全99件 (99件中 1-50件目)
2012年08月16日
コメント(0)
2012年08月15日
コメント(0)
2012年08月14日
コメント(0)
2012年08月13日
コメント(0)
2012年08月12日
コメント(0)
2012年08月11日
コメント(0)
2012年08月10日
コメント(0)
2012年08月09日
コメント(0)
2012年08月08日
コメント(0)
長い間、ごぶさたしてしまいごめんなさい。。。。。あれから・・・色んな出来事があり、一時期はパソコンも失くしてました。毎日、サイトやみんなの事を気にしながらも・・・更新不可能で・・・生と死の闇を彷徨いながら・・・何とか不死鳥に戻ろうと頑張ったよ。あまりにも、状況の変化が厳しすぎて、正直何から書けばいいのかまだ、心の整理は着かないけど・・・少しづつ。。。みんなに話したいと思ってるこの楽天広場も知らない間に、ずいぶん変わったねアタシの人生も大きく変わり、アタシの心や気持ちにも様々な変化がありました。・・・パソコンも失くし、道も閉ざされ・・・アタシの心も闇に閉ざされ・・・身も心もボロボロに傷つき・・・今は難病と戦う日々になり・・毎日、痛みと格闘してるけど・・・ある人達との出会いで、たくさんの勇気をもらい何とか生きてるよラッキーもマナも元気だよ(マナは14歳中2になりました)一つだけ言えるのは、真実の愛は、永遠でも真実でも無かった結果で終わりを遂げたけど・・・「裏切りの愛」で終止符をうちました。。。それも、普通の裏切りでは無く、信じられないような結果でした・・・だから、続きが、書けなくて長~い冬の吹雪が去るまで・・・じっと春の日差しを待ち続けました。。。一時はネットカフェに行き画像を変えたりしてましたが、みんなの日記に足跡を残す勇気さえありませんでした。。。本当に、申し訳無く思ってますが、これも優の人生の足跡の1ページだから真っ直ぐ、受け止めて生きる事にしました。。。。これから、少しづつ歩いて行こうと決めて今日やっと更新する事が出来ました。去って行った人も居るでしょうが、たった一人の訪問になっても・・・アタシは人生の幕が降りるまでは書き続けたいと思ってます。。。長い留守の間、訪問カキコしてくれた人達、励ましてくれた人達、勇気をくれた人達に心からありがとうって言いたいです。。。本当に、ありがとうございました。。。 2006/1/26 優
2006年01月26日
コメント(4)
長い間、更新出来なくてごめんなさい。m(__)m留守の間、変わらず、訪問、温かいメッセージを本当に、ありがとうございました。m(__)mPCトラブルから、始まって・・・急な引越しになり、心労と疲労が重なり・・・緊急入院になり、今日やっと退院して来ました・・・(^^ゞ『ハイケッショウ?』の危険があり、主治医から・・・(命の危険あり!)と言われ、即入院って言われた時は・・・さすがに・・・ビックリして、目が点になったけど・・・マナちゃんの事が、気がかりで入院を引っ張ろうとしたけど・・主治医に、(死ぬか、足を切断するかのどっちかになる!)と・・きつ~い、一喝を受けて入院しました・・・(ーー;)又、命拾いしちゃいました・・・(^_^)v毎日、点滴と安静で・・・(腕が、ヤク中?)みたい・・・今は、飲み薬に変わったから・・・退院しました・・・でも、まだ本調子じゃないので・・・自宅安静の身です。・・・10日の日に・・・再検査をして結果により・・・再入院もありえる状態なので・・・^_^;まだまだ、日記の更新も出来ないと思いますが・・・一人でも、応援してくれる人が、居る限り・・・優は、不死鳥のように必ず戻って来ますので・・・これからも、温かく見守って下さいね。(^o^)丿よろしくお願い致します。・・・m(__)m・・・本当に、ありがとうございました・・・ 4/5 優より
2004年04月05日
コメント(7)
これは、卒業を迎える 最愛の娘 マナちゃんへのアタシからのLoveレターです。小学校で、卒業式の日に、発表されるLoveレターだよ。(^_^)v内容は、たいした事の無い文章ですが・・・気持ちや、色んなたくさんの思いを込めた我が娘 「マナちゃん」への旅立ちのメッセージです。m(__)m良ければ、気が向きましたら「感想」を足跡へよろしくお願い致します。m(__)mマナちやんへ2人で、生まれ故郷 高知を 出て来てから3年と7ヶ月・・・色んな事が、あったね。母さんは、いつもあなたの笑顔に支えられて来ました。楽しくて幸せだった神戸での暮らし・・・パソコンの学校に通ってる母さんをあなたは、一生懸命 助けてくれたね。一緒にお買い物に行ったり・・・お休みの日に、二人で自転車に乗り、デニーズのパンケーキを食べに行って「すごくおいしいね。又一緒に来ようね。」って約束した事を覚えてますか?あの時のマナちゃんの笑顔は、母さんにすごい、勇気をくれたよ。・・・でもね、マナちゃんに、「どうして母さんは障害者なの?」って真正面から聞かれて・・・「障害者の母さんは嫌や!」って泣かれた時は・・・すごく悲しかったよ。貧乏な事を責められるよりも、父親の居ない事を悲しまれるよりも、ずっと・・・悲しかったよ。だって、こればっかりは・・・母さんにも どうする事も、出来ないもんね。普通のお母さんのように・・・マナちゃんと、走ったり、スポーツしたり出来ない事はすごく悔しいけど・・・でもね。気持ちだけは、いつも普通で居るよ。マナちゃんと一緒だよ。・・・悲しい出来事が、あって、あなたと一緒に死のうとした時・・・あなたは・・・小さな身体を震わせながら、涙をこらえ、真剣に母さんを叱ったね。・・・あなたは、「信じる事を教えてくれた」いつも、赤ちゃんのように甘える・・・マナちゃんが、すごく たくましく見えたよ。ありがとうマナちゃん。・・・あなたが、居てくれたから・・・生きてられる・・・信じてられるよ。・・・三重に来てから、初めての環境に最初は慣れなくて、不安や、とまどいも、いっぱいあったね。・・・時々、悪さもして、ハラハラ、ドキドキさせられたけど・・・あなたにとって、楽しい人生の1ページになったと、母さんは思います。・・・犬のお散歩に行ったきり、夜になっても帰らず、三重のおばあちゃんやヘルパーさんまで、巻き込んで警察に知らせようとしていたら・・・犬と一緒にちゃっかり部屋で、寝てた時は・・・、びっくりしてマナちゃんを起こして、その理由を聞いた時は・・・母さんもばあちゃんもヘルパーさんも怒る気力を無くしたよ。。。理由は・・・「公園で、友達と犬と遊び疲れて、寝っころがって空を見てたら、あんまり空の星が、きれいで見とれてるうちに、そのまま寝てしまった。」「目が覚めて・・・夕方6時位だと思い(すでに、10時を過ぎてるし・・・)寝とボケ半分で帰って来て犬ごと部屋に寝た・・・」・・・母さん達は、あきれかえって、言葉が出なかったよ。・・・その後12時頃に・・・起きて来て、「母さん、お腹すいた~」には・・・ホントに参ったよ。・・・後で、聞いたらマナちゃんは、全然覚えてないうえに、「マナ、どうやって帰って来た~?」・・・(なんちゅう、やっちゃ!)・・・(ーー;)そんな、マナちゃんも もう卒業なんだね。・・・もうすぐ、中学生になるんだねあなたが、産まれた時が、母さんには最近の事のように思えるよ。・・・「子供は巣立って羽ばたき、親から離れていくもの・・・」それは親にとっては淋しい事だけど、何よりも喜ばしい事なんだよね。・・・此処の小学校で、お世話になった先生や、あなたを助け応援してくれた友達の思いやりを忘れてはダメだよ。何処に行っても、いくつになっても・・・それはあなたにとって大切な「人生の足跡」になるからね。・・・天真爛漫で素直な純粋な気持ちを忘れないで欲しいと・・・母さんは・・・こころから、願ってるよ。がんばってね・・・いつも、あなたを見てるから・・・少しだけ成長した、マナちゃんの新たな旅立ちに「乾杯!」・・・そして、これからも、親子二人三脚で、頑張ろうね。マナちゃん、卒業 おめでとう。そして・・・ありがとう。 2004/0319 母さんより・・・ 3/15 優
2004年03月15日
コメント(7)
娘は、小学3年生、息子は、小学2年生の時から・・・母の店で、手伝いをしていました。・・・(させられた・・・?)娘は・・・海苔巻きの練習・・・息子は、出来上がった寿司の運びやさん・・・・アタシの母は・・・アタシには、何も教えてはくれませんでした最初に、見本を作り・・・それを見てマスターしなければ・・・商売には、ならないと・・・いつも怒られて・・・(ーー;)・・・家庭で、作る料理や酒のつまみなんかは、手馴れてても・・・商売にする寿司なんて、初めての経験で・・・最初は・・・随分、失敗もしました。・・・^_^;娘と2人で、何度(止めたろか?)と、逃げ出そうとしたか・・・でも、悔しかったから・・・負けたくなくて・・・何度も何度も・・・チャレンジして、母以外の人達は喜んでくれました・・・母は、決して「偉かったね。とか、頑張ったね。」なんて甘い言葉は・・・言わない人だったから・・・アタシは、料理は習う物じゃなくて、見て盗む物なんだと・・・味は、食べて舌で、盗むんだって事を母に無言で教えられたような、気がします。それプラス自分流のアレンジ・・・習う料理は・・・規定の味です。家庭で、通用しても・・・それでは、商売には、通用しません。・・・母は、他の人の失敗や気に入らない事があっても・・・その人じゃなく、何でもアタシに刃を向けました・・・悔し涙を隠れて流した事は、数え切れないほどあります。・・・昼間の食堂の仕事の手伝いの時も・・・傷み掛けた腐る前の物や、残り物を報酬に・・・家に帰るとKに怒鳴られ殴られ・・・母に、断ると・・・「贅沢や!」と罵倒され・・・Kと母の板ばさみになり・・・何度も逃げようとしたけど・・・やはり、子供達の事を思うと・・・・出来なかった・・・アタシが、逆らえば子供達が、風当たりが悪くなる・・・母は・・・「孫」とは表面だけで・・・子供達にも冷たい人だった。そんな、母のアタシ達親子に、対する仕打ちがひどすぎると・・・次から次へ・・・従業員が、辞めて行った・・・「実の娘、孫に対しての行いじゃない・・・もし、何かあれば・・・私達、他人はどんな目にあうか解らないから・・・これ以上優ちゃんや、○ちゃん達を見ていられないからと・・・」去って行った・・・もちろん、母には「一身上の都合」と言ってね・・・そうなると・・・この母は・・・手の平を返す・・・「辞めた人の陰口をたたく・・・」町では、母はかなりの有名人で、交友関係も広い人だけど・・・いい噂と悪い噂とが・・・耳に入って来る・・・アタシが、娘だという事も・・・最初は隠していた・・・でも、人の噂には必ず尾ひれが付いて来るし・・・アタシの障害の事も、母は「事故」だと・・・人に言ってたし・・・一緒に行動するのを嫌っていた・・・つづくへ 3/7 優
2004年03月07日
コメント(1)
母の店で、働き出してから・・・長男の入学式があり・・・Kが学校に行き出席した。・・・表面上は普通の父親に見えた・・・Kは、息子には愛情があったと思う・・・でも・・・気に入らなければ・・・怒鳴るし殴る事もあった・・・娘には、小さい時から、暴力を度々奮ってて娘はKの顔色ばかり気にするようになっていた・・・その内娘は・・・感情を出せない泣かない子になっていった・・・その姿は、まるで・・・昔のアタシを見てるようだった・・・母の態度と言葉は・・・想像よりもはるかに、冷たかった・・・土曜日の深夜から・・・徹夜で寿司を作るのですが・・・その頃は従業員も多く、アタシを含め10人位居て、店の評判も良く・・・日曜市で、売上げナンバー1と言われる程の人気がありました・・・確かに母の築いた物は大きく、ある意味尊敬する面もありました女独りで、○千万の家を建てるには・・・それなりの苦労も努力も、あったと思います。・・・でも、それは影で支えてくれる人間が、居ての実績であり、決して母独りの力では無いと・・・アタシは、思ってます。人の暖かさや有難さを忘れては商売は成り立ちません。アタシの母は20代の時に、父と別れアタシ達を捨て、男と一緒になり重機やダンプに乗り、色んな資格や免許も、取り(銃や船舶の免許も持ってる・・・^_^;)男に負けたくない一心で、箸一本無かったゾンゾコから、這い上がって生きて来たと、聞きました。・・・その苦労は並大抵のものじゃないとアタシは、思います。30代を過ぎて高知の名高い老舗に修行に入り・・独自で、考え出した寿司の味で、身を立て、現在に至ったと・・・聞いてます。・・・母親としては足りない物があるかも知れないけど・・・アタシは恨みも憎しみの気持ちもありません。・・・でも、考え方や、やり方には、ついて行けません・・・母は、いい時は、滅茶苦茶他人さんにでもいい人?持ち上げてとことんまで、持ち上げるんです・・・でも、意に背く人間にはすぐ手の平を返します・・・(はっきり言って恐い人?)かも・・・(ーー;)相手が、誰であっても同じです。(身内でもね・・・^_^;)(動物でも)アタシの性格とは180度違う人種かも・・・・・(?_?)世間体や、格式・・・人の目を気にする・・・(人の陰口はすごい)アタシから見れば、おかしい?淋しい人間に見えるのは(?_?)・・・アタシは、100均の物は必要だと思えばすぐ買えるけど・・・何千何万とか、何十万になると、必要でも引いてしまうけど・・・母は、ス―パーで、何百円の物に戸惑っているのに・・・何百万、何十万の宝石とか着物なんかは即金で買ってしまう・・ついてけん・・・(ーー;)・・・そんなに見得張って楽しいか~(+_+)そんな物よりも、大切なものがあるのに~・・・(?_?)・・・そんな、母が、大人のアタシに面と向かってこんな言葉を吐いた実母「アンタは、要らん子やった・・・大嫌いな男の子やけど・・・たまたま、出来た子やった・・・」・・・寿司を作るみんなの前で・・・こんなセリフを吐いた・・・愕然とするアタシを見た親戚の叔母がフォローするかのように・・・言ってくれた・・・叔母「こっちやって、産んでくれとは頼んで無いわなぁ~」・・・「勝手に、産んどいてからなぁ~・・・」・・・アタシは流れそうな涙をこらえ、作り笑いをして・・・店の外に出て、悔し涙を流した・・・そして・・・涙を拭き店の中に、戻ったら・・・母が・・・母「ここは、冗談の通じん人間は仕事出来んで~」・・・(冗談?冗談でも言っていい事と悪い事があるやろ!あんたは冗談で・・・我が子を捨てるんか~!)と心で言いたい気持ちを押さえ・・・そして、この人は、こういう表現しか出来ない人なんや・・・これが、この人の愛情なんや!と思い込むようにした・・・でも、この人の仕打ちは・・・孫の子供達をも巻き込み・・・アタシは・・・人間不信になりそうだった・・・つづくへ 3/5 優
2004年03月05日
コメント(1)
再び、高知に、戻ってアタシは、母に頭を下げ話しをした・・・この時ほど、アタシは(血のつながりってなんだ!)と心底から思った・・・同じ血を分けた親、兄弟の言葉とは思えない言葉を・・・アタシは投げかけられた・・・兄「お前は、母親に病気の事をいいあげに来たのか!」・・・と言って、昔と違うアタシの姿を真似て親子で笑ってた・・・追い討ちを掛ける様に母からの言葉に、顔面蒼白になった・・・実母「高松で、身体売って稼いでたんやろ!」・・・(笑ってる)二人「何処の店で、なんぼ(いくら)で、売ってたんや!」・・・それを聞いたアタシは・・・言葉を失った・・・これが、我が子に、かける言葉だろうか?・・・・(?_?)・・・二人は「冗談や!」って言わんばかりに笑っていた・・・人には、「冗談」でも、言っていい事と悪い事がある・・・信じられないような言葉を浴びせられ・・・愕然とした・・・全てを、話して謝罪をして、一から出直そうと、思ってたのに・・・そんな気持ちはアタシのなかから消えてしまっていた・・・どうして、旦那が、来ないのかと責められ・・・何も言えずにアタシは、その場から逃げるように・・・去った・・・家に、帰ると今度は・・・Kに責められ・・・いつものようにアタシは、親とKとの板ばさみになり、両方から攻められ・・・唯一の支えは、チビ達の笑顔だけだった。・・・仕方なく・・・母の仕事の手伝いを引き受ける事で・・・家を借りて落ち着く事になった。・・・母は、(庁内食堂)と仕出しの店をしていて日曜日には・・・「日曜市」へお寿司を出して販売していた・・・その仕事を手伝う事で、アタシは親子の溝を埋めようと・・・どんな言葉を言われようと、どんな仕打ちをされようと・・・耐えて来た・・・それは、想像もつかないほど・・・ひどい、仕打ちだった・・・・つづくへ 3/3 優
2004年03月03日
コメント(0)
新居は、香川県木○郡○木町・・・ここから、アタシの本格的な仮面の生活の始まりだった・・・Kは、別居中ずっとこの町に居て、この町で、暮らしてた。・・・もちろん仕事はパチ○コ店の店員だった・・・パチ屋さんの収入にしては・・・Kの金回りは良かった・・・(?_?)それは、裏の仕事をしてたからだと知ったのは此処に来て、1年位後の事だった・・・金が、全て!だと・・・思ってるKは、いつも(一攫千金)を考えていたから・・・ギャンブルは止まらず、仕事にも身が入らず家庭を支える姿勢は、見られなかった。・・・金回りのいい時だけ・・・子供達に、金で愛情を与える事を教えて・・・欲しがる物は、買い与えていた。・・・アタシとは全く逆の考えで・・・子供に「違う!」と教えたり、自分の意のままにならなかったりしたら・・・「暴力!」力で、思いどうりにされる・・・逆らえば・・・半殺しの目にあう・・・Kは、「地球は自分中心で、回ってる?と」思ってるような人間だった・・・(ただのアホやで~)・・・アタシが、女友達を作る事も・・・持ち物や着る物に至るまで自分の意のままにならないと、殴る、怒鳴る、気に入って買って来ても・・・有無を言わさず返品させられる・・・そう、Kにとって、アタシは人間じゃなく・・・生きた人形・・・Kの口癖はいつも・・・「お前みたいな障害者は、家で、じっとしとけ!」「高望みはするな!」「お前は俺だけの事をしろ!他には何もするな!」・・・これが、アタシにいつも言ってた言葉・・・たとえば、アタシが買い物に行き・・・知人と立ち話しでもして予定より、10分遅れて帰ったりしたら殴られる・・・外で、K以外の男と笑って話したら・・・もち、半殺しにあう・・・ひどい時は、背中にガラスをバックにして・・・自転車を投げつけられたよ・・・もちろん、ガラスは割れて粉々になり・・・手も頭もガラスだらけになって・・・病院へ・・・生きてる気はしなかったよ・・・だから、仮面を着けて・・・生き人形になるしか、生きられなかった・・・アタシは・・・「夜叉の顔」を持つ女・・・心を閉ざし凍らせる事で・・・24年の長旅をする事が、出来た・・・子供の成長、成人させる事だけを目標にして・・・「仮面夫婦」これは夫婦が同意の上に成り立つ事だ!アタシの場合は・・・あくまで・・・Kに悟られてはいけない!子供も親も夫までも騙し通して「夜叉」に成りきる事そうする事だけが、アタシが生きられる事だったから・・・数ヵ月後に、Kはアタシに内緒で、借金をして・・・賭け事に全て注ぎこみ・・・丸亀ボート、小松島、鳴門、競輪・・・パチ・・・仕事では、犯罪になるような事もしていて・・・お客と従業員数人と、つるんで・・・裏金を稼いでいた、893の仲間とも交友があり1年後に、会社にバレテ首になり、借金の追立てから・・・逃げるように・・・又、夜逃げ・・・そして、Kからの耳を疑うような言葉・・・よりによって、「アタシの母親」を頼れと・・・アタシに命令をした・・・高知へ・・・しかも、迷惑掛けた母親の所へ・・・でも、アタシは子供達を守らなければならない・・・仕方無く・・・Kの意思に、従い・・・母親と連絡を取った・・・もちろん実の母や、兄弟・・・血でつながった肉親・・・でもアタシには・・・針のむしろになるだけでした・・・・つづくへ 3/2 優
2004年03月02日
コメント(1)
