叶う此処露!

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続 各新聞社宛レポート

『あんしん』サポート尼崎 花粉症対策つぼ講座 ベトナム視覚障害児の夢と未来を支える会
各新聞社宛レポート
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NHK用取材メモ

10月8日 施術者育成事業について(ページ量の都合で二つに分けた  前のページを読む
施術者育成にあたり必要となる文献と視覚障害者の移動サービスをインターネットで調べてみた。

◆━━━━━━━━━━━━━━━ 文献について ━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 新川先生には訪問リハビリ研究センターのメンバー証がある。文献については
 書籍名:あはき師のための在宅ケア実践マニュアル   著者:西村久代 が
 良いのではないかと思う。以下に見出しだけを書き出してみた。

◆ プロローグ あはき師の在宅ケア誕生秘話
◆ Chapter1 あはき師による在宅ケアの歴史と現状
自分史から見た在宅ケアの経緯/ あはき師の在宅ケアの現状/介護保険時代の在宅ケア/
リスク対策について
◆ Chapter2 寝たきりに・・・しない、させない、つくらない
寝たきりになるとどうなるの?/寝たきりになると何が怖いのか! /床ずれはこうすれば治る/
早期に座位にすれば改善スピードがアップする/老化って何? 障害って何?/
ノーマライゼーションって何?
◆ Chapter3 解剖学的肢位が施術のカギを握っている
解剖学的肢位について/解剖学的良肢位の保持について
◆ Chapter4 関節リラクゼーションテクニック
関節リラクゼーションテクニックの基礎理論/関節リラクゼーションテクニック大事5カ条/
下肢の関節リラクゼーションテクニック/上肢の関節リラクゼーションテクニック――仰臥位編/
上肢の関節リラクゼーションテクニック――座位編
◆ Chapter5 座・シッティングテクニック
寝たきりが歩けるかどうかのカギは座位保持のしかたにある/座位へのトランスファーテクニック/
座位での解剖学的肢位保持テクニック/車椅子での座位保持テクニック/
ADL訓練としての座位へのトランスファーテクニック
◆ Chapter6 立位訓練および歩行訓練テクニック
立位訓練テクニック/筋力アップテクニック――立つために座位で行う運動プログラム/
歩行訓練テクニック
◆ Chapter7 プログラムの立て方と様態レベル別臨床プランニング
プログラムの立て方/様態レベル別臨床プランニング/応用テクニック


◆━━━━━━━━━━━ 視覚障害者の移動サービスについて ━━━━━━━━━━━◆
◆ あさひリーガルパートナーズ 行政書士 あさひ福祉法務事務所より(東京都)
介護タクシー事業経営許可を取得した事業者は
 訪問介護員による自家用自動車有償運送に申請できる車両の数に制限がない。
 これにより移動制約者のニーズに応える為、介護タクシー(福祉タクシー)や
 NPO法人及びボランティアによる福祉移送サービス・介護型乗合タクシーなどが登場

◆ 関西STS連絡会より
ここでは 「誰もが自由に移動できる地域社会を」という観点から
 移動送迎支援活動をめぐる国交省自動車交通局旅客課の自家用有償旅客運送について
 情報交換・研修・調査研究等がなされている。以下 大阪日日新聞2007.8.19
『<さわやかNPO> 障害者や高齢者の「足」に』より(守口市)
NPO法人「守口送迎」さんの運営が参考になる。  http://www.e-sora.net/npo-ido/houdou31.htm
 送迎を利用するには 事前に会員登録 入会金(1,000円)と年会費を払って登録
初乗り(2キロ)200円   以降 1キロごとに100円
 送迎は予約制で 当日キャンセルでもペナルティなし。
 午前9時から午後4時まで   土・日曜 祝日は原則休日。
  介護車両は3台。
 180人にも上る会員(利用者)がおり、1日平均10人が利用。

将来的な不安は ドライバーの年齢が67~72歳と高く、新たなドライバー確保が急務
また 会計や監査など運営を支えるスタッフの増員も必要。


福祉有償運送運行管理責任者について
 車両数が4台までなら運行管理責任者選任するだけで良いが
 5台を超えたら運行管理者資格保有者ないし運行管理者受験保有者・安全運転管理者資格者・
 国土交通大臣が認める者をその保有台数に応じて選任しなければならない。

◆ 東京都 葛飾区の移送サービスについて(2007.1.10 読売新聞より)
障害者や体の不自由な高齢者を移送するボランティア活動に、定年退職後の世代が積極的に参加。
 同区社会福祉協議会が1986年から実施しているボランティアによる移送サービスは
 対象が車いすや特種寝台の利用者。1週間前までに予約。費用はガソリン代などの実費負担。
 区民約90人が登録。月約60件の利用。
 ボランティアへの謝礼は1時間700円。区民約30人が活動、その7割が定年退職者。

あるボランティアドライバーの声
  「待ち時間を含めると半日がかりになることもある。
       時間にゆとりのあるリタイア組には最適の社会貢献」

ボランティアによる移送サービスは NPOや社会福祉法人など非営利団体が実施。
 福祉車両だけではなく 視覚障害者や知的障害者など向けの普通車もある。
 国土交通省の集計(05年度末)では1264団体が 福祉車両3304台、普通車4491台。
 利用者は各団体に会員登録。1週間前から前日までに予約。料金は団体によって異なるが、
 ガソリン代などの実費負担で おおむねタクシー料金の半分程度。

