とちめんぼう

特殊戦とアスペルガー症候群


必ず触れている人がいるだろうと思ってた。
ところが検索してもひっかかったのは2ちゃんねるで一つ発言があっただけ。
関連に気づいている人は大勢いると思うのだが、デリケートな話題なので
触れなかったのだろうか?
私が間違いない!と感じたのは矢頭少尉の
「ぼくは犬は嫌いだ。猫の話をしよう」発言。

アスペルガー症候群の方や、関係者の方がお読みになって間違っていると思われたり、不快感を感じられたりしたら申し訳ありません。
一応私も、きわめて個人的な事情で自閉症やアスペルガー症候群については
かなり勉強をしました。しかし、誤解や間違いがありましたらおわびいたします。

アスペルガー症候群とは、
自閉症の一種で、コミュニケーション能力に障害があるものです。
知的障害を伴わない自閉症を「高機能自閉症」と呼びますが、
アスペルガー症候群=「高機能自閉症」とされることもあれば、
「高機能自閉症」で、特に言語能力に目立った障害がないものを
区別してアスペルガー症候群と呼ぶこともあります。
(自閉症じたい、誤解されることが多いのですが、
あくまで脳の仕様が少し違うものであり、
昔言われたように「親の育て方」とか「ショックを受けた」というのが原因となるわけではありません。「心を閉ざしている」「うちにこもっている」とか、そういう性質のものでもありません。)

さて、アスペルガー症候群の人の特徴として
・いわゆる「空気を読む」ことが苦手
・自分の興味のあることを相手の反応にかまわず話す
 (→矢頭少尉!桂城少尉!)
(これは思いやりがないとかわがままで協調性がないとかいうことではなく、
悪気はないのに本当に気づかないのです。)
・人との距離の取り方がわからない
・人の表情を読むのが苦手
(対人コミュニケーションの訓練として、様々な表情を書いたイラストを見て、人の気持ちを判断する訓練、というのをするくらいです。
喜怒哀楽を数段階に分けた様式化されたイラストを見て、練習するのです。
『グッドラック』で
エディスが「人間にも計器がついているといいのにね」と皮肉を言い、
深井大尉が「そうしておいてもらうと助かる」と言ったのを読んで、
私はこれを思い出しましたよ)
「ぼくの、マシン」にも
「特殊戦の人間は、相手の意図をくみ取るということがない」という意味のことが書かれていたし。

(ただ、深井零は典型的なアスペルガー症候群とは違うと私は感じています。
他人に興味のなさそうな態度をとっていても、いざというときにはちゃんと
手をさしのべていますから。)
一番典型的なのは矢頭少尉でしょうね。

ただ、アスペルガー症候群を含め、自閉症の特徴として
運動能力の点で比較的不器用であることが多い、ということがありますので、
パイロットの適性があるのかどうか、そこが少し疑問が残るところではあります。



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