しばらく、体調不良の為・・・更新出来なくてごめんなさい。m(__)m少し、気分を変えて春のイメージで、夜桜お七?ちゃうわ・・・ミステリアスな夜桜の感じに、して見ました。・・・(^_^)v退院後・・・アタシはKと、一緒に高知に居るチビ達を迎えに行きました。車で、約8時間・・・高知の最南端へと・・・アタシは、体調が、あまり良くなくて・・・Kの実家に着く前に頭に激痛と吐き気が、襲って来て・・・ダウン寸前だった・・・Kの実家に着くと、チビ達が・・・「かぁしゃ~ん」と・・・飛び出てきた・・・ここは、感動のご対面のはずだったが・・・アタシは、その気力さえ失っていたんだよね・・・(+_+)話す事も出来ない程、衰弱していた・・・1時間位休んでから、又、車で移動・・・今度はチビ達と一緒だったから・・・気持ちは救われた・・・高松に・・・着いたのは、夜中だった。・・・前の家ではない場所・・・○○町へ・・・Kは家を借りて居た。・・・そこから・・・新たな優の人生の幕開けとなる・・・つづく・・・ 3/1 優
2004年03月01日
コメント(1)
3ヶ月の貼り付けの刑も過ぎ・・・リハビリも順調に進み・・・アタシは、やっと車椅子から、松葉杖になり、入院期間も・・・もう少しになった頃・・・心労から来る自律神経失調症の診断をくだされ・・・24時間モニターとかをつけられ、又もや監視の為に個室へ、移された・・・(-_-;)、、、(なんでやねん・・・)・・・(>_
2004年02月29日
コメント(0)
2度目の手術・・・左股関節に産まれて初めてメスを入れる・・・やはり、ぎりぎりになっても・・・ためらいはある・・・これでも一応女なんだから・・・悪あがきだと解ってても・(>_
2004年02月27日
コメント(0)
左股関節の手術まで、後一月に迫った頃・・・アタシの元に・・・一本の電話が、掛かり・・・アタシは又、衝撃の事実を知った・・・それは、施設からの電話で・・・Kが両親と来て、子供達を・・・引き取って行ったと・・・アタシは電話を切り・・・KにすぐTellして確かめた。「何故、アタシに黙って勝手な事をするの?」・・・K「お前に、言ったら止めるやろが!それに、お前は今母親の資格ないやろ!俺の親のとこの方が子供も安心やしな!」・・・優「そんなの一方的過ぎるよ!何故一言相談してくれないの?」「ひどいよ!そんなに、アタシを苦しめたいの?そんなに優が・・・憎いの!だったら、別れてくれればいいやん・・・!」・・・K「お前が、憎い?憎い位なら別れてやるよ!お前が、俺から逃げようとするからやろが!お前は、俺だけの女や!俺だけの奴隷や!・・・他の男がちょっかいだしたら、お前もそいつも殺すぞ!いいか!俺は絶対に別れんぞ!ように、覚えとけや!・・・」・・・と言って電話は切れた。・・・(悪夢・としか思えない現実だった。・・・)・・・何も出来ない自分の情けなさに・・・口惜しさに・・・。。。。。。。リハビリに行ったアタシの様子に気付いたNは・・・アタシに何も聞かずに・・・西岡医師に電話して・・・外出許可を取って来た・・・このセンセ・・・とんでもない事を、計画していた・・・(-_-;)白衣を着替えたNが・・・「おい!行くぞ!」・・・優「へ、、、(゚o゚)何処へ(?_?)」・・・N「いいから、お前は、黙って車に乗れ!」・・・(^.^)優「(?_?)・・・(いったい?何処に連れてくんだろぅ~(?_?))・・・」N・・・呑気に、口笛なんぞ・・・吹いてるし・・・いったい、この男は何を、考えているのか~・・・さっぱり・・・解らん(?_?)アタシは、頭の中が子供達の事で、いっぱいで・・・そしたらNがとんでもない事を口走った・・・N「・・・おい、ホテル行くぞ!」 優「あっそ~!ん、えぇぇぇぇぇ」優「ち、ちょっと、、、今何つった・・・の・・・(゚o゚)・・・」N「ん、俺?ホテル行くつったよ!(^.^)」・・・優「・・・あぜん・・・何か悪いもんでも食べた?それともジョーク」?N「いいや~何にも~それに、冗談でこんな事言えるかぁ~」・・・優「あ、ははは(冷や汗)冗談は顔だけにしてよね・・・」(-_-;)N「ん、俺、いたって、真面目!(^.^)」・・・(なんで、こいつは笑ってんだぁ~・・・)(?_?)・・・・・解らん?・・・そんな会話をしてる間に・・・車はloveホ街・・・しかもこんな昼間から~何として逃げるか考えねばぁ~・・・(>_
2004年02月25日
コメント(0)
長い入院生活・・・と゛うせなら、楽しく過ごさなきゃね。(^_^)v色んな出来事もあったけど、無茶もいっぱいしたけど・・・出会った人達には・・・すごい感謝してるよ。アタシは、16才の時から、夜の世界に居たから・・・化粧するのが当たり前のように過ごして来た。・・・元々化粧するのも爪を塗るのも・・アタシは好きじゃない。子供が産まれてから現在に至るまで・・・特別な時以外は、全くのスッピン!(^_^)v格好も、GパンにTシャツ♪・・・病院では、よく高校生に、間違えられて・・・色んなトラブルも・・・何度かあったな!特によく喧嘩した、○○じい・・・そのじいさんも今は、もう喧嘩も出来ない遠くへ行っちゃった・・・本当の高校生の女の子と、友達だったから・・よく、一緒に・・・遊んだり、ショッピングに行ったり恋愛経験ないのに、恋愛相談に、のったり・・・アタシはキティちゃん、彼女はスヌーピー二人で、編み込みセーター作ったり・・・ホントに色々あった・・・その彼女は・・・年上×1の子連れの男性と10代で結婚した。二度目の手術をすると・・・又3ヶ月は貼り付け状態になるのでアタシは、Kとの今後の事を考え・・別れる事を決めてKに・・・病院から、手紙を書いて出した。・・・Kからも手紙で返事が来て何度か、手紙のやり取りをした。・・その時に、つくづく感じた事は、これが、愛し合う二人ならきっと、素敵な思い出になる・・・loveレターに、なるだろうと・・・何度も、別れの意思を書いて伝えたけど・・・Kは絶対に承諾をしなかった。Kの返事にはいつも、アタシに男が出来た!とか居る!とかの内容ばかりで、アタシはますます、Kにうんざりし逃げ出す事ばかりを考えていた・・・どうしても別れたいと言うアタシの言葉に、激怒したKは、病院にのり込んで来て・・・嫌がるアタシを無理やり病院の外へ連れて行き・・・話し合いをする為だと言ってビジネスホテルの一室に連れて行かれた・・・当然・・・暴れるアタシを殴り、無理やり・・・騒ぎを聞きつけて来たホテルの人に・・・(夫婦喧嘩やから、何でも無いと・・・)・・・子供が、居なかったらきっと、刺し違えてたと思う・・・その時程アタシは、Kを殺したい!と思った事はない・・・そんな自分も、抵抗仕切れない自分も消してしまいたかった。自分の欲望を満たしたKは、眠ってしまい・・アタシは独り部屋を抜け出してタクシーに乗り病院へ戻った・・・屋上に上がり・・・独りで泣いた・(何故?女に産まれたんだろう女である、自分を恨んだ・・・)このまま、屋上から飛べば・楽になれると思い屋上にある柵に足をかけた時に・・・誰かに引っ張られて、コンクリの床に倒れこんで・「アタシは汚れた女だから・・死なせてよ!生きてる価値も無い女だから・・」と叫んでた・・・そんなアタシの顔を思いっきり殴って怒ったのはNだった・・・N「お前、自分だけが楽になればそれでいいのか!残された者の苦しみは、どうでもいいのか!」「お前は母親やろ!自分の身体と引き換えにして産んだ子やろ!」「子供の顔思い出して見ろよ!」「苦しいのも辛いのもお前だけか?子供だって小さくたって耐えてるんじゃないのか!」「母親を失った子供の辛さを1番解ってるのは、お前自身やろが!」「こんだけ言っても解らんのなら・・この俺の目の前で、飛び降りろ!」・・・アタシは我に返り・Nに謝罪をして・・・Nの胸で思い切り泣いた・・気持ちが落ち着いてからNに、聞いた。なんで?屋上へ来たの・・(?_?)普通なら帰ってるはずなのに・・・?・・・するとNは・・・N・・・「忘れ物をして取りに戻ったら、駐車場でタクシーから降りるお前を見かけたから、声をかけようとしたら、お前の様子が・・・おかしかったから・服も髪もぐしゃぐしゃで、胸騒ぎがして・・・エレベーターをずらして、後をつけたら案の定こういう事だった隠れて様子を見てたけど・・・これはやばいと感じたから・・・」N「旦那が、来てたんやろ?又殴られたのか・・・その様子やと普通じゃないのは解る!夫婦じゃなければ訴えれるのにな・・・別れる気なんやろ!警察行くか?・・・」優「そんな事したら、子供達に何されるか解らないよ!」・・・「あの人は、ヤクザなんかよりずっと恐ろしい人だから・・アタシだけじゃなく・子供や他の人達にも何するか解んないよ。・・・」「センセも、あまりアタシに、近づかない方がいいよ。・・・」・・・N「俺、俺は大丈夫や!空手で鍛えたこの身体があるからな!」「お前は、よけいな事考えんと、自分の事と子供の事だけ考えろ」「お前が、そんなじゃじゃ馬やなかったら、俺の彼女にしてやるのにな!お前じゃ、毎日喧嘩が絶えんやろしな!・・」(^.^)<笑>優「ムム、男なんて、要らんわ!それに、じゃじゃ馬ちゃうわ」「悪いけど・・・こっちから、願い下げやわ~・・(*_*)」・・・N「あ、お前そんな事言っていいのか!さっきまで、俺の胸で泣きじゃくってたのは・・・誰だっけ!(^.^)見てみ、服、お前の涙と鼻水で、ぐちゃぐちゃや~」・・・優「鼻水なんか、出してないよ~!べ~だ!・・・」・・・Nとこんなやり取りをしてて・・アタシはさっきまでの嫌な気分を忘れてた・・・普通なら・・・男と女・・・ここまで親密な関係になれば自然に恋愛のような気持ちになるだろう(?_?) でも・・・アタシとNは医師と患者でもあり・・・《友達》それ以上の気持ちには・・・なれなかった。お互いにタイプも違うしNいわく・・・(好みの女は色気のある大人の女、おとなしい和服美人らしい)・・高望みしすぎや~(゚o゚)そんな女は相手がおるわ~ぃししし・・・ってそんな相手を見つけて、今は3児のパパさんになってるよ。幸せな家庭が、築けて良かったね♪ (^_^)vつづくへ 2/24 優
2004年02月24日
コメント(0)
次の日、リハビリに、行くとNセンセにこっぴどくしぼられたのは・・いうまでもないけど・・・(*_*) (>_
2004年02月23日
コメント(0)
入院から8ヶ月が過ぎ・・・そろそろ2度目の手術も近づき・・・アタシは子供達に会いたくて施設に電話して連れて来てもらいました。子供達は、アタシの姿を見ると、駆け寄って来て・・・「まだ、帰れんの?かあしゃん、いたいいたいまだ、するの~?」と、息子が聞き・・・アタシは涙が出るのを必死でこらえ・・・「○○くん、ごめんね。もう一度イタイイタイしないと、お家に帰れないんだよ。でも早く○○くんや、おねぇちゃんと、一緒に居たいからかぁさん、がんばるね。○○くんもおねぇちゃんと頑張るんだよ。」そう言って、何とか納得させて・・・双子ちゃんを連れて病院の中を探索に、行き・・・売店やリハビリセンターを訪問して、回りました。リハビリセンターの待合いのベンチに座っていた、いつも顔を合わせては、アタシの事を高校生と思って怒るじいさんが・・・何を勘違いしたのか、子供を連れてるアタシを見て・・・真顔で怒って来た。じいさん「おい、お前は何処の子を攫って来たん?」「他所の子誘拐して来たのか!」「悪い事は言わん、返して来い!」<怒>優「こら、○○じい!寝言は寝てから言えよ!」「これは、れっきとしたアタシの子供だよ。」「このお腹から出て来た子供なの!」・・・じいさん「又、そんな嘘言って、お前まだ、子供じゃろうが~」・・・「それに、そのおじょうちゃん、お前に全然似とらんぞ!」・・・優「ムカ!ほっとけ・・・似て無くてもこの子はアタシの子だよ~だ」無視ってその場を去ろうとしたら・・・じいさん「こら~人攫い~誰か~おらんか~・・・」と叫んでるし・・・アカン、このじいボケとるわ~・・・そこへ騒ぎを聞いてNセンセ登場・・・他の人達もぞろぞろ・・・出て来て・・・Nセンセ「又、お前らかぁ~何を騒いでるんや!」(-_-;)「全く~」優「アタシちゃうわ~○○じいが寝ぼけてんの!」「何とかしてよ」Nセンセ「○○さん、どうしたんですか?」○○じい「先生、この娘っ子は事もあろうに子供攫って来とんじゃ」「しかも、自分の子やって言いはる!悪びれもせんと・・・」・・・かぁ~このじい、完璧にきとるわ~こりゃ、さっさと逃げるに限る優「Nセンセ、アタシチビ達と行くから後は、よろしくね~」・・・(^_^)vN「おい、こら、逃げるな!お前、後が恐いぞ~覚悟しろよ!」・・・じいと二人で叫んでいたけど、無視って売店へ逃げた・・・・。売店の横にあるTeaRoomで、一服する為に一休み♪・・・(^^)vジュースやアイスクリームを食べてはしゃいでる我が子を見つめ早く一緒に暮らしたいと願った。可愛くて愛しくてたまらなかった。いつまでも、この瞬間が、続けばいいと・・・・でも、時間は過ぎて行き・・・又小さな手を離さなくてはならない時間が・・・夕暮れになり、施設の人が、迎えに来た。一粒の涙を噛み締め、鬼になるでないと・・・自分が、崩れてしまうから・・・施設の規則は面会はご法度なのだ・・・手術前だから、無理を言って会わせてもらった子供達は何も知らずに無邪気な笑顔で、はしゃいでいる・・・この手を差し伸べたくても、出来ない・・・してはいけない・・・・(T_T)当然のごとく、チビ達は「かぁしゃんといる~」と泣く・・・ここで鬼になって、突き放すしか無い!チビ達に「かぁしゃんは、まだまだいっぱい、ねんねして、イタイイタイを治さないと○○くんやねぇちゃんとは一緒に居る事が出来ないんだよ!○○くんが泣いてるとかぁしゃんはお家に帰れないよ。○○くんが良い子でねぇちゃんとみんなと仲よしさんにしてたら、きっと早く帰れるからね。○○くんは、男の子でしょ。男の子は強いんだよ。泣かないんだよ。ねぇちゃんは、女の子だから、○○くんが、守ってあげるんだよ。いいね」と言って泣き顔でくしゃくしゃのチビ達と別れの指きりをした。・・・施設の人に、御礼を言ってチビ達の後姿を見送った・・・車が駐車場から見えなくなるまでは、鬼の顔で見えなくなったら・・・・優は、一目散に、屋上へ行き、誰も居ない事を確かめ号泣した・・・つづくへ 2/22 優
2004年02月22日
コメント(0)
半年が過ぎた頃・・・Kが病院へ来た。・・・子供達の様子を、聞いた・・・そして、親が捜してる事も聞き・・・アタシは、Kに「いつでも別れて挙げるから、田舎へ帰ってあげればいいよ。」そう言った・・・Kは・・・「お前とは絶対に別れる気は無い。」「今は訳あって、別居してるが、お前が退院したら子供達と一緒に、暮らすつもりや」・・・と言った。アタシは・・・「あなたには、アタシなんかよりもっとふさわしい人が、居る。その人と一緒になって、両親を安心させて挙げたら?」すると、Kは「お前、男でも出来たんか?」「俺と別れてそいつと一緒になる気なんか」「俺は絶対に別れんぞ!」・・・と言い・・・優「何、言ってるの、アタシは子供以外誰も要らんよ!男なんて要らないし、信用出来ない。」・・・そう言った。・・・おとなしく、話してたKが、怒り出し「俺の事も信用出来んのか?」と、殴りかかって来た。・・・病院でもKは暴力を・・・逃げようとしたアタシの車椅子を引っ張り、アタシは、車椅子ごと、飛ばされた。そんなやりとりを見ていた患者さんの一人が、中村センセにSOSを出し、センセはすっ飛んで来た。アタシの状態を見て・・・Kに「何、やってるんですか。相手は病人ですよ。あなた、おかしいんじゃないんですか・・・」するとKは・・・「俺の女や、ワシが自分の嫁はん、どうしようとあんた等に、関係ないやろ・・・ワシの勝手や」・・・センセ「ここは病院です。いくら、あなたの奥さんでも・・・目にあまる行為は、ほって置けません。彼女はワタシの大切な患者さんです。いくら、あなたの妻でも・・・それでも殴ると言うんだったら、俺を殴れ!」・・・そんなやり取りの中いつの間にか人が、集まって来て・・・Kは、逃げるように帰って行った・・・センセに、抱きかかえられ車椅子に、戻ったアタシは・・・恐怖とショックで・・・身体の震えが、止まらなくて・・・喋りたくても声にならなくて・・・センセの白衣を小さな子のように握り締めてた・・・センセは、そんなアタシの肩を抱き、小さな子を宥めるように・・・背中を擦り、「大丈夫だから・・・」と何度も声を掛けてくれた。・・・そんな様子を見ていた患者さんの口から・・・噂に尾ひれが付きセンセとアタシが、怪しいなどと・・・噂になり・・・リハビリに行くとひやかしの言葉や目の的にされ・・・センセと顔合わすと何か気まずい雰囲気になり、言葉もぎこちなくて・・・お互いに意識してしまい・・・しばらくは・・・前のように話せなかった・・・(恋と言うより憧れ)みたいな気持ち・・・さすがに、ハーバータンクのリハは・・・困ったよ。・・・(そんな関係じゃないのに~・・・・・(>_<))・・・ある日暮れ時に・・・病院の庭を散歩しながら・・・今後の事を・・・考えていた・・・そこへ帰り支度をした、Nセンセが通りかかり・・・「ちょっと話しがある。」と言って車椅子を車のとこへ押して行き・・「乗って!」・・・優「え!なんで?」N「いいから、乗って!」と・・・アタシを車に乗せ、病院の上の山道を走り出した。・・・彼は・・・無言で、運転していた・・・日はかなり暮れてて・・・アタシは・・・(脳裏に、過去の出来事が・・・すごくドキドキしていた。)・・・病院の上の山は、アベックの溜まり場で・・・途中には、所々にloveホの看板やネオンが・・・頭の中に天使と悪魔が居て・・・(レイプされるぞ!)(Nセンセはそんな人じゃないよ)・・・(男なんて解らんぞ)(いや、センセに限ってある訳無いよ)・・・天使と悪魔の会話が・・・そんな時に車が止まりN「おい、窓から見てみ!」・・・アタシはび、びっくりして・・・彼の顔を見た・・・N「どうしたの?俺の顔やない、窓やぞ!」「あ、はははお前、もしかして俺が、襲うとでも思ってたのか!」・・・(笑ってるし・・・)優「・・・うん。」・・・(-_-;)・・・N「バカ!俺は、お前みたいなじゃじゃ馬、襲うほど・・・女に飢えてないぞ!」「もっと色気のある女くどくよ。(^.^)」・・・優「ム、カカ!じゃじゃ馬・・・悪かったわね、色気が無くて・・・あっかんべーだ!」・・・(-_-メ)N「あ、ははは、どうでもいいけど、窓の外見ろよ!」・・・優「ん・・・窓?」みると・・・一面の下に高松の夜景が広がっててすごく、きれいだった。・・・(わぉ~(゚o゚))・・・N「お前ね、人の噂なんか右から左に流しとけ!」「お前らしくないぞ!」「それに、辛い時は思い切り泣け!我慢は良くないぞ!」「その為やったら、いつでも俺の胸貸してやるから・・・!」俺も嫌な事や、ムシャクシャする時はいつもここに来るんや!この夜景見てると自分が、すごい、ちっぽけな人間に見えて来て・・・悩んどるのが、アホらしくなって来るんや!」「お前、お母さんやろ・・・もっと、で~んと構えとけ!そんなんじゃ、子供引き取って育てて行けんぞ!強くなれ!いつまでも過去を引きずるなよ!・・・退院しても、俺がずっと、友達でいてやるから頑張れよ!」・・・Nは、そう言ってくれた。・・・アタシは、一言「ありがとう。」と言ったしばらく二人で、夜景を眺めてたら・・・知らない間にあたりにアベックの車が増え・・・妖しげな空気が流れて来て・・・N「やばい・・・帰るぞ!俺も生身の男やから・・・じゃじゃ馬襲わんうちに・・・帰らんとな!」・・・優「じゃじゃ馬ちゃうわ。」・・・(-_-メ)ふと、時計を見ると9時~ぃ・・・ぁせ・・・優「めっちゃ、やばいやん今頃・・・病院・・・大騒ぎちゃうの~?」・・・(*_*)・・・ぁせぁせ・・・病院の駐車場で、Nとわかれて・・・アタシは大急ぎで、エレベーターに乗り屋上へ・・・都合よく屋上には誰も居なかったので・・・一呼吸してから・・・部屋に戻った。・・・看護婦さんが来て・・・「又屋上に、行ってたの?」すかさず・・・優「うん。ごめんね!」・・・少し、胸が痛んだ夜だった。・・・つづくへ 2/21 優
2004年02月21日
コメント(2)
