2004年07月15日
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 今回も気になった本のご紹介をします。
今世の中はフリーターの若者で溢れかえっています。
2000年に17万人、2003年に40万人。
今年は更にそれ以上と見込まれています。
ただ最近は氷河期、超氷河期と呼ばれた若者の就職に、採用枠拡大といった言葉が頻繁に登場するようになりました。
長かった不況にもやっと出口が見えてきたのです。
しかし、しかしです!(声を大にしていいたい)
「働く事にも学ぶ事にも踏み出せない人」が急増しています。
それは題名にある「ニート」と呼ばれる人たちです。


この本は先日、新宿紀伊国屋の書店にてたまたま見かけてしまい即購入してしまったのですがその本の中身を少しご紹介致します。
この本は玄田有史さん「1964年生まれ。東京大学経済学部卒業。労働経済学を専攻。東京大学助教授。若者の雇用に衝撃的な問題提起を行った『仕事のなかの曖昧な不安』で注目を浴びる(第24回サントリー学芸賞、第45回日経・経済図書文化賞受賞)」と
曲沼美恵さん「1970年生まれ。福島大学経済学部卒業。日本経済新聞社を経て、現在はフリーライター。主に働く女性や教育の分野で執筆」によって書かれたものです。

内容は ニートについての思いや実際、ニートに会って感じた事、ニートから受けた感想、ニートの将来について書かれています。
フリーターやニートなんて最悪と思う方もいるかもしれませんがこれが現実です。
実際私の周りにもおりますし、その立場が嫌で公務員や資格試験を勉強、地元に就職する人もいました。

この本の中で出てくる1人の男性のお話をご紹介します。
男性(以下Aさん)は4年生の大学を卒業して1年間、ニュージーランドにワーキングホリデー(ワーキングホリデーとは、滞在費を補う程度の仕事をしながら、最長1年間海外生活が出来る制度のこと。滞在中は、学校に通うことも、働くこともできます。)
に行きました。
帰ってきてしばらくは、転々とアルバイトをしてたが将来性を感じて就職活動を始めにハローワークを訪れたという。

しかし自分は何がやりたいかわからないから、仕事を探しようがないしまともな履歴書も書けない。(特に志望動機)

Aさんの就職活動状況は短かった。
スポーツや映画に興味があった為に映画の配給会社やスポーツ用品の販売店とか合計3社くらいで、すぐに辞めてしまったらしい。
更にAさんの話によると親に頼んで浪人までして大学まで行かせてもらったのにこのままじゃ駄目だなとは自覚しているらしい。

なんでもいいですって考えであれば就職できたと思うが自分が本当にしたい事をじっくり考えたかったとのこと。
お金がないと考える時間がないのでアルバイトしてお金を貯めようと思っていたとのことでした。

大学は1浪して私立大学に入りゆくゆくは知名度のある企業に入るんだろうと漠然としたイメージを持っていたらしい。
Aさんの話では一番充実していたのは浪人時代で目標があった。
だけど大学時代はダラダラしてしまったという。
しかしそんな中でも海外旅行でスペインに行った時がよかったという。
が、海外に関する仕事に興味があると聞かれるとそこまでではないらしい。

色々インタビューする中で私の気になった発言があった。
就職してもずっと働いていけるか自信がなかった。
ニュースでも日々終身雇用は終わり若者の離職率も高いとはやされる。
自分はバイトもあまり長く続けたことはない。
正社員になっても辞めたいって言っている人もいるみたいだし、大変そうだなって思う。
でもそういう話を聞いてうらやましいなとも思ったりする自分がいるけどスーツ着てオフィスに通うのは似合わないなと葛藤している部分もある。

とてもリアルな話だ。
私も共感できる部分がある。
私にもやりたいことに突き進めばいいんだが一歩引いた自分もいて他に何かあるんじゃないかっていう思いがある。
非常に難しいが行動してみないとわからないので私は色々な事に挑戦してみようと思う。
昔から字を書く作文が非常に苦手だった私だが今は作家を目指して日々努力している。

最後に感想として書かれていたことがニートに共通した部分があるということでした。
それは彼らが無防備であり、純粋だということでした。
考えてみれば自分が好きだったドラマなんかはよくニートが出ていたり漠然と生きている若者がよく出ていた気がする。
「ロングバケーション」「ビッグマネー」「若者のすべて」こないだの「オレンジデイズ」なんかもそうだ。
私は以前働いていた関係で知り合った人がいる。
その人は港区の慶応大学の近くで事務所を構えている公認会計士の先生なのだが年齢も40代後半くらいで業界でも若い方だと思う。
ちょうどローソンの新波社長によく似ていて、格好よかった。
そんな先生が話してくれた言葉は「若い内はとにかく行動してみるべきだ」という。

当たり前の話だがなかなかできない。
かくいう先生も会社を辞めて会計士試験に合格して独立したらしい。
結構リッチな事務所かと思いきや意外と質素な事務所で仕事をしていて机の上なんかいつも書類で山積みであった。
すごいオーラのある方で私は今でも尊敬している。
私も心はニートであるかもしれないがやはりこれからは「希望」を持って「行動」していきたいと感じさせられた本だった。

今回ご紹介した商品はコチラ
ニート

2000年に17万人、2003年には40万人。
今年、さらに…。
「働くことにも学ぶことにも踏み出せない人」が急増している。
少子化が進む中、日本経済にも根深い影響を与えはじめた「ニート」。
この時代の危機と希望がここにある。

第1章 「ニート」という若者
第2章 ニートに会う
第3章 14歳の分岐点
第4章 14歳と働く意味
第5章 ニートからの卒業
第6章 誰もがニートになるかもしれない

ニート―フリーターでもなく失業者でもなく
\1,575(税込)送料別





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最終更新日  2005年03月04日 12時57分30秒
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