、西の翠渓」と言われるほどの歌人であったが、病のため31歳で早世している。『新・夢千代日記』(NHKドラマ)で松田優作が純孝の役を演じたらしい。今日は大阪のマンションに運ぶ本と置いていく本の仕分けをやっている。最近の10年、読み続けていた精神世界関連の本は卒業しすべて、友人に譲り、もっていくのは、ジャズ関連、短歌関連、の本に絞る。(と書くと凄い蔵書のようだが、実はささやかな量です。)たびたび、手が止まり、中身が読みたくなり、相変わらず作業は進まないのだが思いがけず、翠渓歌集(復刻版)が出てきた。なにげなくぱらぱらと、めくっているうちに、彼の薄倖の人生と悲痛に満ちた想いが胸に迫り、たまらなくなったが、堪えて、続けて読んでいく。職を失い、絶望的な病の床で詠んだ歌ばかり、だが、この歌のように、死への諦観をかんじさせるものもある。上田敏の序に「哀しいかな、神々の愛するものは夭折する。かかる芸術の先駆者には不幸短命の人が多い。前田君もまたその一人であった・・・」とある啄木もまた然り・・与謝野晶子の献歌若き人/はやく世になし/その歌は/しら玉のごと/後を照らせど天地(あまつち)も/かなしかりけり若き子の/死にたる後の/歌におもへばそれにしても、どうしてこんな本が我が家にあるのだろう?誰が買ったのかなぁ?父?母?兄たち? みんな雲の上なのでわからない。ほかにも、吉屋信子のある女人像(近代女流歌人伝)など、丁度私が探していた本が、数冊見つかった。原阿佐緒に関して、「時は償う」が書いてある。今興味をもっている、日本三閨秀歌人の一人で、もうすぐ、九条武子や原阿佐緒の他の本も手元に届くはず・・・ネットでも、ある程度は調べられるが、限界がある。やはり、本に勝るものはない。
Feb 3, 2005
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我が背子とふたり見ませばいくばくかこの降る雪の嬉しくあらまし 万葉集巻八・一六五八 あなたと いっしょに今夜の この雪を 一緒に眺めたかった・・・愛しい人と 二人であったならどれ程 この降る雪が 嬉しく思われるでしょう・・・光明皇后(こうみょうこうごう)が、聖武天皇に贈った歌。 藤原不比等(ふひと)の娘であり、光かがやくように美しい ということから光明子とも呼ばれる。慈悲深く行動的で、施薬院・悲田院をつくるなど貧しき人々への救済活動を率先して行なう。しかし、この歌では、、一人の妻として、女性として、夫に対する愛情を素直に素朴に詠んでいて とてもほほえましい。・・・・・・・・あっという間に2月に変わった。この一月の速かったこと!家の荷物の片付けも、ほとんどすすんでいない。捨てても捨てても、後からあとから色んなものが出てきて、ついつい、読んだり、思い出に浸ったりするので、作業がはかどらないのだ。それでも、冷蔵庫は博多の知り合いに、電子レンジは近くの友人にもらって貰えるなど、それぞれの行く先も段々と決まりつつある。車は、しばらくは、大阪とこの山里の二重生活となるため、おいておく事にした。今日は久しぶりに、地元の手作り作家たちを訪ねて、竹雀庵の拠点を大阪へ移すことを報告。そのうちの一人、幸子さんの作る古布の巾着は、可愛くてなかなか評判がいい。汀工房製のすす竹のペンダントの紐を古布で作ってもらおうとお願いしてきた。いずれ、楽天で販売したいと思っている。でも、写真では、実物のよさはなかなか伝わらないようだ。彼女の集めたたくさんの古布や、古い着物や帯を見せてもらったけれど、色んな種類があって、わからないことばかり勉強不足をつくづく思い知らされた。明日から平地でも雪が10センチ近く積もるとの予報。雪が大すきな子供のためにも、どうぞ予報があたりますように・・・朝目覚めた彼の目に、一面の銀世界が飛び込みますように・・
Jan 31, 2005