いよいよ、覚悟を決めて・・・手術前の儀式?・・・(ちゃう、準備や)○○○の毛は剃られるし・・・前もって、?の注射はされるし・・・この注射するまでは、身体も動くし、アホも言えるんやけど・・・注射された途端に、恐くなって(いやや~止める~)と暴れようとするんやけど・・・身体が、動かんのや~(ーー;)ストレッチャーで・・手術室に、運ばれて・・・点滴射されて・・・数人の医師達の前にさらし者?・・・一人の医師が、今から麻酔をしますので・・・数をかぞえて下さいね~い~ち・に~・さ~・・・・・・6時間47分後・・・手術を終え・・・麻酔が切れると異常な寒さと痛みと不快感・・・それから・・・3ヶ月間は、ベッドに貼り付け状態で・・・日々痛みと、痒みと、床ずれ予防の為に、無理やり動かされるし・・・アホ言う気力さえ無い・・・部屋は、個室やし・・・話し相手も居ない時々、看護婦さんに頼んで音楽を流してもらうだけで・・・いつも、考え思うのは、最愛の子供達の事・・・でも、こんな姿は見せたくないなぁ・・・と思ってたよ。(^^ゞ3ヶ月が過ぎ、抜糸も済み・・・いよいよ、ベッドから起き上がり・・・足を下ろす日が来て・・・少しだけ足を床につけたら・・・全身に電気のような衝撃が走り・・・アタシは看護婦さんにしがみつき小さな子が、怯えて泣くように「いやだ~!」と泣き叫んだ・・・側に居たリハビリの先生も看護婦さんも驚いて、あわてて医師を呼び・・・西岡医師登場・・・「姫、まるで、だだっ子やなぁ(ーー;)」優「そんなんゆうても、恐いもんは恐いやん・・・(-_-メ)」・・・西岡医師「あ、ははは・・・鬼のかく乱やぁ!」・・・(^o^)丿優「・・・笑うなぁ・・・あったまきたわ・・明日必ず車椅子に乗ったるわ!・・・絶対に独りで、乗って見せたる・・・」・・・西岡医師「それでこそ・・・姫や!期待せんと待っとくな。」・・・周りのみんなも一緒に、笑ってるし・・・・優「あっかんべーだ(^_-)」・・・医師笑いながら立ち去る・・・内心は・・・ほっとしてた。でも・・・明日は絶対に乗らないかん(土佐の女の根性見せたろやないか・・・)・・・ドキドキ・・・(゚o゚)そして・・・運命の日?看護婦さんに、車椅子を持って来てもらい西岡医師、立会いで・・・アタシは、独りでベッドから足を下ろし床に足の指が触れただけで、又電気が、走り脂汗が出たけど車椅子に、掴まり・・・途中で看護婦さんが、手を差し伸べて来たけど・・・首を振り拒否し・・・全身が震えてたけどやっと車椅子に座れた・・・その途端、涙があふれて来て止まらなかった・・・西岡医師「姫、良く、頑張ったな!その根性があれば、すぐ歩けるようになる!」と言ってアタシの頭を撫ぜた・・・看護婦さんや、リハビリの先生達も手をたたいて、喜んでくれた数日は、電気のような感触は続いたけど、アタシのリハビリの日々が、始まった。・・・(最初はめっちゃ痛かったぁ(>_<)」・・・砂袋のような錘を足に付け上げたり下げたり・・・アタシの担当になったリハビリの先生は・・・中村先生で、これが背の高い・・・中々のいい男だった。・・・のちに、友達になる・・・このセンセ、顔は、男前やけど、口が悪いし扱いが悪いもんやから・・・アタシとは、しょっちゅう、喧嘩してたよ・・・(^^ゞ年は28才で体格も良いのに・・・(何故か、彼女が出来ない?)・・・看護婦さんの噂では・・・口の悪さと荒っぽい性格らしい・・・(-_-;)確かにぶっきらぼうで・・・荒い!患者さんのほとんどが・・・中村先生は恐いとか、って評判だった。あるおばあちゃんなんか本気で、怒って担当を代えてくれないとリハビリはしない。・・・なんて、事もあった。アタシと中村センセは、お互いが負けてないから・・・「犬猿の仲」なんて噂も立ち・・・なんせ、口では負けない。(^_^)v力になると・・・ダメだけど・・・でも後で、考えて見たら西岡医師のたくらみだったような気もする。中村センセだったから・・・きついリハビリも、頑張れたような気もするよ。・・・そんな勝気な優でもおとなしくなるリハビリがあった。・・・今考えても恥ずかしくなるよ・・・(^^ゞハーバータンクといって、ひょうたんのような形のお風呂?プールのようなお湯の中でのリハビリ・・・裸のまま網状のベッドのような物の上に、寝かされ・・・上に、バスタオル一枚掛けただけで・・・ベルトのような物で、縛られベッドごとお湯の中へ沈められて・・・足と腕と肩のリハをするんやけど・・・しかも一対一密室の中に男と女(一応人妻)・・・さすがのアタシでも、借って来た猫のようになるよ・・・湯気で、汗かくし・・・足動かされるとタオルがぁ・・・(>_<)アセ!そんなん、リハビリどころちゃうで~目の置き場にも困るし~何、話していいか解らんし~やっぱ、男の目は恐いよ・・・24才の女と28才の男やもん・・・めっちゃ、恥ずかしいやん・・・おまけに、それが、週2回やで~(>_<)でも、このハーバータンクのリハが、一番回復するし、筋力も付き、痛みも無くおまけによぶんなもの?も(こん時は、まだ、スタイルも良かったで~)取れるし・・・(なんせ、お水で№1のこの身体?ちゃうちゃう、口や話術やで~)アホばっか言って、お客さん笑わすし、むこぅっけが強くて恐いもん無しやったからやで~まぐれもきまぐれやぁ~(?_?)・・・そんなこんなで、アタシのしっちゃかめっちゃかの入院生活も半年が過ぎて・・・つづくへ 2/20 優
2004年02月20日
コメント(1)
入院してからの約2週間は、手術の為の検査で・・・輸血の用意とか・・・全身麻酔の為の検査・・・なかでも一番嫌だったのが、関節と血管像影の検査!これやると病人になる最初にメスを入れるのが、今まで手術を繰り返した右股関節・・・人間の全体重を支える一番やっかいで、大切な部分・・・この、股関節の骨を支えてる屋根の部分・・・アタシの病気は・・・この屋根が、磨り減り・・・最後には消滅してしまい・・・骨が上にセリ上がり・・・臓器まで傷つけてしまうらしい・・・そうなったら・・・たぶん・・・命は無いと同じだ・・・アタシも今までそうやったけど股関節やったら、別に命に関わる病気じゃないと簡単に受け止めてる人が、ほとんどで・・・内臓やガンのような病気を重要視するでも・・・股関節や骨の病気は、裏を返せばとても恐ろしい病気ともいえる・・・第一に、きつい薬の副作用・・・本人にしか解らない痛みとの格闘・・・将来への不安・・・余病の併発もありうる・・・アタシも若い時は、(今も若いっちゅうに・・・)・・・軽く見ていた・・・たかが、足・・・そう、たかが足くらいと・・・そう思ってた・・・まさか、自分が車椅子やベッドでの生活になるとは想像もしてなかった。・・・一人で、出掛ける事も出来ない状態になるとは・・・夢にも、思ってなかったし・・・病名でさえ、「右股関節脱臼」だと信じていた・・・医学の進歩のなさ?医師の見落とし?・・・そんな事はアタシには一切関係ない・・・過ぎ去った事を振り返っても、元に戻す事も、過去を代える事も出来ないから・・・真剣に、病気と向き合い、痛みや不自由さをどう、対処して行くか厳しい現実は目の前にある・・・筋力はどんどん落ちていく・・・代謝も、悪くなる・・・どんどん、体型も崩れ、副作用で髪も抜ける白髪になる・・・胃腸もおかしくなり、胃薬や消化薬のお世話にならなくてはいけない・・・薬による便秘と下痢の繰り返し・・・こうなったら・・・たかが足などと、呑気な事は言ってられなくなる手術を繰り返した結果が・・・今の優の現状・・・必ずしも手術をするべきだとも言えないし・・・しなかったら、果たして襲って来る激痛に、耐えられただろうか?・・・それは誰にも解らない?・・・入院生活は・・・快適とは言えない・・・(ーー;)が・・・長く入院してると、先生や看護婦さん、患者さんとも友達になれる・・・病人扱いも、してくれなくなるし・・・もち、喧嘩もするようになる・・・(^^ゞ2週間の検査も済み・・・いよいよ「まな板の鯉?」になる日・・・つづきへ 2/19 優
2004年02月19日
コメント(1)
それからの2年間・・・アタシと痛みとの戦いの日々・・・子供達には・・・母が障害者だと理解出来る訳はない・・・杖を突く訳でもなく、車椅子に乗ってる訳でもない・・・見た目は普通なのに・・・時々顔が強張り、子供から見れば鬼のような形相になり・・・しかめた顔は時に不安にもなるだろう・・・お弁当を作り、二人の双子ちゃんを自転車に乗せ・・・公園へ連れて行き・・・日が暮れるまで、共に遊び・・・字を書く事も・・・絵を書く事も・・・歌う事も・・・踊る事も・・・本を読む事も・・・言葉を教える事も・・・全て・・・アタシは独りでやってきた・・・母と保母さんと時に父親の役目もすべてを独りで・・・娘は3才の時にはカタカナも読み書きも・・・出来るようになっていた・・・悪知恵も働く子で・・・アタシは・・・一時、育児ノイローゼにかかった事もある。・・・Kに電話して・・・「明日の三面記事に載っても知らんで~親子心中・・・育児に疲れた母親が・・・幼子を道連れに・・・」なんてね!と言って電話を切った・・・この頃のKは月に1度だけお金を持って帰るだけだった・・・アタシとKが正式の夫婦になったのは子供達が3才を過ぎてからだった。・・・高松でのKは金回りも良く・・・子供達には優しい父親だった・・・別居してからは暴力も減っていたし・・・夫婦といっても・・・アタシにはKへの愛情は無く・・・女としてのアタシは全く無かった・・・化粧もしないし、GパンにTシャツで、誰かと出掛けるって事も無くて・・・友達は高校生の女の子だけだった・・・Kの前では妻を演じ・・・他人の目には仲のいい夫婦、親子・・・そう見えるように・・・Kに悟られないようにアタシは仮面夫婦を演じてきた・・・そんな夜叉のような自分を踏み台にして・・・そんな、アタシ達、夫婦は・・・子供をどうするかって事に一番悩んだ・・・アタシの入院期間最低でも、1年かかる・・・幼い子供達を、長期預かってくれるような親も、親族も居ないやはり・・・預けられる所といえば・・・「施設」しか無い・・・アタシにとって・・・我が子を施設に入れる事は・・・我が身を切られる事よりも辛い事・・・しかし・・・そうするしかなかった・・・全ての手続きは独りでした。そして・・・可愛い我が子を手離す日娘はたくさんの人が、物珍しく・・・はしゃぐように普通に・・・アタシの手から離れみんなの中へ・・・でも・・・4才になったばかりの息子は・・・小さな身体を震わせて・・・下を向いたまま・・・「かぁしゃん・・・○君我慢するから、絶対に病気を治して連れに来てよ。いい子にしてるからね。・・・」と言って泣くのを必死で・・・我慢して・・・こらえてる姿をアタシは今でも忘れられない・・・子供達を施設に預け・・・アタシは入院の準備をし・・・Kとも離れ高松市民病院に、1年の予定で入院をした。・・・病院に着いてから・・・手続きをし、主治医との面談の時に・・・アタシは・・・またもや衝撃の事実をつきつけられた・・・「徳島大学の助教授」例の医師に・・・オペは無理だ!やっぱり出来ないと言われ・・・主治医を変えられていた・・・そして・・・高松の病院へ移って来て間もない医師「西岡先生」と出会った彼は、32才で・・・全身に火傷のようなケロイドがあり・・・医師としては、腕が良いと評判らしく、中々ユーモアのある先生で・・・アタシの事を「姫」とあだ名を付けて呼ぶようになり・・・なんせ・・・入院してから・・・アタシは「約束が違う!契約違反だ~!」・・・「助教授でないと手術も入院もしない!」からとぶち切れたからねそれを、宥め、説得し納得させたのが、その西岡先生だった・・・西岡医師「今の医学ではあなたの病気を治せる医師は日本には居ません!」「とりあえずは、その痛みを止めるのが先決でしょう」「保障はありませんが、今よりは痛みは確実に治まります。」「このまま麻薬のような薬で、ボロボロの身体になりますか?」「決めるのは、あなただけです。他の誰にも決める事は出来ませんし、どんな決定をしても、あなたが後悔しないのなら、いいでしょう・・・しかし、今は二度と戻らないって事を忘れないで下さい。」そう言ってアタシは、納得させられ・・・西岡医師を主治医にする条件で、保護の形の手術の承諾書に、サインをした・・・つづくへ 2/18 優
2004年02月18日
コメント(0)
アタシの最愛の命・・・二人の子供達はまるで双子のよう・・・子育て1年生の優にとっては、毎日が、戦争のようだった・・・身寄りも無く、知り合いも居ない・・・それでも泣き言なんか言えなかったし・・・他の事に目を向ける間も無かった・・・母親としては、未熟で、失格だったかも知れないけど・・・アタシなりに、子供達と・・・一つの愛を育んで来た・・・優が・・・22才の時のある日の出来事だった・・・病魔の忍び寄り突然の激痛に、襲われ・・・アタシは子供達をKに頼み・・・病院へ行った。・・・そこでは、精密検査を受けるように言われ・・・徳島大学の助教授を紹介された・・・徳島大学の助教授という人は、「股関節」の病気について日本で3本指に入る先生だと教えられ・・・早急に検査と診察を受けるように言われ・・・アタシは、痛い足を引きずるようにして・・・列車に乗り、徳島大の病院へ行き・・・助教授の診察を受け隠された真実を知る事になり・・・目の前が、真っ暗になった・・・その先生の話しでは・・・「このまま放置しておくと・・・狂い死にする位の痛みが、近い将来必ずやってくる・・・あなたの股関節は・・先天性の進行性の病気なんです。しかも・・・今まで片方と聞いていたと思いますが、両方産まれ付きの病気で、今までは医学の進歩が乏しくて・・・見つけられなかった。でも・・・病気は確実に進行しています。無理な出産や動き回る仕事をして来て・・・本来なら、してはいけない事を、無理にして負担をかけ過ぎたせいでその若さで・・・特殊な大手術を受けなくては・・・今後のあなたの痛みは薬なんかでは押え切れない事を予測します。・・・とにかく今、この日本にその若さの同じ病名の人はおそらく居ないでしょう新しい手術方なので・・・わたしもドイツへ行って勉強して来ます。あなたも、子供さんの事もあり、すぐには決められないでしょうから今から2年後・・・高松市民病院に入院して下さい。特殊な手術なので・・・わたしが出向きオペしますので・・・色んなデータ-を持って行く為に、いくつかの書類にサインをして頂きます。それと検査データ-も必要ですので・・・2,3日入院して頂きます。」・・・大学病院というのは・・・若手のインターンばかりで教授や助教授の診察は、授業のようなもので・・・患者はまさに、モルモットのようなもの・・・数人の男達の目・・・すごく嫌な気分だった・・・検査やレントゲンも・・・中々、うまく行かなくて・・・痛みをこらえ、何度も・・やり直し・・・病院は病気を作る場所?そう・・・思えたぐらいだ・・・検査も済み・・・高松へ帰る前に・・・何枚かの書類にサインさせられ・・・アタシは助教授と、2年後の手術の契約書を交わした・・・ただ・・・医師からは・・・痛みをおさえる事は出来ても・・・今の状態の変化(生活への不自由さ、病気の進行)の保障は無いと・・・この時のアタシの状態は・・・右足の手術と少し左右の足の長さが、違いがあるだけで・・・子供達と走ったり踊ったり海に泳ぎに行ったり・・・正座も和式トイレも普通に出来てたし・・・ホントに・・・普通に暮らせてた・・・痛みだけ我慢すればね(ーー;)でも・・・医師はリハビリをしても、松葉杖か、車椅子になるか・・・予想は出来ない・・・それと、将来的には寝たきりになると・・・アタシも・・・Kにも・・・おそらく誰にも予測は出来なかっただろう・・その日から・・・アタシはきつい痛み止め・・・(ボルタレン50ミリ)との付き合いするようになり・・・きつい薬の副作用と同居するようになった・・・20代の若さで・・・髪は白くなり・・・髪は抜け・・・胃腸はおかしくなり・・・このまま死にたいと何度も願った・・・でも・・・子供には何の罪も無い・・・周りの反対を押し切り・・・不可能だと言われた出産をアタシが、この身と引き換えに勝手に産んだ子達だから・・・成人するまでは何があっても守って育てて生かなきゃ・・・そう誓い・・・手術を受ける決心をした・・・つづくへ
2004年02月17日
コメント(0)
病院での検査の結果は・・・病気の進行とこれから襲って来る痛みについて・・・医師から告げられ・・・障害者の認定を受けるように指示された・・・今までは、6級だったけど・・・認定後は、4級になっていた・・・確実に病魔は信仰していた・・・アタシは、妊娠4ヶ月位から・・・毎回(妊娠悪阻)になる・・・8ヶ月過ぎまでは、思うように食事も出来ない・・・一つの物だけを口にする事しか出来なくて・・・無理に食べても戻してしまい・・・8ヶ月が過ぎてから、異常に食べたくなり異常に身体が要求するようになる。・・・?(全く・・・変な体質だよ・・・)・・・子供が、大きくなると、座っていられなくなる・・・何故なら・・・子宮も内臓も全て右よりだから・・・子供が、右の横腹に競って来ると・・・お腹が、破られるんじゃないかと思う程痛い・・・だから、安静にしてないと・・・(ーー;)大変なんだよね・・・大きなお腹になると、足が痛みでもつれるから・・・(転ぶのは命取り)になるから・・・でも、娘は一番危なっかしい時期だから、この頃は・・・ホントに大変だったよ・・・・(-_-メ)・・・(゜o゜)Kは、相変わらず・・・自分の事だけで・・・何か言えば暴力の嵐やし・・・いつも、となりから心配して見に来てる人もいた二人目の子供の時は、異常に牛乳とか乳製品を身体が要求して、お腹が、すごくおおきかったので、みんなが双子やないの?って言ってた・・・途中で切迫早産しかけて2週間程入院した事もある・・・中毒症にかかって大変だったよ・・・(ーー;)血圧は、低いし・・・貧血気味やったし・・・今でも血圧は低いけどね!上90の下が40~60位なんやぁ・・・今て゛もね・・・医師に、言わせると高いより、低い方が危ないらしいで~・・・退院後・・・何度か検診に行き・・・お腹の異常な大きさに・・・医師が、予定までは置けないからと人口で陣痛を起こし・・・子供を出すといい・・・又入院をした・・・そして・・・点滴を射され・・・分娩室のとなりのベッドに寝かされて・・・ひたすら・・・子宮口が開くのを待っていた・・・中々陣痛がこなくて・・・そんな時に、となりの部屋に死産の患者さんが来たらしく・・・先生や助産婦さん・・・看護婦さんまでみんなそっちにかかりっきりで・・・そんな時、急にお腹が張って痛み出し・・・陣痛が始まり・・・アタシは、死に物狂いで叫んだけど応答は無いし点滴を射したまま頭の上にあるベッドの枠を掴み・・・我慢したけど、急激な陣痛の痛みに耐えられなくて自力でしかも・・・ベッドの上で・・・いきんだ・・・腕は点滴が漏れポパイのような腕になり・・・やっと、助産婦さんが来た時は裂けて頭が出かかっていたそうです。・・・それを見てびっくりした助産婦さんと看護婦さんは、大声で・・・「せんせ~い大変です~産まれま~す・・・」と医師を呼び・・・あわてて来た医師もアタシの惨劇の姿に驚き・・・「分娩台に移せない」と判断し・・・ビニールシートを敷くように指示し、ベッドの上での分娩を始めた・・・(ーー;)アタシは、意識が無くなりかけで、酸素吸入を受け・・・メスの入った痛みも・・・後産の痛みも・・・傷を縫った痛みも感じない程・・・弱ってたから・・・感動のご対面も後回しにされた・・・そして・・・数時間後・・・アタシの第二子・・・大きな男の子だった長男とのご対面・・・あまりの大きさにあぜん(゜o゜)4100gの大きさにもびっくりやけど・・・羊水も多かったと聞き・・・又びっくりだった。・・・出産後起きられるようになって体重量ったら・・これ、又・・・び、びっくりなんと・・・11キロ減っていた・・(-_-;)現在の息子の背は178センチ・・・足のサイズは28センチ・・・痩せのくせに・・・現在は高知でKと暮らしてます・・・それからのアタシは・・・子育てに必死で・・・悩む間も泣く暇も無く・・・二人の子供の「母親」だけで生きてきた・・・息子が、1才前に・・・Kとは別居した・・・この地点では・・・まだ、子供達は「私生児」のままだった・・・つづくへ 2/16 優
2004年02月16日
コメント(0)
