笏取り虫

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

turu164 @ Re:フロントブレーキ修理(05/09) こんな新車のようなバイクは初めてです。…
906tom@ Re:フロントブレーキ修理(05/09) 太田ガレージに入庫する中古物件にしては…
turu164@ Re[1]:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) グリフイスさんへ 今年は不動車になってし…
グリフイス@ Re:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) バイクも車も同じですが、ほおって置くと…
グリフイス@ Re:フレンディーでキャンプに行ったものの(04/18) 良いですね。最高じゃないですか。ひとり…
2017.04.01
XML
カテゴリ: HONDAスーパーカブ90
フロントは磨きで何とかなったが、リアはメッキ層が完全に剥がれてしまって赤サビが酷く、どう見ても無理なので以前TY50に使えたら持って帰りとdoctorから頂いたタイヤ付きホイールが倉庫にある筈なので、探したら出て来た。
記憶通り、リムやスポークにもサビは殆どないリアホイールの上物(これを旧型と呼ぶ事にする)である。サイズを確認すると、J17×1.40  12  16 --17 07--となっており、この車体のフロントと全く同じである。
このカブ90はフロントもリアも同じJ17×1.40のリムを使用しているのだが、リアのリムの表示はJ17×1.40  14  16 --17 07--となっており、数字が一箇所だけ異なる。前半の数字はリム径とリム幅を表しているものだが、後半の数字はどういう意味か、さっぱり分からない。12が14になっているのはどこがどう違うと言うのだ。
旧型とリアを並べて新聞に毎週掲載される「7つの間違い探し」を見つけるように、じっくりと比べて見た。
1.スポーク形状  ハブ側が太くリム側が細い段付きになっているが、径も同じである。
2.ニップル形状  径も長さも同じである。と言うことはニップルホールも同じである。
3.ニップルホールの角度  同じである。

と、言う結果で、間違い探しは出来なかった。もう実際に組み替えてみるしか違いを判断する方法はないだろう。
さて、スーパーカブ90のフロントリムとリアリムの互換性はあるのか。換装が出来たとしても問題はないのか。ネットでも出て来ないこの人類の危機を救う大問題について進んで人柱になってやろうじゃないか。
先ずは手持ちのフロントホイールからタイヤを外す。カブのタイヤなので2本のタイヤレバーで簡単に外せた。ニップルレンチとプラスドライバーでスポークを外して行く。サビが無いので、殆どドライバーだけで緩める事ができたのは有り難い。リムはボンスターで磨くと新品の様な輝きを取り戻した。
次はリアホイールを取り外しに掛かる。チェーンケースを撤去し、トルクロッドのボルトを外し、ブレーキアームのアジャスターナットを外し、左右のチェーンアジャスターのナットを緩め、アクスルシャフトのナットを緩めるとホイールがフリーになって前方に押し出すと.....。押し出すと.....。
動きませんホイールが全く動きません。何故??よく見たら、アクスルナットの奥に更にナットがあった。23ミリの大口径だ。しかも薄い。スパナで緩めようとしたが、かなりのトルクで締め上げているようで、ナットの角をなめそうだったので、ソケットで緩めた。カブは何故こんな構造にしてあるのだろう。チェーンを外して、やっとホイールが外れた。
古く硬いタイヤを外すには力がいったが、何とか外れた。中のチューブを取り出してみると、やたらと重くてゴツい。リムから付着したサビを除去していたら、スペシャルチューブなる表記を発見。何でもこのチューブはパンク予防液を注入したHONDA純正の特殊構造二重チューブだそうである。
トライアル用のヘビーチューブは知っていたが、スペシャルチューブなるものは初めて見た。手持ちのフロントホイールに入っていた普通のチューブとは厚みも重さも全然違う。少々の事ではパンクしそうもない。
さて、いよいよリアホイールのハブとスポークを残して、リムだけ旧型と付け替える作業に掛かるのだが、ネットに簡単に換装する方法が載っていたので真似して見る事にした。
予めニップルを緩めたリアホイールの上にバルブ穴とニップル穴の角度を合わせたフロントリムを重ねる。リアホイールのスポークは真上から見ると1層目、2層目、3層目、4層目と9本ずつ層になって組み込まれているので、一番上の一層目から1本外しては移植先のリムの同じ位置に取り付けて行く。この方法だと順番や位置を間違える事もなく。至って簡単にハブとスポークがフロントリムに移植する事ができた。素晴らしい。皆さん良く研究されており、頭の下がる思いである。
移植したスポークを対角線にネジ山の締め具合を同じようにして2回に分けて締め込んで行く。アクスルシャフトに通して振れ幅を見ると少し左右に振れるが許容範囲だったのでそのまま振れ取りは省略。
リムバンドは比較的綺麗だったフロント用を再使用。チューブはスペシャルチューブを再使用。タイヤはリア用を再使用。組み込む時にはビードを磨いてシリコンスプレーを吹いたらスンナリと入った。


カブ90のフロントと全く同じ旧型ホイール

車体から外したサビサビのリアホイール

リアに付いていたスペシャルチューブ

換装中の新旧リムを立ててニップルホール形状の比較を行う

換装が終わった新旧リム






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.04.01 06:38:07
コメント(0) | コメントを書く
[HONDAスーパーカブ90] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: