あたしはあたしの道をいく

2007.11.27
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決断のとき

宝塚。

人間国宝の妻。

元、女優。

元、建設大臣。

元、国土交通大臣。

元、参議院議長。



これで分かります?



扇千景、です。



2007年7月、政界引退。





私の両親には「この人はパフォーマンスばっかり」、と酷評されておりますが。

しょうがないよねえ?

元女優だもの。

そういうパフォーマンスって、身に染み付いてると思うわ。



てか、女性なら誰でも、程度の差はあれ自分の売り方を知ってると思う。

男を殺すにゃ刃物は要らぬ、流し目一つあれば良い、じゃないけどさ。



要するに、うちの両親にはすこぶる受けの悪かった大臣。

華がありすぎたのよね、良くも悪くも。

ウチの両親は、もっとジミ~な人が好きだもの。

(緒方貞子さんは、ウケが良かった)

たぶん、ウチの両親みたいな見方をしてた人、多かったんじゃないかしら。





でも、この本を読んでみると思う。

扇大臣、自分でそのことをとても自覚してたのよね。

頼山陽じゃないけど、流し目の使い方をよく知ってたって感じ。

男を殺すための流し目じゃなくて、世論を殺すための流し目、の方法を。

たぶん、それは元女優、元ヅカ、って身上だから出来たことよね。





彼女はTVでがなってる所しか見ないけど、すっごく醜いなあっていつも思う。

言ってることは良いのかもしれないけど、聞く気になれないのよね。

オヤジと同じ吼え方したって駄目ぢゃんって、いつも思う。

まあ、社民党ってそーゆー風土なのかなあって気はするけど。



政治の問題をそんな次元で見るなよ、とか言う?

内容は良いんだからとりあえず聞けよ、とか言う?

ご尤も。

確かにそう思うんですが。

生理的に受け付けないんですわ、これが。

社民党はアレでずいぶん損をしていると思う。



その点、扇元大臣は凄かったなあ、と確かに思う。

ウチの親みたいに、鼻についた人も少なからず居ただろうけど、

役者として何枚も上手よね、って思う。



でね。

この『決断のとき』。

末尾に、どれだけのことを扇元大臣がやったかってのを列記してあるの。



最近、話題としては下火になりつつある、「談合」。

その談合を取り締まる法律が無かったって、信じられる?

今はあるわよ。

だけど、扇大臣の時まで、無かった。



他にも、色々なことが、扇大臣の任期中に動き始めてる。

列記してあることを読んでみると、背筋が寒くなるわよ。

この大臣、すげー。

って思う。



機は熟してたのかもしれない。

でもね、やっぱり華のある、扇大臣だからこそ出来たことだと思う。

ちょっと、ドキドキしちゃうわよ、この本。






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Last updated  2007.11.27 12:21:03
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