娘も、8ヶ月が過ぎ・・・すくすくと成長して・・・アタシは時々店の用事で、昼間娘を連れて出掛ける事が多くなり・・・Kもほとんど、家に居なくて・・・ホステス仲間や店長達と行動を共にするようになりました。・・・ホステスの女の子の中には、店長の彼女も居て、すごくlove2な二人が、うらやましく感じた時もありました。・・・(ーー;)・・・娘は、みんなのアイドル的な存在で、みんなに可愛がってもらい、Kの事を知ってる女の子は、「あんな893みたいな男が父親なんて、この子が、かわいそうだ!ってよく、言われたなぁ今、思い返すと・・・893より恐い男だったよ。・・・(ーー;)・・・そのKが、アタシに何も言わずに、数社のサラ金業者から借金をして・・・その借金を返済する為にアタシの名前と・・・印鑑証明を使い・・・勝手に多額の借金を作っていた・・・いくら、アタシが働いても支払いは追いつかずに・・・アタシは身も心も、疲れ果て・・・いつしか生理も止まり、体調を崩してしまい・・・取立て業者から逃げるように夜逃げをした。・・・車に、身の回りの物を詰めて、当ても無く四国内を彷徨い・・・高松のフェリー乗り場で、数日野宿をし・・・(このままでは、みんなダメになる・・・)そう思ったアタシは、公衆電話から電話帳を持って来て、片っ端しから・・・パチンコ店に電話を掛けた・・住民表も無く親子が、住み込み出来る所は・・・パチンコ店位で、食事と寝る所はあるし・・・Kは強盗をするとか・・・そんなバカな事しか、考えないから・・・アタシが頭を下げ・・・無理を承知で、子供の為に土下座して泣いて頼み込みやっとあるパチンコ店の部長さんの顔で、寮に入れてもらえた・・・優が21才・・・Kが29才の時だった。・・・Kも少しは働くようになり・・・アタシは、料理の腕を買われて、寮の賄いを任された・・・娘も1才を過ぎ・・・歩くようになりアタシは身体の異変に気付いた。・・・二度目の妊娠だった。・・・こんな状況では子供は産んではいけない・・・そう思った・・・だけど命を葬る事も出来ずに、Kに泣いて頼んだ・・・(産みたいと・・・)殴られても・・・蹴られても・・・でも、Kはアタシに内緒で、病院の予約をして車を売ってお金の工面に、出掛け・・・予約した日の朝お金が届くと言い・・・アタシに入院の準備をさせた・・・アタシは・・・亡くなった父に、必死でお祈りをした。・・・(この子には罪は無い・・・この世に、アタシに必要だから神様が、与えてくれたのだから・・・お願いだからこの小さな命を取り上げないで・・・その為に、アタシはどんな試練も耐えて行くから・・・)と時間ぎりぎりまで・・・祈り続けていた・・・約束の時間が少し過ぎてから・・・1本の電話が入り・・・「1週間先でないと現金が出来ない」と言う知らせだった。・・・Kは、病院に電話をし、先生に「1週間先に延ばしてくれ」と頼んでいたが・・・その先生は「3日後海外に研修に行くので1週間後は居ない」と言って・・・Kがそれなら「帰って来てから処置してくれ!」と言うと「4ヶ月越すから堕胎は出来ない!」と言い・・・「産む事を考えなさい!」と言われたそうです。・・・アタシにしたら「奇跡」としか言いようが無い事実です。それからKは諦めたのか・・・「俺は知らんぞお前が、勝手に産むのんやからな!」「準備とかその他の事も全て、お前独りでやれよ!」と捨て台詞を吐き、承諾してくれた。・・・アタシは、神にも父にもKにも心から感謝したよ・・・先ず、アタシは自分と娘の住民権を確保する為に、高知から転出証明その他を取り寄せ、高松で存在する架空の住所を届け、母子手帳の申請をした。そして、助産施設の援助申請と病院の手続きを取り・・・検査を受けた・・・高松市民病院・・・この病院は、これからのアタシの人生に大きく関わってくる・・・病院で、検査を受けたアタシに産科の医師が、障害者の出産だから、これからお世話になるだろう整形の医師にも診察を受けるように言ったから・・・整形の診察と検査を受ける事にした。・・・そして診察当日・・・アタシの目の前の医師が・・・「優ちゃん・・・」「懐かしいなぁ・・・」・・・と声を掛けてきた・・・アタシは「???誰・・・だっけ!」すると医師は・・・「アンタの手術したんはワシや!」まぁ・・・無理も無いやろなぁ・・・「アンタが、まだ3才位の頃やったからなぁ」・・・医師「アンタは、親が居らんでも、いつもニコニコしてて特別可愛かったからなぁ」「いやぁ、まさかこんな所で会うとはなぁ」優「え、そうなんですか?」「でも・・・たくさん居る患者さんなのに・・・覚えて居てくれたなんて、すごくうれしいです。」・・・それに、「又、こんな形で、お世話になるなんて・・・」・・・医師「そうかぁ・・・子供産むのは医者としては薦めたくないがぁ・・・あの優ちゃんが、(お母さん)になるとはねぇ・・・」「普通の人より難産になるし・・・子供がお腹で大きくなるにつれ痛みと格闘せなならんが・・・覚悟決めた事やろうし・・・ワシも一緒に頑張ってやらんとな!」・・・まぁレントゲン撮ってきいやアタシは、すごくうれしかった・・・こんな偶然があるなんて・・・今もアタシは思う・・・巡り会う人達にはすごく、恵まれていると・・・みんなアタシを影から支えてくれた人達・・・ある意味・・今思えば、Kもそうだったのかも・・・アタシを裏切った伊豆美も・・・みんなアタシにとっては必要な人だったのかも・・・ (^_^)vつづくへ 2/15 優
2004年02月15日
コメント(0)
身も心も・・・ボロボロだった・・・信じられるものも無く・・・もう・・・どうにでもなれ・・・と思ってたアタシの頭を・・・アタシを捨てた母の面影が・・・頭をかすめた・・・(母に、娘を連れて、会いに行こう・・・)そう思ったアタシは・・・すがるように・・・電話帳で、母の名を・・・捜した・・・そして、やっと見つけ・・・Kに母に会いに行くと告げた・・・すると・・・Kはアタシに「金をもらって来い!」と命令した・・・それと「俺が、車で連れてってやるから・・・」と言うから・・・母に会ってくれるのかと思えば・・・アタシが逃げないように監視する為だった。・・・アタシは・・・心の何処かで・・・もしかしたら母が救ってくれると・・・期待していた・・・高知から車で、30分東へ行くと母の住んでる町があった。・・母は再婚していた・・・そこには東京にいるはずの兄も居た・・Kは、家の近くへ車を止め・・・待っていた・・・娘を抱いたアタシは・・・複雑な気持ちだったけど・・・ドアの前に立ち・・・期待と不安のままチャイムを鳴らし・・・中から「はーい。」という声がし・・・ドアが開いた・・・兄だった兄は、アタシに入るように言い・・・リビングに案内された・・・そこには・・・知らないおっさんと面影のある母が居た・・・その母から出てきた言葉にアタシは凍りついた・・・母「おまん、何の人形抱いて来た?」「子供じゃあるまいし・・・」これが、初孫を連れて来た数年ぶりに会う娘に言った言葉・・優「人形じゃないよ!生きてるアタシの娘だよ!・・・」・・・アタシは「あなたの孫だよ・・・」と言ってやりたい言葉を・・・飲み込み・・・娘を前に差し出した・・・母「普通の子かよ?」「ちんば(びっこ)じやないのか?」と言って娘を抱いた・・・娘の顔?見て・・・母「おまんに似てないねぇ・・・こりゃ中々のべっぴんさんじゃ」「父親は・・・?」・・・「何をしゆう人ながぞね?」と聞いて来たアタシは母の言葉を聞くまでは・・・暖かく迎えてもらえたら・・全てを打ち明けよう!と決めて来たのだけど・・・聞いた母の言葉に言葉を失くして・・・逆の言葉を言ってしまい嘘の言葉を作って言った・・・一つ嘘をつくと嘘に嘘を重ねなければいけない・・・そして後戻りの出来ない嘘の痛みを知る・・優「旦那は、大工さんで、とても優しい年上の人で、アタシと子供を大事にしてくれるいい人だよ。」と笑顔で言った・・・「今度新しく事業を始めるらしくて・・・今日は、その資金繰りに行ってる。少し足りなくて・・・」・・・すると側に居た兄が・・・「いくら要るんや!」・・・優「あと・・・10万あれば何とかなるよ・・・」・・・母とおっさんが、「買い物に行って来る!」と言って出掛けた。兄と二人になり・・・兄が話し始めた・・・「俺はお前は竜と一緒になるもんや、と思っとった。竜が、まさか・・・あんな事になるなんて・・・竜にバイクを教えたのは俺や!残念やったな!」竜はえい男やった・・・お前を残して無念やったろうなぁ・・・」その言葉を聞き・・・アタシの封じ込めた竜への想いが・・・込み上げて来て泣きそうになったけど・・・今、竜が居ても・・・愛される資格の無い現実の自分の姿が・・・何も言えなかった母が帰って来て・・・「泊まって行くように」アタシに言ったけどアタシは、外で待ってるKの事が気がかりで・・・優「又、今度ゆっくり来るから・・・」と断り帰り支度をした・・・母「今度は旦那と一緒に来るように」と言って白い封筒をアタシに、手渡した・・・お金だった・・・アタシは心の中で・・・「ごめんなさい!m(__)m」と繰り返したありがとう!と一言伝え・・・母の家を去った・・・外に出て・・・Kの車に乗り・・・Kに封筒を差し出した・・・K「お、いくら貰って来た?」とKは途中で車を止め封筒の中を確かめていた・・・「なんや、たった、10万かぁ~しけた親や」と一言、吐いて封筒を胸にしまい込んだ・・・アタシは帰りの車の中で・・・娘の顔を見ながら自分の罪を責めた・・・と同時に自分の無力さに情けなくて悔しくて・・・涙も出ない程・・・罪の意識に打ちのめされた・・・家に帰り着くとKはお金を持ったまま何処かへ走り去ったこれから始まるさらなる地獄が待ってる事も気付かずに・・・アタシは・・・夜の世界への身支度をしていた・・・・つづきへ 2/14 優
2004年02月14日
コメント(0)
初出産後、アタシは・・・2週間の入院期間を過ぎ無事・・・退院をして我が家に娘を連れて帰った。・・・育児書一冊のアタシの子育ての幕開けだった・・・(アタシはもう独りじゃないんだ!これからはこの子の為だけに生きるんだ!何があっても、この子だけは守っていくんだ。)と、心に誓い・・・相変わらずのKからの暴力にも耐えた。・・・出産後の手続きも全て自分でした。名前はKがつけた・・・産まれた娘は、Kにそっくりだったので・・・少しはKも父親の自覚が、あったのかも知れない・・・?・・・Kは定職にも着かず、毎日パチンコ店のはしごをしたりしてギャンブルに明け暮れて・・・逆らったり、口答えをしたりしたらいつも、暴力で・・・子供を守る為にアタシは人形になるしかなかった・・・自分を捨て、20才の若さで、女まで捨てて・・・妻を演じ・・・母親として生きる道を選んだ・・・そうするしか生きて来られなかったから・・・でも、後悔はしていない・・・娘の1っヶ月訪問検診の日に、アタシは自分の身体の異常と娘の体重の変化の異常に保健婦さんから病院での検査を受けるよう注意され・・・その後、病院に行き検査を受けた。普通の赤ちゃんは一ヶ月で、1キロ体重が増えるのが・・・当然らしい・・・アタシはずっと母乳で育ててたんやけど・・・100gしか、体重が増えていなかった・・・医師から「おかしい普通じゃない・・・異常だ!」と言われ・・・検査の結果・・・信じられない事実を知った。・・・医師「あなたの母乳には・・・栄養が、ほとんどありません。」「これでは、赤ちゃんは・・・育ちません・・・栄養失調の状態です。このままでは・・・危険ですので・・・ミルクと混合にして下さい。」「一月後に検査を受けに来て下さい。」と言われ一枚の書類を渡されて・・・医師「これを市役所に持って行けば、親子の栄養補助が・・・受けられます。あなたも栄養失調ですので・・・ちゃんと栄養取ってしっかり育てて下さい。」「極度のストレスと栄養不良が母乳に、影響してるんですから、赤ちゃんの為にも自分の身体には、気を付けないと母子共に危険ですからね。・・・」・・・「すぐに、この書類を持って行って、手続きをして補助を受けるように・・・」と言われアタシは病院の帰りに市役所に行った。市役所に着いて福祉に行くと、「母子家庭」の申請を受けるように、進められ色々な手続きをした。そしてミルクと牛乳の・・・支給が、決まり帰りに薬局に寄りミルクを貰って帰った・・・帰るとKに「遅い!」と怒られ殴られた・・・母子家庭の手続きをして来た。と伝えると・・・「金が、入って来るのか?」と・・・喜ぶだけだった。・・・娘の成長についても・・・一言・・・「お前が悪い!」と言われ・・・殴られるだけだった。・・・Kは「独占欲が、強くて・・・何でも自分が一番でないと・・・気が済まない性格で、アタシの着る物や持ち物・・・何から何まで・・・自分が気に入らなければ暴力を奮い・・・買って来た物を無理やり返しに行かされた事も度々あった。・・・アタシが、男と口聞いただけで、怒鳴り、殴りの繰り返しで時には、女友達との仲まで裂かれ・・・アタシはKの奴隷?「愛する男の奴隷になれるなら・・・女は喜びを感じるだろうでも・・・愛の無い男の奴隷になる事は・・・まさに・・・それは生き地獄でしか無い・・・」・・・何度も逃げようとした・・・でも捕まり戻される・・・その繰り返しミルクの支給で、娘はすくすくと育って行った・・・Kはアタシに暴力を奮っても娘には手をあげなかったから・・・娘の鳴き声に怒鳴る事はあっても、殴ったりはしなかったし・・・機嫌のいい時は、あやしたりミルクを上げたりオムツを取り替えたりして少しは・・・父親のまねごともしてた・・・これもKの計画の一つだと知ったのは・・・ずっと後の事だった・・・やがて・・・お金も底をつき・・・仕事もしないKから・・・思いもよらない言葉を口にされ・・・アタシは衝撃を受けた・・・K「お前、仕事に行けや!水商売お手のものやろが・・・行って、働いて来いや!子供は俺が世話する!・・・」・・・優「何故?あんなに水商売を嫌ってたのに・・・急になんで?」「娘はまだ、アタシが必要だし・・・母乳だってまだいっぱい出てるし・・・もう夜の仕事はしたくないよ・・・昼間働くから夜だけは、娘の側に居させて下さい、お願いします。・・・」・・・K「昼間は絶対にいかん!ごちゃごちゃ言うとらんとお前は黙って俺の言うとおりにしたらええんや!」と殴る、蹴る・・・Kは殴りながら「顔は商品やから堪えとってやる、身体はお前が、俺を裏切らない限り誰にも判らんしなぁ!」「いいか、絶対に、他の男と仕事以外に口聞いたりしたら娘もお前も殺すぞ」「行きも帰りも俺が送って行くから、正し、時間厳守やぞ!」「時間過ぎたり、俺以外の車で帰ったりしたら・・・ただでは済まさんぞ!いいか・・・解ったな!・・・」そう言った・・・アタシにしたら、あの893さんのおっさん達よりも・・・こいつの方が恐かった・・・こいつの方がずっと鬼に見えた・・・アタシは・・・娘の為だと思い、再び「夜の蝶」になる決心をした。・・・そして、いくつかの店に面接に行き・・・最も給料のいい店に、就職をした。・・・でも・・・Kの出した条件を守る事は、非常に厳しく・・・夕方6時に店に入り2時にKの迎えに来た車で帰る・・・これは水商売の世界では厳しい条件だ・・・お客が付けば、時間外での付き合いも必要になる。・・・同伴したり・・店が終われば仲間や客と飲みに行くのも夜の世界では当たり前の事だから・・・アタシの勤めていた店は高知でも大きなチェーン店を抱えてる店だったので・・・時々その店に応援として、廻されたり、指名を受けたりする・・・キャバレークラブ、パブ、スナックと色んな店に行かされる・・・店は高知の中心地「帯屋町の飲み屋街」に集中していて・・・電話1本で、指定された店に移動しなくてはいけない・・・最初は無理だと断っていたけど、指名とかが多くなり最後には店からの強制で、廻されたりした・・・ある日店長から・・・上司の命令で・・・給料3倍と店の終了時間11時半の条件でキャバレーへの移店を命じられKと二人で話しを聞きに行った。・・・アタシは、今の店を希望したけど・・・給料3倍にKは承諾をした・・・キャバレーはパブと違い衣装やサービス内容も今までとは大きく違い・・・毎日美容院へ行き化粧も濃く衣装も派手なドレスとか着物などで、給料3倍もらっても出て行くお金が増えるし・・・いやらしいお客でも笑って相手をしなければいけない・・・前のパブでは、衣装もスーツとか軽い感じで化粧も髪も自分の出来る軽い感じで良かったし・・・カウンターだから、いやらしい客との接触も無かった・・・それにカクテルも自由に作れた・・・仕事を始めてから・・・娘と離れてる時間が多くて胸が張り、トイレで泣きながら母乳をしぼって捨てたりタオルを胸に当てたりしてた・・・・心の中でいつも「ごめんね」と娘に謝り・・・自分を責める事で我慢をしてた・・・ある日前の店長から、どうしても応援に来て欲しいと言われキャバレーからパブへ・・・当然11時半をまわる・・・留守電に「遅くなる」と言って・・・2時過ぎまで仕事をしてた・・・店長が送って行くと言ったけど・・・断りKを外で待ってた・・・でも・・・3時を過ぎてもKは来なかった!タクシーを拾って帰ろうと大通りまで出ようと歩き始めたら・・・横に一台の車が止まり・・・「まだ、待ってたんか!」店長だった。・・・「送るから乗れ」と言われ、店長の車で送ってもらう事にした・・・疲れたアタシの顔?見て、店長が聞いて来た「優ちゃん、何か隠してる?何かに、怯えてるんじゃない?何かに悩んでるような感じするけど俺で、良かったら相談に乗るぞ!何を抱えてるのか知らんが優ちゃんは独りで、頑張りすぎやぞ!そんなに頑張ってたらいつか、折れるぞ!」そんな言葉を掛けられて・・・アタシは店長の前で泣いてしまい・・・店長は「よっぽど、堪えてたんやな!何があるのかは俺には解らんが、相談するのも必要やぞ仲間なんやからな・・・」そんな店長の言葉はうれしかった・・・家の前に着くと、アタシは店長に御礼を言って部屋に戻ったKは寝ていた・・・側で寝息を立ててる娘を抱き・・・アタシは声を殺して朝まで、泣いた・・・朝になると・・・食事の用意をしてKの起きて来るのを待っていた・・・Kは起きると・・・アタシに「朝帰りか?」「何処に泊まったんや」とアタシの理由も聞かずに・・・アタシに襲い掛かり・・・「誰に抱かれて来た」と責められ・・・いくらアタシが「違う」と言っても・・・信じてもらえず・・・又、暴力で・・・側で泣き叫ぶ娘の声が・・・死んでしまいたかった・・・殺されてもいいと思った・・・つづきへ 2/13 優
2004年02月13日
コメント(0)
