
今日の写真:「夕景/蓼科高原ピラタスの丘」
161129-DSC_1060-12d
NIKON D610, AF-S NIKKOR 28-300mm f-3.5-5.6G ED VR
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2016/11/30 水曜日
(承前)
しかしなによりも、完全に一人きりで時間と空間を独占できることが最高だった。
というところまで、きのうは話したんだっけ。
☆☆☆
それから遙かな時を経た今夜、モーツアルトのレクィエムを聴いている。
聴いていると、自然と様々な思いが心を揺さぶっては通り過ぎてゆく。
この想い出もそのひとつだ。
あれ以来、おそらく一度も思い出したことがなかった。
それが突然やって来たのだ。
つい最近お客様とモーツアルトのレクィエムの話をしていた時、
ヴェルディのレクィエムとフォーレのレクィエムはまだまだ聴けませんねえ、
なんて言ったのだけれど、結果的に僕は嘘をついてしまったようだ。
あのころぼくはモーツアルトはもとよりどちらのレクィエムも聴いていたのだった。
人間の記憶なんて、こんなものだ。
じつにいいかげんで頼りなく、根拠薄弱だ。
カフカの「城」に登場する官僚達のように
村で起きた出来事をすべて膨大な量の文書として記録でもしない限り、
記憶は様々に姿を変えた物語として人生の黄昏時にこのように登場するのだろう。
まあそれはそれで楽しいことだから、いいのかもしれないけれど。
これもまたひとつの「寓話」だ。極めて個人的ではあるけれど。
蓼科高原観光情報:
平年より進行が遅かったのでカラマツの紅葉の見頃が続いています。
すっかり初冬の景色に様変わりした蓼科高原の山岳部ですが、服装さえ整えていればとても温かく楽しむことができます。
現在道路に積雪はありませんが、不意の降雪・積雪に備えてタイヤチェーンの傾向をお奨めします。
写真撮影が目的ならば、蓼科高原は季節を選びません。
この季節もじつに様々に美しい風景と出会うことができます。
皆様のお越しをお待ちしています。(*^-^*)
from 蓼科高原ペンション・サンセット
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岡田@隊長さん