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黒髪を水藻のごとく浮かせてはいでゆの中に身をひたし居り静けさはいでゆの窓ゆ大空の雲よりほかに動くものなし 「幻の花・湯の里」7歳年下の東大生宮崎竜介と運命的な出会いをしたのが別府の赤銅御殿である。湯船にひたりながら、想う事はひたすら・・・恋しいあの人のことばかり湯の里別府別荘は、今は取り壊されて、住宅地の中に歌碑がたっている先日遠縁のおばあさんに白蓮の話をしていたら、10数年前になくなった、ご主人が、その建物に下宿していたとのことで、大いに驚く。ホテル赤銅御殿という時代もあったようなので、その頃のことなのか?定かではない。今日は友人と、長湯温泉(三船温泉)に行ってきた。なんと入湯料がわずか100円。民宿の隣にあり、かざりっけの無い、ひなびた温泉だけれど、お湯が湯船の中央からぶくぶくと豪快に湧き出している。当然、今はやりの掛け流しである。寝そべることのできる浅いスペースもあり、大空の雲を眺めながらゆっくりのんびりできるなかなかの温泉で、お気に入りになりそう・・・ぽかぽかしながら、雪の残る、山道を駆け抜けて戻ってきた。
Jan 28, 2005
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雪の降りけるをよみける冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ 古今集巻六・冬歌灰色の空より、舞い落ちてくるものは何・・あれは 一片(ひとひら)の花なのか・・・季節は 冬というのに・・・次から次へと舞い散る真白の雪はまるで 散りゆく花びらのよう・・・厚い雲の はるか向こうには確かに 春が来ているのだろうに・・・清原深養父は清少納言の曾祖父であり百人一首には次の歌がある。夏の夜は /まだ宵ながら /明けぬるを 雲のいづこに /月宿るらむ ・・・・・・・・・日曜日の朝、起きてみると一面の雪であった。前日は遅くまで起きていたのだが、雨が雪へと変わったことに、全く気づかなかった。前日灯油を買い忘れたせいで、我が家は極寒の冷凍庫のような有様やむなくお布団の中で午前中をすごした。前日の別府往復の疲れもありうとうとしながら寒さを凌ぐ。それはそれで、お寝坊の言い訳にはなった・・・午後やや雪も落ち着き、そろそろと車を走らせた結果やっと灯油を2缶買うことができた。これで、一安心。それにしても昔の人は、どうやって、こんな寒さに耐えてたんだろう?電気も灯油もない時代に?やんごとなき、身分の高い方々にしても、せいぜい衣装を重ね、火鉢にあたる程度だったのでは??真冬の恋歌が少ないのは、身も心も凍えて恋どころではなかったせいかも・・・
Jan 26, 2005
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月の光ひそやかに来て語らひぬ汝が思う人の面影みよと 「幻の華・几帳のかげ」昨夜のこと物想いにふけっている私ははっと気づいた。密やかな声が私を誘っているふらふらと庭に出でて夜空を仰げば、冴え冴えとした月の光が静かに語りかける。恋しい人の面影を追うときは我を仰げよ 我に祈れよ と・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今朝の朝日新聞に石川啄木の特集がでていて驚いた。朝日新聞の記者であったそうだ。1/16よりんさんとうか7722さんのプログで取り上げられてて過酷な啄木の人生に興味をもったばかりだったから・・・さんとうか7722さん1/16の日記このシンクロに、心底驚いた。最近、私の身辺にはこの手の偶然?が多発している。先んじて恋のあまさと/かなしさを知りし我なり/先んじて老ゆ 啄木今から別府方面へ子供と出かけよう。行き当たりばったりのドライブなので、どんどん出発が遅れている。いそがないと日が暮れて、例の月が出てしまう。別府には白蓮の別荘があり、幻の華・湯の里 にも20首ほど詠んでいる。
Jan 22, 2005
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淡雪のたまればかてにくだけつつわが物思いのしげきころかな 古今集巻十一・恋歌550庭に降り積もった淡雪は、先ほどから絶え間なく木々の枝より砕け落ちている。あまりの悲しみに耐えかねたのか・・・あなたを慕い心乱れた私はあの淡雪のよう・・はかなく、つらい想いが絶え間なくおしよせる。私の住まう山里は、九州の山中奥深く、高千穂、阿蘇、久住にそれぞれ車で一時間位に位置する。今朝は、久住の山々が、白く雪をかぶり、きらきらと輝いていた。見慣れた山も、雪のせいで、神々しく気高くみえる。