中村の「歌謡パレス」此処で働き始めたアタシは・・・前に紹介してもらった本物のバーテンのお兄さんの弟子になり、バーテンへの夢を目指し修行をした・・・・。歌謡パレスでは、それぞれのカウンターにABC・・・とナンバーがあって、アタシは、Cカウンターを任された。・・・名前は・・・本名の「優」で・・・名刺を作り、お客さんを・・・増やしていった。・・・色んな人と知り合いになり・・・友達もたくさん出来て・・・男友達も何人か出来た・・・ホストのお兄さんとも、友達になり・・・夜の世界の事を色々教わった。・・・仕事の終わったホステスさんや、宿毛のお客さんまで車で40分も掛けて来てくれた。あの頃は仕事が楽しかった。・・・時々Kも来てた。最初はKは優しかったし・・・アタシは自由だった。・・・料理も覚え・・・カクテルも作れるようになり・・・売上げも増えて、給料も増え・・・全てが、順調に進んでた・・でも・・・恋をする気にはなれなかった・・・Kに対しても・・・付き合いは続いていたけど・・・アタシはKの前では・・・人形だった・・・最初は拒否してたけど・・・「店で暴れるとか店にばらすぞ」とか脅され・・・「借金」の事もあったし・・・歌謡パレスは、水商売でも、硬い所で・・・誰でもが、働けるような簡単な店では無かったし社長は高知でもかなり有名な夜の店を経営してた人で、「だらしない事」を特に嫌う人間だったから・・・折角見つけた夢や仲間を失いたくなかったからアタシはKのおもうがままの人形になるしかなかった・・・そのうち・・・Kはアタシの部屋に入り浸るようになり・・・アタシを束縛するようになっていった・・・でも我慢してた・・・19才になり、バーテンの試験を受ける目前にアタシは・・・身体に異変を覚え・・・大好きなcoffeeもタバコも受付けなくなり、いつも吐いていた・・・パレスの事務のおばさんに・・・「アンタ、もしかしたら妊娠してるんやないの~?・・・」と言われて・・・「まさか~そんなん奇跡やあるまいし~・・・」って・・・アタシは小さい時から医師に子供は出来ない!と言われてたし・・・自分が母親になるなんて不可能だと思ってた。・・・でも、あまりに異常な体質の変化に不安になり・・・生まれて初めて産婦人科の門を潜った・・・そして・・・検査の結果・・・「妊娠4ヶ月・・・」・・・医師から産まないのなら早急に処置しないといけないと言われ・・・頭が・・・真っ白になり・・・こんな事ってあっていいのだろうか・・・子供は出来ないと言われ・・・結婚も諦めて夢が、叶う一歩手前で・・・しかも・・・愛の無い相手との子供!この時はさすがにアタシは自分の運命を呪ったよ!子供を持って家庭を築く事がアタシの最大の夢、叶わない夢だと諦めて生きて来たのに・・・こんな事って・・・信じられなかった・・・と同時にKとの結婚が頭をよぎった。・・・Kはいつもアタシに「お前みたいな飲み屋の女!一緒には絶対ならん」そう言ってた・・・格式のある金持ちの家のボンボン息子だったKはアタシ以外にも女がいたし・・・しばらく店に休みを告げ・・・アタシは独りになり考えた・・・愛してない男でも・・・子供には罪は無い・・・この子を支えにお前は、生きろってきっと、神様がアタシに授けてくれた子やから・・・この子だけは絶対に守って幸せにしなきゃいけないとアタシは思いKと別れて独りで高知市内に帰り産んで育てて行こう!と決心して心に誓った!・・・バーテンになるのはいつでも出来る・・・そう思い・・・アタシは産む事にした。・・・Kに話したら・・・「降ろせ!」「俺は子供は要らん!」・・・「お前とは結婚はせんけど、別れん!」そう言った。・・・アタシとKの事は、一時宿毛で噂になってたからKの親の耳に入るのに時間は掛からなかった。・・・そして親や親戚の人達が、揃ってアタシに会いに来た・・・もちろんKもいたKの母「アンタもまだ若いからやり直せる・・・家の息子にはちゃんとした家の娘さんを嫁にするつもりやし・・・アンタみたいな身体の人に、まともな子は産めんき、アンタは嫁には出来ん!始末してや!お金の心配は無いしそれ相応のもんは出すから・・・息子と切れてもらえんやろか!・・・」と言った優「アタシは、結婚する気は無いです。子供も、独りで産んで育てます!あなた方には一切迷惑は掛けません!お金は一円も要りませんから、Kさんとも別れますから・・・」と言って帰ってもらおうとしたら・・・今まで黙ってたKが、急に怒り出して、親や親戚に・・・「お前ら、帰れ!」「俺は絶対「優○」とは別れんぞ!」って怒り狂って暴れ出した・・・から・・・アタシは身の危険を感じて、逃げようとしたけど・・・捕まってしまい・・・親やみんなが帰った後でKが・・・「おい、駆け落ちするぞ!」「お前と高知市内へ行く!」と言った。・・・アタシはびっくりして、「父親になる気あるの?」と聞いた・・・そしたら「ああ、産めや!」って言った・・・「仕事はどうするの?Kさん頭領やろ!」「アタシとこの子の為に全てを捨ててもええの?」「きっと、今までのようには、いかんで!」「知らん所に行くんやから、一から始めないかんので~」「それでも、アタシを選ぶの?・・・」と言ってKを止めようとしたけど・・・逆効果やった・・・(ーー;)・・・アタシは・・・社長やみんなに、意思を告げて店を去った・・・そして、Kに見つからないように逃げる事にした・・・だけど遅かった。Kは先に、高知市内へ行き、住む家も家具も全て生活出来るように、準備してアタシを連れに来た・・・後5分時間が、ずれてたらアタシの人生は変わっていたかも・・・とにかく、アタシには絶対に守らなきゃいけない命よりも大切な支えが、出来たから・・・昔のように・・・無茶な事も言葉もKに対して反抗する事は、出来なかった・・・だから・・・自分を捨てる事にした・・・子供の為にKを愛そうと努力した・・・でもKは次第に本性を表していった・・・贅沢が身に付いた生活若い時から、ちやほやされて人を使ってた人間は人に使われ命令される事にプライドが許さない・・・そんな性格で仕事はまともにしない・・・おまけにギャンブルが好きで毎日遊んでたから・・・その内貯金も無くなるし・・・アタシはお腹も大きくなり働けないし・・・障害者だから・・・しかも産んではいけないと医師に止められたのに、無理に産もうとして病気は進行して行くし・・・他の男と口を聞いただけで、殴られ、蹴られ暴力の嵐で、8ヶ月の時に・・・Kが「俺は子供なんか要らん、降ろせ!と言って無理やり病院へ引きずって行かれ・・・お腹は殴るわ蹴るわ・・・医師に叱られ説得されて何とか命は守ったけど・・今度は・・・臨月を迎えて飲まず食わずで、家にほりっぱなしにされて・・Kはその時・・・「金策に出ると言って昔の女の所で浮気をしていた。」・・・アタシは、胃痙攣を起こし水も飲めない程弱ってたけど・・・大切な命を守る為に自力で・・・救急車を呼び病院へ・・・子供の命より母体が、危ないと先生に言われて・・・アタシは先生に「どっちかが助からないのなら一緒に死なせて下さい・・・この子を母親の無い子にはしたくない・・・ダメなら一緒に・・・先生に意識もうろうとしたなかで・・・必死に頼んでたそうです。・・・後で、助産婦さんに聞きました・・・先生はその言葉に打たれて絶対に両方助けると、言ったそうです。・・・先生の話しでは・・・「普通の人の初産でも大変やのに・・・障害のある身体で、普通分娩はかなり危険やのにアンタは・・・想像もつかん程の精神力や!生き運の強い人や!身重であんな状態でほっとかれたら並の人間なら死んでたやろな!ワシも、えい経験させてもらったわ・・・」「ようがんばったな!」と意識が、戻った後で聞き、アタシは初めて大声で泣いた」そして、元気な長女を授かりました。・・・・五体満足なかわいい女の子てした。・・・Kが、病院へ来たのは出産後5日めでした・・・優・・・20になったばかりの初出産でした・・・・・・つづくへ 2/12 優
2004年02月12日
コメント(2)
宿毛のクラブで、893さんの変なおっさんとの出会いで・・・アタシは、バーテンになる夢を見つけました。・・・(^^ゞ色んな味や色のカクテルを、お店で遊び半分で作っていたら自分だけのオリジナルカクテルを作ってみたくなり・・・おっさんに、中村にあるカウンター式の変わったお店に・・・連れて行かれて・・・そこで、働くバーテンのお兄さんを紹介してもらいました。そのお店はカラオケと各カウンターがその中に、6こあって、中央に、ステージがあり・・・会計は一箇所なんだけど、一つ一つのカウンターを仕入れから・・・付き出しから、料理、飲み物・・・つまり、全てを自分流に出来るお店で・・・アタシにとってはすごく魅力のある店で此処で、働きたいと思いました。・・・でも宿毛のクラブには借金があり・・・簡単には移れなかった。・・・おっさんが・・・肩代わりをすると言ってくれたんやけど・・・893さんには・・・借りは、作りたくなかったから・・・必死で働いた・・・いつしかNO1にもなれ・・・17才の終わり頃・・・アタシは・・・・「運命を狂わす出会い」をした・・・その人は・・・外国船に・・・乗っている友人と二人で店に来てた人で25才の若さで大工の頭領と呼ばれてる人でした。この人との出会いでアタシの人生は大きく変わって行った・・・全く男に興味の無いアタシの事が、珍しかったのか?(こいつはお水の女は金があれば誰とでも寝る)と思ってたらしい・・・「バカ!・・・(-_-メ)」船に乗ってたFさんは、クラブの先輩ホステスのおねぇさんの男だったので・・・船を降りると毎日店に入り浸りだった・・からその人も、いつも一緒だった。・・・遊ぶには、おもしろい人達だったし・・・おねぇさんの手前・・・付き合うしかなかったからそれに、アタシよりずっと年上で大人に見えたから・・・でもあくまで、客とホステスの関係だとアタシはそう思ってた・・・その時のアタシは結婚も子供も諦めていたというより・・・不可能だと思ってたから・・・・バーテンになる事だけを考えていたしね・・・あの店で働くのを目標にしてたから・・・まさか・・・そいつが「仮面を着けた悪魔」だとは夢にも・・・思わなかった・・・その人がアタシにした事は消す事の出来ない・・・大きな心の痛みになっていこうとは・・・それは・・・そいつと付き合って数ヵ月後の夜の出来事だったアタシは、いつもの調子で、客と喧嘩して気分がむしゃくしゃしていて、おねぇさんに誘われて店が終わった後飲みに行った。そこには、Fさんとそいつも居た・・・気分が乗らないアタシは、いつもより酒を多く飲んでた・・・(あの頃のアタシは、相当酒に強かったから・・・)・・・どんだけ飲んでも正体不明になったり、眠る?なんて事は絶対に、無かったし・・・ちゃんと部屋に帰ってた・・・なのに・・・これが、計画された事だと知ったのは・・・ずっと後の事だったそいつは・・アタシがトイレに立った時に・・・アタシのグラスに薬を入れて・・・眠ったアタシをホテルに連れて行き・・・アタシは・・・無理やり・・・・・・・た・・・・・・意識は無かった・・・そいつはアタシの知らない間に借金まで払ってた・・・いつもポケットに100万単位の金を持っていて300万あったアタシの借金をクラブのママにアタシに内緒にして払っていた。・・・(そいつじゃおかしいし・・・子供の事もあるから・Kにするね)K「こんな事はしたくなかった・・・でもお前が相手にしてくれんから・・・仕方がなかった・・・どうしてもお前を俺の物にしたかった・・・お前が悪いんや・・・」そう言った・・・でも・・・アタシはもうどうでも良かった・・・竜との大切な思い出も汚され・・・「汚れた女」になったのは自分の不注意でもある・・・誰かを責めても痛みは消えない・・・竜の側にもいけない・・・前を向くしかなかった・・・アタシにはバーテンになる夢があるアタシには愛する人も居ない・・・この人を愛せるように頑張るしかない・・・何があっても生きなきゃいけない・・・憎しみの心からは幸せは生まれない・・・そう思ったアタシは・・・宿毛を離れて中村に移った・・・そして、893さんのおっさんの口利きで・・・中村の「歌謡パレス」のバーテンになった。 ・・・つづきへ 2/11 優
2004年02月11日
コメント(0)
竜を失い・・・アタシは、酒に溺れ、西へ流れて・・・土佐清水に身を置いた・・・そこで、知り合った自称不良仲間と毎日、あてもなく・・・自堕落な生活しか出来なかった目的も希望も夢も全て失くして・・・ただ、息をしてるだけのそんな人間になってしまっていた。・・・何が起きても・・・怖くなかったし・・・失う物も何も無い・・・そんな気持ちだった清水で知り合った地元の高校生とつるんで・・・悪い事は・・・いっぱいしたし・・・無免許で車を乗り回し・・・警察に見つかった時は・・・市内のでたらめな住所を言ったり、電話帳で見つけた、他人の名前を使ったり・・・どうでも良かった・・・この苦しみを一時でも、忘れて居られるならと・・・ありとあらゆる悪さを・・・次から次へ・・・それでも、心の片隅に・・・消してしまえない夢への未練があり・・・心だけは汚してはいけない・・・と男から身体だけは、命懸けで守って来た・・・(おかしいよね・・・死にたいと思ってる人間が今更、必死になって、身を守る・・・なんて・・・)・・・・折角・・・女に産まれて来て女の幸せも、愛も知らずに・・・朽ち果てるのだけは・・・悔しかったから・・・男なんてみんな獣だと思いながらも・・・心の片隅には、愛を求めてもがいてる優が、居たから・・・捨て切れない愛への未練があった・・・清水で、知り合った一つ上の女の子「伊豆美」・・・好きな男について行きたいからとアタシに相談した時も・・・相手を思う伊豆美の気持ちや、側に居たい!という女心は、アタシには・・・痛い程・・・解ってたから・・・アタシは、その伊豆美の代わりに宿毛のクラブに、その伊豆美の借金のカタとして・・・産まれて初めての夜の世界で、働くようになった・・・彼女「優ちゃん、絶対に働いて仕送りするから・・・しばらく辛抱してね!必ず毎月少しづつでも送るからと・・・」・・・でも、その後1ヶ月が過ぎても2ヶ月が過ぎても・・・彼女からは、手紙も電話も無かった・・・そればかりか・・・アタシの顔と名前を使って・・・アタシの知人数名と店の女のや、お客さんにまで・・・借金をしまくっていた。・・・・・「この裏切り」で、アタシは、身に覚えの無い多額の借金を背負い、がんじがらめにされ・・・本格的に「夜の蝶」へと・・・染まっていった・・・「裏切りの痛みを自分のせいにし・・・それを踏み台にして、開き直り・・・」借金を返す事だけを考えた・・そんな、ある日の仕事中に・・山○組系の○○組の男達が数名、やって来た。・・・(その頃のアタシは、NO1を目指し、必死だったから・・・)指名されて、ボックスに付いて「ゲンジ名美雪」と名乗り・・・お酒を注いで・・・話して居たら・・・いきなり触って来て・・・「ねぇちゃん・・・なんぼや~?」「なんぼ出したらええんや?」と聞いて来たから・・・頭に来たアタシは・・・「こら、おっさん・・・なにすんのや・・・相手見て、ものいいや・・・来るとこ、まちごうてるんとちゃうか~」と言ったら組員「おい、われ何様のつもりや!小娘やおもうて、甘う見とったが・・・客に対しての礼儀も知らんのか~」・・・優「客、客が聞いてあきれるよ・・・どっちが、礼儀知らんのや文句あるんやったら、表に出ぇ~や!」・・・(なんせ、怖い者知らずやったから・・・納得行かん事は・・・納得行くまで追及するタイプやから・・・)・・・(^^ゞと言ってテーブルの上のグラスの酒を一気に飲んで店の外に座り込んで・・・「命でも何でも取って行けや!ただし・・・この身体に・・・指一本触れたら刺し違えてでも殺したるわ・・・」店のママや先輩達が、止めようと必死やったけど・・・怖い者無しの優は、一歩も引かない・・・そこへ組の幹部らしき人がやって来て・・・組員を殴り・・・アタシを引き上げ店に戻し・・・席に付かせ・・・「すまんな!出来の悪い舎弟の躾が行き届かんで・・・これもみな、ワシの責任や・・・しかし見たところ・・まだ・・・17・8ってとこやろが・・・アンタええ根性してるなぁワシ、アンタの度胸に惚れたわ!・・・ワシの女にならんか?優「悪いけど、アタシは普通の女やから、そんなん無理やわ」「女なら、金や力で、好きに出来ると思う・・・その気持ちが・・許せん!あんた等の生き方は否定せんけど・・・あんた等の言いなりになってボロボロになるまで、働くのはごめんやわ」幹部「美雪ちゃんいうたな~アンタの気持ちは解った。」「時々、会いに来てもええかぁ~・・・」・・・優「客としての道理をわきまえるのならアタシは文句は無い」「女の子やおきゃくさんに、迷惑かけたりせんと約束してくれるなら・・・いつでも来たらええよ。」・・・それから・・・アタシはこの幹部のおっさんと友達みたいに・・・仲良くなった。・・・年は42才で・・・アニキのような父のような存在にいつしかなっていった・・・このおっさんとの出会いでアタシは、別の目標を見つけた・・・893さんの中にも・・・人間くさい人間らしい人は居るよ♪・・・(^_^)v・・・つづきへ 2/10 優
2004年02月10日
コメント(1)
高知へ帰り着いた優は身も心もボロボロだった・・・夢を閉ざされ・・・何をどうしていいかさえ解らなかった・・・今までは、辛い時には側に竜が居てくれた・・・でも・・・自分で別れてしまった彼には頼れない・・・こんな時こそ側に居て欲しいとホントに思った・・・アタシは、竜を避けるように花に居候をして今後の事を考えた・・・マスターやママは、ずっと此処に居て働けばいいと、言ってくれたけど・・・人に甘え、人を頼ってばかりじゃ決して自立なんて出来ないと思ったから・・・アタシは高知市内に、行って仕事をしょうと思ってた・・・そして、その日の夜・・・花に一本の電話が・・・掛かり電話に出たマスターの顔が・・・青ざめ・・・「嘘やぁぁぁぁ!」と一言言ってアタシの手を引っ張り・・・・車に乗せて・・・・何処かへ向かった・・・・途中マスターは無言のままで・・・見た事もないような怖い顔をしていた。・・・・・優「マスター何があったん?・・・」「何処へ行くん?」・・・マスター「優ちゃん・・・・・・・・・・」・・・・・・着いたのは、救急病院だった・・・中に入ると真知子やみんなが居て・・・泣いていた・・・「風」のメンバー全員揃ってた真知子がアタシを見るなり・・・「優ちゃ~んと泣き崩れ」アタシは、まさかと思い・・・「竜に何かあったとさとり・・・部屋のドアを開けた・・・そこで目にしたのは変わり果てた竜の姿だった・・・アタシは・・・「嘘だ・・・ねぇ・・・竜・・・目をあけてよ・・・優って呼んでよ・・・ねぇ・・・竜・・・」「いやだよ・・・こんなの・・・ねえ・・・アタシを優を独りにしないでよ・・・こんなの絶対に信じないよ・・・竜・・・」あまりのショックで・・・涙も出なかった・・・ただアタシの中で何かが、壊れて砕け散ったような気がして竜の身体にしがみついて震えてたそうです。・・・真知子が来た時にはまだ意識があって、「最後まで優って呼んでたそうです。」「ごめん!」って言ってたそうです・・・バイクで走ってて猫に横切られ・・・避けたらガードレールにぶつかって下へ転落したそうです。わずか18才で逝ってしまったあなた・・・・あなたを失って・・・アタシは自分の中のあなたへの想いに気付いた・・・あなたを失い 生きる事の全てを放棄しようとした・・・何度もあなたの後を追った・・・でもあなたの側にはいけない抜け殻のようになり投げやりになり再び地獄へ落ちた・・・酒、タバコ、薬、万引き、窃盗、無免許運転・・・仲の良かった女友達の代わりに、借金のカタに、水商売に入れられその彼女の裏切りに、借金でがんじがらめにされ・・・清水・宿毛・中村と流され・・・裏の世界への転落・・・893さんとのつながり竜という大切な居場所を失ってアタシは地獄を彷徨った・・・つづきへ 2/9 優
2004年02月09日
コメント(2)
名古屋港に、先輩が迎えに来てくれてアタシは宿舎で・・・一日休み、あくる日病院へ向かった・・・そして思いもよらぬ言葉を医師から聞き、愕然とした・・・医師「お帰り・・・いきなりこんな話しで、驚くと思うけど・・・検査の結果、アンタは、名古屋に合わんみたいやねぇ~都会の水と空気は、アンタの身体には合ってないから・・・此処にいくら居ても治らない・・・思い切って高知へ帰ってみたらどうや!・・・」・・・優・・・「えぇぇぇ?それはどういう意味やの~?アタシはこのまま、名古屋に居たら病気が悪くなる?って事ですか~?・・・」医師「・・・ん・・・医師としては、認めたくないが、事実だからこれ以上名古屋で暮らす事は、進めない・・・!・・・」優「そんな~仕事や学校を諦めろって言うの~アタシは田舎でしか、暮らせないって事なんですか~無茶苦茶や医師が、そんな事認めるんですか~・・・?・・・」(>_<)医師「認めたくないけど・・・結果が事実で出てる以上認めるしか無い・・・体質改善となると月日も費用も掛かる・・・まだ未成年のあなたには、そんな事は勧めたくない!・・・で私の出した答えは、高知へ帰す事です。それしか無い・・・」優「もし・・・このまま名古屋に居たらあたしの身体は・・・どうなるんですか・・・?先生、教えて下さい・・・」医師「そうですね・・・腎臓が、確実に悪化しますね・・・たぶん将来的には、透析を受ける事になるでしょうね・・・」「検査をした結果あなたは、生まれ付いて病気に対しての免疫力が、極端に弱い体質なんですよ。だから・・・水や空気にも、敏感に反応するんでしょうね!高知のきれいな水と空気しか知らなかった身体が都会に来てびっくりして危険信号を、出したのでしょうね!」と医師は言った・・・そして、会社に出す書類と失業手当の手続きに必要な診断書などを用意してくれてアタシに高知へ帰るように進めたアタシは、いったい・・・今まで何をしてたんだろう・・・・?会社に帰り、社長や役員からも、責任が持てないからと・・・見舞金と称したわずかな退職金を渡され・・・解雇された・・・寮で、先輩達と話しをして一晩中泣き明かした・・・・・そして、傷心のアタシは・・・マスターと真知子に連絡を取り先輩やもう一人の「優○」さんに別れを告げ・・・名古屋を後にした・・・・・つづきへ 2/8 優
2004年02月08日
