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2009.07.10
カテゴリ： 読書／小説
伝説の歌姫が東城大学医学部付属病院に緊急入院した頃、
不定愁訴外来担当の田口公平の元には匿名の告発文書が届いていた。
“将軍（ジェネラル）”の異名をとる、救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという。
高階病院長から依頼を受けた田口は調査に乗り出す。
+++
高階病院長の特命で、速水部長の収賄疑惑を調べ始めた田口だったが、
倫理問題審査委員会による介入や、新人看護師と厚生労働省のロジカル・モンスターの登場で
さらに複雑な事態に巻き込まれていく。
悲願のドクター・ヘリ導入を目前に、速水は病院を追われてしまうのか。
切り捨てられゆく不良債権部門・救急医療を守る男の闘いと、
医療の理想と現実をダイナミックに描き出した傑作エンターテインメント。
ジェネラル・ル-ジュの凱旋（上） (宝島社文庫)
ジェネラル・ル-ジュの凱旋（下） (宝島社文庫)
すごく面白かったですー
これまで読んだこのシリーズ（「 チーム・バチスタの栄光 」「 ナイチンゲールの沈黙 」「 螺鈿迷宮 」）の
中では一番面白かった
なんといっても速水部長がカッコよすぎーーーー
まさに、神降臨～ってカンジでしたわー
ヤバイ！
ホントもぅカッコよすぎですーーー！！(ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ)
実は読みながら、「速水」という名前のせいか、ワタクシの中で、
今野敏さんの安積ちゃんシリーズに出てくる速水小隊長とイメージがダブッちゃってね～(笑)
二人とも押し出しの強いキャラだから、なんか似てるな～みたいな。
ワタクシ、こういうキャラ大好きなんですよねー♪(ｳﾌﾌ)
とゆーワケで、ワタクシのお気に入りキャラリストに速水部長追加です(笑)
ところでこの話って、「ナイチンゲールの沈黙」と同時進行の話だったんですね。
なるほど、だから姫宮ちゃんがあんなことしてるのかー(笑)
救命救急の問題点なども、物語に上手く盛り込まれてましたね。
そりゃー病院経営の面からみると、
採算がとれない部門っていうのはお荷物なのかもしれないけど、
でも一般市民からみると、救命救急があってこそ助かる命もたくさんあると思うので、
この本を読んで、
医療は何よりもまず『患者』のためにあってほしいと、改めて心から思いました
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