Jan 18, 2005
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ひるの夢あかつきの夢さめての夢に命細りぬ 「幻の華・仇なる花」夜も昼も、明け方も、あの人のことばかりが想い出されて夢うつつ・・・目覚めても、夢を追い、狂う程に、命も細る程にあの人が恋しい・・・白蓮のこの歌は、恋人宮崎竜介への狂おしい程の想いにあふれている。ななみ4583さん「妻の駆け落ち」というタイトルで白蓮について、詳しく書いてくれていて興味深い。彼女のHPに流れるインパクトのあるこのフレーズ!「みかえりの愛でもない、弱さからくる依存愛でもない、強さからくる真実の愛が知りたい」すみれ想もふむふむと大共感したものだ。白蓮も、「真実の愛」を求め、戦い勝ち取ったのだ。学生時代は、文法の講義ばかりで、面白くもなんとも感じなかったのに、今はすごく興味がわいてきている。ななみさんは、ありがたいことに、この満天の星を、文中にリンクしててくれてる。いままで、大雑把な意訳や異訳でやってきているので、大いに慌て恐縮してしまった。まじめにお勉強しようかな・・・それなりの人生経験を積んでるもの苦労してるし・・・私の中の受け入れる素地がやっと出来たということか?
Jan 13, 2005
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花と花うす紫と紅とうなつきあふは何のこころぞ 「幻の華 ・春より秋へ」薄紫に匂う花、紅に咲き誇る花対象的な二つの花が、今ここによりそっているこれは、神も御心なのか?それとも単なるの偶然なのか?誰にもわからない・・・けれど二人は出会ってしまったのです・・・今夜、やっとの思いで大阪より、戻ってきた。今回は、雪を警戒して、新幹線利用というルートである。ローカル線を何度も乗り換えて、やっと大阪梅田、あこがれのヒルトン大阪・33階へ・・・窓からリッッカールトンや、昔有名だった丸ビルを眼下にするすばらしい夜景が広がる。奥山に住まう私には、驚きの世界だ。今夜、車で帰りついた、我が家の庭の真上にはひときわ輝く満天の星が広がっていた。いつも、都会から戻るたびに、星の輝きが、強烈に感じ取れる。二つの世界を行き来してるからこそそれぞれの魅力を満喫できるのだろう。春より引越しをする、マンションがスムーズに決まった。他に調べる気にならないほど、立地といい、内装といい、間取りといい、完璧なに近いお部屋とめぐりあえた。あとはインテリアの手配をお願いしないといけない。田舎の荷物は、ほとんど持っていけない。雰囲気に全くあわないもの・・・収納もたっぷりあるので、箪笥なども置いていくことになる。上記の白蓮の歌は、彼女の「幻の華」の中で見つけたもの・・・おぼろげに覚えていて、なんとかもう一度読んでみたいと願っていた一首。新年早々出会えたことは、無上の喜びである。この本は、ネットで探すと、竹久夢二の装丁ということで、初版本は、結構高値が付いている。半ば、あきらめていたけれど不思議な流れで、私の元に届いた。すみれの宝ものとなる、大切な歌集だ。激しい恋の歌がたくさん・・・胸に迫る歌ばかり大正8年の発行。世にいう「白蓮事件」という大スキャンダルはその2年後である。
Jan 9, 2005
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恋ひ恋ひて逢へる時だに愛(うつく)しき言尽くしてよ長くと思はば 万葉集巻四・六六一番 恋しくて恋しくてやっと逢えたのだもの、やさしい言葉を一杯きかせて下さいね。いつまでもとお思いならば----。大袈裟でもいい、言葉を尽くして、愛しいといって欲しい・・そんな女心の歌です。可愛い女のこころですね。この歌を好きな人は多いようです。勿論私も、その一人・・・昼間、友人が訪ねてきた。我が家を春から管理してくれる人だ。気の早い私は、荷物を整理したくて、うずうずしている。ダンボール箱を集めて、向こうに運ぶものと、置いて行く物を仕分けするようにと教えてもらう。彼女は年下だけれど、私の何倍もしっかりしている。頼りがいがある人、今度手伝ってくれるそうだ。ほっと一安心。こう書くと、実は私が、大学へ入学以来、なんと二十数回お引越しをしている、大ベテランなんて、夢にも思わないでしょう?ところが、今回は、なんだか勝手が違う?何故かわからないけど、どうしたらよいのかわからない。両親の荷物もあったりで、量が多すぎるせいかも知れない。ともかくも、あと2ヶ月、この不安定な状態が続くことだろう。