コメント(0)
数日が過ぎて行き・・・高知へ帰って2週間後アタシは病院での検査を受けて・・・以外な事実にびっくりした。検査の結果・・・あんなに、ひどかった病状が・・・治って居た。・・・?「(゚o゚)何故だ・・・?」・・・不思議だった。アタシは、名古屋への帰りを早める事にして、竜にあって話す決心をした。・・・そして海に彼を呼び出した・・・竜は、アタシを見るなり・・・その場に座り込み土下座をして竜「俺を気の済むまで、殴れ!」「殺したい程憎いやろ・・・」「お前のすきなようにしてくれ・・・優・・・」・・・と言って身体を震わせ、俯いたままだった・・・優「顔上げて優の目を見てよ!あなたを殴っても・・・失ったものは、もう元には戻らない・・・あなたを憎んでもアタシは幸せにはなれない・・・あなたを憎めばアタシの受けた痛みは消えないよ!だから・・・忘れて欲しい・・・優の為に忘れてお願い!竜・・・アタシは明日名古屋に帰るけど・・・自分を責めて生きて欲しくない・・・今でもあなたが、大好きだから幸せになってね!ずっと祈ってるからね・・・さよなら・・竜今までありがとう。・・・・・そう伝え・・・アタシは去ろうとしたでも、竜は黙ったままアタシを引き寄せ・・・目に涙いっぱい貯めてたアタシをきつく抱締めkissをした・・・涙で、しょっぱかったアタシのFastkissだった。・・・そして何も言わず竜は走り去って行った・・・これが、アタシと竜の淡い恋の終わりと・・・アタシと竜の永遠の別れの日になった・・・・・・アタシは次の日マスターや真知子達に、別れを告げ・・・再び名古屋へ旅立った。・・・・・(アカン・・・涙と鼻水で・・・これ以上キーボード打てんなったから・・・ここで・・・つづきへ・・・m(__)m・・・落ち着いたら・・・後で、再開しますので・・・・・ごめんね・・・ 2/7 優
2004年02月07日
コメント(0)
次の日の朝、出て行こうとするアタシに・・・おばあちゃんが、「アンタまで、あてを捨てるがかえ・・・アンタはあての側に、おらなぁいかん!行かれんちや・・・」とアタシに言ったけど・・・アタシはおばあちゃんに・・・「優が、病気治して働いたら・・・高知へ帰って来て何処かに家を借って、おばあちゃんを呼ぶから・・・そしたら一緒に暮らせるやろ・・・だから、元気で待っててな!・・・」と言って・・・家を出た。これが、アタシの実家での最後の日だった。・・・おばぁちゃんとの最後の時間だった・・・家を出たアタシは、真っ先に病院へ向かった。そして検査をして、先生から、「絶対に無理をしたらいかん!」毎日必ず点滴に、来るように言われ、ベッドに横になり、点滴をうけた病院を出たアタシは、予告なしに、竜の家に行った・・・家に着いてチャイムを鳴らしても反応なし?・・・(アイツ居ないのか~?アタシは、昔のように・・・ドアを開け竜の部屋に・・・「竜~居らんのか~・・・」・・・部屋の前で音楽の音が聞こえ「何だ~竜居るやん・・・」と言ってドアを開けたら・・・・・・・そこには、目を疑うような光景が・・・異様な匂いと竜の姿にアタシは・・・ショックを受け・・・とっさに、竜を殴ってた・・・優「アンタ、何バカやってんの!いつから、そんな情けない男に、なったの!竜のバカぁぁぁぁぁ!」・・・アタシに気付いた竜は、いきなりアタシに襲い掛かって来た「優」・・・必死に、抵抗するアタシ・・・でも獣と化した男の力は・・・まだ、16才のアタシには・・・「竜は、俺の事嫌いか?」と聞いてきた・・・「大好きだから、こんなのは絶対にいやだ」あなたを、嫌いに、なりたくないから止めて」・・・アタシは・・・泣きながら、だったら、今すぐアタシを殺してよ・・・そんなあなたを見て生きていたくない・・・殺してよ!」と言って身体の力を抜いた・・・そしたら・・・竜の動きは止まった・・・あたりにはさっきまで、竜が、吸ってたシンナーの袋が・・・・・優「どうしてなの・・・どうしてこんなふうになってしまったの」あなたは、イジメで、死にかけたアタシを救ってくれた・・・暗い殻に篭ってたアタシの心に、日差しをくれた・・・優は、あなたに、出会えてホントにうれしかった・・・そしてあなたを好きになった・・・あなたの思いやりはアタシの生きる支えだった。何故なの?あの頃の竜はもう居ないの?・・・ねえ答えてよ?優の大好きな竜は何処へ行っちゃったの?・・・そんな竜なんか・・・大っ嫌いだよ・・・と言ってアタシは・・・部屋を飛び出した・・・泣きながら・・・海へ向かった・・・途中・・・痛みと不快感で公園のトイレに寄った・・・下着に・・・「血の後が・・・」・・・半レイプでアタシは女にされた・・・そのまま、トイレで、泣き崩れ・・・壊れてく夢を見たような気がしてた。・・・信じていた一番大切な人に・・・数時間後・・・アタシは海を眺めていた・・・頭の中は真っ白だった・・・このまま波に流れ去ってしまいたかった・・・でも・・・アタシは竜が、悪いんじゃない!こうなったのは・・・自分にも責任があると、自分を責め・・・気持ちを落ち着かせ白い花に向かった。・・・白い花に入るとマスターが、「優ちゃん、何処に居ったんや!ずっと、竜が、探しとったで」「えらい顔色悪いなぁ・・・」・・・「大丈夫かぁ~」・・・優「マスター部屋空いてる~?」「もし、空いてたら名古屋に帰るまで、居候させて・・・?」「お店手伝うから・・・ね・・・」マスター「そんな、手伝いなんかええから、居たいだけ居ったらええよ!」「病気の優ちゃん使ったら竜の奴にワシ殺されるわ~詩織にもね!」と言ってアタシにcoffeeを差し出した・・・その時の、coffeeの味は今でも忘れない・・・優「マスターお願いが、もう一つあるんだけど・・・あのね・・・竜が、アタシを尋ねてきても教えないで欲しいの・・・訳は今は、言えないけど・・・言わないで・・・しばらくは・・・」マスター「何が、あったかは・・・知らんけど・・・優ちゃんが会いたくないのなら・・・知らん言うとくわな!・・・」・・・優「マスターありがとう。・・・我が侭ついでに・・・アタシすごく疲れたから・・・シャワー借りて、休んでいい・・・!・・・」マスター「ああ、ええで~自分の家や思ぅて、好きにしいや~腹へったら、後で飯、持っていったるでな!」・・・此処居ったら、アイツが、来るき、はよう、あがっちょきや~・・・」・・・優は、昔バイトしてた時に、よく此処の部屋に、泊まった事があって、その時に、使っていた部屋がそのままあった・・・アタシは、部屋に荷物を置くと、すぐにシャワーをあびた・・・さっきの悪夢が、甦りアタシは頭からシャワーをあびながら号泣した・・・下着は、紙袋に入れて捨てた・・・・ただ・・・眠りたかった・・・アタシはベッドに横になり・・・疲れ果てて眠りについた・・・数時間が、過ぎ・・・喉の渇きで目が覚めて・・・階段を降りようとしたら・・・下から・・・竜の声とマスターの声が、聞こえてきた・・・普段のアタシなら・・・竜の声が、聞こえただけで、飛び出して行くのに・・・涙だけが、あとから・・・あふれてきて止まらなかった・・・会いたいのに会えない、会いたくない・・・そんな複雑な気持ちが・・・そんなアタシの耳に・・・竜「優が、俺のせいで居なくなった・・・もしかしたら名古屋に帰ってしまったかも・・・もう二度と高知へは帰らんかも・・・マスター俺、どうしたらいい・・・優にどうやって謝ったらいいマスター俺、一番大切な女を・・・一番大事に守って来た女をこの手で・・・傷つけてしまったんや・・・俺にとって女は・・・アイツだけやったのに・・・優・・・何処いったんや~・・・」マスター「お前・・・そんなに優ちゃんの事、好きやったら・・・ちゃんと、捕まえとけ!なんちゅうアホな事したんや~・・・ワシ、お前殴りたいわ!・・・こんなアホ殴ってもしょうもないわなぁ・・・優ちゃんが、今までどんだけ辛い思いして来たかお前が、一番解っとるんとちゃうか?お前、ワシに前言うとったなぁ・・・転校して来たばっかりのお前が、雨の中で、家のカギを落として困ってたお前の前に泣きはらした目で・・・一緒に、雨の中を濡れながら、泥んこになって探してくれたちっちゃな女の子が、「お兄ちゃん、あったで~」って差し出してくれた時の顔が可愛くてその日からその子の事が、気になっていつもその子を見てたって・・・それからその子がお前の心にしっかり住み着いて離れんって言っとったやろ・・・その女の子が、優ちゃんやったんやろ・・・「俺はそんなお前と優ちゃんが、大好きやった」「そんなお前達をずっと見て行きたかった」竜・・・お前のした事は、決して許される事じゃない!・・・でもワシは・・・お前の気持ちは痛い程解る!・・・時を待てや!いつかきっと優ちゃんにお前の気持ちは届くからな・・・」・・・竜もマスターもお酒を飲んでる感じだった・・・二人とも・・・泣いてた・・・男の涙を始めて知ったと同時にアタシは・・・聞いてはいけない会話を聞いたような気がした・・・残念ながら・・・心の病気の後遺症で、アタシには子供の頃の記憶が一部分だけ消えてしまっていたから・・・覚えていなかった・・・竜がそんな気持ちでアタシを見てたなんて・・・アタシは・・・衝撃を受けた・・・喉の渇きをこらえ・・・部屋に戻り・・・薬を水無しで飲んで横になった・・・眠って全てを忘れてしまいたかった・・・つづきへ 2/6 優
2004年02月06日
コメント(2)
血のつながりよりも、アタシには、他人の水の方が濃いよよく、耳にする言葉があるけど・・・「夫婦は他人」・・・アタシは、そうは思わない・・・子供は、巣立っていくもの・・・だけど・・・夫婦は、最後まで、身でなきゃいけないと思う・・・血も水も超えられない絆、魂を一つに重ねて生きられたら真の夫婦になれるんだろうね。・・・・・・久々の我が家でのひととき・・・少し疲れたからお風呂に入ってから、寝ようと思ってた所へ電話のコールが鳴り・・・出ると「真知子」からだった。・・・「優ちゃん、近くに居るんやけど、ちょつと、話したい事あるのやけどな!・・・」・・・優「何?どうしたが?」「何かあったの?」・・・真知子「しんどくなかったら、出てきてや!竜ちゃんの事でどうしても、聞いて欲しい事あるんやわ!」・・・優「そっかぁ!ほんじゃ、すぐ行くから待っててや!・・・」電話を切りアタシは、家の近くの喫茶へと出かけた。・・・お店に入ると真知子が、アタシを奥の席に呼んだ。真知子「優ちゃん、ごめんな!病気やのに、無理させて・・・でも、どうしても聞いて欲しい事あってね・・・」・・・優「どうしたん、竜に何かあったの?」・・・真知子「優ちゃん、本心聞かせてや!竜ちゃんの事をどう、思っちゅうがぁ?・・・」優「なんや!いきなり・・・ん・・・竜、大好きやで!」「でもね・・・「愛」では無いっていうか、愛を育てて行く自信が、無いし、アタシには、まだそんな恋愛は出来ないよ!」「気持ちに余裕が無いんや、アタシは、何よりも自立する事が、一番なんや!それに、アイツは女癖悪いし・・・アタシは愛を育む人とは、何があっても離れたくないし・・・生涯・・・その人だけの女で居たいしね!大好きだけどまだ、無理!」「竜なら、きっと可愛い彼女が、出来るし・・・幸せになって欲しいから・・・アタシは、遠くから祈ってるよ!・・・」優「これが、アタシの本音だよ。」・・・真知子「そうなんだぁ~・・・優ちゃんの気持ちも解るけどね」でも、優ちゃんが居なくなった後ね・・・竜ちゃん室戸の女の子と一時付き合ってたんやけど・・・「単なる飾り」なんて言って、すぐに、別れたみたいやし、2年たってもいつも(優)なんて言ってて・・・今は滅茶苦茶してるよ。(千人斬り)なんて・・・男どもと、つるんで、バカやってるし・・・」・・・優「あのバカ!女を、何だと思ってんだろぅ・・・(-_-メ)」「お仕置きしてやらねばね!」「アニキが居たらぶっ飛ばされてるよ・・・今頃は・・・」「もしかしたら破門なんてね・・・」真知子「あのね・・・優ちゃん竜ちゃんの妹知ってるよね」優「うん!みーちゃんでしょ。真面目で可愛い竜の自慢の妹」「そのみーちゃんが、どうかしたの?・・・」・・・真知子「何か、悪い男と付き合ってるみたいだよ。」優「悪い男って、もしかして・・・竜みたいな奴~?」・・・真知子「もう~優ちゃんたら・・・(ーー;)そうじゃなくてね・・・市内の組関係のチンピラらしいよ!・・・」優「えぇぇぇぇぇぇぇぇあのみーちゃんが何でまた~・・・?」「あちゃ~よりによって、893さんとは・・・」・・・「なるほどね、竜の荒れた原因は、それだね!・・・(>_<)」「アイツは、親の代わりに、みーちゃんの事みてたから・・・自慢の妹だったしね!・・・そりゃ、怒るわ・・・」真知子「それに、竜ちゃんとこ、離婚するかも知れんって言ってたよ!ほとんど、家に帰らなくてお金だけ振り込んで来るって言ってたし・・・やばいみたい・・・」優「え、竜のママさんは、室戸の国民宿舎で、仕事してるんやって聞いてるけど・・・帰ってないの~?」・・・真知子「なんかさ、二人とも愛人こさえて、好き放題してるんやって・・・竜ちゃん、すごく怒ってたし・・・ね・・・」優「これは、大変やわ・・・アタシ・・・参ったよ!」・・・「とにかく、アタシ明日竜にあって、話しするから・・・」・・・「真っちゃん、もし、竜に会っても知らんふりしてて・・・」・・・「普段どおりにしててや、おねがいね!アタシも寝床・・・探しせないかんし・・・明日からの宿無いしね・・・」・・・真知子「えぇぇ、優ちゃん、ばあちゃんとこは・・・?」「もしかして、又あの叔父さん夫婦に、いびられたの~?」・・・「優ちゃん、家に来ればいいやん」「昔みたいにね・・・」優「うん、真っちゃんありがとうね♪・・・でも・・・真っちゃん彼と一緒やん!あてられるのはごめんやわ・・・(^^ゞ」優「アタシの事は、心配せんでいいよ!」・・・「ちょっと、色んな事ありすぎて、疲れたから、もう帰るね。」真知子「あ、ごめんね!じゃあ、がんばってね・・・」優「ありがとう。任せて?とは言えないけどね・・・」じゃあねと言って、アタシは、帰って薬飲んで寝る事にした。・・・つづきへ 2/5 優
2004年02月05日
コメント(0)
2年ぶりの竜との再会に、アタシの心は揺れた・・・でも、その頃のアタシには、まだ・・・大好きな人の側に・・・居る事が、一番幸せなんだという事に、気付かなかった。何よりも、自立する事が、一番なんだと思ってたから・・・失くしたものが、全てを狂わすなんて、夢にも思わなかったあの時、素直な気持ちで彼の胸に、飛び込んでたら・・・きっと、アタシの人生は180度違ってたのかもね・・・(゜o゜)その後で、アタシ達は「白い花」へむかった・・・白い花に着くと、マスターとママさんが歓迎をしてくれてあの頃の仲間達が、次々に集まって来て、盛り上がった。真知子もすっ飛んで来た・・・そのうちみんな酒盛りを始めて、(アタシは、病人やし・・・coffeeで・・・乾杯)・・・(^^ゞ真知子は、結婚する彼と来ていた。・・・「早~・・・」あんなに、荒れていた真知子が、何だか大人になったように感じた!相手は、真面目そうな人で・・・以外だったなぁ・・・一本の電話が掛かり、竜が途中で、出かけて行った・・・すると、酔っ払ったマスターが・・・アタシに・・・マスター「優ちゃん、戻って来い!」「アイツを何とかしろ!」優「はぁ~?アイツって誰の事なん?」・・・?(ーー;)マスター「竜の奴や、アイツ最近荒れまくりやぞ!」優「え、・・・なんで?竜・・・何か、あったの?・・・」「また、どっかの女の子泣かせたとか・・・?」・・・マスター「それもあるが・・・前よりひどいし・・・そんな事は今、始まったこっちゃないやろ・・・それよりひどい・・・もう手の付けようが無い!誰の言う事も聞かんしなぁ・・・!」このままやと、竜の奴いつ、命落とすか解らんで~!・・・」優「はぁぁぁ~アイツ何、バカな事でもやったの!・・・?」マスター「とにかく無茶苦茶しとるで!バイクで飛ばすわ・・」「喧嘩はするわ・・・最近はアンパンやら薬にまで手を出してこの前なんか、市内のチンピラ相手に、派手にやりあったらしいで!組の奴らが、目をつけてるらしいで!・・・」優「アイツ、そんなアホやってんの?なんでかなぁ~?」「何か理由が、あるんちゃうのかなぁ~竜は、そんなバカな男と違うよ!誰か、何か知ってる人はおらんの?みんなは?知らんの~・・・知らん訳ないよね!あんた等のヘッドやろ竜は・・・「風小僧」の名が泣くよ・・・」・・・外野「今の竜さん、止められるのはケンちゃんか優ちゃんだけやと思います。もう俺らじゃ、どうにもならんですよ・・・」優「ふ~ん!そうなんや・・・だったら竜を切ればいいよ!」「ルール破ったのは、竜なんやろ!だったら切れば・・・」真知子「優ちゃん、シビア~でも、そんな事みんな出来る訳無いよ!みんな竜ちゃんの事大好きやから・・・ね。」・・・マスター「そうやぞ、優ちゃん!みんな竜が心配なんや!」外野「そうですよ。竜さんを救って下さいよ・・・」・・・優「えーアタシがぁ?アタシなんかの言う事聞くかなぁ?」「あの竜が・・・アタシお兄ちゃんちゃうし~・・・(-_-メ)」マスター「アタシ帰るから、竜に言っといて~あ、それから竜には、アタシに話した事、内緒にしといてよ!」・・・・アイツ・・・どうしてくれようか・・・又明日来るね♪・・・・で、アタシは家に帰った・・・家の側まで来ると・・・言い争う声がしてた。・・・おばぁちゃんと叔父さんの声だった「ただいま」・・・叔父さんが、アタシに気付き・・・・叔父さん「お前、何しに来たんや!此処はお前の来るような所じゃないぞ!さっさといねや!(土佐弁で、帰れ)って事・・・すると、おばあちゃんが、「この子は家の子や!お前の勝手には、させん!」「あてが、許さんぞね!」・・・優「おばあちゃん、いいからアタシはすぐ出て行くから・・・」「今夜一晩だけ、泊めてくれたら明日出て行くよ!」・・・自分の生まれ育った家なのに、親が居ないとこんなにも扱いが、ひどいものなのか・・・!・・・?・・・(ーー;)同じ血のつながった身内なのに・・・父と実の兄弟なのに・・・アタシは、いわくつきの子と身内や親戚にまで「疫病神」扱いされていたから・・・そんな仕打ちにもいつしか慣れて恐い者知らずの、何処か冷めた目を持つ性格になっていってた。相手が、誰でも恐いとは思わなかった。暴力奮われる事にも、いつしか、慣れてしまってた。・・・ つづくへ 2/4 優
2004年02月04日
コメント(0)
