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このチェンソーはKIORITZ/共立チェンソーCS3411Gでネットで調べてみると、取り扱い説明書が掲載されていた。共立チェンソーなど聞いたことも無いメーカーだが私が知らないだけでチェンソー界ではメジャーなのかは分からないが、取り扱い説明書やパーツリストをネットにきちんと上げているところを見るとしっかりとしたメーカーだと思われる。
試しにエンジンを掛けてみるが、なるほど掛からない。しかし、一度掛かると問題無く使用できると言う事なので、原因はキャブでは無いような気がする。取り敢えず本体のカバーを外すのだが、このプラのカバーは両側にラッチが2つ付いており、これを外すとカバーが外れるようになっているので、機関部へのアクセスがとても簡単である。
カバーを外すとプラグ、エアークリーナー、キャブが見える。エアークリーナーは木屑の粉のような物が、溜まって変色していたので、外して圧縮エアーを吹いて掃除した。次にプラグを外してみると、真っ黒に煤けていたので、真鍮ブラシで電極の地金が出るまで、磨いて取り付けた。
キャブを留めるボルトは頭がトルクスになっているのは珍しい。素人は触るなという事だろうと思い、キャブはそのままにして取り扱い説明書を読んでみると、リコイルスタータを引いて初爆があったらチョークを戻すと書いてあったのでその通りにしたら、あっさりと掛かった。
その後何度やっても1発で掛かる。回転も上がるし問題ない。会議の帰りとなった夕刻にチェンソーの回収に来たので、その場でエンジン始動を見せて、チョークの使い方の説明を行った。やはり初爆があってもエンジンが始動するまでチョークを引いたままにしていたらしい。そうするとプラグがかぶって益々始動出来なくなり、プラグが黒く煤けるので火花も弱くなる。という事なのだろうと解釈し、チェンソーの修理は一件落着とした。
共立チェンソーCS3411G
木屑の粉様の物が堆積したエアークリーナー
真っ黒に煤けたプラグの電極
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