ほほえみの扉

　窓辺の薄紫のりんどうがほとんど、花開きました

 東の夜空には、いつもよりたくさんの星が見えました静けさの中、ジーンと感動して胸がいっぱいになりました。

＜Ｎｏ．２０　魔法　～素顔のままで～＞

　いつの頃からか、遊ぶこと、楽しむことを、あまりしなくなりました。

　義務感、～しなければが、いつの時も強い私がいました。
　そんなとき、身体が硬くなり、肩に力が入ります。

　小さな頃、いつも、キラキラ

　例えば、原っぱ、空き地の雑草をみつけ、それでたくさんの遊びをした。

　ひっつきむしを友達とひっつけ合う、ケラケラと笑う

　えのころ草で、くすぐる。（別名　ねこじゃらし）

　おしろい花の種を割り、頬におしろいのように、種の白い粉を友達とケタケタ笑いながらぬりあう。

　石ころ、砂、草、木、葉っぱ、水たまりetc・・・ で、たくさんの遊びをみんなで考え、暗くなるまでお腹を減らし遊んだ日。

　ひとり、部屋でいろんな空想をしながら、遊ぶ。

　真白な画用紙、クレヨン、絵の具で、立体のお花をたくさん作り、部屋中、飾る。

　大きな大きなダンボールに、穴をあけたり、マジックで書いたりして、自分のおうちを作った。

　時がその時は、止まったようでした。時間は関係ありませんでした。

　理由なく友達と、ただ、目が合うだけで、ケラケラと笑い転げる日。

　みんなの誕生日、びっくりさせる仕掛けとプレゼントを考える。ワクワク

　とてもおいしいケーキ屋さん。少し遠い。

　自転車２台にふたりのりで、友達４人でケーキ屋さんに行く。その道中、ケラケラと笑いながら。
ペロリとケーキ２個ずつを食べる。

  学ばなければ、家事をしなれば、〇〇〇～しなければ、etc・・・
　たくさんあるなあ。義務感が。

　家の椅子に座り、大きなため息をつく。

　パソコンの前で、大きなため息ひとつ。

　素の私。
  素顔で、白い何も飾りのないワンピースを着て、風を感じる。

　いつのまにか、キラキラと黄金の光に輝く

　羽が背中にはえてきて、空を飛ぶ。

　ティンカーベルのようになり、キラキラとした魔法の杖をもち、

　出会う人みんなの頭に、チョンチョンと杖をおく。

　そうすると、みんなキラキラとした光に包まれ輝き出す

　さて、さて、私は、これから、どんな魔法をかけましょうか

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