アタシは、先輩の涙の訳を知ったのは、数日後だった。22歳の先輩が、21歳の時に、突然、親友を亡くしてしまったという事と、いつも側に居て、気付いてやれなかった事に先輩は自分を責めて苦しんでいたという事を知った。・・・(-_-;)ちょっと、胸が、痛かったよ・・・病院に着いてあたしは、検査を受けた。そして・・・医師の口から出た言葉に、耳を疑った・・・えぇぇぇぇぇ・・医師「今すぐ入院して下さい。」「腎盂腎炎の最悪状態です。」嘘・・・そ、そんなぁ~殺生なぁ~・・・(T_T)・・・優「に、入院ですか?」しかも「今すぐですか?」「無理です。」医師「今すぐ入院して治療しないと、「腎不全」になり・・・一生、透析をしないと生きられませんよ。」・・・優「そ、そんなに悪いんですか?」「期間はどの位ですか?」医師「あなた、相当無理したんじゃないですか?」「若いから、気付かない内に、進行するんですよ。」側で聞いてた先輩が・・「そうなんです。いくら言っても聞いてくれなくて・・・」医師「そうでしょうね。そんな気がしました。」(おいおい・・)優「取り合えず帰って準備を・・・」まで言ったら・・・医師「今、すぐですよ。」看護婦さんに、ベッド開けるように指示したと、思ったら医師「絶対、安静ですよ。」・・・「手紙書くのも、本見るのも電話もダメですよ。」・・・って言ってアタシは、強制的に入院させられた・・・(-_-;)先輩が、「会社と学校には連絡しとくからね」と言って帰った病室に連れて行かれたアタシは、書類を書かされ・・・点滴をされた。頭は、パニックになっていた。・・・まさか、名古屋に来てまで入院だなんて・・・「なんでやぁ~」「悪夢やわ~」「誰のいたずらや~」「最悪やわ~(T_T)」そして、アタシの闘病生活は、始まった・・・40度の熱が・・上がったり下がったり下腹部と横腹の痛みと、「血尿」・・・24時間点滴を入れっぱなしで、身動きが出来ないし・・・時々寮の友達や、先輩達がお見舞いに来てくれるけど・・・なんせ、「絶対安静」の身だからすぐに帰ってしまうし・・・一人の時間には、いつも竜の事を考えてた・・・自分から別れて来た人だけど・・・「大好きだった。」・・・今頃は、可愛い彼女と一緒なんだろうか?とか・・・それとも相変わらず、次々と女の子泣かせて遊んでる?のかな?とかって色々考えては眠れなかった時もあった・・・入院から1ヶ月2ヶ月3ヶ月が過ぎ・・・それでも良くならなくて先生や看護婦さんと、友達みたいになり・・・時には・・・「このやぶ医者め!」なんて、毒づいた事もあった・・・抜け駆けして、こっそり外出したり、電話したりすると・・・翌朝には、必ずばれてたよ!先生に聞いたら・・「悪さしたら必ず、夜に熱が出てる!から、隠しても解るよ!」だってさ・・やがて、半年近くなると、アタシも先生も疲れ果ててた・・・医師「なんで、良くならないんだ?」「・・・おかしい・・・」優「こっちが、聞きたいよ!もう限界だよ~」・・・そして、次の日いきなり先生が「一時退院して、高知の空気吸って来るか~!」「条件飲むなら帰してやるぞ!」・・・はぁ~?「この先生狂ったんかぁ~?おかし~い・・・」・・・で、その条件って何?何なの~?・・・と聞いた・・・医師「高知の先生には、連絡して置くから、必ず毎日通院を続ける事」「あくまでも一時退院で、退院じゃないぞ」「守れるか?ちゃんと守れるのなら帰してやるぞ、高知へな」優「ほんとですか?約束します。はい、必ず守ります。」・・という訳で、その先生は何思ったかは知らないけど・・・アタシは、高知へ帰る事にした。・・・???????名古屋港まで、先生と先輩が送ってくれて「必ず守れよ!」と念押しをされ、高知の病院への手紙を渡され船に乗った・・・帰る事が、決まってからアタシは懐かしかったから・・・「花」に 電話連絡を入れて置いた・・・さんふらわぁで一晩過ごし、翌朝懐かしい高知の港に降りた。・・・すると・・「優、お帰り!」・・と懐かしい声が耳に・・振り向くと目の前に、竜の姿があった・・・「何故?どうして・・」竜は、大人っぽくなって、前よりもっとかっこよくなっていた。背が高くてがっちりした、体型になっていた。・・・「花」のマスターに聞いた時は、もう3ヶ月位来てないと言っていたのに・・・何故・・・?竜とアタシの2年ぶりの再会だった。竜が18才・優、16才の時だった。・・・つづきへ 2/3 優
2004年02月03日
コメント(1)
アタシが、何故、高知ではなく名古屋にしたのかは・・・専門学校に、行く為で、当時はその学校は、東京と名古屋にしか無くて、東京は職場と宿舎が、離れていたから、田舎者の・・・アタシには、危険過ぎるので、名古屋にした。・・・名古屋は、職場と寮が、同じ建物だったし、学校も電車で一駅の所にあったので、アタシとしては満足でした。・・・)^o^(目標と自立だけを考えて、仕事と学校の両立をして・・・友達や先輩達は、恋や遊びに夢中だったけど、アタシは・・・早く自立したくて、休まずに通った。恋をする事も・・・遊ぶ事も、気持ちに余裕がなかったからね。・・・「もてへんかった訳ちゃうで~」興味がなかっただけやで!それなりに、男友達もおったし、ただ、アタシが・・・恋愛対象として見れなかっただけやし・・・心には・・・竜が、いたから・・・とにかく必死やったわ仕事と学校に・・・寮には、日本全国から来た人ばかりで、同じ高知の人も・・・数人いて、先輩の中にも土佐っ子がいたから・・・居心地は、良かったよ♪困ったのは、言葉でね。・・・色んな地方の方言で、覚えるのに悪戦苦闘したのが・・・九州と東北の言葉だった。鹿児島や熊本、沖縄なんて・・・外人?って思えた位、解んなかったよ。・・・・(゚o゚)?アタシは、時々おばあちゃんの為に、名古屋→高知を・・・往復したんやけど、初めて新幹線に乗った時は、高知へは帰れても、名古屋に着いてから迷子になって困ったよ。・・駅員さんや、お店の人に尋ねても解らないし・・・で、最後には、寮の先輩にSOSのTELL・・・何度聞いても・・・解らん!で見かねて先輩が新幹線ホームまで迎えに来てくれ・・帰りの車の中で、「アンタは今度からフェリーにしいや!」「その年で、迷子なんて聞いた事ないよ!」・(爆笑)・・ホームが、悪いんや、出口が、ありすぎやわ・・・(ーー;)で、その後は、さんふらわぁばっかで・・・新幹線に乗ったのは、その一度きりです。今までね・・・家のおばあちゃんっていうか、家じたいが、「格式」とか「家風」とかにこだわる、「世間体人間」だから・・・アタシは、中学の時から「お茶」や「お花」をさせられた。3年間、みっちりしこまれた。「お茶は、裏千家」・・・「お花は、池坊」・・おばあちゃんは、いつも着物を着ていた人だから・・アタシは、初給料で着物の反物、初ボーナスでその着物に合う帯とかを買って帰ってあげたりもした・・・あの時のおばあちゃんの顔は、今でも覚えてるよ。・・・おばあちゃんには、逆らって家を捨てたけど・・・やっぱりおばあちゃんには一番感謝してる。今はもう亡くなって居ないけど、「ありがとう」って言いたいね。・・・そして・・一言、「ごめんね!」と言ってあげたかったよ。・・・^_^;アタシの名古屋での生活も、1年が過ぎたある日・・・いつものように、仕事に出かけようとしたら、何だか・・・身体がだるくて、熱っぽい感じがして「風邪気味かな?」と思ったけど、その日は休まずに仕事に行った。数日たってもやっぱり、体調が、おかしい・・・?トイレに行ったら・・・な、なんと、真っ赤か・・・ぎぇぇぇぇぇ何や、これは?生理では無いし・・・?「疲れからきてるんやな」と思い誰にも言わずに、ずっと我慢していた・・・ところが・・・ある朝仕事に行こうとしたら、下腹部に、激痛が・・・めまいがしたと思ったら、アタシは、ぶっ倒れてしまった。気付いたら、部屋のベッドの中だった。・・・すると・・・22歳の先輩が「優ちゃん、大丈夫?」「いつも遅れない優ちゃんが、時間が過ぎても現れないから心配になって来て見たら、ドアの前に倒れてたからびっくりしたよ。」「明日、一緒に行ってあげるから病院に行こ!」・・・優「大丈夫ですよ。ちょっと疲れてるだけだから・・・おいしい物を食べて一晩眠れば、元気になりますよ。」(^^ゞって言ったら、その先輩が涙声で・・・「バカ!仕事も学校も無くならないし、一つじゃないけど・・アンタは、たった一人しか居ないんだよ。身体も一つしか無いんだよ。取り返しの付かない事になってからじゃ・・・もう、遅いんだよ。」「もっと自分を大事にしなよ!」・・・ってすごく怒られた。でアタシは「うん。解った!行くよ。」って返事をした。その日は、先輩が泊まってくれた。・・・そして、朝になりアタシは、先輩と病院へ・・・でも・・・悪夢が・・・つづきへ 2/2 優
2004年02月02日
コメント(0)
アタシのバイト生活も、終わりの時を迎え・・・中学卒業の季節を迎えました。友との別れ・・・旅立ちの日を迎え、大好きな「竜」との別れ・・・先に、卒業して市内の工業高校へ進学していた竜・・・相変わらず、取り巻きの女の子達や仲間に囲まれて普通なら、アタシの手の届かないような男なのに・・・彼は、いつもアタシを見守ってくれた。・・・そんな・・・大好きな竜と、離れる道を選んだアタシ・・・彼は後2年立てば一緒に、なれるからとアタシを引き止めたけど・・・先の見えない約束なんて、出来ないアタシは彼の元を離れて自立する事を選び、別れを告げた・・・・でも、・・・大好きな人と離れる事が、一番辛い事だから・・・・アタシは、久々に、竜の胸で、号泣したよ。・・・(T_T)大好きだけど「愛」では無い!愛なんて言葉は、簡単に言える言葉ではないからね。・・・まだ、14歳のアタシには、愛を育てて行く気持ちの余裕も無く・・・自立する事と目標があり、どうしても名古屋に行きたかったからそんなアタシに、彼は「優、何処に居ても俺はずっとお前を見守ってるからな!」「辛かったら、いつでも・・・俺のとこへ・・・帰って来いよ!これだけは、忘れるなよお前は、決して独りじゃないぞ!」そう言ってくれた竜彼の胸に、素直に飛び込んでたら・・・きっと、今の優は居なかった・・・幸せな家庭を築けたかも知れないね。そうしていたら・・・あんな悲劇は、起こらなかったかも・・・竜と離れアタシは、名古屋へ旅立った。・・・・・そして、名古屋へ行く為に乗った、「さんふらわぁ号」で・・アタシは、「奇跡の出会い」をした。人間の出会いには必ず意味がある。数々の出来事にも必ず意味がある。その時の一瞬の考えや行動で、人生は大きく変わって行ってしまう。他の誰でも無い自分の判断で、決意で人生は、変わっていってしまう。・・・・良くも悪くも・・・「さんふらわぁ」の中で、海を眺めていたアタシの耳に・・・「優○」さ~んと誰かの呼ぶ声が・・・思わずアタシは・・・「は~い!」と返事をしたら・・・もう一人女の子の声がして・・・一瞬その子と、目が合って笑ってしまった。・・・その女の子も、笑ってアタシ達は、意気投合して・・・色々話しをしたら・・・なんと、その子も、行き先は名古屋で、同じ会社で、学校まで、一緒だった。アタシは・・・「不思議な縁」を感じた!出身を聞いたらなんと、同じ安芸市だった。アタシは、もしかしたらと思い、その子に「あなたのお父さんの名前もしかしたら、○○薫って・・・名前ちゃう~?って聞いたら、やっぱりそうだった。・・・アタシの母と叔父さんの悲恋の証しの娘二人が・・・「優○」という同じ名前にしょう。と交わした約束の証しの娘二人が、奇跡と思うような出会いをして、しかも・・・目的地も、目指した目標も同じで、こんな出会いはすごい事だと、アタシは思った。人間って素晴らしい生き物なんだって思えた。三重のとなりに名古屋はある。・・・・・アタシが、名古屋に居た時に、今アタシが、待ってる愛しいダーリンは、その時三重に居たんだよ。・・・普通では、考えられない出逢いを、その数年後・・・アタシとダーリンはしたんだよね!これってすごい事だと思うのは、もしかしてアタシだけなのかな?・・・(^^ゞ名古屋の宿舎に着き、アタシと彼女の新たな生活が始まり、月日は過ぎてゆきました。つづきへ 2/1 優
2004年02月01日
コメント(0)
竜の思いやりで、バイトも決まり、アタシは「花」の一員に・・・なりました。学校が、終わったらまっしぐらに、家に帰り・・・着替えて、すぐ愛車のチヤリンコに乗って白い花へ・・・休みの日は、朝から・・・店に行き、雨の日も風の日も・・・休まずに、「花」へ通った。色んな人達と知り合いになり色んな事も、覚えた。祖母や大人達は、「不良」の仲間と・・・嫌ってたけど・・・アタシは、みんなが、大好きだった。・・・家は、格式とか、そういう事に、厳しくうるさい家系だった・・・浜の人というだけで、「部落差別」をする人間達の集まりだった。アタシは、そんな差別が、大嫌いで、許せない性格だったから・・家では、しょっちゅう、喧嘩が絶えなくて、時には押さえつけて暴力を奮われたりタバコの「乾燥場」に閉じ込められたり・・・顔や身体に、いつもアザや傷跡があったので・・・竜やマスター達が、心配して「帰らんでいいぞ!」「帰るな!」「家に居ろ!」「ここから、学校へ通え!」竜「俺のとこへ来い!」え・・・マスターとアタシ・・・「今、なんてったの?」竜・・・・・マスター「お前、どさくさにまぎれて、何言っとんや!」・・「優ちゃん、まだ、14やぞ!」「お前の千人斬の女と一緒にするな!」「まったく、もう、こいつは・・・」「この、悪ガキがぁ・・・」竜・・・「マスター優の前で、言うなよ・・俺コイツ心配やわ」マスター「おい沙織、優ちゃんと買い物行って来いや!」と言ってアタシは、?のままママに、連れ出された。後の会話は?・・・知ったのは数年後だった。その内容をもっと早く知っていたら今のアタシはたぶん居なかった・きっと、名古屋にも行かなかったもしかしたら、今・・竜と幸せな家庭を築いてたかも・・・・・?今・・・竜が居たら・・・ つづきへ 1/31 優
2004年01月31日
コメント(0)
アタシには、子供の頃からの夢がある。・・・(^_^)v「貧しくても笑いの絶えない温っかい家庭を 愛するたった一人の人と築くこと♪」中学を卒業したら、「名古屋」に行こう!と決めてから・・・アタシは、おばあちゃんに、話しをした。・・・おばあちゃんは予想通り、猛反対をした。でも・・・アタシは自分の考えは・・・決して、変えなかった。「援助は、一切しない!」と言われ・・・アタシは、アルバイトをして、資金を稼ぐ事にした。・・・でも、まだ中学生だから、仕事なんてある訳が無い!あったとしても、13歳の子供を使ってくれる訳が無い!・・・(>_<)でも、そんなのは、百も承知の上だ!アタシは、それでも考えを曲げなかった。最初は、近所の伯母ちゃんの家でのご飯作りをしたり、子守りをしたりして、小銭を貯め、休みの日はハウスや、タバコを手伝い、少しづつ貯めた。親戚の家とかにも「おっちやん、おばちゃん、何か仕事無い~」なんて、お手伝いの押し売りまで、してたよ!どうしても、「名古屋」に行きたかったからねでも、そんなに、大金が手に入る訳は無い!(+_+)・・・おばあちゃんは、最初からこうなるのを期待してたようだ・・・アタシは、久々に「竜」に会う為に町へ行った。「竜」達の溜まり場の喫茶に連れて行かれた。そこは、どう見ても、アタシには場違いなんじゃない?って感じのお店だった。店の名前は、「花」海の側にあって白い洋館風の建物・・・お店に入ると、30代くらいのマスターとママさんが居てね。そのマスターが、めちゃ2、かっこいい男でアタシの方を見て・・「竜」と何か話しして・・・ママさんと一緒に笑顔で・・・「いらっしゃい♪」「君が、ケンちゃんの妹さん?」って聞かれ「はい」お兄ちゃんを知ってるんですか?って聞き返すと・・・マスターが、笑って「知ってるも何も、君達兄弟は、此処では有名人なんやぞ!」「なあ~、竜!」って言ったから・・・アタシは、「え、なんで?」・・・と竜の顔を見たら・・・マスターとママさんと笑ってるし・・・?(゚o゚)・・・「優ちゃんって恐いんやってなぁ~」って言って大笑いして・・アタシは、やっと意味が、飲み込めた!と同時に竜の奴を・・・睨んでやった。竜は、「俺、ちゃうで~優!」「ケンちゃんや~」「なんちゅうアニキめ、、」(+_+)そんな会話をしてたら・・・店の戸が開いて、ツッパリ君や女の子が、ぞろぞろ入って来て・・みんなアタシの方を見て・・・「優ちゃ~ん。」「なんでやねん」そのツッパリの中に、例のスケ番の「真知子」が居た・・・アタシを見るなり、「優、会いたかったで~」と寄って来て・・・「お前ら、レズかぁ~」とヤジを飛ばされ・・・なんやかんやと騒いでたら・・・電話が鳴ってマスターが話しをして、ママと何やら相談をして、「優ちゃん、ちょっと、留守頼むわ~」「店のもん何でも使うてええからね♪」と言って出掛けた・・・えーぇぇぇぇ嘘やろぅ~アタシに、店やれって、・・・冗談きついで~って叫んだけど、もう居なかった・・・(>_<)「竜~どうしたらえいが~?」coffeeの立て方なんて知らんで~」「coffeeは、俺が入れるから、お前は、飯係な!」そんな~無茶苦茶や~って、困ったアタシに「真知子」が・・・「優やったら、出来るわ、大丈夫やん」アタシが14歳なんママさんらぁは、知っちゅうがぁ~?すると、竜が・・・「大丈夫やから、心配すんな!」と言ってみんなに注文は?・・・「こいつの焼き飯最高に、美味いで~」「スープ付やきな~」って言ったと、同時に、みんなが「優ちゃん、焼き飯~」(^o^)丿うそぅぅぅぅぅ!やろ・・・6人前の焼き飯ぃぃぃ~。。。。。2人前ずつ作って、何とか出来た。みんなが、騒ぎながら食べてるとこへ、マスターとママが、赤ちゃん抱いて帰って来た。・・・「お、食っとるやん」「英二、美味いか~」「ワシにもくれ~」「マスターの作る焼き飯より数倍美味いで~」・・・そんな会話の中で、マスターが、みんなに・・・「おーい!お前ら、「合格」かぁ~・・・「はーい♪みんな一致で、大合格で~す。」すると、竜が・・・カウンターから出て来て、「優~良かったな~合格やぞ」・・・アタシ・・・?〔なんのこっちゃ?〕(゚.゚)・・するとマスターが「バイト決まりやきなぁ~明日から、みっちり働いてや~」えぇぇぇえ~バイト~・・・アタシがぁ・・・(゚.゚)、、、「年の事も時間も気にせんでええぞ!」「親戚の子が、手伝いに来ちゅうって事にするからな!」「心配するな」・・・と、マスターが言ってくれて・・・アタシのバイトは決まった。これが、竜のしくんだ、面接だったとアタシは知った。・・・こんなふうに、影で、アタシを支えてくれた竜・・・きっと此処でのバイトが無かったらアタシは名古屋には行って無かったと思う。そんな竜と離れるのは、辛かったけど・・・アタシには、どうしてもやりたい事があった・・・その為には名古屋に、どうしても行かなければ出来なかったから・・・そして、アタシの卒業までのバイトの日々が始まった・・・つづくへ 1/30 優
2004年01月30日
コメント(0)
続きを書く前に、ちょっと一言・・・聞いて下さいね。(^_^)vこの自伝的な、文を読んで・・・気分を害された?方や、心を痛めている方、色んな感じ方をしたと、思いますが・・・誤解の無い様に・・・アタシは、決して自分を不幸な人間だとか、人と違う?とか、同情をかいたくて日記を書いてる訳じゃありません(^^ゞので自分を偉い人だとか、強いとかって全然、思っていませんから・・アタシは、涙もろいし、バカ笑いするし、ただの弱い女ですからこんな生き方もあるんだ!位に軽い気持ちで読んで下さいね(^^)vホントに気分を害された方には、申し訳ありませんm(__)mです。では・・・つづきへ・・・ 〔前置き、長すぎやねーん・・汗っ〕アタシのイジメの日々は、中学1年の一学期で幕を閉じますが・・そこに、至るまでに何度も(自殺)をはかりましたが・・・「この世での試練が、足りないのか戻されてしまう?」・・・「この世に要らん?と思っても「あの世にも要らん」らしいで~やっぱ、「修行が足りん?」(>_<)みたいやわ~・・(今でも・・)何故?アタシが、自分であの地獄のようなイジメを克服出来たのかと言うと、自分自身を変えたからで、簡単に言えば「開き直り?」みたいな気持ちに変えたからで・・・それまでは、周りを変えようとしてたから・・・「開き直った人間に、怖い者無し!」になっていったからでね。とにかく、どんなに無視られても自分から・・・「笑顔で、声をかけた」今までイジメた奴らを先生立会いで・・・教室に、呼び出し、「来ない奴は、首掴んで引っ張って来た。」前に、並べてアタシは、「話しをした。途中で今まで押えて来た感情が、爆発して泣きながら話したけど・・・(T_T)」・・・・「自分が、逆の立場になったら、どんな気持ちする?」って・・・一人一人に、聞いて「アタシは、彼らの目の前で自分の手を切ってあんたらと、何処が違う?同じ赤い血が流れちゅうやいか~」「違うんなら、ちゃんと説明してみい」と言って今までイジメてきた奴らを一人づつ土下座させて、謝らせた。女の子も、男の子も泣いていたのをアタシは、忘れない!・・・みんなの理由を聞いたら、ほとんどの子が・・・「○○ちゃんが、言ったからとか、○○君のゆうとおりにしないと怖いからとか・・・」って「お前ら、自分ってもんがないんか~」その内、殻にこもっていた自分が、バカらしくなってきたよ・・・お昼休みも、ご飯も食べられず父のお墓に言って(中学校の上に家のお墓がある)お墓の前で、泣いてた自分がすごく情けなくて・・ちっぽけな人間だと思った。その時からアタシは、辛い時や苦しい時ほど、笑っていよう!と、心に誓った!・・・・(^_^)vそれから、誰もアタシをイジメ無くなった(^o^)丿それどころか・変な噂まで、広まった!「アイツを怒らせたら恐いぞ!」とかって言われるようになり、いつのまにか、「スケ番!」なんて言われるようになった。中2の頃には、安芸の町で名の知れた「スケ番」・さんと、親友になって居たけどね。(^^ゞ・・・・その頃には、アタシにもいっぱい友達が居て、もちろんイジメてた子も中に居たよ♪それからは、学校が楽しくてしかたなかった。でも、問題は、家にあった。