大阪府枚方市や東京都世田谷区は共同配車センターが福祉タクシーも含めて配車。

客を乗せ料金を取る場合には二種免許が必要で
 普通免許のみのボランティア移送が道路運送法に違反しないか 常に問題となっていた。
 国土交通省は04年3月 研修を受けるなど 一定の条件でボランティア移送を公認。
 昨年10月施行の改正同法で「自家用有償旅客運送」として明記。

◆ NPO法人 アップストリーム障がい者支援センターより(尼崎市)
 年会費5,000円で正会員
 福祉車両駐車位置(東難波町)を発地・着地として 30分毎に500円
 ガソリン代・維持費として 1キロにつき70円


◆━━━━━━━━━━━━━ ネット検索結果を踏まえて ━━━━━━━━━━━━━◆
当会は視覚障害者の移動手段を検討しており福祉車両を必要としている訳ではないので
 ボランティアによる移送サービスが最も適切であろう。
 この時点で当会が使えそうなNPO法人は福祉車両のアップストリームさんだが
 東京都葛飾区のボランティア移送や守口送迎さんのようなNPO法人を
 当会が立ち上げた方が良いかもしれない。

お金の話をしよう。移送支援に請求業務を合わせると必要経費として 月に15万円は必要で
 それをペイする為には 月平均50万円くらいの保険請求となる。患者数から計算してみよう。
 往診患者宅が2キロ圏内で およそ3,000円   月延べ患者数 170人
 週三回往診予定の患者数が 15人 月水金組と火木土組が7人ないし8人となる。
 ここまで定着するのに最低でも 1年間はかかるだろう。
 医療マッサージを習得してから開院しても
 3年間くらいは新川先生の教えを請わなければならないだろう。


ここで出てきた金銭的な最大の問題点は
 請求業務終了後の実質入金は5から7ヵ月後。その間の運転資金を各自確保できるのか?
 医療マッサージを学ぶ期間も含めて10ヵ月 その費用を捻出できるのか?

◆ 新川先生が最も危惧している事
「この手技療法を あんま・マッサージ師ではない鍼灸師が 施術するべきではない」

今 西村久代先生もそうだが保険鍼灸師会などで医療マッサージに関する勉強会が開かれている。
 これは 無資格者に手技療法を教える危険性があり、もっと言うなら 鍼灸という有資格者が
 手技療法を施すことは その資格剥奪行為にも等しい と危惧している。だが これは同時に
 あんま・マッサージ師と鍼灸師という有資格者同士の訴訟問題にもなりかねない。

また 本来、柔道整復師の施術対象者は急性疾患のみであり慢性疾患は該当しない。
 にもかかわらず この業界には 手技療法など出来ないはずの鍼灸師だけではなく
 該当しないはずの慢性疾患の患者さんを対象として柔道整復師までもが参入してきた。
 その事も含め、リハビリマッサージ及び医療マッサージの出来るあはき師として
 新川先生は この業界の立ち行きや視覚障害者の就労支援について 頭を痛めている。

新川先生は 健常者のみで構成される兵庫県鍼灸師会から 新たに尼崎保険鍼灸師会を
 立ち上げた一役員として また 尼崎保険鍼灸師会が兵庫県保険鍼灸師会となってからは
 その会を離れているが 其処にも携わった一会員として この問題を訴訟とまで
 大きくするつもりはないが 何れはハッキリさせねばならぬ と考えておられる。
 そこら辺も含めて 近々 兵庫県マッサージ師会へ連絡を取り 意見交換を試みたい。

◆ 現在 私が考えている事
移送支援については
 定年退職者によるボランティア移送を守口送迎さんのように立ち上げたい。

視覚障害者のガイドヘルパーは本来 移動介助が目的ではあるが
 患者の顔色を見たり、請求業務が出来れば、施術者は治療に専念できる。

事務経験のあるガイドヘルパーがボランティア移送を出来れば、
 ほぼ 視覚障害者の移送支援と請求業務問題は解決する。

施術家育成事業について
 10月22日 別件で国立視力障害者センターを訪れ、来春卒業予定のあんま・マッサージ師で
 尼崎市まで来れそうな視覚障害者が三、四人いるらしいことを聞いた。
 来春を目途に 何とか 施術家育成事業も事業体系を取れるようにしたい。

医療と介護の狭間で
 訪問介護員を生業としている私が日々感じていることは
 慢性疾患となりつつある被介助者こそ 本来は代替診療を受けた方が良いと思いますが
 介護保険法では訪問リハビリを受ける事しか出来ず
 自立支援法の中では慢性疾患への対応は皆無です。

 医師の何人かは代替診療の必要性を感じているようですが
 あんま・マッサージ師に代替診療をさせないようにする動きもあるし
 代替診療の出来るあんま・マッサージ師も少なく
 代替診療の存在すら知らない慢性疾患患者の何と多いことでしょう。
 其処に憤りと不満を感じて この一般投稿をさせて頂いた次第です。
 御理解いただける方、御協力いただける方 中には反対の御意見や御指導もある事と思います。
 これから私に出来る事は何なのか 少しでも反響があれば嬉しく思います。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

各新聞社宛に送らせていただいたレポートは (`□´) 以上である!(爆)
1月22日  レポート出だしのラジオ放送 時のNHKプロデューサーぐぁっ
治療院経営について 同行取材したい との事で来阪されマップ。。。ソリの 新川先生の取材メモを別ページに しまヒョ♪



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