今回は珍しく文字少なめにします(笑)。
朝にザールのアイルのペーターロイアーで試飲した日の最終目的地はモーゼル川中域のÜrzigでした。トリアーのコインロッカーに荷物を預けてベルンカステルで少し時間を使ってからバスでユルチッヒに向かいました。
事前にネットでバスの時間を調べていたのですが、ほとんどのバスはモーゼル川の右岸を通るので左岸にあるユルチッヒ村にすぐ行けるバスがないのはわかっていました。
当初はツェルティンゲンの橋のところから歩くつもりでした。しかしバスの運転手に聞いたらもう少し先のところを言われたのでそこで降りることにしました(実はそこは間違いで橋ブリュッケで降りるのが正解でした)。そこで降りれなくて次であわてて降りたところ、思いっきり橋と橋のど真ん中でした。目の前にÜrzigの村があるにせつなかったです。とりあえずは先の橋まで歩く事にしました。
著名な畑は左岸なのでそれを見ながら歩くので退屈はしないと思ったのです。でも20分は歩いたと思います。

ごつごつしているところがエルデナープレラートErdener Prälat、高貴な甘口ができる畑です。
この奥がÜrzigの村で、その先までずっとユルツィガービュルツガルテンÜrziger Würzgartenの畑が続きます。

レスニッヒの橋からの同じ方面です。なのでPrälatの下流の畑エルデナートレプヒェンErdener Treppchenです。
橋までだいぶ歩いてまた同じくらいの距離を歩くのはいやだなーと思っていて、今日泊まるカールエルベスの人とメールでやりとりをしていた時に何かあったら電話してくれたら車で向かいに行く、と言ってくださっていたので甘えて電話をかけることにしました。
が10分くらいでくると言っていたはずなのに20分経ってもきてくれません。メールではツェルティンゲンから来ると書いたのでそっちの方に向かったのだと思いました。ちゃんとレスニッヒの橋にいると言ったのですが。後でわかりましたが当主のステファンさんは英語を話すことはできてもリスニングはあまり得意ではなかったのです。
電話をかけても出なかったのでユルチッヒまで歩くことにしました。
一本道だし、途中で会えなくてもゲストハウスで会えると思ったので。
案の定少し歩いたところで車が止まり、ステファンさんとご対面しました。
そしてそのままビュルツガルテンの畑の上につれていってくださいました。そして畑の説明をしてくださいました。この畑が崖みたいで急なのは一度来た時に目の辺りにしていましたが、当主と一緒に畑(崖)から眺める風景は別物でした。そしてちょうど夕焼けの時だったので一段とすばらしかったです。


このみえるところは全てÜrziger Würzgartenの畑です。
反対側もあるのでとても広いです。なので立地条件、特に陽のあたり方がだいぶ違います。
カールエルベスは奥の緩やかな斜面のところからはQBAや辛口のワインを造っているそうです。

そしてこちら側の斜面が急でそして日光が一番長く当たる糖度の高い葡萄が獲れるところからはアスレーゼなどの甘口ワインが造られます。そのアウスレーゼでも星つきでいくつもリリースされているのでこの崖で選別しながら収穫をするのです。
こっちのほうはあきらかに場所によって角度が違うので場所によって異なる葡萄が獲れることはわかりました。
見て感じたりそういう話をきいたり質問をしたりととても非常に有意義な時間となりました。ここから僕を写してもらった写真は宝物です。
そしてカールエルベスが経営するゲストハウスに到着しました。
ここはゲストハウスというかエルベス一家も住んでいます。
つづく
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