・・・アタシが、中1の3学期のある朝、アタシを可愛がってくれた祖父が、「脳溢血」で他界した。父が亡くなった時には、お葬式でもアタシは、泣かなかったけど祖父のお葬式では、泣いた。祖父が、我が家の権力者だったから叔父さん達夫婦もおとなしかったけど・・・祖父が、亡くなってからは、その態度が、豹変した。毎日、祖母との諍いが、絶えなくて、時には、叔父さんに暴力をふるわれ、アタシと兄は嫌気が刺して居た。叔父さんを操っていたのは、(叔父さんの妻)例の女だ。アタシも兄も(叔母さん)とは、決して言わなかった。・・・アタシの父や母が、自力で建てた家も田も全ての財産を乗っ取られアタシ達は、放り出された。出るように仕向けられた・・・・本来なら、長男である兄が、継ぐべき家なのに・・・(+_+)だから、アタシは自立するしかなかった・・・でも、祖母は・・障害を持って生まれたアタシを縛ろうとした・・・「修学旅行」も、行かせてもらえなかった。・・・中学を出たら高校に、行きたいと言っても祖母は、「アンタは、何もせんでいい一生おばあちゃんの側に、居たらいい!」「お嫁さんにも行かなくていい」「子供も産んだらいかん」それに、祖母はいつもアタシに「アンタは、あてが、氏神様から、拾って来た子や!氏神様に、もらった子や!」って耳にタコが出来る位言っていた。・・・・「アンタは、おばあちゃんが、ずっと面倒見るんやきなぁ」なんて言うもんやから、それが嫌で、アタシは中学卒業とともに・・・家を出る決心をした。何度か縛られるのと争うのが嫌で、家出もした。その時は、友達の家とかを転々として学校だけは通った。その頃から、「竜」と話したり遊んだりしていた。「竜」には淡い恋心を抱いていた。兄も含め他の男と話したり、遊んだりするのは、恐くてダメだったけど、「竜」だけは、信じてたし、恐く無かったから・・・休みの日には、ご飯作りに行ったり、一緒に浜や川に行ったり、町で偶然遇うと、「つんでってや~(^_^)v」なんて言ってアタシの自転車に、乗って来たりして、二人でふざけあったりしてた。あの頃は、楽しかった・・・やがて、兄が卒業して、母の元に行き、東京に就職した。・・・兄は、一番母を恨んでいたのに・・・母が、こっそり、学校へ学用品とかを、持って来た時も・・・兄は「お前なんか母親ちゃうお前なんかに、こんなもんもらういわれは、無い!持って帰れ・・って言って、ぶち付けて居た・・・なのに、兄は母の元へ行ってしまった。兄は、アタシと違って仲のいい時の両親と暮らして居た時期が、あるから・・・感情が、違ってたのだと思う。・・・アタシは、何度か会ったりしたけど、「よそのおばさん」という感情しか、無かったから・・母に対してすごく気を使った。・・・兄が、居なくなって「竜」は、族のヘッドになり、忙しくなってあまり会えなくなってアタシも、少しづつ「不良」と呼ばれる人達と付き合うようになっていった。でも、彼女達は素顔は素直で可愛い女の子達だったんだけど、大人や周りの人間が、冷めた目や、歪んだ目で、決め付けて見るから彼女達のささやかな反抗だったんだって、解ってたからアタシは、付き合いは止めなかった悪い事も、色んな事も彼女達との付き合いで、覚えたけど・・・アタシは、彼女達と知り会えて良かったと思うし、友達になれてうれしかった。彼女達と行動してると楽しかった・・・戻れるなら今でも戻りたいと思う。そんな日々の中アタシは、卒業とともに単身「名古屋」に、渡るようになる・・・つづきへ 1/29 優
2004年01月29日
コメント(1)
小学校も何とか、卒業を迎え・・・アタシは中学校に・・・中学校は、地元の小学校だけではなく、他の学校の子もいて・・・最初は、友達?みたいな子も2~3人は、出来たけど・・・地元の子達の噂が、広まり・・・又アタシは、孤独の日々になった。兄は二つ上で、学校では、人気者で、よく、アタシは先輩の女の子達 に、「これ、ケンちゃんに、渡してや!」アンタ、妹なんやろ~・・・と言われ、手紙とかプレゼントを預けられていた・・・逆らったりしたらイジメが、ひどくなるから、黙って受け取るしかなかった。・・・・兄は、アタシのイジメの事を知ってても、何にもしないし、何にも言わず素どうりするだけだったけど、「竜」だけは、いつもアタシをかばってくれたり、いじめっ子達を、やっつけてくれたりした。・・・兄とは、幼い頃・・・良く一緒に麦の穂で、カエル釣りをしたり、かくれんぼしたりして・・・仲が良かった時期もあったけど、「母の蒸発」「父の死」からすれ違っていった・・・今でも、縁は薄いけどね。・・・(-_-;)兄や「竜」は、女の子に、もてたからいつも、取り巻きがひっついていた本人達は、あまり意識してなかったみたい、女の子よりもバイクとか車の方に、興味あったみたい。前にも書いたけど、家は貧乏ではないんだけど、親が、居ないって事と、祖父や祖母、おじ夫婦に、育ててもらってるという負い目は、たまらなく嫌な気分だったから・・・兄もアタシも家の手伝いや、近所の手伝いをして、小遣いや学用品代を働いていたアタシは、小学校の時からビニールハウスの仕事やタバコ作り・・・ハウスで取れたスイカや野菜、おばあちゃんが世話して作った野菜を自転車の荷台に積んで、町の八百屋さんや、各家庭を回り売り歩いたりしていた。おばあちゃんの野菜は、評判が良かったから結構いいアルバイトになったよ。田植えや稲刈りや脱穀もしたし、春先には山へ山菜取りにも行った。「筍、わらび、ぜんまい、いたどり」あけびや野いちご、やまもも、山ぶどう、なども取ったよ。・・・兄は、朝、新聞配達をして、夜は、川魚や川えび、ツガニなどを取って来てそれを売ったりして大好きなナナハンやドラムセットを中学で買ったりしてた。・・・アタシ達 兄弟は、早く自立する事を願ってたから・・・家を出たくてね何故・・・家を出たかったのかは・・・つづきへ 1/27 優
2004年01月27日
コメント(1)
プールに、落とされたアタシを救ってくれた男の子がいた。・・・・・一学年上の転校生 竜との 出会いだった。その後彼は・・・優にとって、人生を変えるキーワードとなる・・・・アタシに、対してのイジメは、クラスみんなが、アタシの敵だった。アタシは、たまごの殻にこもったような、暗い女の子だった。・・・家の中に、居る時以外は、友達は、動物だけだった。・・・祖父や祖母の前では、明るく見せていた・・・どんな仕打ちをされても、決して誰かに言ったり、泣いたりしなかった・・・でも、時には、学校に行くのがいやで、仮病を使って休んだ事もある。しかし・・・嘘は必ずばれる(-_-;)・・・・・ある日、いつものように、仮病を使い「頭が痛い、お腹が痛い」と言って・・・ずる休みをしょうとしたら・・・おばあちゃんが、・・・「病院に行って注射をしてもらったら治る」と言ってアタシを無理やり病院へ連れて行こうとしたから・・・あわてて、「足が痛~い」「動け~ん」って言ったら・・・おばあちゃんの顔が、引きつって・・・・外から、竹ぼうきを持って来て・・・いきなりアタシに振り上げたからびっくりして、逃げたら、ばあちゃんが、「この嘘つき~め~学校行かんか~」と言って田んぼのあぜ道をほうき持って追っかけられた・・・・仮病も、使えなくなって、しぶしぶ学校へ・・・でも、アタシには誰一人味方は、いなかった・・・だから、学校へ行く振りをして・・・お寺で一日を、過ごすようになった。野良犬や野良猫、時には、野鳥がアタシの唯一の友達だった。先生や家の人達に、ばれないように、時々は学校へも行ったけどね。でもイジメは、ずっと続いた・・・・・10歳を過ぎる頃、アタシはやっと、父の死の意味と、自分の犯した罪に、気付き、心が闇に閉ざされ、心の病気になっていった・・・・子供の頃の記憶の喪失、夜尿症、嘘、自殺未遂・・・夜中に意識が無いまま、海に入ったり、川に飛び込んだり、2階から飛んだり色々・・・今も子供の頃の一部分だけ記憶が、ありません。・・・・・5年生の2学期から又アタシは、心の病気の治療と2度目の手術を受ける為に・・・「小鹿園」に、入れられました。・・・・「小鹿園」では、同じ障害者の仲間が、たくさん居るし、赤ちゃんの時にお世話になった婦長さんや先生も居ました。そこで、出会った寮長の先生が、アタシの心の病気を治そうと催眠術やお話しをして頑張ってくれましたが、思った以上に、アタシの心は、閉ざされていて治療が困難で、1年で、家に返されてしまいました。・・・・又孤独の日々が始まり前と同じように、お寺に通うようになりました。お花を摘んで遊んだり動物とお話をしたりするのが、アタシの居場所だったのです。ある日、いつものように、お寺に行ってたら・・・一人のおじさんに出会いました。アタシが何処の誰の娘なのか、知ってるおじさんでした。・・・ずっと後で、解ったのですが、それは、「母を愛した人」でした。その人は、父親のように優しくて大きな人でした。「身体ちゃうで~」アタシは、そのおじさんが大好きで、学校の帰りにも寄り道して・・・おじさんと過ごしました。でも時々恐いおばさんが居て叱られました。その人は、おじさんの奥さんでした。母と別れてからお見合いをして結婚したんだそうです。おじさんは、いつもアタシに言ってました。「優ちゃん、お母さんを恨んだらいかんぞ!」「人を恨んでもいい事は無い!」「優ちゃんが幸せになりたかったらいつも笑っとくんやぞ!」「優ちゃんは、優しい子なんやから絶対幸せになれるからな!」・・・「おじさんは、優ちゃんの笑ってる顔が大好きやぞ!」・・・「遠くに行っても、いつも優ちゃんを見てるから頑張るんやぞ!」「負けたらいかんで」・・・いつものおじさんと違う?と感じました。・・・・・次の日又アタシは、学校の帰りに、おじさんの家に行くと・・・たくさんの人達が泣いて居て、家の周りには、黒い布とお花があり、あの恐いおばさんがアタシを見つけて「もう、アンタの好きなおじさんはおらんよ。」「おじさんは死んだんやから、ここに来たちいかんで!」「帰りなさいや!」・・・・アタシにそう言った。・・・アタシの中で何かが壊れたような音がしてアタシは、そのまま気を失ってしまったらしい・・・・気が付いたら家の布団の中だった。周りには、医者と看護婦さんと祖父や祖母が、話しをしていた。「薫さん、ガンやったらしい・・・」「昨日の夕方6時頃急に逝ったんやってなあ~」「茂さんと同じ時間やったらしいで!」「偶然とはいえ気味悪いねぇ~」そんな会話が耳に飛び込んで来て、アタシは、叫んでいた。「夢やないん?おじさんは死んだがぁ~?」「嘘やろぅ~優が勝手に遊びに行くき、おばあちゃんらぁ~嘘つきゆうがやぁ~」「おじさんは何処いったがぁ~」・・・・と、泣き崩れて暴れてたそうです。・・・先生が注射をして又眠ったそうです。その日から・・・アタシは口を閉ざし笑う事も忘れてしまいました。困り果てたおばあちゃん達は、香川の「国立療養所」に入れる事にしたそうです。6年生の2学期の頃の出来事でした。・・・・アタシの大切な人は、みんな居なくなる・・・「何故?」「何も信じない」「誰も信じない」「生きてる意味も解らない」「産まれて来なけりゃ良かった」「アタシは悪魔の子」「アタシが居たらみんな不幸になる」・・・毎日、そんな考えばかりしていた。足の病気も治す気力もやる気も何にも無くて、ただ、息をしているだけの生き物に、なっていった・・・香川の「療養所」は、善通寺にあり、「小鹿園」と違って子供ばかりじゃ無く、高校生や大学生位の人が、ほとんどで、大人の中での生活だった。12歳のアタシには、未知の世界のように感じた・・・その時にアタシに、優しくしてくれた「ミッちゃん」というお姉さんがアタシに「恋」というものを、教えてくれた。アタシにとって男はおじさん以外は、怪物のような存在だったから・・・見る物も聞く事も不思議な感じで、毎日が驚きの日々だった。「ミッちゃん」は、アタシより6才上のお姉さんで、「島君」という一つ上のお兄さんに、恋をしていた。「島君」は、九州の人で、アキレスの病気で、「療養所」に来ていて、大学生でした。ミッちゃんと島君の純愛は、「療養所」では歴史に残る恋になって、今でも夫婦仲良く九州で、暮らしています。「今もラブラブやで~(^^)v」・・・・何でか解らんけど・・・デートの時は、いつもミッちゃんに連れて行かれて見せ付けられてた・・・?そのうち、アタシはミッちゃんと島君にだけ心を開くようになり自然に、笑顔を取り戻して行った・・・・でも、卒業前に、無理やり高知に連れ戻される事になり・・・父の弟のおじさんが、見知らぬ女の人と迎えに来た。「この人とおじさんは結婚するきなぁ」「お前の面倒はこの人が見るんやからゆう事をきくんやぞ」そう言われ・・・ミッちゃんと泣く泣く別れ高知へ帰って行った・・・・その女の人は、きつい感じのお嬢様タイプでした。あまり子供好きじゃない人でした。容姿は、すごくきれいな和服の似合う美人でした。でも、冷たい感じのする目をした人でした。・・・・・又、アタシのイジメの日々が、始まり・・・孤独は続きましたが・・・一人だけ、ずっとアタシを見守ってくれてる人が居ました・・・・それが、アタシの初恋の相手「竜」だったのです。・・・・・・・・その頃彼は、もう中学生でお兄ちゃんの友達でもありました。彼が家に来るのが、楽しみで・・・イジメの事も忘れさせてくれました。兄は、学校でも人気者で、ケンちゃん2と上からも下からも慕われやがては、安芸市でも名の知れた族のヘッドになり、男からも女からも・・・「ナナハンのケンちゃん」と言われる程の有名人になりました。彼は、その族の一員でもあり、兄の居なくなった後ヘッドになりました。やがて、優も小学校を卒業して、兄と同じ中学になり・・・彼を影からじっと見守るようになり、憧れから「恋心」に変わっていきました。 つづく 1/25 優
2004年01月25日
コメント(1)
つづきの前に・・・世の中には、色んな思いや生き方をしてる人がたくさん居ます。アタシなんかより、ずっと苦しい思いや地獄のような人生歩いた人も今も歩き続けてる人もたくさん居ると思いますでも、そんな自分に、負けないで欲しい・・・「あなたが生まれて来た事には必ず意味があるし、どんな人生でも生きてこそ幸せがあるんです。あなたはあなたなんだから・・・自分を信じて生きて下さい。「死んでも決して楽にはなりません。」「この世に要らんもんは、あの世にも要らん」って言葉知ってますか?・・・「自殺者」が一番苦しむ!って事を忘れないで下さいね・・・あ、又・・気分を害された方が居ましたらm(__)mごめんなさいね6才が過ぎ、アタシは「小鹿園」から退園をしてやっとこれからは親や兄弟と暮らせると思っていました。・・・でも、父は酒乱になり、暴力をふるい・・・母は、家出を繰り返しアタシと兄は恐怖に、おののく日々でした。・・・アタシの頭には、刃物を持って争う父と母の姿が、今でも頭に・・焼き付いて離れません・・・そんな日々の繰り返しが続き・・・ある日母が「近所のおばちゃん所へ行って来る」と言ったまま二度と帰って来ませんでした。・・・優が、小学校に入学前だった父の酒乱は、ますますひどくなり、アタシは恐怖のあまり・・・泣きながら近所のトラックの荷台のシートに隠れ朝まで過ごした事もあります。父はお酒を飲んで無い時は、動物を可愛がったり優しい父でもありました。でもお酒を飲むと豹変して鬼のような形相で、暴力をふるいました。心配した祖父と祖母が一緒に暮らすと、山を下りて来ました。祖母も祖父もアタシには優しかったですでも、父の身体は、お酒のせいで、病魔に蝕まれていました・・・やがて、アタシは小学校に入学して・・・「イジメの地獄」に遭いました。親が居ない事、障害者、着てる物、その格好・・・全てが、イジメの材料でした。家は、決して貧乏ではありませんでしたが、世話してるのが、昔人間の祖父や祖母だったから・・・服は、お兄ちゃんのお下がりがほとんどで、髪は、散切りオカッパ頭、足には、25センチの傷があり、体育の時ブルマからはみ出すから、「こいつの足ムカデが、這いゆう~」「気持ちが悪~」とか、まあ、散々なめにあったけどね。(>_<)・・・おまけに、血行が悪いから、いつも青病たんで、冬には、しもやけで、いつも包帯グルグルで、血が滲んでいたから・・・「妖怪、とか化け物」扱いされていた。・・・「ギャァ・・・」それに、母親が居ないから、お弁当も自分で、作るしかなかったでも、年寄りだったから、かまどでご飯焚きおまけに、おかずが煮物が、ほとんどでね・・・「誤解の無いように、決して時代が古い訳ちゃうからね・・・」他の子は、みんなハンバーグ・空揚げ・ウインナー・エビフライコロッケ・卵焼きが、ほとんどで・「今とそう変わらん・・・」アタシは、見た事も食べた事も無いもんばっかで・・・中でも一番憧れたのは、卵焼き!だった。・・・じい、ばば・は、山で、炭焼きや牛や馬を飼って暮らしてたから貧乏じゃないけど、町や世間に興味ない硬い人間やったからねで、何度も失敗を繰り返しアタシのオリジナル弁当が、出来たんやけど、弁当箱、これが又ドカベンでね。「かねの箱」?・・・みんなは、可愛いキャラクターのお弁当箱なのに~・・・(-_-メ)ご飯を入れてその上に、醤油まぶしたかつおぶし「ねこまんまや」か、じゃこそして、優特性の卵焼きもどき・・・?「形がぁ・・」その横は、ばあちゃんの煮物・・・毎日ほとんど同じ7歳にしては上出来・・・♪でも、やっぱりイジメの材料にされた・・・ドカベンのフタで、隠して泣きながら食べてたよ・・・・でも、アタシはどんなひどい仕打ちをされても家庭にはそれを決して持ち込まなかった。何故ならイジメは自分の従兄弟からも受けてたし、兄も知ってて助けてはくれなかったから・・・アタシは、その頃から男が恐かった・・・それは従兄弟や近所の男の子や、兄にまで、身体をおもちゃにされてたから・・・周りに女の子は、優だけだったし・・・「恐かったのが本音」だから、アタシはわずか7歳で、二重人格を演じるようになったそして、さらに優の地獄の扉は開かれた・・・・8歳になったある日アタシは、学校から走って帰って来て・・・喉が、カラカラに渇いていた。・・・流しに白い液体の入った・・コップが、目に飛び込んできて・・・アタシは、「カルピス」やと思ってそれを手に取り一気に飲み干そうとした所へ・・・父の怒鳴り声・・・びっくりしたアタシはそれを流しに、置こうとしたら・・・父が「それは、お父さんの薬やから飲んだらいかん!」と言ってアタシに、それを持って来るように、言った・・・「そういえば、薬のような匂いがしたと思った。」・・・父は、それを受け取り・・・一気に、飲み干しコップを落とし・・アタシにこう言った。「母さんさえ居れば・・・許してくれ」と目に、涙を溜めてアタシの頭を撫ぜて・・・奥の部屋に入った。それが、父の最期の言葉だった。・・・兄は縁側で友達とグライダーを作っていた。・・・「白い液体は、エンドリンという農薬だった。」・・・目の前での父の自殺・・・アタシは目の当たりにした・・・そして、一番に、発見したのもアタシだった。・・・奥の部屋の窓から・・・頭から落ちて、血が流れてた・・・今の子供の知識なら、8歳でも死の意味が、解るかも知れない・・でも、その頃のアタシには、何が起きたのかさえ解らなかった・・警察の人が、たくさん来て色々聞かれてありのままをすべて話した近所には、野次馬がたくさん集まり想像だけで色々話していた・・心無い大人達が、憶測だけで噂をすれば子供は敏感やから・・・アタシのイジメの恐怖はピークに、達していった・・・「親殺し」「人殺し」「お前は、悪魔や・死ね!」とまで言われカバンも教科書もトイレに捨てられ・・「汲み取り式やで」弁当や牛乳には、どろんこを混ぜられ無理やり口に入れられ・・ゲ~ゲ~戻したら、それに顔や身体を押し付けられて足下にされ冷たいプールに、突き落とされ頭をデッキブラシで押えつけられて危うく、殺されかけた・・・イジメに程度なんて無いし・・・時代の分け目も無いよ・「イジメは絶対に、してはいけない」する側にも、される側にも非はある。・・・でも、絶対に克服出来る・・自分の気持ちの持ち方一つでね。死んだらアカンで!生きて見返してやりや!自分が変われば周りも変わって行くから・・・「自分を信じる事が大事なんやで!」このつづきは明日の日記へ・・・ 1/24 優
2004年01月24日
コメント(2)
全99件 (99件中 1-50件目)