Jan 4, 2005
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大直毘(おおなおび)の歌新しき年の始めにかくしこそ千年をかねてたのしきを積め 古今集巻二十・千六十九新年にあたりみなが集まり、千年もの先の繁栄を願って、「楽しき」という木を積み上げましょう聖武天皇の御前、群臣らがうち揃いあかあかとした御竈木の火を囲んで唱和したとされる。ついに今年も4日となってしまった。元旦に書いた日記は何故か消えてしまい、がっかりして今日まで、やる気が失せていた。何か、気負い過ぎた事でも書いていたので、このパソコンが消してくれたのだろう・・・そう思うことにした。時々、パソコンに独立した人格?でもあるんじゃないか?と感じることがある。今回もそう・・・上の歌のように、楽しきこと・繁栄を夢見てこの一年を過ごそうと、決めた。今年は、大変革の年、3月にはいよいよ大阪の地へお引越しとなる。山奥から大都会・大阪へ!どんな展開になるか人ごとのように、楽しみ.....
Jan 3, 2005
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年のはてによめる昨日といひ今日(けふ)と暮らしてあすか川流れてはやき月日なりけり 古今集巻六 冬歌 昨日はどうだったとか、今日は?明日はどうしょう?などと、毎日い言い暮らしているうちに一年が終わろうとしている。あの飛鳥川のながれが早いように月日に過ぎるのはなんと早いことよ!・・・あと一日しかない。それなのに、私の周りは何一つ、片付いてはいない。年賀状は勿論手付かず・・・・お正月の買い物も、まだ・・・この、大変なときに限って、楽天をあけ、日記を書いたりしてる・・・学生時代も、そうだった。試験の前になると急にお掃除をしたくなったり、本が読みたくなったりしたっけ・・・明日は、40分ほど離れた町に、お正月の買出しに出かける、それから、集中して大掃除というだんどり。子供と二人なので、叱る人もいないし、気ままではあるけれど、一年に一度くらいは、すがすがしい環境で過ごしたいのだが・・・。
Dec 30, 2004
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わが涙血ともなれかし血の痕の火ともなれかし君見む文に 「涙痕」あの人の読む手紙の中で私が流したおびただしい涙よ、真っ赤な血となれその血の痕は、火と変わるがいい。 不幸な初恋から生まれた歌集「涙痕」の一首。相手は、妻子ある不実な文学士であった。この時、彼女は第一子を生んでおり、歌のように苦しみに悩んで別離を選んだ。この頃から、歌に親しむようになったという。現代は、メールの時代メールの文でも、この激しい熱情は伝わるだろうか?久しぶりに日記に向かう。今年も、あとわずかというのに、やり残したことの多いこと!あと3日でばたばたと片付けなくてはならない。おまけに10月の中旬以来、じわじわと体重が増加し、ついに、顔が丸くなった!など、やんわり注意される。これは非常事態だ。はっと、我にかえれば、日記も、書いてはいないし、体重は増加してるし、友人たちへは、連絡を絶っているし一体、私は何をしていたのだろう????そう、私は夢うつつで日々を過ごしていたのだった。昨日、友人から来たメールの一節「いつも、あなたには、驚かされます・・・」とあった。私の近況を知らせたから。大抵の友人は私の落差の激しい生き方にあきれている。ある人はすみれ想の生き方を、「ジェツトコースター人生よね」と言っていたっけ。登りつめたことはないけど、確かに、浮き沈みの激しい暮らしをしている。人生後半戦にさしかかったというのに、落ち着くどころか新たな船出をしようとしている。行く先は? 一体どこに?
Dec 28, 2004
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