あたしはあたしの道をいく

2009.11.06
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カテゴリ: 本@浅田次郎

日輪の遺産

先日、浅田次郎の短編集を読んで酷く感動したので、

浅田次郎に飢えてるんかなー、と古い小説を引っ張り出した。

前に読んだときには、読了後に何ともいえぬ高揚感を味わったような気がして、

今の自分に喝を入れたい気持ちもあって、このセレクト。



けど。

思ったほどの「喝」は得られず。



うーん・・・・・・

やっぱり、一度目と再読って違うよねー。



前に読んだとき には初めてだったから、先が読めず、



ドキドキ感って意味では物足りなかった。



日本人ってスゴイんだぜー!!

みたいな気概を受け取ることに失敗。



なんつーか・・・・・・

前に読んだときには、「日本人ってスゲエ!」みたいな感じがあって、

同じ感じで、「自分ってスゲエ!」みたいな気持ちになりたかったのよね。

今、ちょっと低迷気味だもんだから。



今回は、本文よりむしろ、後書きに感銘したかも。

すっごく真摯な取り組み方。

本文とは打って変わった、語り口。



本文読みながら、こーゆーのって、戦争を知らない世代には書けないよねー、





あたし。

何がしたいんだろ。

ここのとこ、グルグル考えてるのはそれでさ。



ハタチに満たぬ頃、なりたかったものって小説家だったけど、

今は趣味以上のものを書きたいとは思わない。





三十路の折り返し地点を目前にして、これで良いのかって考え込んじゃう。

パートタイマーなんていう、不安定で居心地の良い職についたもんだから、余計に。



保育士の手ごたえは、無い。

無いけど、合格通知を受け取ったらって考える。



でも、合格通知を受け取ったからってどうなんだろ。

あたし、むいてないような気がする。

試験場で、一人だけ異質な気がして、身の置き所が無くて・・・・・・

今年の試験会場、色んな人が居たけど、あたしは異質だった。

通勤服そのままだったってのもあるけど、クールでキレ者っぽくて。

ビジネスの場では良いかもしれないけど、保育士には向いてないよな、みたいな。

包容力とか皆無っぽい。



真新しいことを始めるくらいなら、10年のブランクがあったって、

かつて目指してた教職の方が、まだ良いんじゃないかって気もしたり。

でも、教職採用って片手間に出来るような甘いもんじゃないことは知ってる。



来年は35歳になると思ったら、正社員で転職もタイムリミットに近いよね、

なんて考えてみたりもする。

でも、0歳児居るし、パートのヌルい働き方、今の生活に合ってるんですけど。



何が出来て。

何が出来なくて。

何がしたくて。

何がしたくないのか。



日輪の遺産、読んだらそういうの見えてくるかなって思ったけど。

やっぱりグルグル悩むしかないんだろうな。







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Last updated  2009.11.06